JPH10276387A - 映像表示装置の固定支持機構及びその固定支持方法 - Google Patents

映像表示装置の固定支持機構及びその固定支持方法

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JPH10276387A
JPH10276387A JP7677897A JP7677897A JPH10276387A JP H10276387 A JPH10276387 A JP H10276387A JP 7677897 A JP7677897 A JP 7677897A JP 7677897 A JP7677897 A JP 7677897A JP H10276387 A JPH10276387 A JP H10276387A
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JP
Japan
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display device
display unit
sheath
supports
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JP7677897A
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English (en)
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Hidetoshi Imayasu
秀利 今保
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の映像表示装置の固定支持機構およびそ
の固定支持方法では、映像表示装置の表示部を観察し易
い向き等に固定支持できなかった。 【解決手段】 映像表示面を備える表示部と、前記表示
部に枢着されて前記表示部が回動および揺動する状態に
支える支持部とからなる映像表示装置を、固定支持する
映像表示装置の固定支持機構であって、前記支持部と当
接して前記映像表示装置を載設する架台と、前記架台に
保持されつつ、前記架台の上方へ伸縮自在に突出し、突
出した部分の先端が前記表示部を下方から当接して支持
する複数の支持具とからなることを特徴とした映像表示
装置の固定支持機構によって、映像表示装置を固定支持
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像表示装置の固定
支持機構及びその固定支持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、図3に示すように映像表示装置1
の表示部1aは支持部1bに枢支される。映像表示装置
1の表示部1aはCRT(陰極線管)や液晶及びプラズ
マ等を用いて映像を表示する。いずれも観察時に表示部
1aが揺動すれば正確な観察は困難である。このため振
動する環境例えば車両内や船舶内等では、図例の如く映
像表示装置1を架台2に固定具3で上方から押さえ付け
るとともに支持具4で後方から支え、表示部1aの揺動
を防ぐことが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記映
像表示装置の固定支持手段では表示部1aの揺動を防止
する利点はあるものの、表示部1aは自由に回動でき
ず、表示部1aを所望方向に向けられないと言う課題を
呈している。
【0004】そして上記課題について図3を用いて説明
する。上記固定具3は、表示部1aの横幅と高さとに沿
って、内側に弾性体例えばスポンジやゴム等を備えたコ
字形状の剛体からなる。上記支持具4は、表示部1aの
後方突起部の下面形状に沿って、弾性体を貼着した階段
状の剛体からなる。
【0005】つまり、上記映像表示装置の固定支持手段
では、固定具3を表示部1aの上方から被せて密着させ
た後、架台2に固定するため、表示部1aの揺動は防止
できるが、表示部1aは回動することもできない。従っ
て表示部1aが所望の方向に向けられないと言う課題が
生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた映像表示装置の固定支持機構及び
固定支持方法である。
【0007】つまり、映像表示装置の固定支持方法にお
いては、映像表示面を備える表示部と、前記表示部に枢
着されて前記表示部が回動及び揺動する状態に支える支
持部とからなる映像表示装置を、固定支持する固定支持
機構であって、前記支持部と当接して前記映像表示装置
を載置する架台と、前記架台に保持されつつ、前記架台
の上方へ伸縮自在に突出し、突出した部分の先端が前記
