JPH10278078A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH10278078A
JPH10278078A JP9091767A JP9176797A JPH10278078A JP H10278078 A JPH10278078 A JP H10278078A JP 9091767 A JP9091767 A JP 9091767A JP 9176797 A JP9176797 A JP 9176797A JP H10278078 A JPH10278078 A JP H10278078A
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JP
Japan
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divided pieces
mold
piece
undercut
divided
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JP9091767A
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Inventor
Masakazu Tawara
政和 田原
Keiichiro Uchida
圭一郎 内田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/33Moulds having transversely, e.g. radially, movable mould parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外側箇所のアンダーカット処理ができ、可動
側と固定側の双方に近接してアンダーカット部を有する
成形品に適用できる。 【解決手段】 固定側金型部1にアンダーカット成形手
段Fを設け、このアンダーカット成形手段Fは、2分割
され、且つ、アンダーカット成形部4aを有する分割駒
4と、スライド移動によって分割駒4を閉位置へ規制し
たり、これを解除したりできるスリーブ駒7と、スリー
ブ駒7と一体となってスライド移動して分割駒4を強制
的に開位置に変位させるセンター駒10とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型抜き方向の途中
にくびれ(以下、「アンダーカット部」という。)のあ
る成形品を成形する射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりアンダーカット処理方式として
スライドコア方式や傾斜ピン方式が知られているが、こ
れらの方式を採用した金型は構成が複雑で、且つ、高コ
ストとなる。又、金型の構成が複雑なために、図13に
示す如く、複雑にアンダーカット部50aが配置されて
いる成形品50に対しては金型の製作が不可能である。
金型内に配置しなければならない温度調整回路の設置
が、本来必要とする場所に配置できず温度調整効率の低
下を招く等の不都合があった。
【0003】また、構造が比較的簡単で、低コストにア
ンダーカット処理が可能な射出成形用金型として図14
及び図15に示すものが提案されている(特開平8−1
12841号公報参照)。図14及び図15において、
射出成形用金型は、可動側型板51と固定側型板52と
を有し、可動側型板51には2分割されたスライドブロ
ック53が設けられている。2分割されたスライドブロ
ック53にはアンダーカット成形部53aが設けられて
おり、このスライドブロック53と可動側型板51と固
定側型板52とに囲まれて成形室54が構成されてい
る。又、2分割されたスライドブロック53の間には互
いに引き合うべくスプリング55が介在されている一
方、前記固定側型板52には2分割されたスライドブロ
ック53の間に分け入ってスライドブロック53を固定
するためのロッキングブロック56が設けられている。
【0004】図14に示す型閉状態で溶融樹脂の射出と
成形が完了すると、可動側型板51が型開きに入り固定
側型板52より離間し始める。すると、図15に示す如
く、ロッキングブロック56による固定と拘束から開放
されたスライドブロック53はスプリング55のバネ力
により互いに当接した状態となる。すると、スライドブ
ロック53のアンダーカット成形部53aは成形品57
のアンダーカット部57aより抜け出た状態となり、円
滑な離型により成形品57を取り出すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スライドブロック53を用いる手段においては、中空形
状の内側の如く内側箇所にアンダーカット部57aを有
する成形品にのみ適用でき、外側箇所にアンダーカット
部を有する成形品には適用できないという問題がある。
又、可動側型板51にスライドブロック53を、固定側
型板52にロッキングブロック56をそれぞれ設けるた
め、双方の型板51,52にアンダーカットのための部
品を配置しなければならず、図13に示す如く可動側と
固定側の双方に近接してアンダーカット部50aを有す
