JPH10263368A - 排ガス浄化装置 - Google Patents
排ガス浄化装置Info
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- JPH10263368A JPH10263368A JP9073501A JP7350197A JPH10263368A JP H10263368 A JPH10263368 A JP H10263368A JP 9073501 A JP9073501 A JP 9073501A JP 7350197 A JP7350197 A JP 7350197A JP H10263368 A JPH10263368 A JP H10263368A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- nox
- exhaust gas
- reducing
- gas purifying
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- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関から排出されるNOxを、特に酸素
過剰雰囲気下で触媒により除去する際、排気ガス中のS
Oxによる触媒性能の低下を防ぐことができるようにす
る。また、排出されるCOも同時に除去できるようにす
る。 【解決手段】 内燃機関から排出されるNOxを、特に
酸素過剰雰囲気下にて触媒により除去する排ガス浄化装
置であって、NOxの流路の上流側にHCを還元剤とし
てNOxを還元除去する触媒を配置し、NOxの下流側
にCOによりNOxを還元除去する触媒を配置すること
を特徴とする排ガス浄化装置。
過剰雰囲気下で触媒により除去する際、排気ガス中のS
Oxによる触媒性能の低下を防ぐことができるようにす
る。また、排出されるCOも同時に除去できるようにす
る。 【解決手段】 内燃機関から排出されるNOxを、特に
酸素過剰雰囲気下にて触媒により除去する排ガス浄化装
置であって、NOxの流路の上流側にHCを還元剤とし
てNOxを還元除去する触媒を配置し、NOxの下流側
にCOによりNOxを還元除去する触媒を配置すること
を特徴とする排ガス浄化装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車、発電機
などの内燃機関から排出されるNOxを、特に酸素過剰
雰囲気下にて触媒によって浄化する排ガス浄化装置に関
するものである。
などの内燃機関から排出されるNOxを、特に酸素過剰
雰囲気下にて触媒によって浄化する排ガス浄化装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、資
源の有効利用と地球温暖化抑制の観点から、希薄燃焼に
よる低燃費の内燃機関が望まれている。この内燃機関か
ら排出されるNOxは、酸素過剰雰囲気となるため、従
来使われている三元触媒では十分浄化できない。そこ
で、いわゆるリーンNOx触媒の開発が望まれる。この
開発では、排気ガス中のSOx成分により触媒性能が低
下することが解決課題の1つである。
源の有効利用と地球温暖化抑制の観点から、希薄燃焼に
よる低燃費の内燃機関が望まれている。この内燃機関か
ら排出されるNOxは、酸素過剰雰囲気となるため、従
来使われている三元触媒では十分浄化できない。そこ
で、いわゆるリーンNOx触媒の開発が望まれる。この
開発では、排気ガス中のSOx成分により触媒性能が低
下することが解決課題の1つである。
【0003】排ガス浄化触媒のSOx被毒の問題は、三
元触媒の開発においても相当検討されている。現用の三
元触媒は、様々な検討と対策が施されて実用化に至って
いるものである。使用環境が異なるNOx触媒において
も、このSOx被毒の問題の検討結果が認められ、例え
ば、特開平8−150339号では、固体酸を使うと高
性能かつ高耐熱でSOx被毒の影響が少ない触媒を得た
としている。しかし、そこには、固体酸と被毒現象との
因果関係についての記述はない。一方、現象解析が十分
でないにしても、SOxの触媒への吸脱着に着目した検
討結果もある。SOxの吸着抑制は、SOxと同様な性
格のNOxの活性化も抑制してしまうので、もう一方の
SOxの脱離を促進させる観点の提案が、特開平7−2
