JPH10268400A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
レンズ付きフイルムユニットInfo
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- JPH10268400A JPH10268400A JP7492497A JP7492497A JPH10268400A JP H10268400 A JPH10268400 A JP H10268400A JP 7492497 A JP7492497 A JP 7492497A JP 7492497 A JP7492497 A JP 7492497A JP H10268400 A JPH10268400 A JP H10268400A
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- JP
- Japan
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- slit
- spacer
- cover member
- peripheral wall
- lens
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- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 操作部の外周に設けたスリットからの異物の
侵入を防止するために、スリットの開口部を狭くしたレ
ンズ付きフイルムユニットを提供する。 【解決手段】 シャッタボタン9は、その外周の一部を
残してスリット45で分離されて前カバー16に弾性自
在に一体に設けられている。スリット45の内周壁に沿
ってシッタボタン9の外周壁を囲むように形成されたス
ペーサー47を前カバー16の外部からスリット45に
挿入する。前カバー16の内部でスペーサー47は巻き
上げダイヤル28の上面に当接するので、巻き上げダイ
ヤル28は摺動自在にカートリッジ室22の上部で保持
される。スペーサー47の弾性によりスペーサー47の
外周面はスリット45の内周面に押しつけられ、スペー
サー47の外周壁の各部に一体に設けた突起47aがス
リット45の内周面に係合してはずれが防止される。
侵入を防止するために、スリットの開口部を狭くしたレ
ンズ付きフイルムユニットを提供する。 【解決手段】 シャッタボタン9は、その外周の一部を
残してスリット45で分離されて前カバー16に弾性自
在に一体に設けられている。スリット45の内周壁に沿
ってシッタボタン9の外周壁を囲むように形成されたス
ペーサー47を前カバー16の外部からスリット45に
挿入する。前カバー16の内部でスペーサー47は巻き
上げダイヤル28の上面に当接するので、巻き上げダイ
ヤル28は摺動自在にカートリッジ室22の上部で保持
される。スペーサー47の弾性によりスペーサー47の
外周面はスリット45の内周面に押しつけられ、スペー
サー47の外周壁の各部に一体に設けた突起47aがス
リット45の内周面に係合してはずれが防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影機構を作動さ
せるための操作部をカバー部材に一体に設けたレンズ付
きフイルムユニットに関するものである。
せるための操作部をカバー部材に一体に設けたレンズ付
きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】簡単に撮影を楽しめるように、簡単な撮
影機構を備え、新品のフイルムカートリッジを内蔵した
レンズ付きフイルムユニットが良く知られている。この
レンズ付きフイルムユニットは、撮影可能な状態でフイ
ルムが装填されており、購入するだけで誰にでも撮影が
可能であることから、一般に広く利用されている。
影機構を備え、新品のフイルムカートリッジを内蔵した
レンズ付きフイルムユニットが良く知られている。この
レンズ付きフイルムユニットは、撮影可能な状態でフイ
ルムが装填されており、購入するだけで誰にでも撮影が
可能であることから、一般に広く利用されている。
【0003】レンズ付きフイルムユニットでは、内部に
組み込まれた撮影機構をプラスチックで成形されたカバ
ー部材で覆っている。このカバー部材には、撮影機構を
