JPH10267639A - 拡管率演算方法 - Google Patents

拡管率演算方法

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JPH10267639A
JPH10267639A JP8740497A JP8740497A JPH10267639A JP H10267639 A JPH10267639 A JP H10267639A JP 8740497 A JP8740497 A JP 8740497A JP 8740497 A JP8740497 A JP 8740497A JP H10267639 A JPH10267639 A JP H10267639A
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昭広 佐藤
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良太 梶木
Motonori Yasunaga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 0.5mm以下の薄肉の管であっても容易か
つ正確に拡管率を求めることができる拡管率演算方法を
提供する。 【解決手段】 管板12、13に設けた挿通孔14、1
5内に管11を挿通し、管11を拡げて拡管する前後
に、それぞれ、超音波プローブ19を管11内に挿入
し、超音波プローブ19から内壁に向けて超音波を発振
し、底面エコー多重反射波信号を受信してフーリエ変換
した後に、フーリエ変換した周波数データから管11の
拡管前肉厚と拡管後肉厚とを測定し、これらの拡管前肉
厚と拡管後肉厚とから拡管率を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管板に挿入される
管を拡管する際に、管の拡管率を求める拡散率演算方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、拡管率を求める方法として、特開
昭60−82910号公報に記載されているように超音
波反射法を用いた拡管率計測方法がある。この拡管率計
測方法を、図11に示す拡管率計測装置Bを参照して、
以下、簡単に説明する。まず、拡管前の管50の肉厚を
求めるに際しては、インナープローブ51を管50内に
挿入する。このインナープローブ51は、超音波振動子
52とこの超音波振動子52に対置された反射鏡53よ
り構成されており、超音波振動子52から発振された超
音波Vは反射鏡53で反射されて管50の拡管対象位置
Hに到達する。そして、そこからの反射波より超音波厚
さ計54を用いて管50の肉厚を計測する。
【0003】次に、拡管後の管50の肉厚を求めるに際
しては、拡管前と同様にインナープローブ51を管50
内に挿入し、拡管対象位置Hからの反射波より超音波厚
さ計54を用いて管50の肉厚を計測する。そして、こ
れらの計測された管50の拡管前肉厚及び拡管後肉厚を
もとに、拡管率を求める式(拡管率=(1−(拡管後肉
厚/拡管前肉厚))×100%)よりコンピュータ55
によってただちに拡管率を求めることができ、その値は
ディジタル表示装置56に表示される。上記した拡管率
計測方法によって、拡管率算出の信頼性及び精度が向上
すると共に、計測作業も容易になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した拡管
率計測方法は、未だ、以下の解決すべき課題を有してい
た。即ち、超音波厚さ計54を用いた管50の肉厚の計
測は、通常、図12に示すように、表面エコーと底面エ
コーとの間隔Dを計測することによって行われる。しか
し、管50の肉厚が厚い場合は表面エコーと底面エコー
とが明確に分離されているので間隔Dの計測は容易であ
るが、管50の肉厚が薄い(例えば、0.5mm)場