る成形品50には適用できないという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、外側アンダーカット部
を有する成形品に適用できると共に可動側と固定側の双
方に近接してアンダーカット部を有する成形品に適用で
きる射出成形用金型を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の射出成形用金型は、固定側金型部と可動側金
型部のいずれか一方、又は、双方に、成形室の一部を構
成可能な複数の分割駒を設け、この複数の分割駒には成
形品のアンダーカット部に対応するアンダーカット成形
部を設けると共に前記各分割駒を成形室の一部を構成す
る閉位置と前記成形室の一部を拡げる開位置との間で変
位可能に構成し、前記複数の分割駒の外周側面に位置し
て前記各分割駒を閉位置に規制する規制位置と、前記各
分割駒の開位置への変位を許容する規制解除位置との間
で変位するスリーブ駒を設け、前記各分割駒の閉位置へ
の変位を許容する待機位置と、前記各分割駒を閉位置に
強制的に変位させる駒開位置との間で変位する駒強制開
部材を設けたものである。
【0008】従って、型閉状態では、スリーブ駒を規制
位置に、駒強制開部材を待機位置にし分割駒を閉位置と
して溶融樹脂の射出と成形を行い、型開き過程ではスリ
ーブ駒を規制解除位置に変位させると共に駒強制開部材
を駒開位置に変位させると分割駒が開位置に強制的に変
位することによって分割駒のアンダーカット成形部が成
形品のアンダーカット部より抜け出て離型がなされるも
ので、外側箇所にあるアンダーカット部を成形でき、
又、各構成部品は可動側型板と固定側型板のいずれか一
方側に設ければ良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1から図5には本発明の第1実施形
態が示されている。図1から図4において、射出成形用
金型は固定側金型部1と可動側金型部(図示せず)とに
大別され、固定側金型部1はキャビティブロック1aと
固定側型板1bとランナープレート1cとこれらに対し
て開き動作をするランナーストリッパプレート1dとを
有する。キャビティブロック1aは型閉時において可動
側金型部に当接し、キャビティブロック1aには成形室
2の一部を構成する孔が形成されている。又、キャビテ
ィブロック1aと固定側型板1bとランナープレート1
cとにはアンダーカット成形手段Fの収納室3が構成さ
れている。
【0010】アンダーカット成形手段Fは収納室3の上
部に配置された左右2分割の分割駒4を有し、この2分
割の分割駒4には成形室2の一部を構成可能な孔がそれ
ぞれ形成されている。即ち、可動側金型部(図示せず)
の孔とキャビティブロック1aの孔と2分割の分割駒4
の孔とによって成形室2が構成されている。又、各分割
駒4には成形品50のアンダーカット部50aに対応す
るアンダーカット成形部4aがそれぞれ設けられている
と共に中心部分には下記するセンター駒10を配置する
ための孔5が形成されている。又、2分割された分割駒
4の下面と下記するセンター駒10との間には第2圧縮
スプリング6が介在され、このスプリング力によって2
分割された分割駒4の上面はキャビティブロック1aの
収納室3の上面3aに押圧されている。これによって、
分割駒4の上面が収納室3の上面3aより離れないよう
になっている。
【0011】また、2分割された分割駒4は、成形室2
の一部を構成する閉位置(図1,図3の位置)と、上部
が互いに離れる方向にたわんで成形室2の一部を拡げる
開位置(図2,図4の位置)との間で変位可能に構成さ
れている。
【0012】スリーブ駒7は中央部分に突出段部7aを
有し、且つ、内部が孔7bが形成された略円筒形状を有
し、2分割の分割駒4の外周側面に位置して各分割駒4
を閉位置に規制する規制位置(図1,図3の位置)と、
各分割駒4の開位置への変位を許容する規制解除位置
(図2,図4の位置)との間でスライド変位するよう構
成されている。スリーブ駒7の突出段部7aの上方に形
成された収納室3の空間には第1圧縮スプリング8が配
置され、この第1圧縮スプリング8のスプリング力によ
ってスリーブ駒7は規制解除位置方向(図面上では下方
向)に付勢されている。又、スリーブ駒7と各分割駒4
との摺動当接面の双方にはテーパー面7c,4bがそれ
ぞれ設けられ、スリーブ駒7が摺動しやすくなってい
る。尚、いずれか一方の摺動当接面のみにテーパー面を
設けても良い。さらに、図3に示すように、d〜gの寸
法がd+e+f=gの関係にすることによって、横方向
の射出圧対策が万全となると共に各分割駒4の閉位置へ
の規制も完全なものとなる。またさらに、図3に示すよ
うに、h〜lの寸法がh+i+j+k=lの関係にする
ことによって、縦方向の射出圧対策が万全となると共に
型締め力によるたわみ対策となる。また、スリーブ駒7
は規制位置においては、2分割の分割駒4の全周囲を均
等に押えるよう構成されているため、これによっても横
方向の射出圧対策となっている。
【0013】駒強制開部材であるセンター駒10は、そ
