JP3660122B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ等の記録装置は、記録紙が収容されたカセットを有し、該カセットから給紙された記録紙を記録部に送るようになっている。
図2は従来の記録装置の概略図、図3は従来の記録装置の駆動機構の平面図、図4は従来の記録装置の駆動機構の正面図である。
【0003】
図において、11は記録装置、12は記録紙13を収容するカセット、14は前記記録紙13の前端部(図2における左端部)に隣接させて回転自在に配設され、カセット12内の最も上の記録紙13を給紙する給紙ローラ、15は該給紙ローラ14と接触させて配設され、給紙される記録紙13を1枚ずつ分離させる摩擦片、16は前記記録紙13の搬送路H1における給紙ローラ14及び摩擦片15より下流側に回転自在に配設され、前記記録紙13を搬送する搬送ローラであり、該搬送ローラ16と当接させてピンチローラ17が回転自在に配設される。また、18は第1の給紙装置であり、該第1の給紙装置18は、前記カセット12、給紙ローラ14、摩擦片15、搬送ローラ16及びピンチローラ17から成る。
【0004】
そして、図3及び4に示されるように、前記給紙ローラ14のシャフトS1の一端には給紙ローラギヤ31が取り付けられ、該給紙ローラギヤ31は、小ギヤ32a及び大ギヤ32bから成る二段の減速ギヤ32、並びにモータギヤ33aを介してモータ33に連結される。また、前記搬送ローラ16のシャフトS2の一端には搬送ローラギヤ37が取り付けられ、該搬送ローラギヤ37は、遊星ギヤ34及びアイドルギヤ35、36を介して前記給紙ローラギヤ31に連結される。
【0005】
したがって、前記モータ33を駆動することによって発生させられた回転がモータギヤ33a及び減速ギヤ32を介して給紙ローラギヤ31に伝達され、給紙ローラ14が回転させられる。その結果、記録紙13が、給紙ローラ14によって給紙され、搬送ローラ16とピンチローラ17との間のニップ部に送られる。このとき、2枚以上の記録紙13が給紙ローラ14によって給紙されようとすると、下方の記録紙13が摩擦片15の摩擦力によって停止させられる。その結果、記録紙13が1枚ずつ分離させられて給紙される。
【0006】
一方、前記給紙ローラギヤ31に伝達された回転は遊星ギヤ34、アイドルギヤ35、36を介して搬送ローラギヤ37に伝達され、搬送ローラ16が回転させられる。そして、記録紙13が搬送ローラ16に到達すると、モータ33が逆方向に駆動され、逆方向の回転が給紙ローラギヤ31に伝達される。しかし、該給紙ローラギヤ31又は給紙ローラ14に図示されないワンウェイクラッチが組み込まれているので、給紙ローラ14は回転しない。
【0007】
また、給紙ローラギヤ31に伝達された回転は、遊星ギヤ34a及びアイドルギヤ36を介して搬送ローラギヤ37に伝達され、搬送ローラ16が回転させられる。このとき、モータ33の駆動方向によって回転させられるアイドルギヤ35、36が異なり、搬送ローラギヤ37及び搬送ローラ16は一定の方向に回転させられる。
【0008】
その結果、記録紙13は更に搬送されて記録部23に送られ、該記録部23において記録紙13に対して記録が行われる。なお、前記記録装置11が複写機である場合は記録紙13に対して複写が行われ、記録装置11がプリンタである場合は記録紙13に対して印刷が行われる。
そして、前記第1の給紙装置18の下方に第2の給紙装置19が配設され、該第2の給紙装置19の搬送路H2と前記搬送路H1とが連結される。前記第2の給紙装置19は、第1の給紙装置18と同じ構造を有し、カセット112、給紙ローラ114、摩擦片115、搬送ローラ116及びピンチローラ117から成るとともに、図3及び4に示されるような駆動機構を有する。
【0009】
したがって、第2の給紙装置19のモータ33を駆動することによって、給紙ローラ114が回転させられ、カセット112内の記録紙13が給紙ローラ114によって給紙され、搬送ローラ116とピンチローラ117との間のニップ部に送られる。このとき、2枚以上の記録紙13が給紙ローラ114によって給紙されようとすると、下方の記録紙13が摩擦片115の摩擦力によって停止させられる。その結果、記録紙13が1枚ずつ分離させられて給紙される。
【0010】
一方、前記第2の給紙装置19のモータ33を駆動することによって搬送ローラ116も回転させられる。その結果、記録紙13は、更に搬送されて第1の給紙装置18の搬送ローラ16とピンチローラ17との間のニップ部に送られる。その後、記録紙13は記録部23に送られ、該記録部23において記録紙13に対して記録が行われる。
