JPH10263035A - 気泡発生装置 - Google Patents

気泡発生装置

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Publication number
JPH10263035A
JPH10263035A JP7628697A JP7628697A JPH10263035A JP H10263035 A JPH10263035 A JP H10263035A JP 7628697 A JP7628697 A JP 7628697A JP 7628697 A JP7628697 A JP 7628697A JP H10263035 A JPH10263035 A JP H10263035A
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JP
Japan
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motor
mode
unit
main body
power supply
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Application number
JP7628697A
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English (en)
Inventor
Hirotsune Taguchi
博識 田口
Yoshihiro Osano
義博 小佐野
Toshio Kikuchi
俊男 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽内に噴流的な気泡を発生させる機能は言
うまでもなく、浴室外への給水機能も併せ持ち、かつ浴
室内のみならず浴室外でも操作可能とする。 【解決手段】 浴槽内に設置される本体1と浴室外に設
置される電源ユニット21のそれぞれに操作部8,22
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽内に噴流的な
気泡を発生させる機能と、浴室外への給水機能とを併せ
持ち、かつ浴室内のみならず浴室外でも操作可能な気泡
発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、入浴の快適性を得ることを目
的として、浴槽内に噴流的な気泡を発生させる装置が知
られている。これは浴槽内に設置される装置本体のポン
プの吐出口部をエジェクタに構成し、ノズルで絞られた
吐出噴流によるエジェクタ効果で、水面よりも上方に延
出させて設けた吸気口から水面上方の空気を吸引し、気
泡を発生させるものである。
【0003】例えば特開平2−154761号公報に
は、ノズルより吐出する噴流に強弱をつけ、これを周期
的に繰り返させるワンパターンのリズムモードで運転を
行うようにしたものが開示されている(以下、これを第
1従来例という)。
【0004】また、特開昭63−319013号公報に
は、気泡発生装置をバスポンプとしても機能させ得るよ
うに、吸気口部を蓋体により開閉できるようにして、吐
出口部にシャワーホースを接続してシャワーにも利用で
きるようにしたものが開示されている(以下、これを第
2従来例という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワンパ
ターンのリズムモード運転により、ノズルより吐出する
噴流に強弱をつけるようにした第1従来例にあっては、
1サイクル内での自然感は得られても、その繰り返しに
よるリズム感を使用者に悟られてしまい全サイクルを通
しての自然感は得られない。
【0006】また、気泡発生装置にバスポンプを持たせ
てシャワーにも利用できるようにした第2従来例にあっ
ては、あくまで浴室内での利用を目的としてものである
ため、操作部を浴室内にしか設置しておらず、浴室外に
設置される電源側には操作部が設けられていない。この
ことは前述の第1従来例についても同様である。
【0007】湯沸かし後の浴槽内の湯は、上部は熱く、
下部は冷たくなるため、かきまぜが必要となるが、入浴
前にかき混ぜる作業は意外と負担が大きい。このかきま
