JPH10267509A - 機器の運転状態管理装置 - Google Patents
機器の運転状態管理装置Info
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- JPH10267509A JPH10267509A JP6931097A JP6931097A JPH10267509A JP H10267509 A JPH10267509 A JP H10267509A JP 6931097 A JP6931097 A JP 6931097A JP 6931097 A JP6931097 A JP 6931097A JP H10267509 A JPH10267509 A JP H10267509A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/22—Refrigeration systems for supermarkets
Landscapes
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
Abstract
できる機器の運転状態管理装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 機器の運転状態に関するデータに基いて
機器の管理を行う運転状態管理装置において、機器の運
転状態に関する情報を、当該情報が得られた機器の運転
条件毎に分類して保存することにより、過去の運転状態
に関するデータベースを構築するデータベース構築手
段、および機器の現在の運転状態に関する情報とそれと
同一の運転条件におけるデータベース内の過去の情報と
に基づいて、機器が故障に至る時期を予測する故障時期
予測手段を備えている。
Description
ーケットなどに設置される低温ショーケース、業務用冷
蔵庫・冷凍庫等の機器の運転状態を管理する装置に関す
るものである。
される食品保存・陳列用の低温ショーケースは、当該店
舗の規模に応じて数台〜数十台設置されている。係る低
温ショーケースは、例えば特公平7−1135号公報
(F25B47/02)或いは特公平7−6713号公
報(F25B47/02)に示される如く、冷媒との熱
交換により冷却した空気を庫内に循環させることによ
り、庫内の空気温度を周辺の空気温度より下げて食品を
保存するものである。その目標となる設定温度は、対象
とする食品により異なる。
−20℃などの冷凍温度に設定温度が設定される。ま
た、陳列する食品が肉や魚などの生鮮食品の場合には例
えば−3℃〜0℃などの氷温に設定温度が設定される。
また、陳列する食品が野菜である場合には更に高い温度
(+5℃〜+10℃など)に、設定温度が設定される。
下複数段の棚が架設された多段型ケース、底部に複数の
トレイを並設する平型ケース等のように種々存在する。
従って、スーパーマーケットの店舗内にはこれら多種の
低温ショーケースが設置されることになる。更に、この
種の低温ショーケースは一般に一台の冷凍機に対して複
数台設置される。
各低温ショーケースにそれぞれ設置した蒸発器をこの圧
縮機に対して冷媒配管にて並列接続し、所定の冷凍サイ
クルを構成するものである。
因で故障し、庫内の食品を適切な温度に保存できなくな
ると、食品が劣化して販売に供せなくなり、店舗に重大
な損害が生じる。そこで、この種のスーパーマーケット
などでは故障発生時における食品の損害を最小限に抑え
るために、メンテナンス業者と保守契約を結び、故障発
生時に対応させるようにしている。
から修理は迅速に行われなければならないため、メンテ
ナンス業者は通常24時間体制による管理が余儀なくさ
れている。そこで、例えば特開平8−61814号公報
(F25B49/00)では、庫内最高温度・最低温度
・許容温度差などの複数のしきい値を予め定めておき、
冷凍・冷蔵ショーケースの庫内温度をこれらと順次比較
して行くことによって、ショーケースに発生した故障を
原因毎に判別し、運転状態を管理して行く方法を採って
いた。
ョーケースは前述のように多種存在し、冷凍機も圧縮機
の馬力等が異なる複数のタイプが存在するため、故障の
判断基準(前記各しきい値)は均一にはならず、前述の
方法では前記しきい値を低温ショーケース毎に設定しな
ければならなくなり、その設定作業自体が極めて困難且
つ煩雑なものとなる。
により悪化する場合もあれば、運転条件によって悪化す
る場合もある。一般に低温ショーケース近辺の空気熱量
及び冷凍機近辺の空気熱量が、各ショーケースの冷え具
合、即ち、庫内温度に影響を与えることは知られている
が、低温ショーケースは店舗内に分散して配置されるの
で、個々の設置場所における環境は微妙に異なる。
空気吹き出し方向、或いは、店舗の出入口などの配置状
況、その他の熱源などにより、店舗内の空気温度は一様
ではなく、空気熱量は個々の低温ショーケースの周辺で
異なってくる。従って、同一の店舗内であっても各低温
ショーケースの設置環境は一様ではないため、運転条件
は低温ショーケース毎に異なってくる。そして、係る運
転条件の変化を正確に検知できるセンサも現時点では無
いため、運転状態の悪化が故障なのか運転条件の変化に
よるものなのかを庫内温度から単純に判断することはで
きない。
気熱量を外気温度センサや外気湿度センサなどを取り付
けて測定すれば、上記運転条件の変化による運転状態の
悪化を或程度判断することは可能であるが、センサ数が
増大するため、コスト的に実用化は困難である。
み合わされる低温ショーケースによって決まるため、冷
却能力に余裕がない場合には設置当初から冷えにくくな
るケースも存在し、庫内温度と一定のしきい値との単純
な比較のみから故障と判断することはできない。
早期に発見したり、近い将来故障するであろうことを予
測したりすることができれば、メンテナンス業者の負担
を軽減することができるようになるとともに、店舗とし
ても不測の故障による損失を防止することが可能となる
が、庫内温度と各しきい値との比較によってこれらを判
断する従来方法において許容温度差に対応するしきい値
を狭くして故障を迅速に検知しようとすると、今度は誤
報が著しく頻繁に発生するようになり、実用的ではなく
なる。
ができる機器の運転状態管理装置を提供することを目的
とする。
に、機器が設置されている店舗等の営業に悪影響が少な
い日時を修理日時として決定することができる機器の運
転状態管理装置を提供することを目的とする。
転状態管理装置は、機器の運転状態に関するデータに基
いて機器の管理を行う運転状態管理装置において、機器
の運転状態に関する情報を、当該情報が得られた機器の
運転条件毎に分類して保存することにより、過去の運転
状態に関するデータベースを構築するデータベース構築
手段、および機器の現在の運転状態に関する情報とそれ
と同一の運転条件におけるデータベース内の過去の情報
とに基づいて、機器が故障に至る時期を予測する故障時
期予測手段を備えていることを特徴とする。
器の現在の運転状態に関する情報とそれと同一の運転条
件におけるデータベース内の過去の情報とに基づいて、
どの程度早く修理が必要かを表す緊急度を算出する緊急
度算出手段、過去に発生した運転条件に基づいて、数日
中に発生する可能性がある運転条件を予測する運転条件
予測手段、および緊急度算出手段によって算出された緊
急度および運転条件予測手段によって予測された運転条
件に基づいて、故障時期を予測するものが用いられる。
悪化傾向に基づいて、緊急度を算出するものが用いられ
る。
と同一の運転条件におけるデータベース内の過去の情報
とに基づいて、機器の修理に都合が良い日を決定する修
理日決定手段を設けることが好ましい。
時期予測手段によって得られた情報ならびに機器が設置
されている店舗の開店時刻、閉店時刻および休店日情報
に基づいて、機器の修理に都合が良い日を決定するもの
が用いられる。
実施の形態について説明する。
についての説明
構成を示す縦断側面図である。図2は、低温ショーケー
ス1a(1b)が据え付けられたスーパーマーケットの
店舗内の配管構成を示す平面図である。図3は、低温シ
ョーケース1a(1b)の制御装置56と店舗に設置さ
れた集中管理装置69の電気的構成を示すブロック図で
ある。
プンショーケースであり、断面略コ字状の断熱壁32
と、据え付け現場においてこの断熱壁32の両側に取り
付けられる側板(図示せず)とから構成されている。断
熱壁32の内側にはそれぞれ間隔をおいて外層仕切板3
