JPH10270661A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH10270661A
JPH10270661A JP9075926A JP7592697A JPH10270661A JP H10270661 A JPH10270661 A JP H10270661A JP 9075926 A JP9075926 A JP 9075926A JP 7592697 A JP7592697 A JP 7592697A JP H10270661 A JPH10270661 A JP H10270661A
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Japan
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well
integrated circuit
semiconductor substrate
deep
semiconductor
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JP9075926A
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English (en)
Inventor
康 ▲高▼橋
Yasushi Takahashi
Koji Arai
公司 荒井
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Shunichi Sukegawa
俊一 助川
Shinji Bessho
真次 別所
Masayuki Taira
雅之 平
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Hitachi Ltd
Texas Instruments Japan Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Texas Instruments Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子分離機能を有する深いウエルを半導体チ
ップに設けてなる半導体集積回路装置において、その半
導体チップのサイズを縮小させる。 【解決手段】 半導体基板9のメモリ領域Mに設けられ
た深いnウエル10の端部が製造プロセス中の熱処理等
によって周辺回路領域P側に延びてしまい形成された延
在領域10aの直上方にも、周辺回路を形成するシェア
ードMOS・FET3を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、半導体基板に形成
された所定の素子形成領域を他の素子形成領域から電気
的に分離する機能を有する深いウエルを半導体基板に設
けてなる半導体集積回路装置技術に適用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の深いウエルを有する半導体集積
回路装置として、例えばDRAM(Dynamic Random Acc
ess Memory)がある。本発明者は、この深いウエルを有
するDRAMについて検討した。以下は、公知とされた
技術ではないが、本発明者によって検討された技術であ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】すなわち、本発明者が検討したDRAMに
おいては、例えば半導体基板上に形成された複数のメモ
リセルが、半導体基板に形成された深いウエルおよび深
いウエル上にその外周に沿って形成された給電用ウエル
によって取り囲まれ、他の集積回路素子と電気的に分離
された構造となっている。
【0004】DRAMが形成された半導体基板の上部に
は、素子形成用ウエルが形成されており、この素子形成
用ウエル内に上記したメモリセルが形成されている。深
いウエルは、その素子形成用ウエルの下層に形成されて
いる。
【0005】また、給電用ウエルは、素子分離機能とと
もに深いウエルに所定の電位を供給する機能を有してお
り、素子形成用ウエルと同じ深さ位置に深いウエルに電
気的に接続された状態で形成され、かつ、素子形成用ウ
エルを取り囲むように深いウエルの外周に沿って形成さ
れている。
【0006】ところで、本発明者が検討した技術におい
ては、メモリセル領域に隣接する周辺回路領域等におい
ては、集積回路素子の配置を次のようにしている。
【0007】すなわち、その周辺回路領域等において
は、深いウエルが半導体集積回路装置の製造プロセス中
の熱処理によって半導体基板の主面に対して平行な方向
に延びてしまうのを考慮して、その深いウエルが延びて
しまう領域上には周辺回路等の集積回路素子を配置せ
ず、専ら上記した給電用ウエルの形成領域(分離領域)
等として使用しており、周辺回路等の集積回路素子はそ
の深いウエルの延在領域の端部からさらに離れた領域に
配置するようにしている。
【0008】なお、DRAMの構造等については、例え
ば株式会社工業調査会、1995年6月1日発行、「電
