JP3496442B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP3496442B2
JP3496442B2 JP7725897A JP7725897A JP3496442B2 JP 3496442 B2 JP3496442 B2 JP 3496442B2 JP 7725897 A JP7725897 A JP 7725897A JP 7725897 A JP7725897 A JP 7725897A JP 3496442 B2 JP3496442 B2 JP 3496442B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク液をノズル
から噴射して記録用紙などに所要の記録を行うインクジ
ェット式記録装置のインクジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、比較的構成が簡単で、高速印
字、高品質印字が容易な記録装置として、インクジェッ
ト方式の記録装置がよく知られている。この種のインク
ジェット記録装置のインクジェットヘッドは、たとえ
ば、インク液を液滴として噴射する複数のノズルが形成
されるノズルプレートと、圧電セラミック材料などから
形成され、各ノズルに連通される複数の噴射チャンネル
を有する噴射チャンネル群が、所定間隔を隔てて2列に
形成されるアクチュエータと、該アクチュエータに接合
され、インク液を各噴射チャンネルに供給するための供
給路をもつマニホールドとを備えており、アクチュエー
タの変形により噴射チャンネルの容積を変化させ、その
容積減少時に噴射チャンネルのインク液をノズルプレー
トに形成されたノズルから液滴として噴射し、容積増大
時にインク供給源からマニホールドの供給路を介してア
クチュエータの噴射チャンネル内にインク液を導入する
ようにしている。
【0003】図7には、従来例としてのマニホールドと
アクチュエータとが接合された要部の断面を示してい
る。図7に示すように、マニホールド1の供給路2は、
概略断面円弧状に形成されており、このように形成され
た供給路2から、アクチュエータ3に形成された2列の
噴射チャンネル群5および6にインク液が供給される。
また、マニホールド1とアクチュエータ3との接合時に
おいて、供給路2と噴射チャンネル群5および6との間
の位置ずれが生じても、各噴射チャンネルへの流路を十
分に確保するために、アクチュエータとの接合端面に開
口する供給路2の幅4は、2つの噴射チャンネル群5お
よび6の各外側壁7および8間の長さ9よりやや長めに
形成して、噴射チャンネル群5および6の各外側壁7お
よび8の両外側にマージン10がとれるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のごとく
供給路2を形成すると、供給路2内に流入したインク液
は、供給路2の内側壁に沿って流れ、2つの噴射チャン
ネル群5および6の各噴射チャンネルに入ろうとする
が、アクチュエータ3におけるマニホールド1との接合
端面、すなわちマージン10部分にあたってしまい、よ
って、インク液がスムーズに流れず、初期導入時に気泡
が発生し、また、この接合端面に介在する接着剤をとお
して気泡が発生することがある。そしてマージン10部
分に残留しやすくなる。ここで発生し、残留した気泡は
成長して、各噴射チャンネルに流入してインク液の不噴
射を起こす原因となる。
【0005】本発明の目的は、上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、供給路内での気泡の発
生、残留を抑制して、インク液の不噴射を低減するイン
クジェットヘッドを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、ノズルに連通し、インク
液を噴射するための噴射チャンネルを複数有する噴射チ
ャンネル群が、所定間隔を隔てて2箇所に形成されるア
クチュエータと、インク液を前記各噴射チャンネルに供
給するために、前記噴射チャンネル群に連通するよう
に、前記アクチュエータとの接合端面に開口する供給路
をもつマニホールドとを備え、前記マニホールドにおけ
る前記供給路が開口する前記アクチュエータとの接合端
面と、前記アクチュエータにおける前記マニホールド側
端面とが接合されているインクジェットヘッドにおい
て、前記アクチュエータとの接合端面に開口する供給路
の幅が、2つの噴射チャンネル群の各外側壁間の長さ以
下であることを特徴としている。
【0007】この構成によると、アクチュエータとの接
合端面に開口する供給路の幅が、所定間隔を隔てて形成
される2つの噴射チャンネル群の各外側壁間の長さと等
