JPH10264404A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH10264404A
JPH10264404A JP9069859A JP6985997A JPH10264404A JP H10264404 A JPH10264404 A JP H10264404A JP 9069859 A JP9069859 A JP 9069859A JP 6985997 A JP6985997 A JP 6985997A JP H10264404 A JPH10264404 A JP H10264404A
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JP
Japan
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print head
ink
opening
head
closed space
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Pending
Application number
JP9069859A
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English (en)
Inventor
Masayuki Takada
雅之 高田
Hirotake Nakamura
宙健 中村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により、印字ヘッドに形成された
供給路内に存在する気泡の成長を抑制して、長期に亘り
不吐出を起こすことのないインクジェット記録装置を提
供すること。 【解決手段】 印字ヘッド23との間に閉鎖空間59を
形成するヘッドカバー46に、閉鎖空間59を大気に連
通させる開口部61を設けた。このため、印字ヘッド2
3の発する熱は、開口部61を介して大気に放出される
ので、閉鎖空間59の温度が上昇することがなく、該閉
鎖空間59の圧力が高くなることもない。よって、差圧
により供給路52内に空気が浸透することなく、供給路
52内に滞留する気泡の成長を効果的に抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク液をノズル
から噴射して記録用紙などに所要の記録を行うインクジ
ェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、比較的構成が簡単で、高速印
字、高品質印字が容易な記録装置として、インクジェッ
ト方式の記録装置がよく知られている。この種のインク
ジェット記録装置は、たとえば、図5に示すように、イ
ンクカートリッジなどのインク供給源1と、該インク供
給源1にアダプタ2およびシール部材3を介して接続さ
れる印字ヘッド4とを備え、印字ヘッド4は、圧電セラ
ミックなどから形成され複数本のインク流路(図示せ
ず。)をもつアクチュエータ5と、インク供給源1から
のインク液が供給される供給路6が形成されたマニホー
ルド7とを備えている。インク供給源1から供給路6に
供給されたインク液は、アクチュエータ5のインク流路
内に導入され、アクチュエータ5の変形によりインク流
路の容積を変化させ、その容積減少時にインク流路内の
インク液をノズルプレート8に形成されたノズルから液
滴として噴射し、容積増大時にインク供給源1から供給
路6を介してインク流路内にインク液を導入するように
している。
【0003】そして、通常、インクジェット記録装置に
は、印字ヘッド4をインク液の付着や損傷などから保護
したり、印字ヘッド4への給電回路にインク液が付着し
て短絡するなどの事故を防止するためにヘッドカバー9
を取付けており、たとえば、図5においては、ヘッドカ
バー9は、印字ヘッド4におけるノズルプレート8が取
り付けられた前面を除き、印字ヘッド4の側部全体を覆
うようにして、ヘッドユニット11のケーシングに接着
する一方、印字ヘッド4の外周面とヘッドカバー9との
間の隙間を接着剤でシールするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のごと
く、ヘッドカバー9は隙間なくヘッドユニット11のケ
ーシングに接着されており、また、ヘッドカバー9と印
字ヘッド4との間の隙間もシールされていることから、
ヘッドカバー9内には密閉された閉鎖空間10が形成さ
れる。
