JPH10270333A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH10270333A
JPH10270333A JP9075355A JP7535597A JPH10270333A JP H10270333 A JPH10270333 A JP H10270333A JP 9075355 A JP9075355 A JP 9075355A JP 7535597 A JP7535597 A JP 7535597A JP H10270333 A JPH10270333 A JP H10270333A
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gas
lens
optical system
exposure
exposure apparatus
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Shigeru Hagiwara
茂 萩原
Masato Hamaya
正人 濱谷
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明光学系内のレンズ等の光学部材に透過率
や反射率等を低下させるような曇り物質が析出しにくい
露光装置を提供する。 【解決手段】 照明光学系内のフライアイレンズの入射
面のインプットレンズ系ILSにおいて、第1レンズ9
A及び第2レンズ9Bで挟まれた空間を気密室33Aと
して、気密室33Aから逆止弁付きの電磁弁42A、及
び排気管41を介して排気用ポンプ43を用いて不純物
ガスを排出すると共に、気密室33Aにガスボンベ34
から給気管38、及び逆止弁付きの電磁弁39Aを介し
て高純度窒素ガスを供給する。気密室33A内に配置さ
れた圧力センサ44Aを用いて、気密室33A内の圧力
変化が許容範囲となる状態で、排気と給気とを繰り返し
て不純物濃度を許容値以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素
子、液晶表示素子、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するた
めのフォトリソグラフィ工程でマスクパターンをウエハ
等の基板上に転写するために使用される露光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造する際に、照明光学
系からの露光光でマスクとしてのレチクルを照明し、そ
の露光光のもとでレチクルのパターン像を投影光学系を
介してフォトレジストが塗布されたウエハ(又はガラス
プレート等)上に転写するステッパー等の投影露光装
置、又はその露光光のもとでレチクルのパターンをウエ
ハ上に直接転写するプロキシミティ方式やコンタクト方
式等の露光装置が使用されている。これらの露光装置に
おいて、露光光としては従来より超高圧水銀ランプのi
線(波長365nm)等の紫外光が使用されている。
【0003】また、従来の露光装置では、照明光学系内
の一連のレンズ群は、ブロック別に鏡筒内に収められて
固定され、レンズに挟まれた空間は気密構造となってい
る。このようにレンズに挟まれた空間を気密化する際
に、レンズを固定するために用いられているシーリング
材の多くはシリコン系の材料である。即ち、これらのシ
ーリング材は接着剤も兼用しており、これらのシリコン
系のシーリング材、又は接着剤からは有機珪素系のガス
が発生することが知られている。
【0004】ところが、露光光が紫外光である場合に、
有機珪素系ガスが発生していると、紫外光のもとで酸素
分子がオゾンに活性化した後、遊離した有機珪素系ガス
を酸化し、これによってレンズ表面に二酸化珪素(Si
2)よりなる曇り物質が析出することがある。SiO2
がレンズ表面に析出すると、露光光の照度低下、及び照
度むらの悪化等を招く。そのため、最近ではシーリング
材として、有機珪素系ガスの発生要因となる低分子量シ
ロキサンの含有量が小さいものを使うようになってきて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来の露光
