JPH10268927A - 数値制御システム - Google Patents

数値制御システム

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JPH10268927A
JPH10268927A JP7007297A JP7007297A JPH10268927A JP H10268927 A JPH10268927 A JP H10268927A JP 7007297 A JP7007297 A JP 7007297A JP 7007297 A JP7007297 A JP 7007297A JP H10268927 A JPH10268927 A JP H10268927A
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JP
Japan
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transmission
data
control device
numerical control
input
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JP7007297A
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English (en)
Inventor
Koichi Niimura
浩一 新村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の標準化(表示装置の受信部が接続
されるNCの台数分必要としない)を図ると共に、複数
種類のデータを扱うことができる数値制御システムを得
る。 【解決手段】 表示制御装置500と複数の数値制御装
置NC100・・・・NC400とをマルチドロップ方
式により直列に接続する数値制御システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数台の数値制
御装置と1台の表示装置で構成する数値制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械で使用される数値制御装置にお
いては専用の表示装置を有するものが一般であったが、
複数台の数値制御装置を組み合わせて使用するトランス
ファラインにおいては、個々の数値制御装置について常
時操作することが少なく、また複数台の数値制御装置を
同時に操作することが少ないため、1台の表示装置と複
数台の数値制御装置という数値制御システムの構成で使
用されるようになってきている。
【0003】図14は、従来の1台の表示装置と複数台
の数値制御装置とで構成する数値制御システムの構成を
示す図である。図において、7100,7200,73
00,7400は数値制御装置(以下、NCと記す)、
7500は表示装置、7510は受信部、7520は受
信メモリ、7530は画面合成部、7540は画面表示
部である。
【0004】複数台の数値制御装置からの画面表示など
を同時に一つの画面にて表示を行なうもので、表示装置
7500の受信部7510および受信メモリ7520は
数値制御装置の台数分用意され、数値制御装置とそれぞ
れ一対一で接続されていた。
【0005】また、1台の機器と複数台の機器との組み
合わせの他の例としては、工作機械におけるNCが複数
台のサーボアンプと接続され、複数台のサーボモータを
制御する例がある。図15は、従来の1台のNCと複数
台のサーボアンプとをマルチドロップ方式で接続した構
成を示す図である。図において、8000はNC、80
10は受信部、8020は受信メモリ、9100,92
00,9300,9400はサーボアンプである。NC
8000とサーボアンプ9100,9200,930
0,9400とは一定周期の同期式で、データ長が固定
であるデータの通信を行う。
【0006】図16は、従来のNCと複数台のサーボア
ンプとの間のデータ通信の送信タイミングチャートであ
る。一定間隔の時系列により順次送信を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、従来の
数値制御システムでは、表示装置の受信部が接続される
NCの台数分必要であるため、数値制御システム専用の
表示装置を作成せねばならず、また複数台のNCと対応
する受信部とを一対一で接続するため、ケーブルの配線
スペースが大きくなるという問題点があった。また、表
示装置からの距離が遠くなるNCについては、ケーブル
が長くなるため特別にノイズ対策をとらなくてはならな
いという問題点もあった。
【0008】また、自動起動などの機械入力スイッチ
は、数値制御システムの操作盤またはNCに取り付けら
れており、表示装置側には設けられておらず、デバッグ
時など任意のNCに指令を送りたい場合には、NC側の
スイッチを押すか、またシーケンスプログラムを変更し
なければならず、面倒であるという問題点があった。
【0009】さらに、あるNCのパラメータの内容を他
のNCに書き込む場合、パラメータの内容が記入されて
いるパラメータシートを見ながら入力するとか、そのN
Cのパラメータの内容を一旦フロッピーディスク等にセ
ーブした後、他のNCにロードするなどの操作を行わな
ければならず、面倒であるという問題点があった。
【0010】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、表示装置の標準
化(表示装置の受信部が接続されるNCの台数分必要と
しない)を図ると共に、複数種類のデータを扱うことが
できる数値制御システムを得るものである。
【0011】また、第2の目的は、表示装置から自動起
動などの機械入力スイッチの指令を任意のNCに送るこ
とができる数値制御システムを得るものである。
【0012】さらに、第3の目的は、表示装置に接続さ
れているNC間のデータ転送を可能とする数値制御シス
テムを得るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る数値制御
システムは、表示制御装置と複数の数値制御装置とを備
え、表示制御装置と複数の数値制御装置とをマルチドロ
ップ方式により直列に接続する数値制御システムであっ
て、表示制御装置は、入力されたキーデータの内容を判
断し、送信開始を指令するキーデータ処理部と、この送
信開始指令を入力すると、キーデータを数値制御装置に
送信する第1の送信手段と、送信開始指令を入力する
と、数値制御装置に対してデータ送信の要求をする送信
要求回路と、数値制御装置から送信されたデータを受信
する第1の受信手段と、数値制御装置から送信されたデ
ータを画面表示する画像処理部と、を備え、数値制御装
置は、表示制御装置または他の数値制御装置とのキーデ
ータの送受信を行なう受信バッファと、この受信バッフ
ァに受信されたキーデータを判定し、受信可否を識別す
る識別回路と、受信可と識別された場合この受信された
キーデータを受信する第2の受信手段と、この受信され