しいか、またはそれより短い長さであるので、アクチュ
エータにおけるマニホールドとの接合端面において、噴
射チャンネル群の各外側壁の外側にはみ出すマージン部
分が形成されることはない。よって、供給路内に流入し
たインク液は、供給路の内側壁に沿って流れ、そのまま
2つの噴射チャンネル群の各噴射チャンネルにスムーズ
に流入される。このため、供給路内での気泡の発生、残
留を効果的に抑制でき、インク液の不噴射を低減するこ
とができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の発明において、前記アクチュエータとの接合
端面に開口する供給路の幅が、2つの噴射チャンネル群
の各噴射チャンネルの中央位置間の長さとほぼ等しい長
さとしている。製造工程においては、マニホールドとア
クチュエータとの接合位置が多少ずれる場合があるが、
接合位置がずれた場合には、マニホールドにおけるアク
チュエータとの接合端面で各噴射チャンネルの流路を塞
いでしまう虞がある。一方、接合位置のずれは、製造
上、正規分布に従ってずれるので、供給路の幅を、2つ
の噴射チャンネル群の各噴射チャンネルの中央位置間の
長さとほぼ等しい長さに形成して、供給路における内側
壁の開口縁を2つの噴射チャンネル群における噴射チャ
ンネルの中央位置に位置させて接合することにより、接
合時に接合位置のずれが生じても、かかる位置ずれによ
り、マニホールドにおけるアクチュエータとの接合端面
で噴射チャンネル群の外側にはみ出すマージン部分が形
成されることを、請求項1に記載の発明よりもさらに小
さくすることができて、製造管理上、不良品の発生を効
果的に防ぐことができる。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記アクチュエータに
おける2つの噴射チャンネル群の間のマニホールド側端
面が、前記噴射チャンネル群における外側壁のマニホー
ルド側端縁に対して、前記ノズル側に位置している。こ
のように、アクチュエータにおける2つの噴射チャンネ
ル群の間のマニホールド側端面を、噴射チャンネル群に
おける外側壁のマニホールド側端縁に対して、ノズル側
に位置させることにより、アクチュエータにおける2つ
の噴射チャンネル群の間のマニホールド側端面をノズル
側にずらした分だけ、供給路における内側壁の開口縁と
噴射チャンネルの内側壁と間の幅を長くとることができ
るので、接合時において、供給路における内側壁の開口
縁が噴射チャンネルの内側壁側にずれたとしても、噴射
チャンネルへの流路が塞がれることはなく、よって、供
給路から噴射チャンネルへの流路を十分に確保すること
ができる。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、前記アクチュエータが、2つの
噴射チャンネル群の間に、各噴射チャンネルの内側壁を
形成するプレートを備えており、前記プレートのマニホ
ールド側端面が、前記噴射チャンネル群における外側壁
のマニホールド側端縁に対して、前記ノズル側に位置し
ている。このように、アクチュエータは、2つの噴射チ
ャンネル群の間に、各噴射チャンネルの内側壁を形成す
るプレートを備えたので、かかるプレートをノズル側に
ずらすだけで、前記した請求項3の発明と同様に、供給
路における内側壁の開口縁と噴射チャンネルの内側壁と
間の幅を長くとることができるので、よって簡易な構成
により、供給路から噴射チャンネルへの流路を十分に確
保することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のインクジェット
ヘッドを備えたインクジェット記録装置を具体化した一
実施形態を示す斜視図である。カラーインクジェットプ
リンタ21は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の4色のカラーインクを被印刷体としての印刷用紙22
上に印刷して印字を行うインクジェット式のインクジェ
ットヘッド23を備え、このインクジェットヘッド23
は、ヘッドユニット24として一体に設けられており、
このヘッドユニット24とともに、インクジェットヘッ
ド23に4色のインク液を供給するインク供給源として
のインクカートリッジ25が、キャリッジ26に脱着自
在に搭載されている。
【0012】そして、インクジェットヘッド23の前面
に対向して、その往復移動方向に平行にプラテンローラ
27が回転自在に設けられており、インクジェットヘッ
ド23とプラテンローラ27とで印字部を構成してい
る。キャリッジ26は、該キャリッジ26の下部に設け
られたキャリッジ軸支持部28を介して、インクジェッ
トヘッド23の往復移動方向に延びるキャリッジ軸29
およびガイド板54に支持され、印字時に直線的に往復
運動可能となし、かつ、プーリ30および31間に架け
られたベルト32に連結され、プーリ30が図示しない
モータにより回転駆動されることにより、直線往復移動
されるようになっている。
【0013】印刷用紙22は、インクジェットプリンタ
21の後部上方に設けられた図示しない給紙カセットか
ら給紙され、インクジェットヘッド23と、矢印33方
向に回転駆動されるプラテンローラ27との間に導入さ
れ、印字後の印刷用紙22は、矢印34方向に排出され
る。なお、図1においては、これらの印刷用紙の給紙機
構の図示を省略している。
【0014】また、プラテンローラ27の側方で、イン
クジェットヘッド23のリセット状態位置の前方に対向
させてパージ装置35が設けられている。インクジェッ
ト式のインクジェットヘッド23は、インク液の初期導
入時等に滞留した気泡が成長したり、噴射面上にインク
の液滴が付着することにより、噴射不良を起こすことが
あるので、これを解消し良好な噴射状態に回復させるた
めにパージ装置35がある。パージ装置35は、インク
ジェットヘッド23のリセット状態位置における前方対
向位置に設けられたキャップ36でインクジェットヘッ
ド23を覆うことができるようになっており、キャップ
36でインクジェットヘッド23が覆われている時に、
インクジェットヘッド23の内部に溜まる気泡などを含
んだ不良インクをカム37により駆動されるポンプ38
によって吸引し、インクジェットヘッド23を回復させ
る。吸引された不良インクは貯留部39に送られる。
【0015】図2はインクジェットヘッド23の斜視
図、図3はインクジェットヘッド23の側面図、図4は
図3におけるA−A線の要部断面図、図5は図2におけ
るB−B線の要部断面図である。これら図2、図3、図
4および図5を用いてインクジェットヘッド23を説明
する。図2、図3および図4において、インクジェット
ヘッド23は、複数のノズル(図示せず。)が形成され
るノズルプレート11と、該ノズルプレート11の各ノ
ズルに連通し、インク液を噴射するための噴射チャンネ
ル48が複数形成されたアクチュエータ14と、該アク
チュエータ14に接合され、インク液を各噴射チャンネ
ル48に供給する供給路16をもつマニホールド17と
を備えている。
【0016】さらに詳述すると、アクチュエータ14
は、図4に示すように、圧電セラミック素子を備えた1
対の基板43および44と、1対の基板43および44
の間に挟まれるプレート45を備えており、基板43お
よび44には、それぞれ独立した溝46および47が形
成されている。そして、この基板43および44をプレ
ート45の両面に接合することにより、外側壁40およ
び41と側壁とが溝46および47で形成され、内側壁
49および50がプレート45で形成された噴射チャン
ネル48が形成される。形成された複数の噴射チャンネ
ル48は、プレート45を挟んで対向状に2つの噴射チ
ャンネル群12および13を形成する。また、図3およ
び図5に示すように、マニホールド17には、インク液
が流入するインク流入口18に連通し、アクチュエータ
14の各噴射チャンネル48にインク液を供給するため
に、その断面を概略円弧形状となして、アクチュエータ
14との接合端面15に開口する供給路16が形成され
ている。そして、供給路16が開口するマニホールド1
7におけるアクチュエータとの接合端面15と、各噴射
チャンネル48が開口するアクチュエータ14における
マニホールド側端面とを接着剤によって接合するように
している。
【0017】そして、インクカートリッジ25からのイ
ンク液は、マニホールド17のインク流入口18から供
給路16に流入し、供給路16内に流入されたインク液
は、アクチュエータ14の噴射チャンネル群12および
13の各噴射チャンネル48内に供給され、アクチュエ
ータ14の変形により噴射チャンネルの容積を変化さ
せ、その容積減少時に噴射チャンネルのインク液をノズ
ルプレート11に形成されたノズルから液滴として噴射
し、容積増大時にインクカートリッジ25からマニホー
ルド17の供給路16を介してアクチュエータ14の噴
射チャンネル48内に、インク液を導入するように構成
している。なお、インクジェットヘッド23は、アクチ
ュエータ14を、圧電セラミック素子に代えて発熱素子
を用いたサーマルヘッドタイプおよびその他公知のタイ
プにしてもよい。また、図2および図3に示す56およ
び57は、マニホールド17の両側端部に形成される、
該マニホールド17をヘッドユニット24に取付けると
ともに、アクチュエータ14を保持するための取付部材
である。
【0018】そして、図5に示すように、アクチュエー
タ14との接合端面15に開口する供給路16の幅19
は、2つの噴射チャンネル群12および13の外側壁4
0および41間の長さ以下であって、2つの噴射チャン
ネル群12および13の各噴射チャンネル48の中央位
置間の長さとほぼ等しい長さに形成され、供給路16に
おける内側壁42の開口縁55を2つの噴射チャンネル
群12および13における噴射チャンネル48の中央位
置に位置させて接合している。
【0019】このように、アクチュエータ14との接合
端面15に開口する供給路16の幅19が、2つの噴射
チャンネル群12および13の外側壁40および41間
の長さ以下とすると、アクチュエータ14におけるマニ
ホールド側端面が、噴射チャンネル群12および13の
外側壁40および41の外側にはみ出すマージン部分を
形成することはない。よって、供給路16内に流入した
インク液は、供給路16の内側壁42に沿って流れ、そ
のまま2つの噴射チャンネル群12および13の各噴射
チャンネル48にスムーズに流入される。このため、供
給路16内での気泡の発生、残留が抑制され、インク液
の不噴射を低減させることができる。
【0020】しかも、アクチュエータ14との接合端面
15に開口する供給路16の幅19は、2つの噴射チャ
ンネル群12および13の各噴射チャンネル48の中央
位置間の長さとほぼ等しい長さに形成されているので、
製造工程においてマニホールド17とアクチュエータ1
4との接合位置が多少ずれても、かかる位置のずれは、
製造上においてはほぼ正規分布に従ってずれるので、供
給路16における内側壁42の開口縁55を2つの噴射
チャンネル群12および13における各噴射チャンネル
48の中央位置に位置するように接合を行えば、かかる
位置ずれにより、マニホールド17におけるアクチュエ
ータ14との接合端面で噴射チャンネル48の外側には
み出すマージン部分が形成されることをさらに小さくす
ることができる。よって、製造管理上、不良品の発生を
効果的に防ぐことができる。
【0021】また、図6は、本発明の他の実施形態を示
した図5に対応する図である。図6においては、アクチ
ュエータ14における2つの噴射チャンネル群12およ
び13の間のマニホールド側端面、すなわち、アクチュ
エータ14のプレート45におけるマニホールド側端面
51が、噴射チャンネル群12および13における外側
壁40および41のマニホールド側端縁52および53
に対して、ノズル側に位置されている。
【0022】このように、プレート45のマニホールド
側端面51を、噴射チャンネル群12および13におけ
る外側壁40および41のマニホールド側端縁52およ
び53に対して、ノズル側に位置させることにより、プ
レート45のマニホールド側端面51をノズル側にずら
した分だけ、供給路16における内側壁42の開口縁5
5と噴射チャンネル48の内側壁49および50と間の
幅を長くとることができるので、接合時において、供給
路16における内側壁42の開口縁55が噴射チャンネ
ル48の内側壁49および50側にずれたとしても、噴
射チャンネル48への流路が塞がれることはなく、よっ
て、供給路16から噴射チャンネル48への流路を十分
に確保することができる。また、本実施形態では、各噴
射チャンネル48の内側壁49および50をプレート4
5で形成しており、かかるプレート45をノズル側にず
らすのみで、供給路16における内側壁42の開口縁5
5と噴射チャンネル48の内側壁49および50と間の
幅を長くとることができるので、簡易な構成により、供
給路16から各噴射チャンネル48への流路を十分に確
保することができる。
【0023】なお、本実施形態の2列の噴射チャンネル
群5および6間に、さらに噴射チャンネル群を設けるよ
うにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明にか
かるインクジェットヘッドによれば、アクチュエータと
の接合端面に開口する供給路の幅が、2つの噴射チャン
ネル群の各外側壁間の長さ以下としたので、アクチュエ
ータにおけるマニホールドとの接合端面において、噴射
チャンネル群の各外側壁の外側にはみ出すマージン部分
が形成されることはない。よって、供給路内に流入した
インク液は、供給路の内側壁に沿って流れ、そのまま2
つの噴射チャンネル群の各噴射チャンネルにスムーズに
流入される。このため、供給路内での気泡の発生、残留
を効果的に抑制でき、インク液の不噴射を低減すること
ができる。
【0025】また、請求項2に記載の発明によれば、ア
クチュエータとの接合端面に開口する供給路の幅が、2
つの噴射チャンネル群の各噴射チャンネルの中央位置間
の長さとほぼ等しい長さであるので、製造工程において
マニホールドとアクチュエータとの接合位置が多少ずれ
ても、かかる位置のずれは、製造上においてはほぼ正規
分布に従ってずれるため、供給路における内側壁の開口
縁を2つの噴射チャンネル群における各噴射チャンネル
の中央位置に位置するように接合を行うことにより、か
かる位置ずれにより、マニホールドにおけるアクチュエ
ータとの接合端面で噴射チャンネルの外側にはみ出すマ
ージン部分が形成されることを一層防止でき、製造管理
上、不良品の発生を効果的に抑制することができる。
【0026】また、請求項3に記載の発明によれば、ア
クチュエータにおける2つの噴射チャンネル群の間のマ
ニホールド側端面が、噴射チャンネル群における外側壁
のマニホールド側端縁に対して、前記ノズル側に位置し
ているので、アクチュエータにおける2つの噴射チャン
ネル群の間のマニホールド側端面をノズル側にずらした
分だけ、供給路における内側壁の開口縁と噴射チャンネ
ルの内側壁と間の幅を長くとることができる。よって接
合時において、供給路における内側壁の開口縁が噴射チ
ャンネルの内側壁側にずれたとしても、噴射チャンネル
への流路が塞がれることはなく、供給路から噴射チャン
ネルへの流路を十分に確保することができる。
【0027】また、請求項4に記載の発明によれば、各
噴射チャンネルの内側壁を、2つの噴射チャンネル群の
間に備えられるプレートで形成されるので、プレートを
ノズル側にずらすのみで、供給路における内側壁の開口
縁と噴射チャンネルの内側壁と間の幅を長くとることが
できるので、よって簡易な構成により、供給路から噴射
チャンネルへの流路を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施形態
を示す斜視図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置のインクジェッ
トヘッドの斜視図である。
【図3】図2のインクジェットヘッドの側面図である。
【図4】図3におけるA−A線の要部断面図である。
【図5】図2におけるB−B線の要部断面図である。
【図6】図5に対応する他の実施形態を示す図である。
【図7】図5に対応する従来例を示す図である。
【符号の説明】
12、13 噴射チャンネル群 14 アクチュエータ 15 接合端面 16 供給路 17 マニホールド 19 供給路の幅 23 インクジェットヘッド 40、41 外側壁 45 プレート 48 噴射チャンネル 49、50 内側壁 51 マニホールド側端面 52 マニホールド側端縁

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルに連通し、インク液を噴射するた
    めの噴射チャンネルを複数有する噴射チャンネル群が、
    所定間隔を隔てて2箇所に形成されるアクチュエータ
    ンク液を前記各噴射チャンネルに供給するために、前
    記噴射チャンネル群に連通するように、前記アクチュエ
    ータとの接合端面に開口する供給路をもつマニホールド
    とを備え 前記マニホールドにおける前記供給路が開口する前記ア
    クチュエータとの接合端面と、前記アクチュエータにお
    ける前記マニホールド側端面とが接合されてい るインク
    ジェットヘッドにおいて、 前記アクチュエータとの接合端面に開口する供給路の幅
    が、2つの噴射チャンネル群の各外側壁間の長さ以下で
    あることを特徴とする、インクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータとの接合端面に開口
    する供給路の幅が、2つの噴射チャンネル群の各噴射チ
    ャンネルの中央位置間の長さとほぼ等しい長さである、
    請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータにおける2つの噴射
    チャンネル群の間のマニホールド側端面が、前記噴射チ
    ャンネル群における外側壁のマニホールド側端縁に対し
    て、前記ノズル側に位置している、請求項1または2に
    記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータは、2つの噴射チャ
    ンネル群の間に、各噴射チャンネルの内側壁を形成する
    プレートを備え、前記プレートのマニホールド側端面
    が、前記噴射チャンネル群における外側壁のマニホール
    ド側端縁に対して、前記ノズル側に位置している、請求
    項3に記載のインクジェットヘッド。
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