作動させるための操作部が一体に設けられている。こう
した操作部は、操作部の外周の一部を残してスリットで
分離されてカバー部材に弾性自在に一体に設けられるの
で、低コストであった。
組み込まれた撮影機構をプラスチックで成形されたカバ
ー部材で覆っている。このカバー部材には、撮影機構を
作動させるための操作部が一体に設けられている。こう
した操作部は、操作部の外周の一部を残してスリットで
分離されてカバー部材に弾性自在に一体に設けられるの
で、低コストであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したカバー部材
は、装飾用の印刷を表面に施した包装体で覆われている
が、包装体には、操作部を露呈させるための開口や切欠
が形成されているため、操作部の外周に設けられたスリ
ットの開口部は大部分が露呈されている。そのため、ス
リットから内部に塵埃や水滴等の異物が入り込みやす
い。万一、これらがスリットから入り込むと、内部の撮
影機構にトラブルを生じる恐れがある。
は、装飾用の印刷を表面に施した包装体で覆われている
が、包装体には、操作部を露呈させるための開口や切欠
が形成されているため、操作部の外周に設けられたスリ
ットの開口部は大部分が露呈されている。そのため、ス
リットから内部に塵埃や水滴等の異物が入り込みやす
い。万一、これらがスリットから入り込むと、内部の撮
影機構にトラブルを生じる恐れがある。
【0005】本発明は上述した従来技術のもつ欠点を解
決するためになされたもので、操作部の外周に設けたス
リットからの異物の侵入を防止するために、スリットの
開口部を狭くしたレンズ付きフイルムユニットを提供す
ることを目的とする。
決するためになされたもので、操作部の外周に設けたス
リットからの異物の侵入を防止するために、スリットの
開口部を狭くしたレンズ付きフイルムユニットを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、スリットの開口部が狭く
なるように、スリットの内周壁に沿って押圧操作部の外
周壁を囲むように形成されたスペーサーをスリットの内
周壁に組み付けたものである。
に、請求項1記載の発明では、スリットの開口部が狭く
なるように、スリットの内周壁に沿って押圧操作部の外
周壁を囲むように形成されたスペーサーをスリットの内
周壁に組み付けたものである。
【0007】請求項2記載の発明では、スリットの開口
部が狭くなるように、スリットの内周壁に沿って押圧操
作部の外周壁を囲むように形成されたスペーサーをカバ
ー部材の外部からスリットに挿入し、このスリットをカ
バー部材の内部でカバー部材の内側から支持されるよう
に本体基部の一部に当接させるとともに、スペーサーの
弾性によりスペーサーの外周壁をスリットの内周壁に押
しつけてスペーサーの外周壁に一体に設けた突起をスリ
ットの内周壁に係合させることにより、スペーサーをス
リットの内周壁に組み付けたものである。
部が狭くなるように、スリットの内周壁に沿って押圧操
作部の外周壁を囲むように形成されたスペーサーをカバ
ー部材の外部からスリットに挿入し、このスリットをカ
バー部材の内部でカバー部材の内側から支持されるよう
に本体基部の一部に当接させるとともに、スペーサーの
弾性によりスペーサーの外周壁をスリットの内周壁に押
しつけてスペーサーの外周壁に一体に設けた突起をスリ
ットの内周壁に係合させることにより、スペーサーをス
リットの内周壁に組み付けたものである。
【0008】請求項3記載の発明では、スペーサーを、
カバー部材の外部からフイルムロール室の上部に配設さ
れた平板状の巻き上げダイヤルを覆っているカバー部材
の一部に設けたスリットに挿入し、このスペーサーをカ
バー部材の内部で巻き上げダイヤルの上面に当接してカ
ートリッジ室の上部に摺動自在に巻き上げダイヤルが保
持されるようにしたものである。
カバー部材の外部からフイルムロール室の上部に配設さ
れた平板状の巻き上げダイヤルを覆っているカバー部材
の一部に設けたスリットに挿入し、このスペーサーをカ
バー部材の内部で巻き上げダイヤルの上面に当接してカ
ートリッジ室の上部に摺動自在に巻き上げダイヤルが保
持されるようにしたものである。
【0009】請求項4記載の発明では、スペーサーの両
端部をつなぐようにスペーサーに一体に連設部を設け、
この連設部を前カバーの外部から押圧操作部にかけるよ