【0005】しかるに、密閉された閉鎖空間10におい
て印字ヘッド4を作動させると、印字ヘッド4の発する
熱によって閉鎖空間10の温度が上昇し、閉鎖空間10
の圧力が高まる。一方、印字ヘッド4内に形成される供
給路6内は、ノズル先端部におけるインク液の表面張力
とインク供給源1からの引圧力とにより、負圧に保たれ
ているので、閉鎖空間10の温度が上昇し圧力が高まる
につれて、閉鎖空間10の圧力と供給路6内の圧力との
圧力差が大きくなる。このため、マニホールド7の材料
が、たとえば、空気透過性のある材料で形成されていた
り、また、マニホールド7とアクチュエータ8との接合
部の界面に僅かな隙間がある場合などには、閉鎖空間1
0に対して低圧となる供給路6内に僅かずつ空気が侵入
し、インク液の初期導入時やその後にインク液とともに
流入して供給路6内に滞留した気泡を、徐々に成長させ
る要因となる。
【0006】さらに、密閉された閉鎖空間10では、熱
はそのままこもるので、閉鎖空間10において上昇した
温度はそのまま保たれ、閉鎖空間10と供給路6内との
圧力差がそのまま維持されて、前記した供給路6内の気
泡を、ますます成長させることになる。このような要因
により、インク液の初期導入時に供給路6内に滞留した
気泡は、一定期間経過後にはどんどん成長を遂げ、この
成長した気泡がアクチュエータ5のインク流路内に入
り、インク液の不吐出を起こして印字ができなくなると
いう不具合、すなわち不吐出を招来する原因となる。
【0007】本発明の目的は、上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、簡易な構成により、印字
ヘッドに形成された供給路内に存在する気泡の成長を抑
制して、長期に亘り不吐出を起こすことのないインクジ
ェット記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、インク供給源からのインク
液が供給される供給路が形成され、インク液をノズルよ
り液滴として噴出させる印字ヘッドと、前記印字ヘッド
との間に閉鎖空間が形成されるように該印字ヘッドの側
部を覆うヘッドカバーとを備えるインクジェット記録装
置において、前記ヘッドカバーに、前記閉鎖空間を大気
に連通させる開口部を設けたことを特徴としている。
【0009】この構成においては、ヘッドカバーにより
形成される閉鎖空間が、開口部を介して大気に連通す
る。このため、印字ヘッドの発する熱は、開口部を介し
て大気に放出されるので、閉鎖空間の温度が上昇するこ
とはなく、該閉鎖空間の圧力が高くなることもない。よ
って、供給路内の圧力と閉鎖空間の圧力との圧力差が増
大することがないため、閉鎖空間から供給路内に空気が
浸透することはなく、供給路内に滞留する気泡を成長さ
せることはない。さらに、印字ヘッドが発する熱は開口
部を介してすぐさま大気に放出されるので、閉鎖空間に
熱がこもることはなく、供給路内の気泡の成長をさらに
助長することもない。したがって、供給路内に存在する
気泡の成長を抑制できて、長期に亘り不吐出を起こすこ
とがない。
【0010】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の発明において、前記開口部が、印字ヘッドから離
れた位置に設けられる。このため、印字ヘッドのノズル
から噴射されるインクが、開口部に付着しにくく、イン
ク液で開口部が塞がれることはない。また、請求項3記
載の発明では、請求項1記載または請求項2記載の発明
において、前記開口部が、印字ヘッドの印字動作中にお
いて、印字ヘッドに対して上方の位置に設けられる。仮
に、開口部が、印字ヘッドの印字動作中において印字ヘ
ッドに対して下方の位置に設けられていると、印字ヘッ
ドから噴射されたインク液滴がヘッドカバーを伝って開
口部に流入し、開口部を塞ぐ虞があるが、開口部が、印
字ヘッドの印字動作中において印字ヘッドに対して上方
の位置にあると、ヘッドカバーを伝うインク液で開口部
が塞がれることはない。
【0011】また、請求項4記載の発明では、請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載の発明において、前記
ヘッドカバーが、印字ヘッドの側端部から外側方向に所
定間隔の隙間が形成されるような膨出部をもち、前記開
口部が、前記膨出部に設けられる。この構成によると、
開口部は、印字ヘッドから所定の間隔の隙間が形成され
た膨出部に設けられているので、印字ヘッドのノズルか