【0011】
なお、必要に応じて前記第2の給紙装置19の更に下方に給紙装置を配設することもできる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の記録装置11においては、第2の給紙装置19、又は第2の給紙装置19の更に下方に配設された給紙装置から記録紙13を給紙する場合、第2の給紙装置19の上方に配設された第1の給紙装置18に配設されたすべてのモータ33を同時に駆動する必要がある。
【0013】
したがって、各モータ33の電力供給源である図示されない電源装置に、すべてのモータ33を同時に駆動することができるだけの容量を確保しておかなければならないので、電源装置の寸法が大きくなるだけでなく、記録装置11のコストが高くなってしまう。
本発明は、前記従来の記録装置の問題点を解決して、電源装置の寸法を小さくすることができるだけでなく、コストを低くすることができる記録装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の記録装置においては、複数の給紙部にそれぞれ配設され、記録紙を収容するカセットと、前記各給紙部にそれぞれ配設され、カセット内の記録紙を給紙する給紙ローラと、前記各給紙部にそれぞれ配設され、給紙された記録紙を搬送する搬送ローラと、前記各給紙部にそれぞれ配設され、互いに独立に駆動されるモータと、前記各給紙部にそれぞれ配設され、前記各モータによって発生させられた回転を、対応する給紙ローラ及び搬送ローラに伝達する伝動手段と、前記各給紙部にそれぞれ配設され、前記伝動手段と対応する搬送ローラとを連結する第1の連結手段と、前記記録紙の搬送方向における上流側の搬送ローラと下流側の搬送ローラとを連結する第2の連結手段とを有する。
そして、前記各第1の連結手段は、対応する伝動手段の回転に伴って連結され、対応する搬送ローラの回転に伴って遮断される。また、前記第2の連結手段は、記録紙の搬送方向における上流側の搬送ローラの回転に伴って連結され、下流側の搬送ローラの回転に伴って遮断される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における記録装置の駆動機構の第1の状態を示す正面図、図5は本発明の第1の実施の形態における記録装置の概略図、図6は本発明の第1の実施の形態における記録装置の駆動機構の第2の状態を示す正面図である。
【0016】
図において、21は記録装置、12は記録紙13を収容するカセット、14は前記記録紙13の前端部(図5における左端部)に隣接させて回転自在に配設され、カセット12内の最も上の記録紙13を給紙する給紙ローラ、15は該給紙ローラ14と接触させて配設され、給紙される記録紙13を1枚ずつ分離させる摩擦片、16は前記記録紙13の搬送路H1における給紙ローラ14及び摩擦片15より下流側に回転自在に配設され、前記記録紙13を搬送する搬送ローラであり、該搬送ローラ16と当接させてピンチローラ17が回転自在に配設される。また、25は第1の給紙部に配設された第1の給紙装置であり、該第1の給紙装置25は、カセット12、給紙ローラ14、摩擦片15、搬送ローラ16及びピンチローラ17から成る。
【0017】
そして、前記給紙ローラ14の図示されないシャフトの一端には給紙ローラギヤ31が取り付けられ、図1に示されるように、該給紙ローラギヤ31は、小ギヤ32a及び大ギヤ32bから成る二段の減速ギヤ32、並びにモータギヤ33aを介してモータ33に連結される。また、前記搬送ローラ16の図示されないシャフトの一端には搬送ローラギヤ37が取り付けられ、該搬送ローラギヤ37は、遊星ギヤ34及びアイドルギヤ35、36を介して前記給紙ローラギヤ31に連結される。
【0018】
前記給紙ローラギヤ31、減速ギヤ32及びモータギヤ33aによって第1の伝動手段が、前記アイドルギヤ35、36及び搬送ローラギヤ37によって第2の伝動手段が構成される。そして、前記遊星ギヤ34は、給紙ローラギヤ31と常時噛(し)合した状態で矢印A方向に移動自在に配設され、第1の連結手段を構成し、図1に示される噛合位置と、図6に示される解放位置とを採り、前記第1の伝動手段と第2の伝動手段とを選択的に連結する。また、遊星ギヤ34aは、給紙ローラギヤ31と常時噛合した状態で矢印A’方向に移動自在に配設され、図1に示される解放位置と、図6に示される噛合位置とを採る。
【0019】
