JPH10263698A - ストリップ切断方法 - Google Patents

ストリップ切断方法

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JPH10263698A
JPH10263698A JP7336197A JP7336197A JPH10263698A JP H10263698 A JPH10263698 A JP H10263698A JP 7336197 A JP7336197 A JP 7336197A JP 7336197 A JP7336197 A JP 7336197A JP H10263698 A JPH10263698 A JP H10263698A
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coiler
cutting device
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Toshio Imazeki
敏夫 今関
Taichi Kukizaki
太一 久木崎
Kiyoshi Ueda
潔 植田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な機構でストリップ先端をコイラ側に誘導
可能で、かつ所定以上に切断時の通板速度を落とす必要
のないストリップ切断装置の使用方法を提供することを
課題としている。 【解決手段】上下で対向するドラム14,15にそれぞ
れ切断用刃物12,13が設置され回転する上下両刃1
2,13でストリップ3を切断するドラム式であり且つ
刃物12,13からストリップ3を保護するストリップ
保護部材24を備えたストリップ切断装置9を使用し
て、連続的に送られてくるストリップ9について、スト
リップ先端がコイラ2に巻きつくまでの間、下側のドラ
ム15をパスライン近傍に位置することで、回転する当
該下側のドラム15でストリップ3をコイラ2側に誘導
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延設備にお
けるストリップを巻き取る際の設備に係り、特に、連続
的に送られてくるストリップを切断するストリップ切断
装置の使用方法に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、熱間圧延設備においては、熱間圧
延ラインの生産能率及び品質の向上や製造可能範囲の拡
大を目的として、粗圧延したシートバーを順次,接合し
つつ仕上圧延を行う、つまり、連続的に仕上圧延を行い
つつストリップを巻り取り機の入側で切断し、複数個の
巻き取り機で交互して巻き取ることが提案されている。
【0003】そして、ストリップを巻き取るコイラを切
換える際に、ストリップ切断装置でストリップを切断
し、切断したストリップの先端を次のコイラに誘導して
再び巻取りを開始する。
【0004】上記従来のストリップ切断装置、及びその
周辺の設備は、例えば図9に示すようなものが提案され
ていて、パスラインLを挟んた状態で上下一対のドラム
50が配置され、そのドラム50からそれぞれ刃物51
が突設することでストリップ切断装置本体が構成され
る。そのストリップ切断装置本体の前後にはストリップ
を誘導するテーブルローラ52,53が配置されて構成
される。
【0005】そして、少なくともストリップ先端部がコ
イラに巻き付くまでの間は、前後のテーブルローラ5
2,53間である下側ドラム50a上方に通板用エプロ
ン55を配置した状態でストリップの先端部を通板さ
せ、さらに、ストリップ切断時には、上記通板用エプロ
ン55を退避させた状態で、上下のドラム50を同期を
取って回転させつつ接近させ、回転する上下両刃51で
ストリップを切断する。
【0006】なお、上記熱間圧延設備でのストリップ切
断装置は、ストリップをエンドレス状に連続的に搬送す
るために必要となったものである。ここで、冷間圧延設
備におけるストリップ切断装置は、ギロチンカット式が
一般的であり、一旦、通板を停止した状態で切断可能な
ようにルーパ部を備えるが、熱間圧延ではこれができな
いため、上述のようにストリップを通板しながら切断作
業が可能なように両刃が回転するドラム式が採用されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストリ
ップ先端をコイラ側に誘導するためには、上記のような
退避可能な通板テーブル55を下側のドラム50a上方
に配置する必要があり機構が複雑となる。
