JPH10276647A - 飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材 - Google Patents
飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材Info
- Publication number
- JPH10276647A JPH10276647A JP10829397A JP10829397A JPH10276647A JP H10276647 A JPH10276647 A JP H10276647A JP 10829397 A JP10829397 A JP 10829397A JP 10829397 A JP10829397 A JP 10829397A JP H10276647 A JPH10276647 A JP H10276647A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive sheet
- attracting
- catching
- flying
- separator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】栽培ハウス内に容易に取り付け得、捕獲粘着を
良好に行い得、しかも、使用済み後は容易に廃棄処分で
きる飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材を提供する。 【解決手段】プラスチック支持フィルム11の片面また
は両面に粘着剤層12を設けた飛翔害虫誘引捕獲粘着シ
−ト本体1の各粘着剤層12にセパレ−タ−2を貼着
し、上端部に吊支孔3を穿設し、この吊支孔3より下方
側において、各セパレ−タ−2に分断線21を設けた。
良好に行い得、しかも、使用済み後は容易に廃棄処分で
きる飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材を提供する。 【解決手段】プラスチック支持フィルム11の片面また
は両面に粘着剤層12を設けた飛翔害虫誘引捕獲粘着シ
−ト本体1の各粘着剤層12にセパレ−タ−2を貼着
し、上端部に吊支孔3を穿設し、この吊支孔3より下方
側において、各セパレ−タ−2に分断線21を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飛翔害虫誘引捕獲粘
着シ−ト材に関し、例えば、ハウス栽培において、飛翔
害虫の発生状況を察知し、農薬散布時期等を適確に把握
するために使用するものである。
着シ−ト材に関し、例えば、ハウス栽培において、飛翔
害虫の発生状況を察知し、農薬散布時期等を適確に把握
するために使用するものである。
【0002】
【従来の技術】ハウス栽培によれば、野菜が不足する冬
期や栽培が難しい多雨期に品質の良い野菜を供給し得、
価格安定に寄与する有利性があり、トマト、キュウリ、
ナス、ネギ、玉ねぎ、キャベツ等の多種の作物の栽培に
ハウス栽培が使用されている。従来、ハウス内の飛翔害
虫を農薬を使用することなく粘着シ−トで捕殺すること
が知られている。しかしながら、かかる害虫駆除では、
多量の粘着シ−トを必要とし、ハウス内での粘着シ−ト
の設置作業も大がかりとなり、コストアツプが避けられ
ない。
期や栽培が難しい多雨期に品質の良い野菜を供給し得、
価格安定に寄与する有利性があり、トマト、キュウリ、
ナス、ネギ、玉ねぎ、キャベツ等の多種の作物の栽培に
ハウス栽培が使用されている。従来、ハウス内の飛翔害
虫を農薬を使用することなく粘着シ−トで捕殺すること
が知られている。しかしながら、かかる害虫駆除では、
多量の粘着シ−トを必要とし、ハウス内での粘着シ−ト
の設置作業も大がかりとなり、コストアツプが避けられ
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ハウス内での
飛翔害虫の発生状況を察知し、その発生状況に適合した
種類や量の農薬を散布するようにすれば、作業工数、農
薬量を最小限に抑え得、充分な低コスト化が期待でき
る。そして、ハウス内での飛翔害虫の発生状況を察知す
るための粘着シ−トであれば、完全捕獲駆除を目的とす
る場合に較べ、充分に小サイズにでき、ハウス内での設
置も容易になり、かかる面からも作業の容易化、簡易
化、低コスト化が期待できる。
飛翔害虫の発生状況を察知し、その発生状況に適合した
種類や量の農薬を散布するようにすれば、作業工数、農
薬量を最小限に抑え得、充分な低コスト化が期待でき
る。そして、ハウス内での飛翔害虫の発生状況を察知す
るための粘着シ−トであれば、完全捕獲駆除を目的とす
る場合に較べ、充分に小サイズにでき、ハウス内での設
置も容易になり、かかる面からも作業の容易化、簡易
化、低コスト化が期待できる。
【0004】本発明の目的は、栽培ハウス内での飛翔害
虫の発生状況を害虫捕獲粘着シ−トを使用して察知し、
その発生状況に応じた適切な農薬散布のもとでハウス栽
培を行うことを前提とし、栽培ハウス内に容易に取り付
け得、捕獲粘着を良好に行い得、しかも、使用済み後は
