JPH10268182A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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Publication number
JPH10268182A
JPH10268182A JP9093540A JP9354097A JPH10268182A JP H10268182 A JPH10268182 A JP H10268182A JP 9093540 A JP9093540 A JP 9093540A JP 9354097 A JP9354097 A JP 9354097A JP H10268182 A JPH10268182 A JP H10268182A
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JP
Japan
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lens barrel
moving frame
thread
screw portion
moving
Prior art date
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Pending
Application number
JP9093540A
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English (en)
Inventor
Tokukatsu Konno
徳勝 今野
Yoshio Imura
好男 井村
Hiroshi Tanioka
洋 谷岡
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ鏡筒の小型化を図りながら、移動筒の
剛性が低下するのを防止することができるレンズ鏡筒を
提供する。 【解決手段】 第1の移動枠7は、合焦レンズ1を取り
付けた第2の移動筒6とともに、外側固定筒18の先端
部からズーミング動作により繰り出す。この第2の移動
筒6は、第1の移動筒7の先端部からズーミング動作に
よりさらに繰り出す。第2の移動筒6の雌ヘリコイドね
じ部6a以降の範囲60dは、露出を防止するための露
出防止筒部6cであり、この露出防止筒部6cの内周部
には、雌ヘリコイドねじ部6aに連続して、追加雌ヘリ
コイドねじ部6bが形成されている。露出防止筒部6c
の内周部は、雌ヘリコイドねじ部6aの谷径よりも径小
となるために、第2の移動筒6の内径は、小さくなり、
この第2の移動筒6の剛性を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系を保持し光
軸方向に移動する移動枠によりフォーカシングやズーミ
ングを行う構造のレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレンズ鏡筒は、固定筒
と、この固定筒の外周部に回転自在に取り付けられ、フ
ォーカシングのために操作される距離環と、ズーミング
のために操作されるズーム環と、内周部にレンズが取り
付けられ、固定筒の内周部を光軸方向に移動可能な移動
筒と、距離環又はズーム環の回転により、移動筒を光軸
方向に繰り出すカム機構部などを備えていた。そして、
このような構造のレンズ鏡筒には、固定筒の先端部から
移動筒の先端部が繰り出すものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造のレン
ズ鏡筒は、光軸方向に繰り出す移動筒を覆うために、固
定筒の光軸方向の長さが長くなってしまうので、固定筒
の光軸方向の長さを短くするためには、以下のような構
造とすることが考えられる。図12は、固定筒の先端部
から移動筒の先端部が繰り出す構造のレンズ鏡筒を比較
例として示す断面図である。
【0004】このレンズ鏡筒は、図12に示すように、
光軸Lと同一方向に移動することにより、図示しない結
像面に被写体の像を結ぶための焦点調整をする1群レン
ズ1と、2群レンズ2と、3群レンズ3と、4群レンズ
4と、5群レンズ5と、光線束、光量などを制限する絞
り部12とからなる5群構成のズームレンズである。レ
ンズ鏡筒は、1群レンズ1と、3群レンズ3と、絞り部
12と、4群レンズ4と、5群レンズ群5を、光軸L方
向に移動することによってズーミング(変倍)を行って
いる。なお、レンズ鏡筒がズーミングするときには、4
群レンズ4及び絞り部12は、互いの相対位置を変える
ことなく光軸L方向に移動する。レンズ鏡筒は、内側固
定筒14と、この内側固定筒14の外側に取り付けられ
た外側固定筒18と、この内側固定筒14の外側に取り
付けられたカバー19と、カム筒15と、1群レンズ1
を保持する第2の移動筒6と、第2の移動筒6を光軸L
方向に移動する第1の移動筒7と、ズーム環22などか
ら構成されている。
【0005】内側固定筒14は、後述する第1の移動筒
7を光軸L方向に移動自在に支持する部材である。内側
固定筒14には、後述するピン10a,7b,4a,1
1aが移動自在に嵌め込まれ、光軸Lと平行な直進溝1
4aと、図示しないカメラボディと着脱自在に係合する
バヨネットマウント部13とが設けられている。内側固
定筒14の内周部には、2群レンズ2を保持する2群レ
ンズ保持枠9が先端部に取り付けられており、後述する
カム筒15の外周部が光軸L回りに回転自在に接触して
いる。内側固定筒14の外周部には、第1の移動筒7の
内周部が光軸L方向に移動自在に支持されている。
【0006】外側固定筒18は、後述するズーム環22
を回転自在に支持する部材である。外側固定筒18の外
周部には、ズーム環22の内周部が回転自在に支持され
ており、このズーム環22を回転自在に支持するための
カバー19が取り付けられている。
【0007】ズーム環22は、焦点距離を連続的に変え
て撮影するときに操作される部材である。ズーム環22
は、バヨネットマウント部13側の端部がカバー19に
回転自在に支持されている。ズーム環22の内周部に
は、外側固定筒18とカバー19との間に、カム筒15
のピン15aの先端が係合する係合部22aが形成され
ている。
【0008】カム筒15は、第1の移動筒7と、3群レ
ンズ3を保持する3群レンズ移動枠10と、絞り部12
と、4群レンズ4を保持する4群レンズ移動枠20と、
5群レンズ5を保持する5群レンズ移動枠11とを光軸
L方向に沿って駆動する駆動力を付与する部材である。
カム筒15には、第1の移動筒7の内周部に突出して設
けられたピン7bと、3群レンズ移動枠10の外周部に
突出して設けられたピン10aと、4群レンズ移動枠2
