JPH10273256A - 熱可塑性樹脂フィルムの巻き付け方法および装置 - Google Patents
熱可塑性樹脂フィルムの巻き付け方法および装置Info
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- JPH10273256A JPH10273256A JP9466297A JP9466297A JPH10273256A JP H10273256 A JPH10273256 A JP H10273256A JP 9466297 A JP9466297 A JP 9466297A JP 9466297 A JP9466297 A JP 9466297A JP H10273256 A JPH10273256 A JP H10273256A
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Abstract
2、帯状部材15の巻き付けが終了すると、樹脂フィルム1
2を部分的に切断した後、該切断部位が融着部材25を越
えるまで巻き付け、その後、樹脂フィルム12を切断部位
で切り離す。これにより、次に巻き付ける樹脂フィルム
12の始端部12aは融着部材25から垂れ下がって該融着部
材25に受渡され、このままの状態ですぐに次の巻き付け
作業が開始できる。
Description
ィルムを巻き付けドラムの周囲に巻き付ける巻き付け方
法および装置に関する。
ては、例えば特許第2528269号公報に記載されて
いるようなものが知られている。このものは、粘着テー
プ片の一端部を巻き付けドラムに貼着した後、樹脂フィ
ルムの始端部をチャッキング機構によって把持しながら
巻き付けドラムに向かって移動させて、巻き付けドラム
と粘着テープの他端部との間に差込み、次に、粘着テー
プの他端部を樹脂フィルムの始端部に押し付けて貼着し
た後、巻き付けドラムを回転させて樹脂フィルムを該巻
き付けドラムの周囲に巻き付ける。次に、樹脂フィルム
を巻き付け開始位置より上流側において幅方向に切断し
た後、巻き付けドラムを回転させて該樹脂フィルムの終
端部を巻き付け開始位置まで移動させる。次に、粘着テ
ープ片を樹脂フィルムの終端部と既巻き付けの樹脂フィ
ルムとの双方に貼着し、樹脂フィルムの終端部を既巻き
付けの樹脂フィルムに係止するようにしている。
うな従来の樹脂フィルムの巻き付け方法にあっては、樹
脂フィルムの巻き付け作業を行う際に、樹脂フィルムの
始端部をチャッキング機構によって把持しなければなら
ないため、作業能率が低下してしまう問題点がある。ま
た、粘着テープ片を用いて樹脂フィルムの始端部、終端
部の端末処理を行うようにしているため、粘着テープ代
が別に必要となって高価になるとともに、粘着テープ片
を供給するための特別な装置も必要となり、さらに高価
となってしまうという問題点がある。
向上させることができる熱可塑性樹脂フィルムの巻き付
け方法および装置を提供することを目的とする。
に、始端部が融着部材を越えて位置することで該融着部
材から垂れ下がっている熱可塑性樹脂フィルムを前記融
着部材とともに巻き付けドラムに接近させる工程と、前
記融着部材により樹脂フィルムの始端部を巻き付けドラ
ムに押し付けながら加熱して融着させる工程と、融着部
材を巻き付けドラムから離隔させるとともに、巻き付け
ドラムを回転させてその周囲に樹脂フィルムを巻き付け
る工程と、巻き付け開始位置近傍の樹脂フィルムを融着
部材により既巻き付けの樹脂フィルムに押し付けながら
加熱して融着させるとともに、樹脂フィルムを巻き付け
開始位置より上流側において幅方向に部分的に切断する
工程と、巻き付けドラムを回転させて部分的に切断され
た部位が融着部材を越えるまで樹脂フィルムを巻き付け
ドラムの周囲に巻き付ける工程と、樹脂フィルムの走行
速度より巻き付けドラムの巻き付け速度を大とした状態
で巻き付けドラムを回転させることにより、樹脂フィル
ムを前記部分的に切断された部位において切り離すとと
もに、該切り離しによって形成された樹脂フィルムの始
端部を融着部材から垂れ下がらせる工程とを備えた熱可
塑性樹脂フィルムの巻き付け方法により、第2に、熱可
塑性樹脂フィルムの巻き付けドラムへの巻き付けが開始
する巻き付け開始位置近傍に配置され、前記樹脂フィル
ムを押付けながら加熱することで該樹脂フィルムを巻き
付けドラムまたは既巻き付けの樹脂フィルムに融着する
ことができる融着部材と、該融着部材を巻き付けドラム
に接近離隔させる接離手段と、前記樹脂フィルムを巻き
付け開始位置より上流側において幅方向に部分的に切断
するカッターとを備え、巻き付けドラムへの樹脂フィル
ムの巻き付けが終了すると、巻き付け開始位置近傍の樹
脂フィルムを融着部材によって既巻き付けの樹脂フィル
ムに融着させるとともに、樹脂フィルムを巻き付け開始
位置より上流側においてカッターにより幅方向に部分的
に切断した後、巻き付けドラムを回転させて部分的に切
断された部位が融着部材を越えるまで樹脂フィルムを巻
き付けドラムの周囲に巻き付け、次に、前記樹脂フィル
ムを前記部分的に切断された部位において切り離すとと
もに、該切り離しによった形成された樹脂フィルムの始
端部を融着部材から垂れ下がらせるようにした熱可塑性
樹脂フィルムの巻き付け装置により達成することができ
る。
部材を越えて位置し、これにより、該始端部が融着部材
から垂れ下がっているとする。このような状態から樹脂
フィルムを巻き付けドラムに巻き付ける場合には、ま
ず、接離手段を作動して融着部材を巻き付けドラムに接
近させるが、このとき、該融着部材には樹脂フィルムの
始端部がこれを越えることで垂れ下がっているため、該
樹脂フィルムも融着部材とともに巻き付けドラムに接近
する。そして、融着部材によって樹脂フィルムの始端部
が巻き付けドラムに押し付けられると、該融着部材は樹
脂フィルムの始端部を加熱して巻き付けドラムに融着さ
せる。次に、接離手段を作動して融着部材を巻き付けド
ラムから離隔させるとともに、巻き付けドラムを回転さ
せてその周囲に樹脂フィルムを巻き付ける。そして、巻
き付けドラムへの樹脂フィルムの巻き付け作業が終了す
ると、巻き付け開始位置近傍の樹脂フィルムを融着部材
により既巻き付けの樹脂フィルムに押し付けながら加熱
して融着させるとともに、樹脂フィルムを巻き付け開始
位置より上流側においてカッターにより幅方向に部分的
に、即ち一部を残して切断する。次に、巻き付けドラム
を回転させて前記部分的に切断された部位が融着部材を
越えるまで樹脂フィルムを巻き付けドラムの周囲に巻き
付け、その後、樹脂フィルムの走行速度より巻き付けド
ラムの巻き付け速度を大とした状態で巻き付けドラムを
再度回転させ、樹脂フィルムを前記部分的に切断された
部位において切り離す。このとき、該切り離しによって
形成された樹脂フィルムの始端部は融着部材を越えて位
置しているので、自重により下方に倒れ込み融着部材か
ら垂れ下がる。このように樹脂フィルムの切り離し時
に、次に巻き付ける樹脂フィルムの始端部を融着部材に
受渡すようにしたので、このままの状態ですぐに次の巻
き付け作業を開始することができ、これにより作業能率
が向上する。しかも、樹脂フィルムの融着によって樹脂
フィルムの端末処理を行うようにしているため、使用に
より消耗する粘着テープ片や該粘着テープ片を供給する
装置が不要となり、構造が簡単になるとともに、巻き付
けに要する費用を安価とすることができる。
ば、帯状部材が粘着性を有していても、これを容易に一
時保管することができる。さらに、請求項3に記載のよ
うに構成すれば、樹脂フィルムの切り離し作業が容易と
なる。
面に基づいて説明する。図1において、11は水平な軸線
回りに回転することができる巻き付けドラムであり、こ
の巻き付けドラム11の直後で若干上方には熱可塑性樹脂
フィルム12(薄肉のポリエチレンフィルム等で、通常ラ
イナーと呼ばれる)がロール状に巻き取られたフィルム
ロール13が設置され、このフィルムロール13は巻き付け
ドラム11と平行な軸線回りに回転することができる。14
は前記フィルムロール13の直上に下流端(前端)が位置
し前後方向に延びるコンベアであり、このコンベア14は
帯状部材15、例えばベルトプライ等の粘着性を有するタ
イヤ構成部材を前方に向かって搬送する。なお、このコ
