JPH102723A - 溶接ビード形状測定装置 - Google Patents

溶接ビード形状測定装置

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JPH102723A
JPH102723A JP8177573A JP17757396A JPH102723A JP H102723 A JPH102723 A JP H102723A JP 8177573 A JP8177573 A JP 8177573A JP 17757396 A JP17757396 A JP 17757396A JP H102723 A JPH102723 A JP H102723A
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JP
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weld bead
measuring device
calculating
light
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JP8177573A
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English (en)
Inventor
Takayuki Shimodaira
貴之 下平
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接ビートの表面形状を検査するとき、溶接
ビートが測定器に対して傾いたときでも、この傾きを補
正して表面形状を演算して、溶接ビードの表面形状を正
確に測定する。 【解決手段】 可動式の測定器は、中央部に位置したテ
レビカメラ14と、前側に位置して後側斜めに向けてス
リット状の光を照射する第1の投光器12と、後側に位
置して前側斜めに向けてスリット状の光を照射する第2
の投光器13とからなる。測定器が溶接物Aに対して傾
斜したときには、テレビカメラ14から出力される左,
右の画像データの中間位置とテレビカメラ14の中心と
は異なるから、中間位置と中心の差から傾きを算出し、
この傾きと一方の画像データから表面画像を演算して傾
きを補正した画像とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接ビードの外観
測定を行うことのできる溶接ビード形状測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接ビード等の外観形状を測定す
る溶接ビード形状測定装置は、例えば特開平5−719
32号公報に示すものが知られている。
【0003】ここで、この従来技術による溶接ビード形
状測定装置について、図13ないし図15により説明す
ると、図中、1は測定器、2は該測定器1で検出される
信号により所定の演算を行いこの結果を表示するブラウ
ン管等の表示装置とを示し、該測定器1と表示装置2と
によって溶接ビード形状測定装置を構成している。
【0004】また、前記測定器1は、溶接物Aの溶接ビ
ードBに向けて斜めに角度θの方向からスリット状のレ
ーザ光を照射するレーザ投光器3と、溶接ビードBの真
上に位置して該レーザ投光器3から照射されたスリット
状の光が溶接ビードBで反射したときの像を撮像するた
めに例えばCCD(Charged Coupled Device)等からな
るテレビカメラ4とからなる。そして、測定器1は溶接
ビードBの溶接線の延びる前,後方向に移動可能となっ
ている。
【0005】このように構成される従来技術の測定装置
では、前記テレビカメラ4で撮像された画素データを図
示しない演算装置により演算し、表示装置2に溶接ビー
ドBの形状を写出すようにしている。これにより、作業
者は溶接ビードBの外観と高さ寸法hを画像を通して目
視することにより、該溶接ビードBの欠損や溶接不良を
検査するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による測定装置では、測定器1をロボットや走査
装置に取付けて使用しているため、溶接物Aと測定器1
との位置関係は極めて正確に調整されており、テレビカ
メラ4の中心軸C−Cと溶接ビードBの幅方向中心が一
致するように配置される。従って、測定器1と溶接物A
との位置関係が変化した場合にはその都度補正を行う必
要があった。
【0007】特に、ロボットや走査装置の使用ができな
いような狭い部分で溶接ビードの形状を測定するときに
は、作業者が測定器1を手動操作で行うようにしてい
た。このため、図14および図15に示すように、測定
器1に対して溶接ビードBが斜めになってしまうことが
ある。
【0008】まず、図14のように、溶接物Aが溶接ビ
ードBを中心として測定器1に対して左,右に傾斜した
場合には、表示装置2には斜めになった溶接ビードBの
