JPH10266788A - トンネルの構造 - Google Patents
トンネルの構造Info
- Publication number
- JPH10266788A JPH10266788A JP9066329A JP6632997A JPH10266788A JP H10266788 A JPH10266788 A JP H10266788A JP 9066329 A JP9066329 A JP 9066329A JP 6632997 A JP6632997 A JP 6632997A JP H10266788 A JPH10266788 A JP H10266788A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tunnel
- floor
- central portion
- floor plate
- abutment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
したトンネル構造を提供する。 【解決手段】 トンネル1の内周をコンクリートセグメ
ント2で覆工し、その両側部に橋台8をそれぞれ構築
し、かつこの左右橋台8,8 間にプレキャストコンクリー
ト板からなる床板3と4を架け渡して、トンネル1の中
央部に床部aを構築する。また、橋台8に段差部8aを設
け、この段差部8aに緩衝部材9を介在して床板3と4の
端部をそれぞれ設置し、かつアンカーボルト10によって
段差部8aに固定する。
Description
れた床部によって上下に仕切られているトンネルの構造
に関する。
来、共同溝などとして利用されるトンネルとして、中央
部に床部を構築することにより中央部を境に上下に分割
して構築されているトンネルが一般に知られている。従
来、この種のトンネルは、トンネルの内周をコンクリー
トセグメント等で覆工した後、中央部に床部の型枠を組
み立て、コンクリートを打設して床部を構築するのが一
般的であった。
ネル内で型枠およびこの型枠を支持する支保工の組み立
てなどの各種作業を行う必要があるので、作業性の面で
作業効率が悪いなどの課題があり、また安全面でも地盤
面下の作業を強いられるなどの課題があった。さらに、
型枠および支保工の組み立て、コンクリートの打ち込み
・養生などに時間(日数)がかかり、工期の長期化を免
れないなどの課題もあった。
なされたもので、特に省力化施工および安全施工などを
可能にしたトンネルの構造を提供することを目的とす
る。
めに、この発明に係るトンネルの構造は、トンネルの内
周を覆工材で覆工し、その両側部に橋台をそれぞれ構築
し、かつこの左右橋台間にプレキャストコンクリート板
からなる床板を架け渡して構築されている。
部に緩衝部材を介在して床板の端部が設置され、かつア
ンカーボルトによって前記段差部に固定されている。
徐々に薄くなる矩形板状に形成され、上面に中央部から
両端方向に下り勾配の水勾配が形成され、かつ両端部に
アンカーボルトを挿通するアンカー孔が形成され、さら
に両端部または片側端部にトンネルの軸方向に連続する
排水溝がそれぞれ形成されている。
一形態を示し、図において、トンネル1の内周は、例え
ばコンクリートセグメント2を複数、トンネル1の円周
方向および軸方向に互いに連結しながら設置して覆工さ
れている。また、トンネル1は中央部に床板3と4を複
数、水平に設置して床部aを形成することにより上下に
仕切られている。
ら中央部が厚く、左右両端方向に徐々に薄くなる矩形板
状に形成され、また上面に中央部から左右両端方向に傾
斜する水勾配が付けられ、さらに左右両端部とその上面
に、上下に貫通するアンカー孔5とこのアンカー孔5よ
り内側に位置してトンネル軸方向に連続する排水溝6と
がそれぞれ形成されている。床板4も、アンカー孔5、
排水孔6などを有して床板3とほぼ同じように形成さ
れ、また適当な位置に人が通り抜けられるようなマンホ
ール7が形成され、このマンホール7には蓋(図省略)
が開閉可能に取り付けられている。
ネル1の両側に構築された橋台8,8間にそれぞれ架け渡
されている。その際、床板3は互いに隣接して設置さ
れ、床板4は隣接する床板3,3 間に複数おきに設置され
ている。
8の段差部8aの上に合成ゴムなどからなる緩衝部材9を
介在してそれぞれ設置され、かつアンカー孔5を貫通す
るアンカーボルト10によって橋台8にそれぞれ固定され
ている。また、床板3および4のトンネル軸方向の前後
両端は、これらの縁端部のコンクリート中に埋設された
継手金物11どうしを連結ボルト12でボルト締めすること
により互いに連結されている。なお、アンカーボルト10
は橋台8の段差部8aのコンクリート中に予め埋設する
か、または段差部8aのコンクリート中に予め埋設された
アンカーナット(図省略)に後から螺合するか、さらに
はケミカルアンカーなどが使用されている。
して予め工場生産されたものをトンネル1の両側に所定
間隔に又は連続して設置するか、または現場施工により
トンネルの軸方向に所定間隔に又は連続して構築されて
いる。なお、橋台8はこの橋台8が設置される部分のコ
ンクリートセグメント2と予め一体的に形成されていて
もよい。
他の実施の形態を示し、床板3は幅狭く形成され、この
床板3の幅寸法に対応して、床板3の一端を支持してい
る橋台11はトンネル1のやや中央よりに形成されてい
る。橋台11は橋台8と同じように場所打ちコンクリート
またはプレキャストコンクリートから形成されている。
また、橋台11のほぼ中間部とコンクリートセグメント2
間に床板12が水平に架け渡されている。
軸方向に連続する排水溝6が形成されている。この発明
の実施の形態によれば、トンネル1内を3つ空間に仕切
ることができ、それぞれの空間を各種の共同溝として活
用できる。
り、特にトンネルの内周をコンクリートセグメント等の
覆工材で覆工し、その両側部に橋台をそれぞれ構築し、
かつこの左右橋台間にプレキャストコンクリート板から
なる床板を架け渡して、トンネルの中央部に床部を構築
してなるので、床部分の型枠および支保工の組み立て、
撤去作業が不要になり、またコンクリートの強度が発現
するまでの時間(日数)も不要になり、したがって施工
性および施工の安全性が図れるとともに、工期の短縮
化、経済施工が図れる等の効果がある。
部に緩衝部材を介在して床板の端部が載置され、かつア
ンカーボルトによって固定されているので、床板を確実
に設置でき、また床板は設置した後でも取り外しが可能
なので、トンネル完成後のメンテナンスがし易い等の効
果もある。
に徐々に薄くなる矩形板状に形成されているので、高い
剛性と軽量化を図ることもでき、また床板の上面に中央
部から両端方向に下り勾配の水勾配が形成され、かつ両
端部に排水溝が形成されているので、排水処理も確実に
できる。
はその側面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 中央部に構築された床部によって上下に
仕切られているトンネルの構造において、前記トンネル
の内周を覆工材で覆工し、その両側部に橋台をそれぞれ
構築し、かつこの左右橋台間にプレキャストコンクリー
ト板からなる床板を架け渡してなることを特徴とするト
ンネルの構造。 - 【請求項2】 橋台に段差部を設け、この段差部に緩衝
部材を介在して床板の端部を設置し、かつアンカーボル
トによって前記段差部に固定してなることを特徴とする
請求項第1項記載のトンネルの構造。 - 【請求項3】 床板は、中央部が厚く、両端方向に徐々
に薄くなる矩形板状に形成され、上面に中央部から両端
方向に下り勾配の水勾配が形成され、かつ両端部にアン
カーボルトを挿通するアンカー孔が形成されていること
を特徴とする請求項第1項又は第2項記載のトンネルの
構造。 - 【請求項4】 床板の両端部または片側端部に、トンネ
