JPH10273519A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物Info
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- JPH10273519A JPH10273519A JP7679997A JP7679997A JPH10273519A JP H10273519 A JPH10273519 A JP H10273519A JP 7679997 A JP7679997 A JP 7679997A JP 7679997 A JP7679997 A JP 7679997A JP H10273519 A JPH10273519 A JP H10273519A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチックとの接着性に優れたエポキシ樹
脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)エポキシ樹脂、(B)酸無水物、
(C)硬化促進剤及び(D)アミン系シランカップリン
グ剤を含有してなるエポキシ樹脂組成物。
脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)エポキシ樹脂、(B)酸無水物、
(C)硬化促進剤及び(D)アミン系シランカップリン
グ剤を含有してなるエポキシ樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ樹脂組成
物に関する。
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エポキシ樹脂組成物は、優れた絶
縁特性及び機械特性を有し、各種電気機器の絶縁材料と
して幅広く利用されているが、近年、電気機器の小型
化、軽量化及び動作温度上昇の傾向にあるため、エポキ
シ樹脂組成物に対して注入作業性、耐ヒートサイクル性
及び耐クラック性の向上が要求されている。電気機器の
中で、特にプラスチック部品が内蔵されている場合は、
エポキシ樹脂組成物とプラスチックの界面接着性が劣る
と、剥離が発生し、ヒートサイクルテストにおけるクラ
ックにつながることもある。界面接着性は、エポキシ樹
脂組成物の硬化時間を長くしたり、硬化温度を上げるこ
とにより向上するが、生産性の合理化とは相反する方向
にある。
縁特性及び機械特性を有し、各種電気機器の絶縁材料と
して幅広く利用されているが、近年、電気機器の小型
化、軽量化及び動作温度上昇の傾向にあるため、エポキ
シ樹脂組成物に対して注入作業性、耐ヒートサイクル性
及び耐クラック性の向上が要求されている。電気機器の
中で、特にプラスチック部品が内蔵されている場合は、
エポキシ樹脂組成物とプラスチックの界面接着性が劣る
と、剥離が発生し、ヒートサイクルテストにおけるクラ
ックにつながることもある。界面接着性は、エポキシ樹
脂組成物の硬化時間を長くしたり、硬化温度を上げるこ
とにより向上するが、生産性の合理化とは相反する方向
にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
クとの接着性に優れたエポキシ樹脂組成物を提供するも
のである。
クとの接着性に優れたエポキシ樹脂組成物を提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)エポキ
シ樹脂、(B)酸無水物、(C)硬化促進剤及び(D)
アミン系シランカップリング剤を含有してなるエポキシ
樹脂組成物に関するものである。
シ樹脂、(B)酸無水物、(C)硬化促進剤及び(D)
アミン系シランカップリング剤を含有してなるエポキシ
樹脂組成物に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる(A)成分の
エポキシ樹脂には、特に制限はなく、1分子中に少なく
とも1個のエポキシ基を有するものであればよく、例え
ば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹
脂、多価アルコールのポリグリシジルエステル、脂環式
エポキシ樹脂などが挙げられる。これらの樹脂として
は、常温で液状のものが好ましく、市販品としてはエピ
コート828(シェル化学社製、商品名)、GY−26
0(チバガイギー社製、商品名)、DER−331(ダ
ウケミカル社製、商品名)、ERLE−4221(ユニ
オンカーバイド社製、商品名)などが挙げられる。エポ
キシ樹脂は、1種又は2種類以上使用することができ
る。
エポキシ樹脂には、特に制限はなく、1分子中に少なく
とも1個のエポキシ基を有するものであればよく、例え
ば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹
脂、多価アルコールのポリグリシジルエステル、脂環式
エポキシ樹脂などが挙げられる。これらの樹脂として
は、常温で液状のものが好ましく、市販品としてはエピ
コート828(シェル化学社製、商品名)、GY−26
0(チバガイギー社製、商品名)、DER−331(ダ
ウケミカル社製、商品名)、ERLE−4221(ユニ
オンカーバイド社製、商品名)などが挙げられる。エポ
キシ樹脂は、1種又は2種類以上使用することができ
る。
【0006】本発明に用いられる(B)成分の酸無水物
には、特に制限はないが、常温で液体のものが好まし
く、例えば、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチル
ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルエンドメチレンテト
ラヒドロ無水フタル酸、ドデセニル無水フタル酸などが
用いられる。これらは、好ましくは異性体混合物として
使用される。市販品としては、HN−2200、HN−
2000S、HN−5500(日立化成工業株式会社
製、商品名)、QH−200(日本ゼオン株式会社製、
商品名)、PH−5000(東燃株式会社製、商品名)
などが挙げられる。上記酸無水物は、単独で又は2種類