ンベア14上には前記帯状部材15を切断する切断機構(図
示していない)が設置されている。そして、前記フィル
ムロール13から巻き出された樹脂フィルム12は巻き付け
ドラム11に向かって走行した後、該巻き付けドラム11の
周囲に巻き付けられるが、この巻き付け時、コンベア14
が走行して帯状部材15が樹脂フィルム12上に供給され、
これにより、帯状部材15は樹脂フィルム12間に挟み込ま
れながら巻き付けドラム11に巻き付けられる。
巻き付け装置であり、この巻き付け装置16は固定フレー
ム17と、この固定フレーム17に固定され前後方向に延び
る水平なシリンダ18とを有する。このシリンダ18は前後
方向に移動可能なロッド19を有し、このロッド19の前端
(先端)にはブラケット20を介して巻き付けドラム11の
軸線と平行な軸線回りに回転する押付けローラ21が回転
可能に支持されている。22は前記ブラケット20にL字形
をした支持部材23を介して固定され前記シリンダ18に平
行に延びるシリンダであり、このシリンダ22も前後方向
に移動可能なロッド24を有する。このロッド24の前端
(先端)には融着部材25が取り付けられ、この融着部材
25は樹脂フィルム12の巻き付けドラム11への巻き付けが
開始する巻き付け開始位置P近傍に配置されている。そ
して、この融着部材25は巻き付け開始位置P近傍の樹脂
フィルム12を巻き付けドラム11あるいは既巻き付けの樹
脂フィルム12に押付けながら加熱することで、該巻き付
けドラム11あるいは既巻き付けの樹脂フィルム12に融着
させる。前述したシリンダ18、22は全体として、前記融
着部材25を巻き付けドラム11に接近離隔させる接離手段
26を構成する。
ム17に固定され前記シリンダ18と平行なシリンダであ
り、このシリンダ27のピストンロッド28の前端(先端)
には樹脂フィルム12の幅方向、即ち巻き付けドラム11の
軸方向に延びる一対のロッドレスタイプのシリンダ29が
取り付けられ、これらのシリンダ29の移動部材にはカッ
ター30がそれぞれ取り付けられている。そして、これら
のカッター30は前記巻き付けドラム11に樹脂フィルム12
が満巻に巻き付けられたとき、前記巻き付け開始位置P
より上流側、詳しくは前記押付けローラ21とフィルムロ
ール13との間に張り渡された樹脂フィルム12を幅方向に
部分的に、ここでは樹脂フィルム12の幅方向中央部を残
しながら幅方向両端部を切断する。
て説明する。今、樹脂フィルム12の始端部12aは図2に
実線で示すように、融着部材25を越えて巻き付けドラム
11側、即ち前方側に送られており、これにより、該始端
部12aはシリンダ22の作動によって押付けローラ21より
前方に位置している融着部材25に引っ掛かりながら該融
着部材25から垂れ下がっているとする。このとき、巻き
付けドラム11は空であり、シリンダ27のピストンロッド
28が引っ込んでいるため、カッター30は樹脂フィルム12
の走行経路から後方に退避している。
付けドラム11に巻き付ける場合には、まず、接離手段26
のシリンダ18を作動して融着部材25、押付けロール21を
前方に移動させ、巻き付けドラム11に接近させる。この
とき、前記融着部材25には樹脂フィルム12の始端部12a
が引っ掛かりながら垂れ下がっているため、該樹脂フィ
ルム12の始端部12aも融着部材25とともに巻き付けドラ
ム11に接近する。そして、融着部材25により樹脂フィル
ム12の始端部12aが、図2に仮想線で示すように巻き付
けドラム11の外周面に押し付けられると、該融着部材25
は発熱し、樹脂フィルム12の始端部12aを加熱して巻き
付けドラム11に融着させる。次に、シリンダ22のロッド
24を後方に移動させ、融着部材25を巻き付けドラム11か
ら離隔させる。このとき、シリンダ18のロッド19を前方
に向かって移動させ、融着部材25の代わりに押付けロー
ラ21によって巻き付け開始位置Pの樹脂フィルム12を巻
き付けドラム11に押し付ける。
せ、その周囲に樹脂フィルム12を数周分締め付けながら
巻き付ける。その後、巻き付けドラム11を連続回転させ
