JP4704536B2 - 配管内の液位測定装置及び液位測定方法 - Google Patents

配管内の液位測定装置及び液位測定方法 Download PDF

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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横設された配管内に存在する液体、例えば蒸気配管やガス配管等において滞留すると好ましくないとされるドレン(凝縮液)等、の液位を測定する液位測定装置及び液位測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のように、例えば横設された蒸気配管内にドレンが発生し滞留すると、蒸気プラント全体の生産効率が低下したり、場合によっては、プラントが停止(所謂ストール)したりする恐れがある。従って、蒸気配管内にドレンが発生し滞留したとき、これを何らかの手段により検出し、その液位を測定できれば、蒸気プラントを管理運営する上で、非常に有効である。
【0003】
そこで、従来、上記のように横設された蒸気配管内のドレンの有無を検出し、その液位を測定する技術として、例えば超音波を利用するものが知られている。これは、横設された蒸気配管の底部外側面に超音波送受信器を取り付け、この超音波送受信器から上方(即ち配管の内部)に向けて超音波を発射し、この超音波が配管内のドレン液面で反射して超音波送受信器に戻って来るまでの時間を計測することにより、上記ドレンの液位を導出するものである。なお、配管内にドレンが滞留していない場合には、上記ドレン液面による超音波の反射が無いので、この反射の有無により、配管内のドレンの有無を検出できる。この技術によれば、測定対象となる蒸気配管の運転を停止させることなく、当該配管内のドレンの有無を検出し、その液位を測定できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術は、飽くまで配管内のドレン液面が静止している所謂静的状態にあることを前提とするものであって、ドレン液面が揺れていたり或いは波立っているような所謂動的状態にある場合には、ドレンの液位を正確に測定できない、という問題がある。即ち、上記揺れている等の動的状態にあるドレン液面に超音波が入射すると、この超音波は、ドレン液面において乱反射を起こす。これにより、この乱反射を受信して得た超音波送受信器の出力信号(波形)が、大きく乱れて、配管内におけるドレンの液面位置を正確に特定できなくなり、ひいてはドレン液位を正確に測定できなくなる、という上記問題を生じる。
【0005】
ところで、実際の蒸気プラントにおいては、配管内のドレンに対して、当該配管内を流通する蒸気の流れや圧力、或いは配管自体に発生する振動等の、様々な機械的外力が作用する。従って、実際の配管内のドレン液面は、一般に、常に揺れていたり或いは波立っていたりする等、上記動的状態にある。このような蒸気プラントの実状を鑑みると、上記従来技術は、蒸気配管内のドレンの液位を測定するには、極めて致命的な欠点を有していることになり、現にこのような用途では実用性を欠いていた。
【0006】
そこで、本発明は、上記のように横設された配管内に存在するドレン等の液体の液面が動的状態にある場合でも、その液面位置を正確に特定し、ひいてはその液体の液位を正確に測定できる液位測定装置及び液位測定方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明は、概略横設された配管の底部外側面に取り付けられ、上方に向けて略周期的に、一様な超音波を発射する超音波送信部と、
この超音波送信部の近傍またはこの超音波送信部と一体に設けられ、該超音波送信部から上記略周期的に発射される各超音波の各反射波を順次受信する超音波受信部と、
この超音波受信部が上記各反射波をそれぞれ受信する各周期毎に、それぞれ、所定の時点を基準として、この基準時点からの各経過時点における上記超音波受信部による上記反射波の受信レベルを監視する受信レベル監視手段と、
