JPH10265462A - ピリミジン誘導体を分離及び精製する方法 - Google Patents
ピリミジン誘導体を分離及び精製する方法Info
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- JPH10265462A JPH10265462A JP10065578A JP6557898A JPH10265462A JP H10265462 A JPH10265462 A JP H10265462A JP 10065578 A JP10065578 A JP 10065578A JP 6557898 A JP6557898 A JP 6557898A JP H10265462 A JPH10265462 A JP H10265462A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D239/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
- C07D239/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
- C07D239/06—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
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- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 約90%の純度を有するピリミジン誘導体を
得ようとする場合に、簡単で、時間のかからないピリミ
ジン誘導体を水溶液から分離及び精製する方法を提供す
ること。 【解決手段】 ピリミジン誘導体の溶液を酸性ゼオライ
トと接触させ、この誘導体を適当なpH値で吸着させた
後にこの誘導体を他のpH値で脱着させることにより回
収することを特徴とするピリミジン誘導体を分離及び精
製する方法。
得ようとする場合に、簡単で、時間のかからないピリミ
ジン誘導体を水溶液から分離及び精製する方法を提供す
ること。 【解決手段】 ピリミジン誘導体の溶液を酸性ゼオライ
トと接触させ、この誘導体を適当なpH値で吸着させた
後にこの誘導体を他のpH値で脱着させることにより回
収することを特徴とするピリミジン誘導体を分離及び精
製する方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピリミジン誘導
体、特にテトラヒドロピリミジン、特に2−メチル−
1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−4−カルボ
ン酸(エクトイン(Ectoine))を水溶液から、ゼオライ
トを用いた吸着及びそれと組み合わせた直交流濾過によ
り分離及び精製する方法に関する。
体、特にテトラヒドロピリミジン、特に2−メチル−
1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−4−カルボ
ン酸(エクトイン(Ectoine))を水溶液から、ゼオライ
トを用いた吸着及びそれと組み合わせた直交流濾過によ
り分離及び精製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラヒドロピリミジン誘導体とは、特
に欧州特許出願公開(EP−A1)第0553884号
明細書から公知の化合物を意図する。
に欧州特許出願公開(EP−A1)第0553884号
明細書から公知の化合物を意図する。
【0003】構造的にはエクトインは環状アミノ酸誘導
体であり、この誘導体はいわゆる「相溶性の抽質」の種
類に属する。この誘導体は高濃度で細胞質と相溶性であ
りかつわずかな水分活性の環境中で細胞成分を安定化さ
せる。この作用は医学的分野及び化粧品の分野において
広い適用範囲を示唆する。
体であり、この誘導体はいわゆる「相溶性の抽質」の種
類に属する。この誘導体は高濃度で細胞質と相溶性であ
りかつわずかな水分活性の環境中で細胞成分を安定化さ
せる。この作用は医学的分野及び化粧品の分野において
広い適用範囲を示唆する。
【0004】新規のバイオテクノロジーの方法により、
好塩性の真性細菌、例えばハロモナ属(Halomona)を培
養し、この微生物を取り巻く環境へ微生物がエクトイン
を排出させることに成功した(T. Sauer et al. GIT Fa
chz. Lab. 10/95)。
好塩性の真性細菌、例えばハロモナ属(Halomona)を培
養し、この微生物を取り巻く環境へ微生物がエクトイン
を排出させることに成功した(T. Sauer et al. GIT Fa
chz. Lab. 10/95)。
【0005】引き続く行われる後処理法においてエクト
インは有機カチオン交換体を用いて及び晶出により精製
される。
インは有機カチオン交換体を用いて及び晶出により精製
される。
【0006】しかしながら、約90%の純度を有する流
通する市販製品を得ようとする場合にこれは多工程で著
しく時間のかかる方法であることが判明した。
通する市販製品を得ようとする場合にこれは多工程で著
しく時間のかかる方法であることが判明した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、欧州
特許出願公開(EP−A1)第0553884号明細書
によるテトラヒドロピリミジン誘導体、特にエクトイン
を、場合により他の有機化合物を含有する水溶液から、
特に発酵溶液から有効に分離し、前記のピリミジン誘導
体がゼオライトに吸着可能である限りこのピリミジン誘
導体を精製することを内容とするさらに別の方法を提供
することであった。
特許出願公開(EP−A1)第0553884号明細書
によるテトラヒドロピリミジン誘導体、特にエクトイン
を、場合により他の有機化合物を含有する水溶液から、
特に発酵溶液から有効に分離し、前記のピリミジン誘導
体がゼオライトに吸着可能である限りこのピリミジン誘
導体を精製することを内容とするさらに別の方法を提供
することであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、特に、
ピリミジン誘導体、特にテトラヒドロピリミジン、特に
2−メチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン
−4−カルボン酸(エクトイン)を水溶液から分離及び
精製する方法において、前記水溶液を1.5〜7.0の
pH値で、15〜1000のモジュールを有する有利に
酸性のゼオライトと接触させ、吸着を行った後に吸着し
たゼオライトを分離し、吸着された誘導体をpH値>
8.0に調節した水溶液で、特に水酸化アンモニウムを
含有する水溶液を用いて脱着することを特徴とするピリ
ミジン誘導体を分離及び精製する方法である。
ピリミジン誘導体、特にテトラヒドロピリミジン、特に
2−メチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン
−4−カルボン酸(エクトイン)を水溶液から分離及び
精製する方法において、前記水溶液を1.5〜7.0の
pH値で、15〜1000のモジュールを有する有利に
酸性のゼオライトと接触させ、吸着を行った後に吸着し
たゼオライトを分離し、吸着された誘導体をpH値>
8.0に調節した水溶液で、特に水酸化アンモニウムを
含有する水溶液を用いて脱着することを特徴とするピリ
ミジン誘導体を分離及び精製する方法である。
【0009】この溶液は、塩基性有機成分、特にリシン
の添加によりこのpH値に調節することができる。(モ
ジュールとはSiO2とAl2O3とのモル比であると解
釈される)。
の添加によりこのpH値に調節することができる。(モ
ジュールとはSiO2とAl2O3とのモル比であると解
釈される)。
【0010】単離すべき誘導体の純度についての要求に
依存して、この方法工程は場合により数回実施すること
ができる。
依存して、この方法工程は場合により数回実施すること
ができる。
【0011】このことは、最初の脱着工程による脱着に
より得られた溶液を、さらに1回又は数回、誘導体の有
効な吸着に適したpH値範囲で、適当なゼオライトと接
触させ、精製工程を多数回行う場合には、それに応じた
回数で吸着した誘導体を脱着させることを意味する。
より得られた溶液を、さらに1回又は数回、誘導体の有
効な吸着に適したpH値範囲で、適当なゼオライトと接
触させ、精製工程を多数回行う場合には、それに応じた
回数で吸着した誘導体を脱着させることを意味する。
【0012】本発明により分離し精製すべきテトラヒド
ロピリミジン誘導体とは、式:
ロピリミジン誘導体とは、式:
【0013】
【化2】
【0014】[式中RはH又はOH、特にHを表す]の
特別な化合物及び欧州特許出願公開(EP−A1)第0
533884号明細書から公知の吸着可能なテトラヒド
ロピリミジン誘導体であると解釈される。
特別な化合物及び欧州特許出願公開(EP−A1)第0
533884号明細書から公知の吸着可能なテトラヒド
ロピリミジン誘導体であると解釈される。
【0015】前記の化合物及び式Iによるエクトインを
分離することができる溶液は一般に水性の性質である。
分離することができる溶液は一般に水性の性質である。
【0016】有利に、精製すべき溶液は適当な細菌を用
いて発酵を行った後に生じる。このpH値は吸着条件に
応じて適合することができる。
いて発酵を行った後に生じる。このpH値は吸着条件に
応じて適合することができる。
【0017】有利な実施態様において、微生物はこの場
合少なくとも部分的にあらかじめ発酵液から特に遠心分
離により除去されるが、バイオマス含有溶液からエクト
インを直接精製することも可能である。
合少なくとも部分的にあらかじめ発酵液から特に遠心分
離により除去されるが、バイオマス含有溶液からエクト
インを直接精製することも可能である。
【0018】適当な溶解法(低浸透圧ショック、機械的
及び化学的細胞溶解)により、細胞からエクトインを放
出させる。
及び化学的細胞溶解)により、細胞からエクトインを放
出させる。
【0019】エクトインの吸着による分離を場合により
妨害するタンパク質をpH値の適当な調節により沈殿さ
せ、次いでこれを分離するのが有利である。
妨害するタンパク質をpH値の適当な調節により沈殿さ
せ、次いでこれを分離するのが有利である。
【0020】本発明により分離すべき化合物の吸着のた
めの適したゼオライトは、次のようなタイプのものであ
る、Y、DAY、モルデナイト、脱アルミニウムモルデ
ナイト、ZSM−5、脱アルミニウムZSM−5、β又
はVPI5及び10〜1000、有利に15〜200、
特に15〜45のモジュールを有するようなものであ
る。H形、アンモニウム形又はNa形のZSM−5−タ
イプが有利に使用される。
めの適したゼオライトは、次のようなタイプのものであ
る、Y、DAY、モルデナイト、脱アルミニウムモルデ
ナイト、ZSM−5、脱アルミニウムZSM−5、β又
はVPI5及び10〜1000、有利に15〜200、
特に15〜45のモジュールを有するようなものであ
る。H形、アンモニウム形又はNa形のZSM−5−タ
イプが有利に使用される。
【0021】この方法は15〜80℃の温度範囲で行わ