うにしたものである。
端部をつなぐようにスペーサーに一体に連設部を設け、
この連設部を前カバーの外部から押圧操作部にかけるよ
うにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図4はレンズ付きフイルムユニットの外観斜視図
を示すものである。レンズ付きフイルムユニット2は、
簡単な撮影機構を備え、予め新品のフイルムカートリッ
ジが内蔵された略矩形状のユニット本体3を、装飾用の
印刷が表面に施された紙製の外装体4を箱形に折り曲げ
て覆ったものである。外装体4の各部に設けた開口か
ら、撮影レンズ6,ストロボ発光窓7等が露呈されてい
る。ストロボ充電開始ボタン8やシャッタボタン9は撮
影機構を作動させる操作部であるので、操作性を考慮し
て外装体4からその大部分が露呈されている。
する。図4はレンズ付きフイルムユニットの外観斜視図
を示すものである。レンズ付きフイルムユニット2は、
簡単な撮影機構を備え、予め新品のフイルムカートリッ
ジが内蔵された略矩形状のユニット本体3を、装飾用の
印刷が表面に施された紙製の外装体4を箱形に折り曲げ
て覆ったものである。外装体4の各部に設けた開口か
ら、撮影レンズ6,ストロボ発光窓7等が露呈されてい
る。ストロボ充電開始ボタン8やシャッタボタン9は撮
影機構を作動させる操作部であるので、操作性を考慮し
て外装体4からその大部分が露呈されている。
【0011】図3にユニット本体の分解斜視図を示して
おり、図2にユニット本体の要部斜視図を示している。
ユニット本体3は、簡単な撮影機構を備えた露光ユニッ
ト14と、本体基部15と、この本体基部15を前後か
ら覆う前カバー16及び後カバー17と、本体基部15
に組み込まれて前カバー16によって覆われるストロボ
ユニット18とから構成されている。ストロボユニット
18を除く各部品はプラスチックで成形されている。
おり、図2にユニット本体の要部斜視図を示している。
ユニット本体3は、簡単な撮影機構を備えた露光ユニッ
ト14と、本体基部15と、この本体基部15を前後か
ら覆う前カバー16及び後カバー17と、本体基部15
に組み込まれて前カバー16によって覆われるストロボ
ユニット18とから構成されている。ストロボユニット
18を除く各部品はプラスチックで成形されている。
【0012】本体基部15には、アパーチャー20を挟
む両側にフイルムロール室21とカートリッジ室22と
が一体に形成されている。フイルムロール室21には、
未露光のフイルム23をロール形態にして収納してい
る。また、カートリッジ室22には、撮影済みのフイル
ム23を収納するカートリッジ26を収納している。フ
イルムロール室21の外壁は、その側面が前方に向かっ
て半円筒状に突出して形成されている。
む両側にフイルムロール室21とカートリッジ室22と
が一体に形成されている。フイルムロール室21には、
未露光のフイルム23をロール形態にして収納してい
る。また、カートリッジ室22には、撮影済みのフイル
ム23を収納するカートリッジ26を収納している。フ
イルムロール室21の外壁は、その側面が前方に向かっ
て半円筒状に突出して形成されている。
【0013】カートリッジ室22の上部に平板状の巻き
上げダイヤル28が配設されている。巻き上げノブ28
の軸は、カートリッジ26に回動自在に組み込んだスプ
ール26aの一端に係合されており、図中の矢印方向に
回動操作することによって、撮影済みとなったフイルム
23がカートリッジ26の内部に巻き取られる。
上げダイヤル28が配設されている。巻き上げノブ28
の軸は、カートリッジ26に回動自在に組み込んだスプ
ール26aの一端に係合されており、図中の矢印方向に
回動操作することによって、撮影済みとなったフイルム
23がカートリッジ26の内部に巻き取られる。
【0014】露光ユニット14は、フイルムロール室2
1とカートリッジ室22との間に一体に設けた暗箱30
に組み込まれている。露光ユニット14は、フイルムカ
ウンタ機構,フイルム巻き止め機構,シャッタ機構の他
に、撮影レンズ6,ファインダー装置32等をベース部
材33に設けて1ユニット化して構成している。
1とカートリッジ室22との間に一体に設けた暗箱30
に組み込まれている。露光ユニット14は、フイルムカ
ウンタ機構,フイルム巻き止め機構,シャッタ機構の他