の上半分が2分割の分割駒4の中心部分の孔5に配置さ
れ、その下半分がスリーブ駒7の孔7bに配置されてい
る。このセンター駒10はその上端部分が他の部分より
も大径に構成され、各分割駒4の閉位置への変位を許容
する待機位置(図1,図3の位置)と、各分割駒4を閉
位置に強制的に変位させる駒開位置(図2,図4の位
置)との間でスライド変位するよう構成されている。こ
のセンター駒10と各分割駒4との摺動当接面の双方に
はテーパー面10a,4cがそれぞれ設けられ、センタ
ー駒10が摺動しやすくなっている。尚、いずれか一方
の摺動当接面のみにテーパー面を設けても良い。又、こ
のテーパー面10a,4cの傾斜角及び長さによって各
分割駒4の変位量を自由に設定可能である。さらに、ア
ンダーカット部50aの寸法が大きい場合は、分割駒4
の分割数を増やすことによって対応可能であり、スリー
ブ駒7の移動量Bや分割駒4の変位できる隙間寸法C,
Dを大きくしなくても良い。
【0014】また、センター駒10とスリーブ駒7とは
支持ピン11を介して連結され、センター駒10はスリ
ーブ駒7と一体となってスライドするよう構成されてい
る。
【0015】上記構成において、型閉時では、図1,図
3に示す如く、スリーブ駒7が規制位置、センター駒1
0が待機位置であって分割駒4が閉位置に位置され、こ
の状態で溶融樹脂の射出と成形が行われる。そして、型
開き過程ではランナーストリッパプレート1dが開き
(図1,図3においては下方に移動)、スリーブ駒7は
第1圧縮スプリング8のスプリング力によって規制解除
位置側へスライドを開始する。又、スリーブ駒7と連結
されているセンター駒10も駒開位置へと同時にスライ
ドを開始する。但し、分割駒4は第2圧縮スプリング6
のスプリング力によって上方に押圧されているため、上
下方向には変位しない。
【0016】このスリーブ駒7とセンター駒10とのス
ライドによって、分割駒4の閉位置への規制が徐々に解
除されると共に分割駒4は開位置へと徐々に変位させら
れる。そして、図2,図4に示す如く、完全な型開時で
は、スリーブ駒7が規制解除位置、センター駒10が駒
開位置であって分割駒4が強制的に開位置に位置され、
図5に詳しく示す如く分割駒4のアンダーカット成形部
4aが成形品50のアンダーカット部50aより抜け出
た状態となり、円滑な離型が可能となる。
【0017】即ち、外側箇所にあるアンダーカット部5
0aを成形でき、アンダーカット成形手段Fは固定側型
板部1に配置されているのみである。
【0018】尚、上記実施形態においては、スリーブ駒
7が第1圧縮スプリング8のスプリング力によって型開
時にスライドするよう構成したが、空圧,油圧等の力で
スライドするよう構成しても良い。
【0019】尚、上記実施形態においては、センター駒
10がスリーブ駒7と連結され、スリーブ駒7と一体と
なってスライドするよう構成したが、スリーブ駒7と連
結せずに別個のスプリングを内蔵し、このスプリング力
によってスライドするよう構成しても良い。
【0020】尚、上記実施形態では、アンダーカット成
形手段Fを固定側型板部1に配置した場合を示したが、
可動側型板部(図示せず)に配置することも可能であ
り、又、双方の型板部1,(図示せず)に配置すること
も可能である。
【0021】図6〜図9には第2実施形態が示されてい
る。この第2実施形態において前記第1実施形態と同一
の構成部分は図面に同一符号を付してその説明を省略
し、異なる構成のみを説明する。即ち、図6〜図8にお
いて、第1実施形態の第2圧縮スプリング6が配置され
ておらず、その代わりに2分割された分割駒4はスライ
ドステイキー12によって上下方向の位置規制がなされ
ている。又、スリーブ駒7とセンター駒10との下端に
は継手ピン13が固定され、この継手ピン13のピン部
13aは樹脂ワッシャ14に挿入されている。樹脂ワッ
シャ14はランナーストリッパプレート1dに固定のセ
ットスクリュー15によってその内径が自由に可変可能
であり、樹脂ワッシャ14の内径は継手ピン13のピン
部13aに緩く締結される状態に設定されている。
【0022】具体的には、一定以下の引張り力では樹脂
ワッシャ14と継手ピン13との締結が外れることがな
いが、一定以上の引張り力では樹脂ワッシャ14と継手
ピン13との締結が外れるように設定されている。
【0023】上記構成において、図6の型閉時における
溶融樹脂の射出と成形が完了すると、ランナーストリッ
パプレート1dが開き(図6において下方に移動)、ス
リーブ駒7は第1圧縮スプリング8のスプリング力と共
に継手ピン13を介して樹脂ワッシャ14より作用する
外力とによって規制解除位置側へ確実にスライドされ
る。ランナーストリッパプレート1dの開きが途中であ
るが、図7に示す如く、スリーブ駒7がD量だけ下方に
スライドすると、規制解除位置まで変位し、センター駒
10によって分割駒4は開位置への変位を完了する。こ
の図7の状態よりさらにランナーストリッパプレート1
dが開きを続けると、樹脂ワッシャ14と継手ピン13
との間に一定以上の外力が作用するために双方の締結が
保持されずに樹脂ワッシャ14のみがランナーストリッ
パプレート1dと共に変位し、型開時には図8に示す状
