JPH10272611A - 木製品 - Google Patents

木製品

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JPH10272611A
JPH10272611A JP9080148A JP8014897A JPH10272611A JP H10272611 A JPH10272611 A JP H10272611A JP 9080148 A JP9080148 A JP 9080148A JP 8014897 A JP8014897 A JP 8014897A JP H10272611 A JPH10272611 A JP H10272611A
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JP
Japan
Prior art keywords
concave
convex
mouse
wooden product
convex portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP9080148A
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English (en)
Inventor
Minoru Fujita
實 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUME KOBO KK
Original Assignee
YUME KOBO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面の滑面度を維持しつつある程度の面抵抗
をできるだけ均質に確保することができるようにする。 【解決手段】 板体の表面1に凹部及び凸部が連続する
凹凸面5を形成し、各凸部の頂部が略同一平面上に位置
するように形成するとともに、凹凸面5の任意の1mm
四方を抽出した場合に該抽出部位に形成される凹部と凸
部との比率が80%〜20%:20%〜80%になるよ
うに設定し、各凹部の深さを0.5〜1mmに設定し、
凹凸面5に凸部の頂部に曲面表面を有する突塊が付設さ
れるように、樹脂を被覆し、凹凸面5をコンピュータ等
の操作用マウスが走行するマウス走行面Baとしたマウ
スボードBとして構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の木製品に係
り、特に、表面に物体が接触して移動する場合に有効な
木製品に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、木製品としては、図5
に示すように、表面1にコンピュータ2等の操作用マウ
スMが走行するマウス走行面を有したマウスボードBが
ある。マウスボードBとしては、ゴム材質のものが良く
知られているが、近年、ゴム材質のマウスボードBは湿
度の影響を受け易くローラ(図示せず)の移動の軽快さ
に劣る欠点があることから、これをできるだけ解消する
とともにインテリアの観点から木製のものも普及してき
ている。マウスボードBは、一般に、マウスのローラの
移動を速く軽快にすることができるとともに、ボードに
良く密着してローラに滑りが生じることなく正確に回転
できることが要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
木製品としてのマウスボードBにあっては、表面1に塗
装を施して、ローラを軽快に移動させることはある程度
達成できるが、ローラの密着性に劣り、そのため、ロー
ラに滑りが生じて回転ムラが生じ易いという問題があっ
た。即ち、表面の滑面度を形成することは比較的容易に
できるが、ある程度の面抵抗をできるだけ均質に形成す
ることが比較的困難な状況にあり、上記のような問題を
生じてしまう。本発明は上記の問題点に鑑みてなされた
もので、表面の滑面度を維持しつつある程度の面抵抗を
できるだけ均質に確保することができる木製品の提供を
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の木製品は、表面に2mm以下の幅で互
いに隣接する凹部及び凸部が連続する凹凸面を形成した
構成としている。これにより細かい凹凸が連続するの
で、表面の滑面度を維持しつつある程度の面抵抗をでき
るだけ均質に確保することができる。上記の幅よりも凹
部が大きくなると、表面の滑面度が少なくなり、上記の
幅よりも凸部が大きくなると、滑らかすぎて抵抗が不十
分になる。
【0005】そして、必要に応じ、表面に凹部及び凸部
が連続する凹凸面を形成し、該凹凸面の任意の1mm四
方を抽出した場合に該抽出部位に形成される凹部と凸部
との比率が80%〜20%:20%〜80%である構成
としている。これにより、どの1mm四方をとっても凹
凸があるので、より一層表面の滑面度を維持することが
できるとともにより一層ある程度の面抵抗をできるだけ
均質に確保することができる。また、必要に応じ、上記
各凹部の深さを0.5〜1mmに設定した構成としてい
る。これにより、凸部の強度を保持しつつ凹部の目詰ま
りを少なくすることができる。0.5mm以下であると
目詰まりを起こし易く、1mm以上であると凸部が座屈
し易くなる。
【0006】更に、必要に応じ、上記表面の各凸部の頂
部が略同一平面上に位置するように形成した板体である
構成としている。また、必要に応じ、上記凹凸面に、上
記凸部の頂部に曲面表面を有する突塊が付設されるよう
に、樹脂を被覆した構成としている。これにより、凸部
の角部が滑らかになるので、引っ掛りが少なくなり、よ
り一層表面の滑面度を維持しつつある程度の面抵抗を確
保することができる。そして、上記表面に形成された凹
凸面をコンピュータ等の操作用マウスが走行するマウス
走行面としたマウスボードとして構成したことが有効で
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る木製品について説明する。尚、上記
と同様のものには同一の符号を付して説明する。図1乃
至図5に示すように、本発明の実施の形態に係る木製品
は、上記と同様に、表面1にコンピュータ2等の操作用
マウスMが走行するマウス走行面Baを有したマウスボ
ードBである。このマウスボードBは、矩形板体で形成
されており、表面1に2mm以下の幅で互いに隣接する
凹部3及び凸部4が連続する矩形の所要の面積の凹凸面
5が形成され、この凹凸面5がマウス走行面Baとして
構成されている。
【0008】詳しくは、図2及び図3に示すように、板
体の平面状の表面1に、0.1〜0.2mmの範囲の所
定幅X、かつ、0.5〜1mmの範囲の所定深さDの溝
からなる凹部3を、0.2〜0.5mmの範囲の等間隔
Pで格子状に形成し、板体の表面1に凹部3及び凸部4
(幅Y)が連続する凹凸面5を形成している。これによ
り、各凸部4の頂部が略同一平面上に位置するように形
成される。そして、この溝からなる凹部3の形成によっ
て、凹凸面5の任意の1mm四方を抽出した場合に該抽
出部位Sに形成される凹部3と凸部4との比率が80%
〜20%:20%〜80%になるように設定される。
【0009】また、図3に示すように、凹凸面5には、
凸部4の頂部に曲面表面を有する突塊10が付設される
