JPH11125623A - 配管構造調査方法 - Google Patents

配管構造調査方法

Info

Publication number
JPH11125623A
JPH11125623A JP9288483A JP28848397A JPH11125623A JP H11125623 A JPH11125623 A JP H11125623A JP 9288483 A JP9288483 A JP 9288483A JP 28848397 A JP28848397 A JP 28848397A JP H11125623 A JPH11125623 A JP H11125623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acoustic
piping structure
joint
acoustic signal
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9288483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3786770B2 (ja
Inventor
Teruhisa Yasuoka
輝久 安岡
Kenji Yamada
健二 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP28848397A priority Critical patent/JP3786770B2/ja
Publication of JPH11125623A publication Critical patent/JPH11125623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3786770B2 publication Critical patent/JP3786770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/12Analysing solids by measuring frequency or resonance of acoustic waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/11Analysing solids by measuring attenuation of acoustic waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/44Processing the detected response signal, e.g. electronic circuits specially adapted therefor
    • G01N29/4454Signal recognition, e.g. specific values or portions, signal events, signatures
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 継ぎ手や故障の種類についても判別可能にす
る。 【解決手段】 スピーカ10から管端18を経て配管構
造物16の内部に音響信号を送信し反射波をマイク12
によって受信するという動作を、送信周波数をスイープ
させながらあるいは擬似雑音信号を用いて、行う。受信
の結果に基づき各継ぎ手32−1、32−2及び32−
3の音響信号反射率の周波数特性を検出し、これを継ぎ
手の種類毎にあらかじめ測定されている周波数特性と比
較することにより、各継ぎ手32−1、32−2及び3
2−3の種類を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響信号の送受信
により配管構造を調査する配管構造調査方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】埋設管(ガス管、水道
管、通信ケーブル等)の維持補修作業に際して、その埋
設管の構造を調査しなければならないことがある。埋設
管の構造を調査する方法としては試掘を行うという方法
があるが、この方法は多大な労力と時間とを要する。試
掘を行うことなく構造を調査できるようにした技術とし
ては、特開昭53−92188号公報、特開昭61−2
9757号公報、特開昭61−29758号公報等に記
載のあるように、埋設管の管端から内部に向けて音響信
号を送信し、埋設管の内部からの反射波を受信し、受信
した反射波が送信した音響信号に対してどの程度減衰し
ているかを検出し、その結果に基づいて、口径が変化し
ている部位の存在及び管端からその部位までの距離を検
出する、という技術がある。この技術を利用した調査を