0及び絞り部12の外周部に突出して設けられたピン4
aと、5群レンズ移動枠11の外周部に突出して設けら
れたピン11aとが、それぞれ移動自在に嵌まり込むカ
ム溝15b,15c,15d,15eが形成されてい
る。カム筒15の内周部には、3群レンズ移動枠10、
絞り部12、4群レンズ移動枠20及び5群レンズ移動
枠11の外周部が光軸L方向に移動自在に支持されてい
る。カム筒15の外周部には、ピン15aが突出して設
けられており、このピン15aは、外側固定筒18とカ
バー19との間の周方向に形成された周溝を貫通し、ズ
ーム環22の係合部22aに嵌め込まれている。
【0009】第1の移動筒7は、内側固定筒14と外側
固定筒18との間を、この外側固定筒18の先端部から
光軸L方向に繰り出しながら、第2の移動筒6を光軸L
方向に移動する部材である。第1の移動筒7の内周部に
は、ピン7bが取り付けられており、第1の移動筒7の
外周部には、第2の移動筒6の内周部に形成された雌ヘ
リコイドねじ部6aと噛み合う雄ヘリコイドねじ部7a
が形成されている。第1の移動筒7は、第2の移動筒6
を光軸L方向に移動自在に支持している。
【0010】第2の移動筒6は、第1の移動筒7と外側
固定筒18との間を光軸L方向に移動し、この第1の移
動筒7の先端部から繰り出しながら、1群レンズ1を光
軸L方向に移動する部材である。第2の移動筒6には、
後述する露出防止筒部6cが形成されている。第2の移
動筒6の内周部には、その先端部に1群レンズ保持枠8
が取り付けられており、第2の移動筒6の内周部には、
雌ヘリコイドねじ部6aが形成されている。また、第2
の移動筒6の外周部には、外側固定筒18の先端部から
突出した範囲60aの部分に、図示しない結像面に被写
体の像を結ぶ焦点調整をするときに操作されるローレッ
ト部21が形成されている。
【0011】露出防止筒部6cは、外側固定筒18の先
端部から第2の移動筒6が繰り出したときに、外側固定
筒18の先端部から第2の移動筒6の後端部が露出する
のを防止するためのカバー部分である。露出防止筒部6
cは、雌ヘリコイドねじ部6aのバヨネットマウント部
13側の端部から、第1の移動筒7と外側固定筒18と
の間を光軸Lと平行に延びて形成されている。図12に
示すように、露出防止筒部6cの長さは、第2の移動筒
6が繰り出したときに、バヨネットマウント部13側の
後端部が外側固定筒18の先端部から露出せず、かつ、
第1の移動筒7と外側固定筒18との間に、露出防止筒
部6cの後端部側の一部が入り込むように設定されてい
る。
【0012】つぎに、このレンズ鏡筒の動作をズーミン
グ動作とフォーカシング動作とに分けて説明する。 (ズーミング動作)図12の光軸Lの上側に示す状態に
おいて、光軸L回りにズーム環22が回転すると、この
ズーム環22の係合部22aと係合するピン15aを取
り付けたカム筒15は、ズーム環22と一体となって回
転する。光軸L回りにカム筒15が回転すると、このカ
ム筒15に形成されたカム溝15b,15c,15d,
15eは、それぞれ移動自在に嵌め込まれたピン10
a,7b,4a,11aを押し出す。ピン10a,7
b,4a,11aの端部は、内側固定筒14の直進溝1
4aに移動自在に嵌め込まれている。このために、これ
らのピン10a,7b,4a,11aを取り付けた第1
の移動筒7、3群レンズ移動枠10、絞り部12、4群
レンズ移動枠20及び5群レンズ移動枠11は、光軸L
回りに回転することなく光軸L方向に移動する。第1の
移動筒7の雄ヘリコイドねじ部7aは、第2の移動筒6
の雌ヘリコイドねじ部6aと噛み合っているために、1
群レンズ移動枠8を取り付けた第2の移動筒6は、第1
の移動筒7と一体となって光軸L方向に移動する。この
ために、図12の光軸Lの下側に示すように、第1の移
動筒7及び第2の移動筒6は、外側固定筒18の先端部
から繰り出し、1群レンズ1、3群レンズ3、絞り部1
2、4群レンズ4及び5群レンズ5は、光軸L方向に移
動し、ズーミングを行う。
【0013】(フォーカシング動作)図12に示す状態
において、第2の移動筒6の雌ヘリコイドねじ部6a
は、第1の移動筒7の雄ヘリコイドねじ部7aと噛み合
っており、この第1の移動筒7に設けられたピン7b
は、内側固定筒14の直進溝14aに嵌め込まれてい
る。このために、第1の移動筒7は、光軸L回りの回転
が規制され、光軸L方向の移動のみが許容されている。
その結果、ローレット部21が操作されると、距離環を
兼ねた第2の移動筒6は、第1の移動筒7の雄ヘリコイ
ドねじ部7aと噛み合いながら光軸L回りに回転し、第
1の移動筒7の先端部から繰り出す。そして、1群レン
ズ移動枠8を取り付けた第2の移動筒6は、光軸L方向
に移動しつつフォーカシングを行う。
【0014】つぎに、このレンズ鏡筒の問題点について
説明する。第1の移動筒7及び第2の移動筒6は、図1
2の光軸Lの下側に示すように、ズーミング動作によ
り、外側固定筒18の先端部から前方に大きく繰り出
す。特に、1群レンズ移動枠8を取り付けた第2の移動
筒6は、フォーカシング動作により、第1の移動筒7の
先端部からさらに前方に大きく繰り出す。その結果、第
2の移動筒6は、1群レンズ1を繰り出しながら、この
第2の移動筒6に形成された露出防止筒部6cを外側固
定筒18の先端部から大きく露出させる。露出防止筒部
6cは、外側固定筒18と第1の移動筒7との間から第
2の移動筒6の後端部が露出するのを防止する。このた
めに、外側固定筒18の先端部から露出した露出防止筒
部6cには、外部からの力や衝撃が加わりやすい。ま
た、例えば、図12に示すローレット部21以外の範囲
60bなどの部分を撮影者が持ち、強く握ってしまう可
能性もある。したがって、このような構造のレンズ鏡筒
では、第2の移動筒6の範囲60b部分における変形な
どを防止するために、この範囲60b部分の曲げ剛性
(曲げこわさ)やねじり剛性(ねじりこわさ)(以下、
剛性という)を高くする必要がある。
【0015】しかし、このような構造のレンズ鏡筒は、
例えば、構造上の理由又は組立都合などにより、第2の
移動筒6の露出防止筒部6c側から第1の移動筒7の先
端部を挿入し、第1の移動筒7の雄ヘリコイドねじ部7
aに第2の移動筒6の雌ヘリコイドねじ部6aを噛み合
わせることにより、組み立てる場合がある。このため
に、雌ヘリコイドねじ部6a以降の露出防止筒部6cの
内周部は、第1の移動筒7の外周部から突出して形成さ
れた雄ヘリコイドねじ部7aが通過可能なように、この
雄ヘリコイドねじ部7aの山径よりも大きい内径とする
必要がある。その結果、雌ヘリコイドねじ部6a以降の
露出防止筒部6cは、肉薄となり、第2の移動筒6の剛
性が低下するという問題があった。一方、第2の移動筒
6の外周部を肉厚とすることにより、この第2の移動筒