装置の照明光学系では、レンズを固定するためのシーリ
ング材(又は接着材)としては、有機珪素系ガスの発生
の少ない材料が使用されつつある。しかしながら、低分
子量シロキサンをあまり含まないシーリング材について
は、凝固時間が長く作業性が悪い等の不都合がある。ま
た、低分子量シロキサンをあまり含まない材料といって
も、完全にシリコンの遊離を抑えることはできないた
め、微量な有機珪素系ガスが発生し、レンズ表面に僅か
にSiO2 が析出する恐れがある。
【0006】また、有機珪素系ガスの発生の少ないシー
リング材としては、非揮発性の2液型接着剤もあるが、
この2液型接着剤は作業性が悪いという不都合がある。
更に、露光光として、最近ではより短波長のKrFエキ
シマレーザ(波長248nm)やArFエキシマレーザ
(波長193nm)等のエキシマレーザ光も使用される
ようになっている。このようにより短波長のエキシマレ
ーザ光等がシリコン系の接着剤に照射されると、シリコ
ン分子の遊離はかなり進むことが知られている。そのた
め、今後は照明光学系内のレンズにより広範囲に亘って
曇り物質が析出する恐れがあり、その対策が必要となっ
ている。
【0007】本発明は斯かる点に鑑み、付属する照明光
学系内のレンズ等の光学部材に透過率や反射率等を低下
させるような物質が析出しにくい露光装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の露光
装置は、照明光学系(1〜20)からの露光光でマスク
(R)を照明し、その露光光のもとでマスク(R)のパ
ターンを基板(W)上に転写する露光装置において、そ
の照明光学系内でその露光光の光路上の少なくとも1つ
の空間(33A)がその照明光学系の周囲の気体と遮断
された気密室とされ、この気密室内の気体が交換自在で
あるものである。
【0009】斯かる本発明によれば、その気密室(33
A)内に例えば不活性ガスを封入すれば、露光光として
紫外光が使用された場合でも、その気密室内にオゾンが
発生しないため、その気密室に接するレンズ等の光学部
材のシーリング材から有機珪素系ガス等の不純物ガスが
発生しても、SiO2 のような曇り物質がその光学部材
表面に析出することがなくなる。また、一定頻度でその
気密室(33A)内のガス交換を行うことで、遊離した
不純物ガスを除去することができる。この2重の効果
で、光学部材表面の曇り(透過率や反射率の低下)を防
止することが可能となる。その不活性ガスとしては、高
純度窒素ガスの他に、ヘリウム等の希ガス等も使用でき
る。
【0010】また、本発明の第2の露光装置は、その第
1の露光装置において、更に気密室(33A)内の気体
を排気する気体排気系(41,42A,43)と、気密
室(33A)に所定の気体を供給する気体供給系(3
4,35,38,39A)と、気密室(33A)内に設
けられた圧力センサ(44A)と、この圧力センサで検
出される気密室(33A)内の圧力に応じてその気体排
気系及びその気体供給系の動作を制御する制御系(4
0)と、を有するものである。
【0011】この第2の露光装置によれば、気体排気系
を介して気密室(33A)内の不純物ガス等を排気した
後、気体供給系を介して不活性ガス等を気密室(33
A)内に供給する動作を繰り返すことで、気密室(33
A)内の不純物ガス等を不活性ガス等で交換できる。こ
の場合、その制御系は、気密室(33A)内の気体を交
換する際に、圧力センサ(44A)で検出される圧力の
変動量が所定の許容範囲内にある状態で、その気体排気
系を介して気密室(33A)内の気体を排気すると共
に、その気体供給系を介して気密室(33A)内に所定
の気体を供給することが望ましい。例えば、気体排気系
を介して換気する際に排出量を微量にし、それに続いて
排出した不純物ガス等と等量の不活性ガス等を気体供給
系を介して供給することで、気密室(33A)内の急激
な気圧変化を抑える。このことで、気密室(33A)に
接するレンズ等に強い応力が作用することがなくなり、
照明光学系の性能劣化が未然に防止される。
【0012】また、露光装置の組み立て時に、気圧の変
化が小さい状態で高頻度で気密室(33A)内の換気を
行うことで、その気密室に接するレンズ等のシーリング
材(又は接着剤)の固定化を促進し、組み上がりに要す
る時間を短縮することが可能となる。この際にも、準静
的にガス交換が行われることから、レンズ等の保持部材
に強い応力が加わらず、レンズ等を傷めたり、保持部材
を変形させたりしない。更に、露光装置の稼働を開始し
た後には、露光装置のアイドリング時に一定頻度で気密
室(33A)内のガス交換を行うことが望ましい。
【0013】また、その照明光学系が、露光光を発生す
る光源(1)と、この光源からの露光光を整形する整形
光学系(ILS)と、この整形光学系を通過した露光光
の照度分布を均一化するオプティカル・インテグレータ
(10)とを備えている場合、その気密室の一例は、そ
の整形光学系を構成する2つの光学部材(9A,9B)
に挟まれた空間(33A)である。オプティカル・イン
テグレータの入射面での露光光の照度はかなり大きいた
め、放置しておくと整形光学系(ILS)内のレンズ等
に曇り物質が析出し易い。そこで、そのレンズ等に接す
る空間を気密室(33A)として、不純物ガス等を交換
できるようにすることで、曇り物質の析出が防止され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による露光装置の実
施の形態の一例につき図面を参照して説明する。図1は
本例で使用される投影露光装置を示し、この図1におい
て、超高圧水銀ランプよりなる露光光源1からの照明光
IL1は、楕円鏡2によって集光された後、ミラー3及
びミラー4で反射されてシャッタ5に向かう。シャッタ
5を駆動モータ6を介して回転することで、その照明光
IL1が開閉される。シャッタ5が開状態のときに、シ
ャッタ5を通過した照明光IL1は、干渉フィルタ7に
てi線以外の照明光が除去される。干渉フィルタ7を透
過したi線よりなる露光光ILは、光路折り曲げ用のミ
ラー8で反射された後、第1レンズ9A、第2レンズ9
B、及び第3レンズ9Cよりなるインプットレンズ系I
LSを経てほぼ平行光束となってフライアイレンズ10
に入射する。なお、露光光ILとしては、i線の他にh
線(波長405nm)やg線(波長436nm)等を使
用してもよい。更に、露光光ILとしては、KrFエキ
シマレーザやArFエキシマレーザ等のエキシマレーザ
光、又はYAGレーザの高調波等を使用してもよい。
【0015】フライアイレンズ10の射出面には、照明
系の開口絞り板11が回転自在に配置され、開口絞り板
11の回転軸の周りには、通常の円形の開口絞り13
A、複数の偏心した小開口よりなる変形光源用の開口絞
り13B、及び輪帯絞り13C等が形成されている。そ
して、開口絞り板11を駆動モータ12で回転すること
によって、フライアイレンズ10の射出面に所望の照明
系開口絞りを配置できるように構成されている。フライ
アイレンズ10の射出面の開口絞りを通過した露光光I
Lの一部は、ビームスプリッタ14にて反射された後、
集光レンズ15を介して光電変換素子よりなるインテグ
レータセンサ16に入射する。インテグレータセンサ1
6の検出信号より露光光ILのウエハ上での照度を間接
的にモニタできる。
【0016】一方、ビームスプリッタ14を透過した露
光光は、第1リレーレンズ17A、投影式のレチクルブ
ラインド(可変視野絞り)18、第2リレーレンズ17
B、光路折り曲げ用のミラー19、及びコンデンサレン
ズ20を経て、レチクルRを照明する。露光光源1〜コ
ンデンサレンズ20より照明光学系が構成されている。
この照明光学系からの露光光ILのもとで、レチクルR
上のパターン21の像は投影光学系PLを介してフォト
レジストが塗布されたウエハW上に投影される。
【0017】ここで、投影光学系PLの光軸AXに平行
にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面の直交座標系をX軸、
Y軸とすると、レチクルRはX方向、Y方向、回転方向