実施する際には、音響信号を送信するためのスピーカや
反射波を受信するためのマイクを管端に装着するのみで
よく、試掘は不要であるから、作業者の労力は軽くな
り、また時間や費用も短縮乃至軽減される。
【0003】しかしながら、反射波のレベル検出値に基
づき口径変化部位を検出するだけでは、その口径変化部
位がどのような部位なのかに関する情報を得ることはで
きない。即ち、音響信号の反射をもたらす部位(本願で
は「音響的不連続部」と呼ぶ)としては、メカニカル継
ぎ手、エルボ、分岐等の部材(本願ではこの種の部材を
総称して「継ぎ手」と呼ぶ)や、つぶれ、曲がり等の変
形(本願ではこれらの変形を総称して「故障」又は「故
障箇所」と呼ぶ)がある。埋設管の維持補修作業に際し
ては、音響的不連続部が継ぎ手なのか故障箇所なのか、
あるいはその音響的不連続部がどの種類の継ぎ手(若し
くは故障)なのか、に関する情報が得られると便利であ
るが、従来の調査方法ではそのような情報は得られな
い。
【0004】更に、従来の方法では、音響的不連続部の
種類の特定まではできないものの、反射波のレベル検出
値が送信した音響信号のレベルに対してどの程度低下し
ているかにより、どの程度の口径変化が生じているかを
検出することができる。しかし、埋設管に複数個の音響
的不連続部があるときに、管端から数えて例えば2番目
に近い位置にある音響的不連続部における口径変化を知
ろうとしても、正確には知ることができない。即ち、管
端から数えて例えば1番目に近い位置にある音響的不連
続部を通過する際の音響信号の減衰(通過減衰)の量
は、当該1番目の音響的不連続部の種類によって、異な
る。従って、音響的不連続部の種類を特定できない従来
の方法では、管端から数えて例えば2番目に近い位置に
ある音響的不連続部からの反射波に現れているレベル低
下のうち、どの部分が当該2番目の音響的不連続部にお
ける口径変化によるものであってどの部分が1番目の音
響的不連続部における通過減衰によるものであるのか
を、分離して認識することができない。このような認識
が可能でない以上、従来の方法によれば、2番目以遠の
音響的不連続部については不正確な検出しかなしえな
い。
【0005】
【発明の概要】本発明の第1の目的は、音響的不連続部
の種類を特定できるようにすると共に、音響的不連続部
が複数ある場合にも各音響的不連続部を正確に検出でき
その種類を特定できるようにすることにある。また、本
発明の第2の目的は、一連の動作に要する時間を短縮す
ると共に、雑音を抑制できかつ小さな音響的不連続部も
検出できるようにすることにある。本発明の第3の目的
は、上述の第1及び第2の目的の達成を通じ、埋設管を
含め各種の配管の構造をより手軽に調査できるように
し、低コストでの維持補修等を可能にして事業者の負担
を軽減することにある。
【0006】本発明においては、これらの目的を、音響
的不連続部の種類による音響信号反射の周波数特性の差
に着目して、達成している。即ち、本発明の発明者の知
見によれば、音響的不連続部における音響信号の反射
(具体的には反射率即ち入射した音響信号のレベルに対
する反射波のレベルの比により表せる)は、音響的不連
続部の種類に応じて、異なる周波数特性を呈する。例え
ば、メカニカル継ぎ手とエルボとでは(若しくは曲がり
とつぶれとでは、或いは継ぎ手と故障箇所とでは)周波
数対反射率特性が異なる。本発明においては、このよう
に反射に関する周波数特性が音響的不連続部の種類毎に
異なることに着目し、反射に関する周波数特性を検出し
てその結果から音響的不連続部の種類を判別する。
【0007】更に、音響的不連続部の種類に応じて通過
減衰量が異なることに着目して各音響的不連続部の通過
減衰量を求め、2番目以遠の音響的不連続部について反
射に関する周波数特性を検出する際により管端により近
い音響的不連続部の通過減衰量を利用した補償処理を施
す。また、送信する音響信号として擬似雑音(PseudoNoi
se:PN)信号を用いることにより周波数対反射率特性の
検出における所要時間の短縮を実現する。更に、送信し
たPN信号とその反射波の相関情報から周波数対反射率
特性を求めることにより、相関演算に含まれる平均化に
より目的外雑音を抑制し小型の音響的不連続部からの反
射波の検出を容易にする。また、相関処理の結果を周波
数領域に変換する際、送信した音響信号の自己相関を利
用してこの音響信号の特性を除去することにより、より
正確な検出を可能にする。
【0008】即ち、本発明の第1の構成に係る配管構造
調査方法は、配管構造にて生じうる複数種類の音響的不
連続部それぞれについて音響信号の反射に関する周波数
特性を予め調べて記憶しておき、調査すべき配管構造の
管端から当該配管構造の内部へと音響信号を送信し当該
配管構造の内部からその反射波を受信する送受信動作
