JPH10265489A - アスコルビルモノホスフェートの製造 - Google Patents

アスコルビルモノホスフェートの製造

Info

Publication number
JPH10265489A
JPH10265489A JP10062370A JP6237098A JPH10265489A JP H10265489 A JPH10265489 A JP H10265489A JP 10062370 A JP10062370 A JP 10062370A JP 6237098 A JP6237098 A JP 6237098A JP H10265489 A JPH10265489 A JP H10265489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ascorbic acid
formula
polyphosphate
earth metal
monophosphate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10062370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3980157B2 (ja
Inventor
Alain Dlubala
アラン・デュバラ
Paul Noesberger
パウル・ネスベルガー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
F Hoffmann La Roche AG
Original Assignee
F Hoffmann La Roche AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by F Hoffmann La Roche AG filed Critical F Hoffmann La Roche AG
Publication of JPH10265489A publication Critical patent/JPH10265489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3980157B2 publication Critical patent/JP3980157B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/655Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms
    • C07F9/65515Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms the oxygen atom being part of a five-membered ring

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Fodder In General (AREA)
  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 L−アスコルビン酸2−モノホスフェートの
アルカリ金属及びアルカリ土類金属塩を効率的に製造す
ること。 【解決手段】 L−アスコルビン酸2−ポリホスフェー
トをアルカリ条件下L−アスコルビン酸アルカリ金属塩
またはアルカリ土類金属塩とを濃縮された水溶液中で反
応させ、L−アスコルビン酸塩および塩基として用いる
アルカリ土類金属水酸化物の量が、反応媒体のpH値が約
8〜約11の範囲に保たれ、各場合におけるポリホスフ
ェートからL−アスコルビン酸塩への1つのホスフェー
ト基の段階的な転移が、本質的にポリホスフェートが消
費されてL−アスコルビン酸2−モノホスフェートのみ
が存在しているまで生じるように、調整されている方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、L−アスコルビン
酸塩、L−アスコルビン酸2−ポリホスフェートおよび
塩基としてのアルカリ土類金属水酸化物から出発する、
L−アスコルビン酸2−モノホスフェートのアルカリ金
属及びアルカリ土類金属塩の新規な製造方法に関する。
【0002】既知のように、アスコルビン酸(ビタミン
C)およびその塩は、ヒト及び動物の食料品の添加物と
して使用される。しかしながら、アスコルビン酸自体
は、温度および酸化感受性であり、例えば強化魚類飼料
の生産及び貯蔵においてかなりの程度まで分解し、そし
て失われる。アスコルビン酸ホスフェートは特に、既知
のように、酸化的及び熱的分解に対して保護されてお
り、魚類飼料の栄養強化に第1に用いられるアスコルビ
ン酸の形態である。アスコルビン酸より実質的に安定で
あるアスコルビン酸ホスフェートを用いることで、分解
という問題はほとんど完全に除かれており、例えば、魚
類及びかににおける壊血病に対して活性であるアスコル
ビン酸は、酵素ホスファターゼの作用によって宿主生物
において遊離される。
【0003】
【従来の技術】2つの基本的に異なる方法が、従来、ア
スコルビン酸のリン酸化において重要であったが、それ
はすなわち、オキシ塩化リンを用いるリン酸化(例え
ば、欧州特許公報388869号及び582924号お
よび米国特許第4179445号に記載されているよう
に)およびポリホスフェート、例えば、トリメタリン酸
ナトリウムを用いるリン酸化(例えば、米国特許第46
47672号及び5110950号参照)であって、両
方の場合においてL−アスコルビン酸塩は塩基性条件下
でリン酸化される。第1の方法は、アスコルビン酸2−
モノホスフェートが主生成物として得られ、副生成物は
主にアスコルビン酸3−ホスフェート及び2−ピロホス
フェート、さらに、ビス(アスコルビン酸)−2,2′
−ジホスフェートである(C.H.Lee et al., Carbohydra
te Res. 67,127-138 (1971))。反応生成物には、複雑な
精製が必要であり、簡易な方法、例えば、全体の反応混
合物の噴霧乾燥によっては、直接市販することのできる
生成物に変換することはできない。この理由によって、
オキシ塩化リンを用いるリン酸化は、経済的にもエコロ
ジカルにも魅力の少ない方法である。
【0004】別の方法、すなわち、ポリホスフェートを
用いるリン酸化は、アスコルビン酸2−ポリホスフェー
トを第1の生成物として生産し、例えば、トリメタリン
酸ナトリウムを用いた場合には、アスコルビン酸2−ト
リホスフェートを生産する。アスコルビン酸2−ポリホ
スフェートは、過剰の塩基によってモノホスフェートに
分解することができる。アスコルビン酸2−モノホスフ
ェートのアスコルビン酸2−ジホスフェートおよびより
高度のリン酸化物に対する比率は、用いる塩基の量およ
びその他の反応条件によって影響される。この方法の不
利なことは、リン酸化剤の非常に大量、例えば、少なく
ともアスコルビン酸モルあたりトリメタリン酸ナトリウ
ム1モルが必要なことである。さらに、生成物が比較的
少量のアスコルビン酸ポリホスフェートとより多くのア
スコルビン酸2−モノホスフェートを含有している場合
には、大量の塩基、例えば、水酸化カルシウムを用いな
ければならない。したがって、生成物は無機リン酸を大
量に含有している;乾燥生成物におけるアスコルビン酸
等価の含量は、最大約25重量パーセントにまでいた
る。米国特許第5110950号に記載されている方法
の経路は、今までモノホスフェートの製造に用いられて
きており、下記の反応スキームIから明らかである。反
応スキームにおいて、明瞭で簡単に表示するため、アス
コルビン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム(好
ましいリン酸化剤)及び水酸化カルシウム(塩基)が用
いられている:
【0005】
【化5】
【0006】
【発明の解決すべき課題】この方法において、アスコル
ビン酸ナトリウムを、トリメタリン酸ナトリウムと、
1:1のモル比で、全量2.5モルの水酸化カルシウム
の影響下で反応させて、3工程の後、1モルのアスコル
ビン酸2−モノホスフェートが生成する。それによっ
て、リン酸カルシウムナトリウムの2モルが遊離され、
全生成物におけるその存在は、不利な点であるとみられ
る。
【0007】
【課題を解決する手段】ポリホスフェートリン酸化剤、
例えば、トリメタリン酸ナトリウム、を用いることによ
り、初期に形成されたL−アスコルビン酸2−ポリホス
フェートが、L−アスコルビン酸のアルカリ金属および
アルカリ土類金属塩の濃縮溶液と、特別なアルカリ条件
下で反応する場合に、同じく、主にL−アスコルビン酸
2−モノホスフェートのアルカリ金属およびアルカリ土
類金属塩を製造できることが、見出された。それによっ
て、それぞれの場合に、1つのリン酸基、
【0008】
【化6】
【0009】の、ポリホスフェートからL−アスコルビ
ン酸塩への段階的な転移が、ポリホスフェートが本質的
に使い切られL−アスコルビン酸2−モノホスフェート
塩のみが存在するまで反応経過中生じるのである。この
手段によって、リン酸化剤および塩基の必要な量を、劇
的に減少でき、主たる既知の方法の不利な点を取り除く
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による一般式
【0011】
【化7】
【0012】(式中、各M+ は、アルカリ金属イオンま
たはアルカリ土類金属イオンの等価のものを表わす)で
示されるL−アスコルビン酸2−モノホスフェートのア
ルカリ金属およびアルカリ土類金属塩の製造方法は、一
般式
【0013】
【化8】
【0014】(式中、M+ は、上記の意味を表わし、n
は、2からの全部の数字を表わす)で示されるL−アス
コルビン酸2−ポリホスフェートを、アルカリ条件下
で、一般式
【0015】
【化9】
【0016】(式中、M+ は、上記の意味を表わす)L
−アスコルビン酸のアルカリ金属またはアルカリ土類金
属塩と、濃縮水溶液中で、用いる式III のL−アスコル
ビン酸塩および塩基として使用されるアルカリ土類金属
水酸化物の量が、反応溶媒のpH値が約8〜約11の範囲
に保たれ、そして各場合の1つのリン酸基
【0017】
【化10】
【0018】の、式IIのポリホスフェートから式III の
L−アスコルビン酸塩への段階的な転移が、本質的にポ
リホスフェートが消費され式IのL−アスコルビン酸2
−モノホスフェート塩のみが存在するまで起こるように
調整されていて、反応させることを含んでいる。
【0019】上記定義の範囲においては、「アルカリ金
属イオン」の用語の下では、特にナトリウムまたはカリ
ウムイオン、好ましくはナトリウムイオンがあることが
理解されるべきである。アルカリ金属イオンは、特にカ
ルシウムイオンまたはマグネシウムイオンであり、前者
が好ましい。この場合およびその2価性を考慮して、そ
のアルカリ金属イオンが、各場合に、半イオンとして呈
示されており、例えば、式I、IIまたはIII におけるカ
ルシウムイオンM+ がこの意味において1/2Ca2+
して示される。式I、IIまたはIII におけるM+ イオン
は同一であることも、異なっていることもできるが、個
々の意味は、式IIのポリホスフェートの製造用に使用さ
れる式III のL−アスコルビン酸塩およびリン酸化剤の
性質とともに、使用されるアルカリ塩基、それによって
特にイオン交換も役割を果たす、その性質による。ポリ
ホスフェートの製造に用いる同じ塩基を本発明の方法に
おいて塩基として用いるのが適切である。これは、例に
基づいて説明することができる:L−アスコルビン酸の
ナトリウム塩(M+ がNa+ を表わす式III の)を用い
る場合、式
【0020】
【化11】
【0021】で示されるトリメタリン酸ナトリウムをリ
ン酸化剤として用い、水酸化カルシウム〔Ca(O
2)〕を塩基として(全て好ましい反応物)を用い、式