4と内層仕切板36が取り付けられている。断熱壁32
と外層仕切板34との間の空間が外層ダクト37とさ
れ、外層仕切板34と内層仕切板36との間の空間が内
層ダクト38とされ、内層仕切板36の内側の空間が貯
蔵室39とされている。
けられている。各棚41の下面前部と、貯蔵室39の天
井部と、庇31内には蛍光灯40が取り付けられてい
る。貯蔵室39の底部にはデックパン42が取り付けら
れている。デックパン42の下方には、外層ダクト37
および内層ダクト38に連通した底部ダクト43が形成
されている。底部ダクト43内には送風機45が内蔵さ
れたファンケース44が設置されている。
8内の下部には蒸発器46が収められている。蒸発器4
6には、蒸発器46の着霜を融解するための霜取りヒー
タ67が取り付けられている。
外層ダクト37に連通した外層吐出口52と、内層ダク
ト38に連通した内層吐出口53が形成されている。ま
た、開口部51の下方には、底部ダクト43に連通した
吸込口54が形成されている。
れると、底部ダクト43内の空気は後方の内外層ダクト
37、38に送られる。外層ダクト37に送られた空気
は、外層ダクト37内を通って外層吐出口52に達し、
外層吐出口52から吸込口54に向けて吹き出される。
内層ダクト38に送られた空気は、内層ダクト38内に
ある蒸発器46を通過して内層吐出口53に達し、内層
吐出口53から吸込口54に向けて吹き出される。内層
ダクト38内において空気が蒸発器46を通過する際に
熱交換が行なわれる。
は内側の冷気エアーカーテンとそれを保護する外側のエ
アーカーテンとが形成され、開口部51からの外気の侵
入が阻止または抑制されるととともに、内側の冷気エア
ーカーテンの一部が貯蔵室39内に循環して貯蔵室39
内が冷却される。そして、これらの冷気などは吸込口5
4から底部ダクト43に帰還され、送風機45に再び吸
い込まれることになる。
店舗内には、青果(商品)を収納陳列するための3台の
低温ショーケース(青果用冷蔵ケース)1aと、鮮魚
(商品)を収納陳列するための5台の低温ショーケース
(鮮魚用氷温ケース)1bとが店舗の壁面に沿って設置
されている。
は、冷蔵用冷凍機11および氷温用冷凍機12とが設置
されている。各冷凍機11、12は図示しない圧縮機や
凝縮器によりそれぞれ構成されている。
口側は、それぞれ電磁弁14及び膨張弁16を介して冷
蔵用冷凍機11の液冷媒配管17に並列接続されてい
る。各低温ショーケース1aの蒸発器46の出口側は、
それぞれ冷蔵用冷凍機11のガス冷媒配管18に並列接
続されている。
口側は、それぞれ電磁弁19及び膨張弁21を介して氷
温用冷凍機12の液冷媒配管22に並列接続されてい
る。各低温ショーケース1bの蒸発器46の出口側は、
それぞれ氷温用冷凍機12のガス冷媒配管23に並列接
続されている。
a、1bの制御装置56は、汎用マイクロコンピュータ
57を備えている。マイクロコンピュータ57には、制
御温度設定器58、照明スイッチ61、蒸発器46の霜
取り復帰温度を検出する霜取り復帰温度センサ62、お
よび内層ダクト38から吐出される空気の温度(吐出空
気温度)を検出する制御温度センサ63が接続されてい
る。制御温度センサ63は、図1に示すように、内層吐
出口53の上流側の内層ダクト38内に設けられてい
る。
れる温調接点64には、電磁弁14(または19)が接
続されている。マイクロコンピュータ57によって制御
される霜取り接点66には、霜取りヒータ67が接続さ
れている。マイクロコンピュータ57の通信部68は、
通信線を介して店舗に設置された集中管理装置69に接
続されている。
ピュータなどから構成されており、集中管理装置69に
は、店舗に設置された各低温ショーケース1a、1bの
制御装置56と、各冷凍機11、12の図示しない制御
装置とが通信線を介して接続されている。集中管理装置
69には、各種入力操作を行うためのキーボード71か
らの入力信号、店舗内に設置された温湿度センサ72の
検出信号および機械室13内の温度を検出するための機
械室温度センサ73の検出信号が入力される。そして、
この集中管理装置69は公衆回線などを介してメンテナ
ンス会社のコンピュータ(図示せず)に接続されてい
る。
機の動作の説明