【0008】また、上下の回転する両刃51で切断する
際には、通板テーブル55は退避しているため、切断直
後のストリップ先端を誘導する通板テーブル55が存在
せず、上下にばたつくストリップ先端部がコイラ側に誘
導できないおそれがある。このため、ストリップの搬送
速度を停止に近い速度まで落として切断する必要がある
と想定される。
【0009】さらに、従来においては、ストリップ切断
後、後行材先端がコイラに巻き付くまでの間、ストリッ
プがばたついてストリップ切断装置の切断用刃物51で
ストリップ表面に疵が入るおそれがあり、このようなこ
とは不良品を発生させて歩留りを悪くする。
【0010】なお、従来の熱間圧延設備において、上述
のようなストリップ切断装置が設置された実績はなく、
提案のみである。本発明は、上記のような問題点に着目
してなされたもので、通板テーブルを使用することなく
ストリップ先端をコイラ側に誘導可能で、かつ所定以上
に切断時の通板速度を落とす必要のないストリップ切断
装置の使用方法を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載したストリップ切断方
法は、上下で対向して回転するドラムに設けられた対を
なす切断用刃物でストリップを切断する回転ドラム式で
あり且つ少なくとも下側のドラム外周の少なくとも上記
切断用刃物に近接した位置にドラム回転軸から外周面ま
での距離が当該ドラム回転軸から刃先端部近傍までの距
離と略等しく設定されると共に内径方向に移動可能な状
態で外径方向に付勢されているストリップ保護部材を備
えたストリップ切断装置を使用して、連続的に送られて
くるストリップを所定長さ単位に切断し順次コイラに巻
き取る熱間圧延設備において、ストリップ先端がコイラ
に巻きつくまでの間、下側のドラムだけを、その頂部が
パスライン近傍に位置するように設定することを特徴と
している。
【0012】本発明に使用されるストリップ切断装置で
は、ストリップ保護部材を設けることで、下側のドラム
をストリップに接近させても、ドラムに設けた刃によっ
てストリップを疵つけることが防止され、当該下側のド
ラムを、ストリップ誘導用のガイドローラとして使用可
能となる。
【0013】なお、上述のように外径方向に付勢され且
つ内径方向に移動可能なストリップ保護部材を設けるこ
とで、ドラム外周面からの刃物の突出量は小さく抑える
こともできる。
【0014】そして、本発明によれば、下側のドラムを
パスライン近傍に配置することで、回転する当該下側の
ドラムの頂部近傍でストリップをコイラ側に誘導可能と
なる。
【0015】ここで、ドラム外周に切断用刃物を保護す
るストリップ保護部材を備えるストリップ切断装置は、
例えば特開平7−88718号公報に記載されて公知と
なっている。また、この公報ではストリップ切断装置の
ドラムをストリップ通板速度で回転させ、且つ下ドラム
をパスラインに沿わせ、テーブルローラの役目をさせる
ことも記載されている。
【0016】また、特開平5−123919号公報に
は、上下のドラムを同期をとって同一方向に上下させ
る、つまり下ドラムだけをパスラインに接近させること
を可能とする構造が記載されている。
【0017】このように、本発明は、公知の装置に実現
可能である。但し、上記装置に限定されるものではな
い。次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の
発明に対して、上記ストリップ先端がコイラに巻きつく
までの間の下側のドラムの頂部を、パスラインより低く
設定することを特徴としている。
【0018】本発明においては、ストリップ先端部がコ
イラに巻きつくまでは、当該ストリップは上下に波うち
ながら搬送されるために、ストリップの下面が、所定荷
重でストリップ保護部材を下方に押し下げようとする
が、下側のドラムが下方に変位しているので、そのスト
リップ保護部材に負荷される荷重が低減されて、刃先に
よるストリップ下面への疵防止が図られる。
【0019】上下ドラムのストリップ保護部材は、スト
リップの自重程度の荷重が加わっても、刃先が露出しに
ないようになっているが、ストリップの板厚が薄い場合
や、通板速度が速い場合等、ばたつきの程度が激しい場
合には、下ドラムをパスラインより下方へ退避させてお
くと有効である。但し、後行ストリップ先端をコイラ側
へと誘導できる範囲に設定する必要がある。
【0020】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の発明に対して、ストリップ先端が