ように、樹脂が被覆されている。樹脂としては、例えば
ポリウレタン系の樹脂等の適宜の樹脂が用いられる。こ
の実施の形態に係る木製品を製造するときは、例えば、
予め所定形状に加工した板体の表面1に、例えば、レー
ザー彫刻機により、上記の溝からなる凹部3を格子状に
形成し、表面1に凹凸面5を形成する。その後、凹凸面
5を含む全面に樹脂を塗布し、乾燥する。
【0010】従って、この実施の形態に係る木製品とし
てのマウスボードによれば、マウスMを操作するとき
は、マウス走行面Baである凹凸面5にマウスMを走行
させる。この場合、凹凸面5は2mm以下の幅で互いに
隣接する凹部3及び凸部4が連続しているので、表面1
の滑面度が維持されるとともに、ある程度の面抵抗が均
質に確保される。そのため、マウスMのローラMaの移
動を速く軽快にすることができるとともに、ローラMa
が凹部3及び凸部4の凹凸によって抵抗を受けるので、
滑りにくくなって良く密着するようになり、ローラMa
に滑りが生じることなく正確に回転させることができ、
ローラMaの回転ムラが生じにくく、これによりローラ
Maの走行及び回転を円滑に行なわせることができるよ
うになる。
【0011】特に、凹凸面5の任意の1mm四方を抽出
した場合に該抽出部位Sに形成される凹部3と凸部4と
の比率を80%〜20%:20%〜80%としたので、
どの1mm四方をとってもこの小さい範囲に凹凸がある
ことになり、そのため、より一層表面1の滑面度を維持
することができるとともにより一層ある程度の面抵抗を
できるだけ均質に確保することができ、より確実にロー
ラMaの走行及び回転を円滑に行なわせることができる
ようになる。また、各凹部3の深さが0.5〜1mmに
設定されているので、凸部4の強度が保持されて座屈し
にくくなり、更に、浅過ぎることもないことから、容易
に目詰まりしにくくなる。更に、凹凸面5に樹脂が被覆
されて、図3に示すように、凸部4の頂部に曲面表面を
有する突塊10が付設されているので、凸部4の角部が
滑らかになることから、ローラMaの引っ掛りが少なく
なり、より一層表面1の滑面度が維持されつつある程度
の面抵抗が確保される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。実
施例は、上記と同様に形成されたマウスボードである。
その加工は、図2及び図3に示すように、ブナ材もしく
はウォールナット材からなる板体(29cm×20c
m)の平面状の表面1に、0.1mmの幅X、かつ、
0.5mmの深さDの溝からなる凹部3を、0.5mm
の等間隔Pで格子状に形成した。加工機は、米国ユニバ
ーサル社製の炭酸ガスレーザー彫刻機(WIN LAS
ER25PS)を使用した。出力設定は、Power1
00,Speed100,Dpi500,ppi500
とした。
【0013】また、被覆した樹脂は、ウレタン系の塗料
を用いてこれを塗布した。また、その上から艶消し用の
塗料を塗布した。ウレタン系の塗料として、カシュウ株
式会社製の2液(サンデングシーラー(A)2液型ポリ
ウレタン樹脂塗料,サンデングシーラー(B)2液型ポ
リウレタン樹脂塗料)混合のスプレー塗料を用いた。艶
消し塗料として、カシュウ株式会社製の3液(リベラフ
ラット全艶消しクリヤー(A),リベラフラット全艶消
しクリヤー(B),スーパーストローン85)混合のス
プレー塗料を用いた。
【0014】尚、上記実施の形態においては、凹凸面5
を格子状の溝からなる凹部3を形成して構成したが、必
ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、図4に
示すように、他の形状の凹部3及び凸部4として良い。
図4において、図4(a)は凸部4を溝からなる凹部3
によって正三角形状に形成した凹凸面5としている。図
4(b)は凸部4を溝からなる凹部3によって六角形状
に形成した凹凸面5としている。図4(c)は凸部4を
凹部3によって円形状に形成した凹凸面5としている。
図4(d)は凹部3を長孔状に形成してこれを羅列して
凸部4を形成した凹凸面5としている。図4(e)は凸
部4及び凹部3を不規則に形成して凸部4を形成した凹
凸面5としている。
【0015】また、本発明は、上述したマウスボードB
に適用したが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、例えば、野球のバットのグリップ等どのような木製
品に適用しても良いことは勿論である。特に、表面に物
体が接触して移動する木製品に適している。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の木製品に
よれば、表面に2mm以下の幅で互いに隣接する凹部及
び凸部が連続する凹凸面を形成したので、小さい範囲に
凹凸が存在するので、表面の滑面度を維持しつつある程
度の面抵抗をできるだけ均質に確保することができる。
また、凹凸面の任意の1mm四方を抽出した場合に該抽
出部位に形成される凹部と凸部との比率が80%〜20
%:20%〜80%である構成とした場合には、どの1
mm四方をとっても凹凸があるので、より一層表面の滑
面度を維持することができるとともにより一層ある程度
の面抵抗をできるだけ均質に確保することができる。
【0017】更に、各凹部の深さを0.5〜1mmに設
定した場合には、凸部を座屈しにくくして強度を保持さ
せることができるとともに、容易に凹部が目詰まりして
しまう事態を防止することができる。更にまた、凹凸面
に、凸部の頂部に曲面表面を有する突塊が付設されるよ
うに、樹脂を被覆した場合には、凸部の角部が滑らかに
なるので、引っ掛りが少なくなり、より一層表面の滑面
度を維持しつつある程度の面抵抗を確保することができ
る。
【0018】また、表面に形成された凹凸面をコンピュ
ータ等の操作用マウスが走行するマウス走行面としたマ
ウスボードとして構成した場合には、ローラの移動を速
く軽快にすることができるとともに、ローラが凹部及び
凸部の凹凸によって抵抗を受けるので、滑りにくくなっ
て良く密着するようになり、ローラに滑りが生じること
なく正確に回転させることができ、ローラの回転ムラが
生じにくく、これによりローラの走行及び回転を円滑に
行なわせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る木製品としてのマウ
スボードを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る木製品としてのマウ
スボードの要部拡大平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る木製品としてのマウ
スボードの要部拡大凹断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る木製品としてのマウ
スボードの凹凸面の他の態様を示す要部平面(a)
(b)(c)(d)(e)である。
【図5】本発明が適用される木製品としてのマウスボー
ドをその使用例とともに示す斜視図である。
【符号の説明】
B マウスボード(木製品) Ba マウス走行面 M マウス Ma ローラ 1 表面 2 コンピュータ 3 凹部 4 凸部 5 凹凸面 S 抽出部位 10 突塊