12と、低温ショーケース1aおよび冷蔵用冷凍機11
との動作は、ぼぼ同様なので、以下においては、低温シ
ョーケース1bおよび氷温用冷凍機12の動作について
のみ説明する。
と、冷媒は液冷媒配管22を経てそれぞれ膨張弁21に
て減圧された後、各低温ショーケース1bの蒸発器46
に供給され、そこで蒸発する。このときに蒸発器46は
冷却作用を発揮するが、この蒸発器46と熱交換した空
気(冷気)は内層ダクト38内を通って内層吐出口53
から吐出される。
53から吐出される空気の温度(吐出空気温度)の設定
温度と制御温度センサ63が検出する吐出空気温度に基
づいて、温調スイッチ64をオンオフ制御する。これに
よって、電磁弁19が開閉制御される。
℃に設定されたとすると、マイクロコンピュータ57
は、制御温度センサ63が検出した吐出空気温度が、例
えば−5℃以上に上昇すると電磁弁19が開放されるよ
うに温調スイッチ64を制御し、制御温度センサ63が
検出した吐出空気温度が、−5℃以下に低下すると電磁
弁19が閉じるように温調スイッチ64を制御する。
が閉じた場合には氷温用冷凍機12の圧縮機は停止せし
められる。係る冷却運転によって、貯蔵室39内の棚4
1上に陳列された商品の温度は略0℃程に維持される。
えており、例えば12時間または24時間毎に電磁弁1
9を閉じて霜取り接点66をONさせる。これにより、
霜取りヒータ67は通電されて発熱し、蒸発器46の着
霜が融解除去されていく。そして、蒸発器46の霜取り
が進行して、霜取り復帰温度センサ62の検出温度が所
定の霜取り復帰温度(例えば+8℃)に達すると、マイ
クロコンピュータ57は、接点66をOFFさせて霜取
りヒータ67への通電を停止させる。この後、所定の水
切り時間(霜取りヒータ67はOFF、電磁弁19は
閉)をおいて、前述の冷却運転に復帰する。
説明
照して、集中管理装置69による低温ショーケース1
a、1bの故障予測処理について説明する。ここでは、
説明の便宜上、1つの低温ショーケースに対する故障予
測処理についてのみ説明する。
報に基づいて、たとえば、30分毎に、運転条件および
運転率を算出し、得られた運転率を運転条件毎に分類し
て記憶する。運転条件推移登録部101は、過去1週間
分のデータを記憶する。
気温および店舗内エンタルピの3要素の組み合わせによ
って決定される。外気温とは冷凍機11、12の周囲温
度をいい、機械室温度センサ73によって検出される。
店舗内エンタルピとは、店舗内空気の内部エネルギーを
いい、温湿度センサ72の検出値に基づいて算出され
る。運転条件における時刻の刻み幅はたとえば30分で
ある。運転条件における外気温の刻み幅は、たとえば、
2°Cである。運転条件における店舗内エンタルピの刻
み幅は、たとえば、2Kcal/Kgである。
ョーケースに対応する電磁弁14(または19)の開放
時間と閉鎖時間との和に対する開放時間の比をいい%で
表される。運転率は、低温ショーケースに対する温調接
点64のON/OFF情報から算出される。
運転条件が3回現れたときには、その運転条件に対する
運転率の平均値が算出され、得られた平均値が当該運転
条件に対する最新の運転率データとして、変化検出部1
02に送られる。
101から最新の運転率データが送られてくると、最新
の運転率データの運転条件と同じ運転条件に対する過去
の運転率データがデータベース103に登録されている
か否かを判別する。最新の運転率データの運転条件と同
じ運転条件に対する過去の運転率データがデータベース
103に登録されていない場合には、変化検出部102
は、データベース学習機構部104を介して、最新の運
転率データを当該運転条件の過去の運転率データとして
データベース103に記憶させる。
条件に対する過去の運転率データがデータベース103
に登録されている場合には、最新の運転率データと、デ
ータベース103に登録されている同じ運転条件に対す
る過去の運転率データとを比較する。
る過去の運転率データよりも悪化していない場合、すな
わち最新の運転率データが同じ運転条件に対する過去の
運転率データよりも低い(小さい)場合には、変化検出
部102は何ら処理を行なわない。
る過去の運転率データよりも悪化している場合、すなわ