6の剛性を高くすることができるが、外周部に肉厚部を
形成すると、レンズ鏡筒の外径が大きくなり、レンズ鏡
筒の小型化を図ることが困難になるという問題があっ
た。
【0016】図13は、合焦光学系を保持し光軸方向に
繰り出す第2の移動筒と距離環とが分離した構造のレン
ズ鏡筒を比較例として示す断面図である。なお、以下の
説明において、図12に示したレンズ鏡筒と同一の部材
は、同一の符号を付して説明し、その部分の詳細な説明
については省略する。図13に示すレンズ鏡筒は、外側
固定筒18の先端部に、図示しない結像面に被写体の像
を結ぶ焦点調整をするときに操作される距離環121が
回転自在に支持されている。このために、第2の移動筒
106には、図12に示すレンズ鏡筒とは異なり、ロー
レット部21が設けられていない。距離環121の内周
部には、光軸Lと平行にキー溝121aが形成されてい
る。第2の移動筒106には、その内周部に、第1の移
動筒7の雄ヘリコイドねじ部7aと噛み合う雌ヘリコイ
ドねじ部106aと、露出防止筒部106cとが形成さ
れている。この露出防止筒部106cの後端部には、距
離環121のキー溝121aに移動自在に嵌まり込むキ
ー突起部106dが形成されている。
【0017】つぎに、このレンズ鏡筒のフォーカシング
動作を説明する。図13に示す状態において、第1の移
動筒7は、光軸L回りの回転が規制され、光軸L方向の
移動のみが許容されている。このために、距離環121
が操作されると、第2の移動筒106は、第1の移動筒
7の雄ヘリコイドねじ部7aと噛み合いながら光軸L回
りに回転する。そして、距離環121のキー溝121a
に沿って、第2の移動筒106のキー突起部106dが
案内される。その結果、第2の移動筒106は、1群レ
ンズ移動枠8に保持された1群レンズ1とともに、光軸
L方向に繰り出され、フォーカシング動作が行われる。
なお、このレンズ鏡筒のズーミング機構は、図12に示
すレンズ鏡筒のズーミング機構と同様であるために、ズ
ーミング動作については、説明を省略する。
【0018】図14は、ズーミング動作とフォーカシン
グ動作により第2の移動筒が最も繰り出した状態を示す
部分断面図である。図14に示すように、1群レンズ1
を大きく繰り出すためには、繰り出しに必要な距離分だ
け、露出防止筒部6cを後方に延ばし、その後端部にキ
ー突起部106dを設ける必要がある。このために、図
12に示すレンズ鏡筒と同様に、図14に示す距離環1
21の先端部から露出した範囲60d’部分に、外部か
らの力や衝撃などが加わりやすい。特に、図12に示す
レンズ鏡筒と同様に、内側固定筒14の外周部には、外
側固定筒18が接続されているために、第2の移動筒1
06のキー突起部106d側から第1の移動筒7の先端
部を挿入し組み立てる必要がある。その結果、露出防止
筒部106cが肉薄となるために、第2の移動筒106
の剛性が低下し、露出防止筒部106cの範囲60d’
部分の強度を上げようとすると、図12に示すレンズ鏡
筒と同様の問題を生じてしまう。
【0019】本発明の課題は、レンズ鏡筒の小型化を図
りながら、移動筒の剛性が低下するのを防止することが
できるレンズ鏡筒を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、光軸(L)方向に移動する移
動枠(6)と、前記移動枠を繰り出す繰り出し機構部
(6a,7a)とを含むレンズ鏡筒において、前記繰り
出し機構部は、第1の繰り出し部(7a)と、前記移動
枠に形成され、前記第1の繰り出し部と係合する第2の
繰り出し部(6a)とを備え、前記移動枠の前記第2の
繰り出し部以降には、光軸方向に延びた延長部(6c)
が形成され、前記延長部の少なくとも一部には、この移
動枠に剛性を付与する剛性付与部(6b,6e,61
d,62)が形成されていることを特徴とするレンズ鏡
筒である。
【0021】請求項2の発明は、固定筒(18)の先端
部から繰り出し、この固定筒の内周部に存在し、光軸
(L)方向に移動する移動枠(6)と、前記移動枠を繰
り出す繰り出し機構部(6a,7a)とを含むレンズ鏡
筒において、前記繰り出し機構部は、その外周部に形成
された第1の繰り出し部(7a)と、前記移動枠の内周
部に形成され、前記第1の繰り出し部と係合する第2の
繰り出し部(6a)とを備え、前記移動枠の前記第2の
繰り出し部以降には、後方に延びた延長部(6c)が形
成され、前記延長部の内周部の少なくとも一部には、こ
の移動枠に剛性を付与する剛性付与部(6b,6e,6
1d,62)が形成されていることを特徴とする。
【0022】請求項3の発明は、固定筒(18)の先端
部から繰り出し、この固定筒の内周部を光軸(L)方向
に移動する第1の移動枠(7)と、前記第1の移動枠の
先端部から繰り出し、この第1の移動枠とこの固定筒の
内周部との間を光軸方向に移動する第2の移動枠(6)
と、前記第1の移動枠に対して前記第2の移動枠を繰り
出す繰り出し機構部(6a,7a)とを含むレンズ鏡筒
において、前記繰り出し機構部は、前記第1の移動枠の
外周部に形成された第1の繰り出し部(7a)と、前記
第2の移動枠の内周部に形成され、前記第1の繰り出し
部と係合する第2の繰り出し部(6a)とを備え、前記
第2の移動枠の前記第2の繰り出し部以降には、後方に
延びた延長部(6c)が形成され、前記延長部の内周部
の少なくとも一部には、この第2の移動枠に剛性を付与
する剛性付与部(6b,6e,61d,62)が形成さ
れていることを特徴とする。
【0023】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記
第1の繰り出し部は、雄ねじ部(7a)であり、前記第
2の繰り出し部は、前記雄ねじ部と噛み合う雌ねじ部
(6a)であり、前記剛性付与部は、前記雌ねじ部の谷
径よりも径小に形成されていることを特徴とする。
【0024】請求項5の発明は、請求項4に記載のレン
ズ鏡筒において、前記雄ねじ部には、前記第1の移動枠
の先端部を前記第2の移動枠の後端部から挿入し、この
雄ねじ部と前記雌ねじ部とを噛み合わせるときに、前記
剛性付与部が通過可能な逃げ溝(7e)が形成されてい
ることを特徴とする。
【0025】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒において、
前記剛性付与部は、光軸方向及び/又は光軸方向と交差
する方向に形成された1又は2以上の厚肉部(6e)で
あることを特徴とする。
【0026】請求項7の発明は、請求項4に記載のレン
ズ鏡筒において、前記剛性付与部は、前記雌ねじ部に連
続して形成され、前記雄ねじ部と噛み合うことができる
追加雌ねじ部(6b)であることを特徴とする。