を、複数の送信周波数にて実行することにより、上記配
管構造の内部にある音響的不連続部における反射に関す
る周波数特性を検出し、上記周波数特性に関しその検出
結果を記憶内容と照合することにより、受信した反射波
がどの種類の音響的不連続部からの反射波かを判別する
ことを特徴とする。
【0009】本発明の第2の構成に係る配管構造調査方
法は、第1の構成において、上記複数の送信周波数につ
いての上記送受信動作を、単一の周波数成分を含む正弦
波信号を上記音響信号として利用して複数回に分けて行
うことを特徴とする。
【0010】本発明の第3の構成に係る配管構造調査方
法は、第1の構成において、上記複数の送信周波数につ
いての上記送受信動作を、複数の周波数成分を含むPN
信号を上記音響信号として利用して一度に行い、送信し
た音響信号を遅延させた信号と受信した反射波との相互
相関を求め、求めた相互相関にピークが現れる遅延時間
の近傍における相互相関の時間波形をフーリエ変換する
ことにより、上記周波数特性を検出することを特徴とす
る。本発明の第4の構成に係る配管構造調査方法は、第
3の構成において、送信した音響信号の自己相関を利用
して、上記フーリエ変換により得られる周波数特性か
ら、送信した音響信号の周波数特性を除去することを特
徴とする。
【0011】本発明の第5の構成に係る配管構造調査方
法は、第1乃至第4の構成において、上記複数種類の音
響的不連続部それぞれにおける音響信号の通過減衰量若
しくはその周波数特性を予め調べて記憶しておき、上記
判別に際しては、その結果たる種類に対応した通過減衰
量若しくはその周波数特性を記憶内容から求め、受信し
た反射波から見て複数個の音響的不連続部が存在してい
ると見なせるときに、調査すべき配管構造の管端から数
えて2個目以遠の音響的不連続部については、その音響
的不連続部よりも管端に近い位置にある音響的不連続部
に係る通過減衰量若しくはその周波数特性に基づく補償
を施しつつ上記反射に関する周波数特性を検出すること
を特徴とする。
【0012】本発明の第6の構成に係る配管構造調査方
法は、第1乃至第5の構成において、上記音響的不連続
部が、配管構造を実現する際に用いられることがある継
ぎ手又は当該配管構造の内部にて生じうる故障箇所であ
り、上記判別が、受信した反射波に係る音響的不連続部
が継ぎ手かそれとも故障箇所かに関する継ぎ手/故障判
別、受信した反射波に係る音響的不連続部たる継ぎ手が
どの種類の継ぎ手かに関する継ぎ手種類判別、及び受信
した反射波に係る音響的不連続部たる故障箇所がどの種
類の故障に係るものかに関する故障種類判別のうちいず
れか又はこれらの任意の組合せであることを特徴とす
る。
【0013】以下、本発明の好適な実施形態に関し図面
に基づき説明する。なお、本願では、本発明を「配管構
造調査方法」に関する発明であると述べているが、本発
明は例えば「配管構造調査装置」等としても表現でき
る。更に、以下の説明では、継ぎ手の種類による周波数
対反射率特性の相違を使用し、継ぎ手の種類を判別する
例を示すが、本発明は、故障の種類を判別する構成や、
継ぎ手か故障かを判別する構成や、或いはこれら2乃至
3種類の判別機能を併有した構成とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の第1実施形態に
係る装置の構成を示す。この図に示す装置は、スピーカ
10、マイク12及び温度センサ14によって構成され
図2に示すように配管構造物16の管端18に装着され
るアセンブリ20を備えている。スピーカ10は、管端
18から配管構造物16の内部へと音響信号を送信する
手段であり、マイク12は配管構造物16内部からの反
射波を受信するための手段であり、温度センサ14は後
述する音速の温度補正のため配管構造物16の内部にお
ける温度を検出する手段である。
【0015】スピーカ10を用いて音響信号を配管構造
物16の内部に送信する回路としては、信号発生回路2
2及び増幅器24が設けられている。信号発生回路22
は、例えば100Hz〜2kHzの帯域に属する周波数
の正弦波の波形を、例えば100Hz刻みで格納するR
OM26を備えている。ROM26上の波形データは、
D/A変換器28によって、例えば0.7秒以上間隔を
おいて(即ち配管構造物16のうち調査対象としている
部分を音波が往復するのに要する時間以上の間隔をおい
て)読み出され、読み出された波形データに基づき1周
期分の正弦波がフィルタ30に供給される。フィルタ3
0は、D/A変換器28から出力される1周期分の正弦
波を濾波及び波形整形して、増幅器24に供給する。増
幅器24は、この正弦波を増幅してスピーカ10を駆動
する。すると、図3において“送信波”として表されて
いるように、1乃至数周期分の音響信号が配管構造物1