ち最新の運転率データが同じ運転条件に対する過去の運
転率データよりも高い(大きい)場合には、変化検出部
102は、データベース学習機構部104を介して、上
記過去の運転率データに代えて最新の運転率データをデ
ータベース103に記憶させる。これにより、当該運転
条件に対する過去の運転率データが更新される。データ
ベース103の内容が更新された場合には、その更新に
関する履歴情報がデータ変更履歴登録部105に登録さ
れる。
に対する過去の運転率データよりも悪化している場合に
は、変化検出部102は、その悪化情報を運転状態登録
部107に登録する。悪化情報には、当該運転条件、当
該最新の運転率および悪化量(最新の運転率−過去の運
転率)がある。運転状態登録部107は、運転条件ごと
に悪化情報を整理して記憶する。
7の内容に基づいて、将来的に故障が発生する可能性が
高いか低いかを判別し、将来的に故障が発生する可能性
が高いと判別したときには、その旨を示す予測結果を出
力する。
された運転率の悪化の程度が比較的大きい場合には、近
い将来に故障が発生する可能性が高いと判断し、それに
応じた予測結果を出力する。
歴登録部105の登録内容に基づいて、長期的な運転状
態の悪化傾向を監視し、長期的な運転状態の悪化傾向が
検出された場合には、遠い将来に故障が発生する可能性
が高いと判断し、それに応じた予測結果を出力する。
たときには、原因推定部111は、運転状態登録部10
7の登録内容と、故障予測部112からの予測結果に基
づいて、故障原因を推定する。
録部101の登録内容に基づいて、現在から数日先まで
に発生する可能性がある運転条件を推定する。
転条件と同様な運転条件が数日中に再度発生すると推定
する。さらに、この例では、過去1週間において発生し
た運転条件のうち、ある時刻において、発生した店舗内
エンタルピおよび外気温のそれぞれ最高値よりも、1レ
ベル高い店舗内エンタルピおよび外気温も数日中にその
時刻において発生する可能性があると推定する。
幅が2°Cであり、運転条件における店舗内エンタルピ
の刻み幅が2Kcal/Kgである場合において、過去
1週間の午後2時に対する店舗内エンタルピおよび外気
温として、8Kcal/Kg、10Kcal/Kg、3
0°C、32°Cが発生したとする。
店舗内エンタルピおよび外気温の組み合わせは、次の9
種類であると推定される。
ても、数日中に、より負荷が重くなる運転条件が発生す
る可能性があるとして、店舗内エンタルピが12Kca
l/Kgでかつ外気温が34°Cの組み合わせを予想し
ている。より負荷が重くなる運転条件が発生する可能性
があると推定しているのは、基本的には、負荷が重くな
る程、故障状態に至る可能性が高いと考えられるからで
ある。
故障時期および修理日予測部200に送られる。
103に記憶されている各運転条件毎の運転率データに
基づいて、ほぼ同一の運転率となる運転条件どうし毎
に、運転条件をグループ分けする。後述するように、同
一グループ内の1つの運転条件において運転率の悪化が
発生した場合には、そのグループ内の他の運転条件にお
いても同様な悪化量で運転率が悪化すると推定される。
107に新たな悪化情報が登録されると、その悪化情報
に対応する最新の運転率データ(過去1週間内において
3回以上発生した同一運転条件に対する運転率データの
平均値)が算出された元となる過去1週間以内の3回
(3日分)以上発生した同一運転条件に対する運転率デ
ータを運転条件推移登録部101から読み出す。
去の運転データおよび上記最新の運転データが算出され
た元となる3日分以上の運転率データに基づいて、悪化
が短期間内に拡大する傾向にあるか、悪化が短期間内に
拡大する傾向がないか否かを判定し、その判定結果を故
障時期および修理日予測部200にに送る。
が30%、変化のあった一日目の運転率は50%、2日
目の運転率は70%、3日目の運転率は90%というよ
うに、運転率が悪化した場合には、4日目には運転率が
100%になると判断され、悪化が短期間内に拡大する
傾向にあると判定される。
00
障発生時期予想部201、緊急度算出部202および修
理推薦日時推定部203を備えている。
10から送られてきた判定結果に基づいて、緊急度を算
出する。つまり、まず、悪化傾向判定部110から悪化