に、撮影レンズ6,ファインダー装置32等をベース部
材33に設けて1ユニット化して構成している。
【0015】ストロボユニット18は、一対の接点38
a,38bを含む配線プリントが施された回路基板38
に電子部品を組み付けて構成している。回路基板38に
は、その基板面に、ストロボ発光部39,乾電池40保
持用のバッテリーホルダ41,ストロボ発光のためのメ
インコンデンサ42,一対の金属片からなるシンクロス
イッチ43等を組み付けている。この回路基板38は、
フイルムロール室21の外壁のうち、アパーチャー20
に近い側の側面に組み込まれている。また、接点38
a,38bを短絡する導通部材45は、フイルムロール
室21の外壁の側面頂部に組み込まれている。
a,38bを含む配線プリントが施された回路基板38
に電子部品を組み付けて構成している。回路基板38に
は、その基板面に、ストロボ発光部39,乾電池40保
持用のバッテリーホルダ41,ストロボ発光のためのメ
インコンデンサ42,一対の金属片からなるシンクロス
イッチ43等を組み付けている。この回路基板38は、
フイルムロール室21の外壁のうち、アパーチャー20
に近い側の側面に組み込まれている。また、接点38
a,38bを短絡する導通部材45は、フイルムロール
室21の外壁の側面頂部に組み込まれている。
【0016】充電開始スイッチ8が押されると、フイル
ムロール室21に組み込まれた導通部材45が接点38
a,38bを短絡してメインコンデンサ42への充電が
開始される。メインコンデンサ42に規定量の充電が行
われるとパイロットランプ44が点滅する。レリーズボ
タン25が押されると、シャッタ羽根の開閉に応動して
シンクロスイッチ43の一対の金属片が短絡し、ストロ
ボ発光部39からストロボ光が放出される。
ムロール室21に組み込まれた導通部材45が接点38
a,38bを短絡してメインコンデンサ42への充電が
開始される。メインコンデンサ42に規定量の充電が行
われるとパイロットランプ44が点滅する。レリーズボ
タン25が押されると、シャッタ羽根の開閉に応動して
シンクロスイッチ43の一対の金属片が短絡し、ストロ
ボ発光部39からストロボ光が放出される。
【0017】前カバー16には、シャッタボタン9,充
電開始ボタン8,突出部34等が一体に設けられてい
る。この突出部34は、レンズ付きフイルムユニットの
全体的な厚みをカートリッジ26の外径以下にするため
に、カートリッジ室22の外壁の側面に倣って突出して
形成され、撮影時にはグリップとして利用される。ま
た、後カバー17の底部には、フイルムロール室11と
カートリッジ室12のそれぞれの底部開口を覆うプルト
ップ式の蓋35,36を一体に設けている。
電開始ボタン8,突出部34等が一体に設けられてい
る。この突出部34は、レンズ付きフイルムユニットの
全体的な厚みをカートリッジ26の外径以下にするため
に、カートリッジ室22の外壁の側面に倣って突出して
形成され、撮影時にはグリップとして利用される。ま
た、後カバー17の底部には、フイルムロール室11と
カートリッジ室12のそれぞれの底部開口を覆うプルト
ップ式の蓋35,36を一体に設けている。
【0018】巻き上げダイヤル28を覆っている前カバ
ー16の上面壁の一部には、図1に示すように、その外
周の一部を残してスリット45で前カバー16より分離
されてシャッタボタン9を弾性自在に設けている。フイ
ルムロール室21の外壁の側面を覆っている前カバー1
6の前面壁の一部には、図1に示すように、ストロボ充
電開始ボタン18は、その外周の一部を残してスリット
46で分離されて、前カバー16の前面壁に弾性自在に
設けている。シャッタボタン9とストロボ充電開始ボタ
ン8は、前カバー16の射出成形と同時に一体成形され
る。
ー16の上面壁の一部には、図1に示すように、その外
周の一部を残してスリット45で前カバー16より分離
されてシャッタボタン9を弾性自在に設けている。フイ
ルムロール室21の外壁の側面を覆っている前カバー1
6の前面壁の一部には、図1に示すように、ストロボ充
電開始ボタン18は、その外周の一部を残してスリット
46で分離されて、前カバー16の前面壁に弾性自在に
設けている。シャッタボタン9とストロボ充電開始ボタ
ン8は、前カバー16の射出成形と同時に一体成形され
る。
【0019】スリット45とスリット46は前カバー1
6に嵌通して設けているので、そこからの異物の侵入を
防止する必要があった。そこで、露光ユニット14やス
トロボユニット18が組み込まれた本体基部15を前カ
バー16及び後カバー17で覆ってユニット本体3の組
立完了後に、スリット45の開口幅が狭くなるように、
スリット45の内周壁に沿ってシャッタボタン9の外周
壁を囲むように成形されたスペーサー47をスリット4
5の内周壁に組み付ける。スリット46の開口幅が狭く
なるように、スリット46の内周壁に沿ってストロボ充
電開始ボタン8の外周壁を囲むように成形されたスペー
サー48をスリット46の内周壁に組み付けられる。
6に嵌通して設けているので、そこからの異物の侵入を
防止する必要があった。そこで、露光ユニット14やス
トロボユニット18が組み込まれた本体基部15を前カ
バー16及び後カバー17で覆ってユニット本体3の組
立完了後に、スリット45の開口幅が狭くなるように、
スリット45の内周壁に沿ってシャッタボタン9の外周
壁を囲むように成形されたスペーサー47をスリット4
5の内周壁に組み付ける。スリット46の開口幅が狭く
なるように、スリット46の内周壁に沿ってストロボ充
電開始ボタン8の外周壁を囲むように成形されたスペー
サー48をスリット46の内周壁に組み付けられる。
【0020】スペーサー47を前カバー16の外部から
スリット45に挿入すると、図2に示すように、スペー
サー47は前カバー16の内部で巻き上げダイヤル28
の上面に当接して、スペーサー47が前カバー16の内
側から支持される。スペーサー47の弾性によりスペー
サー47の外周壁がスリット45の内周壁に押しつけら
れて、スペーサー47の外周壁の各部に一体に設けた突
起47aがスリット45の内周壁に係合し、スペーサー
47がスリット45の内周壁に組み付けられて外れが防
止される。巻き上げダイヤル28はスペーサー47に摺
動自在にカートリッジ室22の上部で保持される。この
スペーサー47は、プラスチックの射出成形によって製
造されるもので、例えば高さが2.5mmで、厚みが
0.4mmである。
スリット45に挿入すると、図2に示すように、スペー
サー47は前カバー16の内部で巻き上げダイヤル28
の上面に当接して、スペーサー47が前カバー16の内
側から支持される。スペーサー47の弾性によりスペー
サー47の外周壁がスリット45の内周壁に押しつけら
れて、スペーサー47の外周壁の各部に一体に設けた突
起47aがスリット45の内周壁に係合し、スペーサー
47がスリット45の内周壁に組み付けられて外れが防
止される。巻き上げダイヤル28はスペーサー47に摺
動自在にカートリッジ室22の上部で保持される。この
スペーサー47は、プラスチックの射出成形によって製
造されるもので、例えば高さが2.5mmで、厚みが
0.4mmである。
【0021】スペーサー48を前カバー16の外部から
スリット46に挿入すると、図2に示すように、スペー
サー48は前カバー16の内部でフイルムロール室21
の外壁の側面に当接して、前カバー16の内側から支持
される。スペーサー48の弾性によりスペーサー48の
外周壁がスリット46の内周壁に押しつけられて、スペ
ーサー48の外周壁の各部に一体に設けた突起48aが
スリット46の内周壁に係合し、スペーサー48がスリ
ット46の内周壁に組み付けられて外れが防止される。
スリット46に挿入すると、図2に示すように、スペー
サー48は前カバー16の内部でフイルムロール室21
の外壁の側面に当接して、前カバー16の内側から支持
される。スペーサー48の弾性によりスペーサー48の
外周壁がスリット46の内周壁に押しつけられて、スペ
ーサー48の外周壁の各部に一体に設けた突起48aが
スリット46の内周壁に係合し、スペーサー48がスリ
ット46の内周壁に組み付けられて外れが防止される。
【0022】スペーサー48には、スペーサー48の両
端部をつなぐ連設部49が一体形成されている。この連
設部49は前カバー16の外側からストロボ充電開始ボ
タン8に架けられる。スペーサー48の両端部は連設部
49により一体につながれているので強度に優れ、スペ
ーサー47よりも薄型にできる。スペーサー48はプラ
スチックの射出成形によって製造されるもので、例えば
高さが3mmで、厚みが0.15mmである。
端部をつなぐ連設部49が一体形成されている。この連
設部49は前カバー16の外側からストロボ充電開始ボ
