JPH10272300A - ガス衣類乾燥機 - Google Patents

ガス衣類乾燥機

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Publication number
JPH10272300A
JPH10272300A JP9079460A JP7946097A JPH10272300A JP H10272300 A JPH10272300 A JP H10272300A JP 9079460 A JP9079460 A JP 9079460A JP 7946097 A JP7946097 A JP 7946097A JP H10272300 A JPH10272300 A JP H10272300A
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JP
Japan
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gas
abnormality
ignition
predetermined time
combustion
Prior art date
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Application number
JP9079460A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sagane
寛 砂金
Tetsuo Kawai
哲夫 河合
Yoshio Fukui
美穂 福井
Masashi Kanetake
政司 兼武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9079460A priority Critical patent/JPH10272300A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス燃焼部の異常を検知する手段をもつガス
衣類乾燥機において、送風経路が閉塞している場合、送
風経路閉塞を異常報知する。 【解決手段】 衣類を回転撹拌させる回転ドラム内へフ
ァンにより熱風を導入して排出し、熱風の熱源となるバ
ーナ7の温度を燃焼部温度検知手段14により検知し、
燃焼部温度検知手段14によりバーナ7の不着火または
立ち消えを検知したとき、制御手段25は、ファン、バ
ーナ7、表示手段24を制御するとともに、着火毎のバ
ーナ7の不着火または立ち消えの連続回数を記憶手段2
2に記憶し、バーナ7の不着火または燃焼開始後の所定
時間以内の立ち消えの回数が所定回数連続していると判
定した場合は、回転ドラムとファンの少なくともいずれ
か一方の動作を伴い、表示手段22により送風経路が異
常であることを報知するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス燃焼部の異常
を検知する手段をもつガス衣類乾燥機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス衣類乾燥機では、送風経路が
閉塞している場合、熱風の熱源であるガス燃焼部で空気
が循環せず酸欠状態になる。そのため、ガス燃焼部は、
着火しようとしても炎が点かなかったり、たとえ炎が点
いてもしばらくして炎が消えてしまったりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のガス
衣類乾燥機では、送風経路が閉塞していることが原因
で、ガス燃焼部が不着火または立ち消えになった場合
に、送風経路閉塞を異常報知しなければならないにもか
かわらず、ガス燃焼部の不着火または立ち消えを検知
し、報知していたため、異常の原因を特定することがで
きず、使用者が着火動作を繰り返すという問題を有して
いた。
【0004】また、不着火検知をするまでに放出したガ
スによりガス燃焼部のガス濃度が高くなり着火しにくく
なるという問題を有していた。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、送風
経路が閉塞している場合、送風経路閉塞を異常報知し、
異常の原因を特定することができず、使用者が着火動作
を繰り返すのを防止するとともに、不着火検知をするま
でに放出したガスによりガス燃焼部のガス濃度が高くな
り、着火しにくくなるのを防止することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、衣類を回転撹拌させる回転ドラム内へ送風
手段により熱風を導入して排出し、熱風の熱源となるガ