合、図13に示すように、底面エコー多重反射波信号の
減衰速さが急激に速くなり、表面エコーが底面エコーと
一体となって表面エコーの位置の判断ができず、従っ
て、管50の肉厚を正確に判断することは不可能ないし
困難であった。なお、57はプリンターである。
【0005】そこで、本発明者は、上記した底面エコー
多重反射波信号を高速フーリエ変換器を用いてフーリエ
変換したところ、管の肉厚の変化と、それに伴うフーリ
エ変換の結果値における第1ピークの周波数やピーク値
の間隔の変化との間には一定の相関関係があり、この相
関関係を利用すれば、薄肉の管であっても、拡管率を演
算できることを知見した。
【0006】本発明は、このような知見に基づくもので
あり、例えば、0.5mm以下の薄肉の管であっても容
易かつ正確に拡管率を求めることができる拡管率演算方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の拡管率演算方法は、管板に設けた挿通孔内に管を
挿通し該管を拡げて拡管する前に超音波プローブを該管
内に挿入し、該超音波プローブから内壁に向けて超音波
を発振し、底面エコー多重反射波信号を受信してフーリ
エ変換した後に、該フーリエ変換した周波数データから
前記管の拡管前肉厚を測定する工程と、前記管板に設け
た挿通孔内に前記管を挿通し該管を拡げて拡管した後に
前記超音波プローブを該管内に挿入し、該超音波プロー
ブから内壁に向けて超音波を発振し、底面エコー多重反
射波信号を受信してフーリエ変換した後に、該フーリエ
変換した周波数データから前記管の拡管後肉厚を測定す
る工程と、前記拡管前肉厚と前記拡管後肉厚とから拡管
率を演算する工程とを具備する。
【0008】ここで、フーリエ変換とは、任意の周期を
有する周期関数を正弦波及び余弦波の和で表せる調和振
動の重ね合わせとして表現するものである。請求項2記
載の拡管率演算方法は、請求項1記載の拡管率演算方法
において、前記フーリエ変換した周波数データのうち、
第1ピークの周波数から前記拡管前肉厚と前記拡管後肉
厚とを測定するようにしている。請求項3記載の拡管率
演算方法は、請求項1記載の拡管率演算方法において、
前記フーリエ変換した周波数データのピーク値の間隔か
ら前記拡管前肉厚と前記拡管後肉厚とを測定するように
している。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0010】以下、図1〜図4を参照して、本発明の一
実施の形態に係る拡管率演算方法に用いる拡管率演算装
置Aの構成について説明する。図1及び図2に示すよう
に、本実施の形態は、拡管率演算装置Aによる拡管率演
算の対象となる管11が、復水器10の冷却管である場
合である。図示するように、このような管11は、通
常、ステンレス鋼やアルミニウム黄銅からなり、その両
端は、それぞれ、管板12、13の挿通孔14、15内
に固定支持されている。
【0011】図3及び図4に示すように、管11の一端
であって管板13によって固定されている部分は、軸線
方向に間隔を開けて内部からの押圧力によって形成され
た2つの外部膨出リング16、17を具備しており、こ
の外部膨出リング16、17間の管11の部分は薄肉に
なって薄肉管部11aを形成している。そして、この薄
肉管部11aと対峙する状態に超音波プローブの一例で
ある探触子19が配設されており、この探触子19は、
超音波のパルス波を管11の薄肉管部11aに発振し、
この薄肉管部11aの底面(薄肉管部11aの外壁)と
内表面(薄肉管部11aの内壁)間で多重に反射した底
面エコー多重反射波信号を受信するため設けられたもの
である。
【0012】探触子19の内部には振動子が内蔵される
と共に、探触子19の一端(先部)は遅延材18を介し
て薄肉管部11aに間接的に当接されている。ここに、
遅延材18は、探触子19を薄肉管部11aに直接当接
