JPH10271326A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10271326A
JPH10271326A JP9067760A JP6776097A JPH10271326A JP H10271326 A JPH10271326 A JP H10271326A JP 9067760 A JP9067760 A JP 9067760A JP 6776097 A JP6776097 A JP 6776097A JP H10271326 A JPH10271326 A JP H10271326A
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JP9067760A
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Setsuya Kobayashi
節也 小林
Takeshi Murakami
剛 村上
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40062Discrimination between different image types, e.g. two-tone, continuous tone

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定領域の種別の判別精度をより向上させた
画像処理装置を提供する。 【解決手段】 画像信号入力部1から入力された画像デ
ータに対して、縦横繁雑度抽出回路15で、特定領域内
の縦横方向に隣接する画素における濃度の差分の絶対値
Tx,Tyをそれぞれ算出する。斜め繁雑度抽出回路1
6で、特定領域内の主副斜め方向に隣接する画素の濃度
の差分の絶対値Rx,Ryをそれぞれ算出する。比較回
路17で、算出した方向別の総和の値を比較し、最も小
さい総和の値を繁雑度として領域判別部4に出力する。
比較差分部3で、画像データの画素の濃度のうち、最大
値Maおよび最小値Miの差を求め、比較差分値として
領域判別部4に出力する。領域判別部4で上記繁雑度お
よび比較差分値に基づいて画像領域の種別判別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル複写機
やスキャナ装置等に適用され、原稿等を走査して得られ
る画像データの画像領域を判別する画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル複写機やスキャナ
装置等においては、原稿をCCDセンサ等で読み取って
得られる画像データに対して、画質を向上させるための
画像処理が施されている。例えば、読み取った画像デー
タから特徴を抽出して、領域判別を行い、その結果によ
り高品質な画像処理を行う方法が、特開平4−1889
48号公報に開示されている。この公報に記載の技術に
よれば、特定領域内での平均値に対する画像情報の差分
量から平均分散を求め、その平均分散の値が、例えば平
均値より大きい場合は文字領域とし、小さい場合は中間
調領域とし、それらの結果に基づいて画像処理を行って
いる。
【0003】また、特開平4−270561号公報に記
載の技術によれば、大小2つのしきい値Tb,Tc(T
b>Tc)を設定し、画素の濃度がしきい値Tbよりも
大きく、かつしきい値Tcよりも小さい場合は文字領域
とし、画素の濃度がしきい値Tb,Tcの間の範囲にあ
る場合は中間調領域と判別し、それらの結果に基づいて
画像処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
画像判別方法では、平均分散の値と平均値との差が必ず
しも画像領域の特徴を十分に表していない場合があり、
画像の誤判別を起こす可能性がある。また、識別方法や
しきい値としての平均値の選定が適切でない場合もあ
り、画像の領域判別精度の向上が所望されている。
【0005】また、後者の画像判別方法では、2つのし
きい値Tb,Tcと画素の濃度との差分のみから画像の
領域が判別されるので、領域判別に限られた特徴量しか
反映されない。そのため、高精度な画像識別が行えず誤
判別の可能性が高く、画像処理による高画質化が難しい
という問題点がある。
【0006】そこで、本願出願人は特願平8−2382
05号明細書および図面において、上記問題点を解消す
べく画像判別方法を提案した。すなわち、この方法は、
特定領域内の縦方向および横方向に隣接する画素の濃度
差に基づいて特定領域の特徴量を算出し、その特徴量に
応じて特定領域の種別判別を行うものである。
【0007】本発明は、上記に鑑み、さらに特定領域の
種別の判別精度を向上させた画像処理装置の提供を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、画像情報を読み取り、複数の画素からなる特定領
域の種別を判別し、その判別結果により種別に応じて画
像を処理するフィルタリング処理を行う画像処理装置に
おいて、特定領域内の縦方向および横方向並びに主斜め
方向および該主斜め方向に直交する副斜め方向における
各画素の濃度差に基づいて特定領域内の特徴量を算出す
る特徴量算出手段と、該特徴量に基づいて特定領域の種
別を判別する領域判別手段とを備えるものである。
【0009】この構成によれば、特定領域の種別判別に
用いられる特徴量は、特定領域内の縦方向および横方向
における各画素の濃度差に加え、主斜め方向および副斜
め方向における各画素の濃度差に基づいて算出される。
そのため、特定領域の種別の判別精度を向上させること
ができる。なお、上記特定領域の種別には、例えば、写
真領域、文字領域、網点領域等がある。
【0010】上記特徴量算出手段としては、特定領域内
の縦方向に隣接する画素の濃度差の総和を算出し、特定
領域内の横方向に隣接する画素の濃度差の総和を算出
し、特定領域内の主斜め方向に隣接する画素の濃度差の
総和を算出し、特定領域内の副斜め方向に隣接する画素
の濃度差の総和を算出し、これらの総和のうち、最も小
となる総和を特定領域内における特徴量として取得する
最小値取得手段と、特定領域内の各画素の濃度のうち最
大値および最小値の差を特徴量として取得する差分値取
得手段とで構成される。
【0011】あるいは、特定領域内の縦方向に隣接する
画素の濃度差の総和と特定領域内の横方向に隣接する画
素の濃度差の総和とを加算し、特定領域内の主斜め方向
に隣接する画素の濃度差の総和と特定領域内の副斜め方
向に隣接する画素の濃度差の総和とを加算し、加算した
値のうち小となる値を特定領域内における特徴量として
取得する最小値取得手段と、特定領域内の各画素の濃度
のうち最大値および最小値の差を特徴量として取得する
差分値取得手段とで構成されていてもよい。
【0012】このように、特定領域内の縦横方向に隣接
する画素または斜め方向に隣接する画素の濃度の差に基
づいて特徴量を算出すれば、特定領域内の繁雑度の程度
が認識でき、画素同士の関係が特定領域の種別判別に反
映されるので、より高精度に特定領域の種別判別を行う
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0014】<第1実施形態>図2は、本発明の第1実
施形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図で
ある。本画像処理装置は、ディジタル複写機やスキャナ
装置等に用いられ、CCD(Charge Coupled Device)
センサ等から読み取った画像データにおける注目画素お
よび注目画素の周囲に位置する複数の画素で表された所
定の領域(以下、「特定領域」という。この画像処理装
置では、5画素×5画素の領域を特定領域として取り扱
う。)の種別を判別するためのものである。本装置は、
入力された画像データを記憶するための画像信号入力部
1と、特定領域の特徴量を算出する特徴量算出手段とし
ての繁雑度算出部2および比較差分部3と、特徴量に基
づいて特定領域の種別判別を行うための領域判別手段と
しての領域判別部4と、領域の種別に応じて行われるフ
ィルタリング処理のモードを選択するためのモード選択
部5と、選択されたモードに応じてフィルタリング処理
を行うフィルタリング処理部6とで構成される。
【0015】画像信号入力部1は複数(図2では4ライ
ン)のラインメモリ11,12,13,14からなり、
CCDセンサ等により原稿等を走査して得られた8ビッ
トの画像データを、4ライン並列に配されたラインメモ
リ11〜14内にシステムクロックに同期した状態で格
納する。そして、繁雑度算出部2、比較差分部3および
フィルタリング処理部6に、特定領域の画素数に対応し
て、常に5ラインの画像データが並列に出力される。
【0016】図1は、図2に示す繁雑度算出部2の構成
を示すブロック図である。繁雑度算出部2は、特定領域
内の縦横方向の繁雑度を算出する縦横繁雑度算出回路1
5と、特定領域内の斜め方向の繁雑度を算出する斜め繁
雑度算出回路16と、上記両回路15,16で算出され
た値を比較するための比較回路17とで構成される。こ
の縦横繁雑度抽出回路15、斜め繁雑度抽出回路16お
よび比較回路17が最小値取得手段である。
【0017】さらに、縦横繁雑度算出回路15は、差分
絶対値算出回路18および順次加算回路19を有し、一
方、斜め繁雑度算出回路16は、差分絶対値算出回路2
0、順次加算回路21および正規化回路22を有してい
る。
【0018】画像信号入力部1から出力された5ライ
ン、8ビットの画像データは、縦横繁雑度抽出回路15
および斜め繁雑度抽出回路16の各差分絶対値算出回路
18,20にそれぞれ入力され、特定領域における繁雑
度が算出される。
【0019】具体的には、縦横繁雑度抽出回路15の差
分絶対値算出回路18では、特定領域内の横方向に隣接
する画素における濃度の差分の絶対値Txを算出する。
特定領域内の横方向に互いに隣接する画素の組み合わせ
としては、図3(a)に示すように、横1列に対して4個
ずつ、計20個の画素の組み合わせができる(実線およ
び点線の枠が画素の組み合わせを示す。)。
【0020】また、差分絶対値算出回路18では、特定
領域内の縦方向に互いに隣接する画素における濃度の差
分の絶対値Tyを算出する。この場合も、図3(b)に示
すように、縦1列に対して4個ずつ、計20個の画素の
組み合わせができる。そして、順次加算回路19で、算
出した絶対値Tx,Tyの総和を横方向および縦方向別
にそれぞれ求める。
【0021】一方、斜め繁雑度抽出回路16の差分絶対
値算出回路20では、斜め方向(以下、「主斜め方向」
という。)に隣接する画素における濃度の差分の絶対値
Rxを算出する。この場合、主斜め方向に隣接する画素
の組み合わせてしては、図4(a)に示すように、16個
の画素の組み合わせができる。
【0022】また、差分絶対値算出回路20では、その
主斜め方向に直交する方向(以下、「副斜め方向」とい
う。)に隣接する画素における濃度の差分の絶対値Ry
をそれぞれ算出する。この場合も、図4(b)に示すよう
に、16個の画素の組み合わせができる。そして、順次
加算回路21で、算出した絶対値Rx,Ryの総和を主
斜め方向および副斜め方向別にそれぞれ求める。
【0023】次いで、正規化回路22により正規化を行
う。ここで、正規化とは、縦横方向における繁雑度と主
副斜め方向における繁雑度とを比較するために、画素の
組み合わせ個数を、見かけ上、一致させる処理である。
例えば、縦横方向の画素の組み合わせの個数は40個に
対し、主副斜め方向の画素の組み合わせの個数は32個
であるので、この場合、主副斜め方向の値を40/32
(5/4)倍して縦横方向の画素の組み合わせ個数と一
致させる。
【0024】そして、比較回路17において、上記算出
した方向別の総和の値を比較し、最も小さい総和の値を
13ビットの繁雑度として次段の領域判別部4に出力す
る。
【0025】図5は、図2に示す比較差分部3の構成を
示すブロック図である。この比較差分部3は、差分値取
得手段としての比較回路23および差分回路24で構成
される。画像信号入力部1から出力された画像データは
比較回路23に入力され、1ライン目から5ライン目ま
での画素における濃度のうち、最大値Maおよび最小値
Miを求める。次いで、差分回路24において、最大値
Maおよび最小値Miの差を求め、8ビットの比較差分
値として次段の領域判別部4に出力する。
【0026】このように、特定領域内の縦方向および横
方向における各画素の濃度差に加え、主斜め方向および
副斜め方向における各画素の濃度差に基づいて、特定領
域内の特徴量が算出されるので、より正確に特定領域内
の繁雑度の程度を認識することができる。そして、この
ような画素同士の関係が後述する特定領域の種別判別に
反映されるので、より高精度に特定領域の種別判別を行
うことができる。
【0027】図6は、図2に示す領域判別部4の構成を
示す図である。この領域判別部4は、入力側に21ビッ
トのアドレス端子A0〜A20を、出力側に8ビットの
データ端子D0〜D7を有する高速SRAM25からな
る。
【0028】領域判別部4では、繁雑度算出部2から送
られる繁雑度(13ビット)および比較差分部3から送
られる比較差分値(8ビット)が、アドレス端子A0〜
A20に入力される。そして、特定領域が文字領域、網
点領域あるいは写真領域等のいずれの領域に属するかと
いう領域の種別判別が行われる。
【0029】領域の種別としては、詳細には、図7に示
すように、網点1、網点2、網点3、混合(網点と文字
の混合)、文字1、文字2、文字3および写真等が予め
設定されている。そして、上記繁雑度および比較差分値
に基づいて、領域の種別が判別される。そして、領域判
別部4の出力側データ端子のうちの3ビット(D0〜D
2)を用いて、次段のモード選択部5へ判別結果が送ら
れる。
【0030】モード選択部5では、領域判別部4から与
えられた判別結果に基づいて、次段のフィルタリング処
理部6で行われる強調処理、平滑処理等の処理に必要な
係数をフィルタリング処理部6に送る。5画素×5画素
からなる特定領域では、図8に示すような係数マップが
一例として上げられる。係数マップ上の係数K1〜K6
の数値は予め設定されており、図9に、例えば、各処理
における係数の具体的数値を示す。つまり、モード選択
部5は、領域判別部4から与えられた判別結果に基づい
た各処理に応じて、係数K1〜K6の具体的数値をフィ
ルタリング処理部6に送る。なお、この係数は−16〜
+16まで設定が可能である。
【0031】図10は、図2に示すフィルタリング処理
部6の構成を示すブロック図である。フィルタリング処
理部6は、加算回路26、乗算回路27、シフタ回路2
8および総加算回路29から構成される。
【0032】フィルタリング処理部6では、モード選択
部5から送られた係数K1〜K6の値に基づいて、例え
ば、領域判別部4で判別された特定領域が文字領域であ
れば強調処理が行われ、特定領域が網点領域であれば平
滑処理が行われ、特定領域が写真領域であれば特に処理
されない。
【0033】平滑処理が行われる場合について、図10
の構成を参照して説明すると、画像信号入力部1から出
力された画像データは、図示しないフリップフロップに
おいて一時ラッチされた後、図9に示す係数の値に基づ
いて演算が行われる。まず、係数別の画像データの総和
K1″〜K6″を、5×5画素データマップ(図11参
照)に基づいて加算回路26にて算出する。以下、(1)
〜(6)式に係数別の画像データの総和K1″〜K6″の
値を示す。 K1″=(i,j) ……(1) K2″={(i,j-1)+(i-1,j)+(i+1,j)+(i,j+1)} ……(2) K3″={(i-1,j-1)+(i+1,j-1)+(i-1,j+1)+(i+1,j+1)} ……(3) K4″={(i,j-2)+(i-2,j)+(i+2,j)+(i,j+2)} ……(4) K5″={(i-1,j-2)+(i+1,j-2)+(i-2,j-1)+(i+2,j-1) +(i-2,j+1)+(i+2,j+1)+(i-1,j+2)+(i+1,j+2)} ……(5) K6″={(i-2,j-2)+(i+2,j-2)+(i-2,j+2)+(i+2,j+2)} ……(6) 次に、加算回路26で求められた各総和K1″〜K6″
の値と、係数K1〜K6の値の積を以下の(7)〜(12)式
に示すように求める。
【0034】 K1′=K1×K1″ ……(7) K2′=K2×K2″ ……(8) K3′=K3×K3″ ……(9) K4′=K4×K4″ ……(10) K5′=K5×K5″ ……(11) K6′=K6×K6″ ……(12) 例えば、図9(d)に示す平滑処理の網点1の場合、係数
K2の値は4/48である。このような場合には、各係
数毎の総和の値に乗算回路27にて4が掛けられ、次い
で、シフタ回路28にてシフト量(この場合、「4
8」)に応じてシフトさせて除算する。
【0035】次に、総加算回路29にて、下記(13)式に
示すように総和Fを算出する。
【0036】 F=K1′+K2′+K3′+K4′+K5′+K6′ ……(13) そして、その総和Fをフィルタリング処理結果として出
力し、以降、画像を認識する処理が別途行われる。
【0037】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態を説明する。この第2実施形態の特徴は、図1に示
す繁雑度算出部2において、縦方向および横方向におけ
る画素濃度の差分の各総和を加算した値と、主斜め方向
および副斜め方向における画素濃度の差分の各総和を加
算した値とを比較し、小さい方を繁雑度として出力する
最小値取得手段を設けた点にある。
【0038】すなわち、縦横方向および主副斜め方向に
おいてそれぞれ加算された値を比較しているので、その
差がつきやすく、縦横方向および主副斜め方向における
繁雑度の程度がより認識されやすくなり、精度の高い領
域判別が可能となる。その他の構成については、第1実
施形態と同様である。
【0039】具体的には、図1の縦横繁雑度抽出回路1
5の差分絶対値算出回路18において、特定領域内の縦
方向に隣接する画素における濃度の差分の絶対値Tx
と、特定領域内の横方向に隣接する画素における濃度の
差分の絶対値Tyとをそれぞれ算出する。次に、順次加
算回路19において、縦方向および横方向別にそれぞれ
総和を求め、さらにその総和を加算する。
【0040】また、斜め繁雑度抽出回路16の差分絶対
値算出回路20においても、特定領域内の主斜め方向に
隣接する画素における濃度の差分の絶対値Rxと、特定
領域内の副斜め方向に隣接する画素における濃度の差分
の絶対値Ryとをそれぞれ算出する。そして、順次加算
回路21において、主斜め方向、副斜め方向別にそれぞ
れ総和を求め、さらにその総和を加算する。
【0041】次いで、加算した値を正規化回路22で正
規化した後、比較回路17において縦方向および横方向
における加算値と主斜め方向および副斜め方向における
加算値と比較し小さい方の値を求め、13ビットの繁雑
度として次段の領域判別部4に出力する。
【0042】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、特定
領域の種別判別に用いられる特徴量は、特定領域内の縦
方向および横方向における各画素の濃度差に加え、主斜
め方向および副斜め方向における各画素の濃度差に基づ
いて算出され、その特徴量に基づいて特定領域の種別が
判別されるので、種別の判別精度を向上させることがで
き、目的とする部分により最適な画像処理が可能とな
り、高画質化が達成できる。特に、縦横方向だけでな
く、斜め方向の特徴も加味して判別を行っているので、
より一層判別精度の向上を図れる。
【0044】また、特定領域内の縦横方向に隣接する画
素または斜め方向に隣接する画素の濃度の差に基づいて
特徴量を算出することにより、特定領域内の繁雑度の程
度が認識でき、画素同士の関係が特定領域の種別判別に
反映できる。また、両者の差がつきやすく、縦横方向と
斜め方向のどちらを重視して処理すべきかの決定が容易
になる。したがって、より高精度に特定領域の種別判別
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像処理装置の繁
雑度算出部の構成を示すブロック図
【図2】同じく画像処理装置の構成を示すブロック図
【図3】特定領域の画素を示し、(a) は横方向に隣接す
る場合、(b) は縦方向に隣接する場合を示す図
【図4】特定領域の画素を示し、(a) は主斜め方向に隣
接する場合、(b) は副斜め方向に隣接する場合を示す図
【図5】比較差分部の構成を示すブロック図
【図6】領域判別部の構成を示す図
【図7】特定領域の種別を判別するための図
【図8】特定領域の画素の係数を示す図
【図9】平滑処理における係数を示す図
【図10】フィルタリング処理部の構成を示すブロック
【図11】特定領域の画素の座標を示す図
【符号の説明】
1 画像信号入力部 2 繁雑度算出部 3 比較差分部 4 領域判別部 5 モード選択部 6 フィルタリング処理部 17,24 比較回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を読み取り、複数の画素からな
    る特定領域の種別を判別し、その判別結果により種別に
    応じて画像を処理するフィルタリング処理を行う画像処
    理装置において、特定領域内の縦方向および横方向並び
    に主斜め方向および該主斜め方向に直交する副斜め方向
    における各画素の濃度差に基づいて特定領域内の特徴量
    を算出する特徴量算出手段と、該特徴量に基づいて特定
    領域の種別を判別する領域判別手段とを備えることを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 特徴量算出手段は、特定領域内の縦方向
    に隣接する画素の濃度差の総和を算出し、特定領域内の
    横方向に隣接する画素の濃度差の総和を算出し、特定領
    域内の主斜め方向に隣接する画素の濃度差の総和を算出
    し、特定領域内の副斜め方向に隣接する画素の濃度差の
    総和を算出し、これらの総和のうち、最も小となる総和
    を特定領域内における特徴量として取得する最小値取得
    手段と、特定領域内の各画素の濃度のうち最大値および
    最小値の差を特徴量として取得する差分値取得手段とで
    構成されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 特徴量算出手段は、特定領域内の縦方向
    に隣接する画素の濃度差の総和と特定領域内の横方向に
    隣接する画素の濃度差の総和とを加算し、特定領域内の
    主斜め方向に隣接する画素の濃度差の総和と特定領域内
    の副斜め方向に隣接する画素の濃度差の総和とを加算
    し、加算した値のうち小となる値を特定領域内における
    特徴量として取得する最小値取得手段と、特定領域内の
    各画素の濃度のうち最大値および最小値の差を特徴量と
    して取得する差分値取得手段とで構成されることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
JP9067760A 1997-03-21 1997-03-21 画像処理装置 Pending JPH10271326A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9067760A JPH10271326A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 画像処理装置
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