この受信レベル監視手段によって監視して得た上記各経過時点における各受信レベルを、それぞれ、上記各周期間で比較して、これら各周期間での上記各経過時点における各受信レベルの変化の度合いを検出するレベル変化検出手段と、
上記各経過時点のうち上記レベル変化検出手段によって検出して得た上記受信レベルの変化の度合いが所定の値を超える時点が概ね連続する時間領域と、それ以外の時点、即ち上記受信レベルの変化の度合いが上記所定の値以下の時点、が連続する時間領域と、の境界を検出する境界検出手段と、
この境界検出手段によって検出して得た上記境界の位置する時点と、上記基準時点と、の時間差に基づいて、上記配管内に存在する液体の液位を導出する液位導出手段と、
を具備するものである。
【0008】
なお、ここで言う上記超音波とは、パルス状に形成された所謂超音波パルスであって、比較的にパルス幅の狭い例えばインパルス状のもの、を言う。また、上記一様な超音波とは、当該超音波パルスの形態が上記各周期間で一定であることを意味し、具体的には、例えばこの超音波パルスを構成する超音波自体の周波数や、パルスの幅及び振幅等が、一定であることを意味する。
【0009】
そして、上記超音波送信部は、例えば超音波送信専用の所謂電気−超音波変換素子により構成でき、超音波受信部は、例えば超音波受信専用の所謂超音波−電気変換素子により構成できる。そして、これら超音波送信部と超音波受信部とを上記一体に設けるとは、例えば、これら両者をそれぞれに共通の1つの筐体内に収容することにより、外観的に一体化することを意味する。また、これら超音波送信部と超音波受信部とは、送受信兼用の変換素子によっても構成できる。この1つの変換素子により超音波送信部と超音波受信部との両方を兼用することも、ここで言う上記一体の意味に含む。
【0010】
本発明において、例えば、今、配管内に何らかの液体が存在しており、その液体の液面が揺れていたり或いは波立っている等の動的状態にあるとする。この状態において、超音波送信部から超音波パルスが発射されると、この超音波パルスは、上方(配管の内側)に向かって配管の底部側壁内を伝播し、配管の底部内側面に到達する。この配管と液体との境界である底部内側面においては、これら配管(材料)と液体との各物理的性質の違いにより、上記超音波パルスの伝播作用に対する音響インピーダンスが、大きく急変する。従って、この配管の底部内側面に到達した超音波パルスは、その大部分が、ここで反射して超音波送信部側に戻り、最終的に超音波受信部により受信される。なお、反射しない残りの一部の超音波パルスは、引き続き上方に向かって液体内を伝播する。
【0011】
上記液体内を伝播する超音波パルスは、液体と配管内の気体(空気)との境界である液面に到達する。この液面においても、液体と上記気体との各物理的性質の違いにより、超音波パルスの伝搬作用に対する音響インピーダンスが、大きく急変する。従って、この液面に到達した超音波パルスは、この液面において略完全反射して、それまでの伝播経路を戻り、最終的に超音波受信部により受信される。
【0012】
このように、超音波送信部から発射された超音波パルスが、配管の底部内側面及び液体の液面においてそれぞれ反射して、超音波受信部により受信されるまでの一連の動作は、超音波送信部から各超音波パルスが発射される度に、繰り返される。これにより、超音波受信部の出力信号には、上記配管の底部内側面による超音波パルスの反射像と、液体の液面による超音波パルスの反射像とが、繰り返し現れる。
【0013】
ところで、上記各反射像のうち、配管の底部内側面による反射像は、超音波送信部から超音波パルスが発射されたあと、配管の底部側壁の厚さ寸法に応じた或る時間が経過した時点で、上記超音波パルスの発射周期と同じ周期で周期的に現れる。また、この反射像の形態、例えばこの反射像の振幅や位相、形状等は、上記各周期間で略一定である。これは、配管の底部内側面が、物理的に不動であり、所謂完全な静的状態にあるからである。
【0014】
これに対して、上記液面による反射像は、その形態(振幅や位相、形状等)が上記各周期によってそれぞれ異なり、各周期毎に大きく乱れる。これは、液面が上記動的状態にあるため、この液面に入射する超音波パルスが、乱反射を起こすからである。
【0015】