I、IIおよびIII は、特にそして平易に、次のように:
【0022】
【化12】
【0023】表わすことができる。
【0024】このことから、nも、リン酸化剤の性質に
よることが明らかである:例えば、トリメタリン酸ナト
リウムをリン酸化剤として用いる場合は、nは3を表わ
し、ヘキサメタリン酸ナトリウムをこの目的に使用する
場合は、6を表わす。さらに、式IまたはI′の生成物
は、不可避的にL−アスコルビン酸2−モノホスフェー
トの異なるアルカリ金属およびアルカリ土類金属塩の混
合物として生じ、単一の式Iによって表示することがで
きないということを認めているべきである。
【0025】本発明にしたがう方法の経路は、後記の反
応スキーム2から明らかであるが、そこでは、明確で簡
単に表示する目的で、式III ′で示されるL−アスコル
ビン酸ナトリウム塩を用いており、トリメタリン酸ナト
リウムをリン酸化剤として用い(式II′で示されるL−
アスコルビン酸2−モノホスフェートの製造のため
に)、塩基として水酸化カルシウムを使用している;そ
こで、特に、式I′の特徴を有するL−アスコルビン酸
2−モノホスフェートが製造される:
【0026】
【化13】
【0027】式II(または式II′)で示されるL−アス
コルビン酸2−ポリホスフェートの製造は、前もって
(別に)またはその場で(in situ)、好ましくはその場
で、行うことができる。別にかまたはその場で製造され
た式IIで示されるL−アスコルビン酸2−ポリホスフェ
ートから出発して、式III のL−アスコルビン酸塩の式
IIのL−アスコルビン酸2−ポリホスフェートに対する
モル比は、約n−1:1になるのが好都合であり、この
比から外れるのは、約30%より多くにはならないのが
好ましい。
【0028】式IIで示されるL−アスコルビン酸2−ポ
リホスフェートを別に製造したい場合、このことは、自
体既知の方法で行うことができ、米国特許511095
0に記載されている方法にしたがうのが好都合である。
反応生成物は単離する(蒸留)か、またはさらなる反応
に水溶液として使用することができる(式III のL−ア
スコルビン酸塩とともに)。式II(またはII′)で示さ
れるL−アスコルビン酸2−ポリホスフェートの別の
(およびその場でも)製造に好ましいリン酸化剤は、ト
リメタリン酸ナトリウムであり、このポリホスフェート
は、3つのホスフェート基
【0029】
【化14】
【0030】をその分子中に有している(n=3)。よ
り高度のメタホスフェート、例えば、前記したヘキサメ
タリン酸ナトリウムまたはポリリン酸も、原則として使
用することができる。
【0031】L−アスコルビン酸2−ポリホスフェート
のその場での製造に関して、リン酸化剤は、L−アスコ
ルビン酸塩の濃縮されている溶液に添加するのが都合が
よい。リン酸化剤、例えば、トリメタリン酸ナトリウム
は、例えば、水溶液としてまたは固体として添加するこ
とができ、後者の添加方法が好ましい。塩基、例えば水
酸化カルシウムの添加も、別にかあるいはリン酸化剤と
の混合物中でかのいずれかで行うのが都合よい。リン酸
化剤と塩基の同時の添加、特に2つの混合物の添加によ
るのが好ましい。
【0032】式IIで示されるL−アスコルビン酸2−ポ
リホスフェートがその場で製造され、この目的のために
リン酸化剤としてのトリメタリン酸ナトリウムと塩基、
好ましくは、水酸化カルシウムの混合物を添加する方法
が好適である。
【0033】L−アスコルビン酸2−モノホスフェート
そのものの製造において、個々の反応物の添加される方
法が特に重要である。式III のL−アスコルビン酸塩
は、常に反応媒体中においてL−アスコルビン酸2−ポ
リホスフェートに対して過剰に存在していなければなら
ない。このことは、例えば、可能な限り濃縮されている
(実質的に飽和されている)L−アスコルビン酸塩の水
溶液を最初に調製することによって達成され、アスコル
ビン酸濃縮水溶液の水酸化ナトリウムのような水酸化ア
ルカリでの処理によるのが都合よい。次に(別に製造さ
れた)L−アスコルビン酸2−ポリホスフェートまたは
リン酸化剤(このポリホスフェートのその場での製造の
ための)、例えば、トリメタリン酸ナトリウムの、同じ
く水酸化カルシウムのような塩基の、L−アスコルビン
酸塩の濃縮水溶液への添加は、全反応期間中にわたり、
そこで、L−アスコルビン酸2−ポリホスフェート(場
合によりその場で製造された)およびL−アスコルビン
酸塩が直ちにアルカリ優勢の条件下で互いに反応するこ
ととなる。この場合、pH値は塩基の添加によって約8〜
約11の範囲内に保持しなければならない。反応媒体は
可能な限り濃縮されているべきであるから、L−アスコ
ルビン酸2−ポリホスフェートのその場での製造の場合
においては、リン酸化剤および塩基は固体で添加するの
が有利である。
【0034】pH値は、塩基の適切な用量によって連続し
て調節することができ、これが、リン酸化剤との混合物
である場合であっても、すなわち、定期的にリン酸化剤
の塩基に対する比率を決めることによって調節すること
ができる。さらに、リン酸化剤および塩基の添加速度は
L−アスコルビン酸2−ポリホスフェートが全く沈澱し
ないように調節するべきである;この反応は、したがっ
て、そのポリホスフェートがL−アスコルビン酸2−ジ
ホスフェートのような(各場合において)より低いポリ
リン酸化L−アスコルビン酸塩を介してさらにできるだ
け迅速にL−アスコルビン酸塩と反応し、L−アスコル
ビン酸2−モノホスフェートをもたらすように行われ
る。実際には、この目的のために、リン酸化剤は始めは
いくぶん速くそして反応の終わりにはいくぶんゆっくり
と添加する。さらに、添加された固体出発材料が迅速に
液体反応媒体と徹底的に接触させられるように、反応物
がよく混合されていることを確実にしておくことが望ま
しい。
【0035】本発明にしたがってこの方法において使用
されるL−アスコルビン酸塩は、アルカリ金属塩、特に
ナトリウム塩(III =III ′)が好ましいが、このよう