17474号でなされている。しかし、SOxを強制的
に還元脱離させるこの提案には、燃費の悪化などの問題
が懸念される。また、この提案では、触媒の一時的な被
毒、すなわち再生可能な場合に、その効果が限られると
ともに、恒久的な被毒に対する効果は、全く期待できな
い。
元触媒の開発においても相当検討されている。現用の三
元触媒は、様々な検討と対策が施されて実用化に至って
いるものである。使用環境が異なるNOx触媒において
も、このSOx被毒の問題の検討結果が認められ、例え
ば、特開平8−150339号では、固体酸を使うと高
性能かつ高耐熱でSOx被毒の影響が少ない触媒を得た
としている。しかし、そこには、固体酸と被毒現象との
因果関係についての記述はない。一方、現象解析が十分
でないにしても、SOxの触媒への吸脱着に着目した検
討結果もある。SOxの吸着抑制は、SOxと同様な性
格のNOxの活性化も抑制してしまうので、もう一方の
SOxの脱離を促進させる観点の提案が、特開平7−2
17474号でなされている。しかし、SOxを強制的
に還元脱離させるこの提案には、燃費の悪化などの問題
が懸念される。また、この提案では、触媒の一時的な被
毒、すなわち再生可能な場合に、その効果が限られると
ともに、恒久的な被毒に対する効果は、全く期待できな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、まず
SOx被毒の現象を可能な限り詳細に解析した。その結
果、SOxが触媒活性点に安定に吸着される条件、ある
いは逆に活性点から脱離して被毒から回復する場合の条
件について多くの知見を得た。また、主な反応物である
NOとHCを反応させるためのそれぞれの活性化を妨げ
るメカニズムも理解することができた。
SOx被毒の現象を可能な限り詳細に解析した。その結
果、SOxが触媒活性点に安定に吸着される条件、ある
いは逆に活性点から脱離して被毒から回復する場合の条
件について多くの知見を得た。また、主な反応物である
NOとHCを反応させるためのそれぞれの活性化を妨げ
るメカニズムも理解することができた。
【0005】さらに、解析を進めた結果、この発明を発
想するきっかけとなった、HCの反応低下により、CO
が十分除去されないこと、あるいは生成されることを見
出すに至った。このことはM.B.Padleyらの吸
着研究の論文(Journal of Catalys
is,volume 148,p.438−452,1
994)などからも検証することができた。
想するきっかけとなった、HCの反応低下により、CO
が十分除去されないこと、あるいは生成されることを見
出すに至った。このことはM.B.Padleyらの吸
着研究の論文(Journal of Catalys
is,volume 148,p.438−452,1
994)などからも検証することができた。
【0006】そこで、この発明では、従来の被毒対策の
考え方とは大きく異なる、次の対策を講じた。すなわ
ち、SOxによって性能が低下した触媒1を通過した残
存NOxをCOによって還元除去する触媒2を、前記残
存NOxの下流側に配置する構成を採用した。そして、
多くの元素の組み合わせを検討した中から比較的効率良
く働くものを触媒2とし、触媒1と合わせて試験した結
果、触媒1の性能低下分を触媒2でほぼ完全に補えるこ
とがわかった。従って、触媒1の被毒が一時的にしろ恒
久的にしろ、結果として通過するCOを触媒2で使用す
ることで、被毒による活性低下を飛躍的に解決できるこ
とになった。
考え方とは大きく異なる、次の対策を講じた。すなわ
ち、SOxによって性能が低下した触媒1を通過した残
存NOxをCOによって還元除去する触媒2を、前記残
存NOxの下流側に配置する構成を採用した。そして、
多くの元素の組み合わせを検討した中から比較的効率良
く働くものを触媒2とし、触媒1と合わせて試験した結
果、触媒1の性能低下分を触媒2でほぼ完全に補えるこ
とがわかった。従って、触媒1の被毒が一時的にしろ恒
久的にしろ、結果として通過するCOを触媒2で使用す
ることで、被毒による活性低下を飛躍的に解決できるこ
とになった。
【0007】この発明が提供する排ガス浄化装置は、上
記対策の結果得られたもので、内燃機関から排出される
NOxを、特に酸素過剰雰囲気下にて触媒により除去す
る排ガス浄化装置であって、NOxの流路の上流側にH
