JPH10265084A - 用紙搬送機構 - Google Patents

用紙搬送機構

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Publication number
JPH10265084A
JPH10265084A JP6665297A JP6665297A JPH10265084A JP H10265084 A JPH10265084 A JP H10265084A JP 6665297 A JP6665297 A JP 6665297A JP 6665297 A JP6665297 A JP 6665297A JP H10265084 A JPH10265084 A JP H10265084A
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JP
Japan
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paper
transport
paper cassette
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driving force
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Application number
JP6665297A
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English (en)
Inventor
Harumichi Oishi
晴通 大石
Naoyuki Ezuka
尚之 江塚
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙カセットから繰り出された用紙が詰まった
際、用紙カセットの着脱操作によって、搬送ローラ対に
挟持された用紙の除去が行え、かつ搬送ローラ対を確実
に位置決めできる用紙搬送機構を提供すること。 【解決手段】用紙カセット20から繰り出された用紙を
案内する搬送路と、この搬送路に設けられて用紙を搬送
する搬送ローラ対27a,27bと、搬送ローラ対27
a,27bを駆動するように駆動源30からの駆動力を
伝達する駆動力伝達部31とをプリンタ1に設けると共
に、用紙カセット20の着脱操作に連動して、駆動力伝
達部31を継脱する継脱機構を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ等の用
紙処理装置に設けられ、用紙カセットに積層収容された
用紙を1枚づつ繰り出して、印字部等の用紙処理部に搬
送する用紙搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】上記用紙搬送機構は、所定サイズの用紙
を積層収容した用紙カセットから、用紙を1枚づつ繰り
出し、これを印字部等へ搬送するように構成されてい
る。そして、このような用紙搬送機構は、一般的に用紙
カセットから繰り出した用紙が搬送経路において詰まっ
た場合、その詰まった用紙を容易に除去できるように構
成されている。
【0003】例えば、実開平4−46028号公報に
は、装置本体に対して着脱可能な用紙カセットに、搬送
経路と、装置本体に設けられた搬送ローラ(駆動ロー
ラ)に当接するピンチローラとを設け、搬送経路で用紙
が詰まった際に用紙カセットを引き出して、前記搬送経
路およびピンチローラの搬送ローラに対する当接状態を
解放して、詰まった用紙を除去する技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、装置本体に対
して着脱される用紙カセットに、搬送経路および装置本
体側に設けられた搬送ローラと当接するピンチローラを
設けた構成であるため、装置本体の搬送ローラに対する
用紙カセットのピンチローラの位置決めを行うことが難
しい。したがって、用紙カセットの装着状態によって
は、搬送ローラとピンチローラの夫々の軸がずれてしま
ったり、所望の押圧力を生じさせられなかったりし、こ
の結果、用紙の斜め送りや新たな紙詰まり等が生じる問
題がある。
【0005】また、紙詰まり処理時や用紙収容時に、ピ
ンチローラおよび搬送ローラが外部に露出するため、用
紙の処理時に誤って接触等したりし、両者の位置を狂わ
せたり、破損させたりする等の問題がある。
【0006】この発明は、用紙カセットから繰り出され
た用紙が詰まった際、用紙カセットの着脱操作によっ
て、搬送ローラ対に挟持された用紙の除去が行え、かつ
搬送ローラ対を確実に位置決めできる用紙搬送機構を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、装置本体に対して着脱自在に設けられた
用紙カセットから1枚づつ繰り出された用紙を搬送する
用紙搬送機構であり、前記用紙カセットから繰り出され