たキーデータに対応するデータを読み出し、送信メモリ
に書き込むメモリ処理部と、表示制御装置の送信要求回
路からのデータ送信の要求がある場合に、送信メモリに
書き込まれているデータを送信する第2の送信手段と、
を備えたものである。
【0014】また、キーデータ処理部は、入力されたキ
ーデータの指令が時間に対して変化するデータを表示す
るものである場合には、連続送信開始を指令し、送信要
求回路は、連続送信開始指令を入力すると、数値制御装
置に対して繰り返しデータ送信の要求をするようにした
ものである。
【0015】また、この発明に係る数値制御システム
は、表示制御装置と複数の数値制御装置とをマルチドロ
ップ方式により直列に接続する数値制御システムであっ
て、表示制御装置は、入力された機械入力データを処理
する第1の機械入力処理手段と、入力された機械入力デ
ータを数値制御装置に送信する第1の送信手段と、数値
制御装置に対してデータ送信の要求をする送信要求回路
と、を備え、数値制御装置は、表示制御装置または他の
数値制御装置との機械入力データの送受信を行なう受信
バッファと、この受信バッファに受信された機械入力デ
ータを判定し、受信可否を識別する識別回路と、受信可
と識別された場合この受信された機械入力データを受信
する第2の受信手段と、この受信された機械入力データ
に対応するデータを読み出し、送信メモリに書き込むメ
モリ処理部と、メモリ処理部から出力された機械入力デ
ータまたは入力された機械入力データを処理する第2の
機械入力処理手段と、を備えたものである。
【0016】さらに、この発明に係る数値制御システム
は、表示制御装置と複数の数値制御装置とをマルチドロ
ップ方式により直列に接続する数値制御システムであっ
て、表示制御装置は、入力されたキーデータの内容を判
断し、送信開始を指令するキーデータ処理部と、この送
信開始指令を入力すると、キーデータを数値制御装置に
送信する第1の送信手段と、送信開始指令を入力する
と、数値制御装置に対してデータ送信の要求をする送信
要求回路と、を備え、数値制御装置は、表示制御装置ま
たは他の数値制御装置とのキーデータの送受信を受信ケ
ーブルを経由して行なう双方向バッファと、この双方向
バッファに受信されたキーデータを基に受信可否を識別
し、送信元数値制御装置と指定されている場合はこのキ
ーデータを受信し、送信先数値制御装置と指定されてい
る場合は送信元数値制御装置から送信されたデータを受
信する識別回路と、受信可と識別された場合この受信さ
れたキーデータを受信する受信部と、送信元数値制御装
置として選択されている場合には、メインメモリからデ
ータを読み出し、送信メモリに書き込み、また送信先数
値制御装置として選択されている場合には、送信された
データをメインメモリに書き込むというデータ処理をす
るメモリ処理部と、送信メモリに書き込まれているデー
タを送信する第2の送信手段と、送信元数値制御装置と
して選択されている時で、表示制御装置の送信要求回路
からのデータ送信の要求がある場合には、第2の送信手
段と接続するケーブルを切換える指令をするアービタ
と、このアービタの指令に基づき、第2の送信手段と接
続するケーブルを送信ケーブルから受信ケーブルに切換
えるケーブル切換部と、を備えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の一実施の形態である数
値制御システムの構成を示す図であり、複数台のNCと
1台の表示制御装置とは、マルチドロップ方式で接続し
た例を示した。図において、100,400はNC(こ
こで、NC100は1CHとして接続される数値制御装
置を、NC400は4CHとして接続される数値制御装
置を示す)、500は表示制御装置、600はCRTな
どの表示手段(以下、CRTと記す)、700は表示制
御装置500と接続された機械入力部、800はキーデ
ータ入力部、910,940はNC100,NC400
と接続された機械入力部である。ここで、表示制御装置
500、CRT600、機械入力部700およびキーデ
ータ入力部800を備えたものを、表示装置と記す。
【0018】NC100において、101は表示制御装
置500または他のNCとのキーデータ、機械入力デー
タの送受信を行なう受信バッファ、102は受信バッフ
ァ101に受信されたキーデータ、機械入力データを判
定し、受信可否を識別する識別回路、103は受信可と
識別された場合この受信されたキーデータ、機械入力デ
ータを受信する第2の受信手段としてのNC受信部、1
04はNC受信部103が受信した内容を格納するNC
受信メモリ、106はNC100のパラメータが格納さ
れたメインメモリ、107は表示制御装置500へ送信
するデータを格納したNC送信メモリである。
【0019】105は、受信されたキーデータ、機械入
力データに対応するデータを読み出し、NC送信メモリ
107に書き込むなど、各種メモリに対して読み出し、
書き込みを行うメモリ処理部である。
【0020】108は表示制御装置500からのデータ
送信の要求がある場合に、NC送信メモリ107に書き
込まれているデータを送信する第2の送信手段としての
NC送信部、109は表示制御装置500へ送信する送
信バッファである。110は、メモリ処理部105から
出力された機械入力データまたは機械入力部910から
入力された機械入力データを処理する第2の機械入力処
理手段としてのNC機械入力処理部である。111はN
CCPU、112は表示制御装置500に対して送信要
求のための割込信号を出力する出力ドライバである。
【0021】また、NC400において、401〜41
2は上述のNC100の101〜112と同等のもので
あり、その説明を省略する。
【0022】表示制御装置500において、501はキ
ーデータ入力部800から入力されたキーデータの内容
を判断し、送信開始を指令するなどのデータ処理をする
キーデータ処理部、502は送信するデータを格納する
送信メモリ、503は送信メモリ502の内容、または
機械入力処理部510を経由して入力された機械入力デ
ータをNCに送信するための第1の送信手段としての送
信部、504は送信開始指令を入力するとNC100に
対してデータ送信の要求をする送信要求回路、505は
NCから送信されたデータを受信する第1の受信手段と
しての受信部、506は受信部505が受信したデータ
を格納する受信メモリ、507は受信メモリ506の内
容を処理しCRT600に画面表示を行う画像処理部、
508は画像処理部507により画像表示の際使用され
る画像処理用メモリ、509はキーデータ処理部501
により書き込まれ機械入力の選択を行うための機械入力
選択メモリ、510は機械入力部700から入力された
機械入力データを処理する第1の機械入力処理手段とし
ての機械入力処理部、511は表示制御装置500のC
PUである。
【0023】また、キーデータ処理部501は、入力さ
れたキーデータの指令が時間に対して変化するデータを
表示するものである場合には、連続送信開始を指令し、