形状が写出されるから、作業者は測定器1が溶接物Aに
対して左,右に傾斜していることを検知でき、その傾斜
を補正することにより、図13に示すように画像を容易
に補正して、溶接ビードBの高さ寸法hを測定できる。
【0009】しかし、図15のように、溶接物Aが溶接
ビードBの伸長方向に直交する方向を中心として測定器
1に対して前,後に傾斜した場合には、表示装置2に写
出される溶接ビードBの形状は高さ寸法がh′に変化し
たものとなる。即ち、測定器1に対して溶接物Aが前,
後に傾斜した場合には、溶接ビードBの高さ寸法は実際
の高さ寸法hよりも低いh′となる。このため、溶接ビ
ードの正確な高さ寸法hを測定することができず、正確
な溶接ビードBの外観検査を行うことができないという
問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は投光手段と撮像手段とからなる
測定器と溶接ビードを有する溶接物とが傾いた場合でも
演算によりこれを補正することのできる溶接ビード形状
測定装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する溶接ビード形状測定装置は、
溶接物の溶接線に沿って前,後方向に伸びる溶接ビード
の形状を測定するもので、本発明が採用する構成の特徴
は、前記溶接ビードの伸長方向に対して斜め後向きに光
を照射する第1の投光手段と、該第1の投光手段と一組
をなす状態で対向して配設され、前記溶接ビードの伸長
方向に対して斜め前向きに光を照射する第2の投光手段
と、前記第1の投光手段と第2の投光手段との間に位置
して前記溶接ビートの真上となる位置に配設され、前記
第1の投光手段と第2の投光手段から照射したとき前記
溶接ビードで反射した反射光を撮像する撮像手段と、該
撮像手段によって撮像された2つの画像データから溶接
物と測定装置との相対的な傾きを補正して一つの画像デ
ータを演算する画像演算手段とから構成したことにあ
る。
【0012】上記構成により、測定装置が溶接物に対し
て相対的に傾いていない場合には、第1の投光手段から
は溶接ビードの伸長方向の斜め後向きに光を照射し、第
2の投光手段からは溶接ビードの伸長方向の斜め後向き
に光りを照射し、撮像手段では溶接ビードでこの二つの
光りによって反射する部分を前後方向に対称な画像とし
て撮像する。そして、前,後の画像間の中間と撮像手段
の中心とは一致するから、どちらか一方の画像とこの画
像中心との差が溶接ビードの表面画像データとなり、溶
接ビードの外観と高さ寸法を写出すことができる。
【0013】また、測定装置が溶接物に対して相対的に
傾いている場合には、2個の投光手段から溶接ビードに
照射される光が該溶接ビードで反射する部分を撮像手段
で撮像すると前後方向に非対称な画像となる。そして、
前,後の画像間の中間は撮像手段の中心からずれた位置
となり、このずれが測定器の溶接ビードに対する相対的
な傾きとなり、画像演算手段でどちらか一方の画像とこ
の傾きとの差を演算することによって傾きを補正した溶
接ビードの表面の画像データを演算できる。
【0014】請求項2の発明では、前記第1の投光手段
と第2の投光手段を、各投光手段から照射される光と撮
像手段の中心軸とが一点で交わるように該撮像手段に対
してそれぞれ傾斜させて配設したことにある。
【0015】上記構成により、測定装置が溶接物に対し
て傾斜していない場合には、撮像手段で撮像される画像
には、前側の第1の投光手段からの光で反射される部分
が第1の画像となり、後側の第2の投光手段からの光で
反射される部分が第2の画像となり、この画像は前後方
向に対称な画像となる。一方、測定装置が溶接物に対し
て相対的に傾いた場合には、撮像手段で撮像される二つ
の画像は前後方向に非対称な画像となり、前後の画像間
の中間は撮像手段の中心からずれた位置となり、このず
れが測定器の溶接ビートに対する傾きとなる。そして、
どちらか一方の画像とこの傾きとの差を演算して傾きを
補正した溶接ビートの表面画像を演算できる。
【0016】請求項3の発明では、溶接線に沿って走行
される走行具を有し、該走行具には中央位置に下向きに
撮像手段を配設すると共に、該撮像手段を挟んで前側に
第1の投光手段を配設し、後側に第2の撮像手段を配設
することにより、可動式測定器を構成したことにある。
【0017】上記構成により、走行具を溶接ビードの伸
長方向に移動させることにより、溶接ビードが前後方向
に延びている場合でも、この溶接ビードに沿って動かし
ながら表面形状を測定することができる。
【0018】請求項4の発明では、画像演算手段を、撮
像手段によって撮像された2つの画像データのうち前側
を第1の画像データとする第1の画像データ算出手段
と、前記2つの画像データのうち後側を第2の画像デー
タとする第2の画像データ算出手段と、前記第1の画像
データ算出手段で算出された第1の画像データと第2の
画像データ算出手段で算出された第2の画像データとか