したがって、前記モータ33を駆動することによって発生させられた回転が矢印で示されるようにモータギヤ33a及び減速ギヤ32を介して給紙ローラギヤ31に伝達され、給紙ローラ14が回転させられる。その結果、記録紙13が、給紙ローラ14によって給紙され、搬送ローラ16とピンチローラ17との間のニップ部に送られる。このとき、2枚以上の記録紙13が給紙ローラ14によって給紙されようとすると、下方の記録紙13が摩擦片15の摩擦力によって停止させられる。その結果、記録紙13が1枚ずつ分離させられて給紙される。
【0020】
一方、前記給紙ローラギヤ31に伝達された回転は矢印で示されるように遊星ギヤ34、アイドルギヤ35、36を介して搬送ローラギヤ37に伝達され、搬送ローラ16が回転させられる。そして、記録紙13が搬送ローラ16に到達すると、モータ33が逆方向に駆動され、逆方向の回転が給紙ローラギヤ31に伝達される。しかし、該給紙ローラギヤ31又は給紙ローラ14に図示されないワンウェイクラッチが組み込まれているので、給紙ローラ14は回転しない。
【0021】
また、給紙ローラギヤ31に伝達された回転は、遊星ギヤ34a及びアイドルギヤ36を介して搬送ローラギヤ37に伝達され、搬送ローラ16が回転させられる。このとき、モータ33の駆動方向によって回転させられるアイドルギヤ35、36が異なり、搬送ローラギヤ37及び搬送ローラ16は一定の方向に回転させられる。
【0022】
その結果、記録紙13は更に搬送されて記録部23に送られ、該記録部23において記録紙13に対して記録が行われる。なお、前記記録装置21が複写機である場合は記録紙13に対して複写が行われ、記録装置21がプリンタである場合は記録紙13に対して印刷が行われる。
そして、前記第1の給紙部の下方に第2の給紙部が設定され、該第2の給紙部に第2の給紙装置26が配設され、該第2の給紙装置26の搬送路H2と前記搬送路H1とが連結される。前記第2の給紙装置26は、第1の給紙装置25と同じ構造を有し、カセット112、給紙ローラ114、摩擦片115、搬送ローラ116及びピンチローラ117から成る。
【0023】
また、前記給紙ローラ114の図示されないシャフトの一端には給紙ローラギヤ41が取り付けられ、図1に示されるように、該給紙ローラギヤ41は、小ギヤ42a及び大ギヤ42bから成る二段の減速ギヤ42、並びにモータギヤ43aを介してモータ43に連結される。そして、前記搬送ローラ116の図示されないシャフトの一端には搬送ローラギヤ47が取り付けられ、該搬送ローラギヤ47は、遊星ギヤ44及びアイドルギヤ45、46を介して前記給紙ローラギヤ41に連結される。
【0024】
前記給紙ローラギヤ41、減速ギヤ42及びモータギヤ43aによって第1の伝動手段が、前記アイドルギヤ45、46及び搬送ローラギヤ47によって第2の伝動手段が構成される。そして、前記遊星ギヤ44は、給紙ローラギヤ41と常時噛合した状態で移動自在に配設され、第1の連結手段を構成し、噛合位置と解放位置とを採り、前記第1の伝動手段と第2の伝動手段とを選択的に連結する。
【0025】
したがって、前記モータ43を駆動することによって発生させられた回転が矢印で示されるようにモータギヤ43a及び減速ギヤ42を介して給紙ローラギヤ41に伝達され、給紙ローラ114が回転させられる。その結果、記録紙13が、給紙ローラ114によって給紙され、搬送ローラ116とピンチローラ117との間のニップ部に送られる。このとき、2枚以上の記録紙13が給紙ローラ114によって給紙されようとすると、下方の記録紙13が摩擦片115の摩擦力によって停止させられる。その結果、記録紙13が1枚ずつ分離させられて給紙される。
【0026】
一方、前記給紙ローラギヤ41に伝達された回転は矢印で示されるように遊星ギヤ44、アイドルギヤ45、46を介して搬送ローラギヤ47に伝達され、搬送ローラ116が回転させられる。そして、記録紙13が搬送ローラ116に到達すると、モータ43が逆方向に駆動され、逆方向の回転が給紙ローラギヤ41に伝達される。しかし、該給紙ローラギヤ41又は給紙ローラ114に図示されないワンウェイクラッチが組み込まれているので、給紙ローラ114は回転しない。
【0027】
また、給紙ローラギヤ41に伝達された回転は、遊星ギヤ44a及びアイドルギヤ46を介して搬送ローラギヤ47に伝達され、搬送ローラ116が回転させられる。このとき、モータ43の駆動方向によって回転させられるアイドルギヤ45、46が異なり、搬送ローラギヤ47及び搬送ローラ116は一定の方向に回転させられる。
【0028】
その結果、記録紙13は、更に搬送されて第1の給紙装置25の搬送ローラ16とピンチローラ17との間のニップ部に送られる。