ら噴射されるインク液で開口部が塞がれることを、より
確実に防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のインクジェット
記録装置を具体化した一実施形態を示す斜視図である。
カラーインクジェットプリンタ21は、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクを被印刷
体としての印刷用紙22上に印刷して印字を行うインク
ジェット式の印字ヘッド23を備え、この印字ヘッド2
3は、ヘッドユニット24として一体に設けられてお
り、このヘッドユニット24とともに、印字ヘッド23
に4色のインク液を供給するインク供給源としてのイン
クカートリッジ25が、キャリッジ26に脱着自在に搭
載されている。
【0013】そして、印字ヘッド23の前面に対向し
て、その往復移動方向に平行にプラテンローラ27が回
転自在に設けられており、印字ヘッド23とプラテンロ
ーラ27とで印字部を構成している。キャリッジ26
は、該キャリッジ26の下部に設けられたキャリッジ軸
支持部28を介して、印字ヘッド23の往復移動方向に
延びるキャリッジ軸29およびガイド板54に支持さ
れ、印字時に直線的に往復運動可能となし、かつ、プー
リ30および31間に架けられたベルト32に連結さ
れ、プーリ30が図示しないモータにより回転駆動され
ることにより、直線往復移動されるようになっている。
【0014】印刷用紙22は、インクジェットプリンタ
21の後部上方に設けられた図示しない給紙カセットか
ら給紙され、印字ヘッド23と、矢印33方向に回転駆
動されるプラテンローラ27との間に導入され、印字後
の印刷用紙22は、矢印34方向に排出される。なお、
図1においては、これらの印刷用紙の給紙機構の図示を
省略している。
【0015】また、プラテンローラ27の側方で、印字
ヘッド23のリセット状態位置の前方に対向させてパー
ジ装置35が設けられている。インクジェット式の印字
ヘッド23は、前述したようにインク液の初期導入時等
に滞留した気泡が成長したり、噴射面上にインクの液滴
が付着することにより、噴射不良を起こすことがあるの
で、これを解消し良好な噴射状態に回復させるためにパ
ージ装置35がある。パージ装置35は、印字ヘッド2
3のリセット状態位置における前方対向位置に設けられ
たキャップ36で印字ヘッド23を覆うことができるよ
うになっており、キャップ36で印字ヘッド23が覆わ
れている時に、印字ヘッド23の内部に溜まる気泡など
を含んだ不良インクをカム37により駆動されるポンプ
38によって吸引し、印字ヘッド23を回復させる。吸
引された不良インクは貯留部39に送られる。
【0016】図2はヘッドユニット24の斜視図、図3
はヘッドユニット24を一部切り欠いた上面図、図4は
図3におけるA−A線の要部断面図である。図2および
図3において、ヘッドユニット24のケーシングは、前
壁40と、前壁40の両端部から連続して対向状に設け
られる1対の側壁41、42と、1対の側壁41、42
間の上方を覆う上壁43と、その下方を覆う下壁44と
を備え、1対の側壁41、42、上壁43および下壁4
4で囲まれる内部空間に、インクカートリッジ25を脱
着自在に装着している。そして、印字ヘッド23は、シ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応した
個数(4個)を、それぞれ前壁40に取り付けている。
また、前壁40には、印字ヘッド23をインク液の付着
や損傷などから保護するために、各印字ヘッド23の前
部に備えられインク液を噴射させるノズルプレート45
を除いて、4個の印字ヘッド23の側部全体を覆うよう
なヘッドカバー46を取り付けている。
【0017】さらに詳述すると、図4に示すように、印
字ヘッド23は、圧電セラミックなどから形成され、複
数本のインク流路(図示せず。)をもつアクチュエータ
47と、インクカートリッジ25からのインク液が供給
される供給路52が形成されたマニホールド48とを接
合したもので、マニホールド48の供給路52内に供給
されたインク液は、アクチュエータ47のインク流路内
に導入され、アクチュエータ47の変形によりインク流
路の容積を変化させ、その容積減少時にインク流路内の
インク液をノズルプレート45に形成されたノズルから
液滴として噴射し、容積増大時にインクカートリッジ2
5から供給路52を介してインク流路内にインク液が導