ス燃焼部の温度を検知する燃焼部温度検知手段により検
知し、燃焼部温度検知手段によりガス燃焼部の不着火ま
たは立ち消えを検知したとき、制御手段は、送風手段、
ガス燃焼部、報知手段を制御するとともに、着火毎のガ
ス燃焼部の不着火または立ち消えの連続回数を記憶手段
に記憶し、さらに、不着火または燃焼開始後の所定時間
以内の立ち消えの回数が所定回数連続していると判定し
た場合は、少なくとも回転ドラムと送風手段のいずれか
一方の動作を伴い、報知手段により送風経路が異常であ
ることを報知するように構成したものである。
【0007】これにより、着火動作をしているのに着火
しない、または、着火したのに立ち消えするという異常
が連続で所定回数以上起こった場合、送風経路の異常、
すなわち、送風経路が閉塞しているという異常を報知す
ることができ、また、異常の原因を特定することができ
ず、使用者が着火動作を繰り返すのを防止することがで
きるとともに、不着火検知をするまでに放出したガスを
排出することができ、着火しにくくなるのを防止するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
衣類を回転撹拌させる回転ドラムと、前記回転ドラム内
へ熱風を導入し排出させる送風手段と、熱風の熱源とな
るガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検知する燃焼
部温度検知手段と、乾燥機本体の異常を報知する報知手
段と、前記燃焼部温度検知手段により前記ガス燃焼部の
不着火または立ち消えを検知したとき前記送風手段、ガ
ス燃焼部、報知手段を制御する制御手段と、着火毎の前
記ガス燃焼部の不着火または立ち消えの連続回数を記憶
する記憶手段とを備え、前記制御手段は、不着火または
燃焼開始後所定時間以内の立ち消えの回数が所定回数連
続していると判定した場合は、前記回転ドラムと前記送
風手段の少なくともいずれか一方の動作を伴い、前記報
知手段により送風経路が異常であることを報知するよう
に構成したものであり、着火動作をしているのに着火し
ない、または、着火したのに立ち消えするという異常が
連続で所定回数以上起こった場合、不着火異常報知また
は立ち消え異常報知とは別に、送風経路の異常、すなわ
ち、送風経路が閉塞しているという異常を報知すること
ができ、また、異常の原因を特定することができず、使
用者が着火動作を繰り返すのを防止することができると
ともに、不着火検知をするまでに放出したガスを排出す
ることができ、着火しにくくなるのを防止することがで
きる。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、燃焼開始後の所定時
間以内にガス燃焼部の立ち消えを検知しなかった場合、
記憶手段の情報を初期化するようにしたものであり、正
常な燃焼運転が所定時間以上続いた場合、送風経路が閉
塞していることはないので、記憶手段の情報を初期化す
ることによって、他の原因で立ち消え異常報知をした場
合に、送風経路閉塞異常報知をしないようにすることが
できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、制御手段は、燃焼開始後
の所定時間以降にガス燃焼部の立ち消えを検知した場
合、記憶手段の連続回数を記憶しないようにしたもので
あり、正常な燃焼運転が所定時間以上続いた場合、送風
経路が閉塞していることはないので、記憶手段の連続回
数を記憶しないようにすることによって、他の原因で立
ち消え異常報知をした場合に、送風経路閉塞異常報知を
しないようにすることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、運転コース等を設定するための入
力設定手段を備え、制御手段は、前記入力設定手段の特
殊操作により記憶手段に記憶されている不着火または立
ち消えを検知した連続回数を初期化できるようにしたも
のであり、工場から出荷時に製造工程で起こった不着火
異常、立ち消え異常の回数をクリアできるので、製造行
程で不着火異常、立ち消え異常報知をしている場合、送
風経路閉塞異常を初めから報知するのをなくすことがで
きる。
【0012】請求項5に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、乾燥機本体への通電を入り切りす
る電源投入手段を備え、制御手段は、回転ドラムと送風
手段の少なくともいずれか一方の動作を伴い、報知手段
により送風経路の異常を所定時間報知し、報知中は運転
を行わず、所定時間経過すると、記憶手段に記憶されて