従って、上記各反射像を含む超音波受信部の出力信号(波形)を上記各周期毎に見ると、少なくとも上記配管の底部内側面による反射像が現れる時点から上記液面による反射像が現れる時点の直前までの時間領域においては、超音波受信部の出力信号は、上記配管の底部内側面による反射像を含み、基本的に(例えば電気的雑音等の影響はあるものの)、上記各周期間で略一定(不変)である。一方、上記液面による反射像を含む当該反射像が現れる時点以降の時間領域においては、超音波受信部の出力信号は、上記液面での乱反射の影響により、上記各周期間で変化する。このことから、超音波受信部の出力信号が上記各周期間で一定ある時間領域とそうでない時間領域との境界を捉えれば、その境界の位置する時点が、配管内における液体の液面位置に対応する、と言える。そこで、本発明では、これら各時間領域の境界を捉えることにより、上記液面位置を特定する。
【0016】
即ち、受信レベル監視手段により、超音波受信部の出力信号のレベル、所謂受信レベルを監視する。そして、レベル変化検出手段により、所定の時点、例えば超音波受信部により上記配管の底部内側面による反射波を受信した時点、を基準として、この基準時点からの各経過時点(ここで言う各経過時点とは、上記各周期よりも遥かに時間間隔の短い離散時間(時刻)のことを言う。)における各受信レベルを、上記各周期間、例えば隣接する周期間で比較して、これら各周期間における受信レベルの変化の度合い、例えば変化量を、上記各経過時点毎に検出する。そして、この検出して得た各経過時点毎の受信レベルの変化量と、所定の値とを、境界検出手段により比較する。ここで言う所定の値とは、上記各経過時点毎の各受信レベルが上記各周期間で変化するか否かを判断するための基準となる値(所謂しきい値)である。即ち、境界検出手段は、上記受信レベルの変化量が上記所定の値を超える時点については、当該時点において受信レベルが変化しているものと判断し、受信レベルの変化量が上記所定の値以下である時点については、当該時点において受信レベルが概ね一定であると判断する。そして、境界検出手段は、上記受信レベルが上記各周期間で一定であると判断した時点が連続する時間領域と、そうでない時点(即ち受信レベルが各周期間で変化する時点)が連続する時間領域と、の境界を検出し、この検出して得た境界の位置する時点を、上記液面位置に対応する時点として特定する。
【0017】
このように液面位置を特定できれば、これに対応する上記境界の時点と、超音波受信部により配管の底部内側面による反射波を受信した上記基準時点と、の時間差から、配管内における液体の液位を導出できる。この液位の導出は、液位導出手段により実行する。なお、ここでは、超音波受信部が配管の底部内側面による反射波を受信した時点を、上記基準時点としたが、超音波送信部が超音波パルスを発射した時点を、上記基準時点としてもよい。
【0018】
また、本発明では、上記受信レベル監視手段により監視して得た上記各経過時点における各受信レベルを平滑化する平滑化手段を設けてもよい。この場合、レベル変化検出手段は、上記平滑化手段によって平滑化した後の各受信レベルを比較することにより、上記受信レベルの変化の度合いを検出するよう構成する。このようにすれば、上述した電気的雑音等の影響を軽減でき、より正確な液面位置の特定を実現し、ひいてはより正確な液位測定を実現できる。
【0019】
なお、ここで言う上記平滑化手段は、例えば、一般に知られている移動平均処理等のように、上記各受信レベルを或る時間領域(経過時点)にわたって平均化する等、上記各受信レベルを時間の経過に沿って平滑化する手段により構成できる。また、上記各経過時点毎の各受信レベルを、それぞれ上記各周期間で平滑化する手段により、上記平滑化手段を構成してもよい。
【0020】
そして、本発明は、上述した蒸気配管やガス配管等のように、蒸気やガス等の気体を流通対象とする配管において、この配管内に発生し滞留するドレンの液位を測定するのに、応用できる。勿論、水や油等の各種液体を流通対象とする配管において、当該流通対象である液体自体の液位を測定する場合にも、本発明を応用できる。
【0021】
