JPH10263815A - 消耗電極式パルスアーク溶接機の制御装置 - Google Patents

消耗電極式パルスアーク溶接機の制御装置

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JPH10263815A
JPH10263815A JP9065805A JP6580597A JPH10263815A JP H10263815 A JPH10263815 A JP H10263815A JP 9065805 A JP9065805 A JP 9065805A JP 6580597 A JP6580597 A JP 6580597A JP H10263815 A JPH10263815 A JP H10263815A
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    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/09Arrangements or circuits for arc welding with pulsed current or voltage
    • B23K9/091Arrangements or circuits for arc welding with pulsed current or voltage characterised by the circuits
    • B23K9/092Arrangements or circuits for arc welding with pulsed current or voltage characterised by the circuits characterised by the shape of the pulses produced

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールドガス価格が安価で、かつ溶接継手性
能に優れた溶接方法であるCO2溶接は、ワイヤ端に生
成された溶滴が母材との短絡状態で移行するいわゆる短
絡移行が行われるため、スパッタが多発していた。本発
明は溶滴の移行形態を短絡移行ではなく、アーク空間を
溶滴が落下するドロップ移行にできるパルス出力にし、
かつ溶滴のワイヤ端からの離脱をスムーズに行わせるこ
とでスパッタの改善を行うものである。 【解決手段】 第1パルス時間設定器19はワイヤ送給
量設定器11からの入力値に従う第1パルス時間TP1
をカウントする。第1ベース時間設定器20はワイヤ送
給量設定器11からの入力値に従う第1ベース時間TB
1をカウントする。第2パルス時間設定器21は1パル
ス時間TP1から減算値設定器22の値を減算して得ら
れる第2パルス時間TP2をカウントする。このように
してTP1、TB1、TP2の順で得られたタイムシェ
アー信号は群波形設定器17に入力されてパルス群波形
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CO2ガスを主成
分とするシールドガスを用いて行う消耗電極式パルスア
ーク溶接機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、異なる複数のパルス波形を出力す
る消耗電極式パルスアーク溶接の制御については特開平
1−254385号に記載されたものが知られている。
【0003】図8(a)は従来のパルス出力の波形と溶
接部近傍の状態を同一図上に示したものである。この従
来例では、第2パルスはワイヤ端の溶滴25を溶融池3
5に移行させるパルスであるが、この第2パルスの直前
に出力値が小さい第1パルスが先行して出力されてい
る。この第1パルスを設ける目的は図中B→H期間でワ
イヤ端に成長した溶滴25が第2パルス期間中に溶融池
35と短絡するのを防止し、溶滴のドロップ移行を円滑
に行うことである。この目的はワイヤ端近傍へ前進して
くる溶融池35の挙動を第1パルスのパルス電流による
アーク力で阻止抑制することで達成できる。このことか
ら第1パルスは、溶融池35の挙動を抑制するに十分な
大きさではあるが、溶滴を移行させるだけの大きさを有
しない程度の出力を持ったパルスであり、第1パルスの
出力<第2パルスの出力であることが必須条件である。
【0004】なお、図8(b)は第1パルスの作用効果