【0027】請求項8の発明は、請求項7に記載のレン
ズ鏡筒において、前記追加雌ねじ部の少なくとも一部
は、そのねじ山形が、前記雌ねじ部のねじ山形に等し
く、そのピッチが、前記雌ねじ部のピッチよりも大きい
ことを特徴とする。
【0028】請求項9の発明は、請求項7に記載のレン
ズ鏡筒において、前記追加雌ねじ部の少なくとも一部
は、そのねじ山形が、前記雄ねじ部のねじ山形よりも小
さく、そのピッチが、前記雄ねじ部のピッチよりも大き
いことを特徴とする。
【0029】請求項10の発明は、請求項7から請求項
9までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前
記追加雌ねじ部には、ねじ部の谷部に補強部(61d)
が形成されていることを特徴とする。
【0030】請求項11の発明は、請求項1から請求項
3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前
記剛性付与部は、前記延長部の内周部に取り付けられた
厚肉筒部材(62)であることを特徴とする。
【0031】請求項12の発明は、請求項11に記載の
レンズ鏡筒において、前記厚肉筒部材の軸線方向には、
前記移動枠又は前記第1の移動枠の先端部からこの厚肉
筒部材を取り付けるときに、前記雄ねじ部が通過可能な
切欠部(62a)が形成されていることを特徴とする。
【0032】請求項13の発明は、請求項1から請求項
12までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記移動枠又は前記第2の移動枠の先端部には、撮影光
学系(1,2,3,4,5)の少なくとも一部を構成す
る合焦光学系(1)が取り付けられていることを特徴と
する。
【0033】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図面を参照して、本発明の第1
実施形態について、さらに詳しく説明する。なお、以下
の説明において、図12に示したレンズ鏡筒と同一の部
材は、同一の符号を付して説明し、その部分の詳細な説
明については省略する。図1は、本発明の第1実施形態
に係るレンズ鏡筒を示す断面図である。図2は、フォー
カシング動作により第2の移動筒が最も繰り出した状態
を示す部分断面図である。
【0034】図2に示すように、1群レンズ1を光軸L
方向に繰り出しフォーカシング動作をするためには、雌
ヘリコイドねじ部6aは、範囲60cの部分に形成すれ
ば十分である。範囲60c以降の範囲60dの部分は、
露出防止、漏光防止及び機能付加のために延長して形成
されている。本発明の第1実施形態では、雌ヘリコイド
ねじ部6aが形成されている範囲60cに連続する範囲
60dの部分に、第1の移動筒7に形成された雄ヘリコ
イドねじ部7aと噛み合うことができる追加雌ヘリコイ
ドねじ部6bが形成されている。
【0035】円環の撓み又は円環のねじり角は、材料が
同一であるときには、断面二次モーメントI又は断面二
次極モーメントIpが大きいほど少なくなる。第2の移
動筒6の外径をD1、第2の移動筒6の内径をD2、円
周率をπとするときに、この第2の移動筒6の断面二次
モーメントI及び断面二次極モーメントIpは、 I=(π×(D1^4−D2^4))/64 (式1) Ip=(π×(D1^4−D2^4))/32 (式2) である。ここでは、計算を単純とするために、第2の移
動筒6の雌ヘリコイドねじ部6aの谷径をこの雌ヘリコ
イドねじ部6aの有効径とする。式1及び式2に示すよ
うに、内径D2の減少量が僅かであっても、この内径D
2は、4乗されるために、断面二次モーメントI及び断
面二次極モーメントIpには、大きな差が生じる。この
ために、雌ヘリコイドねじ部6aの内径D2を小さくす
ることができれば、円環状の第2の移動筒6の剛性を大
きくすることができる。
【0036】本発明の第1実施形態では、雌ヘリコイド
ねじ部6aを延長して形成した延長部である露出防止筒
部6cの内周部の範囲60dには、雌ヘリコイドねじ部
6aに連続した追加雌ヘリコイドねじ部6bを形成して
いる。この追加雌ヘリコイドねじ部6bは、図12に比
較例として示したレンズ鏡筒の露出防止筒部6cの雌ヘ
リコイドねじ部6aよりも肉厚な径小部を形成してい
る。したがって、第2の移動筒6の追加雌ヘリコイドね
じ部6cが形成された部分は、内径が小さくなるため
に、この第2の移動筒6の剛性を上げることができる。
また、雌ヘリコイドねじ部6aに連続して形成された追
加雌ヘリコイドねじ部6cと雄ヘリコイドねじ部7aと
を噛み合わせながら、第1の移動筒7に第2の移動筒6
を簡単に取り付けることができる。
【0037】(第2実施形態)以下、図面を参照して、
本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の
説明において、本発明の第1実施形態において説明した
レンズ鏡筒と同一の部材は、同一の符号を付して説明
し、その部分の詳細な説明については省略する。図3
は、本発明の第2実施形態に係るレンズ鏡筒の一部を示
す部分断面図である。本発明の第2実施形態に係るレン
ズ鏡筒では、外側固定筒18の先端部から第2の移動筒
6が最も繰り出す部分は、範囲60eに限定されてい
る。このために、追加雌ヘリコイドねじ部6bは、図1
及び図2に示した本発明の第1実施形態に係るレンズ鏡
筒のように、第2の移動筒6の後端部まで形成せずに、
雌ヘリコイドねじ部6a及び追加雌ヘリコイドねじ部6
bは、範囲60eに限定して形成されている。
【0038】本発明の第2実施形態では、雌ヘリコイド
ねじ部6a及び追加雌ヘリコイドねじ部6bは、外側固
定筒18の先端部から露出防止筒部6cが最も繰り出す
部分を含む範囲60eに形成すれば足りる。したがっ
て、本発明の第2実施形態では、使用者が触れたり外力
が作用する可能性のある部分だけ、効率的に剛性を上げ
ることができる。また、第2の移動筒6の剛性を上げつ
つ、第1の実施形態に比べて経済的にヘリコイドねじを
形成することができ、作業時間の短縮化を図ることがで
きる。さらに、本発明の第2実施形態では、露出防止筒
部6cには、追加雌ヘリコイドねじ部6bが形成されな
い薄肉部分を生じるが、この部分は、外側固定筒18と
第1の移動筒7との間に入り込んでいるために、第2の
移動筒6の剛性を考慮する必要がない。
【0039】(第3実施形態)図4は、本発明の第3実
施形態に係るレンズ鏡筒の追加雌ヘリコイドねじ部と雄
ヘリコイドねじ部とが噛み合った状態を示す部分断面図
である。本発明の第3実施形態における追加雌ヘリコイ
ドねじ部6bは、図4に示すように、略台形状のねじで
あり、谷底61aと、山の頂61bと、谷底61aと山
の頂61bとを連絡するフランク61cと、フランク6