ら、溶接ビードの伸長方向と一致する走査方向の中間位
置を演算する中間位置演算手段と、該中間位置演算手段
で演算された中間位置と前記撮像手段の走査方向の中心
との差を演算して測定装置の溶接物に対する相対的な傾
きを演算する傾き演算手段と、前記第1の画像データま
たは第2の画像データのうちいずれか一方の画像データ
と該傾き演算手段で演算された傾きとの差を演算するこ
とにより溶接ビードの表面画像データを演算する表面画
像データ演算手段とから構成したことにある。
【0019】上記構成により、撮像手段の走査方向を溶
接ビートの伸長方向に一致させることで、溶接ビートに
斜めから照射される光の反射により写出される画像が溶
接ビートの高さ方向に一致することになるから、第1の
画像データと第2の画像データとは撮像手段の中心に対
して前,後に位置する。そして、測定器が溶接物に対し
て傾いていない場合には、第1の画像データと第2の画
像データとは撮像手段の中心に対して前後方向に対称な
画像となり、前後の画像間の中間と撮像手段の走査中心
とが一致する。また、測定器が溶接物に対して傾いてい
る場合には、第1の画像データと第2の画像データとの
中間位置と撮像手段の走査中心との差が測定器の溶接ビ
ートに対する傾きとなる。そこで、表面画像データ演算
手段により第1の画像データまたは第2の画像データの
うちいずれか一方の画像データとこの傾きとの差を演算
することにより、溶接ビートの表面画像データを演算す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を
添付図面に従って詳細に説明するに、図1ないし図11
に本発明による実施例を示す。
【0021】なお、前述した従来技術と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0022】図中、11は本実施例による溶接ビード形
状測定装置を構成する可動式の測定器を示し、該測定器
11は、溶接物Aの溶接ビードBに斜めに向けてスリッ
ト状のラインレーザ光を照射する後述の第1の投光器1
2,第2の投光器13と、該投光器12,13間に位置
したテレビカメラ14と、該テレビカメラ14と投光器
12,13とを支持する走行具15とから構成されてい
る。
【0023】12はスリット状の光を照射する第1の投
光手段としての第1の投光器で、該第1の投光器12
は、溶接ビードBの伸長方向に対して斜め後向きに光を
照射するもので、照射されたラインレーザ光が前記テレ
ビカメラ14の中心軸C−Cとの交点Dに対して角度θ
で入射されるように、走行具15を介して該テレビカメ
ラ14の前側に配設されている。
【0024】13はスリット状の光を照射する第2の投
光手段としての第2の投光器で、該第2の投光器13
は、溶接ビードBの伸長方向に対して斜め前向きに光を
照射するもので、照射されたラインレーザ光が前記テレ
ビカメラ14の中心軸C−Cとの交点Dに対して角度θ
で入射されるように、走行具15を介して該テレビカメ
ラ14の後側に配設されている。
【0025】なお、前記交点Dは溶接ビードBより下側
に位置した溶接物A内となるように設定されている。
【0026】ここで、前記投光器12,13とテレビカ
メラ14の配置関係は、第1の投光器12、テレビカメ
ラ14、第2の投光器13の順で溶接ビードBの伸長方
向と同一方向に並べられ、前記投光器12,13から照
射されたラインレーザ光は溶接物Aの表面で散乱反射す
る。
【0027】14は溶接ビードBの真上に位置した撮像
手段となるテレビカメラを示し、該テレビカメラ14
は、例えば図8に括弧を付して示すように、m行n列
(例えば、m=768、n=494)の画素a11,a1
2,a13,a14,…,aij,…,amn(i,jは任意の
位置を示す)からなるCCDカメラとして構成され、走
査方向は横方向(列方向)となり、この方向は溶接ビー
ドBの伸長方向と一致している。また、該テレビカメラ
14は、溶接物Aの表面を撮像することにより、各画素
a11〜amnによって溶接物Aの輝度を検出するものであ
る。
【0028】なお、図5ないし図7中で、符号14Aは
テレビカメラ14で撮像した画像を説明の便宜上目視す
るものとして表した仮想モニタ部で、該仮想モニタ部1
4Aは、テレビカメラ14で撮像した画像を無修正、無
補正で表示した場合に目視される画面である。また、仮
想モニタ部14Aの画面は、画像メモリ装置17に記憶
される画像をモニタしたものでもある。
【0029】ここで、投光器12,13から溶接物Aに
向けてスリット状の光を照射したとき、本実施例による
テレビカメラ14では、該溶接物Aからの反射を溶接ビ
ードBで反射した高い輝度の反射光を含んで検出する。
従って、テレビカメラ14では、画素a11〜amnでそれ
ぞれ検出した画素データd11〜dmnを後述する画像メモ
リ装置17に出力する。従って、該画像メモリ装置17
では、この画素データd11〜dmnをテレビカメラ14の
走査方向に対して順次記憶する。
【0030】そして、前記テレビカメラ14で検出され
る溶接物Aのうち、溶接ビードBの表面画像は、図5の
仮想モニタ部14Aに示すように、第1の投光器12か
ら照射した光が溶接物Aで反射する部分の画素が第1の
画像データPijとなり、第2の投光器13から照射した
光が溶接物Aで反射する部分の画素が第2の画像データ
Qijとなる。
【0031】ここで、前記第1の画像データPijは、例
えば図8に示すように、画素データd11〜dmnのうち、
d14,d24,d34,…、dm4となる。また、第2の画像
データQijは、例えば図8に示すように、画素データd
11〜dmnのうち、d1J,d2J,d3J,…、dmJとなる。
また、前記画像データPij,Qijは画素a11〜amnに対
応した座標と考えてもよい。
【0032】なお、溶接ビードBの高さ寸法hと画像デ
ータPij,Qijによる高さ寸法hp,hq との関係は、
次の数1のようになる。
【0033】
【数1】
【0034】次に、15は可動式測定器11の外形をな
す走行具を示し、該走行具15は、図3および図4に示
すように、前,後に投光器12,13、中央にテレビカ
メラ14を保持する略扇状の支持部15Aと、該支持部
15Aから溶接物Aに向けて延びる脚部15Bと、該脚
部15Bの先端に位置したローラ15Cと、前記支持部
15Aから延びる把手15Dとから構成されている。ま
た、測定器11は、走行具15の把手15Dを作業者が
握ってローラ15Cを溶接物Aに接触させた状態で移動
させることにより、溶接ビードBの伸長方向に移動可能
となる。また、該走行具15の脚部15Bの長さ寸法
は、前記投光器12,13から照射される光とテレビカ
メラ14の中心軸C−Cとの交点Dは溶接ビードBの下
側に位置するように調整されている。
【0035】16は測定器11と共に溶接ビード形状測
定装置を構成するコントローラを示し、該コントローラ
16はマイクロコンピュータによって構成され、該コン
トローラ16は画像メモリ装置17、演算装置18、画
像出力メモリ装置19等とから構成される。
【0036】ここで、前記画像メモリ装置17は、m行
n列の記憶番地を有し、前記テレビカメラ14から入力
された画素データdijを走査方向順にこの記憶番地に記
憶するものである。
【0037】また、前記演算装置18は、例えばマイク
ロコンピュータ等により構成されている。ここで、該演
算装置18は、画像メモリ装置17で記憶された画素デ
ータdijを順次読出し、このデータから第1の画像デー
タPij、第2の画像データQij、中間位置Rij、傾きα
i 、溶接ビードBの表面画像データSij等を演算する溶
接ビードの表面画像データ演算処理(図9参照)と、表
面画像データSijから溶接ビードBの高さ寸法hを演算
する高さ寸法演算処理(図11参照)とを行うものであ
る。
【0038】さらに、前記画像出力メモリ装置19は、
図10に示すように、M11〜Mmnからなるm行n列の記
憶番地19Aと、後述する高さ寸法hS を記憶する高さ
記憶エリア19Bを有している。そして、画像出力メモ
リ装置19では演算装置18の表面画像データ演算処理
で算出された表面画像データSijをこの記憶番地19A
に記憶し、高さ寸法演算処理で算出された高さ寸法hs
を高さ記憶エリア19Bに記憶する。また、該画像出力
メモリ装置19は、その出力側に接続された後述の表示
装置20に対し、表面画像データSij、高さ寸法hs 等
を出力する。
【0039】20は例えばブラウン管からなる表示装置
を示し、本願による表示装置20は画像出力メモリ装置
19の記憶番地19Aと同様に、図10に示すように、
M11〜Mmnからなるm行n列の表示素子によって構成さ
れるものとして述べる。
【0040】ここで、前記表示装置20は、例えば図1
0に示すように、画像出力メモリ装置19から出力され
る表面画像データSijを表示装置20の表示素子M11〜
Mmnに出力したもので、該表面画像データSijは、可動
式測定器11の溶接物Aに対する傾きを補正し、該溶接
ビードBの表面形状を表示したものである。
【0041】また、表面画像データS11〜Smnのうち、
走査方向における最大値と最小値との差によって演算さ
れる寸法hs は、溶接ビードBの高さ寸法hに対応した
寸法となる。なお、表示装置20の高さ寸法hs と溶接
ビードBの高さ寸法hの関係においても、前述した高さ
寸法hp ,hq とhとの関係と同様に、数1の関係にあ
る。
【0042】本実施例による溶接ビード形状測定装置
は、上述の如く構成されるが、次に測定器11と溶接物
Aとの相対関係における位置の相違からテレビカメラ1
4から出力される画像が異なることを図5ないし図7に
より説明する。
【0043】まず、図5に示すように、測定器11が溶
接物Aの溶接ビードBに対して直交するように設置して
いるときには、第1の画像データPijと第2の画像デー
タQijとは、表示装置20(テレビカメラ14)の走査