6の内部へ管端18から送信されることになる。なお、
図3において1周期ではなくより多くの周期の信号が送
信されているのは、スピーカ10の特性によるものであ
る。
【0016】スピーカ10によって配管構造物16の内
部に送信された信号は、配管構造物16にて生じている
各種の音響的不連続部、例えば継ぎ手によって反射され
る。例えば、図2に示されているように、配管構造物1
6上に、3個の継ぎ手32−1、32−2及び32−3
があるとする。また、継ぎ手32−1がいわゆるメカニ
カル継ぎ手であり、継ぎ手32−2がエルボであり、継
ぎ手32−3が分岐であるとする。このような構成の配
管構造物16の内部に管端18から音響信号が送信され
ると、送信された音響信号はまず直ちにマイク12によ
り受信される(図3中の“直接波”)。
【0017】更に、配管構造物16内部に送信された音
響信号は、継ぎ手32−1につながる配管内を伝搬し、
継ぎ手32−1に到達した音響信号の一部は継ぎ手32
−1により管端18方向へ反射され、残りの一部は継ぎ
手32−1を介して継ぎ手32−2方向に伝搬する。管
端18から継ぎ手32−1までの間を伝搬する間に音響
信号はこの配管の長さに比例した量L01の減衰を受け
る。更に、管端18から送信された音響信号が継ぎ手3
2−1により反射され再度管端18を経てマイク12に
至るには、音波がこの配管内を往復するための時間が必
要である。従って、マイク12は、図3において“1個
目の継ぎ手からの反射波”と表されているように、音響
信号の送信から時間t01を経た時刻において、送信した
音響信号に比べて減衰した反射波を受信することにな
る。
【0018】更に、継ぎ手32−1においては、図2中
1で表される量の通過減衰が生じる。更に、継ぎ手3
2−1を通過した後、継ぎ手32−2に至るまでの配管
において、音響信号は、この配管の長さに応じた量L12
の減衰を受ける。むろんこの配管内を音響信号が伝搬す
るにも、この配管の長さに応じた時間が必要である。従
って、配管32−2において反射される音響信号は、図
3において“2個目”で示されているように、送信した
音響信号に比べまた継ぎ手32−1による反射波に比べ
ても減衰した信号となっており、更に、継ぎ手32−1
による反射波に対して継ぎ手32−1から継ぎ手32−
2に至る配管内を音響信号が往復するのに要する時間t
12だけ遅れた時刻にマイク12により受信されることに
なる。継ぎ手32−3による反射に関しても同様の理論
が成り立つ。
【0019】マイク12は、このような波形を有する音
響信号を受信し、マイク12の後段に設けられている増
幅器34はマイク12の電気出力を増幅してA/D変換
器36に供給する。A/D変換器36は、増幅器34の
出力や温度センサ14の検知出力即ち配管構造物16内
の温度を示す信号をディジタルデータに変換し、演算部
38に供給する。演算部38は、具体的にはCPUによ
り実現することができ、機能的には距離検出部40及び
判別部42を備えている。更に、演算部38にはROM
44が付設されており、また演算部38における処理の
結果を出力する手段としては、表示部46が設けられて
いる。
【0020】演算部38においては、まず、距離検出部
40により、管端18から継ぎ手32−1までの距離d
01、継ぎ手32−1から継ぎ手32−2までの距離d12
及び継ぎ手32−2から継ぎ手32−3までの距離d23
の演算が行われる。この演算は、音響信号の送信時刻や
各反射波の受信時刻の検出値から求めた時間t01、t12
及びt23を用いて次の式
【数1】d01=v×t01/2 d12=v×t12/2 d23=v×t23/2 により行われる。上式中vは配管構造物16内部におけ
る音響信号の伝搬速度であり、一般に、配管構造物16
内の気体の種類とその温度Tの関数v(T)で与えるこ
とができるため、距離検出部40においては、温度セン
サ14による検出の結果(具体的にはA/D変換器36
により得られた温度を示すディジタルデータ)に基づ
き、音速vの温度補正も行っている。
【0021】判別部42は、A/D変換器36から供給
されるデータに基づき図3に示される直接波及び各反射
波のレベルを検出する。判別部42は、更に、検出した
レベルに基づき、まず1個目の継ぎ手32−1における
音響信号の反射率γ1を計算する。反射率γ1は次の式
【数2】γ1=O1/I1 ただし、I1=I0−L01:継ぎ手32−1に入力される
音響信号のレベル O1=R1+L01:継ぎ手32−1にて反射される音響信
号のレベル L01=α×d010:マイクにおける直接波の受信レベル R1:マイク12における継ぎ手32−1からの反射波
の受信レベル α:配管の単位長あたり減衰量(減衰率) により計算される。なお、減衰率αは、始め、使用する
各周波数毎に実験的に測定しておき、例えばROM44