1cと谷底61aとを円弧状に連絡するR面61dとか
らなる。
【0040】本発明の第3実施形態における追加雌ヘリ
コイドねじ部6bは、雄ヘリコイドねじ部7aのよう
に、フランク71cと谷底71aとを鈍角に連絡せず
に、円弧状のR面61dにより、フランク61cと谷底
61aとを連絡している。このために、R面61dが形
成された部分は、肉厚の補強部を形成し、この部分によ
り第2の移動筒6の剛性を上げることができる。また、
本発明の第3実施形態におけるR面61dは、雄ヘリコ
イドねじ部7a側の山の頂71bと追加雌ヘリコイドね
じ部6b側の谷底61aとの間隙部に形成されている。
したがって、R面61dが形成された追加雌ヘリコイド
ねじ部6bと雄ヘリコイドねじ部7aとを支障なく噛み
合わせることができる。さらに、合成樹脂のモールドに
より第2の移動筒6を成形するときには、雌ヘリコイド
ねじ部6a及び追加雌ヘリコイドねじ部6bとともに、
第2の移動筒6の補強部を兼ねたR面61dを容易に形
成することができる。
【0041】(第4実施形態)図5は、本発明の第4実
施形態に係るレンズ鏡筒の一部を示す部分断面図であ
り、(B)は、(A)のVB部分を拡大して示す部分拡
大図である。図6は、本発明の第4実施形態に係るレン
ズ鏡筒の筒部材を示す斜視図である。本発明の第4実施
形態に係るレンズ鏡筒では、追加雌ヘリコイドねじ部6
bに代えて、露出防止筒部6cの内周部に筒部材62が
取り付けられている。
【0042】筒部材62は、第2の移動筒6の剛性を上
げるための部材である。筒部材62には、その軸線方向
に、図6に示すように、光軸Lと平行に切り込まれた切
欠部62aが形成されている。筒部材62の光軸L方向
の長さは、図5(A)に示すように、範囲60dに等し
く又は略等しく設定されている。また、筒部材62の厚
さは、露出防止筒部6cの内周面と第1の移動筒7の外
周面7cとの間の距離以下であって、第2の移動筒6の
雌ヘリコイドねじ部6aの谷底から突出するように設定
されている。筒部材62は、剛性の高い部材により形成
することが好ましい。
【0043】つぎに、第2の移動筒に筒部材を取り付け
る方法を説明する。図6に示すように、筒部材62は、
その切欠部62aが矢印方向に軽く開かれ、第1の移動
筒7の雄ヘリコイドねじ部7aをこの切欠部62aによ
り逃げるように通過させ、この第1の移動筒7の先端部
に嵌め合わされる。そして、第2の移動筒6の露出防止
筒部6c側から、第1の移動筒7の先端部が挿入され、
雌ヘリコイドねじ部6aと雄ヘリコイドねじ部7aとを
噛み合わせて、第1の移動筒7に第2の移動筒6が取り
付けられる。図5に示すように、筒部材62は、その外
周面62bと露出防止筒部6cの内周面とが接触するよ
うに、第2の移動筒6に形成された座ぐり部6dにねじ
込まれたねじ63により固定される。
【0044】本発明の第4実施形態では、露出防止筒部
6cの内周部に追加雌ヘリコイドねじ部6bを形成する
必要がなく、図12に示したレンズ鏡筒の露出防止筒部
6cに、簡単な構造の筒部材62を取り付けるだけで、
第2の移動筒6の剛性を容易に上げることができる。
【0045】(第5実施形態)図7は、本発明の第5実
施形態に係るレンズ鏡筒の一部を示す部分断面図であ
り、(B)は、(A)のVII−VIIB線で切断した
状態を示した断面図である。本発明の第5実施形態で
は、図7(A)に示すように、追加雌ヘリコイドねじ部
6b及び筒部材62に代えて、露出防止筒部6cの内周
部から突出し、光軸Lと平行なリブ6eが範囲60eの
部分に形成されている。また、本発明の第5実施形態で
は、露出防止筒部6cの内周部の範囲60fは、追加雌
ヘリコイドねじ部6b及びリブ6eが形成されていない
薄肉部分である。そして、雌ヘリコイドねじ部6aの後
端部とリブ6eの先端部との間の薄肉部分の長さは、雄
ヘリコイドねじ部7aの光軸L方向の長さよりも僅かに
大きく形成されている。さらに、本発明の第5実施形態
では、雄ヘリコイドねじ部7aには、その一部を削り取
った逃げ溝7eが形成されている。
【0046】リブ6eは、第2の移動筒6の剛性を上げ
るための部分である。リブ6eは、露出防止筒部6cの
内周部の円周方向に沿って、所定の間隔を開けて合計4
ヶ所形成されている。リブ6eの周方向の長さは、図7
(B)に示すように、範囲63aに設定されている。ま
た、リブ6eの厚さは、露出防止筒部6cの内周面と第
1の移動筒7の外周面7cとの間の距離以下であって、
第2の移動筒6の雌ヘリコイドねじ部6aの谷底から突
出するように設定されている。
【0047】逃げ溝7eは、リブ6eが形成された第2
の移動筒6の後端部側から、第1の移動筒7の先端部を
挿入するときに、このリブ6eを通過可能とするための
溝である。逃げ溝7eは、図7(B)に示すように、雄
ヘリコイドねじ部7aの円周方向に沿って、リブ6eが
通過可能なように所定の間隔を開けて、合計4ヶ所形成
されている。このために、逃げ溝7eの周方向の幅は、
リブ6eの周方向の長さよりも僅かに大きい範囲73a
に設定されている。
【0048】つぎに、第2の移動筒に第1の移動筒を取
り付ける方法を説明する。図7(B)に示すように、雄
ヘリコイドねじ部7aとリブ6eとが干渉しないように
逃げ溝7eによりリブ6eを通過させ、第2の移動筒6
の露出防止筒部6c側から第1の移動筒7の先端部が挿
入される。雌ヘリコイドねじ部6aとリブ6eとの間の
範囲60fは、雄ヘリコイドねじ部7aの光軸L方向の
長さよりも大きく形成されている。このために、雌ヘリ
コイドねじ部6aを回転させながら雄ヘリコイドねじ部
7aと噛み合わせて、第1の移動筒7に第2の移動筒6
を取り付けることができる。
【0049】本発明の第5実施形態では、追加雌ヘリコ
イドねじ部6b又は筒部材62のように、露出防止筒部
6cの内周部の全域にリブ6eを形成しなくても、第2
の移動筒6の剛性を容易に上げることができる。また、
リブ6eは、露出防止筒部6cの内周部の一部に連続し
て形成するだけで足りるために、第2の移動筒6の軽量
化を図ることができる。
【0050】(第6実施形態)図8は、本発明の第6実
施形態に係るレンズ鏡筒の一部を示す部分断面図であ
る。本発明の第6実施形態では、リブ6eは、第2の移
動筒6の剛性を上げることができる程度の間隔を開け
て、光軸Lと平行に断続的に形成されている。したがっ
て、本発明の第6実施形態におけるリブ6eは、第2の
移動筒6の剛性を上げることができるとともに、光軸L
方向に連続して形成されていないために、本発明の第5
実施形態における第2の移動筒6に比べて、第2の移動
筒6の軽量化をより一層図ることができる。
【0051】(第7実施形態)図9は、本発明の第7実
施形態に係るレンズ鏡筒の雌ヘリコイドねじ部及び追加
