JP3708282B2 - 飛翔害虫捕殺具及び飛翔害虫捕殺具の使用方法 - Google Patents

飛翔害虫捕殺具及び飛翔害虫捕殺具の使用方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は飛翔害虫捕殺具に関する。具体的には、粘着剤が塗布された捕殺粘着シートがループ状に備えられた飛翔害虫捕殺具を設置するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、取扱い容易で、かつ製造方法が容易な飛翔害虫捕殺具として、例えば、図11に示すようなものが提案されている。図11は、当該飛翔害虫捕殺具Dの一例を示す使用説明図である。
【0003】
当該飛翔害虫捕殺具Dは、中央で二つ折りにされて重ね合わせられた二つの台紙片11を有する台紙10と、プラスチックシート等の支持体21の片面全面に粘着剤が塗布された捕殺粘着シート20とから構成されている。捕殺粘着シート20の粘着面22の側端部は前記台紙片11の内側に貼着されており、捕殺粘着シート20はループ状に配設されている。
【0004】
重ね合わされた二つの台紙片11にはそれぞれ、切込み13が重なり合うように設けられており、この切込み13によって形成された折曲フラップ14は、後述するように土中等に差込まれた支持棒30あるいは吊下げ紐40を当該切込み13に挿入した際にこれらの支持棒30あるいは吊下げ紐40を挟持固定して、係止可能なように構成されている。
【0005】
この飛翔害虫捕殺具Dは、園芸ハウスや果樹ハウス内あるいは屋外の菜園などにおける害虫防止に用いられるものであって、例えば、図11に示すように、ハウス内で土中に立設された支持棒30を任意の位置で上記切込み13に挟持させ、その後粘着面22上に積層された剥離紙25を剥がして使用される。あるいは、図12に示すように、ハウス内に張られた吊下げ紐40を上記切込み13に挟持させ、その後剥離紙25を剥がして使用される。なお、19は商品吊下げ用に開設された孔部である。
【0006】
この飛翔害虫捕殺具Dは、支持棒30あるいは吊下げ紐40を切込み13に挟持する構造となっているため、飛翔害虫捕殺具Dの挟持させる位置を容易に変えることができ、挟持させる設置を変えることにより、作物の大きさ等に応じて、適当な高さに飛翔害虫捕殺具Dを設置することができる。
【0007】
また、飛翔害虫捕殺具Dは、捕殺粘着シート20の両側端の粘着面22を、前記二つ折りにされた台紙10を構成する各台紙片11の内面に各々貼着しただけの簡単な構造であり、粘着面22が形成された捕殺粘着シート20と、所定の切込み13や孔部19が開設された台紙10を貼着することに、簡単に製造することができる。
【0008】
しかしながら、この飛翔害虫捕殺具Dにあっては、捕殺粘着シート20は台紙10に貼着されているだけであって、例えば換気設備のあるハウスなどにあっては、換気による風が生じ、捕殺粘着シート20がひらひらと風によってはためく場合がある。この結果、はためいた捕殺粘着シート20が、作物に付着して作物の成長に悪影響を及ぼしたり、花や果実に付着して商品化できなくなる場合があった。
【0009】
また、作業者にも付着して作業服が汚れたり、作業服等に付着した捕殺粘着シート20を剥がすために余計な労力を要し、飛翔害虫捕殺具Dの効力が低下するなどの不都合もあった。
【0010】
さらに、作物の成長に応じて設置高さを変更する必要を生じる場合があるが、この際、ループ状になった捕殺粘着シート20が、作業者に貼着して作業のじゃまになるという問題もあった。
【0011】