上に格納しておくようにすればよい。
【0022】判別部42は、1個目の継ぎ手32−1に
関する上述のような演算を、スピーカ10による送信毎
に、即ちROM26上の波形データに基づき周期的に生
成されるさまざまな周波数それぞれについて、実行す
る。これによって、判別部42は、1個目の継ぎ手32
−1における音響信号の反射率γ1について、その周波
数特性を検出する。判別部42は、このようにして検出
した周波数特性を、ROM44上に格納されているさま
ざまな継ぎ手についての反射特性データと比較する。
【0023】即ち、この実施形態に係る装置を使用する
に際しては、あらかじめ、各種の継ぎ手についてその周
波数対音響信号反射率特性を測定し、これをデータとし
てROM44上に書き込んでおく。音響信号の反射率
は、図4に示すように、継ぎ手の種類によって異なる傾
向を示す周波数特性を有しているから、判別部42は、
検出した反射率γ1の周波数特性をROM44上のデー
タと比較対照することにより、1個目の継ぎ手32−1
が、例えばメカニカル継ぎ手である旨、特定することが
できる。
【0024】判別部42は、A/D変換器36から得ら
れるデータに加え、1個目の継ぎ手32−1についての
その種類の測定の結果をも利用して、2個目の継ぎ手3
2−2に関する演算を行う。即ち、判別部42は、2個
目の継ぎ手32−2における音響信号の反射率γ2を、
次の式
【数3】γ2=O2/I2 ただし、I2=I1−L1−L12:継ぎ手32−2に入力
される音響信号のレベル O2=R2+L1+L01+L12:継ぎ手32−2にて反射
される音響信号のレベル L12=α×d122=マイク12における継ぎ手32−2からの反射波
の受信レベル に従い演算する。上式中のL1即ち継ぎ手32−1にお
ける通過減衰量は、継ぎ手32−1の種類の特定結果に
よって決定される量である。即ち、継ぎ手32−1が上
述のようにメカニカル継ぎ手である旨判別されたときに
は、判別部42は、メカニカル継ぎ手における典型的な
通過減衰量L1を示すデータを例えばROM44から読
み込み、上の式による反射率γ2の計算に利用する。判
別部42は、このようにして求めた反射率γ2について
も、反射率γ1について行ったと同様周波数特性を求
め、その結果により継ぎ手32−2の種類を例えばエル
ボと特定する処理を実行する。継ぎ手32−3について
も同様である。
【0025】演算部38は、距離検出部40によって検
出した距離d01、d12及びd23や判別部42によって判
別された継ぎ手の種類に関する映像を、表示部46の画
面上に表示させる。例えば、図5に示すように、各継ぎ
手の種類を示す図形や継ぎ手と継ぎ手の間の配管を示す
図形を画面上に表示させると共に、距離d01、d12及び
23を示す図形及び装置を表示部46の画面上に表示さ
せる。このような表示を見ることにより、使用者は、配
管構造物16上にある継ぎ手の種類や各継ぎ手の位置
を、正確に知ることができる。
【0026】図6に、本発明の第2実施形態に係る装置
の構成を示す。この図では、第1実施形態を構成する部
材と対応する部材については、同一の符号を使用してい
る。
【0027】この実施形態では、第1実施形態における
信号発生回路22に代えて、PN発生器48を用いてい
る。PN発生器48は、例えば100Hz〜2kHzの
帯域に属するさまざまな周波数成分を含み雑音と見なし
うる信号、即ちPN信号を発生させ、これを増幅器24
を介してスピーカ10から音響信号として配管構造物1
6の内部に送信させると共に、相関演算のため演算部3
8に供給している。演算部38は相関演算部49を有し
ており、相関演算部49は遅延回路50、乗算器52及
び平均化回路54を有している。遅延回路50は、PN
発生器48から出力されるPN信号を遅延させ、乗算器
52に供給する。乗算器52は、A/D変換器36から
出力され受信した音響信号の波形を示すデータと、遅延
回路50によって遅延されたPN信号との積を演算す
る。また、平均化回路54は、乗算器52の出力に平均
化処理を施すことにより、相互相関値を求める。平均化
回路54での平均化処理により、目的外雑音を除去する
ことが可能になると共に、比較的形状が小さく反射が弱
い継ぎ手であっても容易に検出することが可能になる。
【0028】ここに、遅延回路50における遅延時間を
変化させていくと、図7に示されているように、直接波
や各反射波に対応して、相互相関のピークが現れる(図
7中のピーク0〜3)。この実施形態における距離検出
部40は、相関演算部49によって得られた相互相関値
からそのピークを検出し、そのピークが得られた遅延時
間τ1,τ2及びτ3を検出してこれを次の式
【数4】d01=v×τ1/2 d12=v×(τ2−τ1)/2 d23=v×(τ3−τ2)/2 により距離d01、d12及びd23を検出して表示部46に