雌ヘリコイドねじ部の一部を展開して示す部分展開図で
あり、(B)は、(A)のIX−IXB線で切断した状
態を示す断面図である。なお、図9(A)において、ね
じ山の頂部分には、斜線を付している。本発明の第7実
施形態では、図2に示すように、範囲60cに形成され
た雌ヘリコイドねじ部6aに連続して、範囲60dに追
加雌ヘリコイドねじ部6bが形成されている。本発明の
第7実施形態では、図9に示すように、追加雌ヘリコイ
ドねじ部6bのピッチP’は、雌ヘリコイドねじ部6a
のピッチPよりも大きく設定されている。
【0052】図9(B)に示すように、追加雌ヘリコイ
ドねじ部6bは、雌ヘリコイドねじ部6aのねじ山の
形、リード及びリード角と同一であるが、追加雌ヘリコ
イドねじ部6bのピッチP’は、雌ヘリコイドねじ部6
aのピッチPの3倍に設定されている。このために、追
加雌ヘリコイドねじ部6bの谷底61eには、図中二点
鎖線にて示す雄ヘリコイドねじ部7aの谷底71a及び
山の頂71bと噛み合うべきねじ山2個分が省略されて
おり、追加雌ヘリコイドねじ部6bは、雌ヘリコイドね
じ部6aの条数よりも少ない。
【0053】本発明の第7実施形態では、追加雌ヘリコ
イドねじ部6bの山の頂61bは、雌ヘリコイドねじ部
6a及び追加雌ヘリコイドねじ部6bの谷底から突出し
た肉厚部分を形成する。したがって、この追加雌ヘリコ
イドねじ部6bは、第2の移動筒6に剛性を付与するた
めのリブとして利用することができる。また、本発明の
第7実施形態では、追加雌ヘリコイドねじ部6bは、雌
ヘリコイドねじ部6aのピッチPと同一ではないが、雌
ヘリコイドねじ部6a及び追加雌ヘリコイドねじ部6b
のねじ山の形、リード及びリード角は、同一である。こ
のために、追加雌ヘリコイドねじ部6bと雄ヘリコイド
ねじ部7aとを支障なく噛み合わせ、第1の移動筒7に
第2の移動筒6を取り付けることができる。さらに、合
成樹脂のモールドにより第2の移動筒6を成形するとき
には、雌ヘリコイドねじ部6a及び追加雌ヘリコイドね
じ部6bを同時に形成することができる。
【0054】(第8実施形態)図10は、本発明の第8
実施形態に係るレンズ鏡筒の雌ヘリコイドねじ部及び追
加雌ヘリコイドねじ部に雄ヘリコイドねじ部を噛み合わ
せた状態を示す部分断面図である。本発明の第8実施形
態では、図2に示すように、範囲60cに形成された雌
ヘリコイドねじ部6aに連続した範囲60dに、追加雌
ヘリコイドねじ部6bが形成されている。本発明の第8
実施形態では、図10に示すように、雌ヘリコイドねじ
部6aのねじ山の形よりも追加雌ヘリコイドねじ部6b
のねじ山の形を短く(小さく)形成している。また、本
発明の第8実施形態では、図10に示すように、追加雌
ヘリコイドねじ部6bのピッチP’は、雌ヘリコイドね
じ部6aのピッチPよりも大きく設定されている。
【0055】図10に示すように、追加雌ヘリコイドね
じ部6bの谷底64a及び谷底65aは、雌ヘリコイド
ねじ部6aの谷底61aよりも、ピッチ線に沿った方向
の長さが長く形成されている。また、追加雌ヘリコイド
ねじ部6bの山の頂64bは、雌ヘリコイドねじ部6a
の山の頂61bよりも、ピッチ線に沿った方向の長さが
短く形成されている。このために、追加雌ヘリコイドね
じ部6bには、その谷底64a,65a及び山の頂64
bが、雄ヘリコイドねじ部7aの山の頂71b及び谷底
71aと噛み合わない範囲60gが形成されている。
【0056】本発明の第8実施形態では、雄ヘリコイド
ねじ部7aと噛み合わない追加雌ヘリコイドねじ部6b
の範囲60gには、山の頂64bが形成されており、こ
の山の径は、雌ヘリコイドねじ部6aの谷の径よりも大
きい。したがって、追加雌ヘリコイドねじ部6bによ
り、第2の移動筒6に剛性を付与することができる。ま
た、本発明の第8実施形態では、追加雌ヘリコイドねじ
部6bのピッチP’は、雌ヘリコイドねじ部6aのピッ
チPと同一ではなく、範囲60gの部分における追加雌
ヘリコイドねじ部6bの精度は、雌ヘリコイドねじ部6
aの精度よりも低下している。しかし、追加雌ヘリコイ
ドねじ部6bの範囲60gの部分において、雄ヘリコイ
ドねじ部7aを支障なく通過させることができる。した
がって、雌ヘリコイドねじ部6bと雄ヘリコイドねじ部
7aとを噛み合わせて、第1の移動筒7に第2の移動筒
6を取り付けることができる。
【0057】(第9実施形態)図11は、本発明の第9
実施形態に係るレンズ鏡筒の一部を示す部分断面図であ
る。本発明の第9実施形態は、図13及び図14に示す
レンズ鏡筒に、本発明の第1実施形態を一例として適用
したものである。図11に示すように、雌ヘリコイドね
じ部106aが形成されている範囲60c’に連続する
範囲60d’の部分には、第1の移動筒7に形成された
雄ヘリコイドねじ部7aと噛み合うことができる追加雌
ヘリコイドねじ部106bが形成されている。なお、図
13及び図14に示すレンズ鏡筒には、本発明の第2実
施形態から第8実施形態までの各実施形態又はこれらの
応用を適用することもできる。
【0058】(他の実施形態)以上説明した実施形態で
は、外側固定筒18の先端部から第1の移動筒7が繰り
出し、この第1の移動筒7の先端部から第2の移動筒6
がさらに繰り出す構造のレンズ鏡筒を例に挙げて説明し
たが、他の構造のレンズ鏡筒についても本発明を適用す
ることができる。例えば、本発明の実施形態における第
1の移動筒7を省略し、内側固定筒14の外周部に形成
した雄ヘリコイドねじ部と、移動筒の内周部に形成した
雌ヘリコイドねじ部とを噛み合わせながら、この移動筒
を光軸L方向に移動するレンズ鏡筒に本発明を適用する
こともできる。この場合には、移動筒は、外側固定筒1
8の先端部から繰り出すが、本発明の実施形態における
追加雌ヘリコイドねじ部などを移動筒の露出防止筒部に
形成することにより、この移動筒に剛性を付与すること
ができる。
【0059】また、以上説明した実施形態に限定される
ことはなく、本発明の技術思想によれば、種々の変形ま
たは変更が可能であり、それらも本発明の均等の範囲内
である。例えば、本発明の実施形態では、第1の移動筒
7に対して第2の移動筒6を繰り出す繰り出し機構とし
て、雄ヘリコイドねじ部7a及び雌ヘリコイドねじ部6
aを例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは
ない。また、本発明の実施形態におけるR面61dは、
図2及び図9に示す範囲60c、図3に示す範囲60
e、図9に示す範囲60d又は図10に示す範囲60g
に形成してもよい。また、これらの範囲の一部に、断続
的に形成することもできる。さらに、追加雌ヘリコイド
ねじ部6bの精度を低下させている範囲60gは、図2
