JP4624042B2 - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents
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Description
近年、PCの処理能力が向上することにより、出力装置の高速化が進んでいる。インクジェットヘッドの場合、高速化への対応としてノズル数の増加が求められ、それに伴ってさらに吐出不良となる異物除去手段を改善する必要が発生している。
しかし、フィルタを装着した状態では、異物を除去することが困難である。そのため、インクジェットヘッド内の異物を除去した後に、フィルタを装着する必要がある。
すなわち、特許文献1に開示された「インクジェット記録装置」は、フィルターを単独で洗浄する例、特許文献2に開示された「インクジェットヘッドの洗浄方法」は、インクジェットヘッドを超音波洗浄を用いて洗浄する例、特許文献3に開示された「インクジェット記録装置」は、インクジェットヘッドからフィルタを取り外した状態で洗浄する例、特許文献4に開示された「インクジェットヘッド」は、流路形状を複雑化し異物がノズルに到達するのを阻止する例である。
また、特許文献5に開示された「インクジェットヘッドの洗浄方法、及びその装置」、及び特許文献6に開示された「インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録ヘッドの製造方法」は、ともにインクジェット共通液室部に液排出口を設けた例である。
以下、本発明の実施例について図1〜8に基づいて説明する。
実施例1のインクジェットヘッドは、複数の貫通孔1aとインク流路となる各個別液室1bを形成したシリコン基板等からなる流路板1と、この流路板1の上面にはNi電鋳等で複数のノズル(吐出孔)2aを形成したノズル板2を接合し、流路板1の下面にはインク供給口3aを有しNi電鋳等で形成した振動板3を接合し、流路板1と振動板3によってインクジェットヘッドの液室部を構成している。各個別液室1bは、共通液室1c、流体抵抗部1d、加圧液室1eからなり、連通孔を介してノズル2aに連通している。
図3に示すように、個別液室1bが複数形成されている流路板1の各個別液室1bは、共通液室1c、流体抵抗部1d、加圧液室1eからなり、共通液室1cにはフィルタ7が設けられている。また、流路板1において列状に複数連なった加圧液室1eのうち両端の加圧液室1eに隣接する外側には、液排出口8,8が形成されている。
第1の除去方法は、インクジェットヘッドの製造過程中において、流路板1にノズル板2を接合する以前に実施され、フィルタ7の上流から洗浄液を矢印に示すように各加圧液室1e、及び各液排出口8,8から同時に流すことで、フィルタ7の下流に存在する異物10を加圧液室1e、及び液排出口8,8から除去することが可能になる。第1の除去方法は、異物10が加圧液室1e内、あるいはフィルタ7下流の共通液室1c内に存在する場合に有効な方法である。
異物10が流体抵抗部1dに捕らえられた場合、あるいは第1の除去方法を実施中に異物10が流体抵抗部1dに捕らえられたような場合には、第1の除去方法では異物10を除去することができない。このような場合には、第2の除去方法を実施することによって異物10を除去することができる。
第2の除去方法は、インクジェットヘッドの製造過程中において、流路板1にノズル板2を接合する以前に実施され、フィルタ7の上流から洗浄液を矢印に示すように共通液室1cを経て各液排出口8,8から流出させると同時に、各加圧液室1eから流体抵抗部1d、共通液室1cを経て各液排出口8,8から流出させることで、フィルタ7の下流に存在する異物10を液排出口8,8から除去することが可能になる。また、図5に示すように流体抵抗部1dに捕らえられている異物10を除去することも可能になる。このとき、流体抵抗部1dを通過することのできない加圧液室1e内の大きい異物10は、ノズル板2側からの洗浄液供給を停止し、インク供給口側からのみ洗浄液を流すことで除去することができる。
実施例2のインクジェット記録装置は、記録装置本体21の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ33、キャリッジ33に搭載した実施例1のインクジェットヘッドからなる記録ヘッド34、記録ヘッド34へインクを供給するインクカートリッジ35等で構成される印字機構部22等を収納し、装置本体21の下方部には前方側から多数枚の用紙23を積載可能な給紙カセット(或いは、給紙トレイでもよい。)24を抜き差し自在に装着することができ、また、用紙23を手差しで給紙するための手差しトレイ25を開倒することができ、給紙カセット24或いは手差しトレイ25から給送される用紙23を取り込み、印字機構部22によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ26に排紙する。
Claims (3)
- 共通液室と該共通液室に流体抵抗部を介して連通する複数の加圧液室を有する流路板と、前記複数の加圧液室に対応する吐出孔を有し前記流路板に接合するノズル板と、前記加圧液室に対応して形成された駆動素子からなるインクジェットヘッドの製造方法において、
前記流路板に前記加圧液室に隣接し前記共通液室と連通する洗浄液排出口を形成し、
該流路板に前記ノズル板を接合する前に、前記共通液室の上流側から洗浄液を流入し、前記洗浄液排出口と前記加圧液室から流出させ、あるいは前記共通液室の上流側と前記加圧液室の下流側とから洗浄液を流入し、前記洗浄液排出口から流出させて、該共通液室内及び加圧液室内の異物を除去し、
ついで、前記ノズル板を前記流路板に接合して、該ノズル板で前記洗浄排出口を閉塞することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。 - 前記流路板に前記ノズル板を接合する前に、前記共通液室の上流側と前記加圧液室の下流側とから洗浄液を流入し、前記洗浄液排出口から流出させ、さらに前記共通液室の上流側から洗浄液を流入し、前記洗浄液排出口と前記加圧液室から流出させて、前記共通液室内及び加圧液室内の異物を除去することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
- 前記流路板の前記加圧液室より上流に異物の侵入を阻止するフィルタを設けることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
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