な塩が特に水溶性であるからである。アスコルビン酸の
アルカリ金属塩は、例えば、2−ケト−L−グロン酸メ
チルのような2−ケト−L−グロン酸エステルの炭酸水
素ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは水酸化ナトリウム
でのラクトン化によって前もって取得することができ
る。各場合において、塩の水溶液が製造され、好ましく
は反応温度でほぼ飽和されている溶液である。
【0036】L−アスコルビン酸2−ポリホスフェート
のその場での製造の場合、約8〜約11の範囲にpH値を
調節するために、アルカリ土類金属水酸化物の、約0.
5〜約0.8モル、好ましくは、約0.55〜約0.6
5モルをL−アスコルビン酸塩モル当たり添加するのが
都合よい。水酸化カルシウムは好ましいアルカリ土類金
属水酸化物である。アルカリ土類金属水酸化物は特に水
溶性ではないので、アルカリ土類金属水酸化物は水中の
懸濁液として添加することができる。しかしながら、上
記したように、好ましくは固体として、特に上記したよ
うにリン酸化剤との混合物で(L−アスコルビン酸2−
ポリホスフェートのその場での製造)添加される。
【0037】使用されるリン酸化剤の量は、目的生成物
におけるL−アスコルビン酸2−モノホスフェートの最
終的な含有量が可能な限り高いように、すなわち、L−
アスコルビン酸塩が可能な限り多く消費されるように選
択する。トリメタリン酸ナトリウムを使用する場合に
は、約0.3〜約0.5モル、好ましくは、約0.35
〜約0.45モルのリン酸化剤がL−アスコルビン酸塩
モル当たり使用されると、満足のいくようにこのことが
達成される。
【0038】式IIで示されるL−アスコルビン酸2−ポ
リホスフェートをその場で製造し、リン酸化剤としてト
リメタリン酸ナトリウムの約0.3〜約0.5モル、好
ましくは、約0.35〜0.45モルを、式III で示さ
れるL−アスコルビン酸塩のモル当たり使用する方法が
好適である。
【0039】本発明にしたがう方法は、約20℃〜約8
0℃の範囲の温度で、好ましくは、約40℃〜約60℃
の範囲の温度で実施するのが都合よい。一般に、温度は
方法の経過中徐々に、例えば初期には約40℃〜反応の
終期に向かっては60−70℃に上昇させる。反応が完
了した後、反応を停止させるために温度を下げるのが有
利である。
【0040】反応中pH値は、好ましくは約9〜約10に
達するのが好ましい。あまりにも低いpH値では反応は非
常に遅い。あまり高いpH値も、不利である。L−アスコ
ルビン酸塩は強アルカリ条件下では、低い安定性しか有
していず、そして無機リン酸がますます形成されるか
ら、pH値は、実質的に10より高くてはいけないのであ
って、いかなる場合でも、およそ11より高くてはいけ
ない。あまりにも高いpH値の場合、L−アスコルビン酸
2―ポリホスフェートおよびよりリン酸化されていない
L−アスコルビン酸塩、例えば、L−アスコルビン酸2
−ジホスフェートは、塩基によるホスフェート基の開裂
により、そしてL−アスコルビン酸塩との反応によらず
に、L−アスコルビン酸2−モノホスフェートに変換さ
れる;それによって、目的生成物における無機塩の含有
量が増加し、このことは明らかに不利なことである。
【0041】式Iで示されるL−アスコルビン酸2−モ
ノホスフェートの満足な収率を達成するのに必要とされ
る反応時間は、種々のファクター、特に、反応温度、pH
値、反応混合物中の水の量、同じく撹拌強度に依存す
る。一般的には、L−アスコルビン酸2−ポリホスフェ
ートを幾分ゆっくりと加えるか、またはその場で(in s
itu)製造するかが、早く添加することよりも好適であ
る。pH値および温度が不必要に高くなく、酸素の過剰な
量が存在していない場合には、いくらか長い反応時間は
不利ということはない。約1〜約4時間、好ましくは約
11/2〜21/2の反応時間が代表的なものである。
【0042】反応の完了後、得られた混合物は、例えば
約30−40℃に冷却し、粘度が噴霧乾燥に適切なもの
となるまで水で希釈して、例えば約100mPa 、そして
最後に噴霧乾燥することができる。噴霧乾燥が実施され
るときには、その後に処分しなければならない副生成物
は事実上生じない。
【0043】
【発明の効果】本発明にしたがう方法における有利な点
は、副生成物がかなり回避されることおよび式Iで示さ
れる所望のL−アスコルビン酸2−モノホスフェートの
高い含有量(高収率)である。この手段によって、原材
料コストおよび噴霧乾燥におけるエネルギー損失が最小
に減らせる。
【0044】
【実施例】本発明にしたがう方法は、次の例によって示
すが、この例においては、例2を除き、L−アスコルビ
ン酸2−モノホスフェートおよび2−ポリホスフェート
は、各場合においてL−アスコルビン酸価で示されてい
る。
【0045】例 1 L−アスコルビン酸2−トリホスフェート(使用するそ
のように指示された混合物の主構成成分)のアスコルビ
ン酸ナトリウムとの反応 67.3g(340mmol)のアスコルビン酸ナトリウム
を750mlの2重ジャケット反応容器中の水50mlに、
撹拌しながら、そして60℃窒素雰囲気下で添加し、そ
れによって大部分が溶解する。pH値は、水酸化カルシウ
ム3.7gで9.5に調節した。87gの固体L−アス
コルビン酸2−トリホスフェート〔HPLC分析:4.
3% アスコルビン酸、0.5% L−アスコルビン酸
(2−モノホスフェートとして)、1.4% L−アス
コルビン酸(2−ジホスフェートとして)および21.
1% L−アスコルビン酸(2−トリホスフェートとし
て)〕を2時間のうちに少量ずつ添加し、最初の1時間
に58g、2番目の1時間に29g添加した。pH値は、
33.9gの水酸化カルシウムを添加することによって
9.5に保たれた。懸濁液が常によく撹拌されているこ
とができるように、十分な水を(全量50g)添加し
た。反応の完了後、バッチは蒸留乾燥した(水含量:1