Cを還元剤としてNOxを還元除去する触媒を配置し、
NOxの下流側にCOによりNOxを還元除去する触媒
を配置することを特徴とするものである。
記対策の結果得られたもので、内燃機関から排出される
NOxを、特に酸素過剰雰囲気下にて触媒により除去す
る排ガス浄化装置であって、NOxの流路の上流側にH
Cを還元剤としてNOxを還元除去する触媒を配置し、
NOxの下流側にCOによりNOxを還元除去する触媒
を配置することを特徴とするものである。
【0008】上記HCを還元剤としてNOxを還元除去
する触媒としては、次の(1),(2)に記載のものを
使用することができる。
する触媒としては、次の(1),(2)に記載のものを
使用することができる。
【0009】(1)ゼオライトにFe,Co,Ni,C
u,Sn,Ce,Pt,Pd及びGaからなる群より選
ばれた1種または2種以上の金属を担持した触媒。
u,Sn,Ce,Pt,Pd及びGaからなる群より選
ばれた1種または2種以上の金属を担持した触媒。
【0010】(2)Al2 O3 ,SiO2 ,TiO2 ,
CeO2 及びZrO2 からなる群より選ばれた1種また
は2種以上の酸化物を含む複合酸化物にFe,Co,N
i,Cu,Sn,Pt,Pd及びGaからなる群より選
ばれた1種または2種以上の金属を担持した触媒。
CeO2 及びZrO2 からなる群より選ばれた1種また
は2種以上の酸化物を含む複合酸化物にFe,Co,N
i,Cu,Sn,Pt,Pd及びGaからなる群より選
ばれた1種または2種以上の金属を担持した触媒。
【0011】上記COによりNOxを還元除去する触媒
としては、(1)〜(5)に記載のものを使用すること
ができる。
としては、(1)〜(5)に記載のものを使用すること
ができる。
【0012】(1)Al2 O3 ,SiO2 ,TiO2 ,
ZrO2 ,ZnO,Co3 O4 ,Mn2 O3 ,Fe2 O
3 ,MgO,CeO2 及びゼオライトからなる群より選
ばれた1種または2種以上の酸化物を含む複合酸化物に
Auを担持した触媒。
ZrO2 ,ZnO,Co3 O4 ,Mn2 O3 ,Fe2 O
3 ,MgO,CeO2 及びゼオライトからなる群より選
ばれた1種または2種以上の酸化物を含む複合酸化物に
Auを担持した触媒。
【0013】(2)Al2 O3 ,SiO2 ,TiO2 ,
CeO2 及びZrO2 からなる群より選ばれた1種また
は2種以上の酸化物を含む複合酸化物にFe,Co,N
i,Cu,Sn,La,Sr,Rh,Ru及びIrから
なる群より選ばれた1種または2種以上の金属を担持し
た触媒。
CeO2 及びZrO2 からなる群より選ばれた1種また
は2種以上の酸化物を含む複合酸化物にFe,Co,N
i,Cu,Sn,La,Sr,Rh,Ru及びIrから
なる群より選ばれた1種または2種以上の金属を担持し
た触媒。
【0014】(3)Al2 O3 ,SiO2 ,TiO2 ,
CeO2 とZrO2 からなる群より選ばれた1種または
2種以上の酸化物を含み、Li,Na,K,Rb,C
s,Cr,Mo,WとVからなる群より選ばれた1種ま
たは2種以上を添加した複合酸化物にPt,Pdのうち
少なくとも1つを担持した触媒。
CeO2 とZrO2 からなる群より選ばれた1種または
2種以上の酸化物を含み、Li,Na,K,Rb,C
s,Cr,Mo,WとVからなる群より選ばれた1種ま
たは2種以上を添加した複合酸化物にPt,Pdのうち
少なくとも1つを担持した触媒。
【0015】(4)上記(2)に記載のCOによりNO
xを還元除去する触媒に、Auを担持した触媒。
xを還元除去する触媒に、Auを担持した触媒。
【0016】(5)上記(3)に記載のCOによりNO
xを還元除去する触媒に、Auを担持した触媒。
xを還元除去する触媒に、Auを担持した触媒。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例によって説明する。
施例によって説明する。
【0018】表1に示す実施例1〜6、比較例1〜6の
触媒について、触媒性能を測定する前に、それぞれの触
媒について、まずSOxによる被毒劣化処理を実施し
た。その条件については、下記の被毒処理の項に示し
た。ただし、表1の比較例7〜12は、SOxの影響を
除くためSO2 を添加せずに実施したので、SOx劣化
のない触媒の性能を示すことになる。