方向の中心線(m/2)に対して前後方向に対称とな
る。
【0044】次に、図6に示すように、可動式測定器1
1が溶接物Aに対し、溶接ビードBの左,右に傾斜した
場合には、第1の画像データPijと第2の画像データQ
ijとは、それぞれ斜めになった溶接ビードBの形状が写
出される。しかし、第1の画像データPijと第2の画像
データQijとは、表示装置20の走査方向の中心線(m
/2)に対して前後方向に対称となっているから、手動
操作によって傾きを補正して図5の画像に近づける。
【0045】しかし、本実施例では、図7に示すよう
に、可動式測定器11が溶接物Aに対し、溶接ビードB
の伸長する前後方向に傾斜した場合には、第1の画像デ
ータPijと第2の画像データQijとは、表示装置20
(テレビカメラ14)の中心線(m/2)に対して前後
方向に非対称となる。このため、表示装置20の中心線
(m/2)と、第1の画像データPijと第2の画像デー
タQijとの間の中間位置Rijとは相違することがわか
る。
【0046】ところが、本実施例では、図7のように、
測定器11の溶接物Aに対する傾斜によって、中心線
(m/2)に対して第1の画像データPijと第2の画像
データQijが前後方向で非対称になった場合にも、これ
を補正して溶接ビードBの表面画像を正確に表示するこ
とができる。
【0047】ここで、図8ないし図10により溶接ビー
ドの表面画像データ演算処理について説明するに、図8
は図7による仮想モニタ部14Aの画像を拡大して示し
たものである。なお、テレビカメラ14で検出された画
素データd11〜dmnは、画像メモリ装置17の記憶番地
に順次記憶されており、画像メモリ装置17の記憶内容
は図8と同一である。
【0048】ここで、図8に示す画像データを用いて、
中間位置Rij、傾きαi 、表面画像データSijを演算す
る場合の処理について説明する。
【0049】まず、図9中のステップ1で画素数の変数
となる縦方向のi行と横方向のj列をそれぞれ「0」に
設定する。
【0050】ステップ2とステップ3では、iとjを
「1」づつ歩進する。これにより、iで行を指定し、j
で列を指定するようになっている。
【0051】ステップ4では、i,jで指定された画素
の画素データdijを画像メモリ装置17から読込み、ス
テップ5ではこの画素データdijが所定輝度L以上か否
かを判定することにより、この画素が第1の投光器12
から照射されるレーザ光によって反射している部分を検
出いるか否かを判定する。
【0052】そして、ステップ5で「NO」と判定した
場合には、ステップ3に戻り、jを「1」歩進して列を
前側から後側に1つ移動させ、画素データdijが所定輝
度L以上になるまでこの処理を繰返す。
【0053】一方、ステップ5で「YES」と判定した
場合には、この画素データdijが第1の投光器12から
照射されたレーザ光によって反射している部分に対応し
た画素となっているから、ステップ6に移って、この画
素の番地を第1の画像データPijとする。
【0054】さらに、ステップ7に移り、ステップ7で
は再びjを「1」歩進し、ステップ8ではi,jで指定
された画素の画素データdijを読込み、ステップ9では
ステップ5とは反対に、この画素データdijが所定輝度
Lよりも低いか否かを判定し、「NO」と判定した場合
にはステップ7に戻り、jを「1」歩進して列を前側か
ら後側に1つ移動させ、ステップ9で画素データdijが
所定輝度Lより低くなるまで、ステップ7〜9の処理を
繰返す。
【0055】一方、ステップ9で「YES」と判定した
場合には、この画素データdijに対応した位置では溶接
物Aに照射されたレーザ光が反射していない部分である
から、ステップ10に移る。
【0056】ステップ10〜13では、前述したステッ
プ3〜6と同様の処理を行い、画素データdijを前側か
ら後側に順次1つずつ移動させ、その度に、ステップ1
2で所定輝度L以上の画素データdijを検出し、ステッ
プ12で「YES」と判定した場合には、ステップ13
に移って、この画素の番地を第2の画像データQijとす
る。
【0057】また、ステップ14では、ステップ6で算
出された第1の画像データPijと、ステップ13で算出
された第2の画像データQijとから、これらの走査方向
の中間位置Rijを下記の数2によって演算する。
【0058】
【数2】Rij=Qij−(Qij−Pij)/2
【0059】さらに、ステップ15では数2の演算結果
から、傾きαi を下記の数3によって演算する。
【0060】
【数3】αi =Rij−m/2 但し、 αi :測定器11の溶接物Aに対する傾き m/2:テレビカメラ14の走査方向の中心線
【0061】次に、ステップ16では数3の演算結果か
ら、数4によって表面画像データSijを演算する。
【0062】
【数4】Sij=Qij−αi
【0063】そして、ステップ17では、数2,数3,