ところで、前記アイドルギヤ35は、モータ33によって発生させられた回転、及びモータ43によって発生させられた回転を選択的に受け、アイドルギヤ36を介して搬送ローラギヤ37に伝達することができるようになっている。
【0029】
そのために、前記アイドルギヤ35は、ベルト39を介してアイドルギヤ38と連結される。そして、前記搬送ローラギヤ47と遊星ギヤ40とが連結され、該遊星ギヤ40と前記アイドルギヤ38とが選択的に連結される。前記遊星ギヤ40は、搬送ローラギヤ47と常時噛合した状態で矢印B方向に移動自在に配設され、図1に示される解放位置と、図6に示される噛合位置とを採る。なお、前記ベルト39に代えてアイドルギヤを使用することもできる。また、前記アイドルギヤ38、ベルト39及び遊星ギヤ40によって第2の連結手段が構成され、該第2の連結手段によって、第1の給紙部と第2の給紙部との間において、各第2の伝動手段が選択的に連結される。
【0030】
次に、前記構成の記録装置21の動作について説明する。
まず、第1の給紙装置25のカセット12内の記録紙13を給紙して搬送する場合について説明する。
この場合、モータ33を正方向に駆動して、モータギヤ33aを図1における矢印方向に回転させると、減速ギヤ32を介して給紙ローラギヤ31が矢印方向に回転させられ、給紙ローラ14は図5における時計回りに回転させられ、カセット12内の記録紙13が給紙される。このとき、遊星ギヤ34は、給紙ローラギヤ31の回転に伴って噛合位置に移動させられ、アイドルギヤ35と噛合させられる。また、遊星ギヤ34aは、給紙ローラギヤ31の回転に伴い、解放位置に移動させられる。したがって、給紙ローラギヤ31の回転は、遊星ギヤ34及びアイドルギヤ35、36を介して搬送ローラギヤ37に伝達され、搬送ローラ16が図5における時計回りに回転させられ、記録紙13が更に搬送され、記録部23に送られる。
【0031】
また、アイドルギヤ35の回転はベルト39を介してアイドルギヤ38に伝達され、該アイドルローラ38は、遊星ギヤ40を跳ね退(の)け、図1に示される解放位置に置かれる。その結果、アイドルギヤ38と遊星ギヤ40とが遮断されるので、モータ33は第2の給紙装置26から負荷を受けなくなる。
次に、第2の給紙装置26のカセット112内の記録紙13を給紙して搬送する場合について説明する。
【0032】
この場合、モータ43を正方向に駆動して、モータギヤ43aを図6の矢印方向に回転させると、減速ギヤ42を介して給紙ローラギヤ41が矢印方向に回転させられ、給紙ローラ114は図5における時計回りに回転させられ、カセット112内の記録紙13が給紙される。このとき、給紙ローラギヤ41の回転は、遊星ギヤ44及びアイドルギヤ45、46を介して搬送ローラギヤ47に伝達され、搬送ローラ116が図5における時計回りに回転させられ、記録紙13が更に搬送され、第1の給紙装置25の搬送ローラ16とピンチローラ17との間のニップ部に送られる。
【0033】
このとき、搬送ローラギヤ47が矢印方向に回転させられるのに伴って、遊星ギヤ40は、図6に示される噛合位置に移動させられ、アイドルギヤ38と連結される。その結果、遊星ギヤ40の回転が、アイドルギヤ38、ベルト39、アイドルギヤ35、36及び搬送ローラギヤ37を介して順次伝達され、前記搬送ローラ16が図5における時計回りに回転させられる。したがって、搬送ローラ16とピンチローラ17との間のニップ部に送られた記録紙13は、搬送ローラ16及びピンチローラ17によって搬送され、記録部23に送られる。
【0034】
また、前記アイドルギヤ35、36は、回転に伴って遊星ギヤ34、34aを跳ね退け、図6に示される解放位置に置く。その結果、アイドルギヤ35と給紙ローラギヤ31とが遮断されるので、モータ43は第1の給紙装置25から給紙ローラ14、モータ33等による負荷を受けなくなる。
このように、第1、第2の給紙装置25、26の各モータ33、43を独立に作動させて給紙を行うことができるので、各モータ33、43の電力供給源である図示されない電源装置に、すべてのモータ33、43を同時に駆動することができるだけの容量を確保しておく必要がない。したがって、前記電源装置の寸法を小さくすることができるだけでなく、記録装置21のコストを低くすることができる。しかも、各モータ33、43が同時に駆動されることがないので、同軸度を低くすることができる。
【0035】
また、第1の給紙装置25のモータ33を駆動しているときに、モータ33は第2の給紙装置26からの負荷を受けることがなく、第2の給紙装置26のモータ43を駆動しているときに、モータ43は第1の給紙装置25からの負荷を受けることがない。