触媒について、触媒性能を測定する前に、それぞれの触
媒について、まずSOxによる被毒劣化処理を実施し
た。その条件については、下記の被毒処理の項に示し
た。ただし、表1の比較例7〜12は、SOxの影響を
除くためSO2 を添加せずに実施したので、SOx劣化
のない触媒の性能を示すことになる。
【0019】
【表1】
【0020】次に、図1に示すように、自動車用エンジ
ンの排ガスにシュミレートした合成模擬ガスgを触媒反
応管Tに導入し、NOxの浄化率を測定して触媒性能を
評価した。図中、S1 は触媒反応管T中のガスgの上流
側に配置した触媒1、S2 は同じくガスgの下流側に配
置した触媒2である。HはエンジンEの排気管である。
なお、触媒反応管Tがこの発明にいう排ガス浄化装置で
ある。参考のためCOの浄化率も測定した。その測定条
件などは、下記の評価試験の項に示した。ここでも、比
較例7〜12では、SOxの影響を除くため反応ガス中
にSO2 を添加しなかった。
ンの排ガスにシュミレートした合成模擬ガスgを触媒反
応管Tに導入し、NOxの浄化率を測定して触媒性能を
評価した。図中、S1 は触媒反応管T中のガスgの上流
側に配置した触媒1、S2 は同じくガスgの下流側に配
置した触媒2である。HはエンジンEの排気管である。
なお、触媒反応管Tがこの発明にいう排ガス浄化装置で
ある。参考のためCOの浄化率も測定した。その測定条
件などは、下記の評価試験の項に示した。ここでも、比
較例7〜12では、SOxの影響を除くため反応ガス中
にSO2 を添加しなかった。
【0021】(1)被毒処理 SO2 50ppm,O
2 10%,H2 O 10%,残りN2の組成の合成ガス
を、500℃に加熱された電気炉内に設置した触媒に5
0hr流通して処理した。
2 10%,H2 O 10%,残りN2の組成の合成ガス
を、500℃に加熱された電気炉内に設置した触媒に5
0hr流通して処理した。
【0022】(2)評価試験 NO 1000pp
m,C3 H6 1000ppm,O2 6%,CO2 10
%,CO 1000ppm,H2 O 10%,SO2 5
0ppm,残りN2 の組成からなる反応ガス(合成模擬
ガスg)を用いた。反応ガスは、電気炉を用いて加熱か
つ温度制御した。NOx浄化率は、各温度でNOx濃度
を触媒通過前〔Cb〕と通過後〔Ca〕でそれぞれ測定
し、次式より求めた。
m,C3 H6 1000ppm,O2 6%,CO2 10
%,CO 1000ppm,H2 O 10%,SO2 5
0ppm,残りN2 の組成からなる反応ガス(合成模擬
ガスg)を用いた。反応ガスは、電気炉を用いて加熱か
つ温度制御した。NOx浄化率は、各温度でNOx濃度
を触媒通過前〔Cb〕と通過後〔Ca〕でそれぞれ測定
し、次式より求めた。
【0023】NOx浄化率={(Cb−Ca)/Cb}
×100(%) このNOx浄化率の温度特性から最大浄化率を求め、比
較検討した。CO浄化率についても同様の方法をとっ
た。
×100(%) このNOx浄化率の温度特性から最大浄化率を求め、比
較検討した。CO浄化率についても同様の方法をとっ
た。
【0024】(実施例1)上流側の触媒1にCu/ZS
M5を下流側の触媒2にAu/Co3 O4 を用いた。
(この組合せを、Cu/ZSM5+Au/Co3 O4 と
略記する。実施例2以降は、これと同様に略記する。)
表1から明らかなように、実施例1の触媒は、触媒1の
みの被毒処理をした比較例1と比べると、高いNOx浄
化率を示した。そして、その値は、被毒処理してない比
較例7のものにほぼ等しく、SOx被毒による劣化を抑
えることができた。また、同時にCO浄化率も被毒処理
してない比較例7のものに近い値まで改善できた。
M5を下流側の触媒2にAu/Co3 O4 を用いた。
(この組合せを、Cu/ZSM5+Au/Co3 O4 と
略記する。実施例2以降は、これと同様に略記する。)
表1から明らかなように、実施例1の触媒は、触媒1の
みの被毒処理をした比較例1と比べると、高いNOx浄
化率を示した。そして、その値は、被毒処理してない比
較例7のものにほぼ等しく、SOx被毒による劣化を抑
えることができた。また、同時にCO浄化率も被毒処理
してない比較例7のものに近い値まで改善できた。
【0025】(実施例2)Ce/ZSM5+Pt/Li
/SiO2 。表1に示したとおり、NOx浄化率が大幅
に向上し、回復することがわかる。また、この場合、C