た用紙を案内する搬送路と、この搬送路に設けられて用
紙を搬送する搬送ローラ対と、この搬送ローラ対を駆動
するように駆動源からの駆動力を伝達する駆動力伝達部
とを前記装置本体に設けると共に、前記用紙カセットの
着脱操作に連動して、前記駆動力伝達部を継脱させた
り、前記搬送ローラ対を接離させたりすることを特徴と
している。
【0008】上記した用紙搬送機構によれば、用紙が装
置本体側にある搬送ローラ対にくわえ込まれた際、用紙
カセットを装置本体から取り出すことによって、装置本
体側にある駆動力伝達部の連結状態が解除されるため、
用紙を引き抜いても駆動源からの負荷が加わらず、した
がって搬送ローラ対に挟持された用紙を容易に取り除く
ことができる。この場合、装置本体から取り出される用
紙カセットには、搬送ローラ対のような用紙搬送系が設
けられていないため、用紙カセットの装置本体に対する
着脱操作によって、搬送ローラ対に位置ずれ等が生じる
ことはない。
【0009】また、用紙カセットを装置本体から着脱す
ることによって、装置本体側にある搬送ローラ対が接離
する構成では、用紙が搬送ローラ対にくわえ込まれた
際、用紙カセットを装置本体から取り出すことによっ
て、装置本体側にある搬送ローラ対が離反されるため、
用紙を容易に取り除くことができる。この構成において
も用紙カセットには、搬送ローラ対のような用紙搬送系
が設けられていないため、用紙カセットの装置本体に対
する着脱操作によって、搬送ローラ対に位置ずれ等が生
じることはない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して具体的に説明する。図1は、用
紙処理装置であるプリンタに対して、本発明に係る用紙
搬送機構を組み込んだ全体的な概略を示す図である。プ
リンタ1は、所定サイズの用紙を積層して収容する用紙
カセット20から繰り出される用紙に印字を施す印字部
3と、ここで印字された用紙を排紙スタッカ5上に排出
する排出ローラ対7とを備えている。用紙カセット20
は、プリンタ1に対して図中矢印方向に着脱され、図1
に示した状態から用紙カセット20を取り出すことによ
り、用紙を補給することができ、あるいは後述するよう
にジャムが生じた用紙を取り除くことができるようにな
っている。この用紙カセット20に収容された用紙は、
積層された最上の用紙の先端側両側部と係合する用紙分
離爪21および最上の用紙と当接する給紙ローラ23の
回転によって、1枚づつ分離され、用紙搬送機構25を
介して前記印字部3に搬送される。
【0011】なお、用紙カセット20の着脱方向は、図
に示すような矢印方向に限定されることはなく、紙面に
対して垂直方向、あるいは用紙搬送方向の前側から着脱
される構成であっても良い。また、図に示すように、前
記給紙ローラ23を断面半円形状にすることにより、用
紙搬送時の給紙ローラの負荷を軽減することができる
が、もちろん給紙ローラは断面円形状であっても良い。
【0012】ここで、用紙搬送機構25の具体的な構成
例を図1乃至図4を参照して説明する。用紙搬送機構2
5は、プリンタ1に設けられ、用紙を案内する搬送路2
6と、搬送路26に配された駆動ローラ27aおよびこ
れに当接するピンチローラ27bからなる搬送ローラ対
27と、駆動源30から前記搬送ローラ対27の駆動ロ
ーラ27aを駆動するように、駆動力を伝達する駆動力
伝達部31とを備えている。
【0013】プリンタ1のフレームは、図4に示すよう
に、コの字型に屈曲されており、その外側フレーム1a
と内側フレーム1bとの間に、前記駆動源30および駆
動力伝達部31が配されている。具体的には、前記駆動
力伝達部31は、内側フレーム1bに回転自在に支持さ
れ、駆動源30の出力ギヤ30aと噛合する太陽歯車3
3と、この太陽歯車に同軸で回動自在に支持され、太陽
歯車33と噛合する遊星歯車34を保持したキャリア3
5と、内側フレーム1bに回転自在に支持され、遊星歯
車34に噛合可能であると共に、前記駆動ローラ27a
が取着されている駆動軸37aに取り付けられた搬送ロ
ーラギヤ37とを備えている。
【0014】前記遊星歯車34は、キャリア35に対
し、前記内側フレーム1bと外側フレーム1a間に突出
するボス34aによって回転可能に保持されている。ま
た、内側フレーム1bには、遊星歯車34の公転軌道に
沿って、所定長さの円弧状の孔1cが形成されており、
遊星歯車34は、ボス34aの一端部が孔1c内を案内
されることで前記搬送ローラギヤ37に対して噛合状
態、非噛合状態との間を回動可能となっている。
【0015】なお、前述した給紙ローラ23は、内側フ
レーム1bに回転自在に支持された駆動軸40に取着さ
れており、この駆動軸40に取り付けられた給紙ローラ
ギヤ42は、内側フレーム1bに回転自在に支持された
アイドルギヤ43を介して前記太陽歯車33と噛合して
いる。
