JPH0668463U - 飛翔害虫捕獲具 - Google Patents

飛翔害虫捕獲具

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JPH0668463U
JPH0668463U JP1521893U JP1521893U JPH0668463U JP H0668463 U JPH0668463 U JP H0668463U JP 1521893 U JP1521893 U JP 1521893U JP 1521893 U JP1521893 U JP 1521893U JP H0668463 U JPH0668463 U JP H0668463U
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JP
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adhesive
fixing jig
plate
adhesive layer
flying
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JP1521893U
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English (en)
Inventor
英生 佐藤
祐一 井上
隆志 川崎
晋也 阿部
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 基材の少なくとも片面に粘着剤層を有する粘
着捕獲板2と、この粘着捕獲板2を保持する固定用治具
3とからなる。基材の縁部の一部には粘着剤層が形成さ
れ、固定用治具3の一端部に切込み部を形成し、この切
込み部を介して粘着捕獲板2と固定用治具3とを保持と
同時に粘着剤層により接着させる。固定用治具3の先端
に先細り状の突刺部を形成し、突刺部には中折れしやす
いように折り目を形成する。 【効果】 農業、家庭園芸等の飛翔害虫が発生しやすい
任意の場所に簡便、且つ確実に、しかも使用後の除去も
容易に行なえ、飛翔害虫を効果的に捕獲することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は飛翔害虫捕獲具に係り、特に詳述すればゴルフ場や農場、家庭園芸 などの飛翔害虫が発生しやい任意の場所に極めて簡便且つ確実に設置、除去する ことができ、効果的に飛翔害虫を誘引、捕獲することのできる飛翔害虫捕獲具に 関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフ場や農場、家庭園芸などでは、ハエや芝害虫などの飛翔害虫が発生しや すく、またその被害についても深刻化されている。 このような飛翔害虫による被害を防除するために一般には殺虫剤を、草花や植 木等の植物に散布する駆除方法が従来より採用されていた。 しかし、殺虫剤の散布は、飛翔害虫に対する除去効果は充分かも知れないが、 反面、殺虫剤が散布された植物を介して土壌に残留し、人間に対して影響を与え 、加えて自然環境にも悪影響を及ぼす。 また、近年、地球的規模で環境保護が求められているが、前述した殺虫剤散布 は、この時代要求に逆行し、このため殺虫剤の散布に代わる害虫防除手段として 、古来より用いられていたハエトリ紙のような粘着捕獲具の使用が見直されてく るようになった。 この粘着捕獲具はボール紙、プラスチックフィルム、木版、寒冷紗などを基材 とし、この基材の表面に粘着剤層を塗設したもので、紐や針金等を用いて任意の 樹木や支柱、建築物等にくくりつけたり、吊り下げたりして設置するものであっ た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したハエトリ紙のような粘着捕獲具では、紐等により上か ら単に上から吊り下げるだけであるため、天候の影響、特に風雨による影響を受 けやすく、悪天候が続いた場合には紐等の結着が破断して、捕獲具自体が落下し たり、或いは破損してしまい、捕獲機能を充分に発揮させることができないなど の課題が存在した。 しかも、農業や家庭園芸などでは、害虫防除の対象となる植物と、飛翔害虫捕 獲具との距離が接近するほど、害虫の捕獲数が多くなり、効果がより大きいもの であることが知られているが、前記した捕獲具では、植物に近接した位置に、吊 り下げて設置すると、捕獲具表面の粘着剤が流れ落ちて、その植物を粘着剤で汚 してしまうなどの問題があり、植物の近傍に容易に設置することが困難であるな どの課題が存在した。 また、捕獲具を使用後に廃棄処理する際には、表面全体に糊が塗布され、かつ その糊も柔らかいため、人体や衣服に付着しやすいなどの課題も存在した。 尚、吊り下げ式のハエトリ紙の場合、糊だれ防止用の糊だめが下端部に設けら れている場合があるが、使用環境に応じて長さを調節しなければならず、長さを 調節したときに下端部にある糊だめがなくなり、ハエトリ紙の下方にある植物等 に、粘着剤が流れ落ちて汚れてしまう等の課題も存在した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案では基材の少なくとも片面に設けた粘着剤層を有する粘着捕獲板と、 及びこの粘着捕獲板を保持する固定用治具とからなることを特徴とする飛翔害虫 捕獲具を提供することにより、上記従来の課題を悉く解消する。
