JP2003334944A - 液体吐出記録ヘッド、及び液体吐出記録装置 - Google Patents

液体吐出記録ヘッド、及び液体吐出記録装置

Info

Publication number
JP2003334944A
JP2003334944A JP2002143085A JP2002143085A JP2003334944A JP 2003334944 A JP2003334944 A JP 2003334944A JP 2002143085 A JP2002143085 A JP 2002143085A JP 2002143085 A JP2002143085 A JP 2002143085A JP 2003334944 A JP2003334944 A JP 2003334944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
sub
recording head
recording
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002143085A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Hirozawa
稔明 広沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002143085A priority Critical patent/JP2003334944A/ja
Publication of JP2003334944A publication Critical patent/JP2003334944A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品から及びアッセンブリ工程で混入した記
録ヘッド内のごみを容易に除去できる記録ヘッドを提供
すること。 【解決手段】 印字に使用するノズル列の最外部に印字
に使用するノズルの断面積および、吐出口の面積より大
きい寸法を有するサブ流路およびサブ吐出口を有する構
成とし、アッセンブリ工程の途中もしくは最後にサブ吐
出口のみからインクもしくは液体を吸引することにより
記録ヘッド内のごみを除去する。そしてごみ洗浄後、必
要に応じてサブ吐出口、サブ流路を閉塞することを特徴
としたヘッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク等の記録液
を吐出して記録動作を行う記録装置に適用される記録ヘ
ッドに関するものである。
【0002】なお、本発明は、一般的なプリント装置の
ほか、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プ
リント部を有するワードプロセッサー等の装置、さらに
は、各種処理装置と複合的に組み合わされた産業用記録
装置に適用することができる。
【0003】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、いわゆるノ
ンインパクト記録方式の記録装置であり、高速な記録と
さまざまな記録媒体に対して記録することが可能であっ
て、記録時における騒音がほとんど生じないといった特
徴を持つ。このようなことからインクジェット記録装置
は、プリンタ、ワードプロセッサ、ファクシミリ、及び
複写機などの記録機構をになう装置として広く採用され
ている。
【0004】このインクジェット記録装置における代表
的なインク吐出方式としては、電気熱変換素子を用いた
方式がある。この方式は微小な吐出口から微少な液滴を
吐出させて、記録媒体に対し記録を行うものとなってお
り、一般に、液滴を形成するためのインクジェット記録
ノズルと、このヘッドに対してインクを供給する供給系
とから構成される。
【0005】電気熱変換素子を用いたインクジェット記
録ヘッドは、電気熱変換素子を記録液室内に設け、これ
に記録信号となる電気パルスを与えることにより記録液
に熱エネルギーを与え、その時の記録液の相変化により
生じる記録液の発泡時(沸騰時)の気泡圧力を記録液滴
の吐出にりようしたものである。
【0006】たとえば従来のインクジェット記録ヘッド
としては図10から、図17に示すようにインクを貯蔵
するインクタンクH1900とこのインクタンクH19
00から供給されるインクを記録情報に応じてノズルか
ら吐出させる記録ヘッドH1001とを有し、前記記録
ヘッドH1001は、後述するキャリッジM4001に
対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方
式を採るものとなっている。
【0007】ここに示す記録ヘッドカートリッジH10
00では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするた
め、インクタンクとして、例えば、ブラック、シアン、
マゼンタ、及びイエローの各色独立のインクタンクが用