O浄化率が、被毒処理していない比較例8よりも高くな
った。
/SiO2 。表1に示したとおり、NOx浄化率が大幅
に向上し、回復することがわかる。また、この場合、C
O浄化率が、被毒処理していない比較例8よりも高くな
った。
【0026】(実施例3)Cu/CeO2 ,Al2 O3
+Ir/SiO2 。実施例1と同様に、NOx浄化率と
CO浄化率が大幅に向上し、回復することがわかる。
+Ir/SiO2 。実施例1と同様に、NOx浄化率と
CO浄化率が大幅に向上し、回復することがわかる。
【0027】(実施例4)Pd,Sn/ZSM5+Au
/Fe2 O3 。比較例4が示すように、SOxによって
大幅に性能が低下する例であるが、表1に示したとお
り、NOx浄化率とCO浄化率が向上し、回復してい
る。
/Fe2 O3 。比較例4が示すように、SOxによって
大幅に性能が低下する例であるが、表1に示したとお
り、NOx浄化率とCO浄化率が向上し、回復してい
る。
【0028】(実施例5)Pt/Al2 O3 +Au/Z
SM5。同様に、NOx浄化率とCO浄化率が大幅に向
上し、回復することがわかる。
SM5。同様に、NOx浄化率とCO浄化率が大幅に向
上し、回復することがわかる。
【0029】(実施例6) Co/Al2 O3 +Au,Cu/TiO2 (比較例1)Cu/ZSM5のみ。比較例7と比べてみ
ると、NOx浄化性能が低下している。また、CO浄化
率がマイナス値となり、SOx被毒によりHCの燃焼活
性が悪化し、COを生成していることがわかる。
ると、NOx浄化性能が低下している。また、CO浄化
率がマイナス値となり、SOx被毒によりHCの燃焼活
性が悪化し、COを生成していることがわかる。
【0030】(比較例2)Ce/ZSM5。実施例2と
比較するため、実施例2の上流側の触媒1であるCe/
ZSM5だけを用いて評価試験を行った。
比較するため、実施例2の上流側の触媒1であるCe/
ZSM5だけを用いて評価試験を行った。
【0031】(比較例3)Cu/CeO2 ,Al2 O
3 。実施例2と比較するため、実施例2の上流側の触媒
1であるCe/ZSM5だけを用いて評価試験を行っ
た。
3 。実施例2と比較するため、実施例2の上流側の触媒
1であるCe/ZSM5だけを用いて評価試験を行っ
た。
【0032】(比較例4)Pd,Sn/ZSM5。実施
例2と比較するため、実施例2の上流側の触媒1である
Ce/ZSM5だけを用いて評価試験を行った。
例2と比較するため、実施例2の上流側の触媒1である
Ce/ZSM5だけを用いて評価試験を行った。
【0033】(比較例5)Pt/Al2 O3 。実施例2
と比較するため、実施例2の上流側の触媒1であるCe
/ZSM5だけを用いて評価試験を行った。
と比較するため、実施例2の上流側の触媒1であるCe
/ZSM5だけを用いて評価試験を行った。
【0034】(比較例6)Co/Al2 O3 。実施例2
と比較するため、実施例2の上流側の触媒1であるCe
/ZSM5だけを用いて評価試験を行った。
と比較するため、実施例2の上流側の触媒1であるCe
/ZSM5だけを用いて評価試験を行った。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、上述のような構成としたので、内燃機関から排出さ
れるNOxを、特に酸素過剰雰囲気下で触媒により除去
する際、排気ガス中のSOxによる触媒性能の低下を防
ぐことができる。さらに、排出されるCOも大幅に除去
できる。
ば、上述のような構成としたので、内燃機関から排出さ
れるNOxを、特に酸素過剰雰囲気下で触媒により除去
する際、排気ガス中のSOxによる触媒性能の低下を防
ぐことができる。さらに、排出されるCOも大幅に除去
できる。
【図1】 実施例の排ガス浄化装置の構成図
T 触媒反応管 S1 触媒1 S2 触媒2 g 合成模擬ガス
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 53/36 104A
Claims (8)
- 【請求項1】 内燃機関から排出されるNOxを、特に
酸素過剰雰囲気下にて触媒により除去する排ガス浄化装
置であって、NOxの流路の上流側にHCを還元剤とし
てNOxを還元除去する触媒を配置し、NOxの下流側
にCOによりNOxを還元除去する触媒を配置すること