に示す範囲60dに連続して形成することもできる。
【0060】本発明の実施形態では、図6に示すよう
に、切欠部62aは筒部材62に形成されているが、第
1の移動筒7に第2の移動筒6を取り付ける方向が制限
されないときには、この切欠部を省略することができ
る。また、リブ6eは、図7に示すように、露出防止筒
部6cの内周部の円周方向に沿って4ヶ所形成されてい
るが、4ヶ所に限定されるものではない。さらに、リブ
6eは、光軸Lと交差する方向に形成することもでき
る。本発明の実施形態では、雌ヘリコイドねじ部6aを
雄ヘリコイドねじ部7aに噛み合わせながら、1群レン
ズ1を光軸L方向に繰り出しフォーカシングを行う場合
を例に挙げて説明したが、ズーミング動作によりレンズ
群を繰り出す場合についても、本発明を適用することが
できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、移動枠に形成された延長部の少なく
とも一部には、この移動枠に剛性を付与する剛性付与部
が形成されており、請求項2記載の発明によれば、移動
枠に形成された延長部の内周部の少なくとも一部には、
この移動枠に剛性を付与する剛性付与部が形成されてい
るので、移動枠の剛性を確実に上げることができる。
【0062】請求項3記載の発明によれば、第2の移動
枠には、その延長部の内周部の少なくとも一部に、この
第2の移動枠に剛性を付与する剛性付与部が形成されて
いるので、第2の移動枠の剛性を確実に上げることがで
きる。
【0063】請求項4記載の発明によれば、第2の繰り
出し部は、第1の繰り出し部の雄ねじ部と噛み合う雌ね
じ部であり、剛性付与部は、この雌ねじ部の谷径よりも
径小に形成されているので、剛性付与部を形成すること
により、第2の移動枠の内径部が径小となり、この第2
の移動枠の剛性を上げることができる。
【0064】請求項5記載の発明によれば、雄ねじ部に
は、剛性付与部が通過可能な逃げ溝が形成されているの
で、第1の移動枠の先端部を第2の移動枠の後端部から
挿入するときに、この雄ねじ部と雌ねじ部とを確実に噛
み合わせることができる。
【0065】請求項6記載の発明によれば、剛性付与部
は、光軸方向及び/又は光軸方向と交差する方向に形成
された1又は2以上の厚肉部であるので、雌ねじ部の谷
径よりもこの厚肉部が径小となり、第2の移動枠の剛性
を上げることができる。
【0066】請求項7記載の発明によれば、剛性付与部
は、雌ねじ部に連続して形成され、雄ねじ部と噛み合う
ことができる追加雌ねじ部であるので、この追加雌ねじ
部が形成された部分は、雌ねじ部の谷径よりも径小とな
り、第2の移動枠の剛性を上げることができる。
【0067】請求項8記載の発明によれば、追加雌ねじ
部のねじ山形は、雌ねじ部のねじ山形に等しく、追加雌
ねじ部のピッチは、雌ねじ部のピッチよりも大きいの
で、雌ねじ部の谷径よりも径小の追加雌ねじ部により、
第2の移動枠に剛性を付与することができるとともに、
追加雌ねじ部を介して雌ねじ部に雄ねじ部を噛み合わせ
ることができる。
【0068】請求項9記載の発明によれば、追加雌ねじ
部のねじ山形は、雄ねじ部のねじ山形よりも小さく、追
加雌ねじ部のピッチは、雄ねじ部のピッチよりも大きい
ので、雌ねじ部の谷径よりも径小の追加雌ねじ部によ
り、第2の移動枠に剛性を付与することができるととも
に、追加雌ねじ部に雄ねじ部を通過させて、この雄ねじ
部を雌ねじ部に噛み合わせることができる。
【0069】請求項10記載の発明によれば、追加雌ね
じ部には、ねじ部の谷部に補強部が形成されているの
で、この補強部を形成した部分が肉厚になり、第2の移
動枠の剛性を上げることができる。
【0070】請求項11記載の発明によれば、剛性付与
部は、延長部の内周部に取り付けられた厚肉筒部材であ
るので、この厚肉筒部材を第2の移動枠に取り付けるこ
とにより、この第2の移動枠の剛性を上げることができ
る。
【0071】請求項12記載の発明によれば、厚肉筒部
材の軸線方向には、雄ねじ部を通過可能な切欠部が形成
されているので、移動枠又は第1の移動枠に対する厚肉
筒部材の取付方向が制限されていても、第2の移動枠に
この厚肉筒部材を取り付けることができる。
【0072】請求項13記載の発明によれば、移動枠又
は第2の移動枠の先端部には、撮影光学系の少なくとも
一部を構成する合焦光学系が取り付けられているので、
この合焦光学系とともに固定筒の先端部から繰り出す移
動枠又は第2の移動枠の剛性を確実に上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るレンズ鏡筒を示す
断面図である。
【図2】フォーカシング動作により第2の移動筒が最も
繰り出した状態を示す部分断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るレンズ鏡筒の一部
を示す部分断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係るレンズ鏡筒の追加
雌ヘリコイドねじ部と雄ヘリコイドねじ部とが噛み合っ
た状態を示す部分断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係るレンズ鏡筒の一部
を示す部分断面図であり、(B)は、(A)のVB部分
を拡大して示す部分拡大図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係るレンズ鏡筒の筒部
材を示す斜視図である。
【図7】本発明の第5実施形態に係るレンズ鏡筒の一部
を示す部分断面図であり、(B)は、(A)のVII−
VIIB線で切断した状態を示した断面図である。
【図8】本発明の第6実施形態に係るレンズ鏡筒の一部
を示す部分断面図である。
【図9】本発明の第7実施形態に係るレンズ鏡筒の雌ヘ
リコイドねじ部及び追加雌ヘリコイドねじ部の一部を展
開して示す部分展開図であり、(B)は、(A)のIX
−IXB線で切断した状態を示す断面図である。
【図10】本発明の第8実施形態に係るレンズ鏡筒の雌
ヘリコイドねじ部及び追加雌ヘリコイドねじ部に雄ヘリ
コイドねじ部を噛み合わせた状態の一部を示す部分断面
図である。
【図11】本発明の第9実施形態に係るレンズ鏡筒の一
部を示す部分断面図である。
【図12】固定筒の先端部から移動筒の先端部が繰り出
す構造のレンズ鏡筒を比較例として示す断面図である。
【図13】合焦光学系を保持し光軸方向に繰り出す第2
の移動筒と距離環とが分離した構造のレンズ鏡筒を比較
例として示す断面図である。
【図14】ズーミング動作とフォーカシング動作により