れる。
れる。
【0022】一般に、エクトイン濃度は水性の範囲内で
それぞれの可溶性限度まで、特に0.1〜4.0g/l
の範囲内で変動する。この範囲に応じて吸着剤は粉末状
でか又は成形体として使用される。
それぞれの可溶性限度まで、特に0.1〜4.0g/l
の範囲内で変動する。この範囲に応じて吸着剤は粉末状
でか又は成形体として使用される。
【0023】もう一つの有利な実施態様において、この
吸着を直交流濾過(Crossflow-Filtration)と組合せ、
その際あらかじめテトラヒドロピリミジン誘導体、特に
エクトインを含有する溶液を、酸性ゼオライトの懸濁液
と接触させ、この誘導体(A)を吸着させた後に、 a) こうして吸着したゼオライトを多孔面/膜に接す
るように流動させ、その際、 b) 多孔面/膜を透過流動する側とそれに向かい合う
側との間の差圧を調節し、 c) 多孔面/膜を透過流動する、前記誘導体を完全に
又は部分的に除去した溶液の一部を、流動方向に対して
横方向に多孔面/膜を貫流させ(濾液流)、 d) 洗浄工程で、化合物(A)を除去した、場合によ
り有機汚染物質を含有する溶液を分離し、及び e) 引き続き吸着した化合物を脱着させる。
吸着を直交流濾過(Crossflow-Filtration)と組合せ、
その際あらかじめテトラヒドロピリミジン誘導体、特に
エクトインを含有する溶液を、酸性ゼオライトの懸濁液
と接触させ、この誘導体(A)を吸着させた後に、 a) こうして吸着したゼオライトを多孔面/膜に接す
るように流動させ、その際、 b) 多孔面/膜を透過流動する側とそれに向かい合う
側との間の差圧を調節し、 c) 多孔面/膜を透過流動する、前記誘導体を完全に
又は部分的に除去した溶液の一部を、流動方向に対して
横方向に多孔面/膜を貫流させ(濾液流)、 d) 洗浄工程で、化合物(A)を除去した、場合によ
り有機汚染物質を含有する溶液を分離し、及び e) 引き続き吸着した化合物を脱着させる。
【0024】脱着は適当なpH値で、特にpH値>8.
0で、又は適当な溶剤、例えばメタノールを用いて行わ
れる。
0で、又は適当な溶剤、例えばメタノールを用いて行わ
れる。
【0025】吸着剤として、1〜100μm、特に2〜
20μmの粒径を有する前記のタイプの微細粒のゼオラ
イト粉末が特に適している。
20μmの粒径を有する前記のタイプの微細粒のゼオラ
イト粉末が特に適している。
【0026】この吸着剤は、一般に、5〜60重量%、
有利に20から50重量%の固形物含有量を有する水性
懸濁液の形で使用される。
有利に20から50重量%の固形物含有量を有する水性
懸濁液の形で使用される。
【0027】濾過面として、限外濾過特性、ナノメータ
オーダーの精密濾過特性又はマイクロメータオーダーの
精密濾過特性(Nano- oder Mikrofiltrationseigenscha
ften)を有する有機又はセラミックの膜が使用される。
オーダーの精密濾過特性又はマイクロメータオーダーの
精密濾過特性(Nano- oder Mikrofiltrationseigenscha
ften)を有する有機又はセラミックの膜が使用される。
【0028】本発明によりこの方法を実施する場合、濾
過材上に、濾過抵抗を著しく高める被膜層が形成されな
い。従って、他の領域でこの方法を適用した場合に使用
した膜の付加的な清浄化サイクルに関して解決しなけれ
ばならない問題は回避される(DE−PS433217
5)。
過材上に、濾過抵抗を著しく高める被膜層が形成されな
い。従って、他の領域でこの方法を適用した場合に使用
した膜の付加的な清浄化サイクルに関して解決しなけれ
ばならない問題は回避される(DE−PS433217
5)。
【0029】本発明により意外にもすでに最初の精製工
程で、>70%の純度を有する生成物が得られ、同じよ
うに行う第2の精製工程でこの純度は90%を上回るま
で向上する。
程で、>70%の純度を有する生成物が得られ、同じよ
うに行う第2の精製工程でこの純度は90%を上回るま
で向上する。
【0030】純度を向上させるために、請求項10(工
程e)により得られた溶液を、1回又は数回本発明によ
る精製方法に供給することができる。本発明による方法
の一つの実施態様は、本発明による方法を、先行技術か
ら公知の、例えば有機カチオン交換体を使用することに
よるエクトイン溶液の精製及び他の精製工程と組み合わ
せることよりなる。
程e)により得られた溶液を、1回又は数回本発明によ
る精製方法に供給することができる。本発明による方法
の一つの実施態様は、本発明による方法を、先行技術か
ら公知の、例えば有機カチオン交換体を使用することに
よるエクトイン溶液の精製及び他の精製工程と組み合わ
せることよりなる。
【0031】相応する吸着工程及び脱着工程は、精製工
程の前及び/又は精製工程の後で、本発明により使用さ
れるゼオライトを用いて吸着させ、引き続き脱着が行わ
れる。
程の前及び/又は精製工程の後で、本発明により使用さ
れるゼオライトを用いて吸着させ、引き続き脱着が行わ
れる。
【0032】例1
【0033】
【表1】
【図1】ZSM5を用いたエクトインの吸着等温線をグ
ラフで示す図。
ラフで示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレア プロイス ドイツ連邦共和国 ハーナウ ファザネリ ーシュトラーセ 3
Claims (15)
- 【請求項1】 ピリミジン誘導体を水溶液から分離及び
精製する方法において、前記の溶液を酸性ゼオライトと
接触させ、この誘導体を適当なpH値で吸着させた後に
この誘導体を他のpH値で脱着させることにより回収す