させた場合に得られる底面エコー波が多重に重ね合わさ
れた一定の周期をもたない複雑な波形を呈する底面エコ
ー多重反射波信号における送信パルスと表面エコーとを
分離するため用いるものであり、ポリアミド樹脂やアク
リル樹脂からなる。
【0013】探触子19の他端は導線20を介して超音
波パルサーレシーバー21に接続されており、この超音
波パルサーレシーバー21は底面エコー多重反射波信号
を受信して波形処理するため設けられたものである。即
ち、超音波パルサーレシーバー21に接続されている表
示装置21a上で図5(a)に示す波形を有する底面エ
コー多重反射波信号は、送信パルスを含まない領域Z
で、後述する高速フーリエ変換器(FFT)22による
フーリエ変換のために波形が拡大される(図5
(b))。
【0014】また、超音波パルサーレシーバー21には
高速フーリエ変換器22が接続されている。ここで、高
速フーリエ変換器22は、入力信号を分析して各周波数
に対する信号の強度を表示するものであって、周知の論
理演算素子によりフーリエ変換する方法や底面エコー多
重反射波信号をデジタルデータに変換しコンピュータを
用いてフーリエ変換アルゴリズムによりフーリエ変換す
る方法、或いは、その他のハード及びソフトを両用する
方法等が用いられる。なお、高速フーリエ変換器22に
よって変換された結果をモニターするため表示装置22
aが高速フーリエ変換器22に接続されており、図5
(c)に示すように、フーリエ変換後の解析結果波形が
表示されることになる。
【0015】高速フーリエ変換器22には制御CPU2
3が接続されており、この制御CPU23を用いて、フ
ーリエ変換されたデータに基づいて、拡管率を求める式
(拡管率=(1−(拡管後肉厚/拡管前肉厚))×10
0%)よりコンピュータによって拡管率を求めることが
できる。また、制御CPU23には表示装置24が接続
されており、拡管率を数値によって表示することができ
る。表示装置24としては、CRTや液晶ディスプレイ
或いはプラズマディスプレイ等が用いられる。
【0016】次に、上記した構成を有する拡管率演算装
置Aを用いて本発明の一実施の形態に係る拡管率演算方
法について説明する。
【0017】(拡管前肉厚を測定する工程)図3に示す
ように、探触子19から超音波のパルス波を拡管前の管
11であって薄肉管部11aに相当する非押圧管部に発
振する。超音波の周波数は5〜50MHz程度の範囲の
ものが使用される。探触子19から発振された超音波は
非押圧管部内に伝播し、底面(又は外表面)まで達し、
そこで反射される。反射された超音波は内表面で再度反
射され、非押圧管部内を伝播していく。この工程は繰り
返し行われ非押圧管部内を往復する底面エコー波が多数
発生する。探触子19は、この底面エコー波が多数重畳
された底面エコー多重反射波を検知する。
【0018】探触子19で受信された底面エコー多重反
射波信号は超音波パルサーレシーバー21を介して高速
フーリエ変換器22に送られる。高速フーリエ変換器2
2においては、底面エコー多重反射波信号はフーリエ変
換される。即ち、底面エコー多重反射波信号はアナログ
データからデジタルデータに変換された後に、フーリエ
変換アルゴリズムに従ってデータ処理され周波数データ
に解析され、図5(c)に示すように、表示装置22a
に表示される波形を得ることができる。一方、本発明者
によって、図5(c)に示すフーリエ変換による解析結
果波形における第1ピークPの周波数の変化及びピーク
値の間隔の変化と管11の肉厚の変化との間には一定の
相関関係があることが判明した。
【0019】図6は肉厚の異なる管11からの底面エコ
ー多重反射波信号のフーリエ変換された周波数データを
示す。肉厚は、0.25mm、0.51mm、0.75
mm、1.10mmの4水準を準備している。発振する
超音波の周波数は15MHzである。図6において、従
来における拡散率計測方法では測定が困難であった0.
