JPH10273731A - Cuを含有するフェライト系ステンレス鋼帯の製造方法 - Google Patents

Cuを含有するフェライト系ステンレス鋼帯の製造方法

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JPH10273731A
JPH10273731A JP7940597A JP7940597A JPH10273731A JP H10273731 A JPH10273731 A JP H10273731A JP 7940597 A JP7940597 A JP 7940597A JP 7940597 A JP7940597 A JP 7940597A JP H10273731 A JPH10273731 A JP H10273731A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】Cuを1%以上、Crを16%以上含有する、
靱性に優れるフェライト系ステンレス鋼帯を製造する。 【解決手段】重量%にて、C:0.015%以下、S
i:0.05〜1%、Mn:0.051%、P:0.0
35%以下、S:0.01%以下、Cr:16〜21
%、Ni:1%以下、Cu:1〜3%、Mo:0〜3
%、V:0〜0.15%、Al:0〜0.15%、N
b:0〜0.6%、Ti:0〜0.3%、N:0.01
5%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物か
らなるフェライト系ステンレス鋼を熱間圧延し、450
℃以下まで冷却した後に巻き取る。熱間圧延後、任意の
温度で巻き取った後に700℃以上900℃以下の温度
で箱焼鈍した後、600℃から400℃までの温度域を
30℃/h以上の冷却速度で冷却してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Cuを含有するフ
ェライト系ステンレス鋼帯を製造する方法に関する。な
お、本発明でいう鋼帯とは、JIS G0203に規定
されている、熱間圧延を施した後にコイル状に巻かれた
鋼材を意味する。
【0002】
【従来の技術】フェライト系ステンレス鋼に900℃程
度の温度で終了する熱間圧延を施し、水スプレーを用い
ずに700℃程度の温度で巻き取ると、フェライト系ス
テンレス鋼の靱性が不良なために、鋼帯に割れが起こる
場合や破断する場合がある。そこでCrやMoを多量に
含有する靱性の乏しいフェライトステンレス鋼では、熱
間圧延後の鋼材を水等で急冷して温度を500℃程度以
下に下げた後に巻き取って鋼帯にしていた(特開平3−
53025号公報等)。その後、鋼帯には、通常、連続
焼鈍炉を用いて900〜1000℃の温度で2〜5分間
の焼鈍処理が施されている。
【0003】しかし、Cuを1%以上含有するフェライ
ト系ステンレス鋼は、Cuを含有しないフェライト系ス
テンレス鋼に比べて、靱性が極端に悪いので、500℃
程度の低温で巻き取っても、その後の焼鈍や冷間加工の
ために熱延鋼帯を解いて張力を負荷した場合に、鋼帯の
破断や鋼帯に割れが起こる場合がある。例えば、連続焼
鈍炉において、熱延鋼帯を解き、炉内を走らせた際に、
焼鈍炉の出側で割れや破断が発見されることがある。ま
た、割れや破断が起こらないまでも、連続焼鈍炉で90
0〜1000℃の焼鈍を実施すると、鋼中のCuが固溶
し、熱延焼鈍鋼帯が硬質化して後の冷間圧延で微細な割
れが発生するという問題もある。
【0004】近年、Cuを含有するフェライト系ステン
レス鋼は、鋼自体が持つ抗菌性が注目されている。例え
ば、特開平8−60303号公報には、鋼の表層部にC
uを濃化させることにより、大腸菌やぶどう状球菌等の
繁殖を抑制するフェライト系ステンレス鋼が開示されて
いる。産業界では、このような優れた性能を発揮する、
Cuを含有するフェライト系ステンレス鋼の鋼板を量産
する方法の確立が急がれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、Cu
を1%以上かつ、Crを16%以上含有する、靱性に優
れるフェライト系ステンレス鋼帯を製造する方法を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、次の
(1)および(2)のCuを1%以上含有するフェライ
ト系ステンレス鋼帯の製造方法にある。
【0007】(1)重量%にて、C:0.015%以
下、Si:0.05〜1%、Mn:0.05〜1%、
P:0.035%以下、S:0.01%以下、Cr:1
6〜21%、Ni:1%以下、Cu:1〜3%、Mo:
0〜3%、V:0〜0.15%、Al:0〜0.15
%、Nb:0〜0.6%、Ti:0〜0.3%、N:
0.015%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的
不純物からなるフェライト系ステンレス鋼に熱間圧延を
施し、450℃以下の温度で巻き取ることを特徴とする
Cuを含有するフェライト系ステンレス鋼帯の製造方法
(以下、発明1という)。 (2)重量%にて、C:0.015%以下、Si:0.
05〜1%、Mn:0.05〜1%、P:0.035%
以下、S:0.01%以下、Cr:16〜21%、N
i:1%以下、Cu:1〜3%、Mo:0〜3%、V:
0〜0.15%、Al:0〜0.15%、Nb:0〜
0.6%、Ti:0〜0.3%、N:0.015%以下
を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなるフ
ェライト系ステンレス鋼に熱間圧延を施し、巻き取った
後、700℃以上900℃以下の温度で箱焼鈍し、その
後600℃から400℃までの温度域を30℃/h以上
の冷却速度で冷却することを特徴とするCuを含有する
フェライト系ステンレス鋼帯の製造方法(以下、発明2
という)。
【0008】
【発明の実施の形態】
(a)鋼の化学組成 本発明方法が対象とするフェライト系ステンレス鋼の化
学組成は、次のとおりである。
【0009】C:0.015%以下 Cは、溶解原料等から不可避的に混入してくる不純物元
素であり、少ない方が望ましい。含有量の上限は、0.
015%とする。この量を超えると鋼の靱性および冷間
加工性を悪化させるからである。
【0010】Si:0.05〜1% Siは、溶鋼の脱酸剤として必要な元素であり、少なく
とも0.05%以上含有させる必要がある。しかし、1
%を超えると鋼の靱性を悪化させる。したがって、含有
量を0.05〜1%とした。
【0011】Mn:0.05〜1% Mnも溶鋼の脱酸剤として必要な元素であり、少なくと
も0.05%以上含有させる必要がある。しかし、1%
を超えると鋼の靱性を悪化させる。したがって、含有量
を0.05〜1%とした。
【0012】P:0.035%以下 Pは、溶解原料等から不可避的に混入してくる不純物元
素であり、少ない方が望ましい。含有量の上限は、0.
035%とする。この量を超えると鋼の靱性および耐食
性を悪化させるからである。
【0013】S:0.01%以下 Sは、溶解原料等から不可避的に混入してくる不純物元
素であり、少ない方が望ましい。含有量の上限は、0.
01%とする。この量を超えると鋼の耐食性を悪化させ
るからである。
【0014】Cr:16〜21% Crは、鋼の耐食性を発揮させる最も重要な元素であ
り、16%以上含有させる必要がある。しかし、21%
を超えて含有させると、本発明で規定する条件で巻き取
りや焼鈍を実施しても鋼の靱性を悪化させる。したがっ
て、含有量を16〜21%とした。
【0015】Ni:1%以下 Niは必須の成分ではないが、Cuによる溶融脆性を防
止する観点より含有させたほうが好ましいことがある。
しかしNiは鋼を硬質化させるので1%以上含有させる
ことは避けるべきである。そこで含有量を1%以下とし
た。
【0016】Cu:1〜3% Cuは、鋼の抗菌性を発揮させる元素であり、1%以上
含有させる必要がある。しかし、3%を超えて含有させ
ると、本発明で規定する条件での巻き取りや焼鈍を実施
しても鋼の靱性を悪化させる。したがって、含有量を1
〜3%とした。 Mo:0〜3% Moは、鋼の耐食性を向上させるために必要に応じ含有
させる元素である。その効果を一層発揮させるには、
0.5%以上含有させるのが好ましい。しかし、3%を
超えて含有させると金属間化合物が析出して鋼の靱性を
悪化させる。したがって、含有量を0〜3%とした。
【0017】V:0〜0.15% Vは、鋼の強度を向上させるために含有させてもよい元
素である。その効果を一層発揮させるには、0.03%
以上含有させるのが好ましい。しかし、0.15%を超
えて含有させると鋼の靱性を悪化させる。したがって、
含有量を0〜0.15%とした。
【0018】Al:0〜0.15% Alは、溶鋼の脱酸剤として必要に応じ添加する元素で
ある。しかし、0.15%を超えると鋼の靱性を悪化さ
せる。したがって、含有量を 0〜0.15%とした。
【0019】Nb:0〜0.6% Nbは、鋼の耐食性と加工性を高めるために含有させて
もよい元素である。その効果を一層発揮させるには、
0.1%以上含有させるのが好ましい。しかし、0.6
%を超えて含有させると金属間化合物が析出して鋼を脆
化させる。したがって、含有量を0〜0.6%とした。
【0020】Ti:0〜0.3% Tiも鋼の耐食性と加工性を高めるために含有させても
よい元素である。その効果を一層発揮させるには、0.
05%以上含有させるのが好ましい。しかし、0.3%
を超えて含有させると金属間化合物が析出して鋼を脆化
させる。したがって、含有量を0〜0.3%とした。
【0021】N:0.015%以下 Nは、溶解原料等から不可避的に混入してくる不純物元
素であり、少ない方が望ましい。含有量の上限は、0.
015%とする。この量を超えると鋼の靱性および耐食
性を悪化させるからである。
【0022】(b)熱間圧延および巻き取り 発明1では、上記(a)の化学組成のフェライト系ステ
ンレス鋼に仕上げ温度が900℃程度の通常の熱間圧延
を施して、厚さ3〜6mm程度の鋼材に加工する。その
後、鋼材を水冷等により450℃以下まで冷却した後、
巻き取って鋼帯とする。巻き取る際の鋼材の温度が45
0℃を超えている場合は、巻き取り後にコイルを水冷し
ても、鋼帯の靱性が悪化し、室温で40J/cm2 未満
の衝撃値となる。なお、この衝撃値はVノッチ付きの衝
撃試験片でJIS Z 2242に準じてシャルピー衝
撃試験を実施した場合の値である。衝撃値が40J/c
2 未満の鋼帯には、連続焼鈍や冷間加工等の鋼帯に張
力が負荷される工程で鋼帯に割れが発生したり、破断す
る恐れがある。
【0023】巻き取る際の鋼材の温度が450℃を超え
ている場合に鋼帯の靱性が悪化し、後の工程で割れや破
断が起こるのは、Cuを1%以上含有するフェライト系
ステンレス鋼の脆化温度である475℃付近で鋼中にC
uが析出し、時効硬化するからである。鋼材の温度を4
50℃以下まで急冷した後に巻き取れば、鋼帯の靱性が
低下することがないので、割れや破断が起きない。その
理由は、脆化温度である475℃付近を急速に通過する
のでわずかな量のCuしか析出しないからである。
【0024】巻き取る際の鋼材の温度の下限は、特に規
定する必要はないが、400〜300℃程度とするのが
好ましい。300℃以下に下げるとコイルの巻き形状が
劣化して取り扱いが困難になる。
【0025】巻き取った鋼帯は、使用目的に合わせて種
々の利用ができる。たとえば、通常の処理である、鋼材
の再結晶により加工性を付与するための連続焼鈍処理ま
たは箱焼鈍処理が施され、その後冷間圧延等が施されて
薄板に加工される。
【0026】(c)熱間圧延および箱焼鈍 発明2では、上記(a)の化学組成のフェライト系ステ
ンレス鋼に仕上げ温度が900℃程度の通常の熱間圧延
を施して、厚さ3〜6mm程度の鋼材に加工する。
【0027】その後、巻き取って鋼帯にする。巻き取る
際の温度は、特に規定しない。
【0028】次に鋼帯に箱焼鈍を施す。焼鈍時の鋼帯の
温度は、700〜900℃とする。均熱時間は、6時間
以上24時間以内とするのが好ましい。焼鈍温度が70
0℃未満では、析出したCuの大きさがおよそ0.1μ
m未満で鋼帯が硬質のままであり、靱性に劣る。焼鈍温
度が700〜900℃の範囲では、析出したCuの大き
さがおよそ0.1〜1μm未満で、鋼帯が軟質化し、靱
性を向上させる。一方、焼鈍温度が900℃を超えると
鋼中でCuが再固溶し、鋼帯を硬質化するとともに結晶
粒径が粗大化するので靱性を悪化させる。したがって、
焼鈍温度を700〜900℃とした。
【0029】均熱後の冷却速度は、コイルの表面温度を
基準として、少なくとも600℃から400℃までの温
度域は30℃/h以上の速度とする。Cuを1%以上、
かつCrを16%以上含有するフェライト系ステンレス
鋼を700℃〜900℃で均熱焼鈍した鋼帯では、Cu
の析出がほぼ終了しており、鋼中の固溶Cuがおよそ
0.5%未満に減少しているので、脆化温度である47
5℃を通過する際に、Cu析出による脆化は抑制され
る。そのため問題となる脆化は、フェライトステンレス
鋼特有の475℃脆化のみとなる。したがって600℃
から400℃までの温度域を30℃/h以上で冷却すれ
ば、本発明方法が対象とするCrやMoを規定量含有し
ている鋼では、475℃脆化が進行せず熱延鋼帯が脆化
しない。
【0030】
【実施例】
(実施例1)表1のA〜Eに示す化学組成のフェライト
系ステンレス鋼を真空溶解法により溶製し、熱間鍛造と
面切削を施して厚さ40mm、幅140mm、長さ85
mmの熱間圧延素材とした。さらに1200℃に加熱後
900℃で終了する熱間圧延を施して厚さ4.5mmの
鋼材に加工した。その後、スプレーで水を吹きかけて鋼
材を冷却して300〜700℃の様々な巻き取り温度に
した後、巻き取り作業の鋼材の温度低下を模擬するため
に、徐冷炉を利用して徐冷した。その後、箱焼鈍の鋼帯
の温度変化を模擬するために、鋼材の一部を600〜1
000℃までの様々な温度で焼鈍を施した。
【0031】
【表1】
【0032】箱焼鈍を模擬するための焼鈍を施した鋼帯
から圧延方向(スラブをライン上で走らせる方向)に直
角にVノッチ付きのシャルピー衝撃試験片を切り出し
て、25℃でJIS Z 2242に準じてシャルピー
衝撃試験を行って鋼帯の衝撃値を求めた。また、巻き取
った後に焼鈍を施さなかった鋼帯も上記のように試験片
を作製し、シャルピー衝撃試験を実施した。表2に巻き
取り温度、箱焼鈍の温度と時間、600℃から400℃
までの温度域の冷却速度および鋼帯の衝撃値を示した。
【0033】
【表2】
【0034】表2から本発明の方法で製造した鋼帯は、
25℃における衝撃値が40J/cm2 以上であり、靱
性に優れていることが明らかである。
【0035】一方、巻き取りを発明1で規定する範囲か
ら外れている温度で実施した例や箱焼鈍が発明2で規定
する範囲外の条件で製造した鋼帯は、衝撃値が40J/
cm2 未満であり、靱性が悪かった。
【0036】(実施例2)本発明の発明1および発明2
を実機に適用して鋼帯を製造した。さらに製造した鋼帯
に冷間加工を施して、冷延板の素材としての性能を調査
した。
【0037】表1のFに示す化学組成のフェライト系ス
テンレス鋼をVOD炉にて溶製し、厚さ200mmの連
続鋳造スラブとし、熱間圧延を施して厚さ4.5mmの
鋼材に加工し、水冷して400℃まで鋼材の温度を下げ
た後、巻き取って鋼帯にした。
【0038】まず、この鋼帯の靱性を調査した。鋼帯か
ら圧延方向に直角にVノッチ付きのシャルピー衝撃試験
片を切り出して、25℃でJIS Z 2242に準じ
てシャルピー衝撃試験を行って衝撃値を測定した。25
℃における衝撃値は105J/cm2 であり、優れた靱
性を備えていた。
【0039】次に冷延板への加工性を調査した。鋼帯の
一部に連続焼鈍、酸洗および冷間圧延を施して冷延鋼板
を製造した。残りの鋼帯には、800℃で16時間保持
する箱焼鈍を施し600℃から400℃までの温度域を
40℃/hの速度で冷却した後、酸洗および冷間圧延を
施して冷延鋼板を製造した。上記のいづれの工程でも本
発明で製造した鋼帯には、割れや破断は起きなかった。
上記の結果から、本発明の製造方法は工業的な生産にも
適用可能なことを確認した。
【0040】
【発明の効果】本発明方法により、Cuを1%以上か
つ、Crを16%以上含有する、靱性に優れるフェライ
ト系ステンレス鋼帯を製造することができるので、Cu
を含有する抗菌性に優れるフェライト系ステンレス鋼板
等の商業的な生産への寄与が大である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%にて、C:0.015%以下、S
    i:0.05〜1%、Mn:0.05〜1%、P:0.
    035%以下、S:0.01%以下、Cr:16〜21
    %、Ni:1%以下、Cu:1〜3%、Mo:0〜3
    %、V:0〜0.15%、Al:0〜0.15%、N
    b:0〜0.6%、Ti:0〜0.3%、N:0.01
    5%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物か
    らなるフェライト系ステンレス鋼に熱間圧延を施し、4
    50℃以下の温度で巻き取ることを特徴とするCuを含
    有するフェライト系ステンレス鋼帯の製造方法。
  2. 【請求項2】重量%にて、C:0.015%以下、S
    i:0.05〜1%、Mn:0.05〜1%、P:0.
    035%以下、S:0.01%以下、Cr:16〜21
    %、Ni:1%以下、Cu:1〜3%、Mo:0〜3
    %、V:0〜0.15%、Al:0〜0.15%、N
    b:0〜0.6%、Ti:0〜0.3%、N:0.01
    5%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物か
    らなるフェライト系ステンレス鋼に熱間圧延を施し、巻
    き取った後、700℃以上900℃以下の温度で箱焼鈍
    し、その後600℃から400℃までの温度域を30℃
    /h以上の冷却速度で冷却することを特徴とするCuを
    含有するフェライト系ステンレス鋼帯の製造方法。
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