0.5%)。乾燥生成物のHPLC分析は、10.9%
(残余、非リン酸化)L−アスコルビン酸、34.5%
L−アスコルビン酸(2−モノホスフェートとし
て)、0.6% L−アスコルビン酸(2−ジホスフェ
ートとして)を示す。L−アスコルビン酸2−トリホス
フェートはもはや検出されない。
【0046】例 2 a)L−アスコルビン酸2−ポリホスフェート溶液の別
の製造 150mlの水を500mlの2重ジャケット反応容器中で
0℃に冷却した。次に、114.44gのトリメタリン
酸ナトリウムを撹拌しながら加えた。pH値は、消石灰
(水中の水酸化カルシウム20%懸濁液)で11に調節
したが、それによって、トリメタリン酸ナトリウム溶液
を得た。67.32gのアスコルビン酸ナトリウムを1
50mlの水に溶解した。pH値は、消石灰で11に調節し
た。次にその溶液を0℃に冷却し、アスコルビン酸ナト
リウム溶液を得た。アスコルビン酸ナトリウム溶液を、
トリメタリン酸ナトリウム溶液に迅速に添加した。温度
は、2時間のうちに30℃に上昇させた。pH値は消石灰
で11に保った。2時間後、バッチを0℃に冷却し、そ
れによってL−アスコルビン酸2−ポリホスフェート溶
液が得られた。
【0047】b)L−アスコルビン酸2−ポリホスフェ
ートのアスコルビン酸ナトリウムとの反応 134.64gのアスコルビン酸を60℃で撹拌しなが
ら、500ml2重ジャケット反応容器中窒素雰囲気下で
100mlの水に溶解した。pH値は、消石灰で10.5に
調節した。L−アスコルビン酸2−ポリホスフェート溶
液の半量を1時間以内に添加し、残余を2時間以内に添
加した。pH値は、消石灰で10.5に保った。最後の2
時間の間に水を減圧下で留去した。反応の完了後、バッ
チは硫酸でpH7に中和し、300mlの水で希釈した。H
PLC分析は、次のL−アスコルビン酸分布を示した:
14.3% 非リン酸化、76.2% モノホスフェー
トとして、7.6% ジホスフェートとして、<1%
トリホスフェートとして、および<2% 付加的なL−
アスコルビン酸2−ポリホスフェートとして。
【0048】例 3 L−アスコルビン酸2−ポリホスフェートのその場での
製造およびそのアスコルビン酸ナトリウムとの反応 100gの水を500ml2重ジャケット反応容器にいれ
た。その後、真空を適用して脱ガスを行った。真空は窒
素によって中断され、176g(1モル)のアスコルビ
ン酸を加えた。アスコルビン酸は141.6gの28%
水酸化ナトリウム溶液で撹拌しながら減圧下で中和し
た。真空は窒素で中断され温度は50℃に調節した。1
42.8g(0.467モル)のトリメタリン酸ナトリ
ウムおよび51.9g(0.7モル)水酸化カルシウム
の混合物を窒素雰囲気下2時間で添加した。添加は反応
初期には速く、反応終期に向かってゆっくり添加した。
反応混合物は60分間撹拌して、5.2gの98%硫酸
で中和し、300gの水で希釈した。アリコート(約1
0ml)を反応混合物から除去し減圧下で蒸留乾固した。
HPLC分析は、1.3% L−アスコルビン酸、3
4.3% モノホスフェートとしてのL−アスコルビン
酸および3.5% 2−ジホスフェートとしてのL−ア
スコルビン酸、全量42%のリン酸化アスコルビン酸を
示した。
【0049】例 4−7 これらの例は、例3と同様に行ったが、反応条件を変え
た。特にトリメタリン酸ナトリウムの量は徐々に減らし
た。得られた結果は次の表にまとめてある。
【0050】
【表1】
【0051】例 8 生成物の流動床乾燥 165gの水を750mlの2重ジャケット反応容器に入
れた。その後、真空を適用して脱ガスを行った。真空は
窒素によって中断し、176g(1モル)のアスコルビ
ン酸を添加した。88.4gの50%水酸化ナトリウム
溶液を撹拌しながら加えた。pH値はその時9.1であ
る。温度は40℃に調節されている。132.6g
(0.433モル)のトリメタリン酸ナトリウムおよび
44.45g(0.6モル)の水酸化カルシウムの混合
物を、窒素下で2時間以内に均等に添加し、そして反応
器内の温度は60℃にまで上昇させる。混合物を30分
間攪拌し40℃まで冷却して、200gの水で希釈し
た。次に反応混合物を減圧下で蒸留した。生じた固体生
成物を粉砕し、流動床乾燥器中100℃で30分間10
m3の高温空気で乾燥した。364gの淡黄褐色−褐色の
粉末を得たが、6.3%残留水分を有していた。HPL
C分析は、3% L−アスコルビン酸、33.2%2−
モノホスフェートとしてのL−アスコルビン酸および
3.8% 2−ジホスフェートとしてのL−アスコルビ
ン酸、全量37.6% リン酸化アスコルビン酸を示し
た。
【0052】例 9 生成物の噴霧乾燥 100gの水を500mlの2重ジャケット反応容器に入
れた。その後、真空の適用によって脱ガスした。真空は
窒素によって中断され、176g(1モル)のアスコル
ビン酸を添加した。アスコルビン酸は28%の水酸化ナ
トリウム溶液142.8gで撹拌しながら減圧下で中和
した。pH値は水酸化カルシウムの18.6gの添加によ
って10に調節した。真空が窒素で中断され温度は40
℃に調節した。132.6g(0.433モル)のトリ
メタリン酸ナトリウムおよび48.2g(0.65モ
ル)の水酸化カルシウムの混合物を窒素下で4時間以内
に添加した。反応混合物は90分間撹拌し、98%硫酸
の7.1gで中和し、300gの水で希釈した。全反応
混合物を研究室噴霧塔内で噴霧乾燥した。HPLC分析
により粉末は、3.7% L−アスコルビン酸、38%
2−モノホスフェートとしてのL−アスコルビン酸お
よび2.8% 2−ジホスフェートとしてのL−アスコ
ルビン酸、全量46.9% リン酸化アスコルビン酸を
含有していた。
【0053】例 10 2−ケト−L−グロン酸メチルのラクトン化からの、ア
スコルビン酸ナトリウムの使用 208.4gの2−ケト−L−グロン酸メチルを500
gのメタノールに溶解し溶液を撹拌しながら沸騰するま
で加熱した。炭酸ナトリウム52gを2時間で加えた。