表示部を下方から当接して支持する複数の支持具と、か
らなることを特徴とした映像表示装置の固定支持機構で
ある。
【0008】また、映像表示装置の固定支持方法におい
ては、映像表示面を備える表示部と、前記表示部に枢着
されて前記表示部が回動及び揺動する状態に支える支持
部とからなる映像表示装置を、固定支持する固定支持方
法であって、前記支持部が架台に固定された状態におい
て、前記表示部を所定傾斜に配置した後、前記架台に保
持されて上方へ伸縮自在に突出した支持具の先端が前記
表示部に下方から複数の接触部位で当接して支えること
を特徴とした映像表示装置の固定支持方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を用いて
説明する。まず第一実施例の映像表示装置の固定支持機
構を図1に示す。図1(a)に示すように映像表示装置
10の表示部11は、台座を備える支持部12に枢支さ
れるので、回動自在である。この映像表示装置10は架
台20上に搭載され、支持部12の台座は固定部材31
を配設した固定具30により架台20の所定位置に固定
される。
【0010】この架台20上に搭載される映像表示装置
10の表示部11を支持するものとして図1(a)に示
す支持具40が用いられる。前記支持具40は、上記架
台20の所定位置に所定間隔をもって、配置される。
【0011】かかる支持具40を図1(b)を用いて詳
細に説明する。支持具40は基体41と支持体42とか
ら形成される。図示するように、この基体41の上部は
筒型容器状に内部をくり抜かれた鞘部41aに形成さ
れ、中央部外側に把手用のフランジ41bが配設され、
下部にはロックナット41cを備えたネジ部41dが形
成される。
【0012】上記基体41に対して、支持体42は、図
例の如く、ほぼ球形状の弾性体からなる当接部42aと
棒状の支柱部42bとに形成され、上記鞘部41aに支
柱部42bは回動自在に嵌入する。なお支柱部42bを
逆円錐台形状に形成して鞘部41aにもテーパを設けれ
ば、より嵌入し易い。
【0013】そして上記ネジ部41dは、図1(a)に
示すように、架台20の所定位置に所定間隔をもって配
設されたネジ台21に螺合する。このネジ台21からネ
ジ部41dを螺進または螺退させれば、架台20に保持
された支持具40の当接部42aは上下動する。なおネ
ジ部41dをネジ台21に螺合させるにはフランジ41
cを持って行うと容易である。さらにロックナット41
cを架台20方向に締め付けることで、ネジ部41dを
ネジ台21に緊結できる。
【0014】なお上記実施例以外の例として、いずれも
図に示さないが、鞘部41aとフランジ部41bと支柱
部42bとの替わりに、雄ネジと雌ネジとから形成され
る係合部や中空杆とその中空杆に入る摺動軸とがクラン
チ留めされているもの、またはピニオン・ラック機構
部、またはウォーム・ラック機構部等を用いることもで
きる。
【0015】ここで第一実施例の映像表示装置の固定支
持機構を用いた固定支持方法を図1を用いて説明する。
まず図1(a)に示すように、架台20の所定位置に支
持部12の台座を、固定部材31を配設した固定具30
で固定する。このとき表示部11は回動自在であるから
表示部11を所望方向に定める。そして表示部11を所
望方向に維持しつつ、ネジ台21のそれぞれに複数の支
持具40のネジ部41dを深さ一杯に螺合する。
【0016】このネジ台21からネジ部41dを螺退さ
せ、当接部42aを上方へ移動し所望高にして表示部1
1の下面に当接させることで、映像表示装置10を固定
支持する。そして当接部42aを所望高に保持するため
に、ロックナット41cを締め緊結する。なお表示部1
1が自らの荷重によって当接部42aを上方から押圧し
ているために、鞘部41aと支柱部42bとの嵌合は外
れない。
【0017】従って上記固定支持方法では、固定具30
は映像表示装置10を下方に押し付け、支持具40は映
像表示装置10を上方に押し上げるので、振動によって
表示部11が揺動することは無い。
【0018】その上、表示部11に当接する支持具40
を架台20方向へ螺退させ、一度当接を解放した後、表
示部11を他の所望方向に回動させ、再び、支持具40
を表示部11の下方から当接することで、表示部11を
他の所望方向に支持できる。なお、必要に応じて、架台
20から支持具40を適宜螺進または螺退させることも
可能である。
【0019】次に第二実施例の映像表示装置の固定支持
機構を、図2を用いるとともに、第一実施例と同一の形
成要素には同一の符号を付して説明する。
【0020】第一実施例と同様、図2(a)に示すよう
に映像表示装置10は架台50上に固定部材31を配設
した固定具30によって固定される。この架台50を図
2(b)に示す。架台50には、所定位置例えば架台5
0の上面から垂直に下方へ、所定形状例えば平行な一対
の半円形状または弓形形状に、溝51が開口される。さ
らに架台50の側面に設けられた円弧状のガイド溝51
aは、架台50の側面からほぼ垂直に開口され、溝51
に連通する。
【0021】この架台50上の映像表示装置10の表示
部11を支持するものとして、図2(a)に示す支持具
60が用いられる。この支持具60は上記溝51に嵌入
された後、ガイド溝51aから差込まれるノブ付きネジ
70で架台50に固定されて用いられる。
【0022】上記支持具60を図2(c)を用いて詳細
に説明する。支持具60は基体61と支持体62とから
なる。この基体61は、図例の如く、円弧形状の一端に
当接部61aを有し、他端に設けられた突起部に固定穴
61bを有するとともに、上記突起部近傍には円弧形状
に沿って鞘部61cが開口し、少なくとも鞘部61cに
連通する連結ネジ孔61dを開孔する。さらに、当接部
61aは柔らかい素材例えばクッション材からなり、固
定穴61bは上記ノブ付きネジ70と螺合するととも
に、連結ネジ孔61dは鞘部61cの開口部近傍に開孔
されることが望ましい。
【0023】上記に対し、支持体62は、基体61の外
形に類似した部材と、図に示す摺動バー62cとから形
成される。ここで基体61の外形に類似した部材とは、
図例の如く、円弧形状の一端に当接部62aを有し、他
端に設けられた突起部に固定穴62bを有する形状の部
材を示す。この部材の突起部終端に、摺動バー62cの
一端が接合されて、支持体62が形成される。
【0024】上記摺動バー62cは上記基体61の鞘部
61cの中で摺動可能である。そして摺動バー62cを
鞘部61cに挿入した状態で、連結ネジ孔61dからネ
ジを差込み、摺動バー62cにネジを押し当てることに
より、基体61と支持体62とが一体となって連結し支
持具60を構成する。逆に上記連結ネジ孔61dへネジ
を差込まなければ、摺動バー62cを鞘部61cの中で
摺動させることができ、基体61と支持体62との差渡
しの長さを変えられる。従って支持具60を必要に応じ
て伸縮できる。
【0025】なお、鞘部61cと摺動バー62cと連結
ネジ孔61dとの替わりに、ピニオン・ラック機構部
(不図示)等を用いても支持具60を伸縮させられる。
しかも当接部62aと当接部61aとは同一物からな
り、固定穴61bと固定穴62bとは同一形状に形成さ
れる。
【0026】次に図2を用いて第二実施例の映像表示装
置の固定支持機構を用いた固定支持方法を説明する。ま
ず図2(a)に示すように、第一実施例と同様、支持部
12の台座を固定具30で架台50に固定する。このと
き表示部11は回動自在であるから、表示部11を所望
方向に定めることができる。
【0027】そして溝51に嵌入した支持具60を伸縮
させて、当接部61aと当接部62aとのそれぞれを表
示部11に下面から当接させる。このとき連結ネジ孔6
1dにネジを留めなければ、支持具60は伸縮可能であ
る。
【0028】この表示部11に当接部61aと当接部6
1bとのそれぞれとを当接させつつ表示部11を所望方
向に向けたまま、ガイド溝51aから露出した連結ネジ
孔61dにネジを差込み、支持具60の長さを固定す
る。そしてガイド溝51aから露出した固定穴61aと
固定穴61bとのそれぞれに、ノブ付ネジ70を差込み
螺合することによって、架台50に支持具60を固定し
て映像表示装置10を固定支持する。
【0029】従って上記固定支持方法では、第一実施例
による固定支持方法と同様に、振動によって表示部11
が揺動することは無い。その上、表示部11に当接する
支持具60を短縮し、一度当接を解放した後、表示部1
1を他の所望方向に回動させ、再び、支持具60を表示
部11の下方から当接することで、表示部11を他の所
望方向に支持できる。なお、必要に応じて、架台50に
嵌入した支持具60のそれぞれを適宜伸縮させることも
可能である。
【0030】しかも上記固定支持方法においては、表示
部11と支持具60との当接を解放すること無く、表示
部11の向きを適宜変えて固定支持できる。例えば、図
例において、支持具60が連結ネジ孔61dにネジを差
込まれたまま、架台50に嵌入している状態において、
ノブ付きネジ70を緩め、支持具60を溝51上で摺動
させれば、表示部11は上下方向に枢動できる。
【0031】
【発明の効果】上記のように本発明では、振動によって
表示部が揺動せず、しかも表示部を所望方向に向けて映
像表示装置を固定支持でき、その上一度固定支持した後
も表示部を容易に他の所望方向に変えられる。
【0032】さらに架台の上面から表示部の下面までの
高さが、支持具の当接部の到達可能範囲内であるなら
ば、任意形状の映像表示装置に対応して固定支持でき、
固定支持機構の標準化を図り設計費用が削減できる。
【0033】しかも架台に保持された支持具が表示部の
下面を当接して支持するので、支持具が架台に保持され
れば架台の表面が平滑面である必要はなく、凹凸面上に
も映像表示装置を固定支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の概略構成図である。
【図2】第二実施例の概略構成図である。
【図3】従来例の概略構成図である。
【符号の説明】
10 映像表示装置 11 表示部 12 支持部
20 架台 40 支持具

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像表示面を備える表示部と、前記表示
    部に枢着されて前記表示部が回動及び揺動する状態に支
    える支持部とからなる映像表示装置を、固定支持する固
    定支持機構であって、 前記支持部と当接して前記映像表示装置を載置する架台
    と、 前記架台に保持されて、前記架台の上方へ伸縮自在に突
    出し、突出した部分の先端が前記表示部を下方から当接
    して支持する複数の支持具と、からなることを特徴とし
    た映像表示装置の固定支持機構。
  2. 【請求項2】 前記支持具が前記表示部に下方から当接
    した状態において、前記支持具は所定長に保持されるこ
    とを特徴とした請求項1記載の映像表示装置の固定支持
    機構。
  3. 【請求項3】 前記支持具は支柱部と鞘部とからなり、
    前記支柱部は前記鞘部の一端部に回動自在に嵌入し、前
    記支柱部の他端部は前記架台から螺進または螺退するこ
    とにより前記支持具の先端が上下動するとともに、前記
    架台から前記支持具の突出する長さが所定長に保持され
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の映像
    表示装置の固定支持機構。
  4. 【請求項4】 前記支持具は支柱部と鞘部とからなり、
    前記支柱部が前記鞘部から螺進または螺退することによ
    り伸縮自在であるとともに、前記支柱部と前記鞘部との
    螺合により所定長に保持されることを特徴とした請求項
    1または2記載の映像表示装置の固定支持機構。
  5. 【請求項5】 前記支持具は支柱部と鞘部とからなり、
    前記支柱部が前記鞘部の中を進退することにより伸縮自
    在であって、前記支柱部と前記鞘部とのそれぞれの先端
    が前記表示部に当接し、前記支柱部と前記鞘部とが一体
    となって、前記架台に設けられた溝に沿って摺動するこ
    とを特徴とした請求項1または2記載の映像表示装置の
    固定支持機構。
  6. 【請求項6】 映像表示面を備える表示部と、前記表示
    部に枢着されて前記表示部が回動及び揺動する状態に支
    える支持部とからなる映像表示装置を、固定支持する固
    定支持方法であって、 前記支持部が架台に固定された状態において、 前記表示部を所定傾斜に配置した後、 前記架台に保持された複数の支持具を前記架台から伸長
    させて、 前記複数の支持具の先端を前記表示部に下方からそれぞ
    れ当接させて支えることを特徴とした映像表示装置の固
    定支持方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の支持具のそれぞれを順次伸長
    し、 該支持具のそれぞれの各先端を前記表示部の下面に当接
    することを特徴とした請求項5記載の映像表示装置の固
    定支持方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の支持具のそれぞれを伸長し、 該支持具の複数の先端を同時に前記表示部の下面に当接
    することを特徴とした請求項5記載の映像表示装置の固
    定支持方法。
JP7677897A 1997-03-28 1997-03-28 映像表示装置の固定支持機構及びその固定支持方法 Pending JPH10276387A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002247615A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 構内交換機
WO2014112371A1 (ja) * 2013-01-15 2014-07-24 パナソニック株式会社 保持装置

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