【0005】
【作用】
粘着剤層を有する粘着捕獲板を、固定用治具により保持させながら、任意場所 の地面に突き刺して設置させるため、設置や除去が簡便に行なえる。 固定用治具に切込み部を形成し、この切込み部を介して粘着捕獲板を保持させ る手段を採用すると、切込み部による保持とともに、粘着捕獲板表面に形成され た粘着剤層による接着も発現されるため、粘着捕獲板の固定強度が強くなり、屋 外での設置に耐用することができる。 また、固定用治具を所定の位置に設置・固定するために、固定用治具の先端に 突刺部を形成させておくと、この突刺部によって粘着捕獲板を所定の位置、例え ば畑や鉢植えの土中に直接突き刺して固定させることができる。 さらに、この突刺部の突き刺し方向に、押し型若しくはハーフカット処理、破 線状カット処理等を施して折り目を形成させる構成を採用すると、この折り目に 沿って、突刺部を中折れ状に折り曲げてやることにより、突き刺し方向に対する 固定用治具の強度が上がり、所定の位置、例えば畑や鉢植えの土中に突き刺しや すくなる。
【0006】
【実施例】
以下、この考案に係る飛翔害虫捕獲具の実施例について説明する。 図1はこの考案に係る飛翔害虫捕獲具の一実施例を示す全体説明図である。 図示するように、この考案の飛翔害虫捕獲具(1)は、粘着捕獲板(2)とこ の粘着捕獲板(2)を保持する固定用治具(3)とから構成される。 粘着捕獲板(2)は、図2の断面図にて示すように、基材(22)と、この基 材(22)の少なくとも片面に、形成された粘着剤層(21)とから構成されて いる。また、図示する実施例では粘着剤層(21)の表面に剥離紙(4)が付設 されている。 この考案において、基材(22)としては、厚み100〜500μm程度のボ ール紙、ボード紙、プラスチックシート(例えばポリスチレン、ポリエステル、 ポリプロピレン、塩化ビニール等)等が強度に優れるため望ましく使用すること ができるが、特に限定はされない。 また、この基材(22)の形状としても、図示する実施例では方形状とされて いるが、特に限定はされず、例えば三角形状、半円形状、台形状等、適宜任意の 形状のものが全て好適に採用される。
【0007】 また、この基材(22)は、飛翔害虫に対する誘引効果を付与するために着色 されていてもよい。 着色される色彩の種類としては、特に限定はされないが、例えば黄色又は白色 などの色彩が適宜任意に採用され、このように基材(22)を着色することによ って、飛翔害虫の色に対する習性を利用して、家庭園芸等において発生しやすい 飛翔害虫の、捕獲具への誘引を行なうことができ、捕獲効果を高めることができ る。
【0008】 粘着剤層(21)としては、特に限定はされないが、ポリブテン系粘着剤、ア クリル系粘着剤、ホットメルト系粘着剤の粘着剤を厚み50〜300μm程度に 塗設して形成されることが望ましい。 この理由は、粘着剤の厚みが50μm未満であると、飛翔害虫の捕獲を効果的 に行なうことができず、一方、300μmを超えて塗設されると取扱いが不便と なるため、いずれの場合も好ましくないからである。
【0009】 また、この実施例では図3の平面図にて示すように、粘着剤層(21)は基材 (22)片面の縁部(20)を除いて形成されている。 このように縁部(20)に粘着剤層(21)を形成しないことによって、設置 や除去に際して、粘着捕獲板(2)を容易に掴むことができ、使用性が簡便且つ 良好となる。 しかも、粘着剤層(21)に、糊流れが生じても、縁部(20)に粘着剤層( 21)を形成しないことによって糊ダレを防止することができる。 また、この考案では図示するように、基材(22)の周縁部全てに粘着剤層( 21)を形成しない構成とする以外にも、例えば図示する四角形状の粘着捕獲板 (2)の場合であると、長辺の一方に粘着剤層(21)を形成しておいてもよく 、使用場所や捕獲対象となる飛翔害虫等に応じて、縁部の一部に粘着剤層を形成 する構成を適宜採用してもよい。
【0010】 図4は、前記粘着捕獲板(2)を挟着保持する固定用治具(3)の一実施例を 示す外観説明図である。 図示するように、固定用治具(3)には一端部に切込み部(31)が形成され 、この切込み部(31)・(31)を介して前記粘着捕獲板(2)が挟着保持さ れ、さらに、粘着捕獲板(2)片面に形成される粘着剤層(21)によって、粘 着捕獲板(2)と固定用治具(3)とが接着される。 また、固定用治具(3)の先端には、先細り状の突刺部(32)が形成されて いる。 この突刺部(32)により、 固定用治具(3)に挟着保持された捕獲板(2 )が、農場や家庭園芸における任意の場所(地面)に突き刺して固定される。 尚、この突刺部(32)には、押し型やハーフカット処理、破線状カット処理 等を施して、中折れ可能な折り目(33)を形成して、使用をより簡便に、且つ 地面への固定をより確実にする構成を採用することも適宜任意にできる。