送信要求回路504は、この連続送信開始指令を入力す
ると、NCに対して繰り返しデータ送信の要求をする。
【0024】次に、表示装置とNC間および複数台のN
C間を接続する送受信用ケーブルについて説明する。通
信用ケーブルは全てのNCと表示装置をマルチドロップ
方式で接続され、制御信号用ケーブルは隣合うNC、ま
たは表示装置と1対1で直接接続される構成となってい
る。1000はNC受信ケーブルであり、表示制御装置
500の送信部503とNC100の受信バッファ10
1、またNC間ではNC100〜NC400の受信バッ
ファ101〜401と接続している。2000はNC送
信ケーブルであり、表示制御装置500の受信部505
とNC100の送信バッファ109、またNC間ではN
C100〜NC400の送信バッファ109〜409と
接続している。
【0025】3000は、表示制御装置500の送信要
求回路504とNC100のNC送信部108とを接続
するNC送信要求ケーブルである。3100,330
0,3400は、NC100,NC300(図示せ
ず),NC400のNC送信部から送信が完了すると、
送信完了信号554を出力する送信完了ケーブルであ
る。3100はNC100のNC送信部108とNC2
00(図示せず)のNC送信部とを、3300はNC3
00(図示せず)のNC送信部とNC400のNC送信
部408とを、3400はNC400のNC送信部40
8と表示制御装置500の送信要求回路504とを接続
するものである。
【0026】4000は送信割込要求ケーブルであり、
NC100〜NC400の出力ドライバ112〜412
と表示制御装置500のキーデータ処理部501と接続
している。また、5000は送信バッファ409に取り
付けられた終端抵抗、5100は受信バッファ401に
取り付けられた終端抵抗である。
【0027】図2はこの発明の一実施の形態である数値
制御システムの送受信において使用するデータの構成を
示す図である。図2(a)は、キーデータ入力部800
からの入力により、表示制御装置500の送信部503
から送信されるデータ構成であり、a1はNCのメイン
メモリ106〜406に格納されているパラメータを指
定するパラメータ種である。図2(b)は、NCが図2
(a)のデータを受信した場合、NC送信部からNCの
内部パラメータを表示制御装置500へ送信するデータ
構成であり、b1はNCのCH番号を示すNC番号ビッ
ト、b2はb1で指定されたCH番号のNCのメインメ
モリに格納されているパラメータである。
【0028】図2(c)は、表示制御装置500の送信
部503から現在値データの要求を受信した場合、NC
送信部から表示制御装置500へ送信するNCの現在値
データのデータ構成であり、c1はNCのCH番号を示
すNC番号ビット、c2はc1で指定されたCH番号の
NCの現在値データである。
【0029】図2(d)は、機械入力部700から機械
入力があった場合、表示制御装置500の送信部503
からNCに対して送信されるデータ構成であり、d1は
指定されたNCを示すNC選択ビットであり、NC10
0〜NC400のNCの識別回路102〜402がこの
NC選択ビットを読み、それぞれ受信可能か判断する。
図2(e)は、NCの機械入力部に機械入力があった場
合、NCから表示制御装置500へ送信するデータ構成
であり、e1はNCのCH番号を示すNC番号、e2は
e1で指定されたCH番号のNCのメインメモリ106
〜406に格納されているパラメータ、e3は機械入力
データビットであり、e4は機械入力部700またはN
C側機械入力部910,940から入力された機械入力
データである。
【0030】図3は、この発明一実施の形態である数値
制御システムの表示装置の形状およびその表示例を示す
図である。図において、800aは画面表示切換えキ
ー、800bは英字キー、数字キーなどを有する画面入
力キーである。また、CRT600の表示画面は、1C
H、2CH、3CH、4CHに割り付けられたNCとし
てのNC100〜NC400のパラメータ(以下、NC
パラメータと記す)A、B、C、Dを表示する例であ
る。
【0031】図4は、この発明一実施の形態である数値
制御システムにおいて、NCパラメータを画面表示する
際の処理の流れを示す図である。ここでは、図3に示す
ようなNCパラメータA、B、C、Dの内容を呼び出す
パラメータ表示キーが入力された例を説明する。
【0032】キーデータ処理部501は、NCのパラメ
ータ表示キーが入力されたと判断すると、画面表示切換
えキー800aのNCのパラメータ表示キーに対応する
キーデータ800cを送信メモリ502に書き込み、送
信部503に送信開始信号550を出力する。
【0033】送信部503は、送信メモリ502の内容
をNC100に送信を開始する。送信データのデータ構
成は図2(a)のものである。送信部503は送信を完
了すると、送信要求回路504に対して送信要求信号5
51を出力する。送信要求回路504は、送信要求信号
551入力されるとNCに対して、NC送信要求信号5
52を送信する。
【0034】NC100のNC受信部103は、表示制
御装置500から送信された送信データを受信バッファ
101、識別回路102を介して受け取り、NC受信メ
モリ104に書き込むと共に、メモリ処理部105に受
信完了信号150を出力する。メモリ処理部105は、
受信完了信号150を受け取ると、NC受信メモリ10
4に書き込まれたキーデータ800cを読み、キーデー
タ800cが示しているメインメモリ106内のNCパ
ラメータA、B、C、Dに対応するパラメータ106a
を読み出し、NC送信メモリ107に書き込むと共にN
C送信部108に送信メモリ書込完了信号151を出力
する。
【0035】NC送信部108は、送信メモリ書込完了
信号151を受け取ると、NC送信メモリ107内のパ
ラメータb2をNC送信ケーブル2000を通じて表示
制御装置500の受信部505に対して送信を開始し、
送信が完了すると送信完了信号153を送信完了ケーブ
ル3100を通じて出力する。NC送信部108から送
信される送信データのデータ構成は図2(b)のもので
ある。
【0036】NC100のNC送信部108から送信さ
れた送信完了信号153は、送信完了ケーブル3100
を通じて2CHのNCのNC送信部(図示せず)に入力
される。1CHのNC100のNC送信部108には、
送信要求回路504が送信するNC送信要求信号552
が入力されるのに対して、2CH、3CH、4CHのN
CののNC送信部には前段のNC送信部から送信される
送信完了信号が入力される。また、最終段である4CH
のNC400のNC送信部408は送信が完了すると、
送信要求回路504に送信完了信号452を送信する。
ここで、2CH、3CH、4CHに割り付けられたNC
の処理は、上述の1CHのNCとしてのNC100の処
理と同様であり、その説明を省略する。
【0037】表示制御装置500の受信部505は、N
C送信部108から送信されたパラメータ106a〜4
06aを受け取ると、受信メモリ506に書き込むと共
に、画像処理部507に受信信号553を出力する。画
像処理部507は受信信号553を受け取ると、受信メ
モリ506の内容を読み出し、画像処理用メモリ505
に書き込むと共に、CRT600に画面表示を行う。
【0038】上述のキー処理により、図3に示すような
1CH、2CH、3CH、4CHのNCのNCパラメー
タA、B、C、Dの内容が表示制御装置500のCRT
600に表示される。
【0039】図5は、この発明一実施の形態である数値
制御システムにおける1CH〜4CHのNCの送信デー
タのタイミングチャートである。図において、1CHの
NC100はNC送信要求信号552により、送信を開
始し、送信が完了すると、後段のNCに送信完了信号を
送信する。後段の2CH、3CH、4CHのNCは、そ
れぞれ前段のNCの送信完了信号により送信を開始し、
送信が完了すると、後段のNCに送信完了信号を送信す
る。
【0040】図6は、この発明の一実施の形態である数
値制御システムの表示装置およびその表示例を示す図で
ある。図3ではパラメータ表示の例を示したが、図6は
常時変化する現在値表示の例であり、その処理を図4に
より説明する。
【0041】キーデータ処理部501は、現在値画面表
示キーが入力されたと判断すると、画面表示切換えキー
800aの現在値画面表示キー対応するキーデータ80
0cを送信メモリ502に書き込み、送信部503に送
信開始信号550を出力すると共に、送信要求回路50
4に対して、連続送信要求信号555を出力する。ここ
で、連続送信要求信号555は、現在値表示などのよう
に時間に対して変化するデータを表示する場合に出力さ
れる送信要求信号である。
【0042】送信部503は、送信メモリ502の内容
をNC100に送信を開始し、送信を完了すると、送信
要求回路504に送信要求信号551を出力する。送信
要求回路504は、送信要求信号551が入力されると
NCに対して、NC送信要求信号552を送信する。
【0043】1CH、2CH、3CH、4CHのNCの
すべての送信が完了すると、NC400のNC送信部4
08は送信要求回路504へ送信完了信号452を送信
する。
【0044】送信要求回路504は、キーデータ処理部
501から連続送信要求信号555が出力されているの
で、NC送信要求信号552をNC100の送信部10
8に対して送信する。連続送信要求信号555が出力さ
れている間、上述の処理を繰り返し、現在値表示などの
NCパラメータが時間に対して変化するデータに対する
処理を行う。
【0045】NC100のNC送信部108が送信要求
信号552を入力してから、NC400のNC送信部4
08が送信要求回路504へ送信完了信号554を出力
する間の、1CH、2CH、3CH、4CHのNCの処
理は上述の図3のパラメータ表示の場合と同様であり、
その説明を省略する。
【0046】実施の形態2.図7は、この発明の一実施
の形態に係る数値制御システムの表示装置およびその表
示例を示す図であり、表示制御装置500に接続された
機械入力部700からNCに指令を与えるものである。
図7(a)は画面表示切換えキー800aが入力され、
機械入力部700の機械入力スイッチ(自動起動)を有
効とするNCを設定する画面が表示された状態を示すも
のである。また、図7(b)は機械入力スイッチ(自動
起動)が入力された状態を表示したもので、図7(a)
の画面で有効と設定されているNCに機械入力部700
の機械入力スイッチデータが送られると共に、その状態
を表示したものである。図は、1CHおよび3CHのN
Cに対して機械入力部700の機械入力スイッチ(自動
起動)を有効とした例を示したものである。
【0047】図8は、この発明の一実施の形態に係る数
値制御システムにおいて、機械入力部700および機械
入力部910の機械入力スイッチ(自動起動)が入力さ
れた際の処理の流れを示す図である。
【0048】以下、図7の画面操作および機械入力スイ
ッチに対する処理について説明する。機械入力処理部5
10は、機械入力部700から機械入力データ700a
が入力された場合、送信メモリ502へ機械入力データ
700aを書き込むと共に、送信部503に対して表示
装置送信メモリ書込完了信号556を出力する。送信部
503は送信メモリ502の内容の700aをNC10
0に送信し、送信完了すると、送信要求回路504へ送
信要求信号551を出力する。この時の送信データのデ
ータ構成を図2(d)に示す。送信要求回路504は、
送信要求信号551を受けNC送信要求信号552を送
信する。
【0049】NC100の識別回路102は表示制御装
置500の送信部503から送信された機械入力データ
700aを取り込み、そのデータの図2(d)に示して
いる数値制御装置選択ビットを読み、そのビットがNC
100を指定していれば受信可と識別して、NC受信部
103に渡す。またNC100の識別回路102は、表
示制御装置500の送信部503から送信された機械入
力データ700aに示している数値制御装置選択ビット
d1がNC100を指定していない場合は、受信不可と
識別して機械入力データ700aをNC受信部103へ
出力しない。
【0050】NC受信部103は、NC受信メモリ10
4に機械入力データ700aを書き込むと共に、メモリ
処理部105に受信完了信号150を出力する。
【0051】メモリ処理部105は、受信完了信号15
0を受け取るとNC受信メモリ104の機械入力データ
700aを読み、機械入力データ700aをNC機械入
力処理部110に出力すると共に、NC送信メモリ10
7に書き込み、書き込みを完了すると送信メモリ書込完
了信号151をNC送信部108に出力する。また、N
C機械入力処理部110は、機械入力データ700aを
CPU111に出力し、NCCPU111は、その機械
入力データ700aに対応する動作を行う。
【0052】NC送信部108は、表示装置500から
送信要求信号552が送信されると、送信を開始し、送
信を完了すると送信完了信号153を送信完了ケーブル
3100を通じて後段の2CHの数値制御装置のNC送
信部(図示せず)に送信する。
【0053】また、2CH、3CH、4CHの数値制御
装置の処理は、上述の1CHの場合と同様であり、その
説明を省略する。
【0054】図9は、この発明の一実施の形態に係る数
値制御システムの表示装置およびその表示例を示す図で
あり、NCに接続された機械入力部からNCに指令を与
える例を示したものである。図はNC100が機械入力
部910からの入力により、その機械入力信号910a
の動作をし、機械入力信号910aを表示制御装置50
0に表示しているものである。
【0055】上述は、表示制御装置500に接続された
機械入力部700の機械入力スイッチの処理について説
明したが、以下NC100に接続された機械入力部91
0からの入力によるNC100の動作について、図8に
より説明する。機械入力部910からの入力があると、
NC機械入力処理部110は、この機械入力信号910
aを受け取り、NC送信メモリ107に書き込むと共
に、メモリ処理部105に機械入力信号154を出力す
る。メモリ処理部105は、機械入力信号154が入力
されると、NC送信部101に送信メモリ書込信号15
1を出力すると共に、出力ドライバ112に割込出力要
求信号155を出力する。出力ドライバ112は、割込
出力要求信号155が入力されると、割込要求信号15
6をNC割込信号ケーブルを通じて表示制御装置500
のキーデータ処理部501に送信する。
【0056】送信要求回路504は、表示制御装置50
0が割込要求信号156を受信した時点で、送信完了信
号554を受信している場合は、NC送信要求信号55
2を送信する。また、表示制御装置500が割込要求信
号156を受信した時点で、送信完了信号554を受信
していない場合は、割込要求信号156を保持し、送信
完了信号554を受信した時点で、NC送信要求信号5
52を送信する。
【0057】NC100のNC送信部108は、送信要
求ケーブル3000を通じてNC送信要求信号信号55
2を受信すると、機械入力信号910aの送信を開始
し、送信を完了すると、送信完了信号153を後段のN
C送信部に送信する。後段のNC送信部はこの送信完了
信号153を受け、NC送信メモリの内容(画面情報)
を送信し、送信を完了すると送信完了信号をさらに後段
のNC送信部に送信する。NC400のNC送信部40
8(図示せず)は、NC送信メモリの内容(画面情報)
を送信し、送信を完了すると送信完了信号554を送信
完了ケーブル3400を通じて、表示制御装置500の
送信要求回路504に送信する。
【0058】実施の形態3.図10は、この発明の一実
施の形態に係る数値制御システムの構成を示す図であ
り、複数台のNCと1台の表示装置とはマルチドロップ
方式で接続され、NC間でデータ転送を行えるようにし
たものである。図において、100a,400aはNC
(ここで、NC100aは1CHとして接続されるNC
を、NC400aは4CHとして接続されるNCを示
す)、500は表示制御装置、600はCRT、700
は機械入力部、800はキーデータ入力部、910,9
40は機械入力部である。113は、送信元数値制御装
置として選択されている時で、表示制御装置500の送
信要求回路504からのデータ送信の要求がある場合に
は、NC送信部108と接続するケーブルを切換える指
令をするアービタ、114は、アービタ113の指令に
基づき、NC送信部108と接続するケーブルを送信ケ
ーブルから受信ケーブルに切換えるケーブル切換部、1
15は表示制御装置500または他のNCとのキーデー
タの送受信を受信ケーブルを経由して行なう双方向バッ
ファである。
【0059】また、102aは双方向バッファ115に
受信されたキーデータを基に受信可否を識別し、送信元
数値制御装置と指定されている場合はこのキーデータを
受信し、送信先数値制御装置と指定されている場合は送
信元数値制御装置から送信されたデータを受信する識別
回路である。105aは送信元数値制御装置として選択
されている場合には、メインメモリ106からデータを
読み出し、NC送信メモリ107に書き込み、また送信
先数値制御装置として選択されている場合には、送信さ
れたデータをメインメモリ106に書き込むというデー
タ処理をするメモリ処理部である。
【0060】NC100aの103,104,106〜
112,NC400aの403,404,406〜41
2は、図1のNC100,NC400と同様であり、そ
の説明を省略する。また、501〜511も図1と同様
であり、その説明を省略する。
【0061】図10は、図1に対してアービタ113,
413、ケーブル切換部114,414を追加し、受信
バッファ101,401の替わりに双方向バッファ11
5,415を取り付けるとともに、識別回路102,4
02を識別回路102a,402aに、またメモリ処理
部105,405をメモリ処理部105a,405aに
置き換えたものである。
【0062】NC100a〜400aのNC送信メモリ
の内容を受信し、画面表示をする処理は図4で説明した
キー処理と同様であり、その説明を省略する。
【0063】115は表示制御装置500または他のN
Cとのキーデータの送受信を行なう双方向バッファであ
る。識別回路102は、双方向バッファ115に受信さ
れたキーデータを識別し、送信元数値制御装置として選
択されている場合にはこのキーデータを受信し、また送
信先数値制御装置として選択されている場合には他のN
C送信されたデータを受信する。NC受信部103は、
キーデータまたは送信されたデータをNC受信メモリ1
04に書き込むと共に、受信完了信号を出力する。
【0064】メモリ処理部105は、受信完了信号を入
力すると、NC受信メモリ104に書き込まれたキーデ
ータに基づきアービタ動作信号を出力し、送信元数値制
御装置/送信先数値制御装置との選択により以下の処理
をする。 (a)送信元数値制御装置として選択されている場合に
は、NC受信メモリ104に書き込まれたキーデータに
対応するデータをメインメモリ106から読み出し、N
C送信メモリ107に書き込むと共に送信メモリ書込完
了信号を出力する。 (b)送信先数値制御装置として選択されている場合に
は、NC受信メモリ104に書き込まれたデータをメイ
ンメモリ106に書き込む。
【0065】113は、NC送信部108と接続するケ
ーブルとしてNC送信ケーブル2000かNC受信ケー
ブル1000かのどちらにするかを指令するアービタ
で、メモリ処理部105からアービタ動作信号を入力す
ると、表示制御装置500からのNC送信要求信号の有
無によってケーブル切換信号を選択出力すると共に、送
信開始信号を出力する。114は、アービタ113から
のケーブル切換信号によってNC送信部108と接続す
るケーブルをNC送信ケーブル2000かNC受信ケー
ブル1000か切り換えるケーブル切換部である。NC
送信部108は、送信元数値制御装置として選択されて
いる場合には、送信メモリ書込完了信号および送信開始
信号を入力すると、NC送信メモリ107に書き込まれ
ているデータをNC受信ケーブル1000を経由して、
送信先数値制御装置に送信し、送信が完了すると送信完
了信号153を送信する。
【0066】図11は、この発明の一実施の形態に係る
数値制御システムの表示装置およびその表示例を示す図
であり、NC間のデータ転送をする例である。図11
(a)の画面は、NC間のデータ転送における送信元,
送信先,コマンドとを設定する設定欄を画面下部に表示
したものであり、この設定欄にパラメータA、B、C、
Dを4CHのNCから1CHのNCへコマンド1(ここ
では、1をコピーコマンドとした)でデータ転送をさせ
る様に設定した例を示した。また、図11(b)の画面
は、上述の図11(a)の画面による操作を実行した後
の画面で、1CHのNCのパラメータA、B、C、Dの
内容(0,1,1,1)が4CHのNCのパラメータ
A、B、C、Dの内容(0,0,1,1)に書き換えら
れた状態を示している。
【0067】図12は、この発明の一実施の形態に係る
数値制御システムの送受信において使用するデータの構
成を示す図である。ここで、図12(a)はNC間のデ
ータ転送をする際の表示制御装置からNCに対して送信
するデータのデータ構成、図12(b)は送信元のNC
から送信先のNCへデータ転送するデータのデータ構成
である。
【0068】図12において、f1は図11(a)の画
面の設定欄の送信元の項に対応する送信元の数値制御装
置選択ビット、f2は同設定欄のコマンドの項に対応す
るコマンドデータ、f3は同設定欄の送信先の項に対応
する送信先の数値制御装置選択ビット、f4はパラメー
タ種を指令するデータである。また、g1は送信先の数
値制御装置選択ビット、g2はコマンドデータ、g3は
パラメータ種f4で指定されたパラメータA、B、C、
Dの内容である。
【0069】図13は、この発明の一実施の形態に係る
数値制御システムにおいて、NC400aからNC10
0aへパラメータを転送する際の処理の流れを示す図で
ある。以下、図11(a)の画面においてのデータ設定
によるデータ転送指令後、NC400aからNC100
aへのデータ転送処理について説明する。(ただし、画
面表示切換えキー800aが押され、NCパラメータ
A、B、C、Dの内容の画面表示をする処理は上述の図
4で説明したキー処理と同様であり、その説明を省略す
る。)
【0070】NC間のデータ転送を設定する図11
(a)の画面が選択され、設定欄に送信元、送信先、コ
マンドの各データがキーデータ入力部800により入力
されると、表示制御装置500のキーデータ処理部50
1は、設定されたキーデータを送信メモリ502に書き
込み、送信部503にキーデータ送信メモリ書込完了信
号550を出力する。
【0071】送信部503は、キーデータ送信メモリ書
込完了信号550を入力すると、送信メモリ502に書
き込まれているキーデータの内容をNC受信ケーブル1
000を通じてNCに送信する。この送信されるキーデ
ータの内容は図12(a)に示されるデータ構成のデー
タである。
【0072】NC100aの識別回路102は、双方向
バッファ115を介して入力された図12(a)に示さ
れるキーデータの内、送信元数値制御装置選択ビットf
2を判定する。図11では送信元数値制御装置は4C
H、送信先数値制御装置は1CHであり、NC100a
は送信元数値制御装置として選択されておらず、このキ
ーデータの受信をせず、後段に送信する。
【0073】NC400aの識別回路402は、双方向
バッファ415を介して入力された図12(a)に示さ
れるキーデータの内、送信元数値制御装置選択ビットf
2を判定する。図11において、NC400aは送信元
数値制御装置として選択されているので、このキーデー
タをNC受信部403に出力する。NC受信部403
は、この入力されたキーデータをNC受信メモリ404
に書き込むと共に、メモリ処理部405に対して受信完
了信号450を出力する。メモリ処理部405は、コマ
ンドデータf2を読み、アービタ413にアービタ動作
信号457を出力する。
【0074】アービタ413は、NC送信要求信号55
2を受信していない場合は、切換え部414に対して、
NC送信部408のケーブルの接続先をNC受信ケーブ
ル1000と指定するケーブル切換信号458を出力す
ると共に、NC送信部408に送信開始信号459を、
またメモリ処理部405に書き込み完了信号460を出
力する。
【0075】メモリ処理部405は、書き込み完了信号
460が入力されると、NC受信メモリ404に書き込
まれたキーデータを読み出し、コマンドデータf2とメ
インメモリ406から読み出したパラメータ種f4で指
定されたNCパラメータA、B、C、Dの内容とを、N
C送信メモリ407に書き込むと共に、NC送信部40
8に送信メモリ書込完了信号451を出力する。
【0076】NC送信部408は、送信メモリ書込完了
信号451が入力されると、双方向バッファ415を介
し、NC受信ケーブル1000を通じてNC100aに
対して、図12(b)に示す送信先数値制御装置選択ビ
ットg1とパラメータ種f4で指定されたNCパラメー
タA、B、C、Dの内容であるg3で構成される転送デ
ータを送信する。この転送データの送信を完了すると、
NC送信部408は、アービタ413へ送信完了信号4
53を出力する。
【0077】アービタ413は、送信完了信号453が
入力されると、ケーブル切換部414に対して、NC送
信部408のケーブルの接続先をNC送信ケーブル20
00と指定するケーブル切換信号458を出力する。
【0078】NC100aは送信先数値制御装置として
選択されているので、NC受信部103は、NC400
aから送信された転送データをNC受信メモリ104に
書き込むと共に、メモリ処理部105に対して受信完了
信号150を出力する。メモリ処理部105は、NC受
信メモリ104を読み出し、転送データ内g3のNC4
00aのNCパラメータA、B、C、Dの内容をメイン
メモリ106内のNCパラメータA、B、C、Dの項に
上書きを行う。また、メモリ処理部105は、コマンド
データg2を読み、アービタ113にアービタ動作信号
157を出力すると共に、出力ドライバ112に対して
割込出力要求信号155を出力する。
【0079】出力ドライバ112は、割込出力要求信号
155が入力されると、表示制御装置500のキーデー
タ処理部501に割込要求信号ケーブル4000を通じ
て割込要求信号156を送信する。
【0080】表示制御装置500のキーデータ処理部5
01は、割込要求信号156が送信されると、送信部5
03を介してNC100a〜400aに送信を要求す
る。
【0081】上述のアービタ113〜413は、NC1
00a〜400aから表示制御装置500への送信をN
C送信部108〜408間の通信より優先させることに
より、NC〜NCへのデータ転送と表示装置への画面表
示とを同時に行なうことができる。
【0082】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0083】表示制御装置と複数の数値制御装置とをマ
ルチドロップ方式により直列に接続する数値制御システ
ムであって、表示制御装置は、入力されたキーデータの
内容を判断し、送信開始を指令するキーデータ処理部
と、この送信開始指令を入力すると、キーデータを数値
制御装置に送信する第1の送信手段と、送信開始指令を
入力すると、前記数値制御装置に対してデータ送信の要
求をする送信要求回路と、数値制御装置から送信された
データを受信する第1の受信手段と、数値制御装置から
送信されたデータを画面表示する画像処理部と、を備
え、数値制御装置は、表示制御装置または他の数値制御
装置とのキーデータの送受信を行なう受信バッファと、
この受信バッファに受信されたキーデータを判定し、受
信可否を識別する識別回路と、受信可と識別された場合
この受信されたキーデータを受信する第2の受信手段
と、この受信されたキーデータに対応するデータを読み
出し、送信メモリに書き込むメモリ処理部と、表示制御
装置の送信要求回路からのデータ送信の要求がある場合
に、送信メモリに書き込まれているデータを送信する第
2の送信手段と、を備えるようにしたので、マルチドロ
ップ方式の使用においてデータ長の異なる複数種類のデ
ータを扱えるようになり、表示装置の標準化、および配
線スペースを少なくすることができると共に、ノイズに
強い、低コストの数値制御システムが実現できる。
【0084】また、キーデータ処理部は、入力されたキ
ーデータの指令が時間に対して変化するデータを表示す
るものである場合には、連続送信開始を指令し、送信要
求回路は、連続送信開始指令を入力すると、数値制御装
置に対して繰り返しデータ送信の要求をするようにした
ので、現在値表示などのNCパラメータが時間に対して
変化するデータのデータ通信が可能な数値制御システム
が実現できる。
【0085】また、表示制御装置と複数の数値制御装置
とをマルチドロップ方式により直列に接続する数値制御
システムであって、表示制御装置は、入力された機械入
力データを処理する第1の機械入力処理手段と、入力さ
れた機械入力データを前記数値制御装置に送信する第1
の送信手段と、数値制御装置に対してデータ送信の要求
をする送信要求回路と、を備え、数値制御装置は、表示
制御装置または他の数値制御装置との機械入力データの
送受信を行なう受信バッファと、この受信バッファに受
信された機械入力データを判定し、受信可否を識別する
識別回路と、受信可と識別された場合この受信された機
械入力データを受信する第2の受信手段と、この受信さ
れた機械入力データに対応するデータを読み出し、送信
メモリに書き込むメモリ処理部と、メモリ処理部から出
力された機械入力データまたは入力された機械入力デー
タを処理する第2の機械入力処理手段と、を備えるよう
にしたので、表示装置への外部入力情報を任意のNCに
送信し、送信されたNCにおいて機械入力処理をするこ
とができるようになり、多様化に容易に対応できる数値
制御システムが実現できる。
【0086】さらに、表示制御装置と複数の数値制御装
置とをマルチドロップ方式により直列に接続する数値制
御システムであって、表示制御装置は、入力されたキー
データの内容を判断し、送信開始を指令するキーデータ
処理部と、この送信開始指令を入力すると、キーデータ
を数値制御装置に送信する第1の送信手段と、送信開始
指令を入力すると、数値制御装置に対してデータ送信の
要求をする送信要求回路と、を備え、数値制御装置は、
表示制御装置または他の数値制御装置とのキーデータの
送受信を受信ケーブルを経由して行なう双方向バッファ
と、この双方向バッファに受信されたキーデータを基に
受信可否を識別し、送信元数値制御装置と指定されてい
る場合はこのキーデータを受信し、送信先数値制御装置
と指定されている場合は送信元数値制御装置から送信さ
れたデータを受信する識別回路と、受信可と識別された
場合この受信されたキーデータを受信する受信部と、送
信元数値制御装置として選択されている場合には、メイ
ンメモリからデータを読み出し、送信メモリに書き込
み、また送信先数値制御装置として選択されている場合
には、送信されたデータを前記メインメモリに書き込む
というデータ処理をするメモリ処理部と、送信メモリに
書き込まれているデータを送信する第2の送信手段と、
送信元数値制御装置として選択されている時で、表示制
御装置の送信要求回路からのデータ送信の要求がある場
合には、第2の送信手段と接続するケーブルを切換える
指令をするアービタと、このアービタの指令に基づき、
第2の送信手段と接続するケーブルを送信ケーブルから
受信ケーブルに切換えるケーブル切換部と、を備えるよ
うにしたので、NC間のデータ転送ができるようにな
り、多様化に容易に対応できる数値制御システムが実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態である数値制御シス
テムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の一実施の形態である数値制御シス
テムの送受信において使用するデータの構成を示す図で
ある。
【図3】 この発明の一実施の形態である数値制御シス
テムの表示装置およびその表示例を示す図である。
【図4】 この発明の一実施の形態である数値制御シス
テムにおいて、NCパラメータを画面表示する際の処理
の流れを示す図である。
【図5】 この発明の一実施の形態である数値制御シス
テムにおける1CH〜4CHの数値制御装置の送信デー
タのタイミングチャートである。
【図6】 この発明の一実施の形態である数値制御シス
テムの表示装置およびその表示例を示す図である。
【図7】 この発明の一実施の形態に係る数値制御シス
テムの表示装置およびその表示例を示す図である。
【図8】 この発明の一実施の形態に係る数値制御シス
テムにおいて、機械入力部700および機械入力部91
0の機械入力スイッチ(自動起動)が入力された際の処
理の流れを示す図である。
【図9】 この発明の一実施の形態に係る数値制御シス
テムの表示装置およびその表示例を示す図である。
【図10】 この発明の一実施の形態に係る数値制御シ
ステムの構成を示す図である。
【図11】 この発明の一実施の形態に係る数値制御シ
ステムの表示装置およびその表示例を示す図である。
【図12】 この発明の一実施の形態に係る数値制御シ
ステムの送受信において使用するデータの構成を示す図
である。
【図13】 この発明の一実施の形態に係る数値制御シ
ステムにおいて、NC400aからNC100aへパラ
メータを転送する際の処理の流れを示す図である。
【図14】 従来の複数台の数値制御装置と1台の表示
装置で構成する数値制御システムの構成を示す図であ
る。
【図15】 従来の1台NCと複数台のサーボアンプと
をマルチドロップ方式で接続した構成を示す図である。
【図16】 従来のNCとサーボアンプとの間のデータ
通信の送信タイミングチャートである。
【符号の説明】
100,100a NC、 101 受信バッファ、
102 識別回路、103 受信部、 104 受信メ
モリ、 105 メモリ処理部、 106メインメモ
リ、 107 送信メモリ、 108 送信部、 10
9 送信バッファ、 110 機械入力処理部、 11
1 CPU、 112 出力ドライバ、113 アービ
タ、 114 ケーブル切換部、 115 双方向バッ
ファ、150 受信完了信号、 151 送信メモリ書
込完了信号、 153 送信完了信号、 154 機械
入力信号、 155 割込出力要求信号、 156割込
要求信号、400,400a NC、 401 受信バ
ッファ、 402識別回路、 403 受信部、 40
4 受信メモリ、 405 メモリ処理部、 406
メインメモリ、 407 送信メモリ、 408 送信
部、 409 送信バッファ、 410 機械入力処理
部、 411 CPU、 412出力ドライバ、 41
3 アービタ、 414 ケーブル切換部、 415
双方向バッファ、 450 受信完了信号、 451
送信メモリ書込完了信号、453 送信完了信号、 4
54 機械入力信号、 455 割込出力要求信号、
456 割込要求信号、 458 ケーブル切換信号、
459 送信開始信号、 460 書き込み完了信
号、 500 表示制御装置、 501 キーデータ処
理部、 502 送信メモリ、 503 送信部、 5
04 送信要求回路、 505 受信部、 506 受
信メモリ、 507 画像処理部、508 画像処理用
メモリ、 509 機械入力選択メモリ、 510 機
械入力処理部、 511 CPU、 550 送信開始
信号、 551 送信要求信号、 552 NC送信要
求信号、 553 受信信号、 554 送信完了信
号、 555 連続送信要求信号、 556 表示装置
送信メモリ書込完了信号、 600 CRT、 700
機械入力部、 700a 機械入力データ、800
キーデータ入力部、 800a 画面表示切換えキー、
800b 入力キー、 910,940 機械入力
部、 1000 NC受信ケーブル、 2000 NC
送信ケーブル、 3000 NC送信要求ケーブル、
3100,3300,3400 送信完了ケーブル、
4000 送信割込要求ケーブル、5000,5100
終端抵抗。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示制御装置と複数の数値制御装置とを
    マルチドロップ方式により直列に接続する数値制御シス
    テムであって、前記表示制御装置は、入力されたキーデ
    ータの内容を判断し、送信開始を指令するキーデータ処
    理部と、この送信開始指令を入力すると、キーデータを
    前記数値制御装置に送信する第1の送信手段と、前記送
    信開始指令を入力すると、前記数値制御装置に対してデ
    ータ送信の要求をする送信要求回路と、前記数値制御装
    置から送信されたデータを受信する第1の受信手段と、
    前記数値制御装置から送信されたデータを画面表示する
    画像処理部と、を備え、前記数値制御装置は、前記表示
    制御装置または他の数値制御装置とのキーデータの送受
    信を行なう受信バッファと、この受信バッファに受信さ
    れたキーデータを判定し、受信可否を識別する識別回路
    と、受信可と識別された場合この受信されたキーデータ
    を受信する第2の受信手段と、この受信されたキーデー
    タに対応するデータを読み出し、送信メモリに書き込む
    メモリ処理部と、前記表示制御装置の送信要求回路から
    のデータ送信の要求がある場合に、前記送信メモリに書
    き込まれているデータを送信する第2の送信手段と、を
    備えたことを特徴とする数値制御システム。
  2. 【請求項2】 前記キーデータ処理部は、入力されたキ
    ーデータの指令が時間に対して変化するデータを表示す
    るものである場合には、連続送信開始を指令し、前記送
    信要求回路は、前記連続送信開始指令を入力すると、前
    記数値制御装置に対して繰り返しデータ送信の要求をす
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の数値制御
    システム。
  3. 【請求項3】 表示制御装置と複数の数値制御装置とを
    マルチドロップ方式により直列に接続する数値制御シス
    テムであって、前記表示制御装置は、入力された機械入
    力データを処理する第1の機械入力処理手段と、入力さ
    れた機械入力データを前記数値制御装置に送信する第1
    の送信手段と、前記数値制御装置に対してデータ送信の
    要求をする送信要求回路と、を備え、前記数値制御装置
    は、前記表示制御装置または他の数値制御装置との機械
    入力データの送受信を行なう受信バッファと、この受信
    バッファに受信された機械入力データを判定し、受信可
    否を識別する識別回路と、受信可と識別された場合この
    受信された機械入力データを受信する第2の受信手段
    と、この受信された機械入力データに対応するデータを
    読み出し、送信メモリに書き込むメモリ処理部と、前記
    メモリ処理部から出力された機械入力データまたは入力
    された機械入力データを処理する第2の機械入力処理手
    段と、を備えたことを特徴とする数値制御システム。
  4. 【請求項4】 表示制御装置と複数の数値制御装置とを
    マルチドロップ方式により直列に接続する数値制御シス
    テムであって、前記表示制御装置は、入力されたキーデ
    ータの内容を判断し、送信開始を指令するキーデータ処
    理部と、この送信開始指令を入力すると、キーデータを
    前記数値制御装置に送信する第1の送信手段と、前記送
    信開始指令を入力すると、前記数値制御装置に対してデ
    ータ送信の要求をする送信要求回路と、を備え、前記数
    値制御装置は、前記表示制御装置または他の数値制御装
    置とのキーデータの送受信を受信ケーブルを経由して行
    なう双方向バッファと、この双方向バッファに受信され
    たキーデータを基に受信可否を識別し、送信元数値制御
    装置と指定されている場合はこのキーデータを受信し、
    送信先数値制御装置と指定されている場合は送信元数値
    制御装置から送信されたデータを受信する識別回路と、
    受信可と識別された場合この受信されたキーデータを受
    信する受信部と、送信元数値制御装置として選択されて
    いる場合には、メインメモリからデータを読み出し、送
    信メモリに書き込み、また送信先数値制御装置として選
    択されている場合には、送信されたデータを前記メイン
    メモリに書き込むというデータ処理をするメモリ処理部
    と、前記送信メモリに書き込まれているデータを送信す
    る第2の送信手段と、送信元数値制御装置として選択さ
    れている時で、前記表示制御装置の送信要求回路からの
    データ送信の要求がある場合には、前記第2の送信手段
    と接続するケーブルを切換える指令をするアービタと、
    このアービタの指令に基づき、第2の送信手段と接続す
    るケーブルを送信ケーブルから受信ケーブルに切換える
    ケーブル切換部と、を備え、送信元数値制御装置から送
    信先数値制御装置へデータを送信するようにしたことを
    特徴とする数値制御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100784736B1 (ko) 2007-06-29 2007-12-13 (주)다사로봇 로봇제어시스템 및 로봇제어방법
CN102508481A (zh) * 2011-12-29 2012-06-20 莱顿汽车部件(苏州)有限公司 汽车零件制造数据采集分析系统

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