JP2914587B2 - レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法 - Google Patents
レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法Info
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2219/00—Cameras
- G03B2219/02—Still-picture cameras
- G03B2219/04—Roll-film cameras
- G03B2219/045—Roll-film cameras adapted for unloading the film in the processing laboratory, e.g. disposable, reusable or recyclable cameras
Landscapes
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Description
きフイルムユニットのユニット本体を共通化できるよう
にしたレンズ付きフイルムユニット及びその製造方法に
関するものである。
撮影機構や巻上げ機構を組み込んだユニット本体に予め
フイルムを収納させ、また表面化粧用の外装体として紙
箱を用いたもので、価格が安いこと、そして誰でも簡単
に使用できることから「写ルンです」(商品名)として
広く普及している。このようなレンズ付きフイルムユニ
ットにはストロボ内蔵型と非内蔵型とがある。ストロボ
内蔵型のものは、コンデンサ,電池,ストロボ用プリン
ト基板を組み込む必要性から、これらの部品を組み込む
ためのスペースや部品固定用の凹凸あるいは溝等がユニ
ット本体に設けられている。また、ユニット本体の前面
を覆う前カバーには、ストロボ発光部を露出させるため
の発光窓が形成されている。これに対し、ストロボ非内
蔵型のものは、上述したストロボ部品の組み込みが不要
であることからユニット本体自体も若干小型であり、も
ちろん前カバーには発光窓は設けられていない。このよ
うに、ストロボ内蔵型あるいは非内蔵型レンズ付きフイ
ルムユニットは、ユニット本体自体のサイズ,構造が異
なっているため、これまでは別途に用意した金型を用い
てそれぞれのユニット本体を成形し、組み立てている。
レンズ付きフイルムユニットはストロボの有無に係わら
ず、一旦使用済みになった後はそのままではユーザーが
再利用することがないから、ユニット本体はできるだけ
ローコストで製造するのが好ましい。ところが上述した
ように、ストロボの有無によってそれぞれ別の金型を用
いてユニット本体を成形し組み立てるのではローコスト
化に限界があり、さらにローコスト化を図ろうとする際
の大きな障害となっていた。
ので、特にストロボ非内蔵型のレンズ付きフイルムユニ
ットをさらにローコストで製造できるようにすることを
目的とする。
するにあたり、ストロボの内蔵,非内蔵に係わらず、ユ
ニット本体に組み込まれる基本的な撮影機構,巻上げ機
構は共通化できることに着目し、ストロボ非内蔵型レン
ズ付きフイルムユニットのユニット本体をストロボ内蔵
型のものと共通化した。そして、ストロボ非内蔵型のも
のについては、ユニット本体を組み立てた後、ストロボ
発光窓の部分をマスクする形状となった外装体でユニッ
ト本体を覆えばよい。このような手法を用いれば、スト
ロボ組み込み工程の有無、外装体の選択だけでストロボ
内蔵型,非内蔵型の2機種のレンズ付きフイルムユニッ
トが製造でき、ユニット本体の共通化とともに製造ライ
ンの共通化も図ることができる。
ルムユニットが分解した状態で示されている。ストロボ
内蔵型ユニット本体2Aは、本体部3と、その前面及び
背面に取り付けられる前カバー4及び後カバー5、さら
に本体部3と前カバー4との間に組み込まれるストロボ
装置6とからなる。本体部3には、撮影に必要なシャッ
タ機構7,撮影レンズ8,巻上げダイヤル9を含むフイ
ルム巻上げ機構10の他、パトローネ11及びフイルム
ロール12が収納されるパトローネ収納室13及びフイ
ルムロール室14が設けられている。後カバー5を本体
部3に装着することによって、パトローネ収納室13及
びフイルムロール室14の底面が底蓋16,17によっ
てカバーされる。この一方の底蓋16は矢印X方向に開
くことができ、パトローネ11に巻き込まれた露光済み
のフイルムをパトローネ11ごと取り出すことができ
る。
と、これに取り付けられた発光部21,電池22,シン
クロ接点板23,メインコンデンサ24,充電完了表示
用のネオン管25等からなり、フイルムロール室14の
前面に突設した位置決めピン26で本体部3に位置決め
される。そして、フイルムロール室14の両側には、メ
インコンデンサ24等、プリント基板20に取り付けら
れている回路部品が入り込むスペース27,28が用意
され、また撮影レンズ8を保持している暗箱部の下には
電池22やシンクロ接点板23が入り込むスペース29
が設けられている。発光部21の背後に組み込まれた発
光管やリフレクタはフイルムロール室14の上に、また
ネオン管25は本体部3及び後カバー5に設けた開口3
0,31、さらに後述する紙箱に形成した開口を通し、
背面側からその点灯を確認できるように位置決めされ
る。前カバー4には、撮影レンズ8を露出させるための
開口33及びファインダー用の対物窓34の他、ストロ
ボの発光部21を露出させる発光窓35が形成されてい
る。また、「コ」字状のスリットで区画された押圧片3
6の裏面にはスイッチ接片が固着されており、押圧片3
6を押し込むことによってストロボ装置6を作動させる
ことができる。なお符号37,38は、それぞれシャッ
タボタン,カウンタ窓を示す。
ルムユニット40及びストロボ非内蔵型のレンズ付きフ
イルムユニット41を製造する手順を表している。図2
に示したようにストロボ内蔵型ユニット本体2Aが製造
されるのに対し、その製造過程でストロボ装置6の組み
込みを省略すれば、ストロボ非内蔵型ユニット本体2B
が得られる。すなわちストロボ非内蔵型ユニット本体2
Bは、前記本体部3,前カバー4,後カバー5を全く共
通に用いて作られ、ストロボ内蔵型ユニット本体2Aと
の相違は、単にストロボ装置6が組み込まれていないだ
けである。
には紙箱44が用いられる。紙箱44には、撮影レンズ
8,ファインダー用の対物窓34や接眼窓,シャッタボ
タン37,カウンタ窓38,巻上げダイヤル9を露出さ
せるための開口の他、ストロボ装置6の発光部21及び
ネオン管25を露出させる開口45,46が設けられ、