【0011】 図5はこの考案に係る飛翔害虫捕獲具(1)の設置状態の一例を示す説明図で あり、図示するように、この考案では、縁部を除いた片面に粘着剤層(21)が 形成された粘着捕獲板(2)を、固定用治具(3)に切込み部(31)・(31 )を介して挟着保持させる。この際、粘着捕獲板(2)表面の粘着剤層(21) によって同時に固定用治具(3)と粘着捕獲板(3)とが接着される。 この状態で固定用治具(3)先端の突刺部(32)を所定の場所、図示する実 施例では鉢植え(H)の土中へ直接突き刺して設置させる。この際、突刺部(3 2)に折り目(33)が形成されている場合には、突刺部(32)を折り目(3 3)を介して中折れ状にし、この状態で突刺部(32)を農場等任意箇所の地面 に直接突き刺すことによって、飛翔害虫捕獲具(1)を設置させることができる 。 また、この飛翔害虫捕獲具(1)を除去する際には、捕獲板(2)表面の縁部 (20)を掴んで、飛翔害虫捕獲具(1)全体を地面から引き抜くことによって 容易に除去することができる。
【0012】
【考案の効果】
以上詳述した如く、この考案は基材の少なくとも片面に設けた粘着剤層を有す る粘着捕獲板と、及びこの粘着捕獲板を保持する固定用治具とからなることを特 徴とする飛翔害虫捕獲具であるから、ゴルフ場や農場、畜産場、家庭園芸などの 飛翔害虫が発生しやい屋外の任意の場所に極めて簡便且つ強固に設置、除去する ことができるとともに、使用時の糊ダレを防止することができるという優れた効 果を奏する。 固定用治具の一端部に切込み部を形成して、この切込み部を介して粘着捕獲板 と固定用治具とを保持する構成を採用することにより、保持と同時に粘着剤層に よって粘着捕獲板と固定用治具とが接着されるため、より強固に粘着捕獲板を固 定用治具に挟着保持させることができる。 固定用治具先端に突刺部を形成する構成を採用することにより、屋外の畑や鉢 植えなど任意の土中に直接突き刺して、粘着捕獲具を設置させることができる。 さらに、この突刺部の突き刺し方向に折り目を形成する構成を採用することに より、固定用治具の強度が上がり、より突き刺しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る飛翔害虫捕獲具の一実施例を示
す全体説明図である。
【図2】この考案に係る飛翔害虫捕獲具のうちの粘着捕
獲板の一実施例を示す断面図である。
【図3】同上、平面図である。
【図4】この考案に係る飛翔害虫捕獲具のうちの固定用
治具の一実施例を示す正面図である。
【図5】この考案に係る飛翔害虫捕獲具の使用状態の一
実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 飛翔害虫捕獲具 2 粘着捕獲板 20 縁部 21 粘着剤層 22 基材 3 固定用治具 31 切込み部 32 突刺部 33 折り目
フロントページの続き (72)考案者 川崎 隆志 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)考案者 阿部 晋也 兵庫県西宮市高木西町16番10号

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも片面に設けた粘着剤層
    を有する粘着捕獲板と、及びこの粘着捕獲板を保持する
    固定用治具とからなることを特徴とする飛翔害虫捕獲
    具。
  2. 【請求項2】 前記固定用治具の一端部に切込み部が形
    成され、この切込み部を介して前記粘着捕獲板が挟着保
    持されてなることを特徴とする請求項1に記載の飛翔害
    虫捕獲具。
  3. 【請求項3】 前記粘着捕獲板の粘着剤層に前記固定用
    治具の一部が接着することを特徴とする請求項2に記載
    の飛翔害虫捕獲具。
  4. 【請求項4】 前記固定用治具の先端には一端に先細り
    状の突刺部が形成されてなることを特徴とする請求項1
    乃至3に記載の飛翔害虫捕獲具。
  5. 【請求項5】 前記突刺部には突き刺し方向に折り目が
    形成されてなることを特徴とする請求項4に記載の飛翔
    害虫捕獲具。
JP1521893U 1993-03-04 1993-03-04 飛翔害虫捕獲具 Pending JPH0668463U (ja)

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JP1521893U JPH0668463U (ja) 1993-03-04 1993-03-04 飛翔害虫捕獲具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020025502A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 アース製薬株式会社 害虫捕獲器および害虫捕獲方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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