pH値はその時8である。混合物を30分間撹拌し、40
℃まで冷却し沈澱したアスコルビン酸ナトリウムをろ去
して、100gのメタノールで洗浄した。湿潤アスコル
ビン酸ナトリウムを乾燥オーブン中減圧下40℃で乾燥
させた。約198.1gの粗製アスコルビン酸ナトリウ
ムが約94%の精製アスコルビン酸ナトリウム含量で得
られた。
【0054】198.1gの粗製アスコルビン酸ナトリ
ウムを40℃で500ml2重ジャケット反応容器中の2
30gの水に溶解した。温度は2時間以内に60℃まで
上昇させ、132.6g(0.433モル)のトリメタ
リン酸ナトリウムおよび44.45g(0.6モル)の
水酸化カルシウムの混合物を加えた。混合物は30分間
撹拌し、40℃まで冷却して200gの水で希釈した。
全反応混合物を可能な限り迅速にロータリーエバポレー
ターで、減圧下60℃の浴温で蒸留し、残留物を乳鉢で
粉砕し次いで乾燥オーブン中60℃減圧下で乾燥させた
(重量収率:375.8g)。水分含量は6.7%であ
る。HPLC分析により粉末は、3.7% L−アスコ
ルビン酸、31.0% 2−モノホスフェートとしての
L−アスコルビン酸および3.6% 2−ジホスフェー
トとしてのL−アスコルビン酸、同じく1.9% 2−
トリホスフェートとしてのL−アスコルビン酸を含有し
ている。
【0055】例 11 2−ケト−L−グロン酸メチルのラクトン化からの、ア
スコルビン酸ナトリウムを単離しないアスコルビン酸ナ
トリウムの使用 208.4gの2−ケト−L−グロン酸メチルを500
gのメタノールに溶解しその溶液を撹拌しながら沸騰す
るまで加熱した。52gの炭酸ナトリウムを2時間で加
え、その間pH値は実質的に8より高くは上がらない。混
合物はさらに30分間撹拌し、230gの水で希釈して
メタノールの大部分はVigreux カラム上で留去する。蒸
留残さ(439g)を40℃まで冷却した。次に温度を
40℃〜60℃に2時間で窒素下に上昇させ、132.
6gのトリメタリン酸ナトリウムおよび44.45gの
水酸化カルシウムの混合物を添加した。混合物をさらに
30分間撹拌した。全反応混合物を可能な限り迅速に、
減圧下浴温60℃で蒸留し、残さを乳鉢で粉砕して、次
に乾燥オーブン中60℃で減圧下乾燥させた(重量収
率:388g)。水分含量は9%である。HPLC分析
により粉末は、3.6% L−アスコルビン酸、30.
2% 2−モノホスフェートとしてのL−アスコルビン
酸、4.9% 2−ジホスフェートとしてのL−アスコ
ルビン酸、同じく0.9% 2−トリホスフェートとし
てのL−アスコルビン酸を含有している。
【0056】例 12 塩基としての水酸化カリウムの使用 175.6gの水を750ml2重ジャケット反応容器中
に入れて真空の適用により脱ガスした。真空は窒素によ
って中断し、176g(1モル)のアスコルビン酸を添
加した。アスコルビン酸は、55.9%水酸化カリウム
溶液の113.2gで、撹拌しながら減圧下中和した。
真空を窒素で中断し温度を40℃に調節した。温度を2
時間以内に窒素雰囲気下で40℃〜60℃に上昇させ、
132.6g(0.433モル)のトリメタリン酸ナト
リウムおよび48.2g(0.65モル)の水酸化カル
シウムの混合物を添加した。混合物をさらに15分間撹
拌し、200gの水で希釈した。全反応混合物を可能な
限り迅速に、減圧下浴温60℃で蒸留し、残さを乳鉢で
粉砕して、次に乾燥オーブン中60℃で減圧下乾燥させ
た(重量収率:391.7g)。水分含量は5%であ
る。HPLC分析により粉末は、4.7% L−アスコ
ルビン酸、32.5% 2−モノホスフェートとしての
L−アスコルビン酸、3.9% 2−ジホスフェートと
してのL−アスコルビン酸、同じく1.1% 2−トリ
ホスフェートとしてのL−アスコルビン酸を含有してい
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、M+ は、アルカリ金属イオンまたはアルカリ土
    類金属イオンの等価のものを表わす)で示されるL−ア
    スコルビン酸2−モノホスフェートのアルカリ金属およ
    びアルカリ土類金属塩を製造する方法であって、一般式 【化2】 (式中、M+ は、上記意味を表わし、nは、2からの全
    数を表わす)で示されるL−アスコルビン酸2−ポリホ
    スフェートを、アルカリ条件下で、一般式 【化3】 (式中、M+ は、上記意味を表わす)で示されるL−ア
    スコルビン酸のアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩
    と、濃縮水溶液中で反応させることを含み、式III のL
    −アスコルビン酸塩および塩基として使用するアルカリ
    土類金属水酸化物の量が、反応媒体のpH値が約8〜約1
    1の範囲に保たれて各場合における1つのホスフェート
    基 【化4】 (式中、M+ は、上記意味を表わす)の、式IIで示され
    るポリホスフェートから式III のL−アスコルビン酸塩
    への段階的な転移が、ポリホスフェートが本質的に消費
    されて式Iで示されるL−アスコルビン酸2−モノホス
    フェート塩のみが存在するまで生じるように調整されて
    いる、方法。
JP06237098A 1997-03-18 1998-03-13 アスコルビルモノホスフェートの製造 Expired - Lifetime JP3980157B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP97104554.7 1997-03-18
EP97104554 1997-03-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10265489A true JPH10265489A (ja) 1998-10-06
JP3980157B2 JP3980157B2 (ja) 2007-09-26