ることを特徴とするピリミジン誘導体を分離及び精製す
る方法。 - 【請求項2】 水溶液を1.0〜7.0のpH値で15
〜1000のモジュールを有する酸性ゼオライトと接触
させ、吸着させた後に、吸着した誘導体を、場合により
塩基性有機成分の添加によりpH>8.0に調節した水
溶液を用いて脱着させる、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 一般式: 【化1】 [式中、RはH又はOHを表す]で示される2−メチル
−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−4−カル
ボン酸(エクトイン)を水溶液から分離する、請求項1
又は2記載の方法。 - 【請求項4】 脱着により得られた溶液を新たに前記の
ゼオライトタイプの一つと接触させ、吸着した誘導体を
脱着し、この工程を場合により1回または数回繰り返
す、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項5】 水溶液として発酵溶液を使用する、請求
項1から4までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項6】 吸着の前に微生物を少なくとも部分的に
発酵溶液から分離する、請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 吸着の前に可溶性タンパク質を少なくと
も部分的に発酵溶液から分離する、請求項5又は6記載
の方法。 - 【請求項8】 吸着剤として15〜1000のモジュー
ルを有する、タイプY、DAY、モルデナイト、脱アル
ミニウムモルデナイト、ZSM−5、脱アルミニウムZ
SM−5、β又はVPI−5の酸性ゼオライトを使用す
る、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項9】 H形、アンモニウム形又はNa形のタイ
プZSM−5のゼオライト又はモルデナイトを使用す
る、請求項7記載の方法。 - 【請求項10】 微細粒のゼオライトに吸着したピリミ
ジン誘導体(A)を分離するために、直交流濾過と組み
合わせて、 a) (A)を吸着したゼオライトを懸濁液の形で多孔
面/膜に接するように流動させ、 b) 多孔面/膜を透過流動する側とそれに向かい合う
側との間の差圧を調節し、 c) 多孔面/膜を透過流動する、吸着された化合物
(A)の全部又は一部を除去した溶液の一部が、面/膜
を流動方向に対して横方向に貫流し(濾液流)、 d) 洗浄工程で、化合物(A)を除去した、場合によ
り有機汚染物質を含有する溶液を分離し、 e) 引き続き吸着した化合物(A)を脱着させる、請
求項1から9までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項11】 1〜100μmの平均粒径を有するゼ
オライトを使用する、請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 0.2〜3barの膜間圧力を調節す
る、請求項10又は11記載の方法。 - 【請求項13】 限外濾過特性又はマイクロメータオー
ダーの精密濾過特性又はナノメータオーダーの精密濾過
特性を有するセラミックの又は有機の膜/多孔面を使用
する、請求項10から12までのいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項14】 脱着した溶液を1回又は数回吸着及び
脱着にかける、請求項1から13までのいずれか1項記
載の方法。 - 【請求項15】 化合物(A)を分離する方法を、カチ
オン交換体で吸着させるか又は他の精製工程を行い、前
記工程から脱着によって場合により繰り返して得られた
溶液と組み合わせる、請求項1から14までのいずれか
1項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19711082.7 | 1997-03-18 | ||
DE19711082A DE19711082A1 (de) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | Verfahren zur Abtrennung von Tetrahydropyrimidinen aus wäßrigen Lösungen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10265462A true JPH10265462A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=7823675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10065578A Pending JPH10265462A (ja) | 1997-03-18 | 1998-03-16 | ピリミジン誘導体を分離及び精製する方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6001838A (ja) |
EP (1) | EP0866061A1 (ja) |
JP (1) | JPH10265462A (ja) |
CA (1) | CA2232478A1 (ja) |
DE (1) | DE19711082A1 (ja) |