25mmの肉厚においても、明瞭な第1ピークPを観測
することができる。第1ピークPの周波数は肉厚が厚く
なるにつれて順次小さくなっている。また、ピーク値間
の間隔も肉厚が厚くなるにつれて順次狭くなっている。
【0020】第1ピークPの周波数と管11の肉厚との
関係を図7に示す。また、周波数のピーク値の間隔と管
11の肉厚との関係を図8に示す。図7に示すように、
横軸は0.1mm〜1.0mmの範囲の管11の非押圧
管部の肉厚を表し、縦軸は第1ピークPの周波数を表し
ている。肉厚と第1ピークPの周波数との関係は双曲線
状を呈し、管11の肉厚が薄くなると第1ピークPの周
波数は急激に上昇している。特に、肉厚が0.3mm以
下になると第1ピークPの周波数は10〜30MHzの
間を大きく変化する。このように、管11の肉厚が薄い
と第1ピークPの周波数の変化率が大きいので、肉厚の
変化を精密に検出することができる。また、図8に示す
ように、横軸は0.1mm〜1.0mmの範囲の管11
の非押圧管部の肉厚を表し、縦軸は周波数のピーク値の
間隔を表している。第1ピークPの周波数の肉厚との関
係と同様にピーク値の間隔と肉厚も双曲線状の関係を有
する。
【0021】上記した図7と図8に示す較正曲線のデー
タは予め制御CPU23に記憶されているので、高速フ
ーリエ変換器22から制御CPU23に送られてきた解
析結果波形データを図7と図8に示す較正曲線のデータ
のいずれかと比較することによって、ただちにかつ正確
に管11の非押圧管部の肉厚、即ち、拡管前肉厚を計測
することができる。
【0022】(拡管後肉厚を測定する工程)この場合
も、図3に示すように、探触子19から超音波のパルス
波を拡管後の管11であって押圧加工後の薄肉管部11
aに発振する。探触子19で受信された底面エコー多重
反射波信号は超音波パルサーレシーバー21を介して高
速フーリエ変換器22に送られ、フーリエ変換を行うこ
とによって解析結果波形を得ることができる。そして、
高速フーリエ変換器22からの制御CPU23に送られ
てきた解析結果波形データを図7と図8に示す較正曲線
のデータのいずれかと比較することによって、ただちに
かつ正確に管11の薄肉管部11aの肉厚、即ち、拡管
後肉厚を計測することができる。
【0023】(拡管率を演算する工程)その後、制御C
PU23は、これらの計測された管11の拡管前肉厚及
び拡管後肉厚をもとに、拡管率を求める式(拡管率=
(1−(拡管後肉厚/拡管前肉厚))×100%)より
ただちにかつ正確に拡管率を求めることができ、その値
は表示装置24に表示される。
【0024】このように、本実施の形態では、探触子1
9で受信された底面エコー多重反射波信号を高速フーリ
エ変換器22を用いてフーリエ変換して得られる解析結
果波形データにおける肉厚に対する第1ピークを生じる
周波数の変化又はピーク値の間隔の変化に基づいて、例
えば、0.5mm以下の薄肉の管11であっても、容
易、迅速かつ正確に拡管率を求めることができる。
【0025】また、管板12、13に管11が確実に固
定されているかの判断においては、上記した拡管率と共
に、固着力、即ち、管11と管板12、13との密着率
も問題となるが、本実施の形態では、このような固着力
の評価も容易に行うことができる。即ち、本発明者は、
固着力は超音波(底面エコー多重反射波信号のエコー高
さ)の減衰状況と密接な関係を有することを知見した。
具体的には、図9に示す減衰曲線aから明らかなよう
に、密着率が悪い場合は超音波の減衰が遅くなり、図1
0に示す減衰曲線bから明らかなように、密着率が良好
な場合は超音波の減衰が速くなる。従って、超音波パル
サーレシーバー21に接続された表示装置21aに表示
されている底面エコー多重反射波信号の減衰状況から容
易に固着力を評価することができる。
【0026】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記
載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施
の形態や変容例も含むものである。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜3記載の拡管率演算方法にお
いては、管板に設けた挿通孔内に管を挿通し管を拡げて
拡管する前後に、それぞれ、超音波プローブから管の内
壁に向けて超音波を発振し、底面エコー多重反射波信号
を受信してフーリエ変換した後に、フーリエ変換した周
波数データから管の拡管前肉厚と拡管後肉厚とを測定
し、拡管前肉厚と拡管後肉厚とから拡管率を演算するよ
うにしている。従って、0.3〜0.5mm程度の極め