を対比するために第1パルスがない場合の溶接部近傍の
状態図であるが、溶融池35がワイヤ側に過度に前進し
てくる結果、H時点で短絡が発生しており、第1パルス
の目的が溶融池35の挙動抑制であることを示してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】CO2ガスを主成分と
するシールドガスを用いるCO2溶接はシールドガス価
格が安価であり、ランニングコストが安価でかつ溶接継
手性能に優れた溶接方法である。しかしながら、上記従
来の消耗電極式パルスアーク溶接の制御では第1のパル
ス出力<第2のパルス出力となっていることからワイヤ
端に生成された溶滴が母材との短絡状態で移行するいわ
ゆる短絡移行が行われるため、スパッタが多発してい
た。
【0006】本発明は溶滴の移行形態を短絡移行ではな
く、アーク空間を溶滴が落下するドロップ移行にできる
消耗電極式パルスアーク溶接機の制御装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の第1の手段は、CO2ガスを主成分とするシ
ールドガスを用い、異なる複数のパルス波形を出力する
消耗電極式パルスアーク溶接機において、ワイヤ送給量
にしたがって決まるパルス時間を有する第1パルスと、
第1パルスよりもパルス時間の短い第2パルスとを、ワ
イヤ送給量にしたがって決まるベース時間を有する第1
ベースを介して、第1パルス、第1ベース、第2パルス
の順で配してなるパルス群を連続的に出力するものであ
る。
【0008】本発明の第2の手段は、第1パルスの出力
値によって第1パルスのパルス時間を決めるものであ
る。
【0009】本発明の第3の手段は、第1パルスの出力
値と第1パルスのパルス時間とワイヤ送給量によって、
第1ベースのベース時間を決めるものである。
【0010】本発明の第4の手段は、第1ベース期間中
のアークインピーダンス検出手段の検出信号が予め設定
された基準値以下になった時点で、第1ベースを終了す
るものである。
【0011】本発明の第5の手段は、ワイヤの端の溶滴
が離脱したことを検知する離脱検知信号で第2パルスを
終了するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の手段によれば、第
1パルスによって溶滴を形成し、第1ベースによってア
ーク長を短くし、その後の第2パルスのピンチ力を増大
させ溶滴離脱を容易にするという作用を有する。
【0013】本発明の第2の手段によれば、第1パルス
によって生成される溶滴量を適正量に制御する作用を有
する。
【0014】本発明の第3の手段によれば、第1パルス
期間中のアーク長の増加分を第1ベース期間中に減少さ
せることで第2パルスを出力する時点でのアーク長を短
絡を発生させない範囲で最小に抑える作用を有する。
【0015】本発明の第4の手段によれば、アーク長を
監視することで第2パルスを出力する時点でのアーク長
を短絡を発生させない範囲で最小に抑える作用を有す
る。
【0016】本発明の第5の手段によれば、離脱検出記
号によって第2パルスを終了することで離脱終了後、母
材溶融池に完全に吸収されるまでの間不安定な状態にあ
る溶滴にかかるアーク力を小さくし、スパッタとなるこ
とを防止するという作用を有する。
【0017】図7は離脱の初期段階の模式的な図で、ワ
イヤ端の溶滴25に作用する力を図示したものである。
これらの力のうち溶滴の重力36、プラズマ気流による
フリクション37は溶滴25をワイヤ端から離脱させる
方向に働く力で、表面張力39、アーク力40は逆に溶
滴離脱を阻止する方向に働く力である。また、第2種の
ピンチ力38は後述するように状態によっては離脱方向
にも阻止方向にも働く力である。本発明は適当な重量に
成長した溶滴25に対して、第2種のピンチ力38を離
脱方向に増大させる作用を施すことで溶滴離脱を促進さ
せるものである。
【0018】ピンチ力について図7を用いて詳述する。
ワイヤ固定部と溶滴部の接触径であるRaはワイヤ径に
相当している。但し、離脱過程が進行するとワイヤ固体
部と溶滴の接触面にはくびれが生じRaはどんどん小さ
くなりやがては溶滴がワイヤから完全に離脱していく。
Rbは溶滴端の陽極点分布径である。また、説明を簡単
にするため電流経路の各断面は同心円状であるとして記
述する。
【0019】ピンチ力はワイヤ固体〜溶滴間に作用する
