JPH10268298A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH10268298A
JPH10268298A JP9076237A JP7623797A JPH10268298A JP H10268298 A JPH10268298 A JP H10268298A JP 9076237 A JP9076237 A JP 9076237A JP 7623797 A JP7623797 A JP 7623797A JP H10268298 A JPH10268298 A JP H10268298A
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JP
Japan
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metal layer
light
semiconductor device
insulating film
layer
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Withdrawn
Application number
JP9076237A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Akanuma
英幸 赤沼
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反射型液晶表示装置、特にプロジェクターに用
いる半導体装置で、反射電極間あるいは反射電極の下層
に遮光膜(金属)を有する場合に、不要な反射光が多方
向へ散乱し表示に関与しにくくなり表示品質の低下のな
い半導体装置を提供することを目的とする。 【解決手段】隣りあう反射電極間あるいは反射電極と半
導体層の間に設けた遮光膜を平坦でない形状とした。 【効果】遮光膜からの不要な反射光が表示に寄与する割
合が小さく、表示装置とした時の品質を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の半導体装置は、表示
デバイスに用いられる半導体装置、特に反射型液晶表示
装置の一対の基板の片側として用いられる反射板と液晶
駆動を兼ねる電極を有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表示デバイスとして用いられる半導体装
置、特に反射型液晶表示装置に用いられる反射板と液晶
駆動を兼ねる電極(以下単に反射電極と呼ぶ)を有する
半導体装置は、光照射にさらされるため、反射電極の隙
間から半導体層に達した光による誤動作を起こす場合が
あり、遮光手段を半導体装置内に持つ必要がある。
【0003】そのため従来は例えば特開昭57−031
159にあるように反射電極と半導体層の間に遮光膜を
設けることで遮光していた。また、特開昭57−031
158にあるように反射電極間に遮光膜を設ける方法も
ある。特開昭57−031159をもとにした従来の半
導体装置を図1の工程断面図を用いて製造工程の順に従
って説明する。
【0004】シリコン基板101上には素子分離酸化膜
102、MOS型トランジスタ103、第1の層間絶縁
膜104、第1の金属層105を形成してある(図1
a)。MOS型トランジスタ103の構造あるいは製造
方法は、例えばソースおよびドレインの高濃度不純物拡
散層の周りを低濃度不純物拡散層が覆う、いわゆるDD
D構造であっても、またいわゆるLDD(Lightl
y Doped Drain)構造であってもよく、M
OS型トランジスタ103の構造自体は問題ではない。
次に第2の層間絶縁膜106を堆積し、第2の金属層1
07を堆積、成形する(図1b)。この第2の金属層1
07が遮光膜である。次いで第3の層間絶縁膜108を
堆積し、接続孔109を開け(図1c)、埋め込み金属
110を設け、第3の金属層111を形成し、保護膜1
12を堆積して半導体装置を完成する(図1d)。第3
の金属層111は上に述べた反射電極である。
【0005】第2の金属層107は遮光の目的で設けた
ので、光を透過しなければ材質としては金属に限らない
のであるが、通常の半導体装置の製造では金属以外の光
を透過しない材質の使用は困難だという実状があり、金
属を用いるのが普通である。この金属の遮光膜が光を反
射する。
【0006】上述の工程で製造した従来の半導体装置で
は、通常第2の金属層107の表面は平坦か、平坦に近
い形状となる。また、先の特開昭57−031158の
方法を流用しても第4の金属層111の表面は平坦に近
くなる。
【0007】反射型液晶表示装置で上述の従来の半導体
装置を用いる場合、半導体装置自体が液晶表示装置の対
向する基板の片方をなし、もう一方の基板の側から入射
した光を反射電極で反射すると同時に、反射電極の電位
を変えて液晶の配向状態を変化させ光の透過状態を変え
て画像の表示を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の半
導体装置では、隣り合う第3の金属層111の隙間から
侵入した光は第2の金属層107で遮られ、半導体層に
は到達しにくいのではあるが、例えば投写型表示装置
(いわゆるプロジェクター)などに用いる反射型液晶表
示装置(反射型の液晶光弁装置、いわゆる反射型のライ
トバルブ)に従来の半導体装置を用いると、反射電極
(即ち第3の金属層111)以外に第2の金属層107
でも光が反射され表示に関与する。第2の金属層107
で反射する光は本来は不要な光であり、従来の半導体装
置ではこの不要な光が強く表示コントラストの低下など
表示装置とした場合の表示品質を悪くするという問題が
あった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
隣り合う反射電極間あるいは反射電極と半導体層の間に
設けた遮光膜が平坦でないことが特徴であり、遮光膜が
平坦でないため、不要な反射光が多方向へ散乱し表示に
関与しにくくなり表示品質の低下のない半導体装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置の実施の形態
の第1の例を、図2の工程断面図を用いて製造工程の順
に説明する。
【0011】シリコン基板201上には素子分離酸化膜
202、MOS型トランジスタ203、第1の層間絶縁
膜204、第1の金属層205を形成してある(図2
a)。第1の層間絶縁膜204は酸化シリコン(SiO
↓2)で、第1の金属層205はここではチタン、窒化
チタン、アルミニウムと銅の合金、窒化チタンの積層で
ある。第1の金属層205には上記の他、タングステン
や多結晶シリコン(ポリシリコン)を用いることも可能
