JPH11301866A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH11301866A
JPH11301866A JP10113519A JP11351998A JPH11301866A JP H11301866 A JPH11301866 A JP H11301866A JP 10113519 A JP10113519 A JP 10113519A JP 11351998 A JP11351998 A JP 11351998A JP H11301866 A JPH11301866 A JP H11301866A
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Isao Kitano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源装置の寸法を小さくすることができるだけ
でなく、記録装置のコストを低くすることができるよう
にする。 【解決手段】複数の給紙部にそれぞれ配設されたカセッ
トと、給紙ローラと、記録紙を搬送する搬送ローラと、
互いに独立に駆動されるモータ33、43と、各モータ
33、43の回転を給紙ローラに伝達する第1の伝動手
段と、各給紙ローラの回転を搬送ローラに伝達する第2
の伝動手段と、各給紙部において、第1の伝動手段と、
対応する第2の伝動手段とを選択的に連結する第1の連
結手段と、各給紙部間において、第2の伝動手段同士を
選択的に連結する第2の連結手段とを有する。各モータ
33、43の電力供給源である電源装置に、すべてのモ
ータ33、43を同時に駆動することができるだけの容
量を確保しておく必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ等の記録装置
は、記録紙が収容されたカセットを有し、該カセットか
ら給紙された記録紙を記録部に送るようになっている。
図2は従来の記録装置の概略図、図3は従来の記録装置
の駆動機構の平面図、図4は従来の記録装置の駆動機構
の正面図である。
【0003】図において、11は記録装置、12は記録
紙13を収容するカセット、14は前記記録紙13の前
端部(図2における左端部)に隣接させて回転自在に配
設され、カセット12内の最も上の記録紙13を給紙す
る給紙ローラ、15は該給紙ローラ14と接触させて配
設され、給紙される記録紙13を1枚ずつ分離させる摩
擦片、16は前記記録紙13の搬送路H1における給紙
ローラ14及び摩擦片15より下流側に回転自在に配設
され、前記記録紙13を搬送する搬送ローラであり、該
搬送ローラ16と当接させてピンチローラ17が回転自
在に配設される。また、18は第1の給紙装置であり、
該第1の給紙装置18は、前記カセット12、給紙ロー
ラ14、摩擦片15、搬送ローラ16及びピンチローラ
17から成る。
【0004】そして、図3及び4に示されるように、前
記給紙ローラ14のシャフトS1の一端には給紙ローラ
ギヤ31が取り付けられ、該給紙ローラギヤ31は、小
ギヤ32a及び大ギヤ32bから成る二段の減速ギヤ3
2、並びにモータギヤ33aを介してモータ33に連結
される。また、前記搬送ローラ16のシャフトS2の一
端には搬送ローラギヤ37が取り付けられ、該搬送ロー
ラギヤ37は、遊星ギヤ34及びアイドルギヤ35、3
6を介して前記給紙ローラギヤ31に連結される。
【0005】したがって、前記モータ33を駆動するこ
とによって発生させられた回転がモータギヤ33a及び
減速ギヤ32を介して給紙ローラギヤ31に伝達され、
給紙ローラ14が回転させられる。その結果、記録紙1
3が、給紙ローラ14によって給紙され、搬送ローラ1
6とピンチローラ17との間のニップ部に送られる。こ
のとき、2枚以上の記録紙13が給紙ローラ14によっ
て給紙されようとすると、下方の記録紙13が摩擦片1
5の摩擦力によって停止させられる。その結果、記録紙
13が1枚ずつ分離させられて給紙される。
【0006】一方、前記給紙ローラギヤ31に伝達され
た回転は遊星ギヤ34、アイドルギヤ35、36を介し
て搬送ローラギヤ37に伝達され、搬送ローラ16が回