意されており、それぞれが記録ヘッドH1001に対し
て着脱自在になっている。
【0008】そして、前記記録ヘッドH1001は、図
11の分解斜視図に示すように、記録素子基板H110
0、第一のプレートH1200、電気配線テ−プH13
00、電気コンタクト基板H2200、第二のプレート
H1400、インク供給部材H1500、流路部材H1
600、フィルターH1700、シールゴムH180
0、ジョイントゴムH2300、タンクホルダ−H20
00から構成されている。
【0009】記録素子基板H1100には、Si基板の
片面にインクを吐出するための複数の記録素子と、各記
録素子に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術
により形成され、この記録素子に対応した複数のインク
流路と複数の吐出口とがフォトリソ技術により形成され
るとともに、複数のインク流路にインクを供給するため
のインク供給口が裏面に開口するように形成されてい
る。また前記記録素子基板H1100は第一のプレート
H1200に接着固定されており、ここには、インク供
給部材H1500から前記記録素子基板H1100にイ
ンクを安定的に供給するために図5、図6に示すように
記録素子基板側のインク供給口から流路供給部材のイン
ク供給口に対して徐々に断面積が減少するテ−パ−形状
のインク流路が形成されている。
【0010】さらに、第一のプレートH1200には、
開口部を有する第二のプレートH1400が接着固定さ
れており、この第二のプレートH1400を介して、電
気配線テ−プH1300が記録素子基板H1100に対
して電気的に接続されるよう保持されている。この電気
配線テ−プH1300は、前記記録素子基板H1100
にインクを吐出するための電気信号を印可するものであ
り、記録素子基板H1100に対応する電気配線と、こ
の電気配線端部に、本体からの電気信号を受け取るため
の外部信号入力端子H1301とを有した電気コンタク
ト基板が接続されており、後述のインク供給部材H15
00の背面側に位置決め固定される。一方、インク供給
部材H1500には、流路形成部材H1600が超音波
溶着され、インクタンクH1900から第一のプレート
H1200につながるインク流路を形成している。ま
た、インクタンクH1900と係合するインク流路H1
501のインクタンク側端部には、フィルターH170
0が設けられており、外部からのごみの進入を防止し得
るようになっている。また、インクタンクH1900と
の係合部にはシールゴムH1800が装着され、前記係
合部からのインクの蒸発を防止している。
【0011】さらに、前述のようにインク供給部材H1
500、流路形成部材H1600、フィルターH170
0及びシールゴムH1800から構成されるインク供給
ユニットと前記記録素子基板H1100、第一のプレー
トH1200、電気配線テ−プH1300、電気コンタ
クト基板H2200及び第二のプレートH1400から
構成される記録素子ユニット部とはそれぞれのインク供
給部をジョイントゴムを介して接合連結している。そし
てさらにタンクホルダ−H2000がインク供給ユニッ
トH1003に勘合結合されることにより構成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近に
おいては記録品位の向上のため記録密度の向上および記
録液滴の微小化が急速に進んでいる。これに伴い、記録
液を吐出するためのノズルの配列密度が大きくなり記録
液を吐出するためのノズルの断面積および吐出口の大き
さが極めて小さくなる傾向にある。
【0013】また、記録速度の向上のためノズル数が多
くなる傾向にある。
【0014】従って、ノズルや吐出口にごみが入り込む
確立が増加しごみによる印字不良が発生しやすく、記録
ヘッドの歩留まりの低下を招きコストアップの原因にな
っていた。
【0015】そのため、従来例に示すような複数の部品
を組み合わせた構成の記録ヘッドにおいては特にごみが
発生しやすく、ヘッド内のインク流路中に入り込む確率
が高い。
【0016】そこで、ごみの発生を防ぐ部品管理や部品
洗浄の工夫、アッセンブリ工程のクリーン度upなどを
行っているがノズル内や吐出口にごみが入り込みことを
完全に防止するには至っていない。
【0017】本発明の目的は、記録ヘッドのアッセンブ
リ工程で記録ヘッド内に侵入するごみをノズル内や吐出
口に入り込むのを容易かつ確実に防止し、ごみによる印
字不良を激減させ安価で信頼性の高い液体記録ヘッドを
提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る液体吐出記録ヘッドは、液体を吐出
する複数の吐出口と前記吐出口から該液体を吐出するた
めの液体を供給する複数のノズルと該ノズル内で液体を
吐出するためのエネルギーを発生する複数の記録素子と
を有し、該複数のノズルに連通して各々の吐出口に液体
を供給するための共通液体供給路を有する液体吐出記録
