JPH10264755A - エアバッグカバー - Google Patents

エアバッグカバー

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JPH10264755A
JPH10264755A JP9071522A JP7152297A JPH10264755A JP H10264755 A JPH10264755 A JP H10264755A JP 9071522 A JP9071522 A JP 9071522A JP 7152297 A JP7152297 A JP 7152297A JP H10264755 A JPH10264755 A JP H10264755A
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JP
Japan
Prior art keywords
airbag cover
component
ionomer
components
polymer alloy
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Withdrawn
Application number
JP9071522A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Tanaka
靖昭 田中
Tsugunori Sugiura
嗣典 杉浦
Junji Koizumi
順二 小泉
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温から高温に至る広い温度領域で、インフ
レーション特性が安定しているとともに、成形体にフロ
ーマークが発生しがたく、かつ、塗装レス仕様の他の表
面特性(耐べたつき性・耐擦傷性等)も満足するエアバ
ッグカバーを提供すること。 【解決手段】 オレフィン系ポリマーアロイで射出成形
されてなるエアバッグカバー。オレフィン系ポリマーア
ロイが、ポリプロピレンと非極性熱可塑性エラストマー
を、それぞれ第一・第二成分とし、さらに第三成分とし
てアイオノマーが配合された構成である。そして、第一
・第二成分の重量配合比が、前者/後者=40/60〜
95/5であり、 第三成分の第一・第二成分の合計量
100重量部に対する配合量が3〜150重量部であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に装着さ
れるエアバッグ装置のエアバッグカバーであって、オレ
フィン系のポリマーアロイで射出成形されてなるエアバ
ッグカバーに関する。特に、塗装レスが要求されるエア
バッグカバーに好適な発明に関する。
【0002】ここでは、図1〜2に示すような、ステア
リングホイール用のエアバッグカバー(エアバッグパッ
ド)を図例として挙げてあるが、本発明は、これに限ら
れず、助手席用、更には、後部座席用のエアバッグカバ
ーにも適用できる。
【0003】
【従来の技術】従来、エアバッグカバー(以下、単に
「バッグカバー」と称することがある。)は、軟質ポリ
塩化ビニル(軟質PVC)をベースとする材料で射出成
形されていた。しかし、軟質PVCは、多量の可塑剤を
含む上、加熱により塩素ガスが発生するためにリサイク
ル(再生利用)が困難で、省資源・環境等の見地から望
ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、リサイクル性
が良好なPPと非極性TPEの配合物であるオレフィン
系のポリマーアロイで射出成形されたエアバッグカバー
が提案されている(特開平8−2363号公報等)。
【0005】しかし、PPと非極性TPEの配合物であ
るポリマーアロイで射出成形されたエアバッグカバー1
2は、図2に示す如く、その成形体表面に材料流れの低
下等に伴うフローマークFが発生し易い(特に、非極性
TPEの配合割合が多い場合)。このフローマークは、
エアバッグカバーを塗装レス仕様とする場合に致命傷と
なる。
【0006】フローマーク発生の防止方法としては、従
来、射出速度、樹脂温度等の成形条件によるものが一般
的であり、材料の配合毎に試行錯誤的に条件を設定する
必要があった。なお、材料流れをよくするために、滑剤
を添加することも考えられるが、少量の添加ではフロー
マークの防止効果はなく、多量であると、ブリードがで
きて好ましくない。
【0007】そして、塗装レス仕様とするためには、更
に、耐べたつき性、耐擦傷性等の表面特性も要求され
る。
【0008】また、バッグカバーには、低温から高温に
至る広い温度領域(通常、−35℃〜85℃)で、イン
フレーション特性が安定していることが前提的に要求さ
れる。エアバッグ装置が装備される自動車は、屋外で使
用され、かつ、寒冷地から酷暑地にわたって使用される
可能性があるためである。ここで、インフレーション特
性とは、エアバッグが作動したとき、バッグカバー12
において、バッグの飛び出し開口部を形成する展開蓋部
14、14が、割れ・飛散等がなく円滑に展開される特
性を言う(図1参照)。展開蓋部14は、バッグカバー