ルの軸方向に連続する排水溝が形成されていることを特
徴とする請求項第1項、第2項又は第3項記載のトンネ
ルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06632997A JP3841512B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | トンネルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06632997A JP3841512B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | トンネルの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10266788A true JPH10266788A (ja) | 1998-10-06 |
JP3841512B2 JP3841512B2 (ja) | 2006-11-01 |
Family
ID=13312709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06632997A Expired - Fee Related JP3841512B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | トンネルの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3841512B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105840209A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-08-10 | 中铁二十五局集团第工程有限公司 | 锚桩在隧道洞身段控制变形施工工法 |
CN107152281A (zh) * | 2017-05-04 | 2017-09-12 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 破碎岩石隧道下穿陡坡高桥墩的施工方法 |
JP2017186852A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 本清鋼材株式会社 | 床版、支承、中壁、接合部型枠および床版架設クレーン |
JP2018009357A (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | 本清鋼材株式会社 | 架設構造、当該構造を構成する床版、中柱、フーチング及び床版接合型枠 |
JP2018115554A (ja) * | 2018-05-07 | 2018-07-26 | 本清鋼材株式会社 | 床版の架設方法 |
JP2018123678A (ja) * | 2018-05-21 | 2018-08-09 | 本清鋼材株式会社 | Pca床版 |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP06632997A patent/JP3841512B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017186852A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 本清鋼材株式会社 | 床版、支承、中壁、接合部型枠および床版架設クレーン |
CN105840209A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-08-10 | 中铁二十五局集团第工程有限公司 | 锚桩在隧道洞身段控制变形施工工法 |
JP2018009357A (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | 本清鋼材株式会社 | 架設構造、当該構造を構成する床版、中柱、フーチング及び床版接合型枠 |
CN107152281A (zh) * | 2017-05-04 | 2017-09-12 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 破碎岩石隧道下穿陡坡高桥墩的施工方法 |
JP2018115554A (ja) * | 2018-05-07 | 2018-07-26 | 本清鋼材株式会社 | 床版の架設方法 |
JP2018123678A (ja) * | 2018-05-21 | 2018-08-09 | 本清鋼材株式会社 | Pca床版 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3841512B2 (ja) | 2006-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11152761A (ja) | 地下構造物およびその構築工法 | |
JPH10266788A (ja) | トンネルの構造 | |
JP7010736B2 (ja) | 地下構造物の構築方法 | |
KR20040042027A (ko) | 콘크리트 벽체와 슬라브 시공용 거푸집의 시공 방법 | |
JP2004027609A (ja) | 地中構造物の施工方法および地中構造物 | |
KR20210119935A (ko) | 버팀보를 이용한 지하구조물 및 그 시공방법 | |
JP2980567B2 (ja) | 支承装置の交換方法 | |
US2344841A (en) | Concrete form | |
US4641465A (en) | Pool construction and panel support member | |
US20210095466A1 (en) | Demountable floor construction | |
JP4327156B2 (ja) | 地中埋設浄化槽用のpcコンクリート製基礎プレート | |
JP4415838B2 (ja) | トンネル内部の構築工法 | |
JPH06341186A (ja) | 支保工を使用しないフラットスラブ構法 | |
JPH0754364A (ja) | 地下階の施工方法 | |
KR20200122030A (ko) | 버팀보를 이용한 구조물 및 그 시공방법 | |
JP3824242B2 (ja) | 高架橋無支保工築造工法 | |
JPH0754361A (ja) | 法面や建物等の壁面構築工法及びそれに用いる組立鉄筋 | |
KR100379574B1 (ko) | 강재 거푸집 설치 및 해체 시스템 | |
JP2000356041A (ja) | コンクリート打設方法 | |
JPH06330507A (ja) | 橋 台 | |
JPH03290529A (ja) | 擁壁及び擁壁の構築方法 | |
JP2004183271A (ja) | ケーソン | |
JPH1121916A (ja) | 鋼製地下室およびその構築工法 | |
JP2661990B2 (ja) | 柱付き地中壁の構築方法 | |
JPH1193185A (ja) | 駐車施設用等のピットの施工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060411 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060808 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150818 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |