JPH10263174A

JPH10263174A - 遊技場の会員情報管理システム

Info

Publication number: JPH10263174A
Application number: JP7234697A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Nakamura; 哲夫中村
Original assignee: AMTEX KK
Current assignee: AMTEX KK
Priority date: 1997-03-25
Filing date: 1997-03-25
Publication date: 1998-10-06

Abstract

(57)【要約】【課題】各会員毎の会員情報のうち、来店ポイント或い
は貯玉数等を、グループ内で共有できるようにし、来店
ポイント或いは貯玉数等に関してグループ単位でサービ
スを提供する。【解決手段】例えば家族毎等グループ登録された会員の
会員情報をグループ単位で管理し、貯玉合計Ｆ₁₃及び来
店ポイントＦ₁₄については、家族内の会員の合計値で管
理する。そして、貯玉合計Ｆ₁₃に応じて所定の景品の交
換を可能とし、また、家族全員の来店ポイントの合計で
ある来店ポイントＦ₁₄に応じて家族内の各会員に所定の
サービスを提供する。例えば家族内の何れかの会員が転
居しその後来店できなくなった場合等でも、この会員の
貯玉数或いは来店ポイントは家族毎の貯玉合計Ｆ₁₃或い
は来店ポイントＦ₁₄として家族に相続され、無駄になる
ことなく有効に利用される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店等の遊
技場に会員として登録されている顧客を管理するための
システムに関し、特に、グループ単位で顧客にサービス
を提供できるようにしたものである。

【０００２】

【従来の技術】パチンコ店等の遊技場における会員シス
テムの一形態として、各顧客の会員情報（例えば、来店
回数，遊技場に預けている貯玉数，貯玉との景品交換情
報，遊技履歴等）を、例えば、会員の住所，氏名，性
別，年齢等会員を特定する情報からなる会員識別情報と
共に、各顧客毎に、テータベースに送信・蓄積するよう
にしている。

【０００３】そして、例えばそのデータベースに蓄積さ
れている会員情報を、顧客の要求等に応じてコンピュー
タ等により顧客に提供したり、或いは、例えば来店回数
が所定回数以上である顧客にはより良いサービスを与え
たりするようになっている。これにより、各顧客は、自
己の会員情報を参照することによって、例えば現在の貯
玉数を認識することができると共に、例えば景品交換の
際には、景品交換情報を参照し、過去に交換した景品を
認識することによって、過去に交換したものと同一の景
品と交換を行うことを回避することができる。また、来
店回数が増える毎により良いサービスを受けることがで
きるし、遊技場にとってはこれに伴い固定客が増加し営
業成績が向上することが期待できる。また、遊技場で
は、各顧客の会員情報に含まれる会員の住所、氏名等を
もとに、例えば会員への通知等の案内状を送付する等を
行うようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような遊技場の
会員情報管理システムにおいては、会員情報を各顧客毎
に管理するようにしているため、例えば各会員への案内
状を送付する場合等には、顧客毎の会員情報をもとに案
内状を送付することになる。そのため、例えば、家族で
同一の遊技場の会員として登録している場合等には、顧
客毎に案内状を送付しているから、例えば家族が同居し
ている場合等には、宛て名は異なるが同一の案内状が同
一家庭に複数送付されることになる。遊技場の案内状等
の場合には、家族内でまわし読みすることが多く、また
家庭内の会話等で家族員に伝達されるから、個々の家族
員が案内状を必要としていることはほとんどなく、送付
する必要のない案内状を送付していることになり、これ
は無駄である。

【０００５】また、例えば会員毎に提供されているサー
ビスについて、例えば景品交換サービス等の場合には、
貯玉数に応じて所望の景品との交換が行われることにな
るが、例えば、ある程度の貯玉数を保留したままで家族
の一人が引っ越し等によって来店ができなくなった場合
等には、貯玉数は顧客毎に管理しているから顧客がそれ
まで保持している貯玉数は、無駄になってしまうという
問題がある。また、例えば家族で会員になっている顧客
の場合等、家族員個人の貯玉数は少ないが、家族全員の
貯玉の合計ならば所望の景品と交換が可能である場合等
でも、貯玉数は個人単位で管理しているため、景品交換
を行うことができず、融通がきかないという問題があ
る。また、家族や親しい友人どうしであっても、他人の
会員情報をみることができず、例えば他人との遊技情報
の比較などを行うことができないという問題がある。

【０００６】そこで、この発明は、上記従来の問題に着
目してなされたものであり、会員情報のうちサービスの
対象となる情報を複数の会員で共有することができると
共に、特定の会員間での会員情報の提示が可能であり、
また、会員情報の削減を図ることの可能な遊技場の会員
情報管理システムを提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１に係る遊技場の会員情報管理シス
テムは、会員として登録されている顧客の会員情報を会
員毎に管理するようにした遊技場の会員情報管理システ
ムにおいて、前記会員をグループ登録するグループ登録
手段と、前記グループ登録された会員の会員情報をグル
ープ毎に管理するグループ情報管理手段と、当該グルー
プ情報管理手段で管理するグループ毎の会員情報に基づ
き、グループ登録された会員に対して所定のグループサ
ービスを提供するグループサービス提供手段と、を備え
ることを特徴としている。

【０００８】この発明によれば、グループ登録された会
員の会員情報がグループ毎に管理され、このグループ登
録された会員に対しては、例えばグループ登録されたグ
ループ会員の遊技場への来店回数について、グループ内
の合計が所定回数以上となったグループに対しては、優
待特典を付与する等の、所定のグループサービスが提供
される。これにより、会員の遊技場への来店意欲が向上
し、集客力が向上する。

【０００９】また、本発明の請求項２に係る遊技場の会
員情報管理システムは、前記グループサービスを複数種
類設定しておき、それら複数のグループサービスのうち
希望のグループサービスをグループ毎に選択可能なサー
ビス指定手段を備え、前記サービス提供手段は、前記サ
ービス指定手段により指定されたグループサービスをグ
ループ毎に提供するようにしたことを特徴としている。

【００１０】この発明によれば、例えば会員情報の提
示、或いは累積データの振り替え、累積データの合計等
の複数種類設定されたグループサービスのうち、例え
ば、各グループ毎に希望するグループサービスとしてサ
ービス指定手段で指定したグループサービスが、各グル
ープ毎に提供される。よって、グループ毎にグループ内
の会員の希望に応じて、希望するグループサービスを指
定することにより、各グループ毎に所望のグループサー
ビスが提供される。

【００１１】また、本発明の請求項３に係る遊技場の会
員情報管理システムは、前記グループサービスのうちの
一つは、前記会員情報のうちの会員毎に固有の累積デー
タを、同一グループ内の会員の累積データとして振り替
える累積データ振り替えサービスであることを特徴とし
ている。

【００１２】この発明によれば、例えば遊技場へ預けて
いる遊技媒体の数等、会員情報のうちの会員毎に固有の
累積データを、グループ登録された会員が指定した、同
一グループに属する会員の累積データに振り替え、グル
ープ会員間で累積データをやり取りする振り替えが行わ
れる。したがって、例えば、グループ内の何れかの会員
が転居等によって遊技場に来店できなくなった場合で
も、この会員の累積データは同一グループ内の他の会員
の累積データとして相続される。

【００１３】なお、グループサービスとしては、例えば
同一グループ内の会員の会員情報を互いに提示するよう
な会員情報提示サービス等でもよく、これにより会員は
同一グループ内の会員の、遊技情報或いは来店回数等の
会員情報を参照し互いに比較することができる。

【００１４】また、本発明の請求項４に係る遊技場の会
員情報管理システムは、前記グループサービスのうちの
一つは、前記会員情報のうちの会員毎に固有の累積デー
タを、同一グループ内の会員について合計してグループ
全体のグループ累積データを求め、当該グループ累積デ
ータの累積値に応じたサービスを前記グループ内の会員
に提供する累積合計サービスであることを特徴としてい
る。

【００１５】この発明によれば、同一グループとして登
録された会員の会員情報のうち、例えば遊技場への来店
回数或いは遊技場へ預けている遊技媒体の数等の会員毎
の累積データが、同一グループ内の会員について合計さ
れてグループ全体のグループ累積データが求められる。
そして、グループ累積データの累積値に応じて、グルー
プ会員に優待特典を付与する等の累積合計サービスが提
供される。これにより、会員の遊技場への来店意欲が向
上し、集客力が向上する。

【００１６】また、本発明の請求項５に係る遊技場の会
員情報管理システムは、会員として登録されている顧客
の会員情報を会員毎に管理するようにした遊技場の会員
情報管理システムにおいて、前記会員をグループ登録す
るグループ登録手段と、前記グループ登録された会員の
会員情報をグループ毎に管理するグループ情報管理手段
と、を備え、当該グループ情報管理手段は、グループ登
録された会員の会員情報を、前記会員全てに共通の共通
情報と前記会員毎に固有の固有情報とに分けて管理する
ようにしたことを特徴としている。

【００１７】この発明によれば、グループ情報管理手段
では、グループ登録された会員の会員情報は、例えば家
族単位でグループ登録した場合には、各グループ会員の
会員情報のうち住所或いは電話番号，姓等のグループ会
員全員で共通のデータからなる共通情報と、会員毎の名
前或いは遊技情報等の各会員の固有のデータからなる固
有情報とに会員情報が分けられ、グループ会員の会員情
報は一つに纏められた共通情報と各会員毎の固有情報と
に分けて管理される。よって、会員情報のうちの共通情
報は一纏めにされるから、その分グループ管理手段で管
理する情報が削減される。

【００１８】さらに、請求項６に係る遊技場の会員情報
管理システムは、前記固有情報のうちの所定の個人デー
タを、同一グループ内の会員について合計し、当該グル
ープ全体の累積データとして管理するようにしたことを
特徴としている。

【００１９】この発明によれば、固有情報のうち、例え
ば遊技場への来店回数或いは遊技場へ預けている遊技媒
体の数等、会員毎の所定の個人データについては、同一
グループ内の会員の個人データが全て纏められてグルー
プ全体の累積データとして管理される。よって、遊技場
側では個人データについてはグループ全体の累積データ
として管理しているから、例えばグループ内の会員が転
居等で来店できなくなった場合でも、例えば来店しない
会員の個人データを所定期間保存しておく等の特別の対
処を行う必要はなく、個人データに対する対処が容易で
ある。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。図１は、本発明の一実施の形態における全体構
成を示す図であって、この実施の形態は、本発明に係る
遊技場の会員情報管理システムを、遊技場としてのパチ
ンコ店の会員情報管理システムに適用したものである。

【００２１】まず、構成を説明すると、この遊技情報管
理システムは、パチンコ店内のホール１と監視室３とに
配設されている各装置によって実現されるシステムであ
って、ホール１及び監視室３のそれぞれに配設されてい
る各装置は、通信ケーブル５０を通じて情報通信可能に
接続されている。

【００２２】ホール１には、遊技機としてのパチンコ機
１０が複数配設された島状になっている遊技機島２が複
数（図１にはその内一つのみを示す。）設けられてい
て、各遊技機島２に配設されているパチンコ機１０のそ
れぞれには、磁気カード等からなる会員カードに記憶さ
れている会員番号を読み取ることができるカードリーダ
１３と、通信ケーブル５０を通じて必要な情報を通信す
る遊技機情報装置１２と、パチンコ玉を貸し出す玉貸機
１１とが、一つずつ付設されている。

【００２３】遊技機情報装置１２は、マイクロプロセッ
サ、インタフェース回路、ＲＯＭ，ＲＡＭ等の記憶装置
を内蔵した簡易なコンピュータであって、図示しない液
晶ディスプレイや音声発生装置等を備え、それら液晶デ
ィスプレイや音声発生装置によって、遊技中の顧客に情
報を伝達することも可能になっている。なお、各遊技機
情報装置１２には、各パチンコ機１０を識別するための
パチンコ機ＩＤが割り当てられている。図１の例では、
パチンコ機ＩＤとして「０００１」，「０００２」が割
り当てられている様子を示している。

【００２４】そして、遊技機情報装置１２は、内蔵した
インタフェース回路を介して通信ケーブル５０に接続さ
れると共に、パチンコ機１０，玉貸機１１が出力する種
々の遊技情報、例えば顧客がパチンコ機１０に投入した
パチンコ玉（アウト玉）数、或いはパチンコ機１０から
出された当たり玉（補給玉）数、顧客毎の貸し玉数やプ
リペイドカードの利用度数等の玉貸機１１の利用状況が
わかる情報等を、自身に割り当てられているパチンコ機
ＩＤ及びカードリーダ１３が読み込んだ会員識別情報と
共に、所定のタイミングで通信ケーブル５０に送出し
て、監視室３内に配設されている管理コンピュータ３０
に送信可能になっている。

【００２５】前記ホール１内には、遊技終了後に顧客が
運んできたパチンコ玉の計数を行う計数機２０が例えば
景品交換カウンタの近く等に設置されており、この計数
機２０には、会員カードに記憶されている会員番号を読
み取ることができるカードリーダ２１と計数機２０の計
数値やカードリーダ２１が読み取った会員番号を通信ケ
ーブル５０を通じて管理コンピュータ３０に送信する計
数機情報装置２２とが付設されている。

【００２６】さらに、ホール１内の例えば出入口の近く
には、情報公開装置５が配設されており、この情報公開
装置５も通信ケーブル５０を介して管理コンピュータ３
０に接続されている。この情報公開装置５も基本的には
コンピュータであって、液晶表示装置や音声発生装置の
ような情報を顧客に伝達できる装置や、タッチパネルや
テンキー等の情報を入力できる装置等を一体に有してい
る。そして、来店した際に顧客がタッチパネル式になっ
ている画面を操作することにより通信ケーブル５０を通
じて管理コンピュータ３０から送られてくる、本日の特
賞の発生状況等の営業情報を、映像や音声によって公開
するようになっている。

【００２７】また、情報公開装置５には、カードリーダ
１３，２１と同様の機能を備えたカード差し込み部が一
体に設けられていて、そのカード差し込み部に会員カー
ドを差し込んでからこの情報公開装置５を利用する場合
には、非会員に対するサービスとは異なり、会員向けの
サービスが提供できるようにもなっている。会員向けの
サービスとしては、例えば非会員には公開しないより詳
細な営業情報を提供するサービスや、会員の遊技情報を
分析してその結果を表示又は印刷するという遊技情報分
析サービス等がある。

【００２８】また、家族登録或いはグループ登録が行わ
れた会員が、情報公開装置５においてキーボード等の入
力装置を操作し、家族会員或いはグループ会員のみに提
供されるサービスの提供を要求したとき、要求したサー
ビスが提供されるようになっている。この家族会員或い
はグループ会員のみに提供されるサービスは、例えば、
同一家族内或いは同一グループ内の会員の会員情報の提
示、同一グループ内の会員への貯玉の振り替え（累積デ
ータ振り替えサービス）等がある。

【００２９】前記貯玉とは、各会員がこのパチンコ店に
預けているパチンコ玉のことであって、遊技終了時に会
員が計数機２０でパチンコ玉を計数する際にその日は景
品交換を行う意思がない場合や、計数した際には景品交
換の意思があっても景品交換カウンタに行った際に好み
の景品がないために交換の意思を無くした場合等に、後
日好みの景品が現れるまで、パチンコ玉を貯めることを
認めているものである。

【００３０】そして、監視室３に設置されている管理コ
ンピュータ３０にはパーソナルコンピュータ３２が接続
されていて、パーソナルコンピュータ３２は、会員毎の
会員情報が格納される会員データベース３２Ａと、本パ
チンコ店の営業情報（例えば、各パチンコ機毎の本日又
は過去の大当たりの回数や勝率等）を記憶している営業
情報データベース３２Ｂとを備えている。そして、管理
コンピュータ３０は、通信ケーブル５０を通じて送られ
てくる情報を、パーソナルコンピュータ３２に与えると
共に、そのパーソナルコンピュータ３２を適宜制御する
ことにより、会員データベース３２Ａ及び営業情報デー
タベース３２Ｂへの情報の蓄積を行うようになってい
る。

【００３１】この会員データベース３２Ａは、会員とし
て登録されている顧客毎の会員情報を蓄積するためのデ
ータベースであって、会員毎に付与されている会員番号
と対応して各会員毎の会員情報が蓄積されるようになっ
ている。前記会員情報は、例えば、図２に示すように、
会員の姓名，住所，郵便番号，電話番号，性別，年齢等
の属性を表す属性情報Ｋ₁、遊技履歴，合計等を表す遊
技情報Ｋ₂、貯玉と景品との交換履歴及び交換合計等を
表す景品交換情報Ｋ₃、会員の貯玉の履歴及び現在の貯
玉数（累積データ）の合計等の貯玉情報Ｋ₄、会員の来
店日時等の来店履歴及び来店回数の合計（累積データ）
等の来店ポイント情報Ｋ₅等から形成されている。

【００３２】前記会員情報Ｌのうち、属性情報Ｋ₁は例
えば会員登録時の会員の設定に基づき形成される。前記
景品交換情報Ｋ₃は、例えば、貯玉されているパチンコ
玉により景品交換が行われたときに、例えば管理コンピ
ュータ３０と接続され、パーソナルコンピュータ等で形
成される景品交換用端末２５により、交換したパチンコ
玉数をオペレータが入力することにより更新されるよう
になっている。また、計数機情報装置２２から、会員番
号と貯玉更新情報とが通知されて貯玉要求が行われたと
き、或いは、景品交換用端末２５から景品交換を行った
端数のパチンコ玉数と会員番号とが通知されて貯玉要求
が行われたとき、また、情報公開装置５において貯玉の
振り替え操作が行われたとき、該当する会員情報の貯玉
情報Ｋ₄が更新されるようになっている。

【００３３】また、例えばパチンコ機１０に付設されて
いるカードリーダ１３に会員カードを差し込み、その会
員カードに記憶されている会員番号がカードリーダ１３
によって読み取られて遊技機情報装置１２に送信され、
そこから通信ケーブル５０を通じて管理コンピュータ３
０に通信されることにより、管理コンピュータ３０が来
店を認識する。そして、遊技中には、補給玉，アウト
玉，貸し玉等の個数等所定の情報が遊技情報として送信
され、遊技終了時には、会員がカードリーダ１３から会
員カードを引き抜くから、これによって会員がそのパチ
ンコ機１０での遊技を終了したことが遊技機情報装置１
２によって認識され、その遊技の終了を表す情報が通信
ケーブルを通じて管理コンピュータ３０に送信されるか
ら、カードリーダ１３での読取によって、会員の入店を
認識して来店ポイント情報Ｋ₅を更新すると共に、遊技
中に送信される所定の情報を遊技情報Ｋ₂として順次会
員データベース３２Ａに格納するようになっている。

【００３４】また、管理コンピュータ３０は情報公開装
置５等からの通信ケーブル５０を通じて送られている要
求に応じて、パーソナルコンピュータ３２を適宜制御し
て会員データベース３２Ａ或いは営業情報データベース
３２Ｂを検索させ、要求に対して回答となる情報を読み
出し、その読み出された情報を通信ケーブル５０を通じ
て要求発信側に返信するようにもなっている。

【００３５】また、管理コンピュータ３０では、管理コ
ンピュータ３０の入力装置において設定を行うことによ
り、会員を、家族会員，或いはグループ会員として、登
録することができるようになっている（グループ登録手
段）。前記家族会員及びグループ会員には、一般会員と
は異なるサービス（グループサービス）が提供されるよ
うになっている（グループサービス提供手段）。このサ
ービスは、例えば、家族会員については、貯玉数及び来
店した回数である来店ポイントを家族毎に管理し、例え
ば、来店ポイントが所定数以上となった場合には、この
家族員全てに対して特定のサービスが提供されるように
なっていて、例えば家族会員個人では、来店ポイントが
少なく、来店ポイントが所定数以上の一般会員に与えら
れるサービスを受けることができない会員でも、家族毎
にその来店ポイントを管理することにより、特定サービ
スを提供するようになっている（累積合計サービス）。
また、一般会員の場合には、個人の貯玉数に応じて景品
交換を行うようになっているが、家族会員の場合には、
家族毎の貯玉数に応じて景品交換を行うことができるよ
うになっている。また、会員の要求に応じて、当該会員
と同一の家族会員の会員情報を参照することができるよ
うになっている。

【００３６】一方、グループ会員については、グループ
内の互いの会員情報の参照、グループ会員の貯玉を同一
グループ内の他のグループ会員の貯玉として登録する貯
玉の振り替え、等のサービスが提供されるようになって
いる。また、グループ会員の来店ポイント（グループ累
積データ）を、グループ単位で管理し、グループ全体の
来店ポイントが所定数以上となった場合には、特定のサ
ービスが提供されるようになっている（累積合計サービ
ス）。そして、これらのグループ会員のみに提供される
サービスは、例えばグループ会員全員の取り決め、希望
等によって、それぞれのサービスの提供を許可するか否
かを表すサービス許可情報が設定されていて（サービス
指定手段）、サービス許可情報でサービスの提供が許可
されているサービスのみが提供されるようになってい
る。

【００３７】前記管理コンピュータ３０では、家族会員
及びグループ会員の会員情報については、家族毎或いは
グループ毎に管理するようになっている（グループ情報
管理手段）。家族登録された会員の会員情報は、図３に
示すように、家族会員情報Ｆとして家族毎に管理され
る。この家族会員情報Ｆは、ある家族の会員として登録
された会員の共通の属性情報、例えば、姓，住所，郵便
番号，電話番号等の家族会員内で共通の共通属性情報
（共通情報）Ｆ₁₁と、家族会員の個別の会員情報である
家族会員個別情報（固有情報）Ｆ₁₂と、家族会員の合計
の貯玉数（グループ全体の累積データ）Ｆ₁₃と、家族会
員の合計の来店ポイント合計（グループ全体の累積デー
タ）Ｆ₁₄とから形成される。前記家族会員個別情報Ｆ₁₂
は、名，性別，年齢等会員固有の情報である個別属性情
報Ｋ₀と、前記遊技情報Ｋ₂と、前記景品交換情報Ｋ₃
と、貯玉履歴Ｋ₄₁と、来店履歴Ｋ₅₁とから形成される。

【００３８】一方、グループ登録された会員の会員情報
は、図４に示すように、グループ会員情報Ｇによって、
グループ毎に管理される。このグループ会員情報Ｇは、
グループを特定する属性情報Ｇ₁₁と、グループに含まれ
る会員の会員情報Ｌとのリンク情報Ｇ₁₂とから形成され
る。前記属性情報Ｇ₁₁は、例えばグループに含まれる会
員数，グループ会員の間柄，サービス許可情報等であっ
て、グループ登録時に入力設定される情報に基づき設定
される。なお、グループ会員の会員情報Ｌは、図２に示
す会員情報と同様であって、属性情報Ｇ₁₁においてリン
ク情報Ｇ₁₂を追加又は削除することによって、グループ
への登録又はグループからの抹消が可能になっている。

【００３９】そして、情報公開装置５での操作により、
家族会員から家族内の会員情報の提示が要求された場合
には、管理コンピュータ３０では、カード差し込み部に
差し込まれた会員カードから読み取った、会員情報の提
示を要求した会員の会員番号から所属する家族を特定
し、特定した家族の家族会員情報Ｆから、この家族に属
する家族会員個別情報Ｆ₁₂を順次読み出して情報公開装
置５に転送する。また、グループ会員から同一グループ
内の会員情報の提示が要求された場合には、会員情報の
提示を要求した会員の会員番号から、所属するグループ
を特定し、そのグループに対応するグループ会員情報Ｇ
の属性情報Ｇ₁₁を参照し、そのサービス許可情報におい
て、会員情報の提示が許可されている場合には、リンク
情報Ｇ₁₂により特定される会員情報を順次読み出して情
報公開装置５に転送する。

【００４０】また、情報公開装置５での操作によって、
例えば振り替え先の会員番号と、振り替える貯玉数とを
指定すること等により、グループ会員への貯玉の振り替
えが要求された場合には、振り替え要求を行った会員の
会員番号から所属するグループを特定し、また、振替先
として指定された会員番号からその会員の所属するグル
ープを特定する。そして、これらが同一グループに所属
している場合には、対応するグループ会員情報Ｇの属性
情報Ｇ₁₁を参照し、そのサービス許可情報において、貯
玉の振り替えが許可されているとき、振り替え要求を行
った会員の会員情報Ｌの貯玉合計から、指定された貯玉
数を減算し、振込先として指定された会員の会員情報Ｌ
の貯玉合計に指定された貯玉数を加算する。

【００４１】また、例えば情報公開装置５或いは景品交
換用端末２５での操作により、端数パチンコ玉の振り替
え操作として、振り替え要求を行った会員の会員番号
と、振り替え先の会員番号と、振り替えるパチンコ玉数
とを指定すること等によって、グループ会員への貯玉の
振り替えが要求された場合には、管理コンピュータ３０
では、振り替え要求を行った会員の会員番号から所属す
るグループを特定し、また、振替先として指定された会
員の所属グループを特定する。そして、これらが同一グ
ループに所属しているとき、対応するグループ会員情報
Ｇの属性情報Ｇ₁₁を参照し、そのサービス許可情報にお
いて、貯玉の振り替えが許可されているとき、振り替え
指定された会員の会員情報Ｌの貯玉合計に指定された貯
玉数を加算して貯玉の振り替えを行う。

【００４２】また、管理コンピュータ３０では、グルー
プ会員情報Ｇのサービス許可情報において、来店ポイン
トの合計が許可されている場合には、同一グループに属
するグループ会員の来店ポイントの合計をグループ会員
情報Ｇとして管理し、グループ会員のみに提供されるサ
ービスを来店ポイントに応じて提供するようになってい
る。

【００４３】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
来店した顧客がパチンコ機１０においてカードリーダ１
３に会員カードを差し込み、遊技を開始すると、カード
リーダ１３から読み取られた会員番号が管理コンピュー
タ３０に通知され、管理コンピュータ３０では、会員番
号からこの会員が家族会員であるか、グループ会員であ
るか、家族登録或いはグループ登録されていない一般会
員であるかを判定し、家族会員である場合には、この会
員が属する家族を特定し特定した家族に対応する家族会
員情報Ｆの来店ポイント合計Ｆ₁₄を更新し、また、この
会員に対応する家族会員個別情報Ｆ₁₂の来店履歴Ｋ₅₁を
更新する。一方、グループ会員である場合には、この会
員が属するグループを特定し、そのグループ会員情報Ｇ
の属性情報Ｇ₁₁を参照し、そのサービス許可情報におい
て来店ポイントの合計が許可されている場合には、グル
ープ会員の来店ポイント情報Ｋ₅を更新すると共に、グ
ループ内の会員全員の来店ポイント合計を算出する。

【００４４】前記来店ポイントのカウントは、例えば、
カードリーダ１３に会員カードを差し込むことによりカ
ウントし、一日単位でカウントするようになっている。
つまり、一日のうちに最初に会員カードをカードリーダ
１３に差し込んだときのみ来店ポイントのカウントを行
い、例えば、一日のうちに何度も来店した場合、或いは
一日に何度もパチンコ機１０での遊技を行う場合でも来
店ポイントは１ポイントとしてカウントするようになっ
ている。

【００４５】なお、この来店ポイントは、例えば、一日
に何度もパチンコ機１０での遊技を行う場合等には、例
えばカードリーダ１３から会員カードを抜き取ってか
ら、所定時間経過後にカードリーダ１３から同一の会員
番号が通知されたときに、カウントすることにより、一
日のうちに何度も来店する場合には来店毎にカウントす
るようにしてもよく、また、一つのパチンコ機１０での
遊技毎に来店回数をカウントするようにしてもよい。

【００４６】図５は、計数機情報装置２２及び景品交換
用端末２５からの貯玉要求に対する、管理コンピュータ
３０での処理手順の一例を示したものであって、遊技終
了後に顧客が運んできたパチンコ玉は、計数機２０にか
けられて計数が行われる。このとき、顧客が会員登録を
している場合には貯玉を行うことができ、会員カードを
カードリーダ２１に差し込み、計数機情報装置２２にお
いて貯玉要求を行うことによって、管理コンピュータ３
０での貯玉要求に対する処理が行われる。

【００４７】管理コンピュータ３０では、カードリーダ
２１で読み取られて転送された会員番号をもとに、この
会員が家族会員であるか否かを判定する（ステップＳ
１）。そして、家族会員である場合には、次に、この家
族会員が族する家族を特定する（ステップＳ２）。そし
て、特定した家族、例えば、この会員が家族ｆの家族会
員ａである場合には、家族ｆの家族会員情報Ｆｆを参照
し、その貯玉合計Ｆ₁₃に、計数機情報装置２２から転送
される計数値を加算すると共に、家族会員ａの会員番号
に対応する会員情報Ｆ_12aの貯玉履歴Ｋ₄₁として、例え
ば貯玉日時，貯玉数等の所定の情報を書き込む（ステッ
プＳ３，Ｓ４）。これにより、家族会員ａが属する家族
ｆの貯玉合計Ｆ₁₃が増加する。

【００４８】一方、例えば顧客が、グループ会員である
場合には、カードリーダ２１で読み取られた会員番号か
ら、顧客がグループ会員であることが特定される（ステ
ップＳ１）。そして、このとき、例えばグループ会員ｐ
が貯玉の振込先としてグループ会員ｒの会員番号を指定
すると（ステップＳ５）、管理コンピュータ３０では、
振込先として指定された会員ｒが属するグループを会員
番号から特定し、貯玉要求を行ったグループ会員ｐが属
するグループとが同一グループである場合には（ステッ
プＳ６）、このグループに対応するグループ会員情報Ｇ
の属性情報Ｇ₁₁の属性情報を参照し、サービス許可情報
において、振り替えが許可されているか否かを判断する
（ステップＳ７）。

【００４９】そして、振り替えが許可されている場合に
は、振込先として指定された会員ｒの会員情報Ｌｐの貯
玉情報Ｋ₄を更新し、例えば、貯玉履歴として、貯玉日
時，振込人，振込貯玉数等所定の情報を書き込み、また
貯玉合計に通知された計数値を加算する（ステップＳ
８）。これにより、グループ会員ｐが得た貯玉がグルー
プ会員ｒの貯玉として振り替えられたことになる。

【００５０】一方、振込元と振込先の会員が属するグル
ープが同一でない場合（ステップＳ６）、或いは振込元
及び振込先の会員が属するグループ会員情報Ｇの属性情
報Ｇ ₁₁においてサービス許可情報で振り替えが許可され
ていない場合（ステップＳ７）には、例えば、計数機情
報装置２２に例えばグループ不一致、或いは、振り替え
未許可等といったアラーム情報を通知し（ステップＳ
９）、計数機情報装置２２がこれを表示すること等によ
って顧客に、異常設定が行われたことを通知する。

【００５１】また、顧客がグループ会員でも家族会員で
もない場合、或いは、グループ会員により振り替え先の
指定が行われない場合には（ステップＳ１，Ｓ５）、貯
玉要求を行った会員の会員番号に対応する会員情報Ｌの
貯玉情報Ｋ₄において、貯玉履歴及び貯玉合計を更新す
る（ステップＳ１０）。これにより、貯玉要求を行った
会員の貯玉合計が増加し、貯玉が行われたことになる。

【００５２】次に、図６は、情報公開装置５からの情報
提示要求に対する管理コンピュータ３０での処理手順の
一例を示すフローチャートである。家族会員或いはグル
ープ会員には、同一家族或いは同一グループの会員間で
相互に会員情報を参照することのできるサービスが提供
される。例えば顧客が、情報公開装置５において、会員
カードをカード差し込み部に差し込み、情報提示要求を
行うと、管理コンピュータ３０では、図６に示す処理を
実行し、会員カードから読み込んだ会員番号をもとに、
顧客が家族会員であるかを判断する（ステップＳ１
１）。そして、例えば顧客が家族ｆの家族会員ｃである
場合には、対応する家族、この場合家族ｆを特定し、特
定した家族ｆの家族会員情報Ｆｆを参照し、この家族に
含まれる会員情報Ｆ_12a〜Ｆ_12cを順次読み出して情報
公開装置５に転送する（ステップＳ１２）。これによ
り、家族会員ｃと同一家族である家族会員ａ，ｂ，ｃの
会員情報Ｆ_12a〜Ｆ_12cが情報公開装置５に表示され
る。

【００５３】一方、顧客が家族会員でない場合には（ス
テップＳ１１）、次に、グループ会員であるか否かを判
断する（ステップＳ１３）。そして、例えば顧客がグル
ープｔのグループ会員ｒである場合には、顧客が属する
グループ、この場合グループｔを特定し、グループｔの
グループ会員情報Ｇｔの属性情報Ｇ₁₁を参照し、そのサ
ービス許可情報において、情報提示が許可されているか
否かを判断する（ステップＳ１４）。そして、情報提示
が許可されている場合には、顧客が属するグループ、つ
まり、グループｔに属している会員に対応する会員情報
Ｌｐ，Ｌｑ，Ｌｒを順次読み出して情報公開装置５に転
送する（ステップＳ１５）。

【００５４】これにより、情報公開装置５には、情報提
示要求を行ったグループ会員ｒと同一グループＧｔに属
する会員の会員情報Ｌｐ〜Ｌｒが表示される。また、顧
客が家族会員でもなく（ステップＳ１１）、グループ会
員でもない場合（ステップＳ１３）、また、サービス許
可情報において情報提示が許可されていない場合（ステ
ップＳ１４）には、例えば異常設定としてこれを情報公
開装置５に通知し（ステップＳ１６）、情報公開装置５
がアラームメッセージを表示すること等によって顧客に
通知する。

【００５５】次に、図７は、情報公開装置５によって、
振り替え要求が行われた時の管理コンピュータ３０の処
理手順の一例を示すフローチャートである。グループ会
員には、同一のグループに属する会員間での貯玉の振り
替えを行うサービスが提供される。

【００５６】例えば顧客が会員カードを情報公開装置５
のカード差し込み部に差し込み、振り替え先の会員番号
と、振り替える貯玉数とを指定すること等によって、貯
玉の振り替え要求を行うと、管理コンピュータ３０は図
７のフローチャートを実行する。まず、会員カードから
読み取った会員番号から、顧客がグループ会員であるか
を判断する（ステップＳ２１）。顧客がグループ会員で
ある場合には、次に、振り替え先として指定された会員
番号からこの会員が属するグループを特定し、顧客と同
一のグループに属しているか否かを判断する（ステップ
Ｓ２２）。

【００５７】そして、例えば、グループｔのグループ会
員ｑがグループ会員ｐへの振り替え要求を行った場合に
は、振り替え要求を行った会員と振り替え先に指定され
た会員とは共にグループｔに属しているから、グループ
ｔに対応するグループ会員情報Ｇｔの属性情報Ｇ₁₁を参
照し、サービス許可情報において振り替えが許可されて
いるか否かを判定する（ステップＳ２３）。