【0016】そして、前記駆動力伝達部31は、用紙カ
セット20の着脱操作に連動して、その駆動力の伝達が
継脱されるように構成されている。この駆動力伝達部の
継脱を行う構成を具体的に説明する。図4に示すよう
に、用紙カセット20は、プリンタ1に対して着脱操作
をした際、プリンタ本体1の外側フレーム1aと内側フ
レーム1bとの間でスライド可能な継脱フレーム20a
を備えている。この継脱フレーム20aには、前述した
ボス34aの他端部を案内する案内カム20bが形成さ
れている。案内カム20bは、用紙カセット20を、図
2に示す状態から、矢印方向(装着方向)にスライドさ
せた際、ボス34aと係合して、キャリア35を反時計
方向に回動させるよう後方に向けて上昇するカム面20
cと、図3に示した状態(装着状態)において、キャリ
ア35に支持された遊星歯車34を搬送ローラギヤ37
に噛合状態に位置決め保持するカム面20dと、図3に
示した状態から用紙カセット20を図2に示す状態にス
ライドさせた際、キャリア35を時計方向に回動させる
よう前方に向けて下降するカム面20eとを備えてい
る。
【0017】次に、このように構成された用紙搬送機構
の動作について説明する。図2に示した状態において、
用紙カセット20に用紙を積層収容した後、用紙カセッ
ト20を矢印方向にスライドさせ、プリンタ1に装着す
る。この装着によって、継脱フレーム20aに形成され
た案内カム20bは、キャリア35のボス34aを案内
し、遊星歯車34を、太陽歯車33の周りで公転させて
図3に示すように搬送ローラギヤ37に噛合させる。こ
の状態で、プリンタ1が起動されて駆動源30が、図2
において時計方向に回転駆動される。駆動源30の回転
駆動力は、太陽歯車33およびアイドルギヤ43を介し
て給紙ローラギヤ42に伝達され、給紙ローラ23を給
紙方向に回転駆動する。また、駆動源30の回転駆動力
は、駆動力伝達部31を介して搬送ローラギヤ37に伝
達され、搬送ローラ対27を用紙搬送方向に回転駆動す
る。これにより、給紙ローラ23によって繰り出された
用紙は、印字部3に向けて搬送される。
【0018】図3に示した状態で、用紙にジャム等が生
じた場合は、用紙カセット20を図3に示す状態から、
図2に示す状態に引き出す。この引き出し動作により、
ボス34aは用紙カセットのカム20bによって案内さ
れ、図2に示すように、遊星歯車34を搬送ローラギヤ
37から引き離す(駆動力伝達部31の解除)。これに
より、搬送ローラ対27(駆動ローラ27a)には、駆
動源30からの負荷が加わらなくなり、ここにくわえ込
まれた用紙を、容易に取り出すことができる。
【0019】以上のような用紙搬送機構によれば、用紙
カセット20を引き出すことで、用紙ジャム等を容易に
処理することができる。しかも、搬送ローラ対27はプ
リンタ本体側に設けられており、引き出される用紙カセ
ット20には、そのような用紙搬送系が設けられていな
いため、用紙の処理時において、搬送ローラ対27に軸
ずれ等の不具合が生じることはない。
【0020】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。なお、以下に説明する実施の形態では、上記し
た実施の形態と同一の構成部材については同一の参照符
号を付し、その説明を省略する。
【0021】図5乃至図7は、上記した駆動力伝達部3
1の継脱を果たす継脱機構を別の構成とした実施の形態
を示す図である。この実施の形態では、給紙ローラギヤ
42には、駆動源の出力ギヤ30aが噛合すると共に、
駆動力伝達部31のスラスト方向移動ギヤ50が噛合し
ている。スラスト方向移動ギヤ50は、一端がプリンタ
1の外側フレーム1aに固定され、他端が内側フレーム
1bから突出する軸51に回転可能に支持されると共
に、スラストバネ52によって、常時フレーム1b側に
向けて付勢されている。一方、用紙カセット20の先端
隅部には、案内面20gが形成されており、用紙カセッ
ト20が図5及び図6に示す状態から矢印方向にスライ
ドしながらプリンタ本体1に装着されると、前記軸51
の突出端部51aと係合し、軸51をスラストバネ52
の付勢力に抗して外側フレーム1aに向けて押圧する。
【0022】内側フレーム1bには、軸51が用紙カセ
ット20の装着動作によって外側フレーム1aに向けて
押圧された際、図7に示すように、スラスト方向移動ギ
ヤ50と噛合するように継脱ギヤ55が回転自在に支持
されている。この継脱ギヤ55には、アイドルギヤ57
を介して搬送ローラギヤ37が噛合しており、給紙ロー
ラギヤ42の回転駆動は、スラスト方向移動ギヤ50、
継脱ギヤ55、アイドルギヤ57を介して搬送ローラギ
ヤ37に伝達され、駆動ローラ27aを回転駆動する。
【0023】この構成によれば、用紙カセット20を引
き出すことにより、スラスト方向移動ギヤ50がスラス
トバネ52の付勢力によって移動され、駆動力伝達部3