転させられる。そして、記録紙13が搬送ローラ16に
到達すると、モータ33が逆方向に駆動され、逆方向の
回転が給紙ローラギヤ31に伝達される。しかし、該給
紙ローラギヤ31又は給紙ローラ14に図示されないワ
ンウェイクラッチが組み込まれているので、給紙ローラ
14は回転しない。
【0007】また、給紙ローラギヤ31に伝達された回
転は、遊星ギヤ34a及びアイドルギヤ36を介して搬
送ローラギヤ37に伝達され、搬送ローラ16が回転さ
せられる。このとき、モータ33の駆動方向によって回
転させられるアイドルギヤ35、36が異なり、搬送ロ
ーラギヤ37及び搬送ローラ16は一定の方向に回転さ
せられる。
【0008】その結果、記録紙13は更に搬送されて記
録部23に送られ、該記録部23において記録紙13に
対して記録が行われる。なお、前記記録装置11が複写
機である場合は記録紙13に対して複写が行われ、記録
装置11がプリンタである場合は記録紙13に対して印
刷が行われる。そして、前記第1の給紙装置18の下方
に第2の給紙装置19が配設され、該第2の給紙装置1
9の搬送路H2と前記搬送路H1とが連結される。前記
第2の給紙装置19は、第1の給紙装置18と同じ構造
を有し、カセット112、給紙ローラ114、摩擦片1
15、搬送ローラ116及びピンチローラ117から成
るとともに、図3及び4に示されるような駆動機構を有
する。
【0009】したがって、第2の給紙装置19のモータ
33を駆動することによって、給紙ローラ114が回転
させられ、カセット112内の記録紙13が給紙ローラ
114によって給紙され、搬送ローラ116とピンチロ
ーラ117との間のニップ部に送られる。このとき、2
枚以上の記録紙13が給紙ローラ114によって給紙さ
れようとすると、下方の記録紙13が摩擦片115の摩
擦力によって停止させられる。その結果、記録紙13が
1枚ずつ分離させられて給紙される。
【0010】一方、前記第2の給紙装置19のモータ3
3を駆動することによって搬送ローラ116も回転させ
られる。その結果、記録紙13は、更に搬送されて第1
の給紙装置18の搬送ローラ16とピンチローラ17と
の間のニップ部に送られる。その後、記録紙13は記録
部23に送られ、該記録部23において記録紙13に対
して記録が行われる。
【0011】なお、必要に応じて前記第2の給紙装置1
9の更に下方に給紙装置を配設することもできる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の記録装置11においては、第2の給紙装置19、又
は第2の給紙装置19の更に下方に配設された給紙装置
から記録紙13を給紙する場合、第2の給紙装置19の
上方に配設された第1の給紙装置18に配設されたすべ
てのモータ33を同時に駆動する必要がある。
【0013】したがって、各モータ33の電力供給源で
ある図示されない電源装置に、すべてのモータ33を同
時に駆動することができるだけの容量を確保しておかな
ければならないので、電源装置の寸法が大きくなるだけ
でなく、記録装置11のコストが高くなってしまう。本
発明は、前記従来の記録装置の問題点を解決して、電源
装置の寸法を小さくすることができるだけでなく、コス
トを低くすることができる記録装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の記
録装置においては、複数の給紙部にそれぞれ配設され、
記録紙を収容するカセットと、該各カセットに対応させ
て配設され、カセット内の記録紙を給紙する給紙ローラ
と、該各給紙ローラに対応させて配設され、給紙された
記録紙を搬送する搬送ローラと、前記各給紙ローラに対
応させて配設され、互いに独立に駆動されるモータと、
該各モータによって発生させられた回転を、対応する給
紙ローラに伝達する第1の伝動手段と、前記各給紙ロー
ラの回転を、対応する搬送ローラに伝達する第2の伝動
手段と、前記各給紙部において、第1の伝動手段と、対
応する第2の伝動手段とを選択的に連結する第1の連結
手段と、前記各給紙部間において、第2の伝動手段同士
を選択的に連結する第2の連結手段とを有する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における記録装置の駆動機構の第1の