容易に廃棄処分できる飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材を
提供することにある。
虫の発生状況を害虫捕獲粘着シ−トを使用して察知し、
その発生状況に応じた適切な農薬散布のもとでハウス栽
培を行うことを前提とし、栽培ハウス内に容易に取り付
け得、捕獲粘着を良好に行い得、しかも、使用済み後は
容易に廃棄処分できる飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る飛翔害虫誘
引捕獲粘着シ−ト材は、プラスチック支持フィルムの片
面または両面に粘着剤層を設けた飛翔害虫誘引捕獲粘着
シ−ト本体、または一枚のプラスチック支持フィルムを
中間において折り曲げ、各折り曲げ片の表面に粘着剤層
を設けた飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体の各粘着剤層
にセパレ−タ−を貼着し、上端部に吊支孔を穿設し、こ
の吊支孔より下方側において、各セパレ−タ−に分断線
を設けたことを特徴とする構成であり、飛翔害虫誘引捕
獲粘着シ−ト本体の粘着面に粘着剤欠在部分をもうける
ことや光線通過孔をもうけることができる。
引捕獲粘着シ−ト材は、プラスチック支持フィルムの片
面または両面に粘着剤層を設けた飛翔害虫誘引捕獲粘着
シ−ト本体、または一枚のプラスチック支持フィルムを
中間において折り曲げ、各折り曲げ片の表面に粘着剤層
を設けた飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体の各粘着剤層
にセパレ−タ−を貼着し、上端部に吊支孔を穿設し、こ
の吊支孔より下方側において、各セパレ−タ−に分断線
を設けたことを特徴とする構成であり、飛翔害虫誘引捕
獲粘着シ−ト本体の粘着面に粘着剤欠在部分をもうける
ことや光線通過孔をもうけることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
係る飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−トの一例の正面図を、図
1の(ロ)及び図1の(ハ)は図1の(イ)におけるロ
−ロ断面図及びハ−ハ断面図をそれぞれ示している。図
1の(イ)乃至図1の(ハ)において、1は飛翔害虫誘
引捕獲粘着シ−ト本体を示し、害虫を視覚誘引するため
に着色したプラスチック支持フィルム11の両面に粘着
剤12を塗布してある。2は飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−
ト本体1の粘着剤層12に貼着したセパレ−タ−であ
り、剥離剤、例えば長鎖アルキル系剥離剤を塗布したク
ラフト紙を用いることができる。3は飛翔害虫誘引捕獲
粘着シ−ト材の上端部の中央に穿設した吊支用孔であ
る。21は吊支用孔3から下方側に2〜5mm程度離れ
た位置においてセパレ−タ−に設けた分断線であり、図
1の(ニ)〔図1の(ロ)における点線枠内の拡大図〕
に示すような完全分離のものの他、ハ−フカット線、ミ
シン目等の使用も可能である。
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
係る飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−トの一例の正面図を、図
1の(ロ)及び図1の(ハ)は図1の(イ)におけるロ
−ロ断面図及びハ−ハ断面図をそれぞれ示している。図
1の(イ)乃至図1の(ハ)において、1は飛翔害虫誘
引捕獲粘着シ−ト本体を示し、害虫を視覚誘引するため
に着色したプラスチック支持フィルム11の両面に粘着
剤12を塗布してある。2は飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−
ト本体1の粘着剤層12に貼着したセパレ−タ−であ
り、剥離剤、例えば長鎖アルキル系剥離剤を塗布したク
ラフト紙を用いることができる。3は飛翔害虫誘引捕獲
粘着シ−ト材の上端部の中央に穿設した吊支用孔であ
る。21は吊支用孔3から下方側に2〜5mm程度離れ
た位置においてセパレ−タ−に設けた分断線であり、図
1の(ニ)〔図1の(ロ)における点線枠内の拡大図〕
に示すような完全分離のものの他、ハ−フカット線、ミ
シン目等の使用も可能である。
【0007】上記の飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材にお
いては、飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体1の巾両端に
沿い粘着剤を欠在させてなる、所謂ドライエッジ部1
3,13を設けて、セパレ−タ−の剥離を手先への粘着
剤の付着なく容易に行い得るようにしてある。また、飛
翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体における光線投射面の裏
面側での陰りを排除し、その裏面側でも効果的な視覚誘
引を発揮させ得るように、光線通過孔4,…を設けてあ
る。
いては、飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体1の巾両端に
沿い粘着剤を欠在させてなる、所謂ドライエッジ部1
3,13を設けて、セパレ−タ−の剥離を手先への粘着
剤の付着なく容易に行い得るようにしてある。また、飛
翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体における光線投射面の裏
面側での陰りを排除し、その裏面側でも効果的な視覚誘
引を発揮させ得るように、光線通過孔4,…を設けてあ
る。
【0008】上記において、プラスチック支持フィルム
には、例えば、ポリプロピレンフィルムを使用し、その
厚みは60μm前後(通常、20μm〜100μm)と
し、上記セパレ−タ−の厚みはプラスチック支持フィル
ムの厚みにほぼ等しくしてある。また、飛翔害虫誘引捕
獲粘着シ−ト材の巾は50mm〜200mmとし、長さ
は200mm〜300mmとしてある。
には、例えば、ポリプロピレンフィルムを使用し、その
厚みは60μm前後(通常、20μm〜100μm)と
し、上記セパレ−タ−の厚みはプラスチック支持フィル
ムの厚みにほぼ等しくしてある。また、飛翔害虫誘引捕
獲粘着シ−ト材の巾は50mm〜200mmとし、長さ
は200mm〜300mmとしてある。
【0009】本発明に係る飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト
材は、栽培ハウス内での飛翔害虫の粘着捕獲に使用され
る。本発明に係る飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材を使用
するにあたっては、セパレ−タ−を上端部セパレ−タ−
片を残して剥離し、吊支用孔にフックを掛け、図2に示
すように、そのフック5をハウス内支柱、例えばトマト
幹補強パイプの上端間横棒6に吊支して栽培ハウス内に
設置する。この場合、厚み60μm前後のプラスチック
支持フィルムの耐変形剛性が小であっても、吊支された
飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト上端部の耐変形剛性を、上
端部に貼着したままのセパレ−タ−片のために相当に大
きくできるので、飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト上端部の
巾中央での一点吊りであっても、飛翔害虫誘引捕獲粘着
シ−トを平坦性を保持して安定に吊支できる。また、プ
ラスチック支持フィルムの厚みが60μm前後と薄いた
めに、使用済み後は、コンパクトに塊めて容易に廃棄で
きる。更に、ドライエッヂ部を設けてあるので、セパレ
−タ−を指先への粘着剤の付着なく容易に行い得る。従
って、本発明に係る飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材によ
れば、セパレ−タ−を良好な作業性で剥離して垂直平坦
な状態で安定に吊支できる。
材は、栽培ハウス内での飛翔害虫の粘着捕獲に使用され
る。本発明に係る飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材を使用
するにあたっては、セパレ−タ−を上端部セパレ−タ−
片を残して剥離し、吊支用孔にフックを掛け、図2に示
すように、そのフック5をハウス内支柱、例えばトマト
幹補強パイプの上端間横棒6に吊支して栽培ハウス内に
設置する。この場合、厚み60μm前後のプラスチック
支持フィルムの耐変形剛性が小であっても、吊支された
飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト上端部の耐変形剛性を、上
端部に貼着したままのセパレ−タ−片のために相当に大
きくできるので、飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト上端部の
巾中央での一点吊りであっても、飛翔害虫誘引捕獲粘着
シ−トを平坦性を保持して安定に吊支できる。また、プ
ラスチック支持フィルムの厚みが60μm前後と薄いた
めに、使用済み後は、コンパクトに塊めて容易に廃棄で
きる。更に、ドライエッヂ部を設けてあるので、セパレ
−タ−を指先への粘着剤の付着なく容易に行い得る。従
って、本発明に係る飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材によ
れば、セパレ−タ−を良好な作業性で剥離して垂直平坦
な状態で安定に吊支できる。
【0010】而して、栽培ハウス内に発生した飛翔害虫
が飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−トに色で視覚誘引され、垂
直平坦に吊支されて充分な捕獲面積が保持されている飛
翔害虫誘引捕獲粘着シ−トに効率よく粘着捕獲されるか
ら、その粘着捕獲状態から飛翔害虫の発生状況を容易に
把握でき、その発生状況を分析して発生害虫の種類、発
生量を察知し得、散布すべき農薬の種類や散布量を適確
に決めることができる。そして、かかる農薬散布のもと
で飛翔害虫を駆除して、良品質の作物を高収穫率で収穫
できる。
が飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−トに色で視覚誘引され、垂
直平坦に吊支されて充分な捕獲面積が保持されている飛
翔害虫誘引捕獲粘着シ−トに効率よく粘着捕獲されるか
ら、その粘着捕獲状態から飛翔害虫の発生状況を容易に
把握でき、その発生状況を分析して発生害虫の種類、発
生量を察知し得、散布すべき農薬の種類や散布量を適確
に決めることができる。そして、かかる農薬散布のもと
で飛翔害虫を駆除して、良品質の作物を高収穫率で収穫
できる。
【0011】上記において、飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−
トの誘引色は、イエロ−またはブル−とすることができ
る。イエロ−の場合は、トマト、キュウリ、ナス、スイ
カ、メロン等のハウス栽培でのアブラムシ類、コナジラ
ミ類、マメハモグリハエ、タバココナジラミ等の誘引捕
獲、柑橘類のハウス栽培でのアブラムシ類、チャノキイ
ロアザミウマ、ミカンキイロアザミウマ等の誘引捕獲、
ブドウのハウス栽培でのフタテンヒメヨコバイ、ネギ、
タマネギ等のハウス栽培でのネギハモグリハエの誘引捕
獲、キャベツ、チンゲンサイ、ストック等のハウス栽培
でのアブラムシ類、コナガ等の誘引捕獲、キク、カ−ベ
ラ、宿根カスミソウ等のハウス栽培でのアブラムシ類、
マメハモグリハエ等の誘引捕獲、畑作物一般に対するタ
ネバエの誘引捕獲に有効である。また、ブル−の場合
は、トマト、キュウリ、ナス、スイカ、メロン等のハウ
ス栽培でのミナミキイロアザミウマの誘引捕獲、柑橘類
のハウス栽培でのミカンキイロアザミウマの誘引捕獲、
ブドウのハウス栽培でのミナミキイロアザミウマの誘引
捕獲、キク、カ−ベラ、宿根カスミソウ等のハウス栽培
でのミナミキイロアザミウマの誘引捕獲、畑作物一般に
対するミナミキイロアザミウマの誘引捕獲に有効であ
る。
トの誘引色は、イエロ−またはブル−とすることができ
る。イエロ−の場合は、トマト、キュウリ、ナス、スイ
カ、メロン等のハウス栽培でのアブラムシ類、コナジラ
ミ類、マメハモグリハエ、タバココナジラミ等の誘引捕
獲、柑橘類のハウス栽培でのアブラムシ類、チャノキイ
ロアザミウマ、ミカンキイロアザミウマ等の誘引捕獲、
ブドウのハウス栽培でのフタテンヒメヨコバイ、ネギ、
タマネギ等のハウス栽培でのネギハモグリハエの誘引捕
獲、キャベツ、チンゲンサイ、ストック等のハウス栽培
でのアブラムシ類、コナガ等の誘引捕獲、キク、カ−ベ
ラ、宿根カスミソウ等のハウス栽培でのアブラムシ類、
マメハモグリハエ等の誘引捕獲、畑作物一般に対するタ
ネバエの誘引捕獲に有効である。また、ブル−の場合
は、トマト、キュウリ、ナス、スイカ、メロン等のハウ
ス栽培でのミナミキイロアザミウマの誘引捕獲、柑橘類
のハウス栽培でのミカンキイロアザミウマの誘引捕獲、
ブドウのハウス栽培でのミナミキイロアザミウマの誘引
捕獲、キク、カ−ベラ、宿根カスミソウ等のハウス栽培
でのミナミキイロアザミウマの誘引捕獲、畑作物一般に
対するミナミキイロアザミウマの誘引捕獲に有効であ
る。
【0012】図1に示す実施例においては、両面に粘着
剤層を設けてあるが、片面にのみ粘着剤層を設け、その
上にセパレ−タを貼着することもできる。
剤層を設けてあるが、片面にのみ粘着剤層を設け、その
上にセパレ−タを貼着することもできる。
【0013】図3の(イ)は本発明に係る飛翔害虫誘引
捕獲粘着シ−トの別例の正面図を、図3の(ロ)は図3
の(イ)におけるロ−ロ断面図を示している。図3の
(ハ)は図3の(ロ)における点線枠内の拡大図をそれ
ぞれ示している。図3の(イ)乃至図3の(ハ)におい
て、1は飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体を示し、害虫
を視覚誘引するために着色したプラスチック支持フィル
ム11を中間において折り曲げ、各粘着捕獲シ−ト片1
11,111の表面に粘着剤12を塗布してある。1
3,13は飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体の巾両端に
沿い粘着剤を欠在させてなる、所謂ドライエッジ部であ
る。2は飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体1の粘着剤層
12に貼着したセパレ−タ−である。3は飛翔害虫誘引
捕獲粘着シ−ト材の上端部の中央に穿設した吊支用孔で
ある。21は吊支用孔3から下方側に2〜5mm程度離
れた位置においてセパレ−タ−に設けた分断線であり、
前記と同様、完全分離のものの他、ハ−フカット線、ミ
シン目等の使用も可能である。14はセパレ−タ−2の
分断線21の直下においてプラスチック支持フィルム1
1の各粘着捕獲シ−ト片111に設けた分断線である。
4,…は光線通過孔である。
捕獲粘着シ−トの別例の正面図を、図3の(ロ)は図3
の(イ)におけるロ−ロ断面図を示している。図3の
(ハ)は図3の(ロ)における点線枠内の拡大図をそれ
ぞれ示している。図3の(イ)乃至図3の(ハ)におい
て、1は飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体を示し、害虫
を視覚誘引するために着色したプラスチック支持フィル
ム11を中間において折り曲げ、各粘着捕獲シ−ト片1
11,111の表面に粘着剤12を塗布してある。1
3,13は飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体の巾両端に
沿い粘着剤を欠在させてなる、所謂ドライエッジ部であ
る。2は飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体1の粘着剤層
12に貼着したセパレ−タ−である。3は飛翔害虫誘引
捕獲粘着シ−ト材の上端部の中央に穿設した吊支用孔で
ある。21は吊支用孔3から下方側に2〜5mm程度離
れた位置においてセパレ−タ−に設けた分断線であり、
前記と同様、完全分離のものの他、ハ−フカット線、ミ
シン目等の使用も可能である。14はセパレ−タ−2の
分断線21の直下においてプラスチック支持フィルム1
1の各粘着捕獲シ−ト片111に設けた分断線である。
4,…は光線通過孔である。
【0014】図3に示した実施例においても、図1に示
した実施例と同様、ゴム手袋や軍手袋等を装着した状態
でのセパレ−タ−の剥離容易性、吊支状態の安定性、使
用済み後での良好な廃棄処理性等の利点を得ることがで
き、更に、栽培ハウス内に吊支後、各粘着捕獲シ−ト片
を時期をずらせて分断線14での引き裂きにより取り外
し、異なる時期での飛翔害虫の発生状況を比較分析し、
より充実した情報を得ることが可能となる。
した実施例と同様、ゴム手袋や軍手袋等を装着した状態
でのセパレ−タ−の剥離容易性、吊支状態の安定性、使
用済み後での良好な廃棄処理性等の利点を得ることがで
き、更に、栽培ハウス内に吊支後、各粘着捕獲シ−ト片
を時期をずらせて分断線14での引き裂きにより取り外
し、異なる時期での飛翔害虫の発生状況を比較分析し、
より充実した情報を得ることが可能となる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、飛翔害虫誘引捕獲粘着
シ−トを容易に飛翔の粘着捕獲を良好に行い得る状態で
ハウス内に吊支できるから、簡易な準備作業で栽培ハウ
ス内での飛翔害虫の発生状況を適確に察知し、その発生
状況に応じて農薬散布を適切に行うことが可能となる。
更に、飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−トの使用済み後での廃
棄処分も容易に行い得、かかる面からも良好な作業性を
保証できる。
シ−トを容易に飛翔の粘着捕獲を良好に行い得る状態で
ハウス内に吊支できるから、簡易な準備作業で栽培ハウ
ス内での飛翔害虫の発生状況を適確に察知し、その発生
状況に応じて農薬散布を適切に行うことが可能となる。
更に、飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−トの使用済み後での廃
棄処分も容易に行い得、かかる面からも良好な作業性を
保証できる。
【図1】本発明に係る飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材の
一実施例を示す図面である。
一実施例を示す図面である。
【図2】本発明に係る飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材の
使用状態を示す図面である。
使用状態を示す図面である。
【図3】本発明に係る飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材の
別実施例を示す図面である。
別実施例を示す図面である。
1 飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体 11 プラスチック支持フィルム 12 粘着剤層 13 粘着剤欠在部分 14 分断線 2 セパレ−タ− 21 分断線 3 吊支孔 4 光線通過孔
Claims (4)
- 【請求項1】プラスチック支持フィルムの片面または両
面に粘着剤層を設けた飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体
の粘着剤層にセパレ−タ−を貼着し、上端部に吊支孔を
穿設し、この吊支孔より下方側において、セパレ−タ−
に分断線を設けたことを特徴とする飛翔害虫誘引捕獲粘
着シ−ト材。 - 【請求項2】一枚のプラスチック支持フィルムを中間に
おいて折り曲げ、各折り曲げ片の表面に粘着剤層を設け
た飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体の各粘着剤層にセパ
レ−タ−を貼着し、上端部に吊支孔を穿設し、この吊支
孔より下方側において、各セパレ−タ−に分断線を設け