子材料、1991年6月号」P22〜P77に記載があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、深いウエル
の延在領域上に集積回路素子を配置していない発明者が
検討した技術によれば、深いウエルの延在領域上が有効
に活用されておらず、半導体チップのサイズの増大を招
いているという問題があることを本発明者は見出した。
【0010】本発明の目的は、素子分離機能を有する深
いウエルを半導体チップに設けてなる半導体集積回路装
置において、その半導体チップのサイズを縮小させるこ
とのできる技術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0013】本発明の半導体集積回路装置は、半導体基
板における所定の領域に形成され前記半導体基板の厚さ
方向における深い位置に形成された深いウエルと、前記
半導体基板において前記深いウエル上に形成され集積回
路形成用の第1の集積回路素子が形成される第1の素子
形成用ウエルと、前記半導体基板において前記深いウエ
ル上に形成され深いウエルに所定の電位を供給するため
の給電用ウエルと、前記半導体基板における他の領域に
おいて前記第1の素子形成用ウエルと同じ深さ位置に形
成され集積回路形成用の第2の集積回路素子が形成され
る第2の素子形成用ウエルとを備え、前記深いウエルの
端部が前記半導体基板の主面に平行な方向に延びること
で形成された深いウエルの延在領域上に、前記第2の素
子形成用ウエルを形成し、前記第2の素子形成用ウエル
上に前記第2の集積回路素子を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する(なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する)。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態である半導体集積回路装置の要部回路図、図2は図
1の半導体集積回路装置の要部平面図、図3は図2に配
線接続状態を示した半導体集積回路装置の要部平面図、
図4は図2の半導体集積回路装置の要部断面図、図5は
図4の半導体集積回路装置の要部拡大断面図である。
【0016】本実施の形態においては、本発明を、例え
ば64M・DRAM(Dynamic Random Access Memory)
に適用した場合について説明する。ただし、DRAMの
ワード構成は、これに限定されるものではなく種々変更
可能である。
【0017】本実施の形態のDRAMにおけるメモリ領
域および周辺回路領域の要部回路図を図1に示す。図1
は相補形のデータ線DL1 (DL1a, DL1b),DL2(D
L2a, DL2b)の標準的な繰り返し単位を示している。
【0018】したがって、実際の半導体チップ上には、
この1組の相補形のデータ線DL1,DL2 が図1の上下
方向に沿って互いに平行になるように複数組繰り返し並
んで配置されている。なお、データ線DL1 はアクティ
ブハイ(Active High)に設定され、データ線DL2 はア
クティブロウ(Active Low)に設定されている。
【0019】図1の左右のメモリ領域Mの各々には、複
数本のワード線WLが相補形のデータ線DL1,DL2 に
対して直交するように配置されている。そして、このワ
ード線WLと相補形のデータ線DL1 (DL1a, DL1
b)の交点近傍にメモリセルMCが配置されている。
【0020】このメモリセルMCは、Hight(以
下、単に“H”と略す)またはLow(以下、単に
“L”と略す)の2値の信号レベルのうち、いずれか一
方を記憶するメモリの最小単位であり、例えば1つのト
ランスファMOS・FET1と、1つのキャパシタ2と
からなる。
【0021】このトランスファMOS・FET1は、デ
ータ線DL1 とキャパシタ2とを電気的に接続したり、
分離したりするためのスイッチング素子であり、キャパ
シタ2は、上記した“H”または“L”のいずれか一方
の情報を電荷の形として記憶するための素子である。
【0022】トランスファMOS・FET1のゲート電
極はワード線WLと電気的に接続され、そのソース・ド
レインのうちの一方はデータ線DL1 と電気的に接続さ
れ、他方はキャパシタ2を介して所定電位の電極と電気
的に接続されている。
【0023】一方、周辺回路領域Pには、シェアードM
OS・FET3、プリチャージ回路PC、センスアンプ
回路SAおよび列選択ゲート回路YSG等が、1組の相
補形のデータ線DL1,DL2 の間に電気的に接続されて
いる。
【0024】シェアードMOS・FET3, 3は、所定
のメモリ領域Mと周辺回路とを配線SL1 に伝送される
信号に基づいて電気的に接続したり、切り離したりする
ためのスイッチング素子である。
【0025】このシェアードMOS・FET3, 3は、
メモリ領域Mと周辺回路領域Pとの境界領域に配置さ
れ、その各々のゲート電極が共通の配線SL1 に電気的
に接続された状態で、それぞれデータ線DL1,DL2 に
直列に接続されている。
【0026】プリチャージ回路PCは、データ線DL1,