状態を示す正面図、図5は本発明の第1の実施の形態に
おける記録装置の概略図、図6は本発明の第1の実施の
形態における記録装置の駆動機構の第2の状態を示す正
面図である。
【0016】図において、21は記録装置、12は記録
紙13を収容するカセット、14は前記記録紙13の前
端部(図5における左端部)に隣接させて回転自在に配
設され、カセット12内の最も上の記録紙13を給紙す
る給紙ローラ、15は該給紙ローラ14と接触させて配
設され、給紙される記録紙13を1枚ずつ分離させる摩
擦片、16は前記記録紙13の搬送路H1における給紙
ローラ14及び摩擦片15より下流側に回転自在に配設
され、前記記録紙13を搬送する搬送ローラであり、該
搬送ローラ16と当接させてピンチローラ17が回転自
在に配設される。また、25は第1の給紙部に配設され
た第1の給紙装置であり、該第1の給紙装置25は、カ
セット12、給紙ローラ14、摩擦片15、搬送ローラ
16及びピンチローラ17から成る。
【0017】そして、前記給紙ローラ14の図示されな
いシャフトの一端には給紙ローラギヤ31が取り付けら
れ、図1に示されるように、該給紙ローラギヤ31は、
小ギヤ32a及び大ギヤ32bから成る二段の減速ギヤ
32、並びにモータギヤ33aを介してモータ33に連
結される。また、前記搬送ローラ16の図示されないシ
ャフトの一端には搬送ローラギヤ37が取り付けられ、
該搬送ローラギヤ37は、遊星ギヤ34及びアイドルギ
ヤ35、36を介して前記給紙ローラギヤ31に連結さ
れる。
【0018】前記給紙ローラギヤ31、減速ギヤ32及
びモータギヤ33aによって第1の伝動手段が、前記ア
イドルギヤ35、36及び搬送ローラギヤ37によって
第2の伝動手段が構成される。そして、前記遊星ギヤ3
4は、給紙ローラギヤ31と常時噛(し)合した状態で
矢印A方向に移動自在に配設され、第1の連結手段を構
成し、図1に示される噛合位置と、図6に示される解放
位置とを採り、前記第1の伝動手段と第2の伝動手段と
を選択的に連結する。また、遊星ギヤ34aは、給紙ロ
ーラギヤ31と常時噛合した状態で矢印A’方向に移動
自在に配設され、図1に示される解放位置と、図6に示
される噛合位置とを採る。
【0019】したがって、前記モータ33を駆動するこ
とによって発生させられた回転が矢印で示されるように
モータギヤ33a及び減速ギヤ32を介して給紙ローラ
ギヤ31に伝達され、給紙ローラ14が回転させられ
る。その結果、記録紙13が、給紙ローラ14によって
給紙され、搬送ローラ16とピンチローラ17との間の
ニップ部に送られる。このとき、2枚以上の記録紙13
が給紙ローラ14によって給紙されようとすると、下方
の記録紙13が摩擦片15の摩擦力によって停止させら
れる。その結果、記録紙13が1枚ずつ分離させられて
給紙される。
【0020】一方、前記給紙ローラギヤ31に伝達され
た回転は矢印で示されるように遊星ギヤ34、アイドル
ギヤ35、36を介して搬送ローラギヤ37に伝達さ
れ、搬送ローラ16が回転させられる。そして、記録紙
13が搬送ローラ16に到達すると、モータ33が逆方
向に駆動され、逆方向の回転が給紙ローラギヤ31に伝
達される。しかし、該給紙ローラギヤ31又は給紙ロー
ラ14に図示されないワンウェイクラッチが組み込まれ
ているので、給紙ローラ14は回転しない。
【0021】また、給紙ローラギヤ31に伝達された回
転は、遊星ギヤ34a及びアイドルギヤ36を介して搬
送ローラギヤ37に伝達され、搬送ローラ16が回転さ
せられる。このとき、モータ33の駆動方向によって回
転させられるアイドルギヤ35、36が異なり、搬送ロ
ーラギヤ37及び搬送ローラ16は一定の方向に回転さ
せられる。
【0022】その結果、記録紙13は更に搬送されて記
録部23に送られ、該記録部23において記録紙13に
対して記録が行われる。なお、前記記録装置21が複写
機である場合は記録紙13に対して複写が行われ、記録
装置21がプリンタである場合は記録紙13に対して印
刷が行われる。そして、前記第1の給紙部の下方に第2
の給紙部が設定され、該第2の給紙部に第2の給紙装置