て肉厚の薄い場合であっても、拡管前肉厚と拡管後肉厚
とを正確かつ迅速に測定することができるので、拡管率
を正確かつ迅速に求めることができる。
【0028】請求項2記載の拡管率演算方法において
は、フーリエ変換した周波数データのうち、0.3〜
0.5mm程度の極めて肉厚の薄い場合であっても、明
確に判定できる第1ピークの周波数から拡管前肉厚と拡
管後肉厚とを測定するようにしているので、薄肉管の拡
管率を正確かつ迅速に求めることができる。
【0029】請求項3記載の拡管率演算方法において
は、フーリエ変換した周波数データのうち、0.3〜
0.5mm程度の極めて肉厚の薄い場合であっても、明
確に判定できる周波数のピーク値の間隔から拡管前肉厚
と拡管後肉厚とを測定するようにしているので、薄肉管
の拡管率を正確かつ迅速に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る拡管率演算方法を
適用可能な復水器の概念的構成説明図である。
【図2】図1のI−I矢視断面図である。
【図3】拡管率演算装置の構成説明図である。
【図4】図3のII−II矢視断面図である。
【図5】各表示装置に示された波形を示すグラフであ
る。
【図6】管の肉厚を異ならせた場合の高速フーリエ変換
器に接続された表示装置に示された波形を示すグラフで
ある。
【図7】管の肉厚とフーリエ変換した周波数データにお
ける第1ピークの周波数との関係を示すグラフである。
【図8】管の肉厚とフーリエ変換した周波数データにお
ける周波数のピーク値間の幅との関係を示すグラフであ
る。
【図9】固着力と底面エコー多重反射波信号の減衰状況
との関係を示すグラフである。
【図10】固着力と底面エコー多重反射波信号の減衰状
況との関係を示すグラフである。
【図11】従来の拡管率計測方法に用いる拡管率計測装
置の構成説明図である。
【図12】厚肉の管の場合に得られる底面エコー多重反
射波信号のグラフである。
【図13】薄肉の管の場合に得られる底面エコー多重反
射波信号のグラフである。
【符号の説明】
A 拡管率演算装置 10 復水器 11 管 11a 薄肉管
部 12 管板 13 管板 14 挿通孔 15 挿通孔 16 外部膨出リング 17 外部膨出
リング 18 遅延材 19 探触子
(超音波プローブ) 20 導線 21 超音波パ
ルサーレシーバー 21a 表示装置 22 高速フー
リエ変換器 22a 表示装置 23 制御CP
U 24 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 昭広 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号 九州電力株式会社内 (72)発明者 梶木 良太 福岡県北九州市小倉北区井堀4丁目10番13 号 新日本非破壊検査株式会社内 (72)発明者 安永 元則 福岡県北九州市小倉北区井堀4丁目10番13 号 新日本非破壊検査株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管板に設けた挿通孔内に管を挿通し該管
    を拡げて拡管する前に超音波プローブを該管内に挿入
    し、該超音波プローブから内壁に向けて超音波を発振
    し、底面エコー多重反射波信号を受信してフーリエ変換
    した後に、該フーリエ変換した周波数データから前記管
    の拡管前肉厚を測定する工程と、 前記管板に設けた挿通孔内に前記管を挿通し該管を拡げ
    て拡管した後に前記超音波プローブを該管内に挿入し、
    該超音波プローブから内壁に向けて超音波を発振し、底
    面エコー多重反射波信号を受信してフーリエ変換した後
    に、該フーリエ変換した周波数データから前記管の拡管
    後肉厚を測定する工程と、 前記拡管前肉厚と前記拡管後肉厚とから拡管率を演算す
    る工程とを具備する拡管率演算方法。
  2. 【請求項2】 前記フーリエ変換した周波数データのう
    ち、第1ピークの周波数から前記拡管前肉厚と前記拡管
    後肉厚とを測定するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の拡管率演算方法。
  3. 【請求項3】 前記フーリエ変換した周波数データのピ
    ーク値の間隔から前記拡管前肉厚と前記拡管後肉厚とを
    測定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の拡
    管率演算方法。
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