タン8に架けられる。スペーサー48の両端部は連設部
49により一体につながれているので強度に優れ、スペ
ーサー47よりも薄型にできる。スペーサー48はプラ
スチックの射出成形によって製造されるもので、例えば
高さが3mmで、厚みが0.15mmである。
【0023】以上に示すように、スペーサー47,48
は特別な加工を必要とすることなく、前カバー16の外
部からスリット45,46に挿入するだけで簡単に組み
付け可能である。スペーサー47,48の組み付けが完
了したユニット本体3は外装体4によって覆われて、レ
ンズ付きフイルムユニットが完成する。
は特別な加工を必要とすることなく、前カバー16の外
部からスリット45,46に挿入するだけで簡単に組み
付け可能である。スペーサー47,48の組み付けが完
了したユニット本体3は外装体4によって覆われて、レ
ンズ付きフイルムユニットが完成する。
【0024】以下に上記構成の作用を説明する。上記レ
ンズ付きフイルムユニットでは、前カバー16の外部か
らスリット45,46の内周壁にスペーサー47,48
を組み付けてスペーサー47,48の開口部を狭くした
ので、砂浜等の埃っぽい場所で撮影した場合にもスリッ
ト45,46からの異物の侵入が防止される。
ンズ付きフイルムユニットでは、前カバー16の外部か
らスリット45,46の内周壁にスペーサー47,48
を組み付けてスペーサー47,48の開口部を狭くした
ので、砂浜等の埃っぽい場所で撮影した場合にもスリッ
ト45,46からの異物の侵入が防止される。
【0025】巻き上げダイヤル28を矢印方向にいっぱ
いに回動してフイルム23を1コマ巻き上げ後、シャッ
タボタン9を押し下げることで撮影が行われる。シャッ
タボタン9の押下に伴ってスペーサー47も押されるこ
とがあるが、巻き上げダイヤル28の上面でスペーサー
47を支持しているから、スペーサー47の沈み込みを
防止できる。また、巻き上げダイヤル28の上面はスペ
ーサー47に摺動自在となっているので、巻き上げダイ
ヤル28のガタつきを防止でき、良好な巻き上げ操作性
を得られる。
いに回動してフイルム23を1コマ巻き上げ後、シャッ
タボタン9を押し下げることで撮影が行われる。シャッ
タボタン9の押下に伴ってスペーサー47も押されるこ
とがあるが、巻き上げダイヤル28の上面でスペーサー
47を支持しているから、スペーサー47の沈み込みを
防止できる。また、巻き上げダイヤル28の上面はスペ
ーサー47に摺動自在となっているので、巻き上げダイ
ヤル28のガタつきを防止でき、良好な巻き上げ操作性
を得られる。
【0026】また、ストロボ撮影を行う場合には、スト
ロボ充電開始ボタン8を押し下げる。スペーサー48を
フイルムロール室21の外壁の側面で支持しているか
ら、ストロボ充電開始ボタン8を押下に伴うスペーサー
48の沈み込みを防止できる。スペーサー48の両端部
は、フイルムロール室21の外壁の側面で支持されない
が、前カバー16の外部から、連設部49がストロボ充
電開始ボタン8に架かっているので沈み込まない。
ロボ充電開始ボタン8を押し下げる。スペーサー48を
フイルムロール室21の外壁の側面で支持しているか
ら、ストロボ充電開始ボタン8を押下に伴うスペーサー
48の沈み込みを防止できる。スペーサー48の両端部
は、フイルムロール室21の外壁の側面で支持されない
が、前カバー16の外部から、連設部49がストロボ充
電開始ボタン8に架かっているので沈み込まない。
【0027】ところで、レンズ付きフイルムユニット
は、フイルム16が取り出されて使用済みとなるとメー
カーによって回収され、そこで各部品に分解後、前カバ
ー16及び後カバー17,本体基部15を一箇所に集め
て溶融状態に戻して再利用を行うため、スペーサー4
7,48を前カバー16と同じプラスチックで射出成形
するのが好ましい。
は、フイルム16が取り出されて使用済みとなるとメー
カーによって回収され、そこで各部品に分解後、前カバ
ー16及び後カバー17,本体基部15を一箇所に集め
て溶融状態に戻して再利用を行うため、スペーサー4
7,48を前カバー16と同じプラスチックで射出成形
するのが好ましい。
【0028】本発明は、撮影機構や、これが組み込まれ
た本体基部が、プラスチックで成形されたカバー部材に
よって覆われ、このカバー部材に、撮影機構を作動させ