また、本発明は、上記ドレン等の液体の液位を測定する液位測定装置のみならず、これと同様の原理に基づいて液位を測定する液位測定方法にも、供する。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明を、例えば上述した蒸気配管内のドレンの液位を測定する装置及び方法に応用する場合の一実施の形態について、図1から図3を参照して説明する。
【0023】
本実施の形態に係る液位測定装置の概略構成を、図1に示す。同図に示すように、この装置は、横設された蒸気配管1の底部外側面に取り付けられる超音波送受信器2を有している。この超音波送受信器2は、超音波送受信兼用の電気−超音波(または超音波−電気)変換素子構成のもので、その超音波送受信面(同図において上方側の面)を、配管1の底部外側面に密着させている。なお、この超音波送受信器2の上記超音波送受信面側の周囲には、図示しない磁石が内蔵されており、配管1が金属製(厳密には強磁性体材料製)の場合には、この磁石の磁力により、当該超音波送受信器2を配管1に接着できるよう構成されている。
【0024】
そして、上記超音波送受信器2は、これに接続された駆動制御部3から与えられる駆動制御信号に基づいて、超音波送信器として機能し、例えば図2(a)に誇張して示すような概略インパルス状の超音波パルス4、4、・・・を、上方(配管の内側)に向けて、周期的に発射する。この超音波送受信器2による各超音波パルス4、4、・・・の繰り返し発射周期Tは、主に配管1の径寸法により決定されるが、概ねT=数十msec乃至数百msecの範囲内の値に決定される。
【0025】
超音波送受信器2は、上記各超音波パルス4、4、・・・をそれぞれ発射したあと、次の超音波パルス4、4、・・・を発射するまでの間、超音波受信器として機能する。即ち、超音波送受信器2は、上記各超音波パルス4、4、・・・を発射したあと、これら各超音波パルス4、4、・・・の各反射波(エコー)を、順次受信し、これを電気信号V(t)(tは、時間を表わす所謂タイムインデックスである。)に変換して出力する。この超音波送受信器2の出力信号V(t)は、上記駆動制御部3に入力される。
【0026】
駆動制御部3は、上記超音波送受信器の出力信号V(t)の信号レベル、換言すれば超音波送受信器2による上記各反射波の受信レベルを、監視して、この監視して得たデータVk(kは、時間tを離散時間で表わす所謂離散時間(サンプリング)インデックスであって、この離散時間kの時間間隔(サンプリング時間)は、上記発射周期Tよりも遥かに短い。)を、CPU(中央演算処理装置)5に供給する。CPU5は、この供給されたデータVkから、配管1内におけるドレン6の有無及びその液面61の位置を検出し、ひいてはドレン6の液位を導出する。このCPU5の一連の動作は、例えば半導体メモリ構成の記憶部7に記憶されている制御プログラムに従って、次のように制御される。
【0027】
即ち、例えば、今、配管1内にドレン6が発生しており、このドレン6の液面61が、図1に誇張して示すように動的状態(揺れや波が生じている状態)にあるとする。この状態において、例えば図2に示すように、或る時刻t0において、超音波送受信器2から超音波パルス4が発射されると、この超音波パルス4は、配管1の内側に向かって配管1の底部側壁11内を伝播し、配管1の底部内側面12に到達する。この底部内側面12においては、配管1の底部側壁11を構成する材料自体の物理的性質とドレン6自体の物理的性質との違いにより、上記超音波パルス4の伝播作用に対する音響インピーダンスが、大きく急変する。従って、この配管1の底部内側面12に到達した超音波パルス4は、その大部分が、ここで反射して、それまでの伝播経路を逆行し、最終的に超音波送受信部2により受信される。これにより、超音波送受信部2の出力信号Vk(またはV(t))には、図2(b)に示すように、超音波送受信部2が超音波パルス4を発射した時点t0から、配管1の底部側壁11の厚さ寸法に応じた或る時間Taが経過した時点t1で、上記配管1の底部内側面12による超音波パルス4の反射像41が現れる。なお、上記配管1の底部内側面12において反射しない残りの一部の超音波パルス4は、図1に矢印21で示すように、引き続き上方に向かってドレン6内を伝播する。
【0028】