【００５８】振り替えが許可されている場合には、グル
ープ会員ｑの会員情報Ｌｑの貯玉合計から、指定された
振り替え貯玉数を減算し、振り替え先として指定された
グループ会員ｐの会員情報Ｌｐの貯玉情報に指定された
振り替え貯玉数を加算する。またこれと共に、それぞれ
の貯玉情報Ｋ₄を更新する（ステップＳ２４）。これに
より、グループ会員ｑの貯玉が振り替え先として指定し
たグループ会員ｐに振り替えられたことになる。

【００５９】一方、会員カードから読み取った会員番号
に基づいて、顧客がグループ会員ではないと判断された
場合（ステップＳ２１）、振り替え先として指定された
会員番号の会員と振り替え要求を行った会員とが同一グ
ループに属さない場合（ステップＳ２２）、グループ会
員情報Ｇｔの属性情報Ｇ₁₁において振り替えが許可され
ていない場合（ステップＳ２３）には、それぞれ異常設
定として例えばこれを情報公開装置５に通知し（ステッ
プＳ２５）、情報公開装置５がアラームメッセージを表
示する等によって、顧客に異常設定を通知する。

【００６０】上述のように、本実施の形態では、各顧客
の会員情報を家族単位或いはグループ単位で管理するよ
うにし、グループ毎或いは家族毎に来店ポイントを合計
して管理することができるようにしたから、例えば、家
族、或いはグループ毎の来店ポイントに応じて家族会員
或いはグループ会員に優待特定を提供するようにすれ
ば、家族単位、或いはグループ単位で会員を獲得するこ
とができる。また、個人会員では来店ポイントが少な
く、来店ポイントに応じた優待特典が提供されないよう
な会員についても、優待特典が提供される可能性が広が
り、より多くの会員にサービスを提供することができ、
集客力の向上を図ることができる。

【００６１】また、家族会員については、家族単位で貯
玉合計をカウントするようにしたから、貯玉の共通利用
を容易に行うことができ、例えば家族全員で協力するこ
とにより、交換に要するパチンコ玉数が多い景品でもよ
り早い時点で交換することができ、景品獲得の可能性を
向上させることができるから、会員の来店意欲を向上さ
せることができ、集客力を向上させることができる。

【００６２】また、ある家族会員、例えばａのみが転居
し、来店ができなくなったような場合でも、この家族会
員ａの貯玉数或いは来店ポイントは、家族の貯玉数或い
は来店ポイントとして相続されるから、家族会員ａが獲
得した貯玉数或いは来店ポイントを有効に活用すること
ができる。また、遊技場側でも、来店しなくなった家族
会員ａの累積データを、例えば所定期間が経過するまで
保存しておく等の処理を行う必要はなく、その対処に困
ることはない。

【００６３】また、グループ会員については、グループ
内の何れかの会員が転居等により来店できなくなった場
合でも、グループ会員に貯玉の振り替えを行うことによ
り、この会員の貯玉を相続することができ、有効に活用
することができる。また、来店ポイントについてもグル
ープ単位で来店ポイントを合計することにより、来店で
きなくなった会員の来店ポイントを無駄にすることなく
有効に活用することができる。

【００６４】また、上記実施の形態においては、家族会
員間、或いはグループ会員間で、会員情報を提示するこ
とができるようにしたから、例えば会員間で互いの遊技
情報或いは景品交換情報等をみることができ、グループ
或いは家族内での合計或いは比較等を行うことができ
る。

【００６５】また、上記実施の形態においては、家族会
員は家族単位で家族会員情報Ｆを形成し、また、グルー
プ会員はグループ会員情報Ｇを形成し、これにより各家
族会員或いはグループ会員を管理するようにしたから、
同一の家族あるいはグループの会員を容易に判別するこ
とができ、例えば、会員情報の提示等の処理を行う場合
でもより短時間で会員情報の提示を行うことができる。

【００６６】また、家族会員については、各家族会員に
共通の情報、例えば住所、姓、電話番号等は、共通属性
情報Ｆ₁₁として一つにまとめるようにしたから、その
分、会員データベース３２Ａの情報量を削減することが
できると共に、管理コンピュータ３０或いはパーソナル
コンピュータ３２での処理を削減することができる。ま
た、共通の住所に居住している会員を家族会員として一
まとめにして管理するようにしたから、例えば、会員宛
に案内状等を郵送する場合でも、家族会員については家
族単位で送付するだけでよく、経費削減を図ることがで
きる。

【００６７】また、グループ会員に対しては、予めサー
ビス許可情報を設定するようにし、このサービス許可情
報で設定されたサービスのみを提供するしたから、例え
ば、予めグループ会員全員の意思に基づいてサービス許
可情報を設定することにより、来店ポイントを合計した
くないグループ会員がいる場合に来店ポイントがグルー
プの来店ポイントとして合計されること、或いは、会員
情報を提示したくない会員がいる場合に、会員情報が提
示されてしまうこと等を回避することができる。

【００６８】なお、上記実施の形態においては、グルー
プ会員に対してはサービス許可情報に基づいて、グルー
プ会員全員の例えば来店ポイントを合計するか否か、或
いは会員情報を提示するか否かを設定するようにしてい
るが、サービス許可情報を各グループ会員毎に設定する
ことによって、例えば、あるグループ会員の来店ポイン
トは個人の来店ポイントとするが、会員情報は提示す
る、或いは、会員情報は提示しないが、グループの来店
ポイントとして合計する、等のように、グループに対す
るサービスを部分的に提供するようにすることも可能で
ある。

【００６９】また、上記実施の形態においては、家族会
員については、貯玉数及び来店ポイントを家族単位で管
理するようにした場合について説明したが、例えばグル
ープ会員の場合と同様に、サービス許可情報において、
貯玉数及び来店ポイントを家族内で合計するか否かを設
定できるようにし、この設定に応じて貯玉数及び来店ポ
イントを合計するようにすることも可能である。