態となる。この第2実施形態においても図9に詳しく示
す如く分割駒4のアンダーカット成形部4aが成形品5
0のアンダーカット部50aより抜け出た状態となり、
円滑な離型が可能となる。
【0024】この第2実施形態は、第1圧縮スプリング
8のスプリング力として所望のものが得られなかった場
合に有効である。尚、スリーブ駒7のスライド量B,D
とランナーストリッパプレート1dの開き量A,Eが同
じであれば、スリーブ駒7とランナーストリッパプレー
ト1dとを連結して構成しても良い(第3実施形態)。
【0025】図10及び図11には第3実施形態が示さ
れている。図10及び図11において、この第3実施形
態にあって前記第1実施形態のものと同一構成の部分は
図面に同一符号を付してその説明を省略し、異なる構成
の部分についてのみ説明する。即ち、この第3実施形態
によれば、第3スプリング16によってセンター駒10
が成形室2側に付勢され、このセンター駒10がスリー
ブ駒7と反対方向(図5において上方)にスライド移動
することによって分割駒4が開位置に変位するよう構成
されている。
【0026】図12には第4実施形態が示されており、
この第4実施形態の場合はアンダーカット成形手段Fが
可動側金型部20に設けられている。図12において、
可動側金型部20はコアブロック20aと可動バックア
ッププレート20bと可動側型板20cとこれらに対し
て開き動作をする受板20dとを有する。コアブロック
20aには成形品50に応じたキャビティ入子21が配
置され、このキャビティ入子21と可動バックアッププ
レート20bと可動側型板20cとにはアンダーカット
成形手段Fの収納室22が構成されている。アンダーカ
ット成形手段Fは第2実施形態のものと略同一であるの
で、同一構成の部分については図面に同一符号を付して
その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0027】即ち、スリーブ駒7と連結されたセンター
駒10の下端はボルト23を介して受板20dに固定さ
れており、受板20dの開き動作と共にセンター駒10
及びスリーブ駒7が一体となってスライド移動するよう
構成されている。尚、図12において、24はスライド
蓋であり、25はこのスライド蓋24を可動側型板20
cに固定するボルトである。
【0028】この第4実施形態においては、第1〜第3
実施形態と異なり、可動側金型部20の側にある成形品
50のアンダーカット処理が可能である。
【0029】以上より、本願発明では、アンダーカット
成形手段Fがコンパクトな構造として構成できるため、
ユニット化することによって狭いスペースの中で多数配
置されていてもアンダーカット処理が可能となる。又、
本願発明では、アンダーカット成形手段Fを固定側、可
動側ともに、それぞれのキャビティブロック1aあるい
はコアブロック20aの入った型板が数ミリ開く構造で
あれば可能となるので、一般的な成形機でも採用可能で
ある。
【0030】従来例では、スライドブロック53が左右
均等にセンターへ移動する手段がないため、左右のスラ
イドブロック53がバラバラに動き成形品に変形等の悪
影響を及ぼす可能性があるが、第1〜第4実施形態によ
れば分割駒4がセンター駒10によって左右均等に確実
に移動するため、上記のようなことがない。又、従来例
では、スライドブロック53の上部においてはロッキン
グブロック56によって射出圧力に対する対策が考慮さ
れているが、スライドブロック53の下部ではその対策
がなされていない。この点第1〜第4実施形態では、分
割駒4の全外周に亘ってほぼスリーブ駒7が配置される
ため、全域に亘って射出圧力に対する対策が講じられて
いる。さらに、従来例ではロッキングブロック56を使
用しているために固定側と可動側の連係でアンダーカッ
ト成形を行っているが、本願発明ではロッキングブロッ
ク56を使用しないため、固定側、可動側それぞれ単独
でアンダーカット成形をすることができる。従って、図
13に示す如くアウトサートシャーシで、且つ、固定側
と可動側の両サイドにアンダーカット部50aがあった
り、固定側と可動側の間に板金が介在しても成形可能で
ある。
【0031】尚、第1〜第3実施形態ではアンダーカッ
ト成形手段Fを固定側金型部1に設けた場合を、第4実
施形態ではアンダーカット成形手段Fを可動側金型部2
0に設けた場合を示したが、双方の金型部1,20に設
けることもできる。
【0032】尚、第1〜第4実施形態では、分割駒4の
分割数が共に2つであるが、3以上に分割するよう構成
しても良い。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、固定
側金型部と可動側金型部のいずれか一方、又は、双方
に、成形室の一部を構成可能な複数の分割駒を設け、こ
の複数の分割駒には成形品のアンダーカット部に対応す
るアンダーカット成形部を設けると共に前記各分割駒を
成形室の一部を構成する閉位置と前記成形室の一部を拡
げる開位置との間で変位可能に構成し、前記複数の分割
駒の外周側面に位置して前記各分割駒を閉位置に規制す
る規制位置と、前記各分割駒の開位置への変位を許容す
る規制解除位置との間で変位するスリーブ駒を設け、前
記各分割駒の閉位置への変位を許容する待機位置と、前
記各分割駒を閉位置に強制的に変位させる駒開位置との
間で変位する駒強制開部材を設けたので、外側アンダー
カット部を有する成形品に適用できると共に可動側と固
定側の双方に近接してアンダーカット部を有する成形品
には適用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定側金型部の型閉時の断面斜視図(第1実施
形態)。
【図2】固定側金型部の型開時の断面斜視図(第1実施
形態)。
【図3】固定側金型部の型閉時の断面図(第1実施形
態)。
【図4】固定側金型部の型開時の断面図(第1実施形
態)。
【図5】型開時の要部断面図(第1実施形態)。
【図6】固定側金型部の型閉時の断面図(第2実施形
態)。
【図7】固定側金型部の型開途中の断面図(第2実施形
態)。
【図8】固定側金型部の型開時の断面図(第2実施形
態)。
【図9】型開時の要部断面図(第2実施形態)。
【図10】固定側金型部の型閉時の断面図(第3実施形
態)。
【図11】固定側金型部の型開時の断面図(第3実施形
態)。
【図12】可動側金型部の型閉時の断面図(第4実施形
態)。
【図13】成形完成品の側面図。
【図14】射出成形用金型の型閉時の要部断面図(従来
例)。
【図15】射出成形用金型の型開時の要部断面図(従来
例)。
【符号の説明】
1…固定側金型部、2…成形室、4…分割駒、4a…ア
ンダーカット成形部、7…スリーブ駒、10…センター
駒(駒強制開部材)、4b,4c,7c,10a…テー
パー面、20…可動側金型部、50…成形品、50a…
アンダーカット部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型部と可動側金型部のいずれか
    一方、又は、双方に、成形室の一部を構成可能な複数の
    分割駒を設け、 この複数の分割駒には成形品のアンダーカット部に対応
    するアンダーカット成形部を設けると共に前記各分割駒
    を成形室の一部を構成する閉位置と前記成形室の一部を
    拡げる開位置との間で変位可能に構成し、 前記複数の分割駒の外周側面に位置して前記各分割駒を
    閉位置に規制する規制位置と、前記各分割駒の開位置へ
    の変位を許容する規制解除位置との間で変位するスリー
    ブ駒を設け、 前記各分割駒の閉位置への変位を許容する待機位置と、
    前記各分割駒を閉位置に強制的に変位させる駒開位置と
    の間で変位する駒強制開部材を設けた、 ことを特徴とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 駒強制開部材は、前記複数の分割駒の内
    側に配置されたセンター駒であることを特徴とする請求
    項1に記載の射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 前記スリーブ駒と前記センター駒とは連
    結され、一体として移動することを特徴とする請求項2
    に記載の射出成形用金型。
  4. 【請求項4】 前記各分割駒と前記スリーブ駒との摺動
    当接面のいずれか一方、又は、双方にはテーパー面を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形用金
    型。
  5. 【請求項5】 前記各分割駒と前記センター駒との摺動
    当接面のいずれか一方、又は、双方にはテーパー面を設
    けたことを特徴とする請求項2に記載の射出成形用金
    型。
JP9091767A 1997-04-10 1997-04-10 射出成形用金型 Pending JPH10278078A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430881B1 (ko) * 2001-09-07 2004-05-10 주식회사 영창신기술 사출발포용 금형장치
IT201800007483A1 (it) * 2018-07-25 2020-01-25 Lomopress Srl Dispositivo a cavita' espandibile adatto all'espulsione dei sottosquadri in pressofusione

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KR100430881B1 (ko) * 2001-09-07 2004-05-10 주식회사 영창신기술 사출발포용 금형장치
IT201800007483A1 (it) * 2018-07-25 2020-01-25 Lomopress Srl Dispositivo a cavita' espandibile adatto all'espulsione dei sottosquadri in pressofusione

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