出力する。
【0029】平均化回路54にて得られる平均化された
相互相関値は、FFT部56において高速フーリエ変換
(FFT)され、時間領域から周波数領域へと変換され
る。即ち、図7において一点鎖線で示されている部分
が、周波数領域へ変換され、これにより各継ぎ手におけ
る音響信号反射率の周波数特性が得られる。FFT部5
6の後段に設けられている特性補正部58は、FFT部
56によって得られる周波数特性に関し、送信されるP
N信号の特性を補償する処理を施す。即ち、特性補正部
58は、
【数5】 F’(φ1(τ))←F(φ1(τ))/F(φ(τ)) ただし、φ(τ):PN信号の自己相関関数 φ1(τ):ピーク1を含む一点鎖線内の相互相関関数 に従い、FFT部56の出力F(φ1(τ))に補正を
施す。なお、F(・)はフーリエ変換を表している。特
性補正部58は、同様に、次の式
【数6】F’(φ2(τ))←{F(φ2(τ))/F
(φ(τ))}/{1−F(φ1(τ))/F(φ
(τ))} ただし、φ2(τ):ピーク2を含む一点鎖線内の相互
相関関数 に基づき、FFT部56の出力たるF(φ2(τ))を
補正する。なお、この式において分母にF(φ
1(τ))が含まれているのは、1個目の継ぎ手32−
1における反射を考慮に入れたものである。3個目の継
ぎ手32−3についても、同様の考慮を施しつつ、FF
T部56の出力に関する補正を行う。判別部42は、特
性補正部58によって補正された周波数特性と、ROM
44上のデータとを対照することによって、各継ぎ手3
2−1、32−2及び32−3の種類を判別し、その結
果を表示部46の画面上に表示させる。
【0030】このように、第2実施形態においては、P
N信号の送受信や相関演算、FFT及び特性補正といっ
た処理を施すことにより、各継ぎ手までの距離や各継ぎ
手の種類を判別している。このような構成を採用するこ
とによって、第1実施形態に比べ、処理を迅速化するこ
とができる。例えば、100mの長さを有する配管構造
物についてその配管構造物を構成している継ぎ手の存否
及びその種類を検出及び判別しようとする場合、第1実
施形態のような構成では、各1周期の正弦波を0.7秒
程度以上時間をおいて送信する必要があるため、100
Hz〜2kHzの周波数範囲を100Hz刻みでスイー
プすると2分以上の時間が掛かってしまう。この実施形
態において本実施形態の如き平均化処理を行うのであれ
ば、例えば10スイープ分の印加であっても20分以上
の時間が掛かってしまうことになる。これに対して、本
実施形態では、数百回の平均化を行う場合であっても、
数秒程度の時間で処理が終わる。このように、本実施形
態では、処理を大幅に高速化することができる。加え
て、前述のように、平均化によって目的外雑音が抑制さ
れ、また平均化の際の加算処理によって強調されるため
の小形状の継ぎ手からの反射の検出が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】 配管構造物の一例構成を示す図である。
【図3】 受信する波形の一例を示すタイミングチャー
トである。
【図4】 継ぎ手別の周波数対反射率特性を示す図であ
る。
【図5】 表示形態の一例を示す画面図である。
【図6】 本発明の第2実施形態に係る装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】 相互相関値の一例を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
10 スピーカ、12 マイク、14 温度センサ、1
6 配管構造物、22信号発生回路、38 演算部、3
2−1,32−2,32−3 継ぎ手、40距離検出
部、42 判別部、44 ROM、46 表示部、48
PN発生器、49 相関演算部、50 遅延回路、5
2 乗算器、54 平均化回路、56FFT部、58
特性補正部、t01,t12,t23 反射波の受信間隔、d
01,d12,d23 各部の配管長、L01,L12,L23
配管における減衰量、L1,L2 各継ぎ手における通過
減衰量、τ1,τ2,τ3 相互相関のピークタイミン
グ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管構造にて生じうる複数種類の音響的
    不連続部それぞれについて音響信号の反射に関する周波
    数特性を予め調べて記憶しておき、 調査すべき配管構造の管端から当該配管構造の内部へと
    音響信号を送信し当該配管構造の内部からその反射波を
    受信する送受信動作を、複数の送信周波数にて実行する
    ことにより、上記配管構造の内部にある音響的不連続部