Family

ID=8226611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06237098A Expired - Lifetime JP3980157B2 (ja) 1997-03-18 1998-03-13 アスコルビルモノホスフェートの製造

Country Status (15)

Country Link
US (1) US6063937A (ja)
EP (1) EP0866069B1 (ja)
JP (1) JP3980157B2 (ja)
KR (1) KR100508576B1 (ja)
CN (1) CN1083845C (ja)
AU (1) AU727119B2 (ja)
CA (1) CA2230774C (ja)
CO (1) CO5050365A1 (ja)
DE (1) DE59806485D1 (ja)
DK (1) DK0866069T3 (ja)
ES (1) ES2186935T3 (ja)
HK (1) HK1016183A1 (ja)
IS (1) IS4688A (ja)
NO (1) NO322052B1 (ja)
TW (1) TW476760B (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2230774C (en) * 1997-03-18 2007-06-26 F. Hoffmann-La Roche Ag Manufacture of ascorbyl monophosphates
US6388098B1 (en) 1999-03-18 2002-05-14 Showa Denko Kabushiki Kaisha Process for preparing ascorbic acid-2-monophosphate salt
US6299912B1 (en) * 1999-04-23 2001-10-09 Showa Denko Kabushiki Kaisha Preparation for administration to animals and feeding method thereof
JP2000302683A (ja) * 1999-04-23 2000-10-31 Showa Denko Kk 動物投与剤および飼育方法
ATE228525T1 (de) 1999-06-07 2002-12-15 Hoffmann La Roche Verfahren zur reinigung l-ascorbyl 2-monophosphat
KR20040002855A (ko) * 2001-01-24 2004-01-07 오라세우티칼, 엘엘씨 국소용 구강 관리 조성물
WO2002070531A1 (en) * 2001-03-02 2002-09-12 Showa Denko K.K. Ascorbic acid 2-phosphate metal salt with low calcium content
US8575843B2 (en) 2008-05-30 2013-11-05 Colorado State University Research Foundation System, method and apparatus for generating plasma
US8994270B2 (en) 2008-05-30 2015-03-31 Colorado State University Research Foundation System and methods for plasma application
EP2297377B1 (en) 2008-05-30 2017-12-27 Colorado State University Research Foundation Plasma-based chemical source device and method of use thereof
CN102239127B (zh) * 2008-10-06 2014-08-06 建筑研究和技术有限公司 磷酸化缩聚产物、其制备方法及用途
US8222822B2 (en) 2009-10-27 2012-07-17 Tyco Healthcare Group Lp Inductively-coupled plasma device
CA2794902A1 (en) 2010-03-31 2011-10-06 Colorado State University Research Foundation Liquid-gas interface plasma device
AU2010349784B2 (en) 2010-03-31 2015-01-15 Colorado State University Research Foundation Liquid-gas interface plasma device
CN102702264B (zh) * 2012-05-28 2015-07-15 石药集团维生药业(石家庄)有限公司 一种饲料级l-抗坏血酸-2-磷酸酯盐的制备方法
CN103113406A (zh) * 2012-11-14 2013-05-22 江苏江山制药有限公司 一种磷酸-2-抗坏血酸酯盐的制备方法
US9532826B2 (en) 2013-03-06 2017-01-03 Covidien Lp System and method for sinus surgery
US9555145B2 (en) 2013-03-13 2017-01-31 Covidien Lp System and method for biofilm remediation
CN103396442B (zh) * 2013-08-21 2015-09-09 安徽天寅生物技术有限公司 水溶性维生素c偏磷酸钠钙及其制备方法
CN103524558B (zh) * 2013-10-25 2016-05-11 东北制药集团股份有限公司 一种维生素c-2-磷酸酯盐的制备方法
CN105481895B (zh) * 2015-11-26 2018-05-04 帝斯曼江山制药(江苏)有限公司 一种高纯度Vc-2-单磷酸酯钠的制备方法以及由此制备的高纯度Vc-2-单磷酸酯钠产品