26が配設され、該第2の給紙装置26の搬送路H2と
前記搬送路H1とが連結される。前記第2の給紙装置2
6は、第1の給紙装置25と同じ構造を有し、カセット
112、給紙ローラ114、摩擦片115、搬送ローラ
116及びピンチローラ117から成る。
【0023】また、前記給紙ローラ114の図示されな
いシャフトの一端には給紙ローラギヤ41が取り付けら
れ、図1に示されるように、該給紙ローラギヤ41は、
小ギヤ42a及び大ギヤ42bから成る二段の減速ギヤ
42、並びにモータギヤ43aを介してモータ43に連
結される。そして、前記搬送ローラ116の図示されな
いシャフトの一端には搬送ローラギヤ47が取り付けら
れ、該搬送ローラギヤ47は、遊星ギヤ44及びアイド
ルギヤ45、46を介して前記給紙ローラギヤ41に連
結される。
【0024】前記給紙ローラギヤ41、減速ギヤ42及
びモータギヤ43aによって第1の伝動手段が、前記ア
イドルギヤ45、46及び搬送ローラギヤ47によって
第2の伝動手段が構成される。そして、前記遊星ギヤ4
4は、給紙ローラギヤ41と常時噛合した状態で移動自
在に配設され、第1の連結手段を構成し、噛合位置と解
放位置とを採り、前記第1の伝動手段と第2の伝動手段
とを選択的に連結する。
【0025】したがって、前記モータ43を駆動するこ
とによって発生させられた回転が矢印で示されるように
モータギヤ43a及び減速ギヤ42を介して給紙ローラ
ギヤ41に伝達され、給紙ローラ114が回転させられ
る。その結果、記録紙13が、給紙ローラ114によっ
て給紙され、搬送ローラ116とピンチローラ117と
の間のニップ部に送られる。このとき、2枚以上の記録
紙13が給紙ローラ114によって給紙されようとする
と、下方の記録紙13が摩擦片115の摩擦力によって
停止させられる。その結果、記録紙13が1枚ずつ分離
させられて給紙される。
【0026】一方、前記給紙ローラギヤ41に伝達され
た回転は矢印で示されるように遊星ギヤ44、アイドル
ギヤ45、46を介して搬送ローラギヤ47に伝達さ
れ、搬送ローラ116が回転させられる。そして、記録
紙13が搬送ローラ116に到達すると、モータ43が
逆方向に駆動され、逆方向の回転が給紙ローラギヤ41
に伝達される。しかし、該給紙ローラギヤ41又は給紙
ローラ114に図示されないワンウェイクラッチが組み
込まれているので、給紙ローラ114は回転しない。
【0027】また、給紙ローラギヤ41に伝達された回
転は、遊星ギヤ44a及びアイドルギヤ46を介して搬
送ローラギヤ47に伝達され、搬送ローラ116が回転
させられる。このとき、モータ43の駆動方向によって
回転させられるアイドルギヤ45、46が異なり、搬送
ローラギヤ47及び搬送ローラ116は一定の方向に回
転させられる。
【0028】その結果、記録紙13は、更に搬送されて
第1の給紙装置25の搬送ローラ16とピンチローラ1
7との間のニップ部に送られる。ところで、前記アイド
ルギヤ35は、モータ33によって発生させられた回
転、及びモータ43によって発生させられた回転を選択
的に受け、アイドルギヤ36を介して搬送ローラギヤ3
7に伝達することができるようになっている。
【0029】そのために、前記アイドルギヤ35は、ベ
ルト39を介してアイドルギヤ38と連結される。そし
て、前記搬送ローラギヤ47と遊星ギヤ40とが連結さ
れ、該遊星ギヤ40と前記アイドルギヤ38とが選択的
に連結される。前記遊星ギヤ40は、搬送ローラギヤ4
7と常時噛合した状態で矢印B方向に移動自在に配設さ
れ、図1に示される解放位置と、図6に示される噛合位
置とを採る。なお、前記ベルト39に代えてアイドルギ
ヤを使用することもできる。また、前記アイドルギヤ3
8、ベルト39及び遊星ギヤ40によって第2の連結手
段が構成され、該第2の連結手段によって、第1の給紙
部と第2の給紙部との間において、各第2の伝動手段が
選択的に連結される。
【0030】次に、前記構成の記録装置21の動作につ
いて説明する。まず、第1の給紙装置25のカセット1
2内の記録紙13を給紙して搬送する場合について説明
する。この場合、モータ33を正方向に駆動して、モー
タギヤ33aを図1における矢印方向に回転させると、
減速ギヤ32を介して給紙ローラギヤ31が矢印方向に
回転させられ、給紙ローラ14は図5における時計回り
に回転させられ、カセット12内の記録紙13が給紙さ
れる。このとき、遊星ギヤ34は、給紙ローラギヤ31
の回転に伴って噛合位置に移動させられ、アイドルギヤ
35と噛合させられる。また、遊星ギヤ34aは、給紙
ローラギヤ31の回転に伴い、解放位置に移動させられ
る。したがって、給紙ローラギヤ31の回転は、遊星ギ
ヤ34及びアイドルギヤ35、36を介して搬送ローラ
ギヤ37に伝達され、搬送ローラ16が図5における時
計回りに回転させられ、記録紙13が更に搬送され、記
録部23に送られる。
【0031】また、アイドルギヤ35の回転はベルト3
9を介してアイドルギヤ38に伝達され、該アイドルロ
ーラ38は、遊星ギヤ40を跳ね退(の)け、図1に示
される解放位置に置かれる。その結果、アイドルギヤ3
8と遊星ギヤ40とが遮断されるので、モータ33は第
2の給紙装置26から負荷を受けなくなる。次に、第2
の給紙装置26のカセット112内の記録紙13を給紙
して搬送する場合について説明する。
【0032】この場合、モータ43を正方向に駆動し
て、モータギヤ43aを図6の矢印方向に回転させる
と、減速ギヤ42を介して給紙ローラギヤ41が矢印方
向に回転させられ、給紙ローラ114は図5における時
計回りに回転させられ、カセット112内の記録紙13
が給紙される。このとき、給紙ローラギヤ41の回転
は、遊星ギヤ44及びアイドルギヤ45、46を介して
搬送ローラギヤ47に伝達され、搬送ローラ116が図
5における時計回りに回転させられ、記録紙13が更に
搬送され、第1の給紙装置25の搬送ローラ16とピン
チローラ17との間のニップ部に送られる。
【0033】このとき、搬送ローラギヤ47が矢印方向
に回転させられるのに伴って、遊星ギヤ40は、図6に
示される噛合位置に移動させられ、アイドルギヤ38と
連結される。その結果、遊星ギヤ40の回転が、アイド
ルギヤ38、ベルト39、アイドルギヤ35、36及び
搬送ローラギヤ37を介して順次伝達され、前記搬送ロ
ーラ16が図5における時計回りに回転させられる。し
たがって、搬送ローラ16とピンチローラ17との間の
ニップ部に送られた記録紙13は、搬送ローラ16及び
ピンチローラ17によって搬送され、記録部23に送ら
れる。
【0034】また、前記アイドルギヤ35、36は、回
転に伴って遊星ギヤ34、34aを跳ね退け、図6に示
される解放位置に置く。その結果、アイドルギヤ35と
給紙ローラギヤ31とが遮断されるので、モータ43は
第1の給紙装置25から給紙ローラ14、モータ33等
による負荷を受けなくなる。このように、第1、第2の
給紙装置25、26の各モータ33、43を独立に作動
させて給紙を行うことができるので、各モータ33、4
3の電力供給源である図示されない電源装置に、すべて
のモータ33、43を同時に駆動することができるだけ
の容量を確保しておく必要がない。したがって、前記電
源装置の寸法を小さくすることができるだけでなく、記
録装置21のコストを低くすることができる。しかも、
各モータ33、43が同時に駆動されることがないの
で、同軸度を低くすることができる。
【0035】また、第1の給紙装置25のモータ33を
駆動しているときに、モータ33は第2の給紙装置26
からの負荷を受けることがなく、第2の給紙装置26の
モータ43を駆動しているときに、モータ43は第1の
給紙装置25からの負荷を受けることがない。したがっ
て、各モータ33、43の容量を小さくすることができ
るだけでなく、記録装置21のコストを低くすることが
できる。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。図7は本発明の第2の実施の形態にお
ける記録装置の駆動機構の第1の状態を示す正面図、図
8は本発明の第2の実施の形態における記録装置の駆動
機構の第2の状態を示す正面図である。
【0037】この場合、第1の給紙部に第1の給紙装置
25が、第1の給紙部の下方に設定された第2の給紙部
に第2の給紙装置226が、前記第2の給紙部の下方に
設定された第3の給紙部に第3の給紙装置227がそれ