ヘッドにおいて、共通液体供給路から各々のノズルに連
通する開口部及びノズル及び吐出口のすべての開口面積
より大きい開口面積を有する吐出口とノズルで形成され
たサブ流路を液体を吐出する複数のノズル列の最外部に
1つ以上設けたことを特徴としている。
【0019】また、液体を吐出する複数の吐出口と前記
吐出口から該液体を吐出するための液体を供給する複数
のノズルと該ノズル内で液体を吐出するためのエネルギ
ーを発生する複数の記録素子とを有し、該複数のノズル
に連通して各々の吐出口に液体を供給するための共通液
体供給路を有する液体吐出記録ヘッドにおいて、共通液
体供給路と連通するノズル及び吐出口の開口面積より大
きい開口面積を有し共通液体供給路から大気に連通する
サブ開口部を1つ以上設けたことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る液体吐出記録ヘッドを備える記録装置における実施形
態を説明する。
【0021】(実施形態−1)図10から図12は、本
発明が実施もしくは適用される好適なヘッドカートリッ
ジ、記録ヘッド、インクタンクのそれぞれ及びそれぞれ
の関係を説明するための説明図である。以下、これらの
図面を参照して各構成要素の説明を行う。
【0022】本発明の記録ヘッドH1001は、図10
(a)及び図10(b)の斜視図でわかるように、記録
ヘッドカートリッジH1000を構成する一構成要素で
あり、記録ヘッドカートリッジH1000は、記録ヘッ
ドH1001と記録ヘッドH1001に着脱自在に設け
られたインクタンクH1900(H1901,H190
2,H1903,H1904)とで構成されている。こ
の記録ヘッドカートリッジH1000は、インクジェッ
ト記録装置本体に載置されているキャリッジM4001
(不図示)の位置決め手段及び電気的接点によって固定
支持されるとともに、該キャリッジM4001に対して
着脱可能となっている。インクタンクH1901はブラ
ックのインク用、インクタンクH1902はシアンのイ
ンク用、インクタンクH1903はマゼンタのインク
用、インクタンクH1904はイエローのインク用であ
る。この様にインクタンクH1901,H1902,H
1903,H1904のそれぞれが記録ヘッドH100
1に対して着脱自在となり、それぞれのインクタンクが
交換可能となっていることにより、インクジェット記録
装置における印刷のランニングコストが低減される。
【0023】次に記録ヘッドH1001に関してさらに
詳しく記録ヘッドを構成しているそれぞれの構成要素毎
に順を追って説明する。
【0024】(1)記録ヘッド 記録ヘッドH1001は、電気信号に応じて膜沸騰をイ
ンクに対して生じせしめるための熱エネルギーを生成す
る電気熱変換体を用いて記録を行うバブルジェット
(R)(R)方式のサイドシュータ型とされる記録ヘッ
ドである。
【0025】記録ヘッドH1001は、図11の分解斜
視図に示すように、記録素子ユニットH1002とイン
ク供給ユニットH1003とタンクホルダーH2000
から構成される。
【0026】さらに、図12の分解斜視図に示すよう
に、記録素子ユニットH1002は、第一の記録素子基
板H1100、第二の記録素子基板H1101、第1の
プレートH1200、電気配線テープH1300、電気
コンタクト基板H2200、第2のプレートH1400
で構成されており、また、インク供給ユニットH100
3は、インク供給部材H1500、流路形成部材H16
00、ジョイントシール部材H2300、フィルターH
1700、シールゴムH1800から構成されている。
【0027】(1−1)記録素子ユニット 図1(a)から(c)は、第一の記録素子基板H110
0の構成を説明するための図である。第一の記録素子基
板H1100は、例えば、厚さ0.5〜1mmのSi基
板H1110にインク流路として長溝状の貫通口からな
るインク供給口H1102がSiの結晶方位を利用した
異方性エッチングやサンドブラストなどの方法で形成さ
れ、インク供給口H1102のを挟んだ両側に電気熱変
換素子H1103がそれぞれ1列ずつ千鳥状に配列さ
れ、前記電気熱変換素子H1103と、電気熱変換素子
H1103に電力を供給するAl等の電気配線は成膜技
術により形成されている。さらに、前記電気配線に電力
を供給するための電極部H1104が電気熱変換素子H
1103の両外側に配列されており、電極部H1104
にはAu等のバンプH1105が形成されている。そし
て、前記Si基板上には、電気熱変換素子H1103に
対応したインク流路を形成するためのインク流路壁H1
106と吐出口H1107が樹脂材料でフォトリソ技術
によりに形成され、吐出口群H1108を形成してい
る。したがって、前記電気熱変換素子H1103に対向
して前記吐出口が設けられているため、インク流路H1
102から供給されたインクは電気熱変換素子H110
3により発生した気泡により吐出される。
【0028】本実施形態では、図1(a)〜(c)に示
すように並列している複数のノズルH1102及び吐出
口H1107の最外部に記録に用いないサブ流路H11
12とサブ吐出口H1111を設けた。
【0029】この場合例えばノズルH1102は600
dpiで並んでおりノズルH11102の断面積は41
6μmで吐出口H1107の開口面積は190μm
程度である。そしてサブ流路H1112の断面積は60
0μmとしサブ吐出口H1111の開口面積は450
μmとした。
【0030】そして本実施形態の記録ヘッドは従来の記
録ヘッドと同様にアッセンブリを行いすべてのアッセン
ブリが終了した後、すべての吐出口H1107を閉塞
し、サブ吐出口H1111を開放した状態で洗浄液もし
くは記録液などの液体を記録ヘッド内に吐出口側から吸
引もしくはインクタンク側から加圧することにより供給
し、液体をサブ吐出口H1111のみから流出させる。
【0031】従って、記録に用いられる吐出口H110
7やノズルH1102は閉塞された状態で液体が流れる
ため記録ヘッド内すべての液体供給路中にあるごみはサ
ブ吐出口H1111から記録ヘッドの外に排出される。
【0032】そしてサブ流路H1112の断面積及びサ
ブ吐出口H1111の開口面積は共にノズルH1102
の断面積及び吐出口H1107の開口面積より大きな開
口面積であるためノズルH1102に入り込み吐出口H
1107につまる大きさのごみは確実に記録ヘッド内の
外へ排出される。
【0033】さらに図2はサブ流路内に記録液を吐出さ
せるためのサブ電気熱変換素子を有する場合を示した。
【0034】この場合、サブ流路H1112から記録液
の吐出を行うことが可能であるため、吐出口H1107
からの吸引やインクタンク側からの加圧による液体の供
給なしにサブノズルからの液体吐出を繰り返すことによ
り記録ヘッド内のごみをサブノズルのサブ吐出口H11
11から排出することが可能である。
【0035】さらに吐出口H1107からの吸引やイン
クタンク側からの加圧とサブ流路H1110からの液体
吐出を併用することによってごみの排出効果はさらに高
まる。
【0036】また、サブ流路H1112とサブ吐出口H
1111の別の配置を図3,図4に示した。
【0037】(実施形態−2)図5〜図7は本発明の記
録ヘッドの第二の実施形態を示す記録素子基板の概略図
である。
【0038】本実施形態はサブ流路H1112のサブ吐
出口H1111を閉塞したものである。
【0039】図5に示すように本実施形態では実施形態
1で説明したとおりすべての吐出口H1107を密閉し
サブ流路H1110のみから液体を流出させることによ
り記録ヘッド内のごみをヘッドの外に排出した後に、記
録素子基板1100に設けられたサブ流路H1112の
サブ吐出口H1111を接着剤(たとえばUV硬化型の
接着剤)で封止したものである。
【0040】上記のように構成された本実施形態におい
ては、記録ヘッドのアッセンブリが終了した後はサブ流
路H1112のサブ吐出口H1111が閉塞された構成
になっているため記録ヘッドの使用時にサブ流路H11
12のサブ吐出口H1111からインクが記録紙の上に
落ちたり、空気やごみを取り込み印字不良を引き起こす
といった不具合を防止することができる。またサブ流路
H1112のサブ吐出口H1111をできる限り大きく
することが可能となるため記録ヘッド内のごみをより簡
単に確実に排出できるという利点がある。
【0041】また、サブ吐出口ではなくサブ流路H11
12を封止してもよく、封止材を用いることなく流路を
形成している樹脂を溶融させることによって封止するこ
とも可能である。
【0042】(実施形態−3)図8は本実施形態の第三
の実施形態を示す概略図である。
【0043】本実施形態は記録素子基板の共通液体供給
路H1113の一部に吐出口H1107の開口面積及び
ノズルH1102の断面積よりも大きい面積を有するサ
ブ開口部H1114を設けたものである。
【0044】図8に示すように記録素子基板H1100
には液体を吐出するための複数の吐出口H1107と該
吐出口に液体を供給する複数のノズルH1102を有
し、該ノズルに液体を供給するための共通液体供給路H
1113が設けられている。そして共通液体供給路H1
113はノズルH1107を形成している材料と同一材
料で同時に形成されており、本実施形態においては共通
液体供給路H1113の一部に吐出口H1107及びノ
ズルH1102の断面積より大きな面積を有する開口部
が形成されている。
【0045】そして本実施形態も第一の実施形態と同様
にすべての部材のインク供給路を連通させる記録ヘッド
のアッセンブリが終了した後にすべての吐出口H110
7を密閉し、洗浄液、記録液等の液体をサブ開口部H1
114から吸引もしくはインクタンク側から加圧供給す
ることによってサブ開口部H1113から記録ヘッド内
のごみを排出する。この場合、実施形態1でのサブ流路
の構成と比較して共通液体供給路H1113の上面に開
口部を設けるため開口部の形状、大きさ、配置が比較的
自由に行えるため記録ヘッド内のごみ排出に対して効果
的である (実施形態−4)図9は本発明の記録ヘッドの第4の実
施形態を示す記録素子基板の概略図である。
【0046】本実施形態は実施形態3で示したサブ開口
部H1114を閉塞したものである。
【0047】図9に示すように本実施形態では実施形態
1で説明したとおりすべての吐出口H1107を密閉し
サブ開口部H1114のみから液体を流出させることに
より記録ヘッド内のごみをヘッドの外に排出した後に、
記録素子基板H1100の共通液体供給路H1113に
設けられたサブ開口部H1114を接着剤(たとえばU
V硬化型の接着剤)で封止したものである。
【0048】上記のように構成された本実施形態におい
ては、記録ヘッドのアッセンブリが終了した後は共通液
体供給路H1113の一部に設けられたサブ開口部H1
114が閉塞された構成になっているため記録ヘッドの
使用時にサブ開口部H1113から記録紙の上にインク
が落ちたり、空気やごみを取り込み印字不良を引き起こ
すといった不具合を防止することができる。また実施形
態3と比較してサブ開口部H1114をできる限り大き
くすることが可能となるため記録ヘッド内のごみをより
簡単に確実に排出できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明における第1の実施形態の記録素
子基板を示す破断面斜視図。 (b)本発明における第1の実施形態の記録素子基板を
示す図1(a)のA−A断面図。 (c)本発明における第1の実施形態の記録素子基板を
示す図1(a)のB方向矢視図。
【図2】(a)本発明における第1の実施形態の別の形
態の記録素子基板を示す平面模式図。 (b)本発明における第1の実施形態の別の形態の記録
素子基板を示す図2(a)のA−A断面図。
【図3】本発明における第1の実施形態の別の形態の記
録素子基板を示す平面模式図。
【図4】本発明における第1の実施形態の別の形態の記
録素子基板を示す平面模式図。
【図5】本発明における第2の実施形態の記録素子基板
を示す平面模式図及び破断面斜視図。
【図6】本発明における第2の実施形態の別の形態の記
録素子基板を示す平面模式図。
【図7】本発明における第2の実施形態の別の形態の記
録素子基板を示す平面模式図。
【図8】本発明における第3の実施形態の記録素子基板
を示す平面模式図。
【図9】本発明における第4の実施形態の記録素子基板
を示す平面模式図。
【図10】本発明および従来例における液体吐出記録ヘ
ッドの分解斜視図。
【図11】本発明および従来例における液体吐出記録ヘ
ッドの構成を示す分解斜視図。
【図12】本発明および従来例における液体吐出記録ヘ
ッドの構成を示す詳細分解斜視図。
【図13】従来例の液体吐出記録ヘッドに用いられる第
1の記録素子基板を示す斜視図。
【図14】従来例の液体吐出記録ヘッドに用いられる第
2の記録素子基板を示す斜視図。
【図15】本発明および従来例における液体吐出記録ヘ
ッドの構成を示す断面図。
【図16】本発明および従来例における液体吐出記録ヘ
ッドを示す斜視図。
【図17】本発明および従来例における液体吐出記録ヘ
ッドを示す斜視図。
【符号の説明】
H1000 記録ヘッドカートリッジ H1001 記録ヘッド H1002 記録素子ユニット H1003 インク供給ユニット H1100 第1の記録素子基板 H1101 第2の記録素子基板 H1102 インク供給口 H1103 電気熱変換素子 H1104 電極 H1105 バンプ H1106 インク流路壁 H1107 吐出口 H1108 吐出口列 H1109 発泡室 H1110 Si基板 H1111 サブ吐出口 H1112 サブ流路 H1113 共通液体供給路 H1114 サブ開口部 H1120 封止剤 H1200 第1のプレ−ト H1201 インク供給口 H1202 第1の接着剤 H1203 第2の接着剤 H1204 X方向(ヘッド移動方向)基準面 H1205 Y方向(記録媒体移動方向)基準面 H1300 電気配線テープ H1301 外部信号入力端子 H1302 電極端子 H1303 電極端子部 H1304 熱硬化接着樹脂 H1305 第1の折り曲げ部 H1306 第3の接着剤 H1307 第1の封止剤 H1308 第2の封止剤 H1309 端子位置決め穴 H1310 端子結合穴 H1400 第2のプレート H1500 インク供給部材 H1501 インク流路 H1502 タンク位置決め穴 H1503 第1の穴 H1504 第2の穴 H1505 第3の穴 H1506 開口部 H1507 なし H1508 係合部 H1509 X方向突き当て部 H1510 Y方向突き当て部 H1511 Z方向突き当て部 H1512 端子固定部 H1513 なし H1514 色間リブ H1515 端子位置決めピン H1516 端子結合ピン H1517 ジョイント H1518 接着剤塗布部 H1600 流路形成部材 H1601 装着ガイド H1602 インク供給口 H1603 ボス部 H1604 Z方向基準面 H1605 接着剤塗布部 H1700 フィルタ− H1800 シールゴム H1900 インクタンク H1901 ブラックインクタンク H1902 シアンインクタンク H1903 マゼンタインクタンク H1904 イエローインクタンク H1907 インク供給口 H1908 タンク位置決めピン H1909 第1の爪 H1910 第2の爪 H1911 第3の爪 H1912 可動レバ− H2000 タンクホルダー H2300 ジョイントシ−ル部 H2400 ビス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吐出する複数の吐出口と前記吐出