に位置決めを行うレチクルステージ28上に保持されて
いる。また、ウエハWはウエハホルダ22上に吸着保持
され、ウエハホルダ22はウエハステージ23上に固定
され、ウエハステージ23は、ウエハWのZ方向の位置
及び傾斜角を補正してウエハWの表面を投影光学系PL
の像面に合焦させると共に、ウエハWのX方向、Y方向
へのステッピング、及び位置決めを行う。ウエハW上の
或るショット領域への露光が終了した後、ウエハステー
ジ23をステッピングさせて、次に露光するショット領
域を露光フィールドに移動して露光を行うという動作が
ステップ・アンド・リピート方式で繰り返されて、ウエ
ハW上の各ショット領域への露光が行われる。
【0018】さて、本例の投影露光装置では露光光IL
として紫外光が使用されているため、放置しておくと周
囲の空気中の酸素が露光光ILによってオゾン化され、
このオゾンによってレンズやミラー等の光学部材用のシ
ーリング材、又は接着剤から遊離される有機珪素系のガ
スが酸化され、それらの光学部材の表面に二酸化珪素
(SiO2)のような曇り物質が析出する恐れがある。本
例ではそのような曇り物質の析出を防止するため、照明
光学系内の露光光ILの光路上の空間の一部を気密室と
して、この気密室内の気体を交換可能としている。ま
た、照明光学系内で特に露光光ILの照度が高い部分
は、露光光源1からオプティカル・インテグレータとし
てのフライアイレンズ10までの光路上であり、本例で
はフライアイレンズ10の入射面に設置されたインプッ
トレンズ系ILSを構成するレンズ間の空間を気密室と
している。
【0019】図2は、本例のインプットレンズ系IL
S、及びこのインプットレンズ系ILS用の気体交換機
構の構成を示し、この図2において、露光光ILの光路
に沿って順次第1レンズ9A、第2レンズ9B、及び第
3レンズ9Cが設置されている。第1レンズ9Aは、リ
ング状の第1鏡筒31A内にシーリング材45Aを介し
て固定され、第1鏡筒31Aの上部にリング状のスペー
サ32Aを介して第2鏡筒31Bが配置され、第2鏡筒
31B内にシーリング材45Bを介して第2レンズ9B
が固定されている。また、第2鏡筒31Bの上部にスペ
ーサ32Bを介して第3鏡筒31Cが配置され、第3鏡
筒31C内にシーリング材45Cを介して第3レンズ9
Cが固定されている。シーリング材45A〜45Cは、
それぞれシリコン系で接着剤を兼用している。そして、
本例では、レンズ9A,9B、鏡筒31A,31B、及
びスペーサ32Aで囲まれた空間が周囲の気体から遮断
された第1の気密室33Aとされ、レンズ9B,9C、
鏡筒31B,31C、及びスペーサ32Bで囲まれた空
間が周囲の気体から遮断された第2の気密室33Bとさ
れている。鏡筒31A〜31C及びスペーサ32A,3
2Bは、大気圧変動等によってレンズ9A〜9Cの位置
ずれが生じないように強固に固定されている。更に、ス
ペーサ32A,32Bの外面には温度安定化用に例えば
所定温度に制御された流体が内部を流れる配管(不図
示)が配置されている。
【0020】また、本例の投影露光装置が設置されてい
るチャンバの外部に、高純度の窒素ガスが高い圧力で封
入されたガスボンベ34が設置され、ガスボンベ34か
らの高純度窒素ガスが電磁弁35、ケミカルフィルタ3
6、及びHEPAフィルタ(high efficiency particul
ate air-filter)37を介して給気管38に供給されて
いる。電磁弁35の開閉はコンピュータよりなる圧力制
御系40によって制御されている。そして、給気管38
から分岐した第1の配管38aが逆止弁付きの電磁弁3
9Aを介して第1の気密室33Aに接続され、給気管3
8から分岐した第2の配管38bが逆止弁付きの電磁弁
39Bを介して第2の気密室33Bに接続されている。
電磁弁39A,39Bの開閉も圧力制御系40によって
制御されている。
【0021】更に、第1の気密室33Aは、排気用の第
1の配管41a、及び逆止弁付きの電磁弁42Aを介し
て排気管41に接続され、第2の気密室33Bは、排気