が短期間内に拡大する傾向にある旨の判定結果が送られ
てきた場合には、緊急度を大と決定し、悪化傾向判定部
110から悪化が短期間内に拡大する傾向がない旨の判
定結果が送られてきた場合には、緊急度を小と決定す
る。
た場合には、その旨を故障発生時期予想部201に送
る。故障発生時期予想部201は、緊急度算出部202
からこの情報を受け取ると、今後数日中で故障に至る時
期を次のようにして推定する。
転条件予測部106からの推定結果に基づいて、今後数
日中に発生する可能性のある運転条件を把握する。そし
て、今後数日中に発生する可能性のある各運転条件が含
まれている運転条件グループを、登録データ評価部10
8内に管理されているデータに基づいて検索する。そし
て、検索された運転条件グループの中で運転率が悪化し
たものがあるか否かを判定する。
が悪化したものがある場合には、その悪化量が調べられ
る。そして、今後数日中に発生する可能性のある各運転
条件に対する運転率に、その悪化量を加算した場合に、
運転率が110%以上となる運転条件が存在している場
合には、その運転条件が発生する時刻を故障発生時期と
して決定する。
が20%悪化した場合には、今後数日中に発生すると推
定される運転条件において、運転率が20%悪化する
と、運転率が110%以上となる運転条件があれば、そ
の運転条件が発生する時刻を故障発生時期として決定す
る。
中に故障状態に至る日が予想された場合には、緊急度算
出部202は緊急度を小から中に変更する。故障発生時
期予想部201によって、数日中に故障状態に至る日が
予想されなかった場合には、緊急度算出部202は緊急
度を小のままとする。
た場合には、修理等を直ちに行なう必要があるので、そ
の旨が出力される。
た場合には、基本的に故障状態と成る前に、修理等を行
なえばよい。そこで、修理推薦日時推定部203は、故
障発生時期予想部201によって予想された故障発生時
期と、開閉店時刻および休店日情報登録部109に記憶
されている開店時刻、閉店時刻、休店日情報とに基づい
て、修理推薦日を決定する。
生時期予想部201によって故障発生時期が予測され、
予測された故障発生時期が翌日の昼頃である場合には、
閉店中の夜間に修理を行なうことが好ましいので、当日
(現在の日)の閉店時間帯を修理推薦日時として外部に
出力する。
時期予想部201によって故障発生時期が予測され、予
測された故障発生時期が当日の昼頃である場合には、緊
急度は中であるけれども、開店前あるいは客の少ない午
前中を修理推薦日時として外部に出力する。
修理推薦日時推定部203は、数日中に休店日がくる場
合にはその休店日を、数日中に休店日がこない場合には
数日中の閉店時間帯を修理推薦日時として外部に出力す
る。
運転状態の推移によっては、緊急度を変更しなければな
らないときもある。上述したように、ある運転条件での
運転率の悪化量が20%である場合には、他の運転条件
でもその悪化量は20%と予想しているが、実際には3
0%となる可能性がある。このようなことが判明した場
合には、悪化量を30%として、故障発生時期の予想、
緊急度の算出および修理推薦日時の決定が再度行なわれ
る。
る運転条件が実際に発生した場合にも、緊急度と修理推
薦日時の決定をやり直し、変更が必要な場合にはその処
理を行なう。
出または修理推薦日時の決定が一旦行なわれた時点から
実際に修理が行なわれるまでの間においても、故障発生
時期の予想、緊急度の算出、修理推薦日時の決定が行な
われる。
いて、同一の運転条件が3回現れたときには、その運転
条件に対する運転率の平均値が算出され、得られた平均
値を当該運転条件に対する最新の運転率データとしてい
るが、次のようにして最新の運転率データを求めてもよ
い。
ず、データベース103に登録されている同じ運転条件
に対する過去の運転率データと比較する。そして、過去
の運転率データより悪化してもののみを新運転率データ
候補とする。このようにして、過去1週間以内におい
て、同一運転条件における新運転率データ候補が3回現
れたときには、それらの平均値が算出され、得られた平
均値を当該運転条件に対する最新の運転率データとす
る。
す指標として運転率を用い説明したが、その他の指標を