るための押圧操作部が一体に形成されたレンズ付きフイ
ルムユニットであれば、いかなるタイプにも適用可能で
ある。
た本体基部が、プラスチックで成形されたカバー部材に
よって覆われ、このカバー部材に、撮影機構を作動させ
るための押圧操作部が一体に形成されたレンズ付きフイ
ルムユニットであれば、いかなるタイプにも適用可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、スリットの開口部が狭くなるように、スリットの内
周壁に沿って押圧操作部の外周壁を囲むように形成され
たスペーサーをスリットの内周壁に組み付けたので、ス
リットの開口部からの異物の侵入を防止できる。
ば、スリットの開口部が狭くなるように、スリットの内
周壁に沿って押圧操作部の外周壁を囲むように形成され
たスペーサーをスリットの内周壁に組み付けたので、ス
リットの開口部からの異物の侵入を防止できる。
【0030】また、スリットの開口部が狭くなるよう
に、スリットの内周壁に沿って押圧操作部の外周壁を囲
むように形成されたスペーサーをカバー部材の外部から
スリットに挿入し、このスリットをカバー部材の内部で
カバー部材の内側から支持されるように本体基部の一部
に当接させるとともに、スペーサーの弾性によりスペー
サーの外周壁をスリットの内周壁に押しつけてスペーサ
ーの外周壁に一体に設けた突起をスリットの内周壁に係
合させることにより、スペーサーをスリットの内周壁に
組み付けるようにしたので、スペーサーの取付けがワン
タッチで可能となり、本体基部の一部でスペーサーの端
面が支持されるので、スペーサーの沈み込みを防止する
ことができる。
に、スリットの内周壁に沿って押圧操作部の外周壁を囲
むように形成されたスペーサーをカバー部材の外部から
スリットに挿入し、このスリットをカバー部材の内部で
カバー部材の内側から支持されるように本体基部の一部
に当接させるとともに、スペーサーの弾性によりスペー
サーの外周壁をスリットの内周壁に押しつけてスペーサ
ーの外周壁に一体に設けた突起をスリットの内周壁に係
合させることにより、スペーサーをスリットの内周壁に
組み付けるようにしたので、スペーサーの取付けがワン
タッチで可能となり、本体基部の一部でスペーサーの端
面が支持されるので、スペーサーの沈み込みを防止する
ことができる。
【0031】また、スペーサーを、カバー部材の外部か
らフイルムロール室の上部に配設された平板状の巻き上
げダイヤルを覆っているカバー部材の一部に設けたスリ
ットに挿入し、このスペーサーをカバー部材の内部で巻
き上げダイヤルの上面に当接してカートリッジ室の上部
に摺動自在に巻き上げダイヤルが保持されるようにした
ので、巻き上げダイヤルのガタつきが防止され、良好な
巻き上げ操作性を得ることができる。
らフイルムロール室の上部に配設された平板状の巻き上
げダイヤルを覆っているカバー部材の一部に設けたスリ
ットに挿入し、このスペーサーをカバー部材の内部で巻
き上げダイヤルの上面に当接してカートリッジ室の上部
に摺動自在に巻き上げダイヤルが保持されるようにした
ので、巻き上げダイヤルのガタつきが防止され、良好な
巻き上げ操作性を得ることができる。
【0032】また、スペーサーの両端部をつなぐように
スペーサーに一体に連設部を設け、この連設部を前カバ
ーの外部から押圧操作部にかけるようにしたものでは、
スペーサーがカバー部材の内部で支持されない場合に有
効である。
スペーサーに一体に連設部を設け、この連設部を前カバ
ーの外部から押圧操作部にかけるようにしたものでは、
スペーサーがカバー部材の内部で支持されない場合に有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付きフイルムユニットの要部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】本発明のレンズ付きフイルムユニットの要部を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】ユニット本体の分解斜視図である。
【図4】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
図である。
8 ストロボ充電開始ボタン 9 シャッタボタン 15 本体基部 16 前カバー 21 フイルムロール室 22 カートリッジ室 45,46 スリット 47,48 スペーサー 47a,48a 突起
Claims (4)
- 【請求項1】 予めフイルムが装填されるとともに、内
部に組み込まれた撮影機構が、プラスチックで成形され
たカバー部材によって覆われ、かつ撮影機構を作動させ
るための押圧操作部が、その外周の一部を残してスリッ
トで分離されて前記カバー部材に弾性自在に一体形成さ
れたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記スリットの開口部が狭くなるように、スリットの内
周壁に沿って前記押圧操作部の外周壁を囲むように形成
されたスペーサーをスリットの内周壁に組み付けたこと
を特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項2】 撮影機構が組み込まれ、露光範囲を決定
するアパーチャーを挟む両側にフイルムロール室とカー
トリッジ室を備えた本体基部が、プラスチックで成形さ
れたカバー部材によって覆われ、かつこの撮影機構を作
動させるための押圧操作部が、押圧操作部の外周の一部
を残して形成したスリットで分離されて前記カバー部材
に弾性自在に一体形成されたレンズ付きフイルムユニッ
トにおいて、 前記スリットの開口部が狭くなるように、スリットの内
周壁に沿って前記押圧操作部の外周壁を囲むように形成
されたスペーサーを前記カバー部材の外部からスリット
に挿入し、このスリットをカバー部材の内部でカバー部
材の内側から支持されるように前記本体基部の一部に当
接させるとともに、スペーサーの弾性によりスペーサー
の外周壁をスリットの内周壁に押しつけてスペーサーの
外周壁に一体に設けた突起をスリットの内周壁に係合さ
せることにより、スペーサーをスリットの内周壁に組み
付けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項3】 前記スペーサーを、前記カバー部材の外
部から前記フイルムロール室の上部に配設された平板状
の巻き上げダイヤルを覆っているカバー部材の一部に設
けたスリットに挿入し、このスペーサーをカバー部材の
内部で巻き上げダイヤルの上面に当接してカートリッジ
室の上部に摺動自在に巻き上げダイヤルが保持されるよ
うにしたとを特徴とする請求項2記載のレンズ付きフイ
ルムユニット。 - 【請求項4】 前記スペーサーの両端部をつなぐように
スペーサーに一体に連設部を設け、この連設部を前カバ
ーの外部から押圧操作部にかけるようにしたことを特徴
とする請求項2又は3記載のレンズ付きフイルムユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7492497A JPH10268400A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | レンズ付きフイルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7492497A JPH10268400A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | レンズ付きフイルムユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10268400A true JPH10268400A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13561413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7492497A Pending JPH10268400A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | レンズ付きフイルムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10268400A (ja) |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP7492497A patent/JPH10268400A/ja active Pending
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