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に2mm以下の幅で互いに隣接する
    凹部及び凸部が連続する凹凸面を形成したことを特徴と
    する木製品。
  2. 【請求項2】 表面に凹部及び凸部が連続する凹凸面を
    形成し、該凹凸面の任意の1mm四方を抽出した場合に
    該抽出部位に形成される凹部と凸部との比率が80%〜
    20%:20%〜80%であることを特徴とする請求項
    1記載の木製品。
  3. 【請求項3】 上記各凹部の深さを0.5〜1mmに設
    定したことを特徴とする請求項1または2記載の木製
    品。
  4. 【請求項4】 上記表面の各凸部の頂部が略同一平面上
    に位置するように形成した板体であることを特徴とする
    請求項1,2または3記載の木製品。
  5. 【請求項5】 上記凹凸面に、上記凸部の頂部に曲面表
    面を有する突塊が付設されるように、樹脂を被覆したこ
    とを特徴とする請求項1,2,3または4記載の木製
    品。
  6. 【請求項6】 板体の表面に凹部及び凸部が連続する凹
    凸面を形成し、上記各凸部の頂部が略同一平面上に位置
    するように形成するとともに、該凹凸面の任意の1mm
    四方を抽出した場合に該抽出部位に形成される凹部と凸
    部との比率が80%〜20%:20%〜80%になるよ
    うに設定し、上記各凹部の深さを0.5〜1mmに設定
    し、上記凹凸面に上記凸部の頂部に曲面表面を有する突
    塊が付設されるように、樹脂を被覆したことを特徴とす
    る木製品。
  7. 【請求項7】 上記表面に形成された凹凸面をコンピュ
    ータ等の操作用マウスが走行するマウス走行面としたマ
    ウスボードとして構成したことを特徴とする請求項6記
    載の木製品。
JP9080148A 1997-03-31 1997-03-31 木製品 Pending JPH10272611A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100339198C (zh) * 2004-09-30 2007-09-26 珠海市海外海科技有限公司 一种液晶电脑显示器或液晶电视机的制造方法

Cited By (1)

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CN100339198C (zh) * 2004-09-30 2007-09-26 珠海市海外海科技有限公司 一种液晶电脑显示器或液晶电视机的制造方法

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