したがって、各モータ33、43の容量を小さくすることができるだけでなく、記録装置21のコストを低くすることができる。
【0036】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
図7は本発明の第2の実施の形態における記録装置の駆動機構の第1の状態を示す正面図、図8は本発明の第2の実施の形態における記録装置の駆動機構の第2の状態を示す正面図である。
【0037】
この場合、第1の給紙部に第1の給紙装置25が、第1の給紙部の下方に設定された第2の給紙部に第2の給紙装置226が、前記第2の給紙部の下方に設定された第3の給紙部に第3の給紙装置227がそれぞれ配設される。
そして、第3の給紙装置227において、モータ243を駆動することによって発生させられた回転がモータギヤ243a及び減速ギヤ242を介して給紙ローラギヤ241に伝達され、図示されない給紙ローラが回転させられる。その結果、記録紙13(図5)が給紙ローラによって給紙される。
【0038】
一方、前記給紙ローラギヤ241に伝達された回転は遊星ギヤ244、アイドルギヤ245、246を介して搬送ローラギヤ247に伝達され、図示されない搬送ローラが回転させられる。その結果、記録紙13は、更に搬送されて搬送ローラ116とピンチローラ117との間のニップ部に送られる。なお、前記給紙ローラギヤ241、減速ギヤ242及びモータギヤ243aによって第1の伝動手段が、アイドルギヤ245、246及び搬送ローラギヤ247によって第2の伝動手段が、前記遊星ギヤ244によって第1の連結手段が構成される。そして、前記遊星ギヤ244は、給紙ローラギヤ241と常時噛合した状態で移動自在に配設され、噛合位置と解放位置とを採り、前記第1の伝動手段と第2の伝動手段とを選択的に連結する。
【0039】
ところで、アイドルギヤ45は、モータ43によって発生させられた回転、及びモータ243によって発生させられた回転を選択的に受け、アイドルギヤ46を介して搬送ローラギヤ47に伝達することができるようになっている。
そのために、前記アイドルギヤ45は、ベルト239を介してアイドルギヤ238と連結される。そして、前記搬送ローラギヤ247と遊星ギヤ240とが連結され、該遊星ギヤ240と前記アイドルギヤ238とが選択的に連結される。前記遊星ギヤ240は、搬送ローラギヤ247と常時噛合した状態で矢印C方向に移動自在に配設され、解放位置と噛合位置とを採る。なお、前記ベルト239に代えてアイドルギヤを使用することもできる。また、前記アイドルギヤ238、ベルト239及び遊星ギヤ240によって第2の連結手段が構成され、該第2の連結手段によって、第2の給紙部と第3の給紙部との間において、各第2の伝動手段が選択的に連結される。
【0040】
なお、図7は、第1の給紙装置25のカセット12内の記録紙13を給紙して搬送する場合の状態を、図8は、第2の給紙装置226のカセット12内の記録紙13を給紙して搬送する場合の状態を示す。この場合、伝達される回転の方向が矢印で示される。
このように、第1、第2、第3の給紙装置25、226、227の各駆動機構をそれぞれ独立に作動させて給紙を行うことができるので、各モータ33、43、243の電力供給源である図示されない電源装置に、すべてのモータ33、43、243を同時に駆動することができるだけの容量を確保しておく必要がない。したがって、前記電源装置の寸法を小さくすることができるだけでなく、記録装置のコストを低くすることができる。しかも、各モータ33、43、243が同時に駆動されることがないので、同軸度を低くすることができる。
【0041】
また、第1の給紙装置25の駆動機構を作動させているときに、モータ33は第2、第3の給紙装置226、227からの負荷を受けることがなく、第2の給紙装置226の駆動機構を作動させているときに、モータ43は第1、第3の給紙装置25、227からの負荷を受けることがなく、第3の給紙装置227の駆動機構を作動させているときに、モータ243は第1、第2の給紙装置25、226からの負荷を受けることがない。
【0042】
したがって、各モータ33、43、243の容量を小さくすることができるだけでなく、記録装置のコストを低くすることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0043】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、記録装置においては、複数の給紙部にそれぞれ配設され、記録紙を収容するカセットと、前記各給紙部にそれぞれ配設され、カセット内の記録紙を給紙する給紙ローラと、前記各給紙部にそれぞれ配設され、給紙された記録紙を搬送する搬送ローラと、前記各給紙部にそれぞれ配設され、互いに独立に駆動されるモータと、前記各給紙部にそれぞれ配設され、前記各モータによって発生させられた回転を、対応する給紙ローラ及び搬送ローラに伝達する伝動手段と、前記各給紙部にそれぞれ配設され、前記伝動手段と対応する搬送ローラとを連結する第1の連結手段と、前記記録紙の搬送方向における上流側の搬送ローラと下流側の搬送ローラとを連結する第2の連結手段とを有する。
そして、前記各第1の連結手段は、対応する伝動手段の回転に伴って連結され、対応する搬送ローラの回転に伴って遮断される。また、前記第2の連結手段は、記録紙の搬送方向における上流側の搬送ローラの回転に伴って連結され、下流側の搬送ローラの回転に伴って遮断される。
【0044】
この場合、各給紙部のモータを互いに独立に駆動して給紙を行うことができるので、各モータの電力供給源である電源装置に、すべてのモータを同時に駆動することができるだけの容量を確保しておく必要がない。したがって、電源装置の寸法を小さくすることができるだけでなく、記録装置のコストを低くすることができる。しかも、各モータが同時に駆動されることがないので、同軸度を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における記録装置の駆動機構の第1の状態を示す正面図である。
【図2】従来の記録装置の概略図である。
【図3】従来の記録装置の駆動機構の平面図である。
【図4】従来の記録装置の駆動機構の正面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における記録装置の概略図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における記録装置の駆動機構の第2の状態を示す正面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における記録装置の駆動機構の第1の状態を示す正面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における記録装置の駆動機構の第2の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
12、112 カセット
13 記録紙
14、114 給紙ローラ
16、116 搬送ローラ
21 記録装置
25 第1の給紙装置
26、226 第2の給紙装置
31、41、241 給紙ローラギヤ
32、42、242 減速ギヤ
33、43、243 モータ
33a、43a、243a モータギヤ
34、34a、40、44、44a、240、244 遊星ギヤ
35、36、38、45、46、238、245、246 アイドルギヤ
37、47、247 搬送ローラギヤ
39、239 ベルト
227 第3の給紙装置

Claims (2)

  1. (a)複数の給紙部にそれぞれ配設され、記録紙を収容するカセットと、
    (b)前記給紙部それぞれ配設され、カセット内の記録紙を給紙する給紙ローラと、
    (c)前記各給紙それぞれ配設され、給紙された記録紙を搬送する搬送ローラと、
    (d)前記各給紙それぞれ配設され、互いに独立に駆動されるモータと、
    (e)前記各給紙部にそれぞれ配設され、前記各モータによって発生させられた回転を、対応する給紙ローラ及び搬送ローラに伝達する伝動手段と
    (f)記各給紙部にそれぞれ配設され前記伝動手段と対応する搬送ローラを連結する第1の連結手段と、
    (g)前記記録紙の搬送方向における上流側の搬送ローラと下流側の搬送ローラとを連結する第2の連結手段とを有するとともに、
    (h)前記各第1の連結手段は、対応する伝動手段の回転に伴って連結され、対応する搬送ローラの回転に伴って遮断され
    (i)前記第2の連結手段は、記録紙の搬送方向における上流側の搬送ローラの回転に伴って連結され、下流側の搬送ローラの回転に伴って遮断されることを特徴とする記録装置。
  2. 前記伝動手段は、モータの一方向の回転だけを前記給紙ローラに伝達し、モータの両方向の回転を一方向の回転に変換して前記搬送ローラに伝達する請求項1に記載の記録装置。
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