本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、設置する高さ位置を容易に変更することができ、しかも捕殺粘着シートがはためくことのない、使用容易な飛翔害虫捕殺具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の飛翔害虫捕殺具は、外面側に粘着剤が塗布された捕殺粘着シートと、二つ折りにされた紙、プラスチックシート又はこれらの積層シートからなる台紙より構成され、当該捕殺粘着シートの両側端の粘着面が、前記二つ折りにされた台紙を構成する各台紙片の内面に各々貼着され、前記捕殺粘着シートがループ状に配設された飛翔害虫捕殺具であって、前記捕殺粘着シートに挿通孔を開設するとともに、前記挿通孔に挿入され前記ループ状に配設された捕殺粘着シートの内面側を挿通させた支持棒を係止するための孔部を、少なくともいずれか一方の前記台紙片に開設したことを特徴としている。
【0013】
また、本発明に係る第2の飛翔害虫捕殺具は、外面側に粘着剤が塗布された捕殺粘着シートと、二つ折りにされた紙、プラスチックシート又はこれらの積層シートからなる台紙より構成され、当該捕殺粘着シートの両側端の粘着面が、前記二つ折りにされた台紙を構成する各台紙片の内面に各々貼着され、前記捕殺粘着シートがループ状に配設された飛翔害虫捕殺具であって、前記捕殺粘着シートに挿通孔を開設するとともに、少なくともいずれか一方の前記台紙片に切込みを設け、更に前記挿通孔に挿入され前記ループ状に配設された捕殺粘着シートの内面側を挿通させるとともに前記切込みから前記台紙の外面側に突出させた支持棒を係止するための孔部を、当該台紙を貫くように前記各台紙片に開設したことを特徴としている。
【0014】
これらの飛翔害虫捕殺具にあっては、前記切込みを、土中等に立設された支持棒あるいは吊り下げ紐を当該切込みに係止可能に設けるのが好ましく、前記捕殺粘着シートに切除部を設け、当該切除部を取り除くことにより、前記挿通孔を開設可能にしてもよい。
【0015】
本発明に係る第1の飛翔害虫捕殺具の使用方法は、外面側に粘着剤が塗布された捕殺粘着シートと、二つ折りにされた紙、プラスチックシート又はこれらの積層シートからなる台紙とより構成され、当該捕殺粘着シートの両側端の粘着面が、前記二つ折りにされた台紙を構成する各台紙片の内面に各々貼着され、前記捕殺粘着シートがループ状に配設されるとともに、少なくともいずれか一方の台紙片に孔部が開設された飛翔害虫捕殺具の使用方法であって、前記ループ状に配設された捕殺粘着シートに挿通孔を開設し、土中等に立設する支持棒を、当該開設した挿通孔から前記ループ状に配設された捕殺粘着シートの内面側を挿通させるとともに、前記捕殺粘着シートの内面側から前記孔部を挿通させて前記台紙の外面側に突出させ、当該飛翔害虫捕殺具を前記支持棒に係止させることを特徴といる。
【0016】
また、本発明に係る第2の飛翔害虫捕殺具の使用方法は、外面側に粘着剤が塗布された捕殺粘着シートと、二つ折りにされた紙、プラスチックシート又はこれらの積層シートからなる台紙とより構成され、当該捕殺粘着シートの両側端の粘着面が、前記二つ折りにされた台紙を構成する各台紙片の内面に各々貼着され、前記捕殺粘着シートがループ状に配設されるとともに、前記台紙を貫くように前記各台紙片に孔部が開設され、少なくともいずれか一方の前記台紙片に切込みを設けた飛翔害虫捕殺具の使用方法であって、前記ループ状に配設された捕殺粘着シートに挿通孔を開設し、土中等に立設する支持棒を、当該挿通孔から前記ループ状に配設された捕殺粘着シートの内面側を挿通させるとともに、前記捕殺粘着シートの内面側から前記切込みを挿通させて前記台紙の外面側に突出させ、更に当該支持部を前記孔部を挿通させて当該台紙の反対面側に突出させ、当該飛翔害虫捕殺具を前記支持棒に係止させることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本願第1の発明に係る飛翔害虫捕殺具Aの一実施の形態を示す斜視図、図2は当該飛翔害虫捕殺具Aを構成する台紙10及び捕殺粘着シート20を示す斜視図、図3は当該飛翔害虫捕殺具Aの使用説明図、図4はその一部を破断した断面使用説明図である。
