JPH1193185A - 駐車施設用等のピットの施工法 - Google Patents

駐車施設用等のピットの施工法

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JPH1193185A
JPH1193185A JP9253014A JP25301497A JPH1193185A JP H1193185 A JPH1193185 A JP H1193185A JP 9253014 A JP9253014 A JP 9253014A JP 25301497 A JP25301497 A JP 25301497A JP H1193185 A JPH1193185 A JP H1193185A
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JP
Japan
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pit
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shaped blocks
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JP9253014A
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English (en)
Inventor
Mikio Kobayashi
幹生 小林
Toshiyuki Yoshimatsu
敏行 吉松
Minoru Kobayashi
小林  実
Hiroshi Kawanishi
浩 川西
Akihiro Mizoguchi
明宏 溝口
Eizo Morioka
英三 森岡
Naoki Nishizawa
直樹 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANOYASU HISHINO MEISHO KK
SC MACHINEX CORP
Kajima Corp
Sumiken Concrete Kogyo KK
Original Assignee
SANOYASU HISHINO MEISHO KK
SC MACHINEX CORP
Kajima Corp
Sumiken Concrete Kogyo KK
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 型枠等の仮設設備などが不要で、後工事や廃
材処理などもほとんどなく、現場での施工を削減し、施
工が容易であり、工期も短縮でき、排水対策なども確実
なものにできて品質も一定の高品質のものが得られ、狭
い土地での施工も可能となり、ピットとしての安全性も
確保でき、メンテナンスも容易なピットとすることかで
きる駐車施設等用のピットの施工法を得る。 【解決手段】 駐車等のための地下空間であるピット1
の幅に等しい幅の横長のプレキャストコンクリート製の
U型ブロック2を前記地下空間の底部に所要数並設し、
両端の開放面を端版ブロック3で閉塞して平面方形の駐
車場等を形成するピット1を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式駐車施設等
の特に地下の駐車施設用等のピットの施工法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば機械式駐車施設では地下を掘削し
てこの地下空間に駐車施設用のピットを形成するものが
あるが、かかる駐車ピットとして、従来は例えば掘削し
た地下空間の側壁部と底部とに型枠を組み、現場でコン
クリートを打設して、コンクリートの床部とコンクリー
トの周壁とを構築し、特に重要な排水対策などについて
も現場で、ポンプ設置用の空間を別途設けたり、排水用
の溝を構築するなどしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように現場で全工
程を施工する方法では、現場で組む型枠等の仮設設備を
必要とし、現場に搬入する資材や設備も多く、施工管理
が大変であり、現場でコンクリートを打設するものであ
るために工期も長期間を要し、排水のための溝等も現場
で施工することになるため、品質も高度で一定のものを
得るのが困難であり、施工後のメンテナンスも現場で対
処しなければならず手間を要するものである。
【0004】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、仮設設備などが不要で、後工事や廃材処理などもほ
とんどなく、現場での施工を削減し、施工が容易であ
り、工期も短縮でき、排水対策なども確実なものにでき
て品質も一定の高品質のものが得られ、狭い土地での施
工も可能となり、ピットとしての安全性も確保でき、メ
ンテナンスも容易なピットとすることができる駐車施設
等用のピットの施工法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、駐車等のための地下空間であるピッ
トの幅に等しい幅の横長のプレキャストコンクリート製
のU型ブロックを前記地下空間の底部に所要数並設し、
両端の開放面を端版ブロックで閉塞して平面方形の駐車
場等を形成するピットを構築することを要旨とするもの
である。
【0006】第2に、並設される複数のU型ブロックの
うち任意のU型ブロックの端にポンプピットとなる凹部
を形成し、該ポンプピットに向けて水勾配を有する排水
溝を他のU型ブロックの端に形成したことを要旨とする
ものである。
【0007】第3に、並設される各U型ブロックの、隣
接のU型ブロックとの接合端部には、結合のための凹部
を適宜間隔で複数設け、隣接のU型ブロックとは該凹部
の個所でボルトで結合されることを要旨とするものであ
る。
【0008】第4に、U型ブロックの一方の立ち上がり
側壁の上面と、端版ブロックの上面とに安全柵取付用の
孔を穿設することを要旨とするものである。
【0009】請求項1記載の本発明によれば、現場では
プレキャストコンクリート製のU型ブロックを所要数並
設し、両端の開放面を端版ブロックで閉塞するだけで平
面方形の駐車場等を形成するピットが構築される。よっ
て、工場生産のプレキャストコンクリート製のU型ブロ
ックや端版ブロックを使用できるから、施工が容易で、
一定の高品質なピットを形成でき、現場での施工を削減
でき、工期も短縮し、ピットの幅だけを掘削して内部に
ブロックを敷設するだけでよいから狭い面積の土地でも
容易に施工できる。
【0010】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、ポンプピットと、水勾配を有する溝をU型ブ
ロックに予め設けておくことにより、容易に確実な排水
対策ができる。
【0011】請求項3記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、隣接のU型ブロックとの接合端部には、結合
のための凹部を適宜間隔で複数設けたから、この個所で
ボルトで結合するだけで複数のU型ブロックを順次連結
して簡単に敷設できる。また、メンテナンス時にはボル
トを緩めることで、交換を必要とするU型ブロックだけ
を簡単に取り外せる。
【0012】請求項4記載の本発明によれば、ブロック
の上面には安全柵取付用の孔を予め穿設しておくこと
で、必要に応じて柵やフェンスを取り付けることができ
るから、安全も十分に確保できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の駐車施設等用
のピットの施工法の実施の形態を示す平面図、図2は同
上正面図、図3は同上縦断側面図で、本発明の駐車施設
等用のピットの施工法は例えば地下などに構築する機械
式駐車場において、駐車のための地下空間であるピット
1を施工する場合に、これをピット1の幅に等しい幅の
横長のプレキャストコンクリート製のU型ブロック2
と、端版ブロック3との組み合わせで構成し、前記U型
ブロック2を地下空間の底部に所要数並設し、両端の開
放面を端版ブロック3で閉塞して平面方形の駐車場のピ
ット1を形成する。
【0014】プレキャストコンクリート製のU型ブロッ
ク2は、両端の立ち上がり側壁2a間の幅をピット1の
一方の幅(図示の例では約5m50cm)に等しく形成し、他
方の幅を短尺な、例えば1m程度のものに形成した平面
横長のものであり、図3に示すように一方の立ち上がり
側壁2aを他方のものより多少(図示の例では10cm程
度)高く形成し、この立ち上がり側壁2aの上面に安全
柵の取付用の孔4を穿設した。なお、U型ブロック2の
短手方向の幅は画一的なものとせず、複数のU型ブロッ
ク2を並設した場合に、全体で構築するピット1の幅に
合致するように前記の幅より狭いものなど異なる幅のも
のも用意する。
【0015】孔4を穿設した側の立ち上がり側壁2aと
底板部2bとの角部の内側に、排水溝5を形成する。ま
た、所要数のU型ブロック2のうちの任意のものに排水
ポンプ設置用の凹部となるポンプピット6を形成し、前
記排水溝5はこのポンプピット6に開口するものとし
て、該ポンプピット6に向けて傾斜する水勾配を設け
る。
【0016】U型ブロック2の底板部2bも図3に示す
ように前記排水溝5に向けて傾斜するように、排水溝5
の側の端部を他方の端部よりも図示の例で10cm程度薄
く形成した。
【0017】さらに、U型ブロック2の、隣接のU型ブ
ロック2との接合端部には、結合のための凹部7を適宜
間隔で複数設ける。この凹部7の形成部位は図示の例で
は側部で2か所、底部で3か所とした。
【0018】端版ブロック3は長手方向の長さをU型ブ
ロック2の長手方向の長さに等しくし、短手方向の長さ
はU型ブロック2の高さに等しくし、厚さは例えば20c
mとする。
【0019】次に、かかるU型ブロック2と端版ブロッ
ク3を用いて駐車場のピット1を構築する方法を説明す
る。掘削した地下空間の底部に基礎砕石8を敷きつめ、
この上に基礎コンクリート9を打設し、さらにその上に
敷モルタル10を打設して基礎を施工した後、工場で製作
したU型ブロック2と端版ブロック3とを現場に搬入
し、敷モルタル10の上に複数のU型ブロック2を並列さ
せて敷設する。
【0020】この場合、U型ブロック2は地下空間の底
部の幅に合致するように所要数が並列されるが、図1、
図2に示すように両端に位置するものについては幅の狭
いものを使用して地下空間の底部の幅にきっちり納まる
ようにする。図示の例では幅1m程度のものを5個、幅
の狭いものを2個使用したが、これに限定されるもので
はなく、ピット1の平面積に対応させてサイズや個数を
決定する。
【0021】そして、両体の開放面に端版ブロック3を
建て込み、ここを閉塞して全体として上面が開放された
ボックス形状に形成する。また、ポンプピット6が形成
してあるU型ブロック2はほぼ中間に位置するように配
列する。
【0022】複数のU型ブロック2の結合は、図4に示
すように隣接のU型ブロック2との接合面に止水ゴム11
を介装し、端部に形成してある凹部7の個所でボルト12
とナット13で結合する。そして、ボルト12による結合
後、この凹部7にモルタル14を充填して凹部7を埋め、
ボルト12とナット13による接合部の外面にシーリング15
を貼付して、ボルト12とナット13との結合個所での止水
を図る。
【0023】以上のようにして掘削した地下空間に所要
数のU型ブロック2を並列させて敷き詰めて連結し、端
部に端版ブロック3を配設するだけで、駐車場のピット
1が構築される。そして、必要に応じて孔4に柵やフェ
ンスを取り付けて安全を確保する。この場合、孔4が設
けてなく、柵などの取り付けがなされない側が図1にお