用の第2の配管41b、及び逆止弁付きの電磁弁42B
を介して排気管41に接続され、排気管41は排気用ポ
ンプ43、及び不図示のフィルタ装置を介してチャンバ
外の外気に開放されている。電磁弁42A,42Bの開
閉、及び排気用ポンプ43の動作も圧力制御系40によ
って制御されている。気密室33A及び33B内にはそ
れぞれ圧力センサ44A及び44Bが取り付けられ、圧
力センサ44A,44Bの検出信号が圧力制御系40に
供給され、圧力制御系40では、圧力センサ44A,4
4Bの検出信号に基づいて気密室33A,33B内の気
体圧力をモニタできるように構成されている。
【0022】図2の気体交換機構の基本的な動作とし
て、圧力制御系40は先ず給気側の電磁弁39A,39
Bを閉じた状態で、排気側の電磁弁42A,42Bを開
いて排気用ポンプ43を動作させて気密室33A及び3
3B内の気体、即ち残存している酸素、及びシーリング
材45A〜45Cから発生する有機珪素系ガス等を含む
不純物ガスの一部を排出する。その後、圧力制御系40
は、排気側の電磁弁42A,42Bを閉じて給気側の電
磁弁39A,39Bを開き、更に電磁弁35を開いてガ
スボンベ34から給気管38を介して気密室33A,3
3B内に高純度窒素ガスを供給する。この際に、圧力制
御系40は、圧力センサ44A,44Bで検出される気
密室33A,33B内の気体圧力が大きく変化しないよ
うに準静的にガス交換を行わせる。これによって、気密
室33A及び33B内の酸素及び遊離した有機珪素系ガ
ス等の不純ガスが除去され、気密室33A,33B内の
酸素濃度、及び不純物濃度が低下し、レンズ9A〜9C
に対する曇り物質析出のプロセスが中断されて、曇り発
生が防止される。
【0023】この際に、本例では、逆止弁付きの電磁弁
39A,39B,42A,42Bが使用されているた
め、気密室33A,33B内の気体は、それぞれガスボ
ンベ34側から排気用ポンプ43側に一方向に流れ、気
体の逆流が生じないようになっている。従って、効率的
に不純物ガスが交換される。次に、図2の気体交換機構
を用いて第1の気密室33A内の気体を準静的に交換す
る動作の一例につき図3及び図4も参照して説明する。
このような気体交換は、主に本例の投影露光装置の露光
動作間のアイドリング時に行われる。
【0024】先ず、気体交換開始時点t0 での、気密室
33A内の気体の圧力PをP0 とする。この圧力の初期
値P0 は、照明光学系の周囲の気体の圧力(本例では1
気圧)とほぼ同じ圧力である。そして、給気側の電磁弁
39Aを閉じた状態で、排気側の電磁弁42Aを開いて
排気用ポンプ43を動作させて、圧力センサ44Aで検
出される気密室33A内の気体の圧力Pが許容変化量で
あるΔpだけ低下するまで排気を行う。この間の時間を
Δt1とする。
【0025】図3の実線の曲線51は、気密室33A内
の気体の圧力Pの変化を示し、この図3において、横軸
は時間tであり、縦軸はその時間tでの圧力Pである。
図3において、気体交換開始時点t0 から時間Δt1が
経過した時点t1 で、圧力Pが初期値P0 からΔpだけ
低下している。次に、排気側の電磁弁42Aを閉じて、
給気側の電磁弁39Aを開き、電磁弁35を開いてガス
ボンベ34からの高純度窒素ガスを気密室33A内に供
給する。この際に、圧力センサ44Aを用いて、気密室
33A内の圧力Pが初期値P0に回復するまで高純度窒
素ガスを供給する。この間の時間をΔt2とすると、図
3の曲線51に示すように、圧力Pは、時点t1 からΔ
t2経過した時点t2 でP0 に回復している。その後、
このように気密室33A内の気体の圧力Pが初期値P0
からΔpだけ低下するまで排気を行い、再び初期値P0
に回復するまで給気を行うという換気動作を繰り返す。
この際の圧力Pの変化は、曲線51で示すように正弦波
状になる。
【0026】この場合、気密室33A内の体積をQ、毎
回の換気量をΔqとし、この換気量Δqは上述の気体圧
力の許容変化量Δpに応じて定まるものとする。そし
て、i回目(i=1,2,…)の換気を行った後の、有
機珪素系ガス等の不純物ガスの濃度をCi とすると、気