ぜを気泡発生装置を利用して行う場合、従来は操作部が
浴室内にしかないため、脱衣して溶室内で操作部を操作
し、浴室内で裸のままかきまぜが完了するのを待つか、
脱衣する前に足元が濡れないように注意を払いながら一
旦浴室内に入って操作部を操作してから、浴室外に出て
脱衣する必要がある。
【0008】また、例えば浴室外に設置されている洗濯
機に、残り湯を汲み入れる場合、従来装置では浴室内で
の利用に用途を限定しているため、有効に利用すること
ができない。例えシャワーホースを長尺のものにして浴
室外まで引き出せるようにしたとしても、操作部が溶室
内にしかないため、洗濯機に差し込んだシャワーホース
が外れないかを監視したり、汲み取る残り湯の量を洗濯
する衣類の量に合わせて調節することができない。
【0009】本発明の技術的課題は、浴槽内に噴流的な
気泡を発生させる機能は言うまでもなく、浴室外への給
水機能も併せ持ち、かつ浴室内のみならず浴室外でも操
作可能とすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
気泡発生装置は、気泡入り水流を発生させるための、ポ
ンプ、このポンプの駆動用モータ、及び空気取り込み部
を有し、浴槽内に設置された本体と、浴室外に設置さ
れ、本体に商用電源から絶縁された電源を供給する電源
ユニットと、本体および電源ユニットのそれぞれに設け
られた操作部と、本体または電源ユニットに設けられ、
各操作部からの操作信号に基づいて前記モータを制御す
るとともに、異常信号が入力するとモータを停止させる
制御部と、を備えたものである。
【0011】また、本発明の請求項2に係る気泡発生装
置は、本体側操作部による運転モードと、電源ユニット
側操作部による運転モードとを異ならせたものである。
【0012】また、本発明の請求項3に係る気泡発生装
置は、本体側操作部もしくは電源ユニット側操作部のい
ずれか一方の運転モードで動作中は、他方の操作部によ
る操作を無効にする操作部固定手段を設けたものであ
る。
【0013】また、本発明の請求項4に係る気泡発生装
置は、本体側と電源ユニット側の両操作部が所定時間内
で共に操作された時、テストモードに移行するようにし
たものである。
【0014】また、本発明の請求項5に係る気泡発生装
置は、本体と電源ユニットの少なくとも一方に表示部を
設け、表示部が設置されている側の操作部に対応した運
転モード表示、または両操作部に対応した運転モード表
示を行わせるとともに、緊急停止時には異常表示を行わ
せるものである。
【0015】また、本発明の請求項6に係る気泡発生装
置は、運転停止状態から動作を開始したことを検出する
モータ起動検出手段と、モータ起動検出手段からの起動
検出信号を受けると、設定された運転モードの動作開始
時のある一定時間、モータ出力を最も低い出力状態に保
持させる起動時低出力設定手段と、を設けたものであ
る。
【0016】また、本発明の請求項7に係る気泡発生装
置は、運転停止状態から動作を開始したことを検出する
モータ起動検出手段と、モータ起動検出手段からの起動
検出信号を受けると、設定された運転モードの動作開始
時のある一定時間、モータ出力を最も高い出力状態に保
持させる起動時高出力設定手段と、を設けたものであ
る。
【0017】また、本発明の請求項8に係る気泡発生装
置は、運転停止状態から動作を開始したことを検出する
モータ起動検出手段と、モータ起動検出手段からの起動
検出信号を受けると、設定された運転モードの動作を開
始してからある一定時間経過するまでは、モータ出力を
最も高い出力状態から最も低い出力状態へ遷移するよう
に設定する起動時出力設定手段と、を設けたものであ
る。
【0018】また、本発明の請求項9に係る気泡発生装
置は、モータの負荷状態を検出するモータ負荷状態検出
手段と、モータ負荷状態検出手段が検出した負荷値が第
1の設定値以下となりかつその状態が所定時間継続する
とモータ空転と判定して電源制御部に異常信号を出力す
るモータ空転判定手段と、モータ負荷状態検出手段が検
出した負荷値が第2の設定値以上となりかつその状態が
所定時間継続するとモータロックと判定して電源制御部
に異常信号を出力するモータロック判定手段と、を設け
たものである。
【0019】また、本発明の請求項10に係る気泡発生
装置は、本体側操作部による運転モードの1つを、運転
開始からある一定時間の周期で動作を繰り返すととも
に、各周期の中のモータ出力電力の平均値が、運転開始
から所定時間までは増加し、該所定時間を過ぎると減少
するリズムモードに構成したものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施形態1.以下、図示実施形態に基づき本発明を説明
する。図1は本発明の請求項1,2,3,4,5に係る
気泡発生装置の制御回路の全体構成を示すブロック図、
図2はその要部の構成を示すブロック図、図3はその本
体と電源ユニットのそれぞれに設けた操作部の説明図、
図4はその本体と電源ユニットの外観を示す斜視図、図
5はその本体を浴槽内に設置した状態を電源ユニットと
の関係で示す側面図、図6はその給水モードでの運転状
態を示す図5相当図、図7はその全体の動作を説明する
ためのフローチャート、図8はその本体側モードの種別
判定と設定処理の動作を説明するためのフローチャー
ト、図9はその電源ユニット側モードの種別判定と設定
処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【0021】図1乃至図6において、1は気泡発生装置
の本体であり、浴槽内に設置され、内部には水流を発生
させるためのポンプ2と、ポンプ2の駆動用モータ3が
内蔵され、ポンプ2の吐出口3が周知のエジェクタに構
成されている。本体1の下面には、浴槽4の湯5をポン
プ2の吸込部に導入するための吸水口6が形成されてい
るとともに、本体1の上面に、水面上方の空気をエジェ
クタ部に導入するための開閉可能な吸気口7が設けられ
ている。また本体1の前面下部には、吐出口3が配置さ
れ、それよりも上部に、操作部8と表示部9が配置され
ている。更に本体1の背面には、本体1を浴槽4の内壁
に着脱自在に固定するための吸盤11が取り付けられて
いる。
【0022】操作部8は、図3に示すように本体側運転
モードの種別毎に独立した複数の押し釦式のスイッチ8
a,8b,8cから構成されているが、これを単一構成
として押す回数により運転モードが切り換わるようにし
てもよい。このことは後述する実施形態2乃至実施形態
6においても同様である。
【0023】表示部9は、図3に示すように本体側運転
モードの種別毎、換言すれば各スイッチ8a,8b,8
cに対応させて独立した複数の発光ダイオード(LE
D)9a,9b,9cと、異常時に異常状態にあること
を知らせるLED9dとから構成されているが、これを
液晶表示にしてもよい。このことは後述する実施形態2
乃至実施形態6においても同様である。
【0024】21は気泡発生装置の電源ユニットであ
り、浴室外に設置されている。電源ユニット21は、本
体1に商用電源から絶縁された電源を供給するもので、
そのケースの上面には、操作部22と表示部23が配置
されている。また、電源ユニット21の内部には、各操
作部8,22からの操作信号に基づいてモータ3を制御
するとともに、異常信号が入力するとモータ3を停止さ
せる制御部24と、モータ駆動部25と、これら制御系
に5V電源を供給する制御系電源部26とが内蔵されて
いる。なお制御部24とモータ駆動部25は本体1に内
蔵させてもよい。このことは後述する実施形態2乃至実
施形態6においても同様である。
【0025】操作部22は、図3に示すように電源スイ
ッチ22aと、電源ユニット側運転モードの種別毎に独
立した複数の押し釦式のスイッチ22b,22cとから
構成されているが、運転モードのスイッチ22b,22
cは単一構成として、押す回数により運転モードが切り
換わるようにしてもよい。このことは後述する実施形態
2乃至実施形態6においても同様である。
【0026】表示部23は、図3に示すように各スイッ
チ22a,22b,22cに対応させて独立した複数の
発光ダイオード(LED)23a,23b,23cと、
異常時に異常状態にあることを知らせるLED23dと
から構成されているが、これを液晶表示にしてもよい。
更にこの電源ユニット21側の表示部23と、本体1側
の表示部9のそれぞれに、両操作部22,8に対応した
動作モード表示を行わせるようにしてもよい。このこと
は後述する実施形態2乃至実施形態6においても同様で
ある。
【0027】制御部24は、図2に示すように本体1側
の操作部8または電源ユニット21側の操作部22から
モードスイッチ押下による操作信号が入力すると、どち
らの操作部が操作されたかを判定する操作部判定手段2
7と、本体1側の操作部8または電源ユニット21側の
操作部22からモードスイッチ押下による操作信号が入
力すると、運転モードの種別を判定するとともに、所定
時間内に操作部判定手段27から他方の操作部も操作さ
れたことが知らせられると、テストモードと判定するモ
ード判定手段28と、モード判定手段28からのモード
判定信号に基づき判定された運転モードのデータをメモ
リから読み込み設定するモード設定手段29と、操作部
判定手段27からの操作部判定信号とモード判定手段2
8からのモード判定信号に基づき、テストモードでなけ
れば、後から操作された側の操作部の操作と表示を無効
にするようにモード設定手段29と後述の表示設定手段
31に指令する操作部固定手段32と、モード判定手段
28の判定結果と操作部固定手段32からの指令に基づ
いて設定された運転モードの表示、つまり設定された運
転モードに対応するLEDを点灯させる表示設定手段3
1と、モード設定手段29により設定された運転モード
に従ってモータ駆動部25に対しL(弱運転指令)又は
H(強運転指令)の制御信号を出力する電源制御手段3
3とから構成されている。
【0028】次に、本実施形態に係る気泡発生装置の動
作について図7のフローチャートに基づき説明する。な
お、ここでは電源スイッチ22aが操作され、電源ON
状態を表示するLED23aが点灯しているものとす
る。まず、電源がONすると、初期設定を行い、メモリ
内容をクリアにするとともに、入出力ポートを初期化す
る(ステップ111)。次いで、モード選択スイッチが
押されたか否かをみて(ステップ112)、モード選択
スイッチが押されていれば、押されたスイッチは本体側
のスイッチか否かをみて(ステップ113)、本体側の
スイッチであれば、時間T1 (例えば0.2秒)経過し
たかをみて(ステップ114)、0.2秒経過しかつそ
の間に他のスイッチが押されなければ、本体側モードと
判定し(ステップ115)、他方の電源ユニット側の操
作を無効にする(ステップ116)。次いで、本体側モ
ードの種別判定を行い、判定された運転モードを電源制
御手段に設定するとともに(ステップ117)、設定さ
れた運転モードに対応するLEDを点灯させる(ステッ
プ118)。そして、設定された本体側の運転モードに
基づいて、電源制御手段によりポンプモータを運転制御
する(ステップ119)。
【0029】また、ステップ113で押されたスイッチ
は本体側のスイッチでないと判定されると、時間T1
(例えば0.2秒)経過したかをみて(ステップ12
0)、0.2秒経過しかつその間に他のスイッチが押さ
れなければ、電源ユニット側モードと判定し(ステップ
121)、他方の本体側の操作を無効にする(ステップ
122)。次いで、電源ユニット側モードの種別判定を
行い、判定された運転モードを電源制御手段に設定する
とともに(ステップ123)、設定された運転モードに
対応するLEDを点灯させる(ステップ124)。そし
て、設定された電源ユニット側の運転モードに基づい
て、電源制御手段によりポンプモータを運転制御する
(ステップ125)。
【0030】また、ステップ114で0.2秒経過する
前に、電源ユニット側のモードスイッチが押されたこと
が判定されると(ステップ126)、テストモードと判
定し(ステップ127)、テストモードによる処理を行
う(ステップ128)。
【0031】また、ステップ120で0.2秒経過する
前に、本体側のモードスイッチが押されたことが判定さ
れると(ステップ129)、ステップ127に飛び、テ
ストモードに移行する。
【0032】次に、図7のステップ117の本体側モー
ド種別判定・設定処理の動作を、図8のフローチャート
に基づき図2を参照しながら説明する。まず、モード判
定手段28は、操作信号が入力すると、弱運転モードか
否かを判定し(ステップ211)、弱運転モードであれ
ば、入力されたモードが弱運転モードであることをモー
ド設定手段29に知らせる。モード設定手段29では、
モード判定手段28から入力モードが弱運転モードであ
ることが知らせられると、メモリより弱運転モードのデ
ータを読み込み(ステップ212)、電源制御手段33
に設定する(ステップ213)。
【0033】また、ステップ211で弱運転モードでな
いと判定されれば、次にリズム運転モード(このモード
の詳細は後述する)か否かを判定し(ステップ21
4)、リズム運転モードであれば、入力されたモードが
リズム運転モードであることをモード設定手段29に知
らせる。モード設定手段29では、モード判定手段28
から入力モードがリズム運転モードであることが知らせ
られると、メモリよりリズム運転モードのデータを読み
込み(ステップ215)、電源制御手段33に設定する
(ステップ216)。
【0034】更に、ステップ214でリズム運転モード
でないと判定されれば、次に強運転モードか否かを判定
し(ステップ217)、強運転モードであれば、入力さ
れたモードが強運転モードであることをモード設定手段
29に知らせる。モード設定手段29では、モード判定
手段28から入力モードが強運転モードであることが知
らせられると、メモリより強運転モードのデータを読み
込み(ステップ218)、電源制御手段33に設定する
(ステップ219)。ステップ217で強運転モードで
ないと判定されれば、ステップ211に戻り、前述の一
連の処理を繰り返す。なお、本体側の各モードによる運
転は、例えば5分程度で終了するように設定されてい
る。
【0035】次に、図7のステップ123の電源ユニッ
ト側モード種別判定・設定処理の動作を、図9のフロー
チャートに基づき図2を参照しながら説明する。まず、
モード判定手段28は、操作信号が入力すると、かきま
ぜ運転モードか否かを判定し(ステップ311)、かき
まぜ運転モードであれば、入力されたモードがかきまぜ
運転モードであることをモード設定手段29に知らせ
る。モード設定手段29では、モード判定手段28から
入力モードがかきまぜ運転モードであることが知らせら
れると、メモリよりかきまぜ運転モードのデータを読み
込み(ステップ312)、電源制御手段33に設定する
(ステップ313)。なお、このかきまぜ運転モードに
よる運転は、湯温低下防止と待ち時間を考慮して、例え
ば15秒程度で終了するように設定されている。
【0036】また、ステップ311でかきまぜ運転モー
ドでないと判定されれば、次に洗濯機等への給水運転モ
ードか否かを判定し(ステップ314)、給水運転モー
ドであれば、入力されたモードが給水運転モードである
ことをモード設定手段29に知らせる。モード設定手段
29では、モード判定手段28から入力モードが給水運
転モードであることが知らせられると、メモリより給水
運転モードのデータを読み込み(ステップ315)、電
源制御手段33に設定する(ステップ316)。ステッ
プ314で給水運転モードでないと判定されれば、ステ
ップ311に戻り、前述の一連の処理を繰り返す。な
お、この給水運転モードによる運転は、例えば30秒程
度で終了するように、あるいは10リットル程度の給水
で終了するように、設定されている。
【0037】このように、本実施形態の気泡発生装置に
おいては、浴槽内に設置される本体1と浴室外に設置さ
れる電源ユニット21のそれぞれに操作部8,22を設
けたので、本体1の吐出口3にホースを接続して、例え
ば浴室外に設置されている洗濯機に、残り湯を汲み入れ
る場合、洗濯機に差し込んだホースの脱落の監視や、汲
み取る残り湯の量を洗濯する衣類の量に合わせて調節す
ることができる。
【0038】また、湯沸かし後の浴槽内の湯のかきまぜ
を気泡発生装置を利用して行う際の操作を、浴室外で行
うことができ、かきまぜ作業の煩わしさがなくなるとと
もに、このかきまぜによって湯の中の残留塩素の揮発を
促進し、湯の質を人体に優しくすることができる。更に
本体1が湯の中に浸かっていても、かきまぜ運転スイッ
チの操作を浴室外で行えるので、安全性の確保が容易と
なる。
【0039】また、本体側操作部による運転モードと、
電源ユニット側操作部による運転モードとを異ならせた
ので、使い勝手が向上する。すなわち、本体側の操作
は、主に使用者が浴槽内でマッサージ効果を得るために
行うものであるため、本体側の運転モードはある程度長
時間連続して使用出来て、しかも使用者の好みにより強
・弱等の切り換えか出来るほうが好ましい。−方、電源
ユニット側の操作は、湯の攪拌や洗濯機への残り湯の汲
み入れのために行うものであるため、電源ユニット側の
運転モードはある一定の短い時間動作し自動停止するほ
うが好ましい。
【0040】また、本体側操作部もしくは電源ユニット
側操作部のいずれか一方の運転モードで動作中は、他方
の操作部による操作を無効にするようにしたので、1の
使用者が入浴中に本体側の操作部に対応した運転モード
で使用中に、別の使用者が誤って電源ユニット側の操作
部を操作して運転モードが変わってしまうのを防ぐこと
ができ、先に使用している浴室内の使用者に不快感を与
えてしまうのを防止することができる。
【0041】また、本体側と電源ユニット側の両操作部
が所定時間内で共に操作された時、テストモードに移行
するようにしたので、通常使用の操作手順ではテストモ
ードに移行することがなく、使用者に混乱を招くのを防
ぐことができる。更にテストモードを内蔵させることに
より、量産ラインにおける検査効率を高めることができ
るとともに、出荷後のメンテナンス等のサービス性を向
上させることができる。すなわち、量産ラインにおける
検査時には、使用者が通常使用するモードで検査する
と、検査時間が長くなり非効率であったり、また検査不
能な項目が出来る可能性が有る。専用の治具を作成して
検査するよりも、個々の製品にテストモードを内蔵した
方が効率が良い。しかし、テストモードに移行する操作
手順が、使用者が誤って、もしくは容易に操作し得る操
作手順であると、使用者に混乱を招く。このように通常
使用で、浴室内に置かれる本体と浴室外に置かれる電源
ユニットの操作部を同時に操作される確率はほとんど無
いと想定されることと、量産ラインの検査時には比較的
容易に操作できるようにする必要があることの要望を、
本体側と電源ユニット側の両操作部が短時間内で共に操
作された時、テストモードに移行するように構成するこ
とで達成することができる。
【0042】なお、テストモードか否かの判定を、時間
T1 (0.2秒)というきわめて短い時間に本体側と電
源ユニット側の両操作部が共に操作された時としたの
は、実際の量産ラインにおける検査時には本体側と電源
ユニット側の両操作部を予め操作した状態にし、この状
態で電源スイッチをONさせることによりテストモード
に移行させるようにしているためであり、実際のテスト
モード移行時には、本体側と電源ユニット側の両操作部
が同時に操作される。したがって、テストモードか否か
の判定を行うための時間T1 は0.2秒よりも短くても
よく、あるいは本体側と電源ユニット側の両操作部が共
に同時に操作された時としてもよい。
【0043】また、本体と電源ユニットの少なくとも一
方に表示部を設け、表示部が設置されている側の操作部
に対応した運転モード表示、または両操作部に対応した
運転モード表示を行わせるとともに、緊急停止時には異
常表示を行わせるようにしたので、いずれの運転モード
で動作しているのか、使用者に知らせることができる。
【0044】実施形態2.図10は本発明の請求項1,
2,3,4,5,6,7,8に係る気泡発生装置の制御
回路の基本構成を示すブロック図、図11は本発明の請
求項6に係る気泡発生装置の要部構成を示すブロック
図、図12はその起動時出力制御の動作を説明するため
のフローチャートであり、図10,11中、前述の第1
実施形態(図1,図2)のものと同一機能部分には同一
符号を付してある。
【0045】この実施形態の気泡発生装置は、モータ3
に電源を供給する電源ラインの途中に、運転停止状態か
ら動作を開始したことを検出する例えば電流検出器等か
らなるモータ起動検出手段41を設けるとともに、制御
部24A内に、モータ起動検出手段41からの起動検出
信号を受けると、モード設定手段29により設定された
運転モードの動作開始時のある一定時間、モータ出力を
最も低い出力状態に保持するように電源制御手段33A
に指示(設定)する起動時低出力設定手段42を設けた
ものであり、それ以外の構成は前述の第1実施形態のも
のと同様である。
【0046】次に、この実施形態に係る気泡発生装置の
動作について図12のフローチャートに基づき図10,
図11を参照しながら説明する。なお、モード種別判定
・設定処理および表示までの動作は前述の第1実施形態
のものと同様であるので、ここでは起動時運転制御の動
作を中心に説明する。まず、操作信号に基づいてモード
判定手段28により運転モードが判定され、モード設定
手段29により電源制御手段33Aに運転モードが設定
されて、ポンプモータに電源が供給されて、設定された
モードでポンプモータの運転が開始されると(ステップ
411)、モータ起動検出手段41が、ポンプモータが
起動したことを電流等により検出して、起動時低出力設
定手段42に対し起動検出信号を出力する。起動時低出
力設定手段42では、モータ起動検出手段41からの起
動検出信号によりポンプモータが起動したことを判定し
(ステップ412)、電源制御手段33Aに対してモー
ド設定手段29により設定された運転モードの動作開始
時のある一定時間T2 (例えば0.5秒)、モータ出力
を最も低い出力状態に保持するよう指令(設定)する
(ステップ413)。電源制御手段33Aでは、起動時
低出力設定手段42からの低出力指令に基づき、設定さ
れた時間T2 (0.5秒)の間、モータ駆動部25に対
しL(弱運転指令)の制御信号を出力して、低出力に保
持させ、時間T2 (0.5秒)経過すれば(ステップ4
14)、モード設定手段29により設定されている運転
モードによる制御に復帰する(ステップ415)。
【0047】このように、この実施形態の気泡発生装置
においては、ポンプモータの起動時出力を最も低い出力
状態に保持させるようにしたので、突入電流を低く抑え
ることができ、モータの寿命を延ばすことができる。更
に突入電流を低く抑えることで、起動音の低減化が図
れ、使用者に不快感を与えることもなくなる。更にまた
出力を弱から強へ徐変できるようにすることにより、使
用者にとって好みの強さの水流を選び易くなり、より快
適性が得られる。
【0048】実施形態3.図13は本発明の請求項7に
係る気泡発生装置の要部構成を示すブロック図、図14
はその起動時出力制御の動作を説明するためのフローチ
ャートであり、図13中、前述の第1実施形態(図1,
図2)のものと同一機能部分には同一符号を付してあ
る。なお、この実施形態の制御回路の基本構成は前述の
第2実施形態で説明した図10と同様であるので、説明
に当たっては図10を参照するものとする。
【0049】この実施形態の気泡発生装置は、制御部2
4B内に、モータ起動検出手段41からの起動検出信号
を受けると、モード設定手段29により設定された運転
モードの動作開始時のある一定時間、モータ出力を最も
高い出力状態に保持するように電源制御手段33Bに指
示(設定)する起動時高出力設定手段51を設けたもの
であり、それ以外の構成は前述の第2実施形態のものと
同様である。
【0050】次に、この実施形態に係る気泡発生装置の
動作について図14のフローチャートに基づき図10,
図13を参照しながら説明する。なお、モード種別判定
・設定処理および表示までの動作は前述の第1実施形態
のものと同様であるので、ここでも起動時運転制御の動
作を中心に説明する。まず、操作信号に基づいてモード
判定手段28により運転モードが判定され、モード設定
手段29により電源制御手段33Bに運転モードが設定
され、ポンプモータに電源が供給されて、設定されたモ
ードでポンプモータの運転が開始されると(ステップ5
11)、モータ起動検出手段41が、ポンプモータが起
動したことを電流等により検出して、起動時高出力設定
手段51に対し起動検出信号を出力する。起動時高出力
設定手段51では、モータ起動検出手段41からの起動
検出信号によりポンプモータが起動したことを判定し
(ステップ512)、電源制御手段33Bに対してモー
ド設定手段29により設定された運転モードの動作開始
時のある一定時間T3 (例えば0.3秒)、モータ出力
を最も高い出力状態に保持するよう指令(設定)する
(ステップ513)。電源制御手段33Bでは、起動時
高出力設定手段51からの高出力指令に基づき、設定さ
れた時間T3 (0.3秒)の間、モータ駆動部25に対
しH(強運転指令)の制御信号を出力して、高出力に保
持させ、時間T3(0.3秒)経過すれば(ステップ5