上記ドレン6内を伝播する超音波パルス4は、ドレン6と配管1内の蒸気8との境界であるドレン液面61に到達する。このドレン液面61においても、ドレン6と蒸気8との各物理的性質の違いにより、超音波パルス4の伝搬作用に対する音響インピーダンスが、大きく急変する。従って、このドレン液面61に到達した超音波パルス4は、この液面61において略完全反射して、図1に矢印22で示すように、それまでの伝播経路を逆行し、最終的に超音波送受信器2で受信される。これにより、超音波送受信部2の出力信号Vkには、図2(b)に示すように、上記配管1の底部内側面12による超音波パルス4の反射像41が現れた時点t1から、更に配管1内のドレン6の液位に応じた時間Tbが経過した時点t2で、上記ドレン液面61による超音波パルス4の反射像42が現れる。
【0029】
ところで、上記各反射像41、42は、それぞれ超音波送受信器2から各超音波パルス4、4、・・・が発射される度に繰り返し現れるが、このうち、配管1の底部内側面12による反射像41については、その形態、例えば振幅や位相(超音波パルス4の発射時点から当該反射像41が現れるまでの時間Ta)、或いは形状等が、各超音波パルス4、4、・・・の各発射周期T間で、常に一定である。これは、配管1の底部内側面12が、物理的に不動であり、即ち完全な静的状態にあるからである。
【0030】
これに対して、上記ドレン液面61による反射像42については、その形態、即ち振幅や位相(上記配管1の底部内側面12による反射像41が現れた時点から当該反射像42が現れるまでの時間Tbまたは超音波パルス4の発射時点から当該反射像42が現れるまでの時点Ta+Tb)、或いは形状等が、上記各周期Tによってそれぞれ異なる。これは、ドレン液面61が上記動的状態にあるため、このドレン液面61に入射する超音波パルス4が、乱反射を起こすからである。
【0031】
従って、例えば図3に示すように、超音波送受信器2の出力信号(波形)Vkを上記各周期T毎に見ると、少なくとも配管1の底部内側面12による反射像41が現れる時点からドレン液面61による反射像42が現れる時点の直前までの時間領域Tb'においては、超音波送受信器2の出力信号Vkは、上記配管1の底部内側面12による反射像41を含み、各周期T間で略一定(不変)である。一方、上記ドレン液面61による反射像42を含む当該反射像42が現れる時点以降の時間領域Tcにおいては、同図に実線、点線及び一点鎖線で示すように、超音波送受信器2の出力信号Vkは、上記ドレン液面61での乱反射の影響により、各周期T間で変化し、乱れを生じる。このことから、超音波送受信器2の出力信号Vkが、上記各周期T間で一定ある時間領域Tb'とそうでない時間領域Tcとの境界t2'が、配管1内におけるドレン液面61に対応する、と言える。
【0032】
そこで、CPU5によって、超音波送受信器2の出力信号(厳密には、この出力信号のレベルを駆動制御部3により監視して得たデータ)Vkについて、次の数1で表わされる演算を施す。
【0033】
【数1】
Figure 0004704536
【0034】
この数1において、nは、上記各周期Tの番号を表わす所謂周期番号インデックスであって、n=0、1、2、・・・である。
【0035】
この数1によれば、CPU5は、或る周期[n]における超音波送受信器2の出力信号(Vk)nと、その前の周期[n−1]における超音波送受信器2の出力信号(Vk)n-1とを、比較することによって、超音波送受信器2の出力信号Vkの各周期n間における変化量を、各時点(時刻)k毎に導出する。そして、この導出して得た変化量(厳密にはその絶対値)が、所定の基準値Aよりも大きいか否かを、各時点k毎に、判断する。
【0036】
ここで言う上記所定の基準値Aとは、超音波送受信器2の出力信号Vkが各周期n間で変化するか否かを判断するための基準となる値、所謂しきい値、を指す。従って、CPU5は、上記変化量がこの基準値A以下である時点(数1を満足する時点)kについては、その時点kにおいて超音波送受信器2の出力信号Vkが概ね一定であると判断する。一方、上記変化量が基準値Aよりも大きくなる時点(数1を満足しない時点)については、CPU5は、その時点kにおいて超音波送受信器2の出力信号Vkが変化するものと判断する。