12に薄肉破断予定部16を介して形成されている。な
お、図1で、18はゲートである。
【0009】本発明は、上記にかんがみて、低温から高
温に至る広い温度領域で、インフレーション特性が安定
しているとともに、成形体にフローマークが発生しがた
く、かつ、塗装レス仕様の他の表面特性(耐べたつき性
・耐擦傷性等)も満足するエアバッグカバーを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、鋭意開発に努力をした結果、特定の
材料配合によれば、上記諸条件を満足できることを見出
し下記構成のエアバッグカバーに想到した。
【0011】オレフィン系のポリマーアロイで射出成形
されてなるエアバッグカバーにおいて、オレフィン系ポ
リマーアロイが、ポリプロピレン(以下「PP」と略
す)と非極性熱可塑性エラストマー(以下「非極性TP
E」と略す)を、それぞれ第一・第二成分とし、さらに
第三成分としてアイオノマーが配合された構成であっ
て、第一・第二成分の重量配合比が、前者/後者=40
/60〜95/5であり、第三成分の第一・第二成分の
合計量100重量部に対する配合量が3〜150重量部
であることを特徴とする。
【0012】
【手段の詳細な説明】以下、本発明を構成を詳細に説明
をする。なお、配合単位は、特に断らない限り、重量単
位である。また、括弧内の比較例及び実施例は、後述の
試験例におけるものである。
【0013】(A)本発明のエアバッグカバーを射出成
形するのに使用するポリオレフィン系のポリマーアロイ
は、下記要件を満たすものとする。
【0014】(1) 当該ポリマーアロイは、PPと非極性
TPEを、それぞれ第一・第二成分とし、さらに、第三
成分としてアイオノマーが配合されている。
【0015】(2) PPとしては、ポリプロピレンホモポ
リマーばかりでなく、少量のエチレンとのブロックコポ
リマー(ブロックPP)でも良い。そして、物性は、特
に限定されないが、MFR:1〜80g/10分、望ま
しくは、3〜60g/10分、更に望ましくは、5〜4
0g/分のものを使用する。
【0016】(3) 非極性TPEとしては、EOM、EP
M、TPS、オレフィン系TPE等を挙げることができ
る。
【0017】EOMは、非晶性エチレン・オクテン共重
合体、または、非晶性エチレン・オクテン非共役共重合
体で、必要により部分架橋したものを使用できる。物性
的には、特に限定されないが、通常、MFR(JIS K721
0 A法:以下同じ)1〜15g/10分、望ましくは、
2〜10g/10分で、硬度(JIS A)50〜10
0、望ましくは、60〜80のものを使用する。
【0018】EPMは、非晶性エチレン・プロピレン共
重合体、または、非晶性エチレン・プロピレン非共役共
重合体で、必要により部分架橋したものを使用できる。
物性的には、特に限定されないが、通常、ムーニー粘度
(ML1+4 100℃)50〜90、望ましくは、60〜
80のもので、MFR:0.2〜5g/10分、望まし
くは、0.5〜3g/10分のものを使用する。
【0019】TPSとしては、スチレンーイソプレン−
スチレン構造のSIS、スチレン−ブタジエン−スチレ
ン構造のSBS、それらの水添物である、スチレン−エ
チレン−プロピレン−スチレン構造のSEPS、スチレ
ン−エチレン/ブチレン−スチレン構造のSEBS、水
素添加SBR等を挙げることができる。
【0020】オレフィン系TPEとしては、ポリプロピ
レンにEPRをブレンドしたものや、それらを有機過酸
化物で部分架橋したもの、さらには、混練時に分散させ
たゴム相を完全に架橋(動的加硫)させたもの等を使用
可能である。
【0021】(4) アイオノマーとしては、スチレン系ア
イオノマー等他のアイオノマーも使用できるが、入手の
し易さ、物性等の見地からエチレン系アイオノマーを好
適に使用できる。また、エチレン系アイオノマーに使用
される金属は、特に限定されないが、ナトリウム、亜鉛
等が望ましい。また、物性的には、MFR:5〜20g
/10分、望ましくは、7〜15g/10分のもので、
硬度HDD(ショアーD)50〜80、望ましくは、5
5〜70のものを使用する。
【0022】(5) 上記各成分の配合比は、下記の通りと
する。
【0023】第一・第二成分の配合比(PP/非晶性T
PE)は40/60〜95/5、望ましくは、45/5
5〜92/8である。
【0024】そして、第三成分(アイオノマー)の第一
・第二成分の合計量100部に対する配合量が3〜15
0部、望ましくは、8〜110部、さらに望ましくは、
8〜50部である。
【0025】アイオノマーの添加量が過少では、フロー
マークが多少発生してしまう。他方、アイオノマーを多
量に加えても、硬度・引張強度等の物性は変わらない
が、フローマークはアイオノマーの添加量が少量でも十
分に発生しなくなるため、コスト面において不利とな
る。
【0026】なお、上記ポリマーアロイには、本発明の
目的を損なわない範囲で、他のポリ(ジ)オレフィン
を、例えば、ブテン・ヘキセン・ヘプテン・イソプレン
・ブタジエン等のホモ・コポリマーを、第四・第五…成
分として添加することができる。
【0027】(B)成形材料・成形品の調製: (1) 上記ポリマーアロイは、上記の各成分、即ち、P
P、非極性TPE、およびアイオノマー、必要に応じて
他のポリオレフィンと共に、他の、滑剤、軟化剤、無機
充填剤、着色料、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、老化防止剤、等の副資材を適宜加えて混合した後、
動的に熱処理することにより調製したものを、射出成形
の材料として使用する。
【0028】ここで、動的に熱処理するとは、溶融状態
で混練することである。動的な熱処理は、たとえばバン
バリーミキサー、ニーダー、一軸押出機または二軸押出
機等の非開放型の装置中で行なうことが望ましく、ま
た、窒素等の不活性ガス中で行なうことが望ましい。混
練温度は、通常ポリオレフィン樹脂の融点から250℃
までの範囲で行なわれ、混練時間は1〜10分が望まし
い。
【0029】また、混練の際に加えられる剪断力は、通
常剪断速度で100〜10,000sec-1の範囲が望
ましい。
【0030】上記滑剤/軟化剤としては、下記のもの
を例示できる。
【0031】ジメチルシリコーン、メチルフェニルシリ
コーン等のシリコーンオイル;プロセスオイル、潤滑
油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、
ワセリン等の石油系物質;コールタール、コールタール
ピッチ等のコールタール類;ヒマシ油、アマニ油、ナタ
ネ油、大豆油、椰子油等の脂肪油;トール油、蜜ロウ、
カルナウバロウ、ラノリン等のロウ類;リシノール酸、
パルミチン酸、ステアリン酸等の脂肪酸またはその金属
塩;石油樹脂、クマロンインデン樹脂、アタクチックポ
リプロピレン等の合成高分子;ジオクチルフタレート、
ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート等のエス
テル系可塑剤;その他マイクロクリスタリンワックス、
液状ポリブタジエンまたはその変性物あるいは水添物、
液状チオコールなどが挙げられる。
【0032】上記無機充填剤としては、具体的には、
炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、クレー、カオリン、
タルク、シリカ、けいそう土、雲母粉、アスベスト、硫
酸バリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、二硫化モリブデン、ガラス繊維、ガラス
球、シラスバルーン、グラファイト、アルミナなどを挙
げることができる。
【0033】(2) 成形品の調製 エアバッグカバーは、例えば、公知の射出成形方法によ
り製造する。
【0034】たとえば、表面にシボ模様が形成された表
皮材を有するエアバッグカバーは、シボ模様を表面に形
成した金型内に、上記成形用材料を射出し冷却固化する
ことにより製造することができる。このときの成形条件
は、通常、金型温度:30〜40℃、射出圧:20〜6
0MPa、シリンダ温度:200〜230℃とする。
【0035】
【発明の効果】本発明に係るエアバッグカバーは、後述
の実施例で示す如く、広い温度領域にわたりインフレー
ション特性が安定しているとともに、成形体にフローマ
ークが発生しがたく、かつ、塗装レス仕様の他の表面特
性(耐べたつき性・耐擦傷性等)も満足する。
【0036】バッグカバー成形体にフローマークが発生
しないのは、PP及び非極性TPEの配合物にアイオノ
マーを配合したポリマーアロイにより射出成形すること
によって、射出成形時、溶融樹脂の流動の乱れをアイオ
ノマーが抑制し、金型転写性が改良されるものと考えら
れる。従って、従来のように材料の配合毎に、試行錯誤
的に成形条件を設定することが必要ではなくなる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の効果を確認するために行った
実施例・比較例について説明をする。
【0038】(1) 下記に、実施例及び比較例で用いたエ
アバッグカバーの各成分を示す。
【0039】 ブロックPP−1 エチレン含量:30wt% MFR:6g/10分 硬度(shore D):60 ブロックPP−2 エチレン含量:7wt% MFR:30g/10分 硬度(ロックウェル R):85 EOM(エチレン−オクテンコポリマー) オクテン含量:24wt% MFR:5g/10分(190℃) 硬度(JIS A):75 EPM(エチレン−プロピレンコポリマー) エチレン含量:54wt% MFR:0.9g/10分 ムーニー粘度(ML1+4 100℃)76 TPS(SEBS) スチレン含量:29wt% 溶融粘度:550cps(25℃) 硬度(JIS A):75 滑剤(アマイド系滑剤:アマイドAP−1) アイオノマー1(ハイミラン1702) 架橋イオン:Zn MFR:14g/10分 硬度(shore D):62 アイオノマー2(ハイミラン1555) 架橋イオン:Na MFR:10g/10分 硬度(shore D):62 (2) 表1・2に示す処方の混合物を、ヘンシェルミキサ