数4によって算出されたi列における中間位置Rij,傾
きαi ,表面画像データSijを画像出力メモリ装置19
に記憶し、ステップ18でステップ2で歩進されたi行
が画素数m以上になっているか否かを判定し、「NO」
と判定した場合には、画素データd11〜dmnについてm
行までの判定を行っていないから、ステップ18で「Y
ES」と判定するまでステップ2にリターンしてステッ
プ2以降の処理を繰返す。この処理を行う度に、画像出
力メモリ装置19内にi行毎の中間位置Rij,傾きαi
,表面画像データSijを順次記憶する。
【0064】このように構成される溶接ビード形状測定
装置においては、前述した表面画像データ演算処理によ
り画像出力メモリ装置19に記憶された表面画像データ
Sijを表示装置20にデータ値が「0」のときに
「暗」、データ値が「1」のときには「明」となるよう
にモニタすることにより、図10に示す表面画像データ
Sijを得ることができる。そして、表示装置20に写出
される表面画像データSijによる画像は、測定器11の
溶接物Aに対する傾きを補正したものとして表示するこ
とができる。
【0065】次に、図11により溶接ビードの高さ寸法
演算処理について説明する。
【0066】ここで、前述したように図9の表面画像デ
ータ演算処理で算出された表面画像データSijは画像出
力メモリ装置19の記憶番地19Aに順次記憶されてい
るものであるから、図11による高さ寸法演算処理は、
表面画像データSijを読出すことにより行われる。
【0067】即ち、ステップ21で画素数の変数となる
縦方向のi行を「1」とし、横方向のj列を「0」に設
定し、ステップ22でjを「1」歩進する。
【0068】ステップ23では、画像出力メモリ装置1
9の記憶番地19Aに記憶された表面画像データSijか
ら、i,jで指定された画素の表面画像データSijを読
出し、ステップ24では、この表面画像データSijが1
以上であるか否かを判定し、「NO」と判定した場合に
はステップ22に戻り、jを「1」歩進して列を前側か
ら後側に1つ移動させ、ステップ24で表面画像データ
Sijが1以上になるまでこの処理を繰返す。
【0069】一方、ステップ24で「YES」と判定し
た場合には、ステップ25に移り、この表面画像データ
Sijが「明」の状態であるから、このときのj列をU、
Vに設定する。なお、Uは最大値を示す列、Vは最小値
を示す列である。
【0070】さらに、ステップ26〜29では前述した
ステップ22〜24と同様に、ステップ28で「YE
S」と判定するまで、ステップ26〜28の処理を繰返
し、ステップ28で表面画像データSijが1以上となっ
たときに、ステップ29でこのときのj列をu,vに設
定する。なお、uは最大値Uを算出するための変数、v
は最小値Vを算出するための変数をそれぞれ示してい
る。
【0071】次に、ステップ30では設定されたuとU
とを比較し、U<uであれば、ステップ25で設定され
た最大値Uの列よりも後側にu列が存在しているから、
ステップ31で最大値Uをuに再設定する。
【0072】一方、ステップ30で「NO」と判定した
場合には、ステップ32に移り、Vとvを比較し、V>
vであれば、ステップ25で設定された最小値Vの列よ
りも前側にv列が存在しているから、ステップ33で最
小値Vをvに再設定する。なお、ステップ30とステッ
プ32で「NO」と判定した場合にはステップ34に移
る。
【0073】さらに、ステップ34では、j≧nを比較
し、「NO」の場合には、i行目におけるn列の全ての
データについての判定が完了していないから、ステップ
26にリターンし、この以降の処理を繰返し、「YE
S」の場合にはステップ35に移る。
【0074】また、ステップ35では、i≧mを比較
し、「NO」の場合には、m行目までのデータについて
の判定が完了していないから、ステップ37によってi
を「1」歩進してステップ26に戻り、ステップ26以
降の処理を繰返す。
【0075】そして、ステップ35で「YES」と判定
した場合、即ちm×n個のデータについて判定した場合
であるから、m×n個のデータのうち操作方向の最大値
uと最小値vを算出でき、この最大値Uから最小値Vの
差を下記の数5のように、差算することにより高さ寸法
hs を演算する。
【0076】
【数5】hs =U−V
【0077】そして、この高さ寸法hs を表示装置20
に設けたディジタル表示部(図示せず)に表示する。
【0078】然るに、本実施例による溶接ビード形状測
定装置では、第1の投光器12と第2の投光器13から
溶接物Aに照射されるスリット状の光が該溶接ビードB
を含んで反射する部分をテレビカメラ14で撮像する。
このとき、該テレビカメラ14で撮像される画像は、第
1の投光器12からの光により反射した第1の画像デー
タPijと、第2の投光器13からの光により反射した第
2の画像データQijとして検出される。そして、これら
の画像データPij,Qijから表面画像データSijを演算