コイルに巻きつく直前または巻きつきとほぼ同時に下側
のドラムを下方に移動させることを特徴としている。
【0021】ストリップは、波うった状態で通板し、コ
イラに巻きつくときの急激なテンションによって、スト
リップ切断装置部分では、激しく上下に振動して波うち
を解消する。このとき、下ドラムの天端がパスラインと
同一であると、巻きつき時の激しい振動現象でストリッ
プ保護部材がストリップにより押し下げられて露出した
刃とストリップ下面とが強く当たり疵が発生する。
【0022】本発明においては、ストリップ先端がコイ
ルに巻きつく直前または巻きつきとほぼ同時に下ドラム
を下方に逃がしているので、上記問題が回避される。次
に、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3の
いずれかに記載された発明に対して、ストリップ切断装
置の少なくとも出側にピンチロールを配置し、ストリッ
プ切断装置でストリップを切断後、少なくともストリッ
プの後行材先端がコイラに巻き付くまでの間、上記出側
ピンチロールでストリップを挟み付けることを特徴とし
ている。
【0023】ストリップがコイラに巻きつくとき、上述
のように急激なテンションが発生し、そのテンション発
生による激しい上下動がストリップ切断装置側に伝播し
てくるが、出側のピンチロールでストリップを挟み付け
ていることでストリップ切断装置部への激しい上下動の
伝播が低減される。
【0024】また、巻き付き前であっても、出側ピンチ
ロールでの挟み付けによって、ストリップ先端部のばた
つきによるストリップ切断装置位置での波うちの振幅が
低減される。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず対象とする熱間圧延設備につ
いて説明すると、加熱炉で例えば1200℃程度まで加
熱したシートバーを順次,粗圧延機によって圧延し、粗
圧延機の下流にある接合装置によって、順次、先行のシ
ートバーの尾端と後行のシートバーの先端とを溶接して
接合する。このように順次,連続してなるシートバー
は、エンドレス状に連続して仕上圧延機に送られ、仕上
圧延機で仕上圧延されてストリップとなった後に、図1
に示すように、巻取り用ピンチロール1を介して所定の
高速巻取りコイラ2に送られる。
【0026】図1では、2台のコイラ2a,2bが図示
され、交互にストリップ3を巻き取るようになってい
る。なお、図1中、4は仕上圧延機列の位置、5はラッ
パロール、をそれぞれ示している。
【0027】また、仕上圧延機4と巻取り用ピンチロー
ル1との間には、ストリップ切断装置9が配設されてい
る。そのストリップ切断装置9の前後には、シャー入側
ピンチロール10及びシャー出側ピンチロール11が配
置されている。
【0028】ストリップ切断装置9は、図2に示すよう
に、上下両刃12,13が回転するドラム式であって、
ストリップ3を挟んで上下に対向するドラム14,15
の外周面に対しドラム軸方向に延びる切断用刃物12,
13が取り付けられ、各ドラム14,15は、回転駆動
手段である駆動モータ16,17によってそれぞれ回転
するようになっている。
【0029】また、各ドラム14,15の左右の回転軸
は、それぞれ軸受装置18,19によって回転自在に支
持され、その軸受装置18,19の外輪側は、支持枠2
0を介して第1アクチュエータを構成する第1のシリン
ダ装置21に連結されている。
【0030】各第1のシリンダ装置のピストンロッド2
1aは、上下方向に進退、即ち、ドラム14,15が対
向する他方のドラム14,15つまりストリップ3に向
けて進退可能に配設され、本体であるシリンダチューブ
21b側が、フレーム22に支持されている。
【0031】そのフレーム22の上部枠22aと下部枠
22bには、それぞれ第2アクチュエータを構成する第
2のシリンダ装置23が連結されている。その第2のシ
リンダ装置23のシリンダロッド23aも、上下方向に
進退、即ち、ドラム14,15がストリップ3に向けて
進退可能なように配設されている。
【0032】また、上記ドラム14,15にはストリッ
プ保護部材24が設けられている。このストリップ保護
部材24は、図3に示すように、切断用刃物12,13
の回転方向前側に当該切断用刃物12,13に近接して
配置される保護部材本体26と、その保護部材本体26
を外径側に付勢するバネ27とから構成されている。保
護部材本体26は、外周面が円弧状の部材であって、刃
物12,13から遠位の部分26aがドラム14,15
に回転可能に軸支されて刃物12,13に近接する部位
がドラム14,15径方向、少なくとも内径方向に旋回
可能となっている。そして、当該保護部材本体26にお
ける刃物近接部位の外周面は、ストリップ3を切断する
時以外はドラム回転軸Pからの距離が、当該ドラム回転
軸Pから刃物先端部迄の距離と略等しく設定されること
で、刃物12,13の先端部からストリップ3を保護す
るようになっている。
【0033】次に、上記ストリップ切断装置9の動作や
巻取りのためのストリップ3の通板時のストリップ切断
方法について説明する。接合装置で接合されることでエ
ンドレス状に連続するストリップ3の先端部が、仕上圧
延機4から搬送されてくる場合には、第2のシリンダ装
置23を駆動してフレーム22を上方に移動すること
で、上下のドラム14,15全体を上方に変位させて下
側のドラム15の頂部をパスライン近傍に位置させると
共に上側のドラム14を上方に退避させる(図4(a)
参照)。このとき、少なくとも下側のドラム15を搬送
してくるストリップ3の搬送速度に応じた速度で回転駆
動しておく。
【0034】すると、エンドレス状に仕上圧延機4から
送られてくるストリップ3の先端は、シャー入側のピン
チロール10に挟み込まれてストリップ切断装置9側に
送られ、ストリップ切断装置9の下側ドラム15の頂部
近傍に接触し、当該下側ドラム15の回転によって前方
に送られてシャー出側のピンチロール11を介して巻取
り装置側に送られる。
【0035】このように、本実施の形態では、下側のド
ラム15がストリップ3先端を送る搬送ローラとしての
役割を持つので、シャー入側及び出側のピンチロール1
0,11間のストリップ切断装置9部分に、ストリップ
3先端部を通板させるための通板用エプロンを装備する
必要がない。
【0036】このとき、本実施の形態のストリップ切断
装置9では、ドラム14,15から突出する刃先と同等
な高さに設定されたストリップ保護部材24が設けられ
ているので刃物13の刃先が露出せず、ドラム15によ
るストリップ3の搬送中に刃先によってストリップ3下
面に疵がつくことが防止される。
【0037】また、フレーム22を移動させることで、
確実に下側ドラム15がパスラインに接近すると同時に
上側ドラム14は上方に移動するようになっている。さ
らに、巻きつく前は、ストリップ3は波うった状態で搬
送されるので、波うつストリップ3によって保護部材本
体26が下方に変位して下側ドラム15の刃先でストリ
ップ3に疵が付かないように、下側ドラム15頂部をパ
スラインより若干下方に変位させている。
【0038】要は、入側ピンチロール10から送られて
きたストリップ3の先端部が出側ピンチロール11側
に、回転する下側ドラム15で誘導できればよいので、
当該下側ドラム15の頂部がパスラインよりも多少下方
にオフセットしていても問題とならない。
【0039】ここで、この下側のドラム15のパスライ
ンからのオフセット量は、ストリップ3先端部の送り速
度、入側と出側のピンチロール10,11間のスパン、
ストリップ3の鋼種等によって決定されるものである。
【0040】次に、巻取り装置側に送られたストリップ
3の先端部は、例えば、第1巻取り装置用のピンチロー
ル1aを介して第1のコイラ2aに巻き取られる。この
とき、ストリップ3先端部がコイラ2aに巻き取られる
ときには、下側ドラム15によるストリップ3の誘導は
不要となるので、当該ストリップ3先端部がコイラ2a
に巻きつく直前、又は巻きついた瞬間に、ストリップ切
断装置9のフレーム22を下方に移動させて下側ドラム
15を下方に移動させて退避させる(図4(b)参
照)。
【0041】一般に、ストリップ3は波うった状態で通
板し、コイラ2aに巻き付くとその時の急激なテンショ
ンの発生によって、図5に示すように、ストリップ切断
装置9位置では、激しく上下に振動した後ストリップ3
の波うちが解消する。このため、パスラインと同じ高さ
に下側のドラム15の頂部が配置されていると、上記巻
き付き時の振動によって保護部材本体26がストリップ
3によって下方に強く押し下げられ、つまり刃先が露出
してストリップ3と強く当たり疵が発生する。
【0042】これに対して、上述のように、ストリップ
3先端部がコイラ2aに巻きつく直前、又は巻きついた
瞬間に下側ドラム15を下方に戻すことで、巻き付き時
の激しい振動によりストリップ3下面に露出した刃先が
強く当接することが回避され当該ストリップ3への疵発
生を防止している。
【0043】もっとも、最初から、巻き付き時の激しい