1の伝達系が断たれる。この結果、搬送ローラ対にくわ
え込まれた用紙を容易に処理することができる。また、
搬送ローラ対は、前記した実施の形態同様、プリンタ本
体側に設けられ、引き出される用紙カセット20には、
そのような用紙搬送系が設けられていないため、用紙の
処理時において、搬送ローラ対に軸ずれ等の不具合が生
じることはない。さらに、本実施の形態によれば、用紙
カセット20をプリン本体1に装着する際、スラスト方
向移動ギヤ50が回転しながら継脱ギヤ55に噛合する
ため、前記した遊星歯車による継脱機構よりもタイムラ
グが少なくなる。
【0024】図8乃至図10は、本発明の第3の実施の
形態を示す図である。この実施の形態では、用紙カセッ
ト20の着脱操作に連動して、プリンタ本体1に設けら
れた搬送ローラ対27a,27bを接離させるように構
成されている。
【0025】プリンタ1の内側フレーム1bには、駆動
源30の出力ギヤ30aと噛合する太陽歯車60が支持
軸60aを介して回転自在に支持されており、この支持
軸60aには、内側フレーム1bに面接して延出するア
ーム62の略中心部が枢支されている。このアーム62
の一端部は、プリンタの内側フレーム1bに固定された
付勢バネ63によって、図8の矢印方向に常時付勢され
ている。また、アーム62の他端部には、太陽歯車60
に噛合する遊星歯車67が回転可能に支持されている。
この遊星歯車67は、搬送ローラ対27a,27bの駆
動ローラ27aが取着された駆動軸37aの端部に取り
付けられている。
【0026】さらに、前記アーム62には、遊星歯車6
7の支持位置と太陽歯車60の支持位置との間に内側フ
レーム1bから内側に向けて突出するボス62aが形成
されている。ボス62aは、内側フレーム1bに形成さ
れた長孔を介して用紙カセット20の着脱が成される経
路上に突出し、用紙カセットの20の前面壁20hと係
合可能となっている。
【0027】上記構成によれば、用紙カセット20を図
8に示す位置から矢印方向にスライドさせてプリンタ本
体1に装着すると、その前面壁20hがアーム62に突
設されたボス62aと係合しながらこれを押圧し、アー
ム62を付勢バネ63の付勢力に抗して時計方向に回動
させる。この回動により、遊星歯車67は、太陽歯車6
0の周りを公転し、図9に示す装着状態となったとき
に、駆動ローラ27aをピンチローラ27bに当接させ
る。なお、この状態で用紙カセット20は、図示されて
いないロック機構により、その位置が保持される。この
状態で、駆動源30からの回転駆動力は、出力ギヤ30
a、太陽歯車60を介して遊星歯車67に伝達され、駆
動ローラ27aは駆動される。
【0028】このような構成において、搬送ローラ対2
7a,27bの部分で用紙ジャム等が生じた場合、用紙
カセット20を図9に示す状態から、図8に示す状態と
なるように、プリンタ1から引き出す。この引き出し操
作により、アーム62は、付勢バネ63の付勢力によっ
て反時計方向に回動され、駆動ローラ27aをピンチロ
ーラ27bから離間させる。この結果、搬送ローラ対2
7a,27bの部分の用紙を容易に取り除くことができ
る。また、搬送ローラ対27a,27bは、前記した実
施の形態同様、プリンタ本体側に設けられているので、
上記した用紙の処理時において、搬送ローラ対27a,
27bに軸ずれ等の不具合が生じることはない。
【0029】図11は、本発明の第4の実施の形態を示
す図である。この実施の形態は、用紙カセット20の着
脱操作に連動して、プリンタ本体1に設けられた搬送ロ
ーラ対27a,27bを接離させる接離機構を変形させ
た構成例である。
【0030】プリンタ1のフレームには、回動支持部7
0を介して回動アーム71が枢支されている。この回動
アーム71の一端部には、プリンタのフレームに固定さ
れている付勢バネ75が取り付けられており、回動アー
ム71を矢印方向に押圧付勢している。また、回動アー
ム71の他端部には、駆動ローラ27aに対して当接す
るピンチローラ27bを回転自在に支持している。
【0031】一方、用紙カセット20の前端部には、回
動アーム71に用紙カセット20側へ向けて突出するよ
うに形成された係合部71aを押圧する押圧部20kが
形成されている。この押圧部20kは、用紙カセット2
0がプリンタ1に装着された際、回動アーム71の係合
部71aを付勢バネ75の付勢力に抗して押圧し、ピン
チローラ27bを駆動ローラ27aに当接させる。
【0032】そして、この構成において、搬送ローラ対
27a,27bの部分で用紙ジャム等が生じた場合、用
紙カセット20を、プリンタ1から図の実線で示す位置
から点線に示す位置に引き出す。この引き出し操作によ
り、回動アーム71は、付勢バネ75の付勢力によって
時計方向に回動され、ピンチローラ27bを駆動ローラ
27aから離間させる。この結果、搬送ローラ対27
a,27bの部分の用紙を容易に取り除くことができ