ぞれ配設される。そして、第3の給紙装置227におい
て、モータ243を駆動することによって発生させられ
た回転がモータギヤ243a及び減速ギヤ242を介し
て給紙ローラギヤ241に伝達され、図示されない給紙
ローラが回転させられる。その結果、記録紙13(図
5)が給紙ローラによって給紙される。
【0038】一方、前記給紙ローラギヤ241に伝達さ
れた回転は遊星ギヤ244、アイドルギヤ245、24
6を介して搬送ローラギヤ247に伝達され、図示され
ない搬送ローラが回転させられる。その結果、記録紙1
3は、更に搬送されて搬送ローラ116とピンチローラ
117との間のニップ部に送られる。なお、前記給紙ロ
ーラギヤ241、減速ギヤ242及びモータギヤ243
aによって第1の伝動手段が、アイドルギヤ245、2
46及び搬送ローラギヤ247によって第2の伝動手段
が、前記遊星ギヤ244によって第1の連結手段が構成
される。そして、前記遊星ギヤ244は、給紙ローラギ
ヤ241と常時噛合した状態で移動自在に配設され、噛
合位置と解放位置とを採り、前記第1の伝動手段と第2
の伝動手段とを選択的に連結する。
【0039】ところで、アイドルギヤ45は、モータ4
3によって発生させられた回転、及びモータ243によ
って発生させられた回転を選択的に受け、アイドルギヤ
46を介して搬送ローラギヤ47に伝達することができ
るようになっている。そのために、前記アイドルギヤ4
5は、ベルト239を介してアイドルギヤ238と連結
される。そして、前記搬送ローラギヤ247と遊星ギヤ
240とが連結され、該遊星ギヤ240と前記アイドル
ギヤ238とが選択的に連結される。前記遊星ギヤ24
0は、搬送ローラギヤ247と常時噛合した状態で矢印
C方向に移動自在に配設され、解放位置と噛合位置とを
採る。なお、前記ベルト239に代えてアイドルギヤを
使用することもできる。また、前記アイドルギヤ23
8、ベルト239及び遊星ギヤ240によって第2の連
結手段が構成され、該第2の連結手段によって、第2の
給紙部と第3の給紙部との間において、各第2の伝動手
段が選択的に連結される。
【0040】なお、図7は、第1の給紙装置25のカセ
ット12内の記録紙13を給紙して搬送する場合の状態
を、図8は、第2の給紙装置226のカセット12内の
記録紙13を給紙して搬送する場合の状態を示す。この
場合、伝達される回転の方向が矢印で示される。このよ
うに、第1、第2、第3の給紙装置25、226、22
7の各駆動機構をそれぞれ独立に作動させて給紙を行う
ことができるので、各モータ33、43、243の電力
供給源である図示されない電源装置に、すべてのモータ
33、43、243を同時に駆動することができるだけ
の容量を確保しておく必要がない。したがって、前記電
源装置の寸法を小さくすることができるだけでなく、記
録装置のコストを低くすることができる。しかも、各モ
ータ33、43、243が同時に駆動されることがない
ので、同軸度を低くすることができる。
【0041】また、第1の給紙装置25の駆動機構を作
動させているときに、モータ33は第2、第3の給紙装
置226、227からの負荷を受けることがなく、第2
の給紙装置226の駆動機構を作動させているときに、
モータ43は第1、第3の給紙装置25、227からの
負荷を受けることがなく、第3の給紙装置227の駆動
機構を作動させているときに、モータ243は第1、第
2の給紙装置25、226からの負荷を受けることがな
い。
【0042】したがって、各モータ33、43、243
の容量を小さくすることができるだけでなく、記録装置
のコストを低くすることができる。なお、本発明は前記
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に
基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本
発明の範囲から排除するものではない。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、記録装置においては、複数の給紙部にそれぞれ配
設され、記録紙を収容するカセットと、該各カセットに
対応させて配設され、カセット内の記録紙を給紙する給