いて矢印で示した自動車の乗り込み側となる。
【0024】構築後、メンテナンス時にピット1のU型
ブロック2による床部や端版ブロック3による壁部に破
損などが発見された場合は、ボルト12とナット13を緩め
て隣接のブロックとの結合を解き、破損したブロックの
みを交換すればよい。
【0025】なお、本発明は駐車場のピットに限定され
るものではなく、上面が開放されて四方を側面で囲まれ
る地下空間としてのピットであれば、他の目的に使用さ
れるものにも適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明の駐車施設等の
ピットの施工法は、第1に、現場ではプレキャストコン
クリート製のU型ブロックを所要数並設し、両端の開放
面を端版ブロックで閉塞するだけで平面方形の駐車場等
を形成するピットが構築される。よって、工場生産のプ
レキャストコンクリート製のU型ブロックや端版ブロッ
クを使用できるから、施工が容易で、一定の高品質なピ
ットを形成でき、現場での施工を削減でき、工期も短縮
し、ピットの幅だけを掘削して内部にブロックを敷設す
るだけでよいから狭い面積の土地でも容易に施工でき
る。
【0027】第2に、ポンプピットと、水勾配を有する
溝をU型ブロックに予め設けておくことにより、現場で
の排水工事などが不要となり、容易に確実な排水対策が
できる。
【0028】第3に、隣接のU型ブロックとの接合端部
には、結合のための凹部を適宜間隔で複数設けたから、
この個所でボルトで結合するだけで複数のU型ブロック
を順次連結して簡単に敷設でき、さらに工期の短縮を図
れる。また、メンテナンス時にはボルトを緩めること
で、交換を必要とするU型ブロックだけを簡単に取り外
せるから、メンテナンスも容易で安全性も向上する。
【0029】第4に、ブロックの上面には安全柵取付用
の孔を予め穿設しておくことで、必要に応じて柵やフェ
ンスを取り付けることができるから、使用時の安全も十
分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駐車施設等のピットの施工法の実施の
形態を示す平面図である。
【図2】本発明の駐車施設等のピットの施工法の実施の
形態を示す正面図である。
【図3】本発明の駐車施設等のピットの施工法の実施の
形態を示す縦断側面図である。
【図4】本発明の駐車施設等のピットの施工法の実施の
形態を示す要部の縦断正面図である。
【符号の説明】
1…ピット 2…U型ブロック 2a…立ち上がり側壁 2b…底板部 3…端版ブロック 4…孔 5…排水溝 6…ポンプピット 7…凹部 8…基礎砕石 9…基礎コンクリート 10…敷モルタル 11…止水ゴム 12…ボルト 13…ナット 14…モルタル 15…シーリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 幹生 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 吉松 敏行 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 小林 実 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 川西 浩 大阪府大阪市西成区南津守5丁目13番37号 株式会社サノヤス・ヒシノ明昌パーキン グシステム事業本部内 (72)発明者 溝口 明宏 東京都港区虎ノ門一丁目6番12号 住友虎 ノ門ビル 株式会社サノヤス・ヒシノ明昌 パーキングシステム事業本部内 (72)発明者 森岡 英三 東京都文京区大塚三丁目5番10号 住商マ シネックス株式会社内 (72)発明者 西澤 直樹 東京都新宿区歌舞伎町2丁目2番15号 住 建コンクリート工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車等のための地下空間であるピットの
    幅に等しい幅の横長のプレキャストコンクリート製のU
    型ブロックを前記地下空間の底部に所要数並設し、両端
    の開放面を端版ブロックで閉塞して平面方形の駐車場等
    を形成するピットを構築することを特徴とする駐車施設
    用等のピットの施工法。
  2. 【請求項2】 並設される複数のU型ブロックのうち任
    意のU型ブロックの端にポンプピットとなる凹部を形成
    し、該ポンプピットに向けて水勾配を有する排水溝を他
    のU型ブロックの端に形成した請求項1記載の駐車施設
    用等のピットの施工法。
  3. 【請求項3】 並設される各U型ブロックの、隣接のU
    型ブロックとの接合端部には、結合のための凹部を適宜
    間隔で複数設け、隣接のU型ブロックとは該凹部の個所
    でボルトで結合される請求項1または請求項2に記載の
    駐車施設用等のピットの施工法。
  4. 【請求項4】 U型ブロックの一方の立ち上がり側壁の
    上面と、端版ブロックの上面とに安全柵取付用の孔を穿
    設した請求項1から請求項3のいずれかに記載の駐車施
    設用等のピットの施工法。
JP9253014A 1997-09-18 1997-09-18 駐車施設用等のピットの施工法 Pending JPH1193185A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030046283A (ko) * 2001-12-05 2003-06-12 강남화성 (주) 조립식 주차장의 방수공법
WO2006085592A1 (ja) * 2005-02-10 2006-08-17 Takeshi Hayashi 浸水浮上建築物およびその施工方法

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