力で、電磁力に起因する力である。Ra=Rb、つまり
電流経路が一定の場合には、電流経路方向とその電流エ
レメントが作る磁界に垂直な方向すなわち電流経路中心
に向かう方向に電磁力が生じる。通常この力を第1種の
ピンチ力と称している。ところが一般的に溶接の場合は
図7のように電流経路が一定でない。つまりRa≠Rb
の場合が多い。この場合、電磁力の方向は電流経路の軸
方向に傾く。したがって電流経路の軸方向にも電磁力の
分力が生じ、この分力が溶滴離脱に関与する力となる。
これが第2種のピンチ力38である。その大きさは(数
1)で表される。
【0020】
【数1】
【0021】ここでμは透磁率、またIは溶接電流値で
ある。(数1)は溶滴離脱方向を正に取った場合であ
り、第2種のピンチ力38はRa>Rbなら溶滴離脱を
抑制する方向に、Ra<Rbなら溶滴離脱を促進する方
向に作用する。また第2種のピンチ力38の大きさはワ
イヤ径に対する陽極点分布径の比率の対数に比例して大
きくなるので、ワイヤ径を一定と考えると陽極点分布径
を大きくすれば第2種ピンチ力38が溶滴離脱方向に大
きくなることが判る。なお、第2種のピンチ力38はま
た溶接電流の2乗に比例するので電流値の低いベース期
間よりも電流値の高いパルス期間の方が大きくなること
は(数1)からも当然である。
【0022】以上のように、第2種のピンチ力38を利
用して溶滴離脱を容易にするためには、陽極点分布領域
27を広くすることが有効である。本発明はアーク長2
6が短い程陽極点分布領域27が広くなることに着目
し、ワイヤ端に溶滴25を形成する第1パルス出力の後
に、ワイヤ溶融能力が小さくアーク長26が短くなるベ
ース期間を設け、アーク長が短くなり陽極点分布領域2
7が広くなる条件下で第2パルスを出力することによっ
て(数1)で表される第2種のピンチ力38を溶滴25
に作用させるものである。これにより、より大きな第2
種のピンチ力38が溶滴25に作用し溶滴離脱が促進で
きる。なお、一端離脱過程に入るとワイヤ〜溶滴間がく
びれてRaが時間とともに小さくなるので第2種のピン
チ力38が大きくなり、離脱過程は加速度的に進行す
る。したがって、離脱過程が終了するまでの時間すなわ
ち第2パルスの出力時間は、溶滴を形成するための第1
パルスの出力時間よりも短くすることが良い。逆に第2
パルスが長く溶滴離脱した後も出力し続けるとそこで溶
滴が形成され、次の第1パルスの半ばで溶滴離脱が発生
することになり、第2種のピンチ力38を増大させる本
発明の効果は得られない。
【0023】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図6を用いて説明する。図1は本発明の消耗電極式パ
ルスアーク溶接機の制御装置を含む溶接電源の構成を示
したものである。図1において溶接出力は出力制御器1
2の信号に従って出力制御素子1で出力制御を受けた
後、トランス2を経て整流器3で直流化され、リアクタ
4で平滑され電極8と母材9の間に出力される。ワイヤ
5はワイヤ送給量設定器11の信号で制御されるワイヤ
送給モータ6によって溶接部に送り出される。その間、
ワイヤ5は電極8によって給電されるのでワイヤ先端部
と母材9との間でアーク状態が発生し、そのアークエネ
ルギーで溶融したワイヤ5が母材9に移行して溶接が行
われる。
【0024】出力制御器12は、本発明に関わる群波形
形成手段13の群波形設定器17からのパルス群波形と
群間波形設定器14で定めるパルス群波形相互間のベー
ス波形とを入力し、更にシャント10を介して電流検出
器15および電圧検出器16による溶接電流・電圧のフ
ィードバック値を入力して適宜電流制御や電圧制御を行
う。なお、電流制御、電圧制御の切り換えは出力波形形
成手段13からのタイムシェアー信号によって行われ
る。
【0025】パルス波形群の形成について説明する。パ
ルス波形群は溶接電圧設定器18、ワイヤ送給量設定器
11からの入力値および群間波形設定器14からの群間
波形終了信号に基づいて群波形形成手段13によって形
成され、形成されたパルス波形群は群波形設定器17か
ら出力制御器12に出力される。以下に群波形形成手段
13の動作を図1及び図2を用いて詳述する。第1パル
ス時間設定器19は群間波形設定器14からの群間波形
終了信号を起点としてワイヤ送給量設定器11からの入
力値に従う第1パルス時間TP1をカウントし、カウン
ト終了信号を第1ベース時間設定器20に出力する。同
時にTP1値信号を第2パルス時間設定器21に出力す
る。なお、TP1値はワイヤ端に形成される溶滴量を制
御する値であるので、溶滴量が一定になるようワイヤ送
給量が増えるにしたがって短く設定する。第1ベース時
間設定器20は第1パルス時間設定器19からのカウン
ト終了信号を起点としてワイヤ送給量設定器11からの
入力値に従う第1ベース時間TB1をカウントし、カウ
ント終了信号を第2パルス時間設定器21に出力する。
なお、第1ベース時間中はワイヤ送給量に対してワイヤ
溶融量が小さいのでワイヤ先端は時間とともに母材に接
近する。したがってTB1はワイヤ送給量が増えるにし
たがって短くなるように設定し、ワイヤ端が母材に接近
しすぎて短絡が発生する前に第1ベース時間を終了させ
る。第2パルス時間設定器21は第1ベース時間設定器
20からのカウント終了信号を起点として第2パルス時
間TP2をカウントする。TP2の値は第1パルス時間
TP1から減算値設定器22の値を減算して得られる。
このようにしてTP1、TB1、TP2の順で得られた
タイムシェアー信号は群波形設定器17に入力される。
溶接電圧設定器18によってベース出力設定器23でベ
ース設定値VBを設定し、このベース設定値VBとパル
ス出力設定器24からのパルス設定値VPを群波形設定
器17へ入力し、タイムシェアー信号に基づいて出力信
号を設定する。すなわち、第1パルス時間TP1および
第2パルス時間TP2中はパルス設定値VPにより、第
1ベース時間TB1中はベース設定値VBにより設定さ
れる。このようにして得られたパルス波形群は群間波形
設定器14で設定される群間ベース時間TDを介して連
続的に出力される。なお、群間波形設定器14は群波形
設定器17からの群波形終了信号を起点としてTDの期
間中ベース出力設定器18の設定値を出力する。
【0026】このようにして得られたパルス波形とワイ
ヤ端溶滴およびアーク状態の関係を説明する。図2中の
(a)はワイヤ端の溶滴が母材に移行し終わった状態す
なわち群間ベース期間中である。(b)の状態は第1パ
ルスが印加された初期の段階で、高出力パルスによって
ワイヤ5が溶融し溶滴25が形成されるとともにアーク
長26も長くなる。更に第1パルスの最終段階になると
(c)のように溶滴はますます成長し、かつアーク長2
6も長くなる。このとき陽極点分布領域27は狭くな
る。第1パルスが終了すると第1ベース過程に入る。こ
の過程では溶接出力は低いので、ワイヤ5が溶融する速
度よりもワイヤ送給量のほうが大きくアーク長26は
(d)のように次第に短くなる。次の第2パルスの過程
に入るとアーク長26は十分に短くなり、(e)のよう
に陽極点分布領域も広がる。したがって溶滴に対する第
2種のピンチ力は大きくなり、(g)に示すような溶滴
離脱がスムーズに行われる。溶接中はこのような過程が
繰り返される。
【0027】図3は本発明の第2の消耗電極式パルスア
ーク溶接機の制御装置を含む溶接電源の構成を示したも
のである。
【0028】図3に示した実施形態は図1に示した実施
形態に対して、第1パルス時間設定器19の時間設定方
法が異なるのみであるのでその部分について説明する。
第1パルス時間設定器19は記憶器a29に予め記憶さ
れた第1パルス時間TP1を入力し、群間波形設定器1
4からの群間波形終了信号を起点としてカウントし、カ
ウント終了信号を第1ベース時間設定器20に出力す
る。同時にTP1値信号を第2パルス時間設定器21に
出力する。記憶器a29にはパルス設定値VPに関連づ
けられた第1パルス時間群が予め記憶されており、パル
ス出力設定器17からの入力によって適正な第1パルス
時間TP1を出力する。このような第1パルス時間TP
1の適正化は次のような条件に基づいて行なう。すなわ
ち、ワイヤの溶融速度(時間当たりの溶融量)は、(数
2)で表されるようにワイヤ端が陽極であるために生ず
る熱量(右辺第1項)とワイヤ突出し部の抵抗発熱(右
辺第2項)によって決まる。
【0029】
【数2】
【0030】 V :溶融量 α、β:比例定数 d :ワイヤ突出し長さ I :電流 したがって、第1パルス時間TP1を第1パルス時間中
の溶接電流Iに相当するパルス設定値VPに関連づける
と、第1パルス期間中の溶滴量Vを安定して適量に制御
することができる。このようにして溶滴量を適量に制御
することで、安定した溶滴離脱が実現できる。なお、時
間記憶器29の代わりにソフトを使用した計算器、およ
びハードで構成した計算器で代用できることは言うまで
もない。
【0031】図4は本発明の第3の消耗電極式パルスア
ーク溶接機の制御装置を含む溶接電源の構成を示したも
のである。図4に示した実施形態は図1に示した実施形
態に対して、第1ベース時間設定器20の時間設定方法
が異なるのみであるのでその部分について説明する。第
1ベース時間設定器20は第1パルス時間設定器19か
らのカウント終了信号を起点として、記憶器b30から
の第1ベース時間TB1をカウントし、カウント終了信
号を第2パルス時間設定器21に出力する。記憶器b3
0は、パルス出力設定器24と第1パルス時間設定器1
9およびワイヤ送給量設定器11からの入力によって予
め設定された第1ベース時間群中から適正な時間TB1
を出力する。(数2)で示したように第1パルス期間中
の溶融量は第1パルス時間TP1とパルス設定値VPで
決まる。したがってこの期間中のアーク長の増加分ΔL
は、TP1とVPおよびこの間のワイヤ送給量の関数で
ある。第1ベース時間中に短くすべきアーク長はΔLに
準じるから、TB1もまたTP1とVPとワイヤ送給量
とをパラメータにして設定することで短絡発生が無く、
より安定してアーク長を短くすることができる。
【0032】図5は本発明の第4の消耗電極式パルスア
ーク溶接機の制御装置を含む溶接電源の構成を示したも
のである。図5に示した実施形態は図1に示した実施形
態に対して、第1ベース時間の時間設定方法が異なるの
みであるのでその部分について説明する。インピーダン
ス算出器31は第1パルス時間設定器19からの第1パ
ルス終了信号を受けた時点から電流検出器15からの電
流値と電圧検出器16からの電圧値とから出力回路イン
ピーダンスを算出する。第1ベース時間設定器20はイ
ンピーダンス算出器31からの信号が基準値設定器32
からの基準信号を下回った時点で第1ベース時間終了信
号を第2パルス時間設定器21に出力する。ここで基準
設定器32の基準信号は次のように設定する。今、ワイ
ヤが母材に接触する短絡状態を仮定するとインピーダン
ス算出器31で得られるインピーダンスはワイヤ突出し
長部のインピーダンスと電圧検出器16の設置個所から
の出力ケーブルインピーダンスとを総和したものであ
り、このインピーダンスは短絡する直前のアーク状態の
インピーダンスの総和よりもアークインピーダンス分だ
け低い値である。したがって短絡状態のインピーダンス
よりもアーク長を考慮したアークインピーダンス分だけ
高い基準信号を設定する。以上のようにして短絡発生が
無く、より安定してアーク長を短くした状態で第1ベー
ス時間を終了させることができる。
【0033】なお、第1ベース期間中に電流制御を行う
場合には、各部のインピーダンスは相当する部位の電圧
ドロップと等価であるから、インピーダンス算出器31
を省略して代わりに電圧検出器16からの電圧値を使用
してインピーダンスを算出しても同様な作用・効果があ
る。
【0034】図6は本発明の第5の消耗電極式パルスア
ーク溶接機の制御装置を含む溶接電源の構成を示したも
のである。図6に示した実施形態は図1に示した実施形
態に対して、第2パルス時間の時間設定方法が異なるの
みであるのでその部分について説明する。図6において
微分器33は第1ベース時間設定器20の第1ベース終
了信号を受けて電圧検出器16からの溶接電圧信号の微
分を開始する。第2パルス時間設定器21は微分器33
からの信号が離脱基準設定器34からの基準信号を越え
た時点で第2パルス終了信号を出力する。このようにし
て溶接電圧を監視することで第2パルス終了タイミング
を設定する。このことはワイヤから溶滴が離脱する際、
アーク長が急伸することによって溶接電圧が上昇した
り、溶接電流が下降する現象に基づいている。図6に示
した実施形態ではこのうちの溶接電圧の上昇を捕らえて
第2パルスの終了信号とするものである。もちろん、溶
接電圧の上昇の代わりに溶接電流の下降信号を使用する
こともできる。このようにして溶滴の離脱タイミングに
同期して第1パルスを終了することで、離脱後母材溶融
池に完全に吸収されるまでの間、不安定な状態にある溶
滴にかかるアーク力を小さくし、スパッタとなることを
防止することができる。
【0035】以上のように図1に示した実施形態に対し