るとともに、コンベア14を樹脂フィルム12と等速で走行
させて帯状部材15を樹脂フィルム12上に供給する。この
結果、フィルムロール13から巻き出された樹脂フィルム
12およびコンベア14の下流端から送り出された帯状部材
15は巻き付けドラム11に向かって走行した後、押付けロ
ーラ21によって成形ドラム11に押し付けられながら帯状
部材15が樹脂フィルム12間に挟み込まれた状態で巻き付
けドラム11の周囲に次々と巻き付けられる。このとき、
押付けローラ21は図3に示すように、巻き付けドラム11
に次々と巻き付けられた樹脂フィルム12、帯状部材15に
押され徐々に後方に移動する。そして、前述のように樹
脂フィルム12の巻き付けドラム11への巻き付け時、帯状
部材15を樹脂フィルム12間に挟み込みながら巻き付ける
ようにすれば、帯状部材15が粘着性を有するような場合
にも、これを巻き取って容易に一時保管することができ
る。そして、巻き付けドラム11への樹脂フィルム12、帯
状部材15の巻き付け作業が終了する直前となると、巻き
付けドラム11の回転を一旦停止させる。次に、帯状部材
15をコンベア14上において切断した後、コンベア14の走
行を停止した状態で巻き付けドラム11を低速で数回転さ
せ、樹脂フィルム12のみを数周分締め付けながら巻き付
ける。これにより、巻き付けドラム11は満巻となり巻き
付け作業が終了する。
巻き付けドラム11に接近させ、該融着部材25により巻き
付け開始位置P近傍の樹脂フィルム12を、図1に仮想線
で示すように既巻き付けの樹脂フィルム12に押し付け
る。この状態で融着部材25により押し付けられている位
置の樹脂フィルム12を加熱し、既巻き付けの樹脂フィル
ム12に融着させる。次に、シリンダ22を作動して融着部
材25を巻き付けドラム11から離隔させる。次に、シリン
ダ27のピストンロッド28を突出させてカッター30を巻き
付けドラム11とフィルムロール13との間に張り渡されて
いる樹脂フィルム12に向かって移動させる。次に、シリ
ンダ29を作動してカッター30を樹脂フィルム12の幅方向
に移動させ、該カッター30により巻き付け開始位置Pよ
り上流側の樹脂フィルム12を部分的に、ここでは幅方向
両端部を切断する。このとき、樹脂フィルム12の幅方向
中央部を切断せずに、例えば5〜6cm程度残しておく。
次に、シリンダ29、27を作動してカッター30を樹脂フィ
ルム12に影響を与えることのない初期位置に復帰させ
る。
部分的に切断された部位が融着部材25を所定距離越える
まで樹脂フィルム12を巻き付けドラム11の周囲に最外層
のフィルムとして巻き付ける。次に、フィルムロール13
を制動して張り渡されている樹脂フィルム12の走行を停
止させながら巻き付けドラム11を再度回転させる。この
結果、樹脂フィルム12の走行速度(ここでは零)より巻
き付けドラム11の巻き付け速度が大となり、これによ
り、最外層の樹脂フィルム12および張り渡されている樹
脂フィルム12内に長手方向の引張力が発生して、樹脂フ
ィルム12は強度的に最も弱い部位、ここでは幅方向中央
部のみがつながっている前記部分的に切断された部位に
おいて切り離される。このようにすることにより樹脂フ
ィルム12を容易に切り離すことができるが、このときの
状態が図4に示されている。次に、シリンダ22のロッド
24を前方に移動させながらシリンダ18のロッド19を後方
に移動させ、融着部材25を押付けローラ21より前方に位
置させる。このとき、前記切り離しによった形成された
樹脂フィルム12の始端部12aは自重により下方に倒れ込
み、融着部材25から所定長さ分だけが前方に垂れ下が
る。このように樹脂フィルム12の切り離し時に、次に巻
き付ける樹脂フィルム12の始端部12aを融着部材25に受
渡すことができるので、このままの状態ですぐに次の巻
き付け作業を開始することができ、これにより作業能率
が向上する。しかも、樹脂フィルム12の融着によって樹
脂フィルム12の端末処理を行うようにしているため、使
用により消耗する粘着テープ片や該粘着テープ片を供給
する装置が不要となり、装置の構造が簡単になるととも
に、巻き付けに要する費用を安価とすることができる。
その後、満巻の巻き付けドラム11を空の巻き付けドラム
11に交換すると、図2に示す初期状態となる。以上がこ
の実施形態の作用の1サイクルであり、以後、このサイ
クルが繰り返されて樹脂フィルム12、帯状部材15が巻き
付けドラム11に次々と巻き付けられる。
け開始位置P近傍の樹脂フィルム12を融着部材25により
既巻き付けの樹脂フィルム12に融着させた後、樹脂フィ
ルム12をカッター30によって幅方向に部分的に切断する
ようにしたが、この発明においては、樹脂フィルム12を
カッター30によって幅方向に部分的に切断した後、融着
部材25により巻き付け開始位置P近傍の樹脂フィルム12
を既巻き付けの樹脂フィルム12に融着させるようにして
もよい。また、前述の実施形態においては、樹脂フィル
ム12の走行を停止させているときに巻き付けドラム11を
回転させることで、樹脂フィルム12の走行速度より巻き
付けドラム11の巻き付け速度を大としたが、この発明に
おいては樹脂フィルム12をフィルムロール13から低速で
巻き出しているときに巻き付けドラム11を高速回転させ
ることで、樹脂フィルム12の走行速度より巻き付けドラ
ム11の巻き付け速度を大としてもよい。さらに、前述の
実施形態においては、この発明をライナーとしての樹脂
フィルム12を帯状部材15とともに巻き付けドラム11に巻
き付ける際に使用したが、この発明を、押出し成形直後
の樹脂フィルムを巻き付けドラムに巻き付ける際、ある
いは、大巻反のフィルムロールから樹脂フィルムを巻き
出して小巻反のフィルムロールに小分けする際にも用い
ることができる。
ば、安価でありながら作業能率を向上させることができ
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】始端部が融着部材を越えて位置することで
該融着部材から垂れ下がっている熱可塑性樹脂フィルム
を前記融着部材とともに巻き付けドラムに接近させる工
程と、前記融着部材により樹脂フィルムの始端部を巻き
付けドラムに押し付けながら加熱して融着させる工程
と、融着部材を巻き付けドラムから離隔させるととも
に、巻き付けドラムを回転させてその周囲に樹脂フィル
ムを巻き付ける工程と、巻き付け開始位置近傍の樹脂フ
ィルムを融着部材により既巻き付けの樹脂フィルムに押
し付けながら加熱して融着させるとともに、樹脂フィル
ムを巻き付け開始位置より上流側において幅方向に部分
的に切断する工程と、巻き付けドラムを回転させて部分
的に切断された部位が融着部材を越えるまで樹脂フィル
ムを巻き付けドラムの周囲に巻き付ける工程と、樹脂フ
ィルムの走行速度より巻き付けドラムの巻き付け速度を
大とした状態で巻き付けドラムを回転させることによ
り、樹脂フィルムを前記部分的に切断された部位におい
て切り離すとともに、該切り離しによって形成された樹
脂フィルムの始端部を融着部材から垂れ下がらせる工程
とを備えたことを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの巻
き付け方法。 - 【請求項2】樹脂フィルムの巻き付けドラムへの巻き付
け時、帯状部材を樹脂フィルム間に挟み込みながら巻き
付けるようにした請求項1記載の熱可塑性樹脂フィルム
の巻き付け方法。 - 【請求項3】樹脂フィルムの走行を停止させているとき
に巻き付けドラムを回転させることで、樹脂フィルムの
走行速度より巻き付けドラムの巻き付け速度を大とした
請求項1記載の熱可塑性樹脂フィルムの巻き付け方法。 - 【請求項4】熱可塑性樹脂フィルムの巻き付けドラムへ
の巻き付けが開始する巻き付け開始位置近傍に配置さ
れ、前記樹脂フィルムを押付けながら加熱することで該
樹脂フィルムを巻き付けドラムまたは既巻き付けの樹脂
フィルムに融着することができる融着部材と、該融着部
材を巻き付けドラムに接近離隔させる接離手段と、前記
樹脂フィルムを巻き付け開始位置より上流側において幅
方向に部分的に切断するカッターとを備え、巻き付けド
ラムへの樹脂フィルムの巻き付けが終了すると、巻き付
け開始位置近傍の樹脂フィルムを融着部材によって既巻
き付けの樹脂フィルムに融着させるとともに、樹脂フィ
ルムを巻き付け開始位置より上流側においてカッターに
より幅方向に部分的に切断した後、巻き付けドラムを回
転させて部分的に切断された部位が融着部材を越えるま
で樹脂フィルムを巻き付けドラムの周囲に巻き付け、次
に、前記樹脂フィルムを前記部分的に切断された部位に
おいて切り離すとともに、該切り離しによった形成され
た樹脂フィルムの始端部を融着部材から垂れ下がらせる
ようにしたことを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの巻
き付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09466297A JP3710248B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 熱可塑性樹脂フィルムの巻き付け方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09466297A JP3710248B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 熱可塑性樹脂フィルムの巻き付け方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10273256A true JPH10273256A (ja) | 1998-10-13 |
JP3710248B2 JP3710248B2 (ja) | 2005-10-26 |
Family
ID=14116470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09466297A Expired - Fee Related JP3710248B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 熱可塑性樹脂フィルムの巻き付け方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3710248B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008137737A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Denki Kagaku Kogyo Kk | シートの巻取り方法及び装置並びにシート巻取り体 |
JP2012179885A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-20 | Ogura Kogyo Kk | フィルム片の巻付き一体化筒部品の製造機及びその製造方法 |
KR101206919B1 (ko) | 2010-10-14 | 2012-11-30 | (주)한성 하나론 | 배관용 보온재 권취장치 및 권취방법 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP09466297A patent/JP3710248B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101206919B1 (ko) | 2010-10-14 | 2012-11-30 | (주)한성 하나론 | 배관용 보온재 권취장치 및 권취방법 |
JP2012179885A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-20 | Ogura Kogyo Kk | フィルム片の巻付き一体化筒部品の製造機及びその製造方法 |
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---|---|
JP3710248B2 (ja) | 2005-10-26 |
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