することにより、測定器11の溶接物Aに対する傾斜を
補正した溶接ビードBの表面形状を算出することができ
る。
【0079】従って、作業者は表示装置20にモニタさ
れる溶接ビードBの表面画像データSijを見ながら、手
動操作で測定器11を溶接ビードBの伸長方向に対して
移動させることにより、溶接ビードBの表面形状を順次
演算して表示でき、作業者は該溶接ビードBの表面の欠
損や溶接不良を容易に検査することができる。
【0080】しかも、本実施例による溶接ビード形状測
定装置は、溶接物Aに対する測定器11の傾きを補正す
ることにより、手動操作によって溶接ビードBの外観を
検査することができる。これにより、従来技術のような
測定器を取付けるための大掛かりなロボットや走査装置
は必要なく、測定器取付時における調整等も省略でき
る。この結果、検査作業における工程を大幅に削減し
て、溶接ビードの外観検査作業の容易性を高めることが
できる。
【0081】また、表示装置20で表示される表面画像
データSijは、測定器11に対する溶接物Aの傾きを演
算により補正することができるから、測定器11をロボ
ットや走査装置に取付けて使用する場合でも、テレビカ
メラ14の中心軸C−Cと溶接ビードBの幅方向の中心
とがほぼ一致する程度の精度の調整のみで使用でき、従
来技術のような微調整は必要なく、容易に溶接ビードB
の表面形状を検査することができる。
【0082】さらに、図11による処理によって溶接ビ
ードBの高さ寸法hs を数値として算出することがで
き、表示装置20における溶接ビードBの表面形状のモ
ニタと共に、溶接ビードBの欠損や溶接不良を確実に検
査することができる。
【0083】なお、前記実施例では、図9中のステップ
3〜6が第1の画像データ算出手段の具体例であり、ス
テップ10〜13が第2の画像データ算出手段の具体例
である。また、ステップ14が中間位置演算手段の具体
例であり、ステップ15が傾き演算手段の具体例であ
り、ステップ16が表面画像データ演算手段の具体例で
ある。
【0084】また、前記実施例では、第1の投光器12
から照射されるレーザ光と、第2の投光器13から照射
されるレーザ光と、テレビカメラ14の中心軸C−Cと
が交わる交点Dを、溶接ビードBの下側に位置した溶接
物A内に位置するようにしたが、本発明はこれに限ら
ず、図12の変形例に示すように、交点D′が溶接ビー
ドBの上側に位置するようにした場合でもよく、この場
合には、表示装置20に写出される第1の画像データP
ijと第2の画像データQijとは、前記実施例とは逆の位
置で、反転した画像となる。この状態でも、前述した実
施例による表面画像データ演算処理と高さ寸法演算処理
によって正確な溶接ビードBの形状を表示装置20に写
出すことができる。
【0085】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、測定器が溶接物に対して相対的に傾いた場合で
も、撮像手段で撮像される画像は前後方向に非対称な画
像となり、画像演算手段では、この2つの画像データか
ら溶接物と測定装置との相対的な傾きを補正して一つの
画像データとして補正演算でき、溶接物と測定装置との
傾きを気にせずに手動操作においても容易に溶接ビード
の表面形状を検査することができる。そして、測定装置
の取付けに関しても傾きを補正できるから、取付後の調
整作業を省略することができる。
【0086】請求項2の発明では、撮像手段に対して第
1の投光手段を前側に配置し、第2の投光手段を後側に
配置でき、撮像手段で撮像される溶接ビードで反射した
反射光は前,後の画像データとなり、前記画像演算手段
によって溶接物と測定装置との相対的な傾きを補正した
溶接ビードの表面形状を演算することができる。
【0087】請求項3の発明では、走行具を溶接ビード
の伸長方向に順次移動させることにより、溶接ビードの
伸長方向における表面形状を測定でき、手動操作による
測定も可能となる。
【0088】請求項4の発明では、測定器が溶接物に対
して傾いている場合には、第1の画像データと第2の画
像データとの中間位置と撮像手段の走査中心との差が測
定器の溶接ビードに対する傾きとなる。これにより、前
記第1の画像データまたは第2の画像データのうちいず
れか一方の画像データとこの傾きとの差を演算すること
によって、溶接ビートの表面画像データを演算して、こ
の表面画像データは溶接物と測定器との相対的な傾きを
補正することができ、溶接物に対する測定器の傾きを補
正して溶接ビートの表面形状を正確に測定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による溶接ビード形状測定装置
を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例による溶接ビード形状測定装置
を示す全体構成図である。
【図3】本実施例に用いる可動式の測定器を示す正面図
である。
【図4】本実施例に用いる測定器を図3中の矢示IV−IV
方向からみた断面図である。
【図5】溶接物が測定器に対して傾斜していない正常時
の状態を仮想モニタ部に表示される画像と一緒に示す説
明図である。
【図6】溶接物が測定器に対して左右方向に傾斜してい
るときの状態を仮想モニタ部に表示される画像と一緒に
示す説明図である。
【図7】溶接物が測定器に対して前後方向に傾斜してい
るときの状態を仮想モニタ部に表示される画像と一緒に
示す説明図である。
【図8】画像メモリ装置に記憶される第1の画像データ
と第2の画像データを示す説明図である。
【図9】本実施例による溶接ビードの表面画像データ演
算処理を示す流れ図である。
【図10】画像出力メモリ装置から出力される表面画像
データを示す説明図である。
【図11】本実施例による溶接ビードの高さ寸法演算処
理を示す流れ図である。
【図12】実施例の変形例による測定器と溶接物との関
係を示す図2と同様の構成図である。
【図13】従来技術による溶接ビード形状測定装置にお
いて、溶接物が測定器に対して傾斜していない正常時の
状態を表示装置に表示される画像と一緒に示す説明図で
ある。
【図14】溶接物が測定器に対して左右方向に傾斜して
いるときの状態を表示装置に表示される画像と一緒に示
す説明図である。
【図15】溶接物が測定器に対して前後方向に傾斜して
いるときの状態を表示装置に表示される画像と一緒に示
す説明図である。
【符号の説明】
11 可動式の測定器 12 第1の投光器 13 第2の投光器 14 テレビカメラ(撮像手段) 14A 仮想モニタ部 15 走行具 15C ローラ 16 コントローラ 17 画像メモリ装置 18 演算装置 19 画像出力メモリ装置 20 表示装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 26/02 G06F 15/62 400

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接物の溶接線に沿って前,後方向に伸
    びる溶接ビードの形状を測定する溶接ビード測定装置に
    おいて、前記溶接ビードの伸長方向に対して斜め後向き
    に光を照射する第1の投光手段と、該第1の投光手段と
    一組をなす状態で対向して配設され、前記溶接ビードの
    伸長方向に対して斜め前向きに光を照射する第2の投光
    手段と、前記第1の投光手段と第2の投光手段との間に
    位置して前記溶接ビートの真上となる位置に配設され、
    前記第1の投光手段と第2の投光手段から照射したとき
    前記溶接ビードで反射した反射光を撮像する撮像手段
    と、該撮像手段によって撮像された2つの画像データか
    ら溶接物と測定装置との相対的な傾きを補正して一つの
    画像データを演算する画像演算手段とから構成してなる
    溶接ビード形状測定装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の投光手段と第2の投光手段
    は、各投光手段から照射される光と撮像手段の中心軸と
    が一点で交わるように該撮像手段に対してそれぞれ傾斜
    させて配設してなる請求項1記載の溶接ビード形状測定
    装置。
  3. 【請求項3】 前記溶接線に沿って走行される走行具を
    有し、該走行具には中央位置に下向きに前記撮像手段を
    配設すると共に、該撮像手段を挟んで前側に第1の投光
    手段を配設し、後側に第2の撮像手段を配設することに
    より、可動式測定器を構成してなる請求項1または2記
    載の溶接ビード形状測定装置。
  4. 【請求項4】 前記画像演算手段は、前記撮像手段によ
    って撮像された2つの画像データのうち前側を第1の画
    像データとする第1の画像データ算出手段と、前記2つ
    の画像データのうち後側を第2の画像データとする第2
    の画像データ算出手段と、前記第1の画像データ算出手
    段で算出された第1の画像データと第2の画像データ算
    出手段で算出された第2の画像データとから、溶接ビー
    ドの伸長方向と一致する走査方向の中間位置を演算する
    中間位置演算手段と、該中間位置演算手段で演算された
    中間位置と前記撮像手段の走査方向の中心との差を演算
    して測定装置の溶接物に対する相対的な傾きを演算する
    傾き演算手段と、前記第1の画像データまたは第2の画
    像データのうちいずれか一方の画像データと該傾き演算
    手段で演算された傾きとの差を演算することにより溶接
    ビードの表面画像データを演算する表面画像データ演算
    手段とから構成してなる請求項1,2または3記載の溶
    接ビード形状測定装置。
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