【0018】
図1に示す飛翔害虫捕殺具Aは、図2(a)に示すような中央で二つ折りにされて重ね合わせられた二つの台紙片11を有する台紙10と、図2(b)に示すような捕殺粘着シート20とから構成されている。台紙10は、例えば、紙、プラスチックシート又はこれらの積層シートから作製されており、繰り返し使用により支持棒30の支持が甘くならず、当該飛翔害虫捕殺具Aがずり落ちないように、容易に孔部12が広がらない材質のものから作製するのが好ましい。
【0019】
捕殺粘着シート20は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックシートからなる支持体21の片面に粘着剤が塗布されて粘着面22が設けられており、その両側端は上記台紙片11の内側に貼着され、当該捕殺粘着シート20は、粘着面22を外側にしてループ状に配設されている。このとき、粘着剤の粘着力が弱い場合には、台紙片11に貼着した捕殺粘着シート20が剥がれる恐れがあるので、ステープラなどの固定手段によって補強するのが好ましく、あるいは貼着部位を別な接着剤によって貼着してもよい。また、捕殺粘着シート20には、後述する支持棒30を挿通させるための挿通孔23が開設されている。この挿通孔23の開設位置は特に限定されるものではないが、捕殺粘着シート20のほぼ中央に位置させて開設するのが好ましい。
【0020】
捕殺粘着シート20に用いられる粘着剤としては、アクリル系粘着剤やゴム系粘着剤など種々の粘着剤を用いることができ、害虫を捕獲できる程度の粘着力があればよく、また、害虫を効率よく捕捉するために、前記粘着剤中に害虫誘引剤を配合しておくのが望ましい。さらに、粘着面22上には、保管上の観点から、剥離紙25が積層されている。
【0021】
台紙10の上端部には、台紙10を貫くように孔部12が各台紙片11に開設されている。この孔部12は、後述するようにループ状に配設された捕殺粘着シート20の内面側を挿通させた支持棒30を、当該孔部12から台紙10の外面側に突出させて、飛翔害虫捕殺具Aを支持棒30に係止するものであって、孔部12の大きさや孔部12の位置は、挿通させる支持棒30の太さや飛翔害虫捕殺具Aの大きさあるいは台紙片11の強度等によって適宜調整される。また、当該孔部12だけでは、飛翔害虫捕殺具Aを十分に係止できない場合であれば、支持棒30を挿通可能な状態に保ちつつ、2つの台紙片11の下端部を接着剤やステープラ等によって貼り合わせ、支持棒30を挟持可能にするのが好ましい。
【0022】
また、飛翔害虫捕殺具Aは、粘着剤が塗布された捕殺粘着シート20のほぼ中央に挿通孔23を予め開設しておき、当該挿通孔23が開設された捕殺粘着シート20の両側端の粘着面22を、孔部12が開設された各台紙片11の内面に貼着することによって、従来の飛翔害虫捕殺具Dと同様に簡単に製造することができる。
【0023】
当該飛翔害虫捕殺具Aは、図3に示すようにして使用される。まず、支持棒30を、捕殺粘着シート20に開設された挿通孔23に挿入して、捕殺粘着シート20の内面側を挿通させる。そして、挿通させた支持棒30を、図4に示すようにいずれか一方の台紙片11の上端に開設された孔部12から台紙10の外面側に突出させて、飛翔害虫捕殺具Aを支持棒30に係止させる。この支持棒30は、野菜等の作物を育成する際に土中にその一端を差込んで使用されるプラスチック製などの棒であって、農業用に農家で広く利用されるものであるが、特にこれに限定されるものでもない。
【0024】
その後、支持棒30の下端を土中に差込んで立設し、台紙10を持って飛翔害虫捕殺具Aを上下に移動させ、適当な高さ位置に固定する。そして、最後に剥離紙25を剥がすことにより、害虫を捕獲可能な状態に設置できる。また、作物の成長とともに高さ位置を変更する場合には、台紙10を手で持って飛翔害虫捕殺具Aを上下に移動すればよく、簡単に設置位置を変更できる。
【0025】
このように当該飛翔害虫捕殺具Aにあっては、ループ状に形成された捕殺粘着シート20は、支持棒30によって自由度が制限され、風によってはためくことがない。一方、支持棒30は捕殺粘着シート20の挿通孔23に挿通されただけであるので、捕殺粘着シート20を自由に上下させることができる。
【0026】
また本実施例において、支持棒30を係止する孔部12は台紙10を貫くように両台紙片11に開設してあるが、この孔部12は必ずしも両台紙片11に設ける必要もなく、いずれか一方の台紙片11に開設しておけばよい。このとき、本実施例のように2つの台紙片11を貫くようにして開設しておくと、いずれの孔部12より支持棒30を突出させることができ、より簡単に使用することができる。しかも、当該孔部12を商品吊下げ用の孔部として利用することができる点でも好都合である。
【0027】
次に、本願第2の発明に係る飛翔害虫捕殺具Bについて、図5乃至図9に基づいて説明する。図5は本願第2の発明に係る飛翔害虫捕殺具Bの一実施の形態を示す斜視図、図6は当該飛翔害虫捕殺具Bの台紙10を示す斜視図、図7は当該飛翔害虫捕殺具Bの使用説明図、図8はその一部を破断した断面使用説明図、図9(a)(b)は、それぞれ当該飛翔害虫捕殺具Bの別な使用説明図である。
【0028】
当該飛翔害虫捕殺具Bは、上記本願第1の発明の実施の形態に係る飛翔害虫捕殺具Aとほぼ同様な構造であって、この飛翔害虫捕殺具Bの台紙10にあっては、図6に示すように2つの台紙片11にはそれぞれ、切込み13が重なり合うように設けられている点で異なっているのみである。この切込み13によって各台紙片11に折曲フラップ14が形成され、当該折曲フラップ14は、後述するように支持棒30あるいは吊下げ紐40を切込み13に挿入した際に、これらの支持棒30あるいは吊下げ紐40を挟持固定して、係止可能なように構成されている。
【0029】
飛翔害虫捕殺具Bは、図7に示すようにして使用される。まず、支持棒30を挿通孔23に挿入し、ループ状になった捕殺粘着シート20の内面側を挿通させる。そして、図8に示すようにいずれか一方の台紙片11に設けられた切込み13から、一度台紙10外面側に突出させる。その後、台紙10外面側に突出させた支持棒30を台紙片11に開設された2つの孔部12に挿入して、台紙10の反対面側に挿通させ、当該飛翔害虫捕殺具Bを支持棒30に係止させる。その後、支持棒30の一端の土中に差込んで使用する。
【0030】
この飛翔害虫捕殺具Bでは、切込み13と孔部12の2箇所で支持棒30に係止されることになり、上記の飛翔害虫捕殺具Aに比べて、しっかりと支持棒30に係止できる。このため、大きな捕殺粘着シート20を使用することができる。この場合にも、飛翔害虫捕殺具Bを十分に係止できない状態であれば、支持棒30を挿通可能な状態可能な状態に保ちつつ、2つの台紙片11の下端部あるいは捕殺粘着シート20の両側端を接着剤やステープラ等によって貼り合わせし、支持棒30を挟持可能なようにしてもよい。
【0031】
また、図9(a)に示すように、支持棒30を切込み13に係止させて使用することも可能であり、さらに図9(b)に示すように、吊下げ紐40に切込み13を係止させて使用することもでき、それぞれ使用場所に適した使い方ができる。
【0032】
さらに、台紙10上端部の孔部12は2つの台紙片11を貫く状態で開設されているので、当該孔部12を商品吊り下げ用の孔部として利用することができる点でも好都合である。
【0033】
これらの飛翔害虫捕殺具A、Bにおいては、予め捕殺粘着シート20に挿通孔23を設けた場合について説明したが、これらの挿通孔23は予め開設しておく必要もなく、使用する際に、例えば、図11や図12に示す飛翔害虫捕殺具Dの捕殺粘着シート20に、ハサミやカッターなどで開設することにしてもよい。また、図10に示す飛翔害虫捕殺具Cのように、捕殺粘着シート20に、挿通孔23を開設するためのミシン目26を設けて切除部24を設けておいてもよい。当該飛翔害虫捕殺具Cは、使用時に切除部24を手で切除して挿通孔23を開設し、この挿通孔23に支持棒30を挿入して用いることができる。あるいは、切除部24を切除せずに、図9(a)(b)に示すのと同様に、切込み13を支持棒30や吊下げ紐40に係止させて使用することもできる。
【0034】
また、切込み13は支持棒30や吊下げ紐40に係止可能な形状に設けられているが、このように係止可能な形状に設ける必要もなく、ループ状となった捕殺粘着シート20の内面側を挿通させた支持棒30を、台紙10の外面側に突出させることができれば、その形状は限定されるものでもない。
【0035】
【発明の効果】
本発明の飛翔害虫捕殺具にあっては、捕殺粘着シートがループ状に配設されており、支持棒がループ状に配設された捕殺粘着シートの内面側を挿通する構造となっているため、当該飛翔害虫捕殺具を支持棒に係止させて支持棒を立設させても、捕殺粘着シートが風によってはためくことがない。このため、換気等を行なうハウス内や屋外で使用しても、捕殺粘着シートが作業者や作物に付着するのを防止できる。
【0036】
また、支持棒は台紙片に開設された孔部によって係止される構造となっているため、自由に係止位置を変更でき、飛翔害虫捕殺具を設置する高さ位置を容易に変更できる。
【0037】
特に、第2の発明にあっては、紙、プラスチックシート又はこれらの積層シートからなる台紙に設けられた切欠きと孔部の2箇所によって係止される構造となっているため、しっかりと支持棒に係止できる。
【0038】
このとき、当該切欠きを土中等に立設された支持棒あるいは吊下げ紐が当該切込みに係止可能に設けておくと、吊下げ紐に吊り下げて使用することもでき、使用場所に応じて様々な使い方ができる。
【0039】
また、ループ状に配設された捕殺粘着シートに、支持棒を挿通させる挿通孔を開設するという簡単な作業により構成できるので、コストもかかることなく簡単に飛翔害虫捕殺具を提供できる。
【0040】
さらに、ループ状に配設された捕殺粘着シートに切除部を設けておき、当該切除部を取り除くことにより、前記挿通孔を開設可能にしておけば、切除部を取り除くことによって、簡単に支持棒を捕殺粘着シートの内面側に挿通させることができる。また、切込みに支持棒や吊下げ紐を係止させる場合には、挿通孔が塞がれた状態になっており、粘着面を有効に利用できる。もちろん、挿通孔の開設されていない捕殺粘着シートに、ハサミ等で挿通孔を開設して、用いることとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願第1の発明に係る飛翔害虫捕殺具の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】 (a)は同上の飛翔害虫捕殺具を構成する台紙を示す斜視図、(b)は当該飛翔害虫 具を構成する捕殺粘着シートを示す斜視図である。
【図3】 同上の飛翔害虫捕殺具の使用説明図である。
【図4】 同上の飛翔害虫捕殺具の一部を破断した断面使用説明図である。
【図5】 本願第2の発明に係る飛翔害虫捕殺具の一実施の形態を示す斜視図である。
【図6】 同上の飛翔害虫捕殺具を構成する台紙を示す斜視図である。
【図7】 同上の飛翔害虫捕殺具の使用説明図である。
【図8】 同上の飛翔害虫捕殺具の一部を破断した断面使用説明図である。
【図9】 (a)(b)は、それぞれ同上の飛翔害虫捕殺具の別な使用説明図である。
【図10】 本願第2の発明に係る飛翔害虫捕殺具の別な実施の形態を示す斜視図である。
【図11】 従来の飛翔害虫捕殺具の一例を示す斜視図である。
【図12】 同上の飛翔害虫捕殺具の使用説明図である。
【符号の説明】
10 台紙
11 台紙片
12 孔部
13 切込み
20 捕殺粘着シート
21 支持体
22 粘着面
23 挿通孔
24 切除部
25 剥離紙
30 支持棒
40 吊下げ紐

Claims (6)

  1. 外面側に粘着剤が塗布された捕殺粘着シートと、二つ折りにされた紙、プラスチックシート又はこれらの積層シートからなる台紙より構成され、当該捕殺粘着シートの両側端の粘着面が、前記二つ折りにされた台紙を構成する各台紙片の内面に各々貼着され、前記捕殺粘着シートがループ状に配設された飛翔害虫捕殺具であって、
    前記捕殺粘着シートに挿通孔を開設するとともに、前記挿通孔に挿入され前記ループ状に配設された捕殺粘着シートの内面側を挿通させた支持棒を係止するための孔部を、少なくともいずれか一方の前記台紙片に開設したことを特徴とする飛翔害虫捕殺具。
  2. 外面側に粘着剤が塗布された捕殺粘着シートと、二つ折りにされた紙、プラスチックシート又はこれらの積層シートからなる台紙より構成され、当該捕殺粘着シートの両側端の粘着面が、前記二つ折りにされた台紙を構成する各台紙片の内面に各々貼着され、前記捕殺粘着シートがループ状に配設された飛翔害虫捕殺具であって、
    前記捕殺粘着シートに挿通孔を開設するとともに、少なくともいずれか一方の前記台紙片に切込みを設け、更に前記挿通孔に挿入され前記ループ状に配設された捕殺粘着シートの内面側を挿通させるとともに前記切込みから前記台紙の外面側に突出させた支持棒を係止するための孔部を、当該台紙を貫くように前記各台紙片に開設したことを特徴とする飛翔害虫捕殺具。
  3. 前記切込みは、土中等に立設された支持棒あるいは吊り下げ紐が当該切込みに係止可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の飛翔害虫捕殺具。
  4. 前記捕殺粘着シートに切除部が設けられ、当該切除部を取り除くことにより、前記挿通孔を開設可能にしたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の飛翔害虫捕殺具。
  5. 外面側に粘着剤が塗布された捕殺粘着シートと、二つ折りにされた紙、プラスチックシート又はこれらの積層シートからなる台紙とより構成され、当該捕殺粘着シートの両側端の粘着面が、前記二つ折りにされた台紙を構成する各台紙片の内面に各々貼着され、前記捕殺粘着シートがループ状に配設されるとともに、少なくともいずれか一方の台紙片に孔部が開設された飛翔害虫捕殺具の使用方法であって、
    前記ループ状に配設された捕殺粘着シートに挿通孔を開設し、土中等に立設する支持棒を、当該開設した挿通孔から前記ループ状に配設された捕殺粘着シートの内面側を挿通させるとともに、前記捕殺粘着シートの内面側から前記孔部を挿通させて前記台紙の外面側に突出させ、当該飛翔害虫捕殺具を前記支持棒に係止させることを特徴とする飛翔害虫捕殺具の使用方法。
  6. 外面側に粘着剤が塗布された捕殺粘着シートと、二つ折りにされた紙、プラスチックシート又はこれらの積層シートからなる台紙とより構成され、当該捕殺粘着シートの両側端の粘着面が、前記二つ折りにされた台紙を構成する各台紙片の内面に各々貼着され、前記捕殺粘着シートがループ状に配設されるとともに、前記台紙を貫くように前記各台紙片に孔部が開設され、少なくともいずれか一方の前記台紙片に切込みを設けた飛翔害虫捕殺具の使用方法であって、
    前記ループ状に配設された捕殺粘着シートに挿通孔を開設し、土中等に立設する支持棒を、当該挿通孔から前記ループ状に配設された捕殺粘着シートの内面側を挿通させるとともに、前記捕殺粘着シートの内面側から前記切込みを挿通させて前記台紙の外面側に突出させ、更に当該支持部を前記孔部を挿通させて当該台紙の反対面側に突出させ、当該飛翔害虫捕殺具を前記支持棒に係止させることを特徴とする飛翔害虫捕殺具の使用方法。
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