    における反射に関する周波数特性を検出し、 上記周波数特性に関しその検出結果を記憶内容と照合す
    ることにより、受信した反射波がどの種類の音響的不連
    続部からの反射波かを判別することを特徴とする配管構
    造調査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配管構造調査方法におい
    て、 上記複数の送信周波数についての上記送受信動作を、単
    一の周波数成分を含む正弦波信号を上記音響信号として
    利用して複数回に分けて行うことを特徴とする配管構造
    調査方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の配管構造調査方法におい
    て、 上記複数の送信周波数についての上記送受信動作を、複
    数の周波数成分を含む擬似雑音信号を上記音響信号とし
    て利用して一度に行い、 送信した音響信号を遅延させた信号と受信した反射波と
    の相互相関を求め、 求めた相互相関にピークが現れる遅延時間の近傍におけ
    る相互相関の時間波形をフーリエ変換することにより、 上記周波数特性を検出することを特徴とする配管構造調
    査方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の配管構造調査方法におい
    て、 送信した音響信号の自己相関を利用して、上記フーリエ
    変換により得られる周波数特性から、送信した音響信号
    の周波数特性を除去することを特徴とする配管構造調査
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の配管構造調査方法
    において、 上記複数種類の音響的不連続部それぞれにおける音響信
    号の通過減衰量若しくはその周波数特性を予め調べて記
    憶しておき、 上記判別に際しては、その結果たる種類に対応した通過
    減衰量若しくはその周波数特性を記憶内容から求め、 受信した反射波から見て複数個の音響的不連続部が存在
    していると見なせるときに、調査すべき配管構造の管端
    から数えて2個目以遠の音響的不連続部については、そ
    の音響的不連続部よりも管端に近い位置にある音響的不
    連続部に係る通過減衰量若しくはその周波数特性に基づ
    く補償を施しつつ上記反射に関する周波数特性を検出す
    ることを特徴とする配管構造調査方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載の配管構造調査方法
    において、 上記音響的不連続部が、配管構造を実現する際に用いら
    れることがある継ぎ手又は当該配管構造の内部にて生じ
    うる故障箇所であり、 上記判別が、受信した反射波に係る音響的不連続部が継
    ぎ手かそれとも故障箇所かに関する継ぎ手/故障判別、
    受信した反射波に係る音響的不連続部たる継ぎ手がどの
    種類の継ぎ手かに関する継ぎ手種類判別、及び受信した
    反射波に係る音響的不連続部たる故障箇所がどの種類の
    故障に係るものかに関する故障種類判別のうちいずれか
    又はこれらの任意の組合せであることを特徴とする配管
    構造調査方法。
JP28848397A 1997-10-21 1997-10-21 配管構造調査方法 Expired - Fee Related JP3786770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28848397A JP3786770B2 (ja) 1997-10-21 1997-10-21 配管構造調査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28848397A JP3786770B2 (ja) 1997-10-21 1997-10-21 配管構造調査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11125623A true JPH11125623A (ja) 1999-05-11
JP3786770B2 JP3786770B2 (ja) 2006-06-14

Family

ID=17730800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28848397A Expired - Fee Related JP3786770B2 (ja) 1997-10-21 1997-10-21 配管構造調査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3786770B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275890A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hitachi Hybrid Network Co Ltd 音響式配管調査システムおよびそれを用いた配管調査方法
JP2009503492A (ja) * 2005-07-29 2009-01-29 アコースティックアイ エルティディー. チューブ状システムの非破壊検査システムおよび方法
KR20180065566A (ko) * 2016-12-08 2018-06-18 한국원자력연구원 배관의 노화 상태 감시 방법
CN108414620A (zh) * 2018-03-17 2018-08-17 北京工业大学 小径深比异型管道内壁周向裂纹表面波检测方法
KR20190121637A (ko) * 2018-04-18 2019-10-28 한국원자력연구원 배관 모니터링 장치 및 방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275890A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hitachi Hybrid Network Co Ltd 音響式配管調査システムおよびそれを用いた配管調査方法
JP2009503492A (ja) * 2005-07-29 2009-01-29 アコースティックアイ エルティディー. チューブ状システムの非破壊検査システムおよび方法
KR20180065566A (ko) * 2016-12-08 2018-06-18 한국원자력연구원 배관의 노화 상태 감시 방법
CN108414620A (zh) * 2018-03-17 2018-08-17 北京工业大学 小径深比异型管道内壁周向裂纹表面波检测方法
CN108414620B (zh) * 2018-03-17 2021-01-05 北京工业大学 小径深比异型管道内壁周向裂纹表面波检测方法
KR20190121637A (ko) * 2018-04-18 2019-10-28 한국원자력연구원 배관 모니터링 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3786770B2 (ja) 2006-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6481287B1 (en) Fluid temperature measurement
US20050210960A1 (en) Remote pipeline acoustic inspection
JP6806816B2 (ja) 距離差−周波数分析を用いた配管の漏洩感知装置および方法
US20030033879A1 (en) Blockage detection method and associated system
JP3782559B2 (ja) 原子炉振動監視装置
JP3786770B2 (ja) 配管構造調査方法
JP2007064904A (ja) 超音波による厚さ測定方法及びその装置
JP3639160B2 (ja) 異常箇所検出装置
JP3421412B2 (ja) 配管減肉測定方法と装置
JP3406511B2 (ja) 異常箇所検出装置
JP3630393B2 (ja) 異常箇所検出装置
JP3639145B2 (ja) 異常箇所検出装置
JP3324047B2 (ja) 音響式温度計測装置
JPH08219854A (ja) 超音波液位計
JP3535679B2 (ja) 音波式管路調査システムにおける管内多重反射信号判定方法
JPS61202158A (ja) パイプ内部点検装置
JP4674007B2 (ja) 配管内の液位測定装置及び液位測定方法
JPH07146218A (ja) 都市ガスの配管系の属性検出方法及び検出装置
JPH10132541A (ja) 音波式管路調査方法
JP3384197B2 (ja) 管路内部形状推定方法
JP3512512B2 (ja) 超音波流速測定装置
JPH10160615A (ja) 音響式漏洩位置特定装置
JPH0755931A (ja) 管路内部状態計測方法および装置
JP3419557B2 (ja) 配管長測定システム
JP3419556B2 (ja) 配管長測定システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041020

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060322

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees