JPH10264062A - 産業用ロボット装置 - Google Patents

産業用ロボット装置

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JPH10264062A
JPH10264062A JP9066101A JP6610197A JPH10264062A JP H10264062 A JPH10264062 A JP H10264062A JP 9066101 A JP9066101 A JP 9066101A JP 6610197 A JP6610197 A JP 6610197A JP H10264062 A JPH10264062 A JP H10264062A
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work
robot
driving
clamp
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Akira Kajii
亮 梶井
Toshimi Sato
利美 佐藤
Etsuro Saijo
悦郎 西條
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な手段を用いてロボットをワークの動き
に同期させることによりロボットの作業精度の向上を図
ること。 【解決手段】 ロボット8の作業範囲内に、支持アーム
13を搬送レール1に沿って移動可能に構成されたハン
ガ駆動装置11を設け、支持アーム13にはハンガ3の
プレート3fを挟持可能なハンガクランプ14を設け、
コントロールユニット9は、ロボット8の作業範囲にハ
ンガ3が送られてきたことを検出したら、ハンガクラン
プ14によりプレート3fを挟持した後、ハンガ3の係
合爪3eとパワーチェーン6の駆動爪6bとの係合を外
してハンガ3をパワーチェーン6による駆動伝達系統か
ら切り離した状態でハンガ3を移動させ、この間に、ロ
ボット8によりハンガ駆動装置11の作動に同期させな
がら作業を行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、工場においてワ
ークに対して種々の加工を行う産業用ロボットに関し、
特に、ハンガにより搬送されるワークと、このワークに
対して加工を行うロボットとを同期させる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 従来、自動車のボディを加工する工場
では、図8に概略を示すように、ワークとしてのボディ
01をハンガ02で支持し、このハンガ02を搬送レー
ル03に吊り下げ、かつ、搬送レール03に沿ってモー
タ04により駆動されるチェーン05に設けられている
駆動爪06を、ハンガ02の係合爪07に係合させて駆
動伝達させることによりボディ01を搬送させるように
構成されており、また、このように搬送されるボディ0
1に沿ってロボット08の先端の作業手段部09を移動
させながら溶接やナット締めなどの作業を行うように構
成されている。なお、図中010はロボット08の駆動
を制御するコントロールユニットである。このような構
成ではコントロールユニット010は、モータ04の駆
動に応じてパルスを発生させるパルス発生器011から
信号を受けてハンガ02の移動速度(位置)を検出し、
これに応じてロボット08の駆動を制御するように構成
されている。また、他の産業用ロボット装置として、例
えば、特開昭61−111893号公報に記載のものが
知られている。この従来の産業用ロボット装置は、上記
のように搬送されるワークの位置を検出する光学的セン
サを複数設け、これらのセンサからの信号に基づいて三
次元的にワークの位置を検出し、この検出位置に基づい
てロボットの駆動を制御するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前者
の従来技術にあっては、ボディ(ワーク)01の速度を
パルス発生器01からの信号により検出してこれに基づ
いてボディ01の移動とロボット08の作動とを同期さ
せる構成であるから、構成が簡単で安価であるという利
点は有しているものの、以下に述べるような問題点を有
していた。すなわち、ハンガ02をチェーン05に係合
させてハンガ02およびボディ01を移動させる構成で
は、搬送レール03とハンガ02との間の摩擦が一定し
ていなかったり、あるいは搬送レール03に傾きがあっ
たりして、チェーン05の駆動爪06とハンガ02の係
合爪07が常時係合してハンガ02が常時チェーン05
と等速で移動するものではなく、両爪06,07の係合
後、ハンガ02がチェーン05に押されてチェーン05
よりも先に進んだ(ゴー)後、いったん停止し(ストッ
プ)、再び、両爪06,07が係合して移動を開始する
(ゴー)というようなゴー・ストップを繰り返すことが
ある。よって、チェーン05の動きとハンガ02との動
きは、常に同期しているわけではないのに、前者の技術
ではチェーン05を駆動させるモータ04に同期するパ
ルス発生器011の信号にロボット08の駆動を同期さ
せているため、ロボット08の動きとボディ01動きと
が同期しない場合があり、作業不良が発生するおそれが
あった。それに対して、後者の従来技術では、ワークの
位置を三次元的に検出することができロボットの駆動を
ワークの動きに対して完全に同期させることが可能であ
るものの、光学的センサを複数必要とし、コストが高い
という問題点を有していた。本発明は、上述の従来の問
題点に着目してなされたもので、安価な手段を用いてロ
ボットをワークの動きに同期させることによりロボット
の作業精度の向上を図ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ために請求項1記載の発明は、作業対象であるワークに
対して溶接やナット締めなどの所定の作業を行う作業手
段部、ならびにこの作業手段部を自在に移動させる移動
手段を備え、所定のプログラムに沿って前記作業手段部
を移動させながら前記作業を実行することが可能なロボ
ットと、このロボットが設置されてロボットが移動可能
な範囲である作業範囲の上方を通って配索された搬送レ
ールと、この搬送レールに沿って移動可能であるととも
に、前記ワークを支持可能に形成されたハンガと、第1
駆動手段により与えられる駆動力により前記搬送レール
に沿ってエンドレス駆動するパワーチェーンと、このパ
ワーチェーンに設けられて前記ハンガに設けられた係合
爪と係合可能に形成された駆動爪と、を備え、前記駆動
爪が係合爪と係合してハンガにパワーチェーンから駆動
力が与えられてハンガと共にワークが搬送レールに沿っ
て移動し、この移動するワークに対してロボットが所定
の作業を行うように構成された産業用ロボット装置にお
いて、前記ロボットの作業範囲内に、支持アームを前記
搬送レールに沿って移動可能に構成されたハンガ駆動装
置が設けられ、前記支持アームには前記ハンガの所定部
位を挟持した状態と挟持しない状態とに変更可能である
とともに、この挟持しない状態ではハンガ駆動装置によ
る支持アームの移動時に前記ハンガならびにワークと干
渉しないように構成されたハンガクランプが設けられ、
このハンガクランプ、ハンガ駆動装置およびロボットの
作動を制御するコントロールユニットが設けられ、この
コントロールユニットは、ロボットの作業範囲にハンガ
が送られてきたことを検出したら、ハンガクランプによ
りハンガの所定部位を挟持した後、このハンガの係合爪
とパワーチェーンの駆動爪との係合が外れる位置までハ
ンガを移動させ、この係合解除状態を維持させながらハ
ンガ駆動装置によりハンガを移動させ、この間に、前記
ロボットによりハンガ駆動装置の作動に同期させながら
所定の作業を行うように構成されていることを特徴とす
る。請求項2記載の発明では、請求項1記載の産業用ロ
ボット装置において、前記第1駆動手段の駆動状態を示
す信号を出力するパルス発生器が設けられ、前記コント
ロールユニットは、前記両爪の係合解除状態を維持させ
ながらハンガ駆動装置によりハンガを移動させるにあた
り、この移動を前記パルス発生器の出力に同期させて行
うよう構成されていることを特徴とする。請求項3記載
の発明では、請求項1または2記載の産業用ロボット装
置において、前記ハンガクランプは、前記支持アームに
対して上下方向移動可能に支持されているとともに、ハ
ンガクランプを上下動させる第2駆動手段が設けられ、
前記ハンガの上端部には、前記ハンガクランプが挟持す
る所定部位としてのプレートが設けられ、前記ハンガク
ランプは、支持アームに対して降下されたときに、前記
プレートに搬送方向で正対する本体と、この本体の正体
側から本体に当接あるいは近接させた位置と本体から離
れた位置とに回動可能に本体に支持されたロック体と、
このロック体を回動させる第3駆動手段と、を備え、前
記ロック体を本体に近接あるいは当接させる位置に回動
させて前記プレートを挟持するよう構成されていること
を特徴とする。請求項4記載の発明では、作業対象であ
るワークに対して溶接やナット締めなどの所定の作業を
行う作業手段部、ならびにこの作業手段部を自在に移動
させる移動手段を備え、所定のプログラムに沿って前記
作業手段部を移動させながら前記作業を実行することが
可能なロボットと、このロボットが設置されてロボット
が移動可能な範囲である作業範囲の上方を通って配索さ
れた搬送レールと、この搬送レールに沿って移動可能で
あるとともに、前記ワークを支持可能に形成されたハン
ガと、第1駆動手段により与えられる駆動力により前記
搬送レールに沿ってエンドレス駆動するパワーチェーン
と、このパワーチェーンに設けられて前記ハンガに設け
られた係合爪と係合可能に形成された駆動爪と、を備
え、前記駆動爪が係合爪と係合してハンガにパワーチェ
ーンから駆動力が与えられてハンガと共にワークが搬送
レールに沿って移動し、この移動するワークに対してロ
ボットが所定の作業を行うように構成された産業用ロボ
ット装置において、前記ロボットの作業範囲内の床面
に、前記搬送レールの配索方向に沿ってリフタを移動さ
せる走行装置が設けられ、前記リフタは前記ハンガに支
持されたワークをハンガから持ち上げ可能に構成され、
前記リフタ、走行装置およびロボットの作動をコントロ
ールするコントロールユニットが設けられ、前記コント
ロールユニットは、ロボットの作業範囲にハンガが送ら
れてきたことを検出したら、前記リフタによりワークを
持ち上げてハンガから切り離し、さらに、このハンガか
ら切り離した状態を維持させながら走行装置によりワー
クを移動させ、この間に、前記ロボットにより走行装置
の作動に同期させながら所定の作業を行うように構成さ
れていることを特徴とする。請求項5記載の発明では、
請求項4記載の産業用ロボット装置において、前記第1
駆動手段の駆動状態を示す信号を出力パルス発生器が設
けられ、前記コントロールユニットは、ワークをハンガ
から切り離した状態を維持させながら走行装置により移
動させるにあたり、前記ワークの移動を前記パルス発生
器の出力に同期させるよう構成されていることを特徴と
する。
【0005】
【作用】 請求項1記載の発明の作動を説明する。作業
対象であるワークは、ハンガに支持されて搬送レールに
吊り下げられている。そして、この搬送レールに沿って
移動しているパワーチェーンに設けられている駆動爪が
ハンガに設けられている係合爪と係合して、パワーチェ
ーンの駆動力がハンガに伝達され、ワークを支持してい
るハンガが、搬送レールに沿って移動する。このように
して、ハンガならびにワークがロボットの作業範囲に搬
送されてくると、コントロールユニットは、それを検出
して、まず、ハンガクランプによりハンガの所定部位を
挟持し、次に、前記駆動爪と係合爪との係合が外れるよ
うにパワーチェーンの移動速度よりも速い速度でハンガ
を前進させるべく、クランプが設けられている支持アー
ムをハンガ駆動装置により移動させ、さらに、このよう
に両係合爪の係合が外れた状態を維持させながら保ちな
がらハンガを移動させるようハンガ駆動装置を作動させ
てワークを搬送させ、この間、ロボットにより所定の作
業を行うが、この時、ロボットの作業はハンガ駆動装置
の作動に同期させる。すなわち、ハンガはハンガクラン
プにより挟持されているから、ハンガならびにこれに支
持されたワークの動きはハンガクランプの動きに同期し
ており、このハンガクランプの動きはハンガ駆動装置に
より成される。したがって、ロボットをハンガ駆動装置
の作動に同期させることにより、ロボットはワークの実
際の動きに同期して作業して高い加工精度が得られるも
のである。請求項2記載の発明では、上述のように係合
爪と駆動爪との係合を解除した状態を維持させながらハ
ンガ駆動装置によりハンガを移動させるときには、パワ
ーチェーンに駆動させる第1駆動手段の駆動状態を示す
パルス発生器の出力に同期させてハンガ駆動装置を作動
させるものであり、この場合、駆動爪の移動を高い精度
で検出して両爪の係合解除状態の維持が確実に成され
る。請求項3記載の発明では、ハンガクランプによりハ
ンガの上端部に設けられたプレートを挟持するにあた
り、まず、第2駆動手段によりハンガクランプの本体が
プレートに対向する高さまでハンガクランプ支持アーム
に対して下降させ、次に、プレートが本体に当接あるい
は近接されたら第3駆動手段を駆動させてロック体を回
動させて、本体とロック体との間にプレートを挟持す
る。その後、作業を終了したら、第3駆動手段によりロ
ック体を元の位置に戻して挟持状態を解除し、第2駆動
手段によりハンガクランプの本体とハンガのプレートト
が対向しなくなるまでハンガクランプを上昇させ、ハン
ガ駆動装置によりハンガクランプならびに支持アームを
もとの位置に戻す。この場合、本体とプレートとが対向
していないから、両者が衝突することなくハンガクラン
プを移動させることができる。
【0006】次に、請求項4記載の発明の作動を説明す
る。上記と同様にしてハンガならびにワークがロボット
の作業範囲に搬送されてくると、コントロールユニット
は、それを検出して、まず、リフタを作動させてワーク
をハンガから持ちあげて、ワークとハンガとを切り離
す。次に、コントロールユニットは走行装置によりリフ
タを移動させてワークを移動させるが、この時ワークを
ハンガから切り離した状態を維持させる。そして、この
間、ロボットにより所定の作業を行うが、この時、ロボ
ットの作業は走行装置の作動に同期させる。すなわち、
ワークはリフタに持ち上げられてハンガとの関係を絶た
れているから、ワークの動きはリフタの動きに同期して
おり、このリフタの動きは走行装置により成される。し
たがって、ロボットを走行装置の作動に同期させること
により、ロボットがワークの実際の動きに同期して作業
して高い加工精度が得られるものである。請求項5記載
の発明では、上述のようにワークをハンガから切り離し
た状態を維持させながら走行装置によりワークを移動さ
せるときには、パワーチェーンに駆動させる第1駆動手
段の駆動状態を示すパルス発生器の出力に同期させて走
行装置を作動させるものであり、この場合、ハンガの動
きを高い精度で検出してワークとハンガとの切り離し状
態の維持が確実に成される。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下に、本発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。なお、実施の形態について説
明するにあたり、自動車の製造ラインを例にとって説明
する。 (実施の形態1)図1は実施の形態1の産業用ロボット
装置を示す全体図である。図において1は搬送レールで
あり、工場ラインの上部に沿って配索され、この搬送レ
ール1は、図2に示すように、支持枠2の下端に断面コ
の字形状のレールを対向させて設けて構成されている。
前記搬送レール1には、ハンガ3が吊り下げられてい
る。すなわち、前記ハンガ3は、上端部の基部3aの上
部に、前記搬送レール1を転動するローラ3bが設けら
れ、この基部3aの下部に、ワーク4を支持する枠部3
cが結合されている。前記支持枠2の上部中央には、前
記搬送レール1の上方位置に搬送レール1に沿ってパワ
ーレール5が配索されている。このパワーレール5に
は、パワーチェーン6に連結されたローラ6aが転動可
能に設けられている。すなわち、図1に示すように、前
記パワーチェーン6には所定間隔ごとに前記ローラ6a
が連結されており、かつ、第1駆動手段としての第1モ
ータ7により駆動力が伝達可能となっており、パワーチ
ェーン6は第1モータ7を駆動させるとパワーレール5
に沿ってエンドレスで移動するよう構成されている。な
お、図において図中左方向がワークの進行方向である。
また、前記パワーチェーン6には、図4に示すように、
前記ローラ6aが設けられている位置およびその他の位
置において駆動爪6bが下方に突設されている。この駆
動爪6bは、前記ハンガ3から前後に延在されたアーム
部3dの前端部において上方に突設された係合爪3eと
搬送方向で係合可能に構成されている。すなわち、パワ
ーチェーン6が第1モータ7の駆動力で移動すると、駆
動爪6bと係合爪3eとが係合してハンガ3が搬送レー
ル1に沿ってパワーチェーン6と等速で移動するもので
あり、このようにしてハンガ3に支持されたワーク4が
工場のラインに沿って移動するものである。
【0008】図1に戻り、前記搬送レール1の下方の工
場床上には、ロボット8が設けられている。このロボッ
ト8は、例えば、アーム8aの先端に溶接を行ったりあ
るいはナット締めを行ったりする作業部(作業手段部)
8bが設けられている。このロボット8は、床面に固定
されていたり、あるいは床面上を移動可能であったりす
るが、いずれにしてもコントロールユニット9の制御に
基づいて、前記作業部8bは、搬送されるワーク4とと
もに移動しながら作業を行うよう構成されている。な
お、前記第1モータ7にはパルス発生器10が設けら
れ、この第1モータ7の駆動に同期した信号がコントロ
ールユニット9に入力されるように構成されている。以
上説明した構成は、従来技術と同様である。
【0009】以下に、本発明の特徴的な構成について説
明する。前記ロボット8が作業を行う作業範囲におい
て、ハンガ駆動装置11が両レール1,5に沿って設け
られている。このハンガ駆動装置11は、従来、ロボッ
ト8を移動させるのに一般的に用いられている装置と同
じものを用いており、駆動源としての第2モータ12
と、この第2モータ12により回転され、かつ、前記パ
ワーレール5ならびに搬送レール1と略平行に配索され
た図示を省略した走行軸と、この走行軸の外周に装着さ
れて走行軸の回転に伴って搬送方向に移動する支持アー
ム13とで構成されている。したがって、第2モータ1
2を駆動させると、その回転方向に応じて支持アーム1
3が図1の左右方向であるワークの進行方向に沿って移
動するよう構成されている。前記支持アーム13には、
前記ハンガ3の上端部に上方に突設されたプレート3f
を挟持するハンガクランプ14が設けられている。すな
わち、前記ハンガクランプ14は、図2に示すように、
支持アーム13に上下に移動可能に支持されているとと
もに、第2駆動手段としての図外のモータあるいはシリ
ンダの駆動により上下移動可能に構成され、下方に移動
したときに前記ハンガ3のプレート3fと搬送方向で対
向し上方に移動したときにはこの搬送方向で対向しない
よう構成された板状の素材により略への字形状に形成さ
れた本体14aと、図3に示すように前記本体14aに
設けられたブラケット14bに回動可能に支持されてい
るとともに、第3駆動手段としてのシリンダ14cで駆
動されるロック体14dとを備えている。したがって、
シリンダ14cを伸長させたときには、図3において実
線で示すように、前記本体14aとロック体14dとで
前記プレート3fを挟持可能であり、一方、シリンダ1
4cを短縮させたときには、同図において想像線で示す
ように、ロック体14dを持ち上げて挟持状態を解除可
能である。また、図示のように前記本体14aには、前
記プレート3fが本体14aに接触あるいは近接したこ
とを検出する、光電式あるいは接触式のプレート検出セ
ンサ15が設けられており、このプレート検出センサ1
5の検出信号(本形態では、プレート3fの検出でON
となりそれ以外でOFFである)は前記コントロールユ
ニット9に入力される。
【0010】図1に戻り、前記搬送レール1には、前記
ロボット8による作業範囲の作業開始位置に前記ハンガ
3が到着したときに、ハンガ3の前端が衝突することで
これを検出する(本形態では衝突時にONとなりそれ以
外ではOFFである)ハンガ到着センサ16と、前記ロ
ボット8による作業範囲の終端位置を前記ハンガ3が越
えてしまったときにハンガ3の前端が衝突することでこ
れを検出するオーバラン検出センサ17(本形態では衝
突時にONとなりそれ以外ではOFFである)とが設け
られており、両センサ16,17の信号も前記コントロ
ールユニット9に入力される。
【0011】次に、実施例の動作を図5のコントロール
ユニットの制御流れを示すフローチャートに基づいて説
明する。産業ロボット装置の作動時には、第1モータ7
が駆動されてパワーチェーン6が移動しており、このパ
ワーチェーン6の駆動爪6bに係合爪3eで係合された
ハンガ3が、ワーク4と共に図1において右から左に移
動される。この移動によりハンガ3の前端部がハンガ到
着センサ16に衝突すると、ハンガ到着センサ16の出
力がOFFからONになり、ステップS1からS2に進
んで、コントロールユニット9は、ハンガクランプ14
を下降させる。ちなみに、当初、ハンガクランプ14を
支持する支持アーム13は原点位置に配置されており、
この原点位置では、ハンガ3がハンガ到着センサ16と
衝突する位置にあるとき、下降させたハンガクランプ1
4の本体14aとハンガ3のプレー3fととは、図1に
示すようにハンガ進行方向で離間している位置関係にあ
る。したがって、ステップS3では、プレート検出セン
サ15は、当初OFFとなっており、ステップS3を繰
り返している。そして、ハンガ3が移動されてプレート
3fがハンガクランプ14の本体14aに接触あるいは
近接してプレート検出センサ15がONとなると、ステ
ップS3からS4に進んで、コントロールユニット9は
シリンダ14cを駆動させて、ロック体14dを回動さ
せて本体14aとの間にプレート3fを挟持する(図3
参照)。ここで、コントロールユニット9は、第2モー
タ12を第1モータ7よりも高速駆動させて、ハンガ3
を例えば50mmほど前進させて、図4に示すように、
係合爪3eを駆動爪6bから切り離す(ステップS
5)。さらに、この状態からコントロールユニット9
は、パルス発生器10の出力に同期させてハンガ駆動装
置11の第2モータ12を駆動させる(ステップS
6)。したがって、係合爪3eと駆動爪6bの間隔mを
一定に保った状態でハンガ3が進行する。この時、ハン
ガ3はハンガクランプ14によりシッカリと挟持されて
いるため、ハンガ3の位置は第2モータ12の駆動状態
と完全に同期しており、パワーチェーン6の駆動爪6b
と係合しているときのようにゴー・ストップを繰り返し
てロボット8と同期しなくなることがない。そして、こ
のようにハンガ3の進行が第2モータ12の駆動状態と
完全に同期している状態において、コントロールユニッ
ト9は、ロボット8により所定の作業を行う。この場
合、ハンガ3の位置を正確に知ることができるから、作
業を確実に行うことができる。その後、ステップS7に
おいて、ロボット8の作業が完了したか否かを判定し、
作業が完了すればステップS8に進み、完了しなければ
ステップS11に進んで、オーバラン検出センサ17が
ONであるかOFFであるかを判定し、OFFであれば
ステップS7に戻り、ONであればステップS12に進
む。すなわち、ロボット8の作業が順調に終われば、ス
テップS8に進むが、ロボット8の作業が終了しないう
ちにハンガ3がロボット8の作業範囲を越えてオーバラ
ンした場合には、ステップS12に進むものである。
【0012】そして、ロボット8が順調に作業を終えて
ステップS8に進んだ場合には、コントロールユニット
9はシリンダ14cを短縮させてハンガクランプ14に
よるプレート3fの挟持を解除した後、ハンガクランプ
14を上昇させ(ステップS9)、さらに、第2モータ
12を逆転させて支持アーム13ならびにハンガクラン
プ14を原点位置に戻す(ステップS10)。
【0013】一方、ロボット8の作業が終わらないうち
にハンガ3がオーバランした場合、コントロールユニッ
ト9は、第1モータ7の駆動を停止させる信号を出力し
て(ステップS12)パワーチェーン6を停止させ(ス
テップS13)、この状態でロボット8の作業を続行さ
せてロボットの作業を終了させ(ステップS14)、そ
の後、コントロールユニット9はシリンダ14cを短縮
させてハンガクランプ14によるプレート3fの挟持を
解除させ(ステップS15)、その後、第1モータ7の
駆動を再開させる信号を出力して(ステップS17)、
パワーチェーン6を起動させ(ステップS18)た後、
ステップS10に進んで、支持アーム13ならびにハン
ガクランプ14を原点位置に戻す。
【0014】以上説明したように、本実施の形態1で
は、ロボット8の作業範囲では、その作業中にハンガ3
を第2モータ12に完全に同期させて移動させるため、
従来のように、ゴー・ストップを繰り返して同期しなく
なることがなく、ロボット8の作業を確実に行うことが
でき、しかも、このような完全同期を得るにあたり、高
価な光学的なセンサを複数設けることなく、従来からロ
ボット8を移動させるための既存の装置をそのまま利用
したハンガ駆動装置11を用い、このハンガ駆動装置1
1により移動される支持アーム13にハンガクランプ1
4を設けた簡単で安価な構成により達成できるという効
果が得られる。また、このような構成では既設のライン
をそのままに後付けができ、既設のラインの変更が少な
く、この点でも設備投資を抑えて経済的に有利であると
いう効果が得られる。加えて、本実施の形態1では、ロ
ボット8の作業中はハンガ3はパワーチェーン6との連
係が完全に絶たれるため、パワーチェーン6の振動によ
るハンガ3の振動を無くすことができ、作業精度が向上
するという効果が得られる。
【0015】(実施の形態2)次に、図6,7に示す実
施の形態2について説明する。なお、この実施の形態2
について説明するにあたり、実施の形態1と同様の構成
には実施の形態1と同じ符号を付けて説明を省略する。
搬送レール1、ハンガ3、パワーレール5、パワーチェ
ーン6、ロボット8、ハンガ到着センサ16、オーバラ
ン検出センサ17は実施の形態1と同様の構成である。
前記ロボット8が設置された床面には、実施の形態1の
ハンガ駆動装置11と同様の走行装置21が設けられて
おり、この走行装置21によりリフタ22が移動される
ように構成されている。すなわち、前記走行装置21
は、駆動源となる第3モータ21aと、この第3モータ
21aにより回転されてワーク進行方向に沿って延在さ
れた図示を省略した駆動軸と、この駆動軸の回転に伴っ
て駆動軸に沿って移動する支持体21bとから構成され
ている。そして、前記支持体21bに、モータや、油圧
あるいは空気圧シリンダなどのアクチュエータの駆動に
基づき支持体21bに対して上下動可能であり、かつ、
上昇時には前記ハンガ3に支持されているワーク4をハ
ンガ3から離間させて持ち上げることが可能な前記リフ
タ22が取り付けられている。なお、前記支持体21b
には、前記リフタ22がワーク4をハンガ3から持ち上
げた位置である上限位置を検出する上限確認センサ23
が設けられている。
【0016】コントロールユニット24は、実施の形態
1と同様にパルス発生器10、ハンガ到着センサ16、
オーバラン検出センサ17から信号を入力するのに加え
て前記上限確認センサ23からの信号を入力して、前記
第1モータ7、第3モータ21aおよびリフタ22(実
際にはリフタ22のアクチュエータ)の駆動を制御する
よう構成されている。
【0017】次に、実施の形態2の動作を図7のフロー
チャートに基づいて説明する。まず、作動開始時点で支
持体21bならびにリフタ22は、ロボット8の作業範
囲の作業開始位置であってリフタ22が最下降状態であ
る原点位置に配置されている(ステップS21)。ま
た、コントロールユニット24は、パルス発生器10か
ら常時第1モータ7の駆動状態を示す信号を入力してい
る。そして、ハンガ3が到着したか否か、すなわちハン
ガ到着センサ16がONかOFFかの判定(ステップS
22)を繰り返し、ハンガ到着を検出した時点でステッ
プS23に進んでリフタ22を上昇させる。なお、フロ
ーチャートでは省略しているが、このハンガ到着時に、
車種信号を判別して、車種の違いにより予め設定されて
いるロボット8の作業内容を選択するものである。そし
て、上限確認センサ23によりリフタ22が上限まで上
昇したのを確認したら(ステップS24)、リフタ22
の上昇を停止させる(ステップS25)。この時点でリ
フタ22はワーク4を持ち上げてハンガ3から切り離
し、それと同時に、第3モータ21aを第1モータ7の
駆動状態に同期させて駆動させる(ステップS26)。
すなわち、ハンガ3とワーク4とが切り離されても両者
の進行方向に対する相対的な位置の基本的にずれが生じ
ないように、第1モータ7の駆動力で図6中左方向に進
行しているハンガ3とリフタ22で持ち上げられている
ワーク4とを基本的に等速度で移動させるために、第3
モータ21aを第1モータ7と同期させて駆動させるも
のである。そして、このように走行装置21により移動
されて前述したゴー・ストップの無い状態のワーク4に
対してロボット8による作業を行う(ステップS2
7)。このロボット8の作業を行っている間、実施の形
態1と同様に、作業終了前にオーバランを検出するか否
かを判定している(ステップS28,S29)。この場
合、オーバランなしにロボット8の作業が終了すれば、
リフタ22を下降させて(ステップS30)、支持体2
1bならびにリフタ22を原点位置に復帰させるべく走
行装置21ならびにリフタ22を駆動させる。ちなみ
に、この時、同時に作業が完了したことを表示するとと
もに車種信号のリセットを行う。一方、ロボット8の作
業が終了しないうちにハンガ3ならびにこれに同期して
移動するワーク4がオーバラン位置まで移動した場合に
は、作業未終了処理を行う(ステップS32)。この作
業未終了処理とは、例えば、ロボット8の作業を中止し
て、それを表示したり、あるいは、ラインを停止(第1
モータ7の駆動を停止)させるとともに、走行装置21
によるワーク4の進行(第3モータ21aの駆動を停
止)させ、この状態でロボット8が作業を終了するまで
作業させたりする処理などである。
【0018】以上説明したように、実施の形態2にあっ
ては、ロボット8の作業中は、ワーク4をリフタ22に
よりハンガ3から持ち上げて走行装置21により進行さ
せるようにしたため、従来のパワーチェーン6により進
行されるハンガ3でワーク4を支持している場合のよう
に、ゴー・ストップが生じることがなく、ロボット8の
移動とワーク4の移動とを完全に同期させることができ
るとともに、ワーク4が振動することが無い。このた
め、ロボット8の作業精度が向上する。さらに、走行装
置21ならびにリフタ22は既設のラインに容易に設置
可能であり、また走行装置21として既存のロボット走
行軸を利用しているから、汎用性が高いとともに、製造
コストを低く抑えることができる。
【0019】
【発明の効果】 以上説明してきたように請求項1記載
の産業用ロボット装置にあっては、ロボットの作業時に
は、ハンガをパワーチェーンによる駆動伝達系統から切
り離してハンガ駆動装置によりハンガを移動させるよう
にし、かつ、ロボットの作業をハンガ駆動装置に同期さ
せるように構成したため、ロボットはワークの実際の動
きに同期して作業を行い高い加工精度が得られるという
効果を奏するものである。請求項2記載の発明では、係
合爪と駆動爪との係合を解除した状態を維持させながら
ハンガ駆動装置によりハンガを移動させるときには、パ
ワーチェーンに駆動させる第1駆動手段の駆動状態を示
すパルス発生器の出力に同期させてハンガ駆動装置を作
動させるよう構成したため、駆動爪の移動を高い精度で
検出して両爪の係合解除状態の維持が確実に成されると
いう効果が得られる。請求項3記載の発明では、ハンガ
クランプの構成をより完成度の高い構成とすることがで
きる。請求項4記載の発明では、ロボットの作業時には
ワークはリフタにより持ち上げてハンガから切り離して
走行装置により移動させ、かつ、ロボットの作業を走行
装置の作動に同期させるように構成したため、ロボット
がワークの実際の動きに同期して作業を行い高い加工精
度が得られるという効果を奏する。請求項5記載の発明
では、ワークをハンガから切り離した状態を維持させな
がら走行装置によりワークを移動させるときには、パワ
ーチェーンに駆動させる第1駆動手段の駆動状態を示す
パルス発生器の出力に同期させて走行装置を作動させる
よう構成したため、ハンガの動きを高い精度で検出して
ワークとハンガとの切り離し状態の維持が確実に成され
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態1の産業用ロボット装置を示
す側方から見た全体図である。
【図2】実施の形態1の要部の正面図である。
【図3】実施の形態1の要部を拡大した側面図である。
【図4】実施の形態1の要部を拡大した側面図である。
【図5】実施の形態1のコントロールユニットの制御流
れを示すフローチャートである。
【図6】実施の形態2を示す側方から見た全体図であ
る。
【図7】実施の形態2のコントロールユニットの制御流
れを示すフローチャートである。
【図8】従来技術を示す全体図である。
【符号の説明】
1 搬送レール 2 支持枠 3 ハンガ 3a 基部 3b ローラ 3c 枠部 3d アーム部 3e 係合爪 3f プレート 4 ワーク 5 パワーレール 6 パワーチェーン 6a ローラ 6b 駆動爪 7 第1モータ(第1駆動手段) 8 ロボット 8a アーム 8b 作業部(作業手段部) 9 コントロールユニット 10 パルス発生器 11 ハンガ駆動装置 12 第2モータ 13 支持アーム 14 ハンガクランプ 14a 本体 14b ブラケット 14c シリンダ(第3駆動手段) 14d ロック体 15 プレート検出センサ 16 ハンガ到着センサ 17 オーバラン検出センサ 21 走行装置 21a 第3モータ 21b 支持体 22 リフタ 23 上限確認センサ 24 コントロールユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業対象であるワークに対して溶接やナ
    ット締めなどの所定の作業を行う作業手段部、ならびに
    この作業手段部を自在に移動させる移動手段を備え、所
    定のプログラムに沿って前記作業手段部を移動させなが
    ら前記作業を実行することが可能なロボットと、 このロボットが設置されてロボットが移動可能な範囲で
    ある作業範囲の上方を通って配索された搬送レールと、 この搬送レールに沿って移動可能であるとともに、前記
    ワークを支持可能に形成されたハンガと、 第1駆動手段により与えられる駆動力により前記搬送レ
    ールに沿ってエンドレス駆動するパワーチェーンと、 このパワーチェーンに設けられて前記ハンガに設けられ
    た係合爪と係合可能に形成された駆動爪と、 を備え、前記駆動爪が係合爪と係合してハンガにパワー
    チェーンから駆動力が与えられてハンガと共にワークが
    搬送レールに沿って移動し、この移動するワークに対し
    てロボットが所定の作業を行うように構成された産業用
    ロボット装置において、 前記ロボットの作業範囲内に、支持アームを前記搬送レ
    ールに沿って移動可能に構成されたハンガ駆動装置が設
    けられ、 前記支持アームには前記ハンガの所定部位を挟持した状
    態と挟持しない状態とに変更可能であるとともに、この
    挟持しない状態ではハンガ駆動装置による支持アームの
    移動時に前記ハンガならびにワークと干渉しないように
    構成されたハンガクランプが設けられ、 このハンガクランプ、ハンガ駆動装置およびロボットの
    作動を制御するコントロールユニットが設けられ、 このコントロールユニットは、ロボットの作業範囲にハ
    ンガが送られてきたことを検出したら、ハンガクランプ
    によりハンガの所定部位を挟持した後、このハンガの係
    合爪とパワーチェーンの駆動爪との係合が外れる位置ま
    でハンガを移動させ、この係合解除状態を維持させなが
    らハンガ駆動装置によりハンガを移動させ、この間に、
    前記ロボットによりハンガ駆動装置の作動に同期させな
    がら所定の作業を行うように構成されていることを特徴
    とする産業用ロボット装置。
  2. 【請求項2】 前記第1駆動手段の駆動状態を示す信号
    を出力するパルス発生器が設けられ、 前記コントロールユニットは、前記両爪の係合解除状態
    を維持させながらハンガ駆動装置によりハンガを移動さ
    せるにあたり、この移動を前記パルス発生器の出力に同
    期させて行うよう構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の産業用ロボット装置。
  3. 【請求項3】 前記ハンガクランプは、前記支持アーム
    に対して上下方向移動可能に支持されているとともに、
    ハンガクランプを上下動させる第2駆動手段が設けら
    れ、 前記ハンガの上端部には、前記ハンガクランプが挟持す
    る所定部位としてのプレートが設けられ、 前記ハンガクランプは、支持アームに対して降下された
    ときに、前記プレートに搬送方向で正対する本体と、こ
    の本体の正体側から本体に当接あるいは近接させた位置
    と本体から離れた位置とに回動可能に本体に支持された
    ロック体と、このロック体を回動させる第3駆動手段
    と、を備え、前記ロック体を本体に近接あるいは当接さ
    せる位置に回動させて前記プレートを挟持するよう構成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の産
    業用ロボット装置。
  4. 【請求項4】 作業対象であるワークに対して溶接やナ
    ット締めなどの所定の作業を行う作業手段部、ならびに
    この作業手段部を自在に移動させる移動手段を備え、所
    定のプログラムに沿って前記作業手段部を移動させなが
    ら前記作業を実行することが可能なロボットと、 このロボットが設置されてロボットが移動可能な範囲で
    ある作業範囲の上方を通って配索された搬送レールと、 この搬送レールに沿って移動可能であるとともに、前記
    ワークを支持可能に形成されたハンガと、 第1駆動手段により与えられる駆動力により前記搬送レ
    ールに沿ってエンドレス駆動するパワーチェーンと、 このパワーチェーンに設けられて前記ハンガに設けられ
    た係合爪と係合可能に形成された駆動爪と、 を備え、前記駆動爪が係合爪と係合してハンガにパワー
    チェーンから駆動力が与えられてハンガと共にワークが
    搬送レールに沿って移動し、この移動するワークに対し
    てロボットが所定の作業を行うように構成された産業用
    ロボット装置において、 前記ロボットの作業範囲内の床面に、前記搬送レールの
    配索方向に沿ってリフタを移動させる走行装置が設けら
    れ、 前記リフタは前記ハンガに支持されたワークをハンガか
    ら持ち上げ可能に構成され、 前記リフタ、走行装置およびロボットの作動をコントロ
    ールするコントロールユニットが設けられ、 前記コントロールユニットは、ロボットの作業範囲にハ
    ンガが送られてきたことを検出したら、前記リフタによ
    りワークを持ち上げてハンガから切り離し、さらに、こ
    のハンガから切り離した状態を維持させながら走行装置
    によりワークを移動させ、この間に、前記ロボットによ
    り走行装置の作動に同期させながら所定の作業を行うよ
    うに構成されていることを特徴とする産業用ロボット装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1駆動手段の駆動状態を示す信号
    を出力パルス発生器が設けられ、 前記コントロールユニットは、ワークをハンガから切り
    離した状態を維持させながら走行装置により移動させる
    にあたり、前記ワークの移動を前記パルス発生器の出力
    に同期させるよう構成されていることを特徴とする請求
    項4記載の産業用ロボット装置。
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