体の混合速度は十分速いため、次の(i+1)回目の換
気を行った後の不純物ガスの濃度Ci+1 は、ほぼ次のよ
うになる。
【0027】 Ci+1 =Ci (1−Δq/Q) (1) この式より、1回目の換気後の不純物ガスの濃度C1
用いて、濃度Ci は次のように表すことができる。 Ci =C1 (1−Δq/Q)i-1 (2) 従って、不純物ガス濃度の目標値をCL とすると、
(2)式より必要とされる換気回数Nについて次の関係
が成立する。
【0028】 CN =C1 (1−Δq/Q)N-1 ≦CL (3) 以上より、換気回数をn回(n=1,2,…,N)とし
たときの、気密室33A内の不純物ガスの濃度Cは、図
4の実線の曲線52のように変化する。(3)式を変形
すると次のようになる。 (1−Δq/Q)N-1 ≦CL /C1 (4A) (N−1)log(1−Δq/Q)≦log(CL /C1 ) (4B) ここで、log(1−Δq/Q)<0、且つlog(C
L /C1 )<0であるため、(4B)式は次のように変
形できる。
【0029】 N−1≧log(CL /C1 )/log(1−Δq/Q) (4C) N≧1+log(CL /C1 )/log(1−Δq/Q) (4D) 従って、気密室33A内の体積Q、適当な換気量Δq
(即ち、気体圧力の許容変化量Δp)、1回目の換気後
の不純物ガスの濃度C1 、及び不純物ガス濃度の目標値
L が与えられれば、(4D)式より気密室33A内の
不純物ガスの濃度を目標値CL 以下に抑制するために必
要な換気回数Nの最小値Nmin が決定される。本例では
換気回数を(4D)式を満たす整数Nの最小値Nmin
する。これによって、最小の換気回数Nmin で不純物ガ
スの濃度を所定の目標値CL 以下に抑えることができ
る。
【0030】ここで、換気量Δq(即ち、気体圧力の許
容変化量Δp)について述べると、このΔqが大きいと
図2の第1レンズ9A等への応力が増大し、レンズの位
置ずれ、収差変動、損傷ひいては破壊を引き起こす恐れ
がある。このような破壊や損傷とはいえないまでも、或
る程度の応力であっても、調整済のレンズ収差等に悪影
響を及ぼす恐れがある。そのため本例では、換気量Δq
(圧力の許容変化量Δp)を圧力変化が準静的といえる
程度の値に抑える。一例として、その圧力の許容変化量
Δpは、図2の気密室33A内の圧力センサ44Aの圧
力の検出分解能の数倍程度の値とする。この値より、1
回の換気による換気量Δqも決定される。これによっ
て、気密室33A内の気体の交換(換気)時においてレ
ンズに加わる応力の増大が防止され、気体交換によるレ
ンズの収差変動等を十分小さな許容範囲に抑えることが
できる。
【0031】また、(4D)式より決定される換気回数
min が大きくなり、換気時間が投影露光装置のアイド
リング時間を超える場合には、気体圧力をΔpだけ変化
させる1回毎の換気時間、即ち図3における時間Δt1
及びΔt2を短縮すればよい。同様に、図2の第2の気
密室33Bにおいても、レンズの収差変動等を抑制した
状態で不純物ガスの交換が行われる。
【0032】更に、図2のシーリング材45A〜45C
からは次第に有機珪素系ガス等が発生してくることもあ
るため、上述の気体交換(換気)は、定期的に投影露光
装置のアイドリング時に行うようにする。これによっ
て、レンズ等に次第に曇り物質が付着することも防止さ
れる。更に、上述の実施の形態では、投影露光装置のア
イドリング時に気体交換を行っているが、例えば投影露
光装置の組立調整時に、インプットレンズ系ILSでレ
ンズ9A〜9Cをそれぞれシーリング材45A〜45C
を介して鏡筒31A〜31Cに固定した直後に、図2の
気体交換機構を介して圧力変化がΔp以下となる状態
で、気密室33A,33B内の気体を高純度窒素ガスで
交換するようにしてもよい。この場合、換気時の圧力変
化量がΔp以下と極めて少ないため、シーリング材45
A〜45Cが完全に固化するまで待つ必要がないと共
に、固化過程でシーリング材45A〜45Cから発生す
る有機珪素系ガスは効率的に排気用ポンプ43を介して