て、図3に示した実施形態では第1パルスの設定、図
4、5に示した実施形態では第1ベースの設定、図6に
示した実施形態では第2パルスの設定が異なるそれぞれ
の実施形態を示したが、これらの実施形態を適宜組み合
わせてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、溶滴を生
成する第1パルスと生成した溶滴を離脱させる第2パル
スとを適当なベース時間で接続したパルス波形群を出力
することで、短絡を発生させることなく、溶滴の安定な
ドロップ移行を促進させる溶接が実現できる。このよう
にして安価なCO2シールドガスが使用できるCO2溶接
で従来の問題点であったスパッタの発生が改善できると
いう有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による溶接電源の構
成図
【図2】本発明のパルス出力制御波形と溶接状態の関係
を示す模式図
【図3】本発明の第2の実施の形態による溶接電源の構
成図
【図4】本発明の第3の実施の形態による溶接電源の構
成図
【図5】本発明の第4の実施の形態による溶接電源の構
成図
【図6】本発明の第5の実施の形態による溶接電源の構
成図
【図7】溶滴に作用する力を示す溶接部の模式図
【図8】従来の出力波形と溶接状態の関係を示す模式図
【符号の説明】
11 ワイヤ送給量設定器 12 出力制御器 13 群波形設定手段 14 群間波形設定器 15 電流検出器 16 電圧検出器 17 群波形設定器 19 第1パルス時間設定器 20 第1ベース時間設定器 21 第2パルス時間設定器 22 減算値設定器 25 溶滴 29 記憶器a 30 記憶器b 31 インピーダンス算出器 33 微分器 36 溶滴の重力 38 第2種のピンチ力
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】CO2ガスを主成分と
するシールドガスを用いるCO2溶接はシールドガス価
格が安価であり、ランニングコストが安価でかつ溶接継
手性能に優れた溶接方法である。しかしながら、上記従
来の消耗電極式パルスアーク溶接の制御では第1のパル
ス出力<第2のパルス出力となっていることからワイヤ
端に生成された溶滴のドロップ移行を促進させる作用が
ないため安定した移行が行われずスパッタが発生するこ
とがあった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明は、アーク空間を溶滴が落下するド
ロップ移行を促進できる消耗電極式パルスアーク溶接機
の制御装置を提供することを目的とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CO2ガスを主成分とするシールドガスを
    用い、異なる複数のパルス波形を出力する消耗電極式パ
    ルスアーク溶接機において、ワイヤ送給量にしたがって
    決まるパルス時間を有する第1パルスと、第1パルスよ
    りもパルス時間の短い第2パルスとを、ワイヤ送給量に
    したがって決まるベース時間を有する第1ベースを介し
    て、第1パルス、第1ベース、第2パルスの順で配して
    なるパルス波形群を連続的に出力する消耗電極式パルス
    アーク溶接機の制御装置。
  2. 【請求項2】第1パルスは、第1パルスの出力値にした
    がって決まるパルス時間を有する請求項1記載の消耗電
    極式パルスアーク溶接機の制御装置。
  3. 【請求項3】第1ベースは、第1パルスの出力値と第1
    パルスのパルス時間とワイヤ送給量によって決まるベー
    ス時間を有する請求項1又は2記載の消耗電極式パルス
    アーク溶接機の制御装置。
  4. 【請求項4】第1ベースは、第1ベース期間中のアーク
    インピーダンス検出手段の検出信号が予め設定された基
    準値以下になった時点で終了する請求項1から3のいず
    れかに記載の消耗電極式パルスアーク溶接機の制御装
    置。
  5. 【請求項5】第2パルスは、ワイヤ端の溶滴が離脱した
    ことを検知する離脱検知信号で終了する請求項1から4
    のいずれかに記載の消耗電極式パルスアーク溶接機の制
    御装置。
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