DL2 の電位を、配線SL2 に伝送される信号に基づい
て所定の電位(プリチャージ電圧)に設定するための回
路であり、例えば3つのnチャネル形のMOS・FET
4〜6を有している。
【0027】センスアンプ回路SAは、DRAMのデー
タ読み出し動作等に際して、データ線DL1,DL2 に伝
送された微小電圧(または電流)を検出して増幅する回
路であり、プリチャージ電圧を参照電圧として動作する
ようになっている。
【0028】このセンスアンプ回路SAは、例えばnチ
ャネル形のMOS・FETアンプSAnと、pチャネル
形のMOS・FETアンプSApとを有している。
【0029】nMOS・FETアンプSAnは、2つの
nMOS7n, 7nを有しており、信号CSNに基づい
て動作するようになっている。また、pMOS・FET
アンプSApは、2つのnMOS7p, 7pを有してお
り、信号CSPに基づいて動作するようになっている。
【0030】列選択ゲート回路YSGは、相補形のデー
タ線DL1,DL2 と相補形の入出力信号配線I/O1,I
/O2 とを配線SL3 に伝送される信号に基づいて電気
的に接続したり、分離したりするための回路であり、例
えば2つのnチャネル形のMOS・FET8a, 8bを
有している。
【0031】例えばDRAMのデータ読み出し動作時に
は、センスアンプ回路SAで増幅された信号(情報)を
相補形の入出力信号配線I/O1,I/O2 に伝送した
り、DRAMの書き込み動作に際しては、相補形の入出
力信号配線I/O1,I/O2 からの信号(情報)をデー
タ線DL1,DL2 側に伝送したりするのを配線SL3 に
伝送される信号に基づいて制御するようになっている。
【0032】この列選択ゲート回路YSGの2つのMO
S・FET8a, 8bの各々のゲート電極は共通の配線
SL3 に電気的に接続されている。
【0033】また、MOS・FET8aのソース・ドレ
インの一方はデータ線DL1 に電気的に接続され、他方
は入出力信号配線I/O1 に電気的に接続されている。
【0034】また、MOS・FET8bのソース・ドレ
インの一方はデータ線DL2 に電気的に接続され、他方
は入出力信号配線I/O2 に電気的に接続されている。
【0035】なお、配線SL3 は列デコーダの出力に電
気的に接続されている。また、入出力信号配線I/O1
はアクティブハイに設定され、入出力信号配線I/O2
はアクティブロウに設定されている。
【0036】次に、このDRAMの要部回路における半
導体チップ上での構造を図2〜図5によって説明する。
なお、図3は図2の平面図に配線接続関係を示した図で
ある。
【0037】半導体チップを構成する半導体基板9は、
例えばp- 形のシリコン(Si)単結晶からなる。この
半導体基板9には、深いnウエル10が形成されてい
る。
【0038】この深いnウエル10は、例えばn形不純
物のリンまたはヒ素(As)が含有されてなり、メモリ
領域Mを周辺回路領域Pから電気的に分離させる機能を
有している。
【0039】したがって、深いnウエル10は、基本的
にメモリ領域Mに形成されているが、その端部は、製造
プロセス中の熱処理等によって半導体基板9の主面に平
行な方向に沿って周辺回路領域Pの端部に延びており、
延在領域10aを形成している。
【0040】そして、本実施の形態においては、この深
いnウエル10の延在領域10aの直上方に、上記した
シェアードMOS・FET3が配置されている。
【0041】通常、深いnウエル10の端部が延びてし
まうのを考慮して、その延びてしまう領域(延在領域1
0a)の直上方には集積回路素子を配置しないようにす
るのが一般的である。したがって、その延在領域の直上
方は無駄な領域となっている。
【0042】そこで、本実施の形態においては、その延
在領域10aの直上方にも集積回路素子を配置すること
により、無駄になっていた領域を有効に使用することが
できるので、その分、半導体チップのサイズを縮小させ
ることが可能となっている。
【0043】例えば7μm必要としていた分離幅を、本
実施の形態においては、2μmに縮小させることがで
き、半導体チップ全体としては、そのチップサイズを、
例えば3mm2 以上も縮小させることが可能となる。
【0044】また、半導体チップのサイズを変えず同じ
ままとした場合は、使用可能な領域が増えた分、集積回
路素子の集積度を向上させることが可能となっている。
【0045】さらに、本実施の形態においては、この延
在領域10aの直上方にnチャネル形のMOS・FET
を配置すると、このMOS・FETのしきい電圧が下が
ることを考慮して、そのような影響を受け難いシェアー
ドMOS・FET3を配置している。
【0046】ただし、深いnウエル10の延在領域10
aの直上方に配置する集積回路素子は、シェアードMO
S・FETに限定されるものではなく、その影響を受け
難い集積回路素子であるならば種々変更可能である。
【0047】また、仮にその影響を受けやすい集積回路
素子を延在領域10aの直上方に配置する場合には、そ
の影響を考慮して、チャネルに導入する不純物の濃度や
深さ等を調節し、その影響が無いようにすることで対処
することもできる。
【0048】一方、半導体基板9において深いnウエル
9よりも上層部には、pウエル11a〜11cおよびn
ウエル12a, 12bが形成されているとともに、所定
位置に素子分離用のフィールド絶縁膜13が選択的に形
成されている。
【0049】pウエル11a〜11cは、例えばp形不
純物のホウ素が同時に導入されて形成されている。ま
た、nウエル12a, 12bは、例えばn形不純物のリ
ンまたはAsが同時に導入されて形成されている。な
お、フィールド絶縁膜13は、例えばSiO2 等からな
る。
【0050】ここで、まず、メモリ領域Mについて詳細
に説明する。メモリ領域Mには、上記したpウエル(第
1の素子形成用ウエル)11aが形成されている。この
pウエル11a上には、上記したメモリセルMC構成用
のトランスファMOS・FET1およびキャパシタ2が
形成されている。
【0051】トランスファMOS・FET1は、素子分
離用のフィールド絶縁膜13に囲まれた素子領域に形成
されており、一対の半導体領域1d1,1d2 と、例えば
SiO2 からなるゲート絶縁膜1iと、その上に形成さ
れたゲート電極1gとを有している。
【0052】一対の半導体領域1d1,1d2 は、トラン
スファMOS・FET1のソースおよびドレインを形成
するための領域であり、この半導体領域1d1,1d2 に
は、例えばn形不純物のリンまたはAsが導入されてい
る。なお、この半導体領域1d1,1d2 の間にトランス
ファMOS・FET1のチャネル領域が形成される。
【0053】また、ゲート電極1gは、上記したワード
線WLの一部でもあり、例えば低抵抗ポリシリコン膜か
らなる導体膜1g1 上に、低抵抗化を実現すべく、例え
ばタングステンシリサイド(WSi2)からなる導体膜1
g2 が堆積されて形成されている。ただし、ゲート電極
1gは、例えば低抵抗ポリシリコンの単体膜で形成して
も良し、タングステン等のような所定の金属で形成して
も良い。
【0054】このゲート電極1g(ワード線WL)の上
面および側面は、絶縁膜14a, 14bを介してキャッ
プ絶縁膜15aおよびサイドウォール15bによって被
覆されている。この絶縁膜14a, 14bは、例えばS
iO2 からなる。また、キャップ絶縁膜15aおよびサ
イドウォール15bは、例えば窒化シリコンからなる。
【0055】このキャップ絶縁膜15aおよびサイドウ
ォール15bは、層間絶縁膜16a1,16a2 に、半導
体基板9の上面が露出するような接続孔17a, 17b
を形成する際に、その孔が径の方向に広がるのを防止す
るエッチングストッパとなり、互いに隣接するワード線
WL間に接続孔17a, 17bを自己整合的に形成する
機能している。すなわち、キャップ絶縁膜15aおよび
サイドウォール15bは、ワード線WLの幅方向におけ
る接続孔17a, 17bの寸法を規定している。
【0056】このため、例えば接続孔17a, 17bが
設計位置よりもワード線WLの幅方向に多少ずれたとし
ても、キャップ絶縁膜15aおよびサイドウォール15
bがエッチングストッパとして機能するので、その接続
孔17a, 17bからワード線WLの一部が露出するこ
ともない。したがって、接続孔17a, 17bの位置合
わせ余裕を小さくすることが可能となっている。
【0057】層間絶縁膜16a1 は、例えばSiO2
らなり、層間絶縁膜16a2 は、例えばBPSG(Boro
Phospho Silicate Glass)からなる。この層間絶縁膜1
6a1 は、その上層の層間絶縁膜16a2 中のホウ素ま
たはリンが下層の半導体基板9に拡散するのを防止する
機能を有している。
【0058】また、層間絶縁膜16a2 は、配線層の下
地を平坦にする機能を有している。これにより、フォト
リソグラフィのマージンを確保することができ、接続孔
17a, 17bや配線のパターン転写精度を向上させる
ことが可能となっている。
【0059】層間絶縁膜16a2 上には層間絶縁膜16
a3 が形成されている。この層間絶縁膜16a3 は、例
えばSiO2 からなり、データ線形成工程時等におい
て、層間絶縁膜16a2 からキャップ絶縁膜15aの一
部が露出していると、その露出部分がエッチングされて
ワード線WLが露出してしまう場合があるので、それを
防止するための膜である。したがって、そのような問題
が生じない場合には設けなくても良い。
【0060】層間絶縁膜16a3 上には、絶縁膜16a
4 を介して上記したデータ線DL1が形成されている。
このデータ線DL1 は、例えば低抵抗ポリシリコンから
なる導体膜DL1p上に、例えばWSi2 からなる導体膜
DL1wが積み重ねられてなり、接続孔17aを通じて半
導体領域1d1 と電気的に接続されている。
【0061】なお、データ線DL1 の下部の導体膜DL
1mは、接続孔17aを形成する際にエッチングマスクと
なったマスク膜である。このマスク膜は、接続孔17a
の形成時におけるエッチング選択比を高くするため、例
えば低抵抗ポリシリコンからなる。
【0062】データ線DL1 の上面および側面は、絶縁
膜を介してキャップ絶縁膜18aおよびサイドウォール
18bによって被覆されている。このキャップ絶縁膜1
8aおよびサイドウォール18bは、層間絶縁膜16a
に接続孔17bを形成する際にエッチングストッパとし
て機能し、互いに隣接するビット線DL1,DL2 間に接
続孔17bを自己整合的に形成するための膜として機能
している。
【0063】すなわち、キャップ絶縁膜18aおよびサ
イドウォール18bは、データ線DL1 の幅方向におけ
る接続孔17bの寸法を規定している。
【0064】したがって、例えば接続孔17bがデータ
線DLの幅方向に多少ずれたとしても、キャップ絶縁膜
18aおよびサイドウォール18bがエッチングストッ
パとして機能するので、その接続孔17bが素子分離領
域に入り込み過ぎることもない。このため、接続孔17
bの位置合わせ余裕を小さくすることができる。
【0065】さらに、このキャップ絶縁膜18aおよび
サイドウォール18bは、絶縁膜19によって被覆され
ている。この絶縁膜19は、キャパシタ2を形成した後
の下地の絶縁膜を除去する際にエッチングストッパとし
て機能する膜であり、例えば窒化シリコンからなる。
【0066】この絶縁膜19の厚さは、例えば100〜
500Å、好ましくは250Å程度に設定されている。
これ以上厚いと、ダングリングボンドを終端するための
最終的な水素アニール処理時に、水素が窒化シリコン膜
で捕縛されてしまい、充分な終端効果が得られなくなっ
てしまうからである。
【0067】このデータ線DL1 の周囲には、例えば円
筒形のキャパシタ2が形成されている。キャパシタ2
は、第1電極2a表面にキャパシタ絶縁膜2bを介して
第2電極2cが被覆され構成されている。
【0068】すなわち、本実施の形態では、第1電極2
aの下面側およびキャパシタ2の軸部側面にも容量部が
形成されており、これにより大きな容量を確保すること
が可能となっている。
【0069】第1電極2aは、例えば低抵抗ポリシリコ
ンからなり、接続孔17b内に埋め込まれた導体膜20
を通じてトランスファMOS・FET1の一方の半導体
領域1d2 と電気的に接続されている。導体膜20は、
例えば低抵抗ポリシリコンからなる。なお、この導体膜
20を設けない構造としても良い。
【0070】キャパシタ絶縁膜2bは、例えば窒化シリ
コン膜上にSiO2 膜が堆積されて形成されている。ま
た、第2電極2cは、例えば低抵抗ポリシリコンからな
り、所定の配線と電気的に接続されている。
【0071】なお、キャパシタ2の第1電極2aの下部
には、接続孔17bを穿孔する際にマスクとして用いた
マスク膜2mが残されている。このマスク膜は、例えば
低抵抗ポリシリコンからなる。
【0072】このようなキャパシタ2は、層間絶縁膜1
6bによって被覆されている。この層間絶縁膜16b
は、層間絶縁膜16b1,16b2 が下層から順に積み重
ねられて形成されている。層間絶縁膜16b1,16b2
は、例えばSiO2 等からなる。
【0073】次に、周辺回路領域Pについて説明する。
周辺回路領域Pには、上記したnウエル12a, 12b
およびpウエル11b, 11cが形成されている。
【0074】nウエル(給電用ウエル)12aは、メモ
リ領域Mの外周に沿って帯状に形成されている。このn
ウエル12aは、深いnウエル10に所定電位の電圧を
供給するための給電領域であり、その深さが深いnウエ
ル10に届くように形成されている。
【0075】また、nウエル12aの上部には、引き出
し領域12a1 が形成されている。この引き出し領域1
2a1 には、nウエル12aと同じ導電形のn形不純物
のリンまたはAsが含有されているが、その不純物濃度
がnウエル12aよりも高く設定されている。
【0076】そして、この引き出し領域12a1 は、層
間絶縁膜16aに穿孔された接続孔17cを通じて第1
層配線L1aと電気的に接続されている。第1層配線L1a
は、例えばアルミニウム(Al)−Si−銅(Cu)合
金からなり、nウエル12aに沿って帯状に形成されて
いる。
【0077】次に、pウエル(第2の素子形成用ウエ
ル)11bは、周辺回路領域Pに形成されている。この
pウエル11b上には、上記したシェアードMOS・F
ET3、プリチャージ回路PCおよびnチャネル形のM
OS・FETアンプSAnが形成されている。
【0078】シェアードMOS・FET3は、素子分離
用のフィールド絶縁膜13に囲まれた素子領域に形成さ
れており、一対の半導体領域3d, 3dと、例えばSi
2からなるゲート絶縁膜3iと、その上に形成された
ゲート電極3gとを有している。
【0079】一対の半導体領域3d, 3dは、シェアー
ドMOS・FET1のソースおよびドレインを形成する
ための領域であり、この半導体領域3d, 3dには、例
えばn形不純物のリンまたはAsが導入されている。な
お、この半導体領域3d, 3dの間にシェアードMOS
・FET3のチャネル領域が形成される。
【0080】また、ゲート電極3gは、上記した配線S
L1 の一部でもあり、例えば低抵抗ポリシリコン膜から
なる導体膜上に、低抵抗化を実現すべく、例えばWSi
2 からなる導体膜が堆積されて形成されている。ただ
し、ゲート電極3gは、例えば低抵抗ポリシリコンの単
体膜で形成しても良し、タングステン等のような所定の
金属で形成しても良い。
【0081】プリチャージ回路PCのnチャネル形のM
OS・FET4〜6は、素子分離用のフィールド絶縁膜
13に囲まれた素子領域に形成されており、一対の半導
体領域21d, 21dと、例えばSiO2 からなるゲー
ト絶縁膜21iと、その上に形成されたゲート電極21
gとを有している。
【0082】一対の半導体領域21d, 21dは、MO
S・FET4〜6のソースおよびドレインを形成するた
めの領域であり、この半導体領域21d, 21dには、
例えばn形不純物のリンまたはAsが導入されている。
なお、この半導体領域21d, 21dの間にMOS・F
ET4〜6のチャネル領域が形成される。
【0083】また、ゲート電極21gは、上記した配線
SL2 の一部でもあり、例えば低抵抗ポリシリコン膜か
らなる導体膜上に、低抵抗化を実現すべく、例えばWS
2からなる導体膜が堆積されて形成されている。ただ
し、ゲート電極21gは、例えば低抵抗ポリシリコンの
単体膜で形成しても良し、タングステン等のような所定
の金属で形成しても良い。
【0084】センスアンプ回路のnチャネル形のMOS
・FET7nも基本的な構造は、シェアードMOS・F
ET3やMOS・FET4〜6と同じである。すなわ
ち、一対の半導体領域7nd, 7ndと、例えばSiO
2 からなるゲート絶縁膜7niと、その上に形成された
ゲート電極7ngとを有している。
【0085】一対の半導体領域7nd, 7ndは、ソー
スおよびドレインを形成するための領域であり、この半
導体領域7nd, 7ndには、例えばn形不純物のリン
またはAsが導入されている。なお、この半導体領域7
nd, 7ndの間にMOS・FET7nのチャネル領域
が形成される。
【0086】また、ゲート電極7ngは、例えば低抵抗
ポリシリコン膜からなる導体膜上に、低抵抗化を実現す
べく、例えばWSi2 からなる導体膜が堆積されて形成
されている。ただし、ゲート電極7ngは、例えば低抵
抗ポリシリコンの単体膜で形成しても良し、タングステ
ン等のような所定の金属で形成しても良い。
【0087】なお、図4は、ゲート電極7ngの延在方
向に水平な断面を示しているので、MOS・FET7n
のソース・ドレイン用の半導体領域は示されていない。
【0088】次に、nウエル(第2の素子形成用ウエ
ル)12bは、周辺回路領域Pに形成されている。この
pウエル12b上には、上記したpチャネル形のMOS
・FETアンプSApが形成されている。
【0089】センスアンプ回路のpチャネル形のMOS
・FET7pも基本的な構造は、シェアードMOS・F
ET3やMOS・FET4〜6と同じである。すなわ
ち、一対の半導体領域7pd, 7pdと、例えばSiO
2 からなるゲート絶縁膜7piと、その上に形成された
ゲート電極7pgとを有している。
【0090】一対の半導体領域7pd, 7pdは、ソー
スおよびドレインを形成するための領域であり、この半
導体領域7pd, 7pdには、例えばp形不純物のホウ
素が導入されている。なお、この半導体領域7pd, 7
pdの間にMOS・FET7pのチャネル領域が形成さ
れる。
【0091】また、ゲート電極7pgは、例えば低抵抗
ポリシリコン膜からなる導体膜上に、低抵抗化を実現す
べく、例えばWSi2 からなる導体膜が堆積されて形成
されている。ただし、ゲート電極7pgは、例えば低抵
抗ポリシリコンの単体膜で形成しても良し、タングステ
ン等のような所定の金属で形成しても良い。
【0092】なお、図4は、ゲート電極7pgの延在方
向に水平な断面を示しているので、MOS・FET7p
のソース・ドレイン用の半導体領域は示されていない。
【0093】また、nウエル12bの上部には、引き出
し領域12b1 が形成されている。この引き出し領域1
2b1 には、例えばnウエル12bと同一導電形のn形
不純物のリンまたはAsがnウエル12bの不純物濃度
よりも高い濃度で含有されている。
【0094】この引き出し領域12b1 は、接続孔17
dを通じて第1層配線L1bと電気的に接続されている。
この第1層配線L1bは、例えばAl−Si−Cu合金か
らなり、nウエル12bの外周に沿って帯状に形成され
ている。そして、この第1層配線L1bを通じてnウエル
12bに所定の電位の電圧が供給されるようになってい
る。
【0095】次に、pウエル(第2の素子形成用ウエ
ル)11cは、周辺回路領域Pに形成されている。この
pウエル11c上には、上記した列選択ゲート回路YS
Gのnチャネル形のMOS・FET8a, 8bが形成さ
れている。
【0096】このnチャネル形のMOS・FET8a,
8a(8b, 8b)も基本的な構造は、シェアードMO
S・FET3やMOS・FET4〜6と同じである。す
なわち、一対の半導体領域8ad, 8bdと、例えばS
iO2 からなるゲート絶縁膜8ai, 8biと、その上
に形成されたゲート電極8ag, 8bgとを有してい
る。
【0097】一対の半導体領域8ad, 8ad(8b
d, 8bd)は、ソースおよびドレインを形成するため
の領域であり、この半導体領域8ad, 8ad(8b
d, 8bd)には、例えばn形不純物のリンまたはAs
が導入されている。なお、この半導体領域8ad, 8a
d(8bd, 8bd)の間にMOS・FET8a, 8b
のチャネル領域が形成される。
【0098】また、ゲート電極8ag, 8bgは、例え
ば低抵抗ポリシリコン膜からなる導体膜上に、低抵抗化
を実現すべく、例えばWSi2 からなる導体膜が堆積さ
れて形成されている。ただし、ゲート電極8ag, 8b
gは、例えば低抵抗ポリシリコンの単体膜で形成しても
良し、タングステン等のような所定の金属で形成しても
良い。
【0099】なお、図4は、ゲート電極8ag, 8bg
の延在方向に水平な断面を示しているので、MOS・F
ET8a, 8bのソース・ドレイン用の半導体領域は示
されていない。
【0100】このような本実施の形態によれば、以下の
効果を得ることが可能となる。
【0101】すなわち、深いnウエル10の延在領域1
0aの直上方にシェアードMOS・FET3を配置した
ことにより、無駄になっていた領域を有効に使用するこ
とができるので、その分、半導体チップのサイズを縮小
させることが可能となる。また、半導体チップのサイズ
を変えず同じであるならば集積回路素子の集積度を向上
させることが可能となる。
【0102】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0103】例えば前記実施の形態においては、メモリ
セルのキャパシタが円筒形状のキャパシタの場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、例えば
フィン形のキャパシタのような他の積層形のキャパシタ
でも良い。
【0104】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるDRA
Mに適用した場合について説明したが、それに限定され
るものではなく、例えば深いウエルを有する他のメモリ
回路や深いウエルを持つDRAMを同一半導体基板に備
えている論理回路等にも適用できる。
【0105】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0106】(1).半導体基板に形成された深いウエル上
において集積回路素子が配置されなかった延在領域上に
集積回路素子を設けたことにより、無駄になっていた領
域を有効に使用することができるので、その分、半導体
チップのサイズを縮小させることが可能となる。また、
半導体チップのサイズを変えず同じであるならば集積回
路素子の集積度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の要部回路図である。
【図2】図1の半導体集積回路装置の要部平面図であ
る。
【図3】図2に配線接続状態を示した半導体集積回路装
置の要部平面図である。
【図4】図2の半導体集積回路装置の要部断面図であ
る。
【図5】図4の半導体集積回路装置の要部拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 トランスファMOS・FET 1d1,1d2 半導体領域 1i ゲート絶縁膜 1g ゲート電極 1g1 導体膜 1g2 導体膜 2 キャパシタ 2a 第1電極 2b キャパシタ絶縁膜 2c 第2電極 3 シェアードMOS・FET 3d 半導体領域 3i ゲート絶縁膜 3g ゲート電極 4 MOS・FET 5 MOS・FET 6 MOS・FET 7n MOS・FET 7nd 半導体領域 7ni ゲート絶縁膜 7ng ゲート電極 7p MOS・FET 7pd 半導体領域 7pi ゲート絶縁膜 7pg ゲート電極 8a MOS・FET 8ad 半導体領域 8ai ゲート絶縁膜 8ag ゲート電極 8b MOS・FET 8bd 半導体領域 8bi ゲート絶縁膜 8bg ゲート電極 9 半導体基板 10 深いnウエル 10a 延在領域 11a pウエル(第1の素子形成領域) 11b pウエル(第2の素子形成領域) 11c pウエル(第2の素子形成領域) 12a nウエル(ウエル給電領域) 12a1 引き出し領域 12b nウエル(第2の素子形成領域) 12b1 引き出し領域 13 フィールド絶縁膜 14a, 14b 絶縁膜 15a キャップ絶縁膜 15b サイドウォール 16a 層間絶縁膜 17a〜17d 接続孔 18a キャップ絶縁膜 18b サイドウォール 19 絶縁膜 20 導体膜 21d 半導体領域 21g ゲート電極 21i ゲート絶縁膜 M メモリ領域 P 周辺回路領域 DL1,DL2,DL1a, DL1b, DL2a, DL2b データ
線 WL ワード線 MC メモリセル PC プリチャージ回路 SA センスアンプ回路 SAn nチャネル形のMOS・FETアンプ SAp pチャネル形のMOS・FETアンプ YSG 列選択ゲート回路 SL1 〜SL3 配線 L1a, L1b 第1層配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 公司 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 高橋 勉 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 助川 俊一 茨城県稲敷郡美浦村木原2350 日本テキサ ス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 別所 真次 茨城県稲敷郡美浦村木原2350 日本テキサ ス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 平 雅之 茨城県稲敷郡美浦村木原2350 日本テキサ ス・インスツルメンツ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板における所定の領域に形成さ
    れ前記半導体基板の厚さ方向における深い位置に形成さ
    れた深いウエルと、前記半導体基板において前記深いウ
    エル上に形成され集積回路形成用の第1の集積回路素子
    が形成される第1の素子形成用ウエルと、前記半導体基
    板において前記深いウエル上に形成され深いウエルに所
    定の電位を供給するための給電用ウエルと、前記半導体
    基板における他の領域において前記第1の素子形成用ウ
    エルと同じ深さ位置に形成され集積回路形成用の第2の
    集積回路素子が形成される第2の素子形成用ウエルとを
    備え、前記深いウエルの端部が前記半導体基板の主面に
    平行な方向に延びることで形成された深いウエルの延在
    領域の直上方に、前記第2の集積回路素子を設けたこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記所定の領域がメモリセル形成領域であり、前
    記他の領域が周辺回路形成領域であることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置において、前記所定の領域がDRAMのメモリセル
    形成領域であり、前記第1の素子形成用ウエルに形成さ
    れる第1の集積回路素子がメモリセルであり、前記他の
    領域がDRAMの周辺回路領域であり、前記深いウエル
    領域の延在領域上における第2の素子形成用ウエルに形
    成される第2の集積回路素子がシェアードMISトラン
    ジスタであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板における所定の領域に形成さ
    れ前記半導体基板の厚さ方向における深い位置に形成さ
    れた深いウエルと、前記半導体基板において前記深いウ
    エル上に形成され集積回路形成用の第1の集積回路素子
    が形成される第1の素子形成用ウエルと、前記半導体基
    板において前記深いウエル上に形成され深いウエルに所
    定の電位を供給するための給電用ウエルと、前記半導体
    基板における他の領域において前記第1の素子形成用ウ
    エルと同じ深さ位置に形成され集積回路形成用の第2の
    集積回路素子が形成される第2の素子形成用ウエルとを
    備える半導体集積回路装置の製造方法であって、前記半
    導体基板において前記深いウエル上に前記第1の素子形
    成用ウエルを形成する際に、その第1の素子形成用ウエ
    ルの導電形と同じ導電形の前記第2の素子形成用ウエル
    を、前記深いウエルの端部が不純物拡散によって半導体
    基板の主面に平行な方向に延びることで形成される延在
    領域上にかかるように形成する工程を有することを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記深いウエルがnウエルであり、前
    記給電用ウエルがnウエルであり、前記第1の素子形成
    用ウエルがpウエルであり、前記第1の素子形成用ウエ
    ルと同時に形成され前記深いウエルの延在領域上にかか
    るように形成する第2の素子形成用ウエルがpウエルで
    あることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
JP9075926A 1997-03-27 1997-03-27 半導体集積回路装置およびその製造方法 Withdrawn JPH10270661A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003158205A (ja) * 2001-11-26 2003-05-30 Hitachi Ltd 半導体装置及び製造方法
WO2004032201A3 (en) * 2002-09-17 2004-06-10 Infineon Technologies Ag Method for producing low-resistance ohmic contacts between substrates and wells in cmos integrated circuits

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