JPH10268476A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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Publication number
JPH10268476A
JPH10268476A JP7492597A JP7492597A JPH10268476A JP H10268476 A JPH10268476 A JP H10268476A JP 7492597 A JP7492597 A JP 7492597A JP 7492597 A JP7492597 A JP 7492597A JP H10268476 A JPH10268476 A JP H10268476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
film
lens
cover member
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7492597A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Ogawa
潤 小川
Keisuke Wakatsuki
啓介 若月
Daisuke Okamura
大輔 岡村
Toshihiko Shimoda
俊彦 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7492597A priority Critical patent/JPH10268476A/ja
Publication of JPH10268476A publication Critical patent/JPH10268476A/ja
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押圧操作部のまわりに設けたスリットからの
異物の侵入を防止するのに有効なレンズ付きフイルムユ
ニットを提供する。 【解決手段】 シャッタボタン9は、その外周の一部を
残してスリット45で分離されて前カバー16に弾性自
在に一体に設けられている。スリット45からの異物の
侵入を防止するために、薄肉プラスチック製のシート板
47をシャッタボタン9の裏面に接着によって固定して
いる。シート板47の周縁部はシャッタボタン9の外周
縁の外側に延ばされている。このシート板47の周縁部
は前カバー16の裏面に沿ってスリット45の開口部の
外部に達しているため、スリット45の開口部がシート
板47の周縁部によって塞がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影機構を作動さ
せるための押圧操作部がカバー部材に一体に設けられた
レンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】簡単に撮影を楽しめるように、簡単な撮
影機構を備え、新品のフイルムカートリッジを内蔵した
レンズ付きフイルムユニットが良く知られている。この
レンズ付きフイルムユニットは、撮影可能な状態でフイ
ルムが装填されており、購入するだけで誰にでも撮影が
可能であることから、一般に広く利用されている。
【0003】レンズ付きフイルムユニットでは、内部に
組み込まれた撮影機構をプラスチックで射出成形したカ
バー部材で覆っている。このカバー部材には、押圧操作
部の外周の一部を残してスリットで分離されて弾性自在
な押圧操作部が一体形成されている。この押圧操作部を
押し下げることによって撮影機構が作動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したカバー部材
は、装飾用の印刷を表面に施した包装体で覆われている
が、包装体には、押圧操作部を露呈させるための開口や
切欠が形成されているため、押圧操作部の外周に設けら
れたスリットの開口部は大部分が露呈されている。その
ため、スリットから内部に塵埃や水滴等の異物が入り込
みやすい。万一、これらがスリットから入り込むと、内
部の撮影機構にトラブルを生じる恐れがある。
【0005】本発明は上述した従来技術のもつ欠点を解
決するためになされたもので、操作部の外周に設けたス
リットからの異物の侵入を防止するの有効なレンズ付き
フイルムユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、薄肉のシート板を押圧操
作部の裏面に固定し、押圧操作部の外周縁の外側に延ば
されたシート板の周縁部でスリットを塞ぐようにしたも
のである。
【0007】また、請求項2記載の発明では、柔軟なシ
ート材をカバー部材の裏面に被せ、カバー部材の裏面に
沿ってスリットの開口部の外側に延ばされたシート材の
周縁部をカバー部材の裏面に貼り付けて、押圧操作部と
ともにスリットを覆うにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図6はレンズ付きフイルムユニットの外観斜視図
を示すものである。レンズ付きフイルムユニット2は、
簡単な撮影機構を備え、予め新品のフイルムカートリッ
ジが内蔵された略矩形状のユニット本体3を、装飾用の
印刷が表面に施された紙製の外装体4を箱形に折り曲げ
て覆ったものである。外装体4の各部に設けた開口か
ら、撮影レンズ6,ストロボ発光窓7等が露呈されてい
る。ストロボ充電開始ボタン8やシャッタボタン9は撮
影する際に押し下げられる押圧操作部であるので、操作
性を考慮して外装体4からその大部分が露呈されてい
る。
【0009】図5にユニット本体の分解斜視図を示して
おり、図2にユニット本体の要部斜視図を示している。
ユニット本体3は、簡単な撮影機構を備えた露光ユニッ
ト14と、本体基部15と、この本体基部15を前後か
ら覆う前カバー16及び後カバー17と、本体基部15
に組み込まれて前カバー16によって覆われるストロボ
ユニット18とから構成されている。ストロボユニット
18を除く各部品はプラスチックで成形されている。
【0010】本体基部15には、アパーチャー20を挟
む両側にフイルムロール室21とカートリッジ室22と
が一体に形成されている。フイルムロール室21には、
未露光のフイルム23をロール形態にして収納してい
る。また、カートリッジ室22には、撮影済みのフイル
ム23を収納するカートリッジ26を収納している。フ
イルムロール室21の外壁は、その側面が前方に向かっ
て半円筒状に突出して形成されている。
【0011】カートリッジ室22の上部に巻き上げダイ
ヤル28が配設されている。巻き上げノブ28の軸は、
カートリッジ26に回動自在に組み込んだスプール26
aの一端に係合されており、図中の矢印方向に回動操作
することによって、撮影済みとなったフイルム23がカ
ートリッジ26の内部に巻き取られる。
【0012】露光ユニット14は、フイルムロール室2
1とカートリッジ室22との間に一体に設けた暗箱30
に組み込まれている。露光ユニット14は、フイルムカ
ウンタ機構,フイルム巻き止め機構,シャッタ機構の他
に、撮影レンズ6,ファインダー装置32等をベース部
材33に設けて1ユニット化して構成している。
【0013】ストロボユニット18は、一対の接点38
a,38bを含む配線プリントが施された回路基板38
に電子部品を組み付けて構成している。回路基板38に
は、その基板面に、ストロボ発光部39,乾電池40保
持用のバッテリーホルダ41,ストロボ発光のためのメ
インコンデンサ42,一対の金属片からなるシンクロス
イッチ43等を組み付けている。この回路基板38は、
フイルムロール室21の外壁のうち、アパーチャー20
に近い側の側面に組み込まれている。また、接点38
a,38bを短絡する導通部材45は、フイルムロール
室21の外壁の側面頂部に組み込まれている。
【0014】充電開始スイッチ8が押されると、フイル
ムロール室21に組み込まれた導通部材45が接点38
a,38bを短絡してメインコンデンサ42への充電が
開始される。メインコンデンサ42に規定量の充電が行
われるとパイロットランプ44が点滅する。レリーズボ
タン25が押されると、シャッタ羽根の開閉に応動して
シンクロスイッチ43の一対の金属片が短絡し、ストロ
ボ発光部39からストロボ光が放出される。
【0015】前カバー16には、シャッタボタン9,充
電開始ボタン8,突出部34等が一体に設けられてい
る。この突出部34は、レンズ付きフイルムユニットの
全体的な厚みをカートリッジ26の外径以下にするため
に、カートリッジ室22の外壁の側面に倣って突出して
形成され、撮影時にはグリップとして利用される。ま
た、後カバー17の底部には、フイルムロール室11と
カートリッジ室12のそれぞれの底部開口を覆うプルト
ップ式の蓋35,36を一体に設けている。
【0016】前カバーの裏面の要部を示す図1におい
て、前カバー16の上面壁には、その外周の一部を残し
てスリット45で前カバー16より分離されてシャッタ
ボタン9を弾性自在に設けている。前カバー16の前面
壁には、その外周の一部を残してスリット46で前カバ
ー16より分離されてストロボ充電開始ボタン8を弾性
自在に設けている。シャッタボタン9とストロボ充電開
始ボタン8は、前カバー16の射出成形と同時に一体成
形される。
【0017】スリット45とスリット46は前カバー1
6を嵌通して設けているので、そこからの異物の侵入を
防止する必要があった。スリット45からの異物の侵入
を防止するために、薄肉のプラスチック製シート板47
をシャッタボタン9の裏面に接着によって固定してい
る。シート板47の周縁部はシャッタボタン9の外周縁
の外側に延ばされている。このシート板47の場合は、
その周縁部が前カバー16の裏面に沿ってスリット45
の開口部の外部に達しているため、スリット45の開口
部がシート板47の周縁部によって塞がれる。
【0018】スリット46からの異物の侵入を防止する
ために、薄肉のプラスチック製シート板48をストロボ
充電開始ボタン8の裏面に接着によって固定している。
シート板48に開けた穴48aにストロボ充電開始ボタ
ン8の裏面側に一体に設けた突起8aが入り込んで位置
決めが行われている。シート板48の周縁部はストロボ
充電開始ボタン8の外周縁の外側に延ばされているが、
スリット46を囲むように強度を向上するための厚肉部
49が設けられ、この厚肉部49よりも入り込んでスト
ロボ充電開始ボタン8が設けられているため、シート板
48の場合は、その外周縁がスリット46の内周壁まで
延ばされている。これによりスリット46は塞がれる。
【0019】シート板47,48の固定はユニット本体
3の組立前に行われる。シート板47,48を固定した
前カバー16は、後カバー17やストロボユニット18
等とともに本体基部15に組み付けられてユニット本体
3が完成する。ユニット本体3は完成後、外装体4によ
り覆われる。なお、シート板47,48はプラスチック
の射出成形により厚みが0.1〜0.15mmで形成さ
れているが、肉薄金属板を固定するようにしてもよい。
また、シート板47,48の固定を超音波溶着により行
ってもよい。
【0020】以下に上記構成の作用を説明する。上記レ
ンズ付きフイルムユニット2では、シャッタボタン9と
ストロボ充電開始ボタン8の裏面側に固定したシート板
47,48によって、スリット45,46が塞がれるの
で、砂浜等の埃っぽい場所で撮影した場合にもスリット
45,46からの異物の侵入が防止される。
【0021】図3,図4に、柔軟なシート材を用いて異
物の侵入を防止する場合の実施形態を示す。なお、図
3,図4に示す実施形態は、シャッタボタン9のまわり
のスリット45からの異物の侵入を防止する場合にも適
用できる。
【0022】図3に示すように、柔軟なプラスチック製
シート材50を一部弛ませて前カバー16の裏面に被せ
る。シート材50の周縁部は、前カバー16の裏面に沿
ってスリット46の開口部の外側に延ばされている。シ
ート材50の周縁部の点50aに超音波溶着を行うこと
により、前カバー16の裏面に貼り付けて、ストロボ充
電開始ボタン8とともにスリット46を覆う。これによ
り、スット46から異物が入っても、シート材50によ
ってこれ以上の異物の侵入を防止することができる。ス
トロボ充電開始ボタン8を押し下げると、これに伴って
シート材50の一部が前カバー16の内部に向かって膨
出される。
【0023】図4に示すように、弾力性を有するなゴム
製シート材51を前カバー16の裏面に被せる。スリッ
ト46の開口部の外に延ばされたシート材51の面の周
縁部の全周(斜線部51a)を接着により、前カバー1
6の裏面側に密着して貼り付けて、ストロボ充電開始ボ
タン8とともにスリット46の開口部を覆っている。こ
れにより、スリット46から異物が入ったも、シート材
51によってこれ以上の異物の侵入を防止することがで
きる。ストロボ充電開始ボタン8の押し下げると、これ
に伴ってシート材51の一部が前カバー16の内部に向
かって弾性変形される。シート材51の弾力性によって
重厚なボタン押し下げ感が得られる。
【0024】本発明は、撮影機構や、これが組み込まれ
た本体基部が、プラスチックで成形されたカバー部材に
よって覆われ、このカバー部材に、撮影機構を作動させ
るための押圧操作部が一体に形成されたレンズ付きフイ
ルムユニットであれば、いかなるタイプにも適用可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
薄肉のプラスチック製シート板を押圧操作部の裏面に固
定し、押圧操作部の外周縁の外側に延ばされたシート板
の周縁部でスリットを塞ぐようにしたので、異物の侵入
を防止できる。
【0026】柔軟なシート材をカバー部材の裏面に被
せ、カバー部材の裏面に沿ってスリットの開口部の外側
に延ばされたシート材の周縁部をカバー部材の裏面に貼
り付けて、前記押圧操作部とともにスリットを覆うにし
たので、前述のものよりも細かい異物の侵入を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付きフイルムユニットの前カバ
ーの要部を裏面側から見た斜視図である。
【図2】図1に示す前カバーの要部の断面図である。
【図3】柔軟なシート材を用いた場合を示す斜視図であ
る。
【図4】弾力性もつシート材をを用いた場合を示す斜視
図である。
【図5】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図6】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【符号の説明】
8 ストロボ充電開始ボタン 9 シャッタボタン 15 本体基部 16 前カバー 45,46 スリット 47,48 シート板 50,51 シート材
フロントページの続き (72)発明者 下田 俊彦 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めフイルムが装填されるとともに、内
    部に組み込まれた撮影機構が、プラスチックで成形され
    たカバー部材によって覆われ、かつ撮影機構を作動させ
    るための押圧操作部が、その外周の一部を残してスリッ
    トで分離されて前記カバー部材に弾性自在に一体形成さ
    れたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 薄肉のシート板を前記押圧操作部の裏面に固定し、前記
    押圧操作部の外周縁の外側に延ばされた前記シート板の
    周縁部で、前記スリットを塞ぐようにしたことを特徴と
    するレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 予めフイルムが装填されるとともに、内
    部に組み込まれた撮影機構が、プラスチックで成形され
    たカバー部材によって覆われ、かつ撮影機構を作動させ
    るための押圧操作部が、その外周の一部を残してスリッ
    トで分離されて前記カバー部材に弾性自在に一体形成さ
    れたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 柔軟なシート材を前記カバー部材の裏面に被せ、カバー
    部材の裏面に沿ってスリットの開口部の外側に延ばされ
    たシート材の周縁部をカバー部材の裏面に貼り付けて、
    前記押圧操作部とともにスリットを覆うにしたことを特
    徴とするレンズ付きフイルムユニット。
JP7492597A 1997-03-27 1997-03-27 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH10268476A (ja)

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JP7492597A JPH10268476A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 レンズ付きフイルムユニット

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JP7492597A JPH10268476A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 レンズ付きフイルムユニット

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JPH10268476A true JPH10268476A (ja) 1998-10-09

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ID=13561440

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JP7492597A Pending JPH10268476A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 レンズ付きフイルムユニット

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