を特徴とする排ガス浄化装置。 - 【請求項2】 HCを還元剤としてNOxを還元除去す
る触媒は、ゼオライトにFe,Co,Ni,Cu,S
n,Ce,Pt,Pd及びGaからなる群より選ばれた
1種または2種以上の金属を担持したものである請求項
1記載の排ガス浄化装置。 - 【請求項3】 HCを還元剤としてNOxを還元除去す
る触媒は、Al2 O3 ,SiO2 ,TiO2 ,CeO2
及びZrO2 からなる群より選ばれた1種または2種以
上の酸化物を含む複合酸化物にFe,Co,Ni,C
u,Sn,Pt,Pd及びGaからなる群より選ばれた
1種または2種以上の金属を担持したものである請求項
1記載の排ガス浄化装置。 - 【請求項4】 COによりNOxを還元除去する触媒
は、Al2 O3 ,SiO2 ,TiO2 ,ZrO2 ,Zn
O,Co3 O4 ,Mn2 O3 ,Fe2 O3 ,MgO,C
eO2 及びゼオライトからなる群より選ばれた1種また
は2種以上の酸化物を含む複合酸化物にAuを担持した
ものである請求項1記載の排ガス浄化装置。 - 【請求項5】 COによりNOxを還元除去する触媒
は、Al2 O3 ,SiO2 ,TiO2 ,CeO2 及びZ
rO2 からなる群より選ばれた1種または2種以上の酸
化物を含む複合酸化物にFe,Co,Ni,Cu,S
n,La,Sr,Rh,Ru及びIrからなる群より選
ばれた1種または2種以上の金属を担持したものである
請求項1記載の排ガス浄化装置。 - 【請求項6】 COによりNOxを還元除去する触媒
は、Al2 O3 ,SiO2 ,TiO2 ,CeO2 及びZ
rO2 からなる群より選ばれた1種または2種以上の酸
化物を含み、Li,Na,K,Rb,Cs,Cr,M
o,W及びVからなる群より選ばれた1種または2種以
上を添加した複合酸化物にPt,Pdのうち少なくとも
1つを担持したものである請求項1記載の排ガス浄化装
置。 - 【請求項7】 COによりNOxを還元除去する触媒
は、請求項5におけるCOによりNOxを還元除去する
触媒に、Auを担持したものである請求項1記載の排ガ
ス浄化装置。 - 【請求項8】 COによりNOxを還元除去する触媒
は、請求項6におけるCOによりNOxを還元除去する
触媒に、Auを担持したものである請求項1記載の排ガ
ス浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9073501A JPH10263368A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 排ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9073501A JPH10263368A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 排ガス浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10263368A true JPH10263368A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13520077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9073501A Pending JPH10263368A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 排ガス浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10263368A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007237134A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Hitachi Ltd | 排ガス浄化方法 |
JP2009297628A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Babcock Hitachi Kk | 熱機関の排ガス浄化装置,排ガス浄化方法及びNOx浄化触媒 |
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