振動が発生しても保護部材本体26が下方に押しつけら
れない位置まで下側ドラム15をパスラインから下方に
オフセットさせておいても良い。
【0044】そして、ストリップ3が先端部に巻きつい
たら、ストリップ3の搬送速度を加速してコイラへの巻
きつき速度を上げて生産性を上げる。上記のようにスト
リップ3の先端部がコイラ2aに巻きついたときには、
第2のシリンダ装置23によってフレーム22の位置を
調整して、略上下のドラム14,15が同程度だけスト
リップ3から離れた位置に設定する。
【0045】次に、現在のコイラ2aへのストリップ3
の巻きつきが完了直前になったら、ストリップ3の搬送
速度を再び減速し、第1のシリンダ21を駆動して、同
期をとって回転する上下のドラム14,15をストリッ
プ3に接近させ、走行中のストリップ3を切断する(図
4(c)を参照)。
【0046】このとき、切断されたストリップ3の尾端
3a及び先端部3bは、図6に示すように、各保護部材
本体26が内径方向に押されて下がることで逃げる。こ
のように、切断時に保護部材本体26が下方に下がるこ
とでストリップ3の尾端3a及び先端部3bの逃げ部が
確保されるので、刃先のドラム14,15外周面から突
出量を小さく抑えることができる。
【0047】切断が終了したら、上側のドラム14は上
方に移動させて退避させるが、下側のドラム15は、そ
の頂部がパスラインよりも下方に所定量オフセットした
位置に移動させて固定し、そのまま、切断後のストリッ
プ3先端部を出側ピンチロール11側に誘導するローラ
の役割を持たせる。
【0048】これによって、切断直後からストリップ3
先端部を出側ピンチロール11側に誘導可能となり、切
断したストリップ3先端部が連続して第2のコイラ側2
bに搬送できるようになる。
【0049】さらにまた、上述のような操作に加えて、
ストリップ3の切断後、後行材ストリップの先端部が出
側ピンチロール11の位置を通過した後、当該出側ピン
チロール11で、少なくも当該後行材の先端部がコイラ
2に巻き付くまでストリップ3を挟み付けるようにする
とよい。
【0050】このようにすると、ストリップ3の先端部
がコイラ2に巻き付くまでの間の通板するストリップ3
の波うった状態については、少なくとも出側ピンチロー
ル11位置で節を作ることで、ストリップ切断装置9位
置でのストリップ3の上下への変動が低減すると共に、
コイラ2に巻き付く時の急激なテンションの発生の伝播
が出側ピンチロール11位置で抑えられて、ストリップ
切断装置9位置では、上記急激なテンションの発生によ
る上下動の振幅が小さく抑えられる。
【0051】これによって、ストリップ保護部材24若
しくは刃物13の刃先に対するパスラインからのオフセ
ット量をより小さく設定することが可能となる。このよ
うに、下ドラム15をパスラインに接近可能となること
で、ストリップ3先端の上下動は低減されて通板性が向
上する。なお、上記出側ピンチロール11でストリップ
3を挟み込んだときに入側ピンチロール10によってス
トリップ3を挟み込むように設定すれば、入側ピンチロ
ール10の位置でも波の節が形成されて(図5のような
状態)、ストリップ3切断位置でのストリップ3の上下
振動がさらに抑えられる。
【0052】このように、本実施の形態では、ドラム1
4,15の刃先からストリップ3を保護するストリップ
保護部材24を設けたストリップ切断装置9を使用する
ことで、下ドラム15をストリップ3先端部の誘導装置
として使用でき、通板用エプロンを使用せず且つストリ
ップ3を停止することなくストリップ3の切断作業が実
施でき、切断後の後行ストリップと刃先の接触による表
面の疵発生を防止することができる。
【0053】これによって、ストリップ3の切断のため
に通板を停止することなく、エンドレス状に仕上圧延を
行い、巻取り作業を複数のコイラにて交互に行うように
して熱間圧延の操業向上を図った利益を十分に受けるこ
とが可能となる。
【0054】なお、実際に測定したところ、切断時のス
トリップ3の通板速度を1200mpmに設定しても、
良好にストリップ3は通板できて、操業を停止すること
はなく、また、切断機からコイラまでの距離相当のスト
リップ先端部に疵が発生することもなかった。
【0055】また、ストリップ切断装置9は、上記のよ
うにフレーム22を有する装置に限定されない。即ち、
上記フレーム22及び当該フレーム22を進退させる第
2のシリンダ装置23を持たないストリップ切断装置9
であってもよい。
【0056】但し、フレーム等を装備しない装置では、