【0037】
そして、CPU5は、上記数1を満足する時点kが連続する時間領域Tb'と、上記数1を満足しない時点kが連続する時間領域Tcと、の境界t2'を導出し、この導出して得た境界t2'を、ドレン液面61として特定する。そして、CPU5は、このドレン61の液面として特定して得た境界t2'と、所定の基準時点、例えば配管1の底部内側面12による反射像41が現れる時点t1との、時間差Tb'から、配管1内におけるドレン6の液位Hを導出する。具体的には、上記時間差Tb'にドレン6内における超音波パルス4の音速cを乗ずれば、ドレン6の液位Hを導出できる(H=Tb'×c)。
【0038】
なお、CPU5には、例えばキーボード構成の操作部9と、例えば液晶パネル構成またはCRT構成の表示部10が、接続されている。そして、CPU5は、上記操作部9から配管1の寸法に係るデータ、例えば配管1の内径寸法を入力すると、配管1内における単位長さ当たりのドレン6の容積を導出し、その導出結果を上記表示部10に表示するようにも、構成されている(厳密には、このドレン6の容積の導出及び表示を実現するためのプログラムが記憶部7内に記憶されており、CPU5は、このプログラムに従って上記ドレン6の容積を導出し表示する)。
【0039】
更に、記憶部7内には、一般に知られている蒸気表に係るデータが記憶されている。この蒸気表は、蒸気温度または蒸気圧力を基準とし、これら各蒸気温度または蒸気圧力に対する蒸気の比容積や密度、比エンタルピ及び比エントロピ等の各値を、一覧表に纏めたものである。そして、CPU5は、上記操作部9から任意の条件、例えば配管2内の蒸気圧力を入力すると、この入力された蒸気圧力とこの蒸気圧力に基づいて上記蒸気表を参照して得た各値とにより、例えば配管内の蒸気の乾き度(蒸気とドレンとの重量比)や仕事量(エンタルピ)等の各物理量を導出し、その導出結果を表示部10に表示するようにも、構成されている。
【0040】
上記のように、本実施の形態によれば、横設された配管1内のドレン6の液面61が揺れていたり或いは波立っていたりする等の動的状態にある場合でも、その液面61の位置を正確に特定し、ひいてはその液位Hを正確に測定できる。このことは、ドレン液面61が常に動的状態にあることの多い実際の蒸気プラントにおいて、真に実用性のある液位測定装置及び液位測定方法を実現するのに、非常に有効である。
【0041】
なお、上記ドレン6の液面61の位置を特定するのに、本実施の形態による上記特定方法(手順)とは別に、例えば超音波送受信器2の出力信号Vkを平均化することにより上記液面61による乱反射の影響を排除して、当該液面61による反射像42が現れる時点を検出し、ひいては当該液面61の位置を特定する方法も考えられる。しかし、上記乱反射の影響を排除し得る程度にまで超音波送受信器2の出力信号Vkを平均化するには、この平均化処理にかなりの長時間を要する。また、余り長時間にわたって上記出力信号Vkを平均化処理すると、上記液面61による反射像42が潰れて、結果的に当該反射像42を特定できなくなる。これに対して、本実施の形態(上記数1)によれば、究極には、上記周期Tの2周期分(2T)という短時間で、上記超音波送受信器2の出力信号Vkの変化を捉え、ひいてはドレン6の液面61を特定することができる。この点においても、本実施の形態の実用性を窺える。
【0042】
本実施の形態においては、ドレン6の液位Hを導出する上で、CPU5により上記数1の演算を実行するよう構成したが、これに限らない。例えば、超音波送受信器2の出力信号Vkに対して、次の数2に示すような一般に知られている移動平均処理を施し、上記数1におけるVkに代えて、この数2による移動平均処理後のデータUkを代入してもよい。
【0043】
【数2】
Figure 0004704536
【0044】
このように超音波送受信器2の出力信号Vkに対して移動平均処理等の信号平滑化処理を施すことにより、当該出力信号Vkに対する上述した電気的雑音等の影響を軽減できる。従って、より正確にドレン6の液面61を導出することができ、ひいてはより正確な液位Hの測定を実現できる。なお、この数2に基づく移動平均処理は、飽くまで上記電気的雑音等の影響を排除するために行うものであって、上記のようなドレン液面61による乱反射そのものの影響を排除するために行うものではない。従って、この数2に基づく移動平均処理の対象時間は、比較的に短い時間に設定する(即ち、タップ数Mを比較的に小さい値とする)。