入されるように構成されている。なお、印字ヘッド23
は、アクチュエータ47を、圧電セラミック素子に代え
て発熱素子を用いたサーマルヘッドタイプおよびその他
公知のタイプにしてもよい。
【0018】そして、マニホールド48のインク流入口
53側を、ヘッドユニット24のケーシングに取り付け
るとともに、ヘッドユニット24内に装着されたインク
カートリッジ25のインク供給口51と、マニホールド
48のインク流入口53とを、アダプタ49およびシー
ル部材50を介して連通するように接続し、インクカー
トリッジ25内のインク液をマニホールド48の供給路
52内に導入するようにしている。
【0019】また、ヘッドカバー46は、図2に示すよ
うに、印字ヘッド23の上側方および下側方を含む側部
全体を覆う側壁56と前壁57とから形成され、図4に
示すように、前壁57には、各印字ヘッド23のノズル
プレート45が露出するような4箇所の開口部58を形
成して、この開口部58に印字ヘッド23の前端部を挿
入して、ノズルプレート45を露出させるとともに、ヘ
ッドカバー46の開口部58の内周縁と該開口部58の
内周縁に対向する位置における印字ヘッド23の外周面
とを接着剤などを用いてシールしている。そして、ヘッ
ドカバー46における側壁56の後端部を、ヘッドユニ
ット24の前壁40にポッティングなどにより接着して
いる。なお、側壁56の下方側の後端部は、ヘッドユニ
ット24の下壁44から下方に起立状に形成された取付
リブ55にポッティングなどにより接着している。この
ようにして、ヘッドユニット24にヘッドカバー46を
取付けることにより、ヘッドカバー46は、その内部が
密閉され、印字ヘッド23との間に閉鎖空間59を形成
する。
【0020】また、図2および図3において、ヘッドカ
バー46には、4箇所の開口部58の右側側方に、4つ
の印字ヘッド23中の右端に位置する印字ヘッド23の
側端部から、さらに右外側方向に所定間隔の隙間が形成
されるような膨出部60を形成している。ブラックイン
クのインクカートリッジ25が他のインクカートリッジ
よりも幅が広いため、この寸法にあわせて、ヘッドカバ
ー46においてブラックインクのインクカートリッジ2
5と対応する部分を延長したのが膨出部60である。な
お、62、63は、ヘッドユニット24をキャリッジ2
6に係止させるための係止用突起である。
【0021】そして、ヘッドカバー46には、閉鎖空間
59を大気に連通させる開口部61を、印字ヘッド23
から離れた膨出部60における上方側の側壁56に設け
ている。このような開口部61を設けることによって、
ヘッドカバー46により形成された閉鎖空間59が開口
部61を介して大気に連通するため、印字ヘッド23が
印字動作によって熱を発し閉鎖空間59の温度が上昇し
ようとしても、熱は開口部61を通り大気に放出される
ので、閉鎖空間59の温度上昇は抑制される。よって、
閉鎖空間59の圧力が高くなることはなく、供給路52
内の圧力と閉鎖空間59の圧力との圧力差が増大するこ
とがないため、閉鎖空間59から供給路52内に空気が
浸透することはなく、供給路52内に滞留する気泡を成
長させることを抑制できる。また、閉鎖空間59に熱が
こもることはなく、熱のこもりにより、供給路52内の
気泡のさらなる成長を促進させることもない。したがっ
て、開口部61を設けることにより、供給路52内に存
在する気泡の成長を効果的に抑制でき、長期に亘り不吐
出を起こすことがないため、不吐出による噴射不良を回
復させるためのパージ操作を行う間隔を長くとることが
できる。
【0022】また、開口部61は、印字ヘッド23列の
側方に間隔をおいてかつノズルプレート45から印刷用
紙22とは反対側へ離れて膨出部60に設けられている
ので、印字ヘッド23のノズルから噴射されるインク液
が、開口部61に付着しにくく、インク液で開口部61
が塞がれることが確実に防止される。さらに、開口部6
1は、ヘッドカバー46の上方側の側壁56に設られて
おり、この上方側の側壁56は、図1から明らかなよう
に、印字ヘッド23が斜め下向きにインク液を噴射する
印字動作中において、印字ヘッド23に対して上方に位
置している。このため、印字ヘッド23から噴射された
インク液滴が、ヘッドカバー46の表面を伝って開口部
61に流入するということはなく、ヘッドカバー46の
表面を伝うインク液の流入により開口部61が塞がれる
ことはない。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明にか