一番始めにストリップ3先端部を通板させる際の上下ド
ラム14,15の上昇を個々に制御する必要がある。ま
た、ドラム14,15に設けるストリップ保護部材24
は、上記構成に限定されない。例えば、図7に示すよう
に、ドラム14,15外周に、ゴム材等の弾性部材30
を被着することで実現しても良い。この場合には、ドラ
ム回転軸Pから弾性部材30外周面までの距離を、ドラ
ム回転軸Pから刃先先端までの距離とを同じ若しくは若
干高めに設定して、弾性体30外周面と刃先とが略同心
円状に配置されるようにする。
【0057】なお、図7中31は、切断した際のストリ
ップ3の端部を逃がすための逃がし部用の空間である。
また、上記実施の形態では、上側のドラム14にもスト
リップ保護部材24を設けているが、必ずしも必要では
ない。但し、上側のドラム14にストリップ保護部材2
4を設けない場合には、待機状態での上側のドラム14
とストリップ3との間隙を、ストリップ保護部材24を
設ける場合に比べて大きく設定する必要がある。
【0058】また、上記実施の形態では、第1のアクチ
ュエータとしてシリンダ装置21を使用した例を説明し
ているが、これに限定されない。例えば、上記シリンダ
装置21に代えて、上記特開平5−123919号公報
に記載されているように、各ドラム14,15の回転軸
に軸受を介して偏心リングを取付けると共に該両偏心リ
ングの外周に歯車を形成されて互いに噛合させて、この
偏心リングを回転させることで、両ドラム14,15の
接近・離隔を同期をとって行わせるようにしてもよい。
【0059】
【実施例】図5において、シャー入側ピンチロール10
と下側ドラム15の距離L1 を580mm、下側ドラム1
5とシャーで側ピンチロール11の距離をL2 を580
mmに設備配列を行った。
【0060】この時のパスラインとストリップ保護部材
と刃先との寸法関係について説明する。なお、下記説明
で、Aは、保護部材本体26とパスラインとの距離を、
Bは、刃物13の刃先13aからの保護部材本体26の
突出量を、Cは刃先13aとパスラインとの距離を指す
(図8参照)。
【0061】ストリップ切断後の下ドラム15の位置
は、図8において、Cが3〜15mm程度ある必要があ
る。この程度に設定すれば、刃先13aによるストリッ
プ3下面への当たり疵が防止され、且つストリップ3先
端の通板性が確保される。
【0062】そのため、Aを(C−B)とする必要があ
り、保護部材本体26は刃先13aより例えば3mm程度
突設させるとすると、Aは0〜12mm程度となるように
設定するのが好ましい。
【0063】なお、Aは、パスライン変動の要因となる
ピンチロール10,11の有する摩耗耐久特性、ストリ
ップ3の剛性や通板速度等により決定されるコイラ巻き
付き時の上下の波うちの程度にも影響する。
【0064】もっとも、ストリップ3の下面(裏側)に
多少の疵が許容される製品の場合には、上記Aをゼロ若
しくは多少パスラインよりも上方にオフセットするよう
に設定しても構わない。
【0065】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のスト
リップ切断方法によれば、熱間圧延設備において、エン
ドレス状に連続してストリップを巻き取る場合であって
も、ストリップの搬送を停止することなく所定の通板速
度を維持しつつストリップの切断が可能であると共に所
定速度で連続通板可能であり、また、後行ストリップ先
端部に疵が発生しないので、熱間圧延の歩留りを低下さ
せることなく生産性の向上に繋がるという効果がある。
【0066】このとき、ストリップ先端部をストリップ
切断装置の下側ドラムで誘導させるようにしたので、ス
トリップ通板用のエプロンがなくても、確実にストリッ
プ先端部がコイラ側に送られ、複雑なストリップ切断装
置を使用しなくても確実にストリップ先端部をコイラ側
に送れるという効果がある。
【0067】このとき、請求項2に記載の発明を採用す
ると、下ドラムの頂部をパスラインよりに下方にオフセ
ットさせておくことで、下側のドラムを搬送ローラとし
て使用して下ドラムの刃によるストリップ下面への疵付
着防止効果をさらに向上させることができる。
【0068】さらに、請求項3及び請求項4に記載の発
明を採用すると、ストリップ先端部のコイラ巻きつき時
の強振動による下ドラムの刃とストリップとが強く当た
って疵付くということが確実に回避されるという効果が
ある。特に、請求項4に記載の発明を採用した場合に
は、コイラ巻き付き前であってもストリップ切断装置位