【0045】
また、上記数2のように、超音波送受信器2の出力信号Vk自体を時刻kの経過に沿って平均化処理するのではなく、例えば次の数3または数4に示すように、上記数1に基づく演算処理を複数周期nにわたって平均化し、この平均化して得た値と所定の基準値BまたはC(これら各基準値B、Cは、状況に応じて任意に定める。)とを比較してもよい。
【0046】
【数3】
Figure 0004704536
【0047】
【数4】
Figure 0004704536
【0048】
これら数3または数4に基づいて処理することによっても、上記電気的雑音等の影響を軽減でき、より正確な液位Hの測定を実現できる。ただし、これら数3及び数4に基づく処理おいても、処理速度(液位Hの測定速度)等の観点から、上記数2における処理の対象時間(タップ数Mの値)と同様、処理の対象周期(即ち遡及周期pの値)を、比較的に小さ目に設定する。なお、これらの数式は、飽くまで一例であって、これら以外の数式に基づいて、上記超音波送受信器2の出力信号Vkの変化の度合いを導出してもよい。
【0049】
本実施の形態では、蒸気配管1内のドレン6の液位を測定するのに本発明を応用する場合について説明したが、これに限らず、ガス配管等の他の配管におけるドレンの液位を測定するのにも本発明を応用できる。また、ドレン以外にも、例えば水や油等の各種液体を流通対象とする配管において、当該流通対象である液体自体の液位を測定する場合等にも、本発明を応用できる。
【0050】
なお、本実施の形態における超音波送受信器2が、特許請求の範囲に記載の超音波送信部及び超音波受信部に対応し、この超音波送受信器2により超音波パルス4を送受信することが、特許請求の範囲に記載の超音波送信過程及び超音波受信過程に対応する。また、この超音波送受信兼用の超音波送受信器2に代えて、超音波送信専用の所謂超音波送信器と超音波受信専用の所謂超音波受信器とを、用いてもよい。この場合、これら超音波送信器と超音波受信器とは、それぞれ、配管1の底部外側面に、互いに近接して設ける。
【0051】
また、本実施の形態において、駆動制御部3により上記超音波送受信器2の出力信号V(t)の信号レベルを監視する過程が、特許請求の範囲に記載の受信レベル監視過程に対応し、上記駆動制御部3が、特許請求の範囲に記載の受信レベル監視手段に対応する。これら超音波送受信器2と駆動制御部3とから成る部分は、例えば一般に知られている超音波探傷装置により構成できる。
【0052】
そして、上記駆動制御部3により超音波送受信器2の出力信号V(t)の信号レベルを監視して得たデータVkを、CPU5により上記数1等の数式に基づいて処理することによって、当該データVkの変化量を導出し、この導出して得た変化量からドレン液面61を特定し、ひいてはドレン6の液位Hを導出する過程が、それぞれ、特許請求の範囲に記載のレベル変化検出過程、境界検出過程及び液位導出過程に対応する。そして、これら各過程をそれぞれ実行する上記CPU5が、特許請求の範囲に記載のレベル変化検出手段、境界検出手段及び液位導出手段に対応する。なお、このCPU5、記憶部7、操作部9及び表示部10から成る部分は、例えば一般に知られているパーソナルコンピュータにより構成できる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、横設された配管内の液体の液面が揺れていたり或いは波立っていたりする等の動的状態にある場合でも、その液体の液面位置を正確に特定し、ひいてはその液体の液位を正確に測定できる。従って、例えば上述した蒸気配管等のように、測定対象であるドレン等の液体の液面が常に動的状態にあることの多い実際の配管において、真に実用性のある液位測定を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る測定装置の概略構成を示す図である。