複数組み合わせて用いることも可能である。
故障発生時期の予想、緊急度の算出を精度良く複数段階
に分けて出力させることも可能である。
状況悪化の推定原因あるいは特有の評価指標の状況を考
慮して、緊急度の算出、故障発生時期の予想、修理推薦
日時等の算出を行なうことも可能である。
場合などは、早急な対応が望まれるので、緊急度を大と
決定することが好ましい。また、例えば評価指標とし
て、霜取りヒータの通電オフ直後から庫内温度または吐
出空気温度が設定温度に達するまでのプルダウン時間が
従来に比べて長い場合には、霜取り処理終了後の短時間
内に所望の冷却温度が得られないので、早急な対応が望
まれる。したがって、このような場合も緊急度を大と決
定することが好ましい。
で分類された過去の運転状態の指標が蓄積される。した
がって、一定期間経過後はその蓄積データにおける運転
条件と運転状態との相関関係は何らかの関数式で表され
るようになる。上記実施の形態では、運転状態の悪化傾
向を同一運転条件に対する運転状態の悪化傾向から評価
していた。しかし、上記のような関数式を用いると、運
転状態を運転条件に影響されずに、つまり、異なる運転
条件間においても運転状態の悪化傾向を評価することが
できるようになる。したがって、上記実施の形態では、
運転状態の悪化傾向すなわち悪化の早さを同一運転条件
の場合に限って算出したが、この関数式を用いることに
より、異なった運転条件間でも算出できるようになる。
悪化の早さと、将来的に発生する可能性のある運転条件
の情報と、データベースのデータを利用した将来の運転
状態に関するシミュレーション結果と、運転状態悪化の
推定原因または特有の評価指標の状況から、緊急度の算
出、故障発生時期の予想、修理推薦日等の算出などを行
なうことも可能である。各入力信号に対して、どの様な
出力信号を出力するかについては、たとえばファジィ推
論等が用いられる。
することができる。また、本発明によれば、故障時期の
予測と同時に、機器が設置されている店舗等の営業に悪
影響が少ない日時を修理日時として決定することができ
る。
ーケットの店舗内の配管構成を示す平面図である。
すブロック図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 機器の運転状態に関するデータに基いて
機器の管理を行う運転状態管理装置において、 機器の運転状態に関する情報を、当該情報が得られた機
器の運転条件毎に分類して保存することにより、過去の
運転状態に関するデータベースを構築するデータベース
構築手段、および機器の現在の運転状態に関する情報と
それと同一の運転条件におけるデータベース内の過去の
情報とに基づいて、機器が故障に至る時期を予測する故
障時期予測手段を備えていることを特徴とする機器の運
転状態管理装置。 - 【請求項2】 故障時期予測手段は、 機器の現在の運転状態に関する情報とそれと同一の運転
条件におけるデータベース内の過去の情報とに基づい
て、どの程度早く修理が必要かを表す緊急度を算出する
緊急度算出手段、 過去に発生した運転条件に基づいて、数日中に発生する
可能性がある運転条件を予測する運転条件予測手段、お
よび緊急度算出手段によって算出された緊急度および運
転条件予測手段によって予測された運転条件に基づい
て、故障時期を予測するものである請求項1および2の
いずれかに記載の機器の運転状態管理装置。 - 【請求項3】 緊急度算出手段は、同一運転状態の悪化
傾向に基づいて、緊急度を算出する請求項2に記載の機
器の運転状態管理装置。 - 【請求項4】 機器の現在の運転状態に関する情報とそ
れと同一の運転条件におけるデータベース内の過去の情
報とに基づいて、機器の修理に都合が良い日を決定する
修理日決定手段が設けられている請求項1、2および3
のいずれかに記載の機器の運転状態管理装置。 - 【請求項5】 修理日決定手段は、故障時期予測手段に
よって得られた情報ならびに機器が設置されている店舗
の開店時刻、閉店時刻および休店日情報に基づいて、機
器の修理に都合が良い日を決定するものである請求項4
に記載の機器の運転状態管理装置。
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