以上を組み合わせて使用することができる。(B)成分
の酸無水物の配合量は、(A)成分のエポキシ樹脂10
0重量部に対して70〜130重量部とすることが好ま
しい。
には、特に制限はないが、常温で液体のものが好まし
く、例えば、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチル
ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルエンドメチレンテト
ラヒドロ無水フタル酸、ドデセニル無水フタル酸などが
用いられる。これらは、好ましくは異性体混合物として
使用される。市販品としては、HN−2200、HN−
2000S、HN−5500(日立化成工業株式会社
製、商品名)、QH−200(日本ゼオン株式会社製、
商品名)、PH−5000(東燃株式会社製、商品名)
などが挙げられる。上記酸無水物は、単独で又は2種類
以上を組み合わせて使用することができる。(B)成分
の酸無水物の配合量は、(A)成分のエポキシ樹脂10
0重量部に対して70〜130重量部とすることが好ま
しい。
【0007】本発明に用いられる(C)成分の硬化促進
剤としては、例えば、2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール、1−シアノエチル−4−メチルイミダゾール、1
−ベンジル−2−イミダゾール等のイミダゾール及びそ
の誘導体、トリスジメチルアミノフェノール、ベンジル
メチルアミン等の第三級アミン類などが用いられる。市
販品としては、1B2MZ、2E4MZ−CN、2PH
Z、2E4MZ(四国化成株式会社製、商品名)、BD
MA(花王株式会社製、商品名)、IS−130(大日
本色材工業株式会社製、商品名)などが挙げられる。
(C)成分の配合量は、(B)成分の酸無水物100重
量部に対して0.1〜5.0重量部とすることが好まし
い。
剤としては、例えば、2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール、1−シアノエチル−4−メチルイミダゾール、1
−ベンジル−2−イミダゾール等のイミダゾール及びそ
の誘導体、トリスジメチルアミノフェノール、ベンジル
メチルアミン等の第三級アミン類などが用いられる。市
販品としては、1B2MZ、2E4MZ−CN、2PH
Z、2E4MZ(四国化成株式会社製、商品名)、BD
MA(花王株式会社製、商品名)、IS−130(大日
本色材工業株式会社製、商品名)などが挙げられる。
(C)成分の配合量は、(B)成分の酸無水物100重
量部に対して0.1〜5.0重量部とすることが好まし
い。
【0008】本発明に用いられる(D)成分のアミン系
シランカップリング剤としては、γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−
アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチル
ジエトキシシランなど又はその加水分解物が挙げられ
る。市販品としては、例えば、A−1100、A−11
20(いずれも日本ユニカ株式会社製、商品名)、S3
20(チッソ株式会社製、商品名)などが挙げられる。
上記アミン系シランカップリング剤は、単独で又は2種
類以上を組み合わせて使用することができる。
シランカップリング剤としては、γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−
アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチル
ジエトキシシランなど又はその加水分解物が挙げられ
る。市販品としては、例えば、A−1100、A−11
20(いずれも日本ユニカ株式会社製、商品名)、S3
20(チッソ株式会社製、商品名)などが挙げられる。
上記アミン系シランカップリング剤は、単独で又は2種
類以上を組み合わせて使用することができる。
【0009】本発明においては、上記アミン系シランカ
ップリング剤の他に、本発明の目的を損なわない範囲
で、他のシランカップリング剤を併用することもでき
る。他のシランカップリング剤としては、例えば、メチ
ルシリケート、エチルシリケート等のテトラアルコキシ
シラン類又はその加水分解物、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシ
シラン、エチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロ
キシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のトリアル
コキシシラン類又はその加水分解物、ジメチルジメトキ
シシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、ジメチル
ジエトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキ
シシラン、α−グリシドキシエチルメチルジメトキシシ
ラン、β−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルビニルジエトキシシラン
等のジアルコキシシラン類又はその加水分解物などが挙
げられる。市販品としては、TSL8450(東芝シリ
コン株式会社製、商品名)などがある。
ップリング剤の他に、本発明の目的を損なわない範囲
で、他のシランカップリング剤を併用することもでき
る。他のシランカップリング剤としては、例えば、メチ
ルシリケート、エチルシリケート等のテトラアルコキシ
シラン類又はその加水分解物、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシ
シラン、エチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロ
キシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のトリアル
コキシシラン類又はその加水分解物、ジメチルジメトキ
シシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、ジメチル
ジエトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキ
シシラン、α−グリシドキシエチルメチルジメトキシシ
ラン、β−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルビニルジエトキシシラン
等のジアルコキシシラン類又はその加水分解物などが挙
げられる。市販品としては、TSL8450(東芝シリ
コン株式会社製、商品名)などがある。
【0010】本発明のエポキシ樹脂組成物においては、
(A)成分100重量部に対して(D)成分を0.5〜
5重量部配合することが好ましく、(A)成分100重
量部に対して0.5〜2.0重量部とすることがより好
ましい。(D)成分が少なすぎるとプラスチックに対す
る接着性が低下し、多すぎるとガラス転移温度が低下す
る傾向がある。
(A)成分100重量部に対して(D)成分を0.5〜
5重量部配合することが好ましく、(A)成分100重
量部に対して0.5〜2.0重量部とすることがより好
ましい。(D)成分が少なすぎるとプラスチックに対す
る接着性が低下し、多すぎるとガラス転移温度が低下す
る傾向がある。
【0011】本発明のエポキシ樹脂組成物には、必要に
応じて、無機充填剤、赤燐、ヘキサブロモベンゼン、ジ
ブロモフェニルグリシジルエーテル、ジブロモクレジル
グリシジルエーテル、三酸化アンチモン等の難燃剤、ベ
ンガラ、酸化第二鉄、カーボン、チタンホワイト等の着
色剤、シリコーン剤等の消泡剤を添加することができ
る。
応じて、無機充填剤、赤燐、ヘキサブロモベンゼン、ジ
ブロモフェニルグリシジルエーテル、ジブロモクレジル
グリシジルエーテル、三酸化アンチモン等の難燃剤、ベ
ンガラ、酸化第二鉄、カーボン、チタンホワイト等の着
色剤、シリコーン剤等の消泡剤を添加することができ
る。
【0012】本発明のエポキシ樹脂組成物は、前記の
(A)成分〜(D)成分及び必要に応じて添加される成
分を混合することによって製造され、電気機器の絶縁に
有用であり、一般に注型して硬化される。したがって、
高圧トランス、回路部品、センサー、モジュール、IC
レギュレーター、電装部品、放熱部品、コンデンサー等
の電気機器とに有効に使用することができる。
(A)成分〜(D)成分及び必要に応じて添加される成
分を混合することによって製造され、電気機器の絶縁に
有用であり、一般に注型して硬化される。したがって、
高圧トランス、回路部品、センサー、モジュール、IC
レギュレーター、電装部品、放熱部品、コンデンサー等
の電気機器とに有効に使用することができる。
【0013】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらによって制限されるものではない。
下記の実施例及び比較例に使用する物質は、下記のとお
りである。 エポキシ樹脂 ダウケミカル株式会社製の商品名DER−331 アミン系シランカップリング剤 日本ユニカ株式会社製の商品名A−1100(γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシランを主成分とする) チッソ株式会社製の商品名S320〔N−(2−アミノ
エチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランを主
成分とする) その他のシランカップリング剤 東芝シリコン株式会社製の商品名TSL8350(γ−
グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランを主成分
とする) 充填剤 結晶シリカ(株式会社龍森製、商品名CRT−AA) 酸無水物 日立化成工業株式会社製の商品名HN−2200 硬化促進剤 四国化成工業株式会社製の商品名2E4MZ−CN
が、本発明はこれらによって制限されるものではない。
下記の実施例及び比較例に使用する物質は、下記のとお
りである。 エポキシ樹脂 ダウケミカル株式会社製の商品名DER−331 アミン系シランカップリング剤 日本ユニカ株式会社製の商品名A−1100(γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシランを主成分とする) チッソ株式会社製の商品名S320〔N−(2−アミノ
エチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランを主
成分とする) その他のシランカップリング剤 東芝シリコン株式会社製の商品名TSL8350(γ−
グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランを主成分
とする) 充填剤 結晶シリカ(株式会社龍森製、商品名CRT−AA) 酸無水物 日立化成工業株式会社製の商品名HN−2200 硬化促進剤 四国化成工業株式会社製の商品名2E4MZ−CN
【0014】実施例1〜5及び比較例1〜3 表1に示す成分を充分に混合した後、減圧状態にして脱
泡し、それぞれエポキシ樹脂組成物を製造した。得られ
たエポキシ樹脂組成物の特性を下記の方法で評価し、結
果を表1に示した。 プラスチックとの接着性 厚さ3mmのポリブチレンテレフタレートの板を20mmの
幅で短冊状に切断し、一端に20mm×5mmの面積幅で混
合・脱泡したエポキシ樹脂組成物を塗布し、接着面に約
200μmのスペーサを置き、200gのおもりを乗せ
て90℃で2時間、さらに120℃で2時間加熱して硬
化させた。硬化後は、オリエンテック株式会社製オーグ
ラフ試験機を用い、測定温度23℃、つかみ間100mm
でテストスピード0.5mm/分の条件で剥離強度を測定
した。
泡し、それぞれエポキシ樹脂組成物を製造した。得られ
たエポキシ樹脂組成物の特性を下記の方法で評価し、結
果を表1に示した。 プラスチックとの接着性 厚さ3mmのポリブチレンテレフタレートの板を20mmの
幅で短冊状に切断し、一端に20mm×5mmの面積幅で混
合・脱泡したエポキシ樹脂組成物を塗布し、接着面に約
200μmのスペーサを置き、200gのおもりを乗せ
て90℃で2時間、さらに120℃で2時間加熱して硬
化させた。硬化後は、オリエンテック株式会社製オーグ
ラフ試験機を用い、測定温度23℃、つかみ間100mm
でテストスピード0.5mm/分の条件で剥離強度を測定
した。
【0015】ガラス転移温度(Tg) 直径60mm、高さ10mmのブリキシャーレに混合し、脱
泡したエポキシ樹脂組成物30gを注入し、90℃で2
時間、さらに120℃で2時間加熱して硬化させた。硬
化物は、中心から5×5×5mmの大きさで切り出し、そ
の後、株式会社リガク製のTMA試験機を用い、ガラス
転移温度を測定した。
泡したエポキシ樹脂組成物30gを注入し、90℃で2
時間、さらに120℃で2時間加熱して硬化させた。硬
化物は、中心から5×5×5mmの大きさで切り出し、そ
の後、株式会社リガク製のTMA試験機を用い、ガラス
転移温度を測定した。
【0016】
【表1】
【0017】表1に示した結果から、実施例1〜5で製
造したエポキシ樹脂組成物は、いずれも接着性に優れ、
ガラス転移温度が高いが、アミン系シランカップリング
剤を用いない配合の比較例1のものは、接着性に劣り、
アミン系シランカップリング剤を5重量部を超える量で
用いた比較例2のものは、ガラス転移温度が低下してお
り、アミン系シランカップリング剤を使用せず、その他
のシランカップリング剤を用いた比較例3のものは、接
着性に劣っていた。
造したエポキシ樹脂組成物は、いずれも接着性に優れ、
ガラス転移温度が高いが、アミン系シランカップリング
剤を用いない配合の比較例1のものは、接着性に劣り、
アミン系シランカップリング剤を5重量部を超える量で
用いた比較例2のものは、ガラス転移温度が低下してお
り、アミン系シランカップリング剤を使用せず、その他
のシランカップリング剤を用いた比較例3のものは、接
着性に劣っていた。
【0018】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂組成物は、エポキ
シ樹脂が本来持っている優れた絶縁特性及び機械特性を
有するとともに、プラスチックとの接着性に優れ、ガラ
ス転移温度も高いことから、高圧トランス、回路部品、
センサー、モジュール、ICレギュレーター、電装部
品、放熱部品、コンデンサー等の電気機器の注型用に好
適である。
シ樹脂が本来持っている優れた絶縁特性及び機械特性を
有するとともに、プラスチックとの接着性に優れ、ガラ
ス転移温度も高いことから、高圧トランス、回路部品、
センサー、モジュール、ICレギュレーター、電装部
品、放熱部品、コンデンサー等の電気機器の注型用に好
適である。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)エポキシ樹脂、(B)酸無水物、
(C)硬化促進剤及び(D)アミン系シランカップリン
グ剤を含有してなるエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項2】 (A)エポキシ樹脂100重量部に対し
て(D)アミン系シランカップリング剤を0.5〜5重
量部含む請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7679997A JPH10273519A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7679997A JPH10273519A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | エポキシ樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10273519A true JPH10273519A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13615703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7679997A Pending JPH10273519A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10273519A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008174673A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Shin Etsu Chem Co Ltd | オルガノポリシロキサン混合組成物 |
CN105264616A (zh) * | 2013-06-04 | 2016-01-20 | 尼克桑斯公司 | 中压或高压电气设备 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7679997A patent/JPH10273519A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008174673A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Shin Etsu Chem Co Ltd | オルガノポリシロキサン混合組成物 |
CN105264616A (zh) * | 2013-06-04 | 2016-01-20 | 尼克桑斯公司 | 中压或高压电气设备 |
KR20160015324A (ko) * | 2013-06-04 | 2016-02-12 | 넥쌍 | 중간-전압 또는 고전압 전기 디바이스 |
US9984789B2 (en) | 2013-06-04 | 2018-05-29 | Nexans | Medium- or high-voltage electric device |
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