SK (1) | SK34998A3 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19821378A1 (de) * | 1998-05-13 | 1999-11-18 | Degussa | Verfahren zur Auftrennung von Tetrahydropyrimidinderivaten |
US7048910B2 (en) * | 2000-09-07 | 2006-05-23 | Merck Patent Gmbh | Use of ectoine or ectoine derivatives for oral care |
DE10047444A1 (de) * | 2000-09-21 | 2002-04-11 | Bitop Gmbh | Verfahren zur Trennung und hochreinen Isolierung von niedermolekularen, strukturell ähnlichen Verbindungen insbesondere von Tetrahydropyrimidinderivaten wie z.B. 1,4,5,6-Tetrahydro-2-methyl-4-pyrimidincarbonsäuren (Ectoine) und deren Spaltprodukte |
DE10200068A1 (de) * | 2002-01-03 | 2003-07-17 | Merck Patent Gmbh | Verfahren zur chromatographischen Trennung von Ectoin |
DE10214257A1 (de) * | 2002-03-28 | 2003-10-16 | Merck Patent Gmbh | Verwendung von kompatiblen Soluten zur Inhibierung der Freisetzung von Ceramiden |
US7311839B2 (en) * | 2002-12-09 | 2007-12-25 | New Mexico Tech Research Foundation | Removal of biological pathogens using surfactant-modified zeolite |
US9309205B2 (en) | 2013-10-28 | 2016-04-12 | Wincom, Inc. | Filtration process for purifying liquid azole heteroaromatic compound-containing mixtures |
CN104557729B (zh) * | 2014-12-11 | 2017-02-22 | 山东福田科技集团有限公司 | 一种四氢嘧啶的提取工艺 |
CN115073381A (zh) * | 2022-06-08 | 2022-09-20 | 伊明泰(山东)生物科技有限公司 | 依克多因提取过程水相结晶方法 |
CN115925638A (zh) * | 2022-12-29 | 2023-04-07 | 水羊化妆品制造有限公司 | 一种四氢嘧啶的提取方法、四氢嘧啶及其应用 |
CN117050021B (zh) * | 2023-10-13 | 2023-12-15 | 北京绿色康成生物技术有限公司 | 一种从发酵液中分离提取四氢嘧啶的方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IL100810A (en) * | 1992-01-30 | 1996-12-05 | Yeda Res & Dev | Pharmaceutical preparations including 2 - methyl - carboxy - 5 - hydroxy - tetrahydropyrimidine and / or 2 - methyl - 4 - carboxy - tetrahydropyrimidine, plywood methods |
DE4244580A1 (de) * | 1992-12-31 | 1994-07-07 | Galinski Erwin A | Verfahren zur in vivo Gewinnung von Inhaltsstoffen aus Zellen |
DE4332175C2 (de) * | 1993-09-22 | 1996-04-18 | Seitz Filter Werke | Verfahren und Vorrichtung zur Cross-Flow-Filtration von Flüssigkeiten mittels CMF-Modulen |
DE4427617B4 (de) * | 1994-08-04 | 2005-09-01 | bitop Aktiengesellschaft für biotechnische Optimierung | Verfahren zur Gewinnung von Zellinhaltsstoffen aus halophilen und osmophilen sowie halo- und osmotoleranten Mikroorganismen |
-
1997
- 1997-03-18 DE DE19711082A patent/DE19711082A1/de not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-02-18 EP EP98102786A patent/EP0866061A1/de not_active Withdrawn
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