さらに押圧片36を押し込みやすくするための切込み4
7が設けられている。この紙箱44でストロボ内蔵型ユ
ニット本体2Aをカバーすることによってストロボ内蔵
型のレンズ付きフイルムユニット40が完成する。な
お、外装体としては上記紙箱44だけでなく、同じ位置
に開口を設けた薄いプラスチックシート製の箱体を用い
ることもでき、また所要部に開口を設けた帯状のシート
をユニット本体2Aに巻きつけるようにしてもよい。
には、前記紙箱44と同一寸法ではあるが、開口45,
46及び切込み47のない紙箱48が被せられる。これ
により前カバー4の発光窓35や後カバー5の開口31
は覆われ、ストロボ非内蔵型のレンズ付きフイルムユニ
ット41が得られる。このレンズ付きフイルムユニット
41は、ストロボ内蔵型のレンズ付きフイルムユニット
40と本体部3,前カバー4,後カバー5をそのまま共
通に利用して作られてはいるが、紙箱48により不必要
な部分はカバーしてあるから、外観上あるいは操作上で
なんら不都合はない。
カバー5を共通に利用してストロボ内蔵型ユニット本体
2Aとストロボ非内蔵型ユニット本体2Bとを製造し、
ストロボ装置6の組み込みの有無に応じて紙箱44,4
8を選択して被せることによって、特にストロボ非内蔵
型ユニット本体2B専用の金型が不要になり、その製造
コストを下げることができる。また、ストロボ内蔵型ユ
ニット本体2Aとストロボ非内蔵型ユニット本体2Bと
は、ストロボ装置6の有無によって外観で簡単に識別で
きるから、これら2機種のレンズ付きフイルムユニット
の製造ラインを共通化しても両者を混同するようなこと
はない。
ムユニットから、露光済みフイルムが巻き込まれたパト
ローネ11を取り出すには、図3に示したように紙箱の
底面に設けたミシン目50に沿って一部を切取り、しか
る後に後カバー5の底蓋16を開放する。このとき、図
示したようにミシン目50のコーナー部をラウンドコー
ナー51として一連の切込みにし、さらに光軸方向(図
中の縦方向)についてはミシン目50のピッチを粗くし
ておくと、コーナー部の頂点でミシン目が離れており、
またミシン目のピッチが全て同じであるものと比較して
切取り操作が容易になり、ミシン目50に沿って確実に
破断することができる。
ロボの内蔵の有無によらずユニット本体の構成部品を共
通に利用し、その表面に被せられる外装体によってこれ
らを別々の製品として製造できるようにしたから、金型
の共通化だけでなく製造ラインについても部分的な共通
化が可能となり、結果的にこれら両機種のレンズ付きフ
イルムユニットの製造コストを低減させることができ
る。
る。
である。
型) 44 紙箱(ストロボ内蔵型用) 48 紙箱(ストロボ非内蔵型用)
Claims (3)
- 【請求項1】 フイルムが収納される本体部とその前面
に被せられる前カバーとからなるユニット本体を、撮影
に必要な主要部に開口を形成した外装体で覆ったストロ
ボ非内蔵型のレンズ付きフイルムユニットにおいて、前
記本体部にはストロボ組み込み部が形成されるとともに
前カバーにはストロボ発光窓を露出させるための開口が
形成され、この開口は外装体で覆われていることを特徴
とするレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項2】 前記ユニット本体はストロボ内蔵型のレ
ンズ付きフイルムユニットのユニット本体と同形状、同
寸法の共通部品であることを特徴とする請求項1記載の
レンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項3】 ストロボ非内蔵型及びストロボ内蔵型の
レンズ付きフイルムユニットの製造方法において、スト
ロボ内蔵、非内蔵にかかわらずストロボの組み込み部を
設けた共通のユニット本体を組み立て、得られたユニッ
ト本体に選択的にストロボを組み込んだ後、ストロボを
組み込んだユニット本体にはストロボ発光窓を露出させ
る開口を設けた外装体を被せ、ストロボを組み込まない
ユニット本体にはストロボ発光窓に対応する箇所をカバ
ーするマスクを設けた外装体を被せるようにしたことを
特徴とするストロボ非内蔵型及びストロボ内蔵型のレン
ズ付きフイルムユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3115323A JP2914587B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3115323A JP2914587B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04320259A JPH04320259A (ja) | 1992-11-11 |
JP2914587B2 true JP2914587B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=14659735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3115323A Expired - Fee Related JP2914587B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2914587B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61132645U (ja) * | 1985-02-07 | 1986-08-19 | ||
JPS6328438U (ja) * | 1986-08-07 | 1988-02-24 | ||
JPH0157728U (ja) * | 1987-10-05 | 1989-04-11 | ||
JPH0157740U (ja) * | 1987-10-05 | 1989-04-11 | ||
US4801957A (en) * | 1988-02-18 | 1989-01-31 | Eastman Kodak Company | Disposable single-use camera and accessory re-usable electronic flash unit |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP3115323A patent/JP2914587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04320259A (ja) | 1992-11-11 |
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