【００７０】また、上記実施の形態においては、本発明
に係るシステムをパチンコ店に適用した場合について説
明したが、本発明の適用対象はこれに限定されるもので
はなく、パチンコ店以外の遊技場、例えば遊技媒体とし
てメダルを利用して遊技を行うスロットマシーンを設置
した遊技場や、同じくメダルを利用して種々のゲームを
行うようになっているゲームセンタ等にも適用可能であ
る。

【００７１】また、上記実施の形態においては、グルー
プ会員については、来店ポイントのみを合計するように
した場合について説明したが、貯玉数についても合計し
グループ単位で景品との交換を行うことができるように
することも可能である。

【００７２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
に係る遊技場の会員情報管理システムは、グループ登録
された会員の会員情報をグループ毎に管理するように
し、グループ登録された会員に対して所定のグループサ
ービスを提供するようにしたから、グループ登録された
会員の遊技場への来店意欲を向上させ、集客力の向上を
図ることができる。

【００７３】また、本発明の請求項２に係る遊技場の会
員情報管理システムは、サービス指定手段でグループ毎
に選択されたグループサービスを、グループ毎に提供す
るようにしたから、グループ毎に会員が希望するグルー
プサービスを指定することにより、グループ内の会員の
希望に応じたグループサービスを提供することができ
る。

【００７４】また、本発明の請求項３に係る遊技場の会
員情報管理システムは、会員毎に固有の累積データを、
同一グループ内の会員間で振り替えるようにしたから、
累積データの相続が可能となり、会員個人の累積データ
を有効に活用することができる。

【００７５】また、本発明の請求項４に係る遊技場の会
員情報管理システムは、会員情報のうちの会員固有の累
積データについて、グループ内の会員について合計し、
このグループ累積データの累積値に応じて所定のサービ
スを提供するようにしたから、会員の遊技場への来店意
欲を向上させ集客力を向上させることができる。

【００７６】また、本発明の請求項５に係る遊技場の会
員情報管理システムは、グループ登録された会員情報の
うち、グループ内の全ての会員について共通の情報につ
いては共通情報として一纏めにし、各会員情報を、共通
情報と各会員固有の固有情報とにわけて管理するように
したから、共通情報を一纏めにした分、情報量を削減す
ることができると共に、会員情報の管理に対する処理負
荷を軽減することができる。

【００７７】さらに、請求項６に係る遊技場の会員情報
管理システムは、固有情報のうちの会員毎の所定の個人
データを、同一グループ内の会員について纏めてグルー
プ全体の累積データとして管理するようにしたから、例
えばグループ内の会員が転居等で来店できなくなったよ
うな場合でも、個人データについてはグループ全体の累
積データとして管理するから、遊技場側で来店しなくな
った会員の個人データの対処に困ることはなく、会員情
報の管理を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態の全体構成を示す図であ
る。

【図２】一般の会員情報Ｌの一例である。

【図３】家族会員情報Ｆの一例である。

【図４】グループ会員の会員情報の管理状態を表す説明
図である。

【図５】貯玉要求に対する、管理コンピュータ３０での
処理の一例を示すフローチャートである。

【図６】情報提示要求に対する、管理コンピュータ３０
での処理の一例を示すフローチャートである。

【図７】振り替え要求に対する、管理コンピュータ３０
での処理の一例を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ホール２遊技機島３監視室５情報公開装置１０パチンコ機１１玉貸機１２遊技機情報装置１３，２１カードリーダ２０計数機２２計数機情報装置２５景品交換用端末３０管理コンピュータ３２パーソナルコンピュータ５０通信ケーブル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】会員として登録されている顧客の会員情
報を会員毎に管理するようにした遊技場の会員情報管理
システムにおいて、前記会員をグループ登録するグルー
プ登録手段と、前記グループ登録された会員の会員情報
をグループ毎に管理するグループ情報管理手段と、当該
グループ情報管理手段で管理するグループ毎の会員情報
に基づき、グループ登録された会員に対して所定のグル
ープサービスを提供するグループサービス提供手段と、
を備えることを特徴とする遊技場の会員情報管理システ
ム。
【請求項２】前記グループサービスを複数種類設定し
ておき、それら複数のグループサービスのうち希望のグ
ループサービスをグループ毎に選択可能なサービス指定
手段を備え、前記サービス提供手段は、前記サービス指
定手段により指定されたグループサービスをグループ毎
に提供するようにしたことを特徴とする請求項１記載の
遊技場の会員情報管理システム。
【請求項３】前記グループサービスのうちの一つは、
前記会員情報のうちの会員毎に固有の累積データを、同
一グループ内の会員の累積データとして振り替える累積
データ振り替えサービスであることを特徴とする請求項
１又は２に記載の遊技場の会員情報管理システム。
【請求項４】前記グループサービスのうちの一つは、
前記会員情報のうちの会員毎に固有の累積データを、同
一グループ内の会員について合計してグループ全体のグ
ループ累積データを求め、当該グループ累積データの累
積値に応じたサービスを前記グループ内の会員に提供す
る累積合計サービスであることを特徴とする請求項１又
は２に記載の遊技場の会員情報管理システム。
【請求項５】会員として登録されている顧客の会員情
報を会員毎に管理するようにした遊技場の会員情報管理
システムにおいて、前記会員をグループ登録するグルー
プ登録手段と、前記グループ登録された会員の会員情報
をグループ毎に管理するグループ情報管理手段と、を備
え、当該グループ情報管理手段は、グループ登録された
会員の会員情報を、前記会員全てに共通の共通情報と前
記会員毎に固有の固有情報とに分けて管理するようにし
たことを特徴とする遊技場の会員情報管理システム。
【請求項６】前記固有情報のうちの所定の個人データ
を、同一グループ内の会員について合計し、当該グルー
プ全体の累積データとして管理するようにしたことを特
徴とする請求項５記載の遊技場の会員情報管理システ
ム。