る。また、搬送ローラ対27a,27bは、前記同様、
プリンタ本体側に設けられているので、上記した用紙の
処理時において、搬送ローラ対27a,27bに軸ずれ
等の不具合が生じることはない。
【0033】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上記した実施の形態に限定されることはなく種
々変形することができる。例えば、プリンタ等の装置本
体に設けられる駆動力伝達部の構成、および用紙カセッ
トの着脱操作に連動して駆動力伝達部の伝達系の継脱を
果たす機構については種々変形することができる。同様
に、用紙カセットの着脱操作に連動して、装置本体側に
設けられた搬送ローラ対を接離させる機構についても種
々変形することができる。また、用紙カセットは、プリ
ンタ等の装置本体から、着脱される給紙装置内にあらか
じめ組み込まれた構成であっても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、用紙カセットから繰り
出された用紙が、搬送経路において詰まった場合、用紙
カセットを装置本体から取り出すだけで、搬送経路にあ
る搬送ローラ対の部分にくわえ込まれた用紙の除去を簡
単に行うことができる。しかも搬送ローラ対による用紙
搬送系は、用紙カセットに設けられていないため、用紙
カセットの装置本体に対する着脱操作によって、搬送ロ
ーラ対に位置ずれ等が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙処理装置であるプリンタに対して、本発明
に係る用紙搬送機構を組み込んだ全体的な概略を示す
図。
【図2】本発明の第1の実施例を示す図であり、用紙カ
セットを装置本体から取り外した状態を示す側面図。
【図3】用紙カセットを装置本体に装着した状態を示す
側面図。
【図4】用紙カセットを装置本体に装着した状態を示す
平面図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す図であり、用紙カ
セットを装置本体から取り外した状態を示す側面図。
【図6】用紙カセットを装置本体から取り外した状態を
示す平面図。
【図7】用紙カセットを装置本体へ装着した状態を示す
平面図。
【図8】本発明の第3の実施例を示す図であり、用紙カ
セットを装置本体から取り外した状態を示す側面図。
【図9】用紙カセットを装置本体へ装着した状態を示す
側面図。
【図10】本発明の第3の実施例を示す正面図。
【図11】本発明の第4の実施例を示す図であり、用紙
カセットを装置本体へ装着した状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 プリンタ(用紙処理装置) 20 用紙カセット 23 給紙ローラ 25 用紙搬送機構 27a,27b 搬送ローラ対 30 駆動源 31 駆動力伝達部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対して着脱自在に設けられた
    用紙カセットから1枚づつ繰り出された用紙を搬送する
    用紙搬送機構であり、 前記用紙カセットから繰り出された用紙を案内する搬送
    路と、この搬送路に設けられて用紙を搬送する搬送ロー
    ラ対と、この搬送ローラ対を駆動するように駆動源から
    の駆動力を伝達する駆動力伝達部とを前記装置本体に設
    けると共に、前記用紙カセットの着脱操作に連動して、
    前記駆動力伝達部を継脱する継脱機構を備えたことを特
    徴とする用紙搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動力伝達部に、遊星歯車又はスラ
    スト方向移動歯車を設け、これらの歯車を介して前記駆
    動力の伝達を継脱することを特徴とする請求項1に記載
    の用紙搬送機構。
  3. 【請求項3】 装置本体に対して着脱自在に設けられた
    用紙カセットから1枚づつ繰り出された用紙を搬送する
    用紙搬送機構であり、 前記用紙カセットから繰り出された用紙を案内する搬送
    路と、この搬送路に設けられて用紙を搬送する搬送ロー
    ラ対と、この搬送ローラ対を駆動するように駆動源から
    の駆動力を伝達する駆動力伝達部とを前記装置本体に設
    けると共に、前記用紙カセットの着脱操作に連動して、
    前記搬送ローラ対を接離させる接離機構を備えたことを
    特徴とする用紙搬送機構。
JP6665297A 1997-03-19 1997-03-19 用紙搬送機構 Pending JPH10265084A (ja)

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Cited By (7)

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