【図2】同実施の形態における超音波送受信器に係る信号を示す図で、(a)は、この超音波送受信器から発射される超音波パルスを示し、(b)は、この超音波パルスの反射波を受信して得た超音波送受信器の出力電気信号を示す図である。
【図3】同実施の形態の原理を説明するための図で、超音波送受信器による超音波パルスの発射周期毎の当該超音波送受信器の出力電気信号を示す図である。
【符号の説明】
1 配管
2 超音波送受信器
3 駆動制御部
5 CPU
6 ドレン
7 記憶部

Claims (5)

  1. 概略横設された配管の底部外側面に取り付けられ、上方に向けて略周期的に一様な超音波を発射する超音波送信部と、
    この超音波送信部の近傍またはこの超音波送信部と一体に設けられ、該超音波送信部から上記略周期的に発射される各超音波の各反射波を順次受信する超音波受信部と、
    この超音波受信部が上記各反射波をそれぞれ受信する各周期毎に、それぞれ、所定の時点を基準として、この基準時点からの各経過時点における上記超音波受信部による上記反射波の受信レベルを監視する受信レベル監視手段と、
    この受信レベル監視手段によって監視して得た上記各経過時点における各受信レベルを、それぞれ、上記各周期間で比較して、これら各周期間での上記各経過時点における各受信レベルの変化の度合いを検出するレベル変化検出手段と、
    上記各経過時点のうち上記レベル変化検出手段によって検出して得た上記受信レベルの変化の度合いが所定の値を超える時点が連続する時間領域と、それ以外の時点が連続する時間領域と、の境界を検出する境界検出手段と、
    この境界検出手段によって検出して得た上記境界の位置する時点と、上記基準時点と、の時間差に基づいて、上記配管内に存在する液体の液位を導出する液位導出手段と、
    を具備する配管内の液位測定装置。
  2. 上記受信レベル監視手段により監視して得た上記各経過時点における各受信レベルを平滑化する平滑化手段を設け、
    上記レベル変化検出手段が、上記平滑化手段によって平滑化した後の各受信レベルを比較して、上記受信レベルの変化の度合いを検出する状態に構成された、請求項1に記載の配管内の液位測定装置。
  3. 概略横設された配管の底部外側面に超音波送信部を取り付けて、上方に向けて略周期的に一様な超音波を発射する超音波送信過程と、
    上記超音波送信部の近傍またはこの超音波送信部と一体に設けられた超音波受信部によって、上記超音波送信部から上記略周期的に発射される各超音波の各反射波を順次受信する超音波受信過程と、
    この超音波受信過程で上記各反射波をそれぞれ受信する各周期毎に、それぞれ、所定の時点を基準として、この基準時点からの各経過時点における上記超音波受信部による上記反射波の受信レベルを監視する受信レベル監視過程と、
    この受信レベル監視過程において監視して得た上記各経過時点における各受信レベルを、それぞれ、上記各周期間で比較して、これら各周期間での上記各経過時点における各受信レベルの変化の度合いを検出するレベル変化検出過程と、
    上記各経過時点のうち上記レベル変化検出過程で検出して得た上記受信レベルの変化の度合いが所定の値を超える時点が連続する時間領域と、それ以外の時点が連続する時間領域と、の境界を検出する境界検出過程と、
    この境界検出過程において検出して得た上記境界の位置する時点と、上記基準時点と、の時間差に基づいて、上記配管内に存在する液体の液位を導出する液位導出過程と、
    を具備する配管内の液位測定方法。
  4. 上記受信レベル監視過程において監視して得た上記各経過時点における各受信レベルを平滑化する平滑化過程を設け、
    上記レベル変化検出過程において、上記平滑化過程で平滑化した後の各受信レベルを比較して、上記受信レベルの変化の度合いを検出するようにした、
    請求項3に記載の配管内の液位測定方法。
  5. 上記配管が、気体を流通対象とするものであって、この配管内に存在する上記液体が、上記気体の凝縮液である、請求項1または2に記載の配管内の液位測定装置、または、請求項3または4に記載の配管内の液位測定方法。
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