いる不着火または立ち消えを検知した連続回数を初期化
して、前記電源投入手段により乾燥機本体への通電を切
りにするように構成したものであり、異常報知中は着火
動作をさせることができないので、送風経路が閉塞して
いる場合、着火動作の繰り返しを防ぐことができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、上記請求項5に
記載の発明において、制御手段は、回転ドラムと送風手
段の動作を伴い送風経路の異常を報知して所定時間経過
以内に、電源投入手段により乾燥機本体への通電を切り
にされた場合、その後通電を入りにされると、回転ドラ
ムと送風手段の動作を伴い送風経路の異常を所定時間報
知し、報知中は運転を行わないようにしたものであり、
異常報知中に電源を切られ、すぐ電源を入れられた場合
でも、所定時間は着火動作をさせないので、着火動作の
繰り返しを防ぐことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0015】(実施例1)図2に示すように、乾燥機本
体1は、下部に駆動源となるモータ2を設けており、こ
のモータ2と乾燥機本体1の背面側に設けたファン(送
風手段)3およびこのファン3の前方に設けた回転ドラ
ム4との間にそれぞれベルト5、6を張設して、モータ
2の駆動によりファン3および回転ドラム4を回転させ
るようにしている。また、乾燥機本体1の前方下部に熱
源となるバーナ(ガス燃焼部)7を配設し、またその燃
焼量を制御するために比例制御弁8を設けている。
【0016】ドラム前板9は、回転ドラム4を前面で回
転自在に支持するもので、その平面部に多数の熱風穴1
0を設け、バーナ7の燃焼による熱風を燃焼筒11によ
り熱風穴10まで導き、回転ドラム4内に流入させて被
乾燥物(衣類)を加熱乾燥する。この回転ドラム4内の
熱風は、ファン3によって排気ガイド12に送り出さ
れ、乾燥機本体1の外に排出する。
【0017】電極13は、運転中は回転ドラム4内の衣
類に接触する位置に配設されている。この電極13は一
対の導電部材とその間の絶縁部材(いずれも図示せず)
により構成され、導電部材間の抵抗値を検出することに
よって回転ドラム4内の衣類の乾燥状態を検知する。
【0018】つぎに、図1に示すように、燃焼部温度検
知手段14は、バーナ7の燃焼部に配設した熱電対15
を接続し、熱電対15の熱起電力の検知で炎の状態を判
定している。熱風温度検知手段16は、バーナ7の近傍
に配設したサーミスタ17を接続し、バーナ7で加熱さ
れた熱風の温度を検知するようにしている。
【0019】乾燥検知手段18は、電極13や排気温度
を検知する排気温度検知手段19とによって回転ドラム
4内の衣類の乾燥状態を検知する。電源投入手段20
は、復帰コイル(図示せず)を有する機械式の電源スイ
ッチ20a(図3参照)により構成しており、手動で乾
燥機本体1への通電を入り切りすることができ、また復
帰コイルに通電することにより乾燥機本体1への通電を
切ることができる。
【0020】入力設定手段21は、運転コースなどを入
力設定するもので、図3に示すように、ふんわり切換ス
イッチ21a、タイマースイッチ21b、コーススイッ
チ21c、スタート一時停止スイッチ21dで構成して
いる。記憶手段22は情報を保持するもので、通常、不
揮発性メモリー等を用いている。
【0021】駆動手段23は、モータ2、バーナ7、比
例制御弁8、電源投入手段20などを制御する。表示手
段(報知手段)24は、図3に示すように、設定された
内容などを表示するフィルター目詰まり報知ランプ24
a、ふんわりキープ表示ランプ24b、残り時間表示ラ
ンプ24c、コース表示ランプ24d〜24g、燃焼表
示ランプ24hなどで構成している。
【0022】制御手段25は、入力設定手段21による
スイッチ入力データに基づき、表示手段24によりその
内容を表示する。また、制御手段25は、乾燥検知手段
18による乾燥データや排気温度検知手段19による温
度データに基づき、駆動手段23を介してモータ2、バ
ーナ7、比例制御弁8、電源投入手段20などを制御す
る。
【0023】制御手段25は、バーナ7の着火動作を行
った際に、熱電対15による温度データが所定時間(た
とえば、20秒)内に、ある一定値にまで上がるか、ま
たは、ある一定値以上上昇変化すると、正常に着火した
と検知して、燃焼表示ランプ24hを点灯させる。所定
時間内に検知できなかった場合、不着火異常であるとし
て、表示手段24で報知する。図4(a)はその表示の
一例であり、2つの表示「U」、「31」を交互に点滅
させる。