ー内で十分攪拌混合した後、220℃に設定したスクリ
ュー径30mmの二軸押出機を通して混練し、各実施例・
比較例のエアバッグカバーからなる成形用材料(ペレッ
ト)を製造した。
【0040】各実施例・比較例の成形用材料を用いて、
下記項目の間接評価試験を行った。なお、各試験片の射
出成形条件は、金型温度:40℃、射出圧:38MP
a、シリンダ温度:200℃とした。なお、以下の各定
性的判定においては、いずれも△以上を合格とした。
【0041】1)外観:フローマークの有無を目視判定
(○:なし、△:わずかにあり、Χ:あり)、 2)耐べたつき性:指でなぞったときの触感を数名のパ
ネラーにより判定(○:なし、△:わずかにあり、Χ:
あり) 3)耐擦傷性:JIS K 6718に基づいて、表面引掻き試験
機(「HEIDON」新東科学社製)により、製品表面
を引っ掻き、傷の表面状態を目しにより判定(○:傷が
目立たない、△:傷がわずかにあり、Χ:傷が目立つ) 2)硬度試験(ジュロメータ硬度:ショアーD):JIS
K 7215に基づいて、タイプDについて行なった。
【0042】3)引張強度試験:ASTM D 638に基づいて
行なった。
【0043】また、図1にし示すバッグカバーを射出成
形したものについて、実車装着してて、エアバッグを作
動させてインフレーション特性試験を、−35℃及び8
5℃の双方について行った。判定基準は下記の通りとし
た。
【0044】○:割れるべきところで割れ、展開状況が
良好。
【0045】Χ:展開不良(破断予定部以外のところで
破断したり、飛散が発生) (3) 上記試験結果を表1・2に示す。本発明の要件を満
たす各実施例のポリマーからなる射出成形品は、フロー
マークの発生が押えられていることが分かる。
【0046】実施例2〜5より、第三成分(アイオノマ
ー)の添加量が、多量に増加しても、耐べたつき性、耐
擦傷性さらには硬度・引張強度にはほとんど影響がない
ことが分かる。
【0047】第一成分と第二成分(EOM)との比が3
0:70である比較例4では、アイオノマーを10部添
加しているにもかかわらずフローマークが発生してお
り、また同時に、引張強度も小さいことが分かる。ま
た、第三成分(アイオノマー)の代わりに滑剤を配合し
た比較例5では、フローマークが発生していることが分
かる。
【0048】また、実車装着した実施例のバッグカバー
は、インフレーション特性も低温・高温ともに満たすこ
とが分かる。PPのみで成形した、また、PPとアイモ
ノマーのみのもので成形した、比較例1・2は、共に、
低温インフレーション特性を満足しないことが分かる。
第二成分(EOM)が過剰な比較例4は、高温インフレ
ーション特性を満足しないことが分かる。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するエアバッグカバーの一例を示
すステアリングホイール用バッグカバーの斜視図。
【図2】同じくフローマークが発生したバッグカバーを
示す斜視図。
【符号の説明】
12 エアバッグカバー 14 展開蓋部 16 薄肉破断予定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/26 C08L 23/26 // B29K 23:00 B29L 31:30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィン系のポリマーアロイで射出成
    形されてなるエアバッグカバーにおいて、 前記オレフィン系ポリマーアロイが、ポリプロピレン
    (以下「PP」と略す)と非極性熱可塑性エラストマー
    (以下「非極性TPE」と略す)を、それぞれ第一・第
    二成分とし、さらに第三成分としてアイオノマーが配合
    された構成であって、 前記第一・第二成分の重量配合比が、前者/後者=40
    /60〜95/5であり、 前記第三成分の第一・第二成分の合計量100重量部に
    対する配合量が3〜150重量部であることを特徴とす
    るエアバッグカバー。
  2. 【請求項2】 前記第二成分としてオレフィン系熱可塑
    性エラストマー(以下「TPO」と略す)及びスチレン
    系熱可塑性エラストマー(以下「TPS」と略す)の中
    から1種が選択される請求項1記載のエアバッグカバ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記第三成分であるアイオノマーがエチ
    レン系アイオノマーであることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のエアバッグカバー。
JP9071522A 1997-03-25 1997-03-25 エアバッグカバー Withdrawn JPH10264755A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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