紙ローラと、該各給紙ローラに対応させて配設され、給
紙された記録紙を搬送する搬送ローラと、前記各給紙ロ
ーラに対応させて配設され、互いに独立に駆動されるモ
ータと、該各モータによって発生させられた回転を、対
応する給紙ローラに伝達する第1の伝動手段と、前記各
給紙ローラの回転を、対応する搬送ローラに伝達する第
2の伝動手段と、前記各給紙部において、第1の伝動手
段と、対応する第2の伝動手段とを選択的に連結する第
1の連結手段と、前記各給紙部間において、第2の伝動
手段同士を選択的に連結する第2の連結手段とを有す
る。
【0044】この場合、各給紙部のモータを互いに独立
に駆動して給紙を行うことができるので、各モータの電
力供給源である電源装置に、すべてのモータを同時に駆
動することができるだけの容量を確保しておく必要がな
い。したがって、電源装置の寸法を小さくすることがで
きるだけでなく、記録装置のコストを低くすることがで
きる。しかも、各モータが同時に駆動されることがない
ので、同軸度を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
駆動機構の第1の状態を示す正面図である。
【図2】従来の記録装置の概略図である。
【図3】従来の記録装置の駆動機構の平面図である。
【図4】従来の記録装置の駆動機構の正面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
概略図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
駆動機構の第2の状態を示す正面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における記録装置の
駆動機構の第1の状態を示す正面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における記録装置の
駆動機構の第2の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
12、112 カセット 13 記録紙 14、114 給紙ローラ 16、116 搬送ローラ 21 記録装置 25 第1の給紙装置 26、226 第2の給紙装置 31、41、241 給紙ローラギヤ 32、42、242 減速ギヤ 33、43、243 モータ 33a、43a、243a モータギヤ 34、34a、40、44、44a、240、244
遊星ギヤ 35、36、38、45、46、238、245、24
6 アイドルギヤ 37、47、247 搬送ローラギヤ 39、239 ベルト 227 第3の給紙装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)複数の給紙部にそれぞれ配設さ
    れ、記録紙を収容するカセットと、(b)該各カセット
    に対応させて配設され、カセット内の記録紙を給紙する
    給紙ローラと、(c)該各給紙ローラに対応させて配設
    され、給紙された記録紙を搬送する搬送ローラと、
    (d)前記各給紙ローラに対応させて配設され、互いに
    独立に駆動されるモータと、(e)該各モータによって
    発生させられた回転を、対応する給紙ローラに伝達する
    第1の伝動手段と、(f)前記各給紙ローラの回転を、
    対応する搬送ローラに伝達する第2の伝動手段と、
    (g)前記各給紙部において、第1の伝動手段と、対応
    する第2の伝動手段とを選択的に連結する第1の連結手
    段と、(h)前記各給紙部間において、第2の伝動手段
    同士を選択的に連結する第2の連結手段とを有すること
    を特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の連結手段は、他の給紙部から
    の回転が前記第2の連結手段を介して伝達されるのに伴
    って遮断される請求項1に記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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