【0024】制御手段25は、正常に着火したと検知し
た後、燃焼を続けるように駆動手段23を制御している
にもかかわらず、熱電対21による温度データが、ある
一定値にまで下がるか、または、ある一定値以上下降変
化すると、立ち消え異常であるとして表示手段24で報
知する。図4(b)はその表示の一例であり、2つの表
示「U」、「32」を交互に点滅させる。
【0025】ここで、送風経路が閉塞している場合、回
転ドラム4、バーナ7の空気が循環せず、バーナ7は酸
欠状態となって、着火時に不着火となり、また、着火し
ても短時間のうちに立ち消えが起こるので、制御手段2
5は、燃焼部温度検知手段14の出力により、着火毎に
この不着火または着火して所定時間(たとえば、2分)
内の立ち消えを判定し、記憶手段22に記憶しておき、
所定回数(たとえば、3回)連続している場合は、不着
火および立ち消え異常を報知せず、送風経路閉塞異常を
報知する。図4(c)はその表示の一例であり、2つの
表示「H」、「11」を交互に点滅させる。このとき、
同時に、モータ2を駆動して回転ドラム4とファン3を
動作させる。
【0026】また、制御手段25は、燃焼開始後の所定
時間(2分)以内にバーナ7の立ち消えを検知しなかっ
た場合、記憶手段22の情報を初期化するようにし、燃
焼開始後の所定時間(2分)以降にバーナ7の立ち消え
を検知した場合、記憶手段22の連続回数を記憶しない
ようにしている。
【0027】上記構成において、図5を参照しながら動
作を説明すると、ステップ26で、電源スイッチ20a
がオンされると、ステップ27で記憶手段22より、着
火毎の不着火または着火して所定時間内の立ち消えの連
続回数(以下、送風経路閉塞カウントという)を読み出
す。ステップ28でスタート一時停止スイッチ21dが
オンされて、ステップ29で着火動作を開始する。
【0028】ステップ30へ進み、熱電対15によって
着火検知したかどうかを判定し、着火検知したら、ステ
ップ31で燃焼表示ランプ24hを点灯する。ステップ
32で所定時間(20秒)経過しても着火検知できなか
った場合、不着火と判定し、ステップ33で送風経路閉
塞カウンタNを+1し、送風経路閉塞カウンタNを記憶
手段22に記憶する。ステップ34で送風経路閉塞カウ
ンタNが第1の所定値未満である場合、ステップ35へ
進み、表示手段24により不着火異常を報知する。送風
経路閉塞カウンタNが第1の所定値以上である場合、ス
テップ36へ進み、送風経路閉塞異常を報知する。同時
に、モータ2を駆動して回転ドラム4とファン3を動作
させ、不着火検知をするまでに放出したガスを排出し、
着火しにくくなるのを防止することができる。
【0029】ステップ31で燃焼表示ランプ24hを点
灯すると、ステップ37へ進み、熱電対15によって炎
が立ち消えしたかどうかを判定し、ステップ38で着火
してから所定時間(2分)が経過しない間に、立ち消え
検知した場合、ステップ39で送風経路閉塞カウンタN
を+1し、送風経路閉塞カウンタNを記憶手段22に記
憶する。ステップ40で送風経路閉塞カウンタNが第1
の所定値未満である場合、ステップ41へ進み、立ち消
え異常を報知する。送風経路閉塞カウンタNが第1の所
定値以上である場合、ステップ36へ進み、送風経路閉
塞異常を報知する。同時に、モータ2を駆動して回転ド
ラム4とファン3を動作させ、不着火検知をするまでに
放出したガスを排出する。
【0030】ステップ38で着火してから所定時間が経
過した時、ステップ42で送風経路閉塞カウンタN=0
として初期化し、送風経路閉塞カウンタNを記憶手段2
2に記憶する。それ以降、ステップ43で炎が立ち消え
したかどうか判定し続けるが、この時立ち消え検知した
としても、送風経路閉塞カウンタNはそのままで、必
ず、ステップ41で立ち消え異常を報知する。
【0031】ステップ44で乾燥運転を終了するか判定
し、終了すると判定されれば、ステップ45で次工程へ
進む。
【0032】これにより、不着火、立ち消えを連続して
数回検知した場合、送風経路が閉塞していると判断し
て、送風経路閉塞異常を報知することができる。
【0033】ここで、第1の所定値は、本来の不着火、
立ち消えの原因によりこれらの異常が起こったときに最
低1回は報知して使用者に点検を促さなければならない
ので、2以上である。そして、送風経路閉塞カウンタN
を+1して送風経路閉塞異常を報知するかどうか判定す
る立ち消え検知の所定時間(本実施例では、2分)は、
送風経路が塞がれている時に立ち消え検知する可能性の
ある時間の上限である。
【0034】なお、本実施例では、送風経路閉塞異常を
報知したとき、モータ2を駆動して回転ドラム4とファ
ン3を動作させているが、回転ドラム4とファン3のい
ずれかを動作させてもよく、回転ドラム4とファン3の
いずれかを動作させることで、不着火検知をするまでに
放出したガスを排出し、着火しにくくなるのを防止する
ことができる。
【0035】(実施例2)図1における制御手段25
は、入力設定手段21の特殊操作により記憶手段22に
記憶されている送風経路閉塞カウンタを初期化できるよ
うにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0036】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明すると、ステップ46で電源スイッチ20aがオ
ンされ、ステップ47で同時にふんわり切換スイッチ2
1aとコーススイッチ21cが同時に押されている場合
に限り、ステップ48以下に進み、それ以外はステップ
49で通常の運転行程を行う。
【0037】ステップ48では、標準ランプ24dを点
滅させ、残り時間表示ランプ24cに送風経路閉塞カウ
ンタを表示させる。ステップ50でスタート一時停止ス
イッチ21dが押されると、ステップ51で送風経路閉
塞カウンタをクリアして、それを記憶手段22に記憶し
てステップ52で運転を終了させる。
【0038】これにより、製造工程で検査のために起こ
した不着火、立ち消え検知は送風経路閉塞カウンタにカ
ウントされず、初めから送風経路閉塞異常になることは
ない。また、修理検査時にも、修理検査終了時にこれを
用いることにより、修理検査終了直後に送風経路閉塞異
常になることはない。
【0039】(実施例3)図1における制御手段25
は、送風経路閉塞異常を所定時間(たとえば、5分)報
知し、その間は運転を行わず、所定時間(5分)経過す
ると、記憶手段22に記憶されている送風経路閉塞カウ
ンタを初期化して、電源投入手段20により乾燥機本体
1への通電を切りにする。また、制御手段25は、送風
経路閉塞異常を報知して所定時間が経過する前に、電源
投入手段20により乾燥機本体への通電を切りにされた
場合、その後、通電を入りにされると、送風経路閉塞異
常を所定時間(5分)報知し、報知中は運転を行わない
ようする。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0040】上記構成において図7を参照しながら動作
を説明すると、ステップ53で送風経路閉塞異常報知を
開始する。このとき、前記の通り、送風経路閉塞カウン
タは第1の所定値になっている。また、異常報知中は運
転を行うことはできない。ステップ54へ進み、異常を
所定時間報知すると、ステップ55で送風経路閉塞カウ
ンタNを0とし、送風経路閉塞カウンタNを記憶手段2
2に記憶し、ステップ56で電源をオートオフする。
【0041】その後、ステップ57で、電源スイッチ2
0aがオンされると、ステップ58で、送風経路閉塞カ
ウンタNを読み出す。ここで、送風経路閉塞カウンタN
=0となっていて、ステップ59で送風経路閉塞カウン
タと第1の所定値を比較するが、必ず所定値未満となる
ので、ステップ60で通常運転を開始する。
【0042】一方、ステップ54で、異常を所定時間報
知している間に、ステップ61で電源スイッチ20aが
オフされた場合、その後、ステップ57で電源スイッチ
20aがオンされると、ステップ58で、送風経路閉塞
カウンタNを読み出す。ここで、送風経路閉塞カウンタ
Nは第1の所定値に等しいままなので、ステップ59で
送風経路閉塞カウンタNと第1の所定値を比較したと
き、必ず所定値以上となるので、ステップ53へ戻って
送風経路閉塞異常を開始する。
【0043】これにより、送風経路閉塞異常報知を開始
して所定時間(5分)経過しないと、異常報知を終了す
ることはない、すなわち、運転を行うことができなくな
っている。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の発
明によれば、衣類を回転撹拌させる回転ドラムと、前記
回転ドラム内へ熱風を導入し排出させる送風手段と、熱
風の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を
検知する燃焼部温度検知手段と、乾燥機本体の異常を報
知する報知手段と、前記燃焼部温度検知手段により前記
ガス燃焼部の不着火または立ち消えを検知したとき前記
送風手段、ガス燃焼部、報知手段を制御する制御手段
と、着火毎の前記ガス燃焼部の不着火または立ち消えの
連続回数を記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段
は、不着火または燃焼開始後所定時間以内の立ち消えの
回数が所定回数連続していると判定した場合は、前記回
転ドラムと前記送風手段の少なくともいずれか一方の動
作を伴い、前記報知手段により送風経路が異常であるこ
とを報知するように構成したから、着火動作をしている
のに着火しない、または、着火したのに立ち消えすると
いう異常が連続で所定回数以上起こった場合、不着火異
常報知または立ち消え異常報知とは別に、送風経路の異
常、すなわち、送風経路が閉塞しているという異常を報
知することができ、また、異常の原因を特定することが
できず、使用者が着火動作を繰り返すのを防止すること
ができるとともに、不着火検知をするまでに放出したガ
スを排出することができ、着火しにくくなるのを防止す
ることができる。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御手段は、燃焼開始後の所定時間以内にガス燃焼部の立
ち消えを検知しなかった場合、前記記憶手段の情報を初
期化するようにしたから、正常な燃焼運転が所定時間以
上続いた場合、送風経路が閉塞していることはないの
で、記憶手段の情報を初期化することによって、他の原
因で立ち消え異常報知をした場合に、送風経路閉塞異常
報知をしないようにすることができる。
【0046】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御手段は、燃焼開始後の所定時間以降にガス燃焼部の立
ち消えを検知した場合、記憶手段の連続回数を記憶しな
いようにしたから、正常な燃焼運転が所定時間以上続い
た場合、送風経路が閉塞しているということはないの
で、記憶手段の連続回数を記憶しないようにすることに
よって、他の原因で立ち消え異常報知をした場合に、送
風経路閉塞異常報知をしないようにすることができる。
【0047】また、請求項4に記載の発明によれば、運
転コース等を設定するための入力設定手段を備え、制御
手段は、前記入力設定手段の特殊操作により記憶手段に
記憶されている不着火または立ち消えを検知した連続回
数を初期化できるようにしたから、工場から出荷時に製
造工程で起こった不着火異常、立ち消え異常の回数をク
リアできるので、製造行程で不着火異常、立ち消え異常
報知をしている場合、出荷後送風経路閉塞異常を初めか
ら報知するのをなくすことができる。
【0048】また、請求項5に記載の発明によれば、乾
燥機本体への通電を入り切りする電源投入手段を備え、
制御手段は、回転ドラムと送風手段の少なくともいずれ
か一方の動作を伴い、報知手段により送風経路の異常を
所定時間報知し、報知中は運転を行わず、所定時間経過
すると、記憶手段に記憶されている不着火または立ち消
えを検知した連続回数を初期化して、前記電源投入手段
により乾燥機本体への通電を切りにするように構成した
から、異常報知中は着火動作をさせることができないの
で、送風経路が閉塞している場合、着火動作の繰り返し
を防ぐことができる。
【0049】また、請求項6に記載の発明によれば、制
御手段は、回転ドラムと送風手段の動作を伴い送風経路
の異常を報知して所定時間経過以内に、電源投入手段に
より乾燥機本体への通電を切りにされた場合、その後通
電を入りにされると、回転ドラムと送風手段の動作を伴
い送風経路の異常を所定時間報知し、報知中は運転を行
わないようにしたから、異常報知中に電源を切られ、す
ぐ電源を入れられた場合でも、所定時間は着火動作をさ
せないので、着火動作の繰り返しを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のガス衣類乾燥機のブロ
ック図
【図2】同ガス衣類乾燥機の縦断面図
【図3】同ガス衣類乾燥機の操作表示部の拡大正面図
【図4】(a) 同ガス衣類乾燥機の不着火異常表示の一例
を示す図 (b) 同ガス衣類乾燥機の立ち消え異常表示の一例を示す
図 (c) 同ガス衣類乾燥機の送風経路閉塞異常表示の一例を
示す図
【図5】同ガス衣類乾燥機の動作フローチャート
【図6】本発明の第2の実施例のガス衣類乾燥機の動作
フローチャート
【図7】本発明の第3の実施例のガス衣類乾燥機の動作
フローチャート
【符号の説明】
3 ファン(送風手段) 4 回転ドラム 7 バーナ(ガス燃焼部) 14 燃焼部温度検知手段 22 記憶手段 24 表示手段(報知手段) 25 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼武 政司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を回転撹拌させる回転ドラムと、前
    記回転ドラム内へ熱風を導入し排出させる送風手段と、
    熱風の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度
    を検知する燃焼部温度検知手段と、乾燥機本体の異常を
    報知する報知手段と、前記燃焼部温度検知手段により前
    記ガス燃焼部の不着火または立ち消えを検知したとき前
    記送風手段、ガス燃焼部、報知手段を制御する制御手段
    と、着火毎の前記ガス燃焼部の不着火または立ち消えの
    連続回数を記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段
    は、不着火または燃焼開始後所定時間以内の立ち消えの
    回数が所定回数連続していると判定した場合は、前記回
    転ドラムと前記送風手段の少なくともいずれか一方の動
    作を伴い、前記報知手段により送風経路が異常であるこ
    とを報知するように構成したガス衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、燃焼開始後の所定時間以内
    にガス燃焼部の立ち消えを検知しなかった場合、記憶手
    段の情報を初期化するように構成した請求項1記載のガ
    ス衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、燃焼開始後の所定時間以降
    にガス燃焼部の立ち消えを検知した場合、記憶手段の連
    続回数を記憶しないように構成した請求項1または2記
    載のガス衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 運転コース等を設定するための入力設定
    手段を備え、制御手段は、前記入力設定手段の特殊操作
    により記憶手段に記憶されている不着火または立ち消え
    を検知した連続回数を初期化できるように構成した請求
    項1記載のガス衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 乾燥機本体への通電を入り切りする電源
    投入手段を備え、制御手段は、回転ドラムと送風手段の
    少なくともいずれか一方の動作を伴い、報知手段により
    送風経路の異常を所定時間報知し、報知中は運転を行わ
    ず、所定時間経過すると、記憶手段に記憶されている不
    着火または立ち消えを検知した連続回数を初期化して、
    前記電源投入手段により乾燥機本体への通電を切りにす
    るように構成した請求項1記載のガス衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】 制御手段は、前記回転ドラムと前記送風
    手段の動作を伴い送風経路の異常を報知して、所定時間
    経過以内に電源投入手段により乾燥機本体への通電を切
    りにされた場合、その後通電を入りにされると、前記回
    転ドラムと前記送風手段の動作を伴い送風経路の異常を
    所定時間報知し、報知中は運転を行わないように構成し
    た請求項5記載のガス衣類乾燥機。
JP9079460A 1997-03-31 1997-03-31 ガス衣類乾燥機 Pending JPH10272300A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7926201B2 (en) * 2006-09-06 2011-04-19 Lg Electronics Inc. Dryer with clogging detecting function
US8387272B2 (en) 2006-09-06 2013-03-05 Lg Electronics Inc. Clogging detecting system for dryer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7926201B2 (en) * 2006-09-06 2011-04-19 Lg Electronics Inc. Dryer with clogging detecting function
US8387272B2 (en) 2006-09-06 2013-03-05 Lg Electronics Inc. Clogging detecting system for dryer

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