    口から該液体を吐出するための液体を供給する複数のノ
    ズルと該ノズル内で液体を吐出するためのエネルギーを
    発生する複数の記録素子とを有し、該複数のノズルに連
    通して各々の吐出口に液体を供給するための共通液体供
    給路を有する液体吐出記録ヘッドにおいて、共通液体供
    給路から各々のノズルに連通する開口部及びノズル及び
    吐出口のすべての開口面積より大きい開口面積を有する
    吐出口とノズルで形成されたサブ流路を液体を吐出する
    複数のノズル列の最外部に1つ以上設けたことを特徴と
    する液体吐出記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記サブ流路から液体を吐出することが
    可能であることを特徴とする請求項1記載の液体吐出記
    録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記サブ流路の吐出口及びノズルの両方
    もしくはどちらか一方が閉塞されて使用されることを特
    徴とする請求項1または2に記載の液体吐出記録ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】 前記サブ流路の吐出口とノズルの両方ま
    たはどちらか一方が光硬化型の接着剤により閉塞されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    液体吐出記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記サブ流路の吐出口とノズルの両方ま
    たはどちらか一方がノズル形成樹脂を熱溶融することに
    より閉塞されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の液体吐出記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 液体を吐出する複数の吐出口と前記吐出
    口から該液体を吐出するための液体を供給する複数のノ
    ズルと該ノズル内で液体を吐出するためのエネルギーを
    発生する複数の記録素子とを有し、該複数のノズルに連
    通して各々の吐出口に液体を供給するための共通液体供
    給路を有する液体吐出記録ヘッドにおいて、共通液体供
    給路と連通するノズル及び吐出口の開口面積より大きい
    開口面積を有し共通液体供給路から大気に連通するサブ
    開口部を1つ以上設けたことを特徴とする液体吐出記録
    ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記サブ開口部は閉塞して使用されるこ
    とを特徴とする請求項6記載の液体吐出記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記サブ開口部を光硬化型の接着剤によ
    り閉塞されていることを特徴とする請求項7に記載の液
    体吐出記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記サブ開口部はサブ開口部形成材料を
    熱溶融することにより閉塞されていることを特徴とする
    請求項8に記載の液体吐出記録ヘッド。
JP2002143085A 2002-05-17 2002-05-17 液体吐出記録ヘッド、及び液体吐出記録装置 Withdrawn JP2003334944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002143085A JP2003334944A (ja) 2002-05-17 2002-05-17 液体吐出記録ヘッド、及び液体吐出記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002143085A JP2003334944A (ja) 2002-05-17 2002-05-17 液体吐出記録ヘッド、及び液体吐出記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003334944A true JP2003334944A (ja) 2003-11-25