第2の移動筒が最も繰り出した状態を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 1群レンズ 2 2群レンズ 3 3群レンズ 4 4群レンズ 5 5群レンズ 6,106 第2の移動筒 6a,106a 雌ヘリコイドねじ部 6b,106b 追加雌ヘリコイドねじ部 6c,106c 露出防止筒部 6e リブ 7 第1の移動筒 7a 雄ヘリコイドねじ部 7e 逃げ溝 15 カム筒 14 内側固定筒 18 外側固定筒 21 ローレット部 22 ズーム環 61d R面 62 筒部材 62a 切欠部 121 距離環 L 光軸

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸方向に移動する移動枠と、 前記移動枠を繰り出す繰り出し機構部と、 を含むレンズ鏡筒において、 前記繰り出し機構部は、 第1の繰り出し部と、 前記移動枠に形成され、前記第1の繰り出し部と係合す
    る第2の繰り出し部とを備え、 前記移動枠の前記第2の繰り出し部以降には、光軸方向
    に延びた延長部が形成され、 前記延長部の少なくとも一部には、この移動枠に剛性を
    付与する剛性付与部が形成されていること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 固定筒の先端部から繰り出し、この固定
    筒の内周部に存在し、光軸方向に移動する移動枠と、 前記移動枠を繰り出す繰り出し機構部と、 を含むレンズ鏡筒において、 前記繰り出し機構部は、 その外周部に形成された第1の繰り出し部と、 前記移動枠の内周部に形成され、前記第1の繰り出し部
    と係合する第2の繰り出し部とを備え、 前記移動枠の前記第2の繰り出し部以降には、後方に延
    びた延長部が形成され、 前記延長部の内周部の少なくとも一部には、この移動枠
    に剛性を付与する剛性付与部が形成されていること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 固定筒の先端部から繰り出し、この固定
    筒の内周部を光軸方向に移動する第1の移動枠と、 前記第1の移動枠の先端部から繰り出し、この第1の移
    動枠とこの固定筒の内周部との間を光軸方向に移動する
    第2の移動枠と、 前記第1の移動枠に対して前記第2の移動枠を繰り出す
    繰り出し機構部と、 を含むレンズ鏡筒において、 前記繰り出し機構部は、 前記第1の移動枠の外周部に形成された第1の繰り出し
    部と、 前記第2の移動枠の内周部に形成され、前記第1の繰り
    出し部と係合する第2の繰り出し部とを備え、 前記第2の移動枠の前記第2の繰り出し部以降には、後
    方に延びた延長部が形成され、 前記延長部の内周部の少なくとも一部には、この第2の
    移動枠に剛性を付与する剛性付与部が形成されているこ
    と、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のレンズ鏡筒において、 前記第1の繰り出し部は、雄ねじ部であり、 前記第2の繰り出し部は、前記雄ねじ部と噛み合う雌ね
    じ部であり、 前記剛性付与部は、前記雌ねじ部の谷径よりも径小に形
    成されていること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のレンズ鏡筒において、 前記雄ねじ部には、前記第1の移動枠の先端部を前記第
    2の移動枠の後端部から挿入し、この雄ねじ部と前記雌
    ねじ部とを噛み合わせるときに、前記剛性付与部が通過
    可能な逃げ溝が形成されていること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載されたレンズ鏡筒において、 前記剛性付与部は、光軸方向及び/又は光軸方向と交差
    する方向に形成された1又は2以上の厚肉部であるこ
    と、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載のレンズ鏡筒において、 前記剛性付与部は、前記雌ねじ部に連続して形成され、
    前記雄ねじ部と噛み合うことができる追加雌ねじ部であ
    ること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のレンズ鏡筒において、 前記追加雌ねじ部の少なくとも一部は、 そのねじ山形が、前記雌ねじ部のねじ山形に等しく、 そのピッチが、前記雌ねじ部のピッチよりも大きいこ
    と、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のレンズ鏡筒において、 前記追加雌ねじ部の少なくとも一部は、 そのねじ山形が、前記雄ねじ部のねじ山形よりも小さ
    く、 そのピッチが、前記雄ねじ部のピッチよりも大きいこ
    と、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  10. 【請求項10】 請求項7から請求項9までのいずれか
    1項に記載のレンズ鏡筒において、 前記追加雌ねじ部には、ねじ部の谷部に補強部が形成さ
    れていること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項3までのいずれか
    1項に記載のレンズ鏡筒において、 前記剛性付与部は、前記延長部の内周部に取り付けられ
    た厚肉筒部材であること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のレンズ鏡筒におい
    て、 前記厚肉筒部材の軸線方向には、前記移動枠又は前記第
    1の移動枠の先端部からこの厚肉筒部材を取り付けると
    きに、前記雄ねじ部が通過可能な切欠部が形成されてい
    ること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12までのいずれ
    か1項に記載のレンズ鏡筒において、 前記移動枠又は前記第2の移動枠の先端部には、撮影光
    学系の少なくとも一部を構成する合焦光学系が取り付け
    られていること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013003451A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Canon Inc レンズ鏡筒および光学機器
JP2020194074A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 キヤノン株式会社 光学機器

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