置での波うちの振幅を小さく出来るので通板性が良い。
【0069】もっとも、請求項2に記載の発明において
疵が付かないだけのオフセット量を設定した場合には、
ストリップ先端のコイラへの巻きつき開始等と同期をと
って下側ドラムを退避する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る熱間圧延ラインにお
ける巻取り領域を示した構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るストリップ切断装置
を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るドラム構造を示す図
である。
【図4】本発明の実施の形態に係るストリップ切断装置
の動きを示す概略図であり、(a)は、ストリップ先端
がコイラに巻きつく前の状態を、(b)はストリップを
コイラで巻き取っているときの状態を、(c)は切断時
の状態をそれぞれ示している。
【図5】ストリップ先端部がコイラに巻きついた直後の
該ストリップの振動を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るストリップ切断装置
による切断時の状態を示す拡大概念図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るストリップ保護部材
の別の例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るパスラインとストリ
ップ保護部材と刃先との関係を説明するための図であ
る。
【図9】従来のストリップ切断装置を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
3 ストリップ 9 ストリップ切断装置 10 シャー入側ピンチロール 11 シャー出側ピンチロール 1 巻取り装置用ピンチロール 2 コイラ 12,13 切断用刃物 14 上側ドラム 15 下側ドラム 16,17 モータ 21 第1のシリンダ装置 22 フレーム 23 第2のシリンダ装置 24 ストリップ保護部材 26 保護部材本体 27 バネ 30 ストリップ保護部材 P ドラム回転軸
フロントページの続き (72)発明者 久木崎 太一 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 植田 潔 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下で対向して回転するドラムに設けら
    れた対をなす切断用刃物でストリップを切断する回転ド
    ラム式であり且つ少なくとも下側のドラム外周の少なく
    とも上記切断用刃物に近接した位置にドラム回転軸から
    外周面までの距離が当該ドラム回転軸から刃先端部近傍
    までの距離と略等しく設定されると共に内径方向に移動
    可能な状態で外径方向に付勢されているストリップ保護
    部材を備えたストリップ切断装置を使用して、連続的に
    送られてくるストリップを所定長さ単位に切断し順次コ
    イラに巻き取る熱間圧延設備において、 ストリップ先端がコイラに巻きつくまでの間、下側のド
    ラムだけを、その頂部がパスライン近傍に位置するよう
    に設定することを特徴とするストリップ切断方法。
  2. 【請求項2】 上記ストリップ先端がコイラに巻きつく
    までの間の下側のドラムの頂部を、パスラインより低く
    設定することを特徴とする請求項1に記載したストリッ
    プ切断方法。
  3. 【請求項3】 ストリップ先端がコイルに巻きつく直前
    または巻きつきとほぼ同時に下側のドラムを下方に移動
    させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載し
    たストリップ切断方法。
  4. 【請求項4】 ストリップ切断装置の少なくとも出側に
    ピンチロールを配置し、ストリップ切断装置でストリッ
    プを切断後、少なくともストリップの後行材先端がコイ
    ラに巻き付くまでの間、上記出側ピンチロールでストリ
    ップを挟み付けることを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれかに記載されたストリップ切断方法。
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