Family

ID=29703191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002143085A Withdrawn JP2003334944A (ja) 2002-05-17 2002-05-17 液体吐出記録ヘッド、及び液体吐出記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003334944A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076111A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Ricoh Co Ltd インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2007015343A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Brother Ind Ltd インクジェットヘッド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076111A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Ricoh Co Ltd インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP4624042B2 (ja) * 2004-09-09 2011-02-02 株式会社リコー インクジェットヘッドの製造方法
JP2007015343A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Brother Ind Ltd インクジェットヘッド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4646665B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2007283501A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP5002232B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4672840B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP3768973B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録ヘッドの製造方法
JP2005219419A (ja) インクジェット記録装置
JP4780875B2 (ja) インクジェット記録ヘッドの製造方法
JP4823038B2 (ja) インクジェットヘッドカートリッジ、記録ヘッド、インク収納容器及びインクジェットヘッドカートリッジの製造方法
JP2007144879A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP4261745B2 (ja) 液体吐出記録ヘッドカートリッジおよび記録装置
JP2003334944A (ja) 液体吐出記録ヘッド、及び液体吐出記録装置
JP2007276385A (ja) インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JP2007055090A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP4756942B2 (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP4683588B2 (ja) 液体吐出記録ヘッドおよび液体吐出記録装置
JP4781462B2 (ja) 液体吐出記録ヘッドの製造方法
JP2004034538A (ja) 液体吐出ヘッド
JP4612873B2 (ja) インジェットヘッド及び該インクジェットヘッドのインク注入方法
JP4444462B2 (ja) 液体吐出記録ヘッド、および、それを備える記録装置
JP2007261171A (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2006159735A (ja) 液体吐出ヘッドならびに前記液体吐出ヘッドを用いた画像形成装置
JP2007160867A (ja) 液体吐出記録ヘッド
JP2007313667A (ja) 液体吐出記録ヘッド
JP2006231742A (ja) インクジェット記録装置、およびこれを用いた吸引回復方法
JP2005161721A (ja) インクジェット記録ヘッドカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802