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4179445A (en) * 1976-05-06 1979-12-18 Kansas State University Research Foundation Method of preparation of 2-phosphate esters of ascorbic acid
US4647672A (en) * 1985-06-25 1987-03-03 Kansas State University Research Foundation Ascorbate 2-polyphosphate esters and method of making same
DE3909198A1 (de) * 1989-03-21 1990-09-27 Basf Ag Verfahren zur herstellung von ascorbinsaeure-2-phosphat sowie von 5,6-isorpropyliden-ascorbinsaeure als ausgangsprodukt
WO1991013895A1 (de) * 1990-03-07 1991-09-19 F.Hoffmann-La Roche Ag Verfahren zur herstellung von derivaten der ascorbinsäure
DE59206973D1 (de) * 1991-04-10 1996-10-02 Hoffmann La Roche Trocknungsverfahren zur Herstellung von Ascorbinsäure-2-Monophosphaten
US5110950A (en) * 1991-06-12 1992-05-05 Kansas State University Research Foundation Method of preparing 2-phosphorylated compounds of ascorbic acid
DE4226625A1 (de) * 1992-08-12 1994-02-17 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Calcium-L-ascorbat-2-phosphat
CA2230774C (en) * 1997-03-18 2007-06-26 F. Hoffmann-La Roche Ag Manufacture of ascorbyl monophosphates

Also Published As

Publication number Publication date
CO5050365A1 (es) 2001-06-27
CN1083845C (zh) 2002-05-01
ES2186935T3 (es) 2003-05-16
EP0866069B1 (de) 2002-12-04
KR100508576B1 (ko) 2006-01-27
HK1016183A1 (en) 1999-10-29
DK0866069T3 (da) 2003-03-24
US6063937A (en) 2000-05-16
EP0866069A2 (de) 1998-09-23
JP3980157B2 (ja) 2007-09-26
NO322052B1 (no) 2006-08-07
CN1193626A (zh) 1998-09-23
TW476760B (en) 2002-02-21
KR19980080363A (ko) 1998-11-25
DE59806485D1 (de) 2003-01-16
EP0866069A3 (de) 2000-02-23
CA2230774C (en) 2007-06-26
NO981166L (no) 1998-09-21
NO981166D0 (no) 1998-03-16
CA2230774A1 (en) 1998-09-18
AU727119B2 (en) 2000-11-30
IS4688A (is) 1998-09-19
AU5934598A (en) 1998-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3980157B2 (ja) アスコルビルモノホスフェートの製造
US4999437A (en) Preparation of ascorbic acid 2-phosphate and of 5, 6-isopropylideneascorbic acid and potassium magnesium l-ascorbate 2-phosphate as an advantageous salt of l-ascorbic acid 2- phosphate
EP0229154A1 (en) ASCORBATE 2-POLYPHOSPHATE ESTERS AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME.
US3671549A (en) Process for preparing ascorbyl-3-phosphate and salts thereof
JPH0768261B2 (ja) リボフラビン―5′―リン酸もしくはそのモノナトリウム塩の製法
FR2926080A1 (fr) Procede de synthese de derives d'acide hydroxy-bisphosphonique
US5017700A (en) Preparation of riboflavin-5'-phosphate (5'-FMN) and its sodium salt, and of riboflavin-4',5'-cyclophosphoric acid ester chloride as an intermediate
JP2747001B2 (ja) L―アスコルビン酸―2―リン酸エステル類の製造法
US3651097A (en) Synthesis of 2-methyl and 2-ethyl-3-hydroxy - 4 5 --dihydrofuran-4-one from monosaccharide 5-esters
KR100241997B1 (ko) 리보플라빈 5'-포스페이트의 모노나트륨염의 제조방법
MXPA98001961A (en) Procedure for the preparation of asocorb monophosphates
JPH03204891A (ja) アスコルビン酸―2―リン酸エステルの製造法
OA12166A (en) Calcium dicarboxylate ethers, methods of making same, and treatment of vascular disease and diabetestherewith.
CN101143880B (zh) 膦异香豆素盐及其制备方法
JP4314455B2 (ja) シス及びトランスエンイン、並びにシス及びトランスオリゴエンイン化合物の製造法
US6388098B1 (en) Process for preparing ascorbic acid-2-monophosphate salt
SU1710502A1 (ru) Способ получени гидрофосфата меди
JP4418995B2 (ja) アスコルビン酸2−モノホスフェート塩の製造方法
KR20030046269A (ko) 엘-아스코빌-2-인산에스테르마그네슘의 제조방법
JP2504390B2 (ja) 3−アミノ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸の製法
JPS6411019B2 (ja)
CN103819502A (zh) 一种制备磷酸肌酸钠的方法
JPS5813580A (ja) ジヒドロピランの製造方法
KR19980052661A (ko) 리보플라빈 5'-포스페이트염의 제조방법
JPH0529360B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040319

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061130

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061204

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061226

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term