排気されるため、固化時間が短縮されて、組立時間が短
縮される。また、レンズ9A〜9Cの表面や、鏡筒31
A〜31Cの内側等に有機珪素系物質が付着して残るこ
ともなくなり、レンズ9A〜9Cへの曇り物質の析出が
より完全に防止される。
【0033】また、上述の実施の形態において、図2の
給気管38内に水分等が残っていると、それらの水分が
気密室33A,33B内に流入してくるため、不純物の
排出効率が低下するのみならず、初期の頃にはレンズの
コーティング材等と反応し、コンタミネーション(汚染
物)として析出する恐れもある。そこで、給気管38に
は別の排気ポート等を設けておき、予め窒素ガス(N2)
やヘリウム(He)等の不活性ガスを通して清浄にして
おくことが望ましい。
【0034】なお、上述の実施の形態では、図1のイン
プットレンズ系ILSに対して気体交換機構を設けてい
るが、それ以外に照明光学系内の例えば干渉フィルタ
7、フライアイレンズ10、ビームスプリッタ14、及
びリレーレンズ17A,17B等に気体交換機構を設け
て、これらの光学部材に対する曇り物質の析出を防止す
るようにしてもよい。更に、照度分布の均一性を高める
ために、フライアイレンズ10を2段設ける場合もある
が、この場合には2段のフライアイレンズ間にリレーレ
ンズ系が配置される。そこで、このリレーレンズ系に気
体交換機構を設けるようにしてもよい。
【0035】また、上記の実施の形態では、その気体交
換機構における不活性気体として高純度窒素ガスが使用
されているが、それ以外にヘリウム等の希ガスやその他
の化学的に安定な気体を使用してもよい。更に、図2に
おいては、給気側の電磁弁39A,38Aに給気管38
を介してガスボンベ34が接続され、排気側の電磁弁4
2A,42Bに排気管41を介して排気用ポンプ43が
接続されているが、ガスボンベ34や排気用ポンプ43
は、気密室33A,33B内の気体交換(換気)を行う
場合にのみ接続するようにしてもよい。即ち、気密室3
3A,33Bは気体交換ができるような構造であるだけ
もよい。
【0036】また、通常、投影露光装置においては、大
気圧変化に伴う倍率やディストーション等の結像特性の
変動、及び露光光の照射による結像特性の変動(所謂照
射変動)等を補正するために、投影光学系内の補正効果
のある数箇所の部位においてアクティブに気密室内の圧
力を変化させるか、又は直接的にレンズ位置を制御する
所謂レンズコントロールが行われている。その中で特に
気密室内の圧力を制御する場合においては、ベローズ等
が用いられたりするのが通例である。
【0037】そこで、上記の実施の形態においても、投
影光学系PL内の収差補正効果のあるレンズに接する空
間を圧力制御可能な気密室として、ベローズ等でその気
密室内の圧力制御を行う代わりに、高純度の窒素ガスの
圧力を利用してその気密室内の圧力を制御するようにし
てもよい。これによって、結像特性の補正を行うことが
できると共に、そのレンズに対する曇り物質の付着が防
止される。
【0038】また、本発明は一括露光型の投影露光装置
のみならず、ステップ・アンド・スキャン方式のような
走査露光型の投影露光装置にも適用でき、更には投影光
学系を使用しないプロキシミティ方式やコンタクト方式
の露光装置にも適用できることは明きらかである。この
ように、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0039】
【発明の効果】本発明の第1の露光装置によれば、照明
光学系内の露光光の光路上の少なくとも1つの空間が気
密室とされ、この気密室内の気体が交換可能であるた
め、曇り物質を生ずる恐れのある気体を例えば定期的に
他の気体と交換することによって、その照明光学系内の
レンズ等の光学部材に透過率や反射率等を低下させるよ
うな物質が析出しにくい利点がある。これによって、マ
スク上での露光光の照度の低下等が防止される。
【0040】また、本発明の第2の露光装置によれば、
気密室内に圧力センサが設けられているため、気密室内
での圧力を所望の値に維持することができる。このと
き、制御系が、気密室内の気体を交換する際に、その圧
力センサで検出される圧力の変動量が所定の許容範囲内
にある状態で、気体排気系を介してその気密室内の気体
を排気すると共に、気体供給系を介してその気密室内に
所定の気体を供給する場合には、気密室内の気体の圧力
変化を少なくできるため、その気密室に接するレンズ等
の光学部材に大きな応力が加わることがない。従って、
その光学部材の収差等が悪化することがない利点があ
る。
【0041】また、その照明光学系は、露光光を発生す
る光源と、この光源からの露光光を整形する整形光学系
と、この整形光学系を通過した露光光の照度分布を均一
化するオプティカル・インテグレータとを備え、その気
密室は、その整形光学系を構成する2つの光学部材に挟
まれた空間である場合には、露光光の照度が高く曇り物
質が発生し易い領域の気体を交換できるため、その領域
での曇り物質の発生が抑制されて、本発明の効果は大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による露光装置の実施の形態の一例を示
す一部を切り欠いた斜視図である。
【図2】その実施の形態のインプットレンズ系ILS、
及び気体交換機構を示す断面図を含む構成図である。
【図3】図2の気密室33A内の換気を行う際の、気圧
変化の一例を示す図である。
【図4】図2の気密室33A内の換気を行う際の、換気
回数と不純物ガスの濃度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 露光光源 7 干渉フィルタ ILS インプットレンズ系 9A,9B,9C レンズ 10 フライアイレンズ R レチクル PL 投影光学 W ウエハ 31A,31B,31C 鏡筒 32A,32B スペーサ 33A,33B 気密室 34 ガスボンベ 38 給気管 39A,39B,42A,42B 逆止弁付きの電磁弁 40 圧力制御系 41 排気管 43 排気用ポンプ 44A,44B 圧力センサ 45A,45B,45C シーリング材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光学系からの露光光でマスクを照明
    し、前記露光光のもとで前記マスクのパターンを基板上
    に転写する露光装置において、 前記照明光学系内で前記露光光の光路上の少なくとも1
    つの空間が前記照明光学系の周囲の気体と遮断された気
    密室とされ、 該気密室内の気体が交換自在であることを特徴とする露
    光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の露光装置であって、 前記気密室内の気体を排気する気体排気系と、 前記気密室に所定の気体を供給する気体供給系と、 前記気密室内に設けられた圧力センサと、 該圧力センサで検出される前記気密室内の圧力に応じて
    前記気体排気系及び前記気体供給系の動作を制御する制
    御系と、を有することを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の露光装置であって、 前記制御系は、前記気密室内の気体を交換する際に、前
    記圧力センサで検出される圧力の変動量が所定の許容範
    囲内にある状態で、前記気体排気系を介して前記気密室
    内の気体を排気すると共に、前記気体供給系を介して前
    記気密室内に所定の気体を供給することを特徴とする露
    光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、又は3記載の露光装置で
    あって、 前記照明光学系は、露光光を発生する光源と、該光源か
    らの露光光を整形する整形光学系と、該整形光学系を通
    過した前記露光光の照度分布を均一化するオプティカル
    ・インテグレータとを備え、 前記気密室は、前記整形光学系を構成する2つの光学部
    材に挟まれた空間であることを特徴とする露光装置。
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