かるインクジェット記録装置によれば、ヘッドカバーに
開口部を設けて、ヘッドカバーにより形成される閉鎖空
間を大気に連通させたので、印字ヘッドが印字動作によ
って熱を発し閉鎖空間の温度が上昇しようとしても、熱
は開口部を通り大気に放出されるので、閉鎖空間の温度
上昇は抑制され、よって、閉鎖空間の圧力が高くなるこ
とはない。このため、供給路内の圧力と閉鎖空間の圧力
との圧力差が増大することがないため、閉鎖空間から供
給路内に空気が浸透することはなく、供給路内に滞留す
る気泡を成長させることを抑制できる。また、閉鎖空間
に熱がこもることもなく、熱のこもりにより、供給路内
の気泡のさらなる成長を促進させることはない。よっ
て、開口部を設けることにより、供給路内に存在する気
泡の成長を効果的に抑制でき、長期に亘り不吐出を起こ
すことがないため、不吐出による噴射不良を回復させる
ためのパージ操作を行う間隔を長くとることができる。
【0024】また、請求項2記載の発明にかかるインク
ジェット記録装置によれば、開口部が、印字ヘッドから
離れた位置に設けられるので、印字ヘッドのノズルから
噴射されるインク液が、開口部に付着しにくく、インク
液で開口部が塞がれることなく、印字ヘッドが発する熱
を良好に大気に放出して、供給路内に存在する気泡の成
長を効果的に抑制できる。
【0025】また、請求項3記載の発明にかかるインク
ジェット記録装置によれば、開口部が、印字ヘッドの印
字動作中において、印字ヘッドに対して上方の位置に設
けられるので、印字ヘッドから噴射されたインク液滴
が、ヘッドカバーの表面を伝って開口部に流入し、開口
部を塞ぐということはなく、印字ヘッドが発する熱を良
好に大気に放出して、供給路内に存在する気泡の成長を
抑制できる。
【0026】さらに、請求項4記載の発明にかかるイン
クジェット記録装置によれば、開口部は、印字ヘッドか
ら所定の間隔の隙間が形成された膨出部に設けられるの
で、印字ヘッドのノズルから噴射されるインク液で開口
部が塞がれることを、より確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施形態
を示す斜視図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置のヘッドユニッ
トを示す斜視図である。
【図3】図2のヘッドユニットを一部切り欠いた上面図
である。
【図4】図3のA−A線の要部断面図である。
【図5】図4に対応する従来例を示す図である。
【符号の説明】
23 印字ヘッド 25 インク供給源(インクカートリッジ) 46 ヘッドカバー 52 供給路 59 閉鎖空間 61 開口部 60 膨出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク供給源からのインク液が供給され
    る供給路が形成され、インク液をノズルより液滴として
    噴出させる印字ヘッドと、前記印字ヘッドとの間に閉鎖
    空間が形成されるように該印字ヘッドの側部を覆うヘッ
    ドカバーとを備えるインクジェット記録装置において、 前記ヘッドカバーに、前記閉鎖空間を大気に連通させる
    開口部を設けたことを特徴とする、インクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部が、印字ヘッドから離れた位
    置に設けられる、請求項1に記載のインクジェット記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部は、印字ヘッドの印字動作中
    において、印字ヘッドに対して上方の位置に設けられ
    る、請求項1または請求項2に記載のインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドカバーは、印字ヘッドの側端
    部から外側方向に所定間隔の隙間が形成されるような膨
    出部をもち、前記開口部は、前記膨出部に設けられる、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置。
JP9069859A 1997-03-24 1997-03-24 インクジェット記録装置 Pending JPH10264404A (ja)

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