である。次に酸化シリコンからなる第2の層間絶縁膜2
06を堆積し、後に形成する反射電極の隙間の下に当た
る部分の第2の層間絶縁膜206に溝207を形成し、
次いで第2の金属層208を堆積、成形する(図1
b)。この第2の金属層208が遮光膜であり、ここで
は第1の金属層205と同様な材質の積層とした。
【0012】次いで第3の層間絶縁膜209(酸化シリ
コン)を堆積し、接続孔210を開け(図1c)、埋め
込み金属211を設け、第3の金属層212を形成し、
保護膜213を堆積して半導体装置を完成する(図1
d)。第3の金属層212が上に述べた反射電極であ
る。本例では埋め込み金属211はCVD法で堆積し、
エッチバック法で不要部分を除去したタングステンであ
る。また、第3の金属層211は下層からチタン、窒化
チタン、アルミニウムと銅の合金の積層である。また保
護膜213は酸化シリコンとしたが、窒化チタンや高分
子材料を用いることもある。
【0013】以上の様に製造した本発明の半導体装置は
第3の金属層212の隙間の下の第2の層間絶縁膜20
6に溝207があるため、溝207の部分の第2の金属
層208が平坦でないことが特徴である。このため、本
発明の半導体装置を反射型液晶表示装置に用いた場合に
第3の金属層212の隙間から入射した光が第2の金属
層208で反射して再び第3の金属層212の隙間を通
って出ていく割合が少なく、その分不要な反射光が低減
されて表示体としての表示品質が向上した。
【0014】なお、MOS型トランジスタ203の構造
あるいは製造方法は、例えばソースおよびドレインの高
濃度不純物拡散層の周りを低濃度不純物拡散層が覆う、
いわゆるDDD構造であっても、またいわゆるLDD
(Lightly DopedDrain)構造であっ
てもよく、MOS型トランジスタ103の構造自体は問
題ではない。さらにはシリコン基板を用いたMOS型ト
ランジスタでなくとも光により誤動作する可能性のある
能動素子であれば本発明は有効である。
【0015】また、上に説明した製造工程は、本発明の
半導体装置の製造方法の一例であり、第2の金属層20
8(遮光膜)が平坦でなくなるような加工工程を有する
製造方法ならば他の製造方法を用いることは可能であ
る。
【0016】また図1には溝207を1つだけ設けた
が、隣接して複数設けることも有効である。
【0017】以下に本発明の半導体装置の実施の形態の
第2の例について図3の工程断面図を用いて製造工程順
に説明する。
【0018】シリコン基板301上には素子分離酸化膜
302、MOS型トランジスタ303、第1の層間絶縁
膜304、第1の金属層305を形成してある(図3
a)。この上に第2の層間絶縁膜306を堆積し、接続
孔307を開口し、埋め込み金属308に続いて第2の
金属層309を形成し、さらに保護膜310を形成する
(図3b)。本例では第2の金属層309が反射電極で
ある。次に第3の金属層311としてタングステンをC
VD法で堆積し(図3c)、エッチバックして遮光膜3
12を形成して本発明の半導体装置を完成する(図3
d)。
【0019】各層間絶縁膜はここでは酸化シリコンであ
り、第1の金属層305は下からチタン、窒化チタン、
アルミニウムと銅の合金、窒化チタンからなる積層膜で
あり、第2の金属膜309は下からチタン、窒化チタ
ン、アルミニウムと銅の合金からなる積層膜である。第
1の金属層305はタングステン等の金属を用いる場合
や、アルミニウムと銅とシリコンの合金などを用いるも
ある。
【0020】以上のようにして製造した本発明の半導体
装置では、反射電極の隙間がわずかな保護膜の厚み分を
のぞき遮光膜で埋まっているため、シリコン層あるいは
MOSトランジスタに到達する迷光が非常に弱く、迷光
による誤動作がなかったうえ、遮光膜312からの反射
光は多方向に分散するため、本発明の半導体装置を反射
型液晶表示装置に適用することで従来の半導体装置の場
合に比べ表示品質が向上した。
【0021】
【発明の効果】以上述べた本発明の半導体装置は、反射
型液晶表示装置、特に投写型表示装置(プロジェクタ
ー)に用いる反射型液晶表示装置、に適用した場合に、
光学系の反射電極に垂直に入出射する光のみ表示に寄与
するという特性から、遮光膜からの不要な反射光が表示
に寄与する割合が小さく、表示装置としたときの表示品
質が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体装置の構成および工程を説明する
断面図。
【図2】本発明の半導体装置の実施の形態の第1の例を
説明する工程断面図。
【図3】本発明の半導体装置の実施の形態の第2の例を
説明する工程断面図。
【符号の説明】
101、201、301・・・シリコン基板 102、202、302・・・素子分離膜 103、203、303・・・MOS型トランジスタ 104、204、304・・・第1の層間絶縁膜 105、205、305・・・第1の金属層 106、206、306・・・第2の層間絶縁膜 107、208、309・・・第2の金属層 108、209・・・第3の層間絶縁膜 109、210、307・・・接続孔 110、211、308・・・埋め込み金属 111、212、311・・・第3の金属層 112、213・・・保護膜 312・・・遮光膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射板と液晶駆動を兼ねる電極を有し、前
    記電極と半導体層の間に金属遮光膜を有し、前記金属遮
    光膜が平坦でないことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】反射板と液晶駆動を兼ねる電極を有し、隣
    り合う前記電極の間に絶縁膜を介して遮光膜を有し、前
    記遮光膜が平坦でないことを特徴とする半導体装置。
JP9076237A 1997-03-27 1997-03-27 半導体装置 Withdrawn JPH10268298A (ja)

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JP9076237A JPH10268298A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 半導体装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024029255A1 (ja) * 2022-08-02 2024-02-08 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 電子機器

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Effective date: 20040601