たことを特徴とする飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材。 - 【請求項3】飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト本体の粘着面
に粘着剤欠在部分を有する請求項1または2記載の飛翔
害虫誘引捕獲粘着シ−ト材。 - 【請求項4】光線通過孔を有する請求項1乃至3何れか
記載の飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10829397A JPH10276647A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10829397A JPH10276647A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10276647A true JPH10276647A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14481016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10829397A Pending JPH10276647A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10276647A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100992175B1 (ko) * | 2010-04-09 | 2010-11-04 | 최규하 | 롤형 해충방제트랩 및 그 해충방제트랩의 제조방법 |
JP2012161269A (ja) * | 2011-02-04 | 2012-08-30 | Univ Of Tokushima | 虫の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及びコンピュータで読み取り可能な記憶媒体 |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP10829397A patent/JPH10276647A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100992175B1 (ko) * | 2010-04-09 | 2010-11-04 | 최규하 | 롤형 해충방제트랩 및 그 해충방제트랩의 제조방법 |
JP2012161269A (ja) * | 2011-02-04 | 2012-08-30 | Univ Of Tokushima | 虫の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及びコンピュータで読み取り可能な記憶媒体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100894294B1 (ko) | 과수용 해충 포살시트 | |
US4759150A (en) | Adhesive fly catcher with cover and insecticide | |
JP2007167009A (ja) | 害虫捕獲器及びその製造方法 | |
JP2008187995A (ja) | 害虫捕獲シート及び害虫捕獲シートを使用する害虫捕獲方法 | |
JPH10276647A (ja) | 飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材 | |
JPH1132648A (ja) | 飛翔害虫誘引捕獲粘着シ−ト材 | |
CA2542036A1 (en) | Insect trap | |
JP4726920B2 (ja) | 飛翔害虫捕殺具 | |
JPH11289949A (ja) | 飛翔害虫粘着捕獲シ−ト | |
JP3602641B2 (ja) | 飛翔害虫誘引捕殺具及びその製造方法 | |
JPH10313761A (ja) | 飛翔害虫捕獲粘着シ−ト材及びその製造方法 | |
JP3708282B2 (ja) | 飛翔害虫捕殺具及び飛翔害虫捕殺具の使用方法 | |
JP4388581B2 (ja) | 飛翔害虫捕殺具 | |
CN211407382U (zh) | 改良的诱蝇虫纸 | |
JP4526203B2 (ja) | 両面粘着捕虫器 | |
JPH0799873A (ja) | 捕虫具 | |
CN113068679B (zh) | 一种高效诱鼠粘鼠板及使用该粘鼠板灭鼠的方法 | |
KR20100000226U (ko) | 해충 포집용 띠형 트랩 | |
JP2002119186A (ja) | ハエ等の虫取り器 | |
CN215224188U (zh) | 一种可降解诱虫板 | |
CN217564713U (zh) | 室内鼠贴 | |
JP2006000086A (ja) | 害虫捕獲器 | |
JP2006075025A (ja) | アリ捕獲器 | |
JP2000000048A (ja) | 害虫捕獲体 | |
JPH11289950A (ja) | 飛翔害虫捕獲粘着シート |