14)、モード設定手段29により設定されている運転
モードによる制御に復帰する(ステップ515)。
【0051】このように、この実施形態の気泡発生装置
においては、ポンプモータの起動時出力を最も高い出力
状態に保持させるようにしたので、モータの低温起動特
性が良くなる。モータが低温状態に置かれる例として
は、例えば浴室にサウナが付いている場合、浴槽内に比
較的低温の湯(水)が張られていることが考えられる。
またこの気泡発生装置は本体1が浴槽内に着脱自在に取
り付けられる関係で、湯を張った後に、冷え切った状態
にある本体1を浴槽に取り付ける場合があることも考え
られる。この実施形態では、このような場合におけるモ
ータの低温起動特性の向上をねらったものである。
【0052】実施形態4.図15は本発明の請求項8に
係る気泡発生装置の要部構成を示すブロック図、図16
はその起動時出力制御の動作を説明するためのフローチ
ャートであり、図15中、前述の第1実施形態(図1,
図2)のものと同一機能部分には同一符号を付してあ
る。なお、この実施形態の制御回路の基本構成も前述の
第2実施形態で説明した図10と同様であるので、ここ
でも説明に当たっては図10を参照するものとする。
【0053】この実施形態の気泡発生装置は、制御部2
4C内に、モータ起動検出手段41からの起動検出信号
を受けると、モード設定手段29により設定された運転
モードの動作を開始してからある一定時間経過するまで
は、モータ出力を最も高い出力状態から最も低い出力状
態へ遷移するように、電源制御手段33Cに指示(設
定)する起動時出力設定手段61を設けたものであり、
それ以外の構成は前述の第2,第3実施形態のものと同
様である。
【0054】次に、この実施形態に係る気泡発生装置の
動作について図16のフローチャートに基づき図10,
図15を参照しながら説明する。なお、モード種別判定
・設定処理および表示までの動作は前述の第1実施形態
のものと同様であるので、ここでも起動時運転制御の動
作を中心に説明する。まず、操作信号に基づいてモード
判定手段28により運転モードが判定され、モード設定
手段29により電源制御手段33Cに運転モードが設定
され、ポンプモータに電源が供給されて、設定されたモ
ードでポンプモータの運転が開始されると(ステップ6
11)、モータ起動検出手段41が、ポンプモータが起
動したことを電流等により検出して、起動時出力設定手
段61に対し起動検出信号を出力する。起動時出力設定
手段61では、モータ起動検出手段41からの起動検出
信号によりポンプモータが起動したことを判定し(ステ
ップ612)、電源制御手段33Cに対してモード設定
手段29により設定された運転モードの動作を開始して
からある一定時間T2 (例えば0.5秒)経過するまで
は、モータ出力を最も高い出力状態から最も低い出力状
態へ遷移するように、かつ最も高い出力状態の時間T3
は例えば0.3秒とするように、指令(設定)する(ス
テップ613)。電源制御手段33Cでは、起動時出力
設定手段61からの高低遷移出力指令に基づき、まず設
定された時間T3 (0.3秒)の間、モータ駆動部25
に対しH(強運転指令)の制御信号を出力して、高出力
に保持させ(ステップ614)、時間T3 (0.3秒)
経過すれば(ステップ615)、次いで運転モードの動
作を開始してから時間T2 (0.5秒)経過するまでの
間、モータ駆動部25に対しL(弱運転指令)の制御信
号を出力して、低出力に保持させ(ステップ616)、
時間T2 (0.5秒)経過すれば(ステップ617)、
モード設定手段29により設定されている運転モードに
よる制御に復帰する(ステップ618)。
【0055】このように、この実施形態の気泡発生装置
においては、ポンプモータの起動時出力を最も高い出力
状態から最も低い出力状態へ遷移するようにしたので、
モータの低温起動特性を向上させつつ、その長寿命化を
図ることができる。
【0056】実施形態5.図17は本発明の請求項1,
2,3,4,5,6,7,8,9,10に係る気泡発生
装置の制御回路の基本構成を示すブロック図、図18は
本発明の請求項9に係る気泡発生装置の要部構成を示す
ブロック図、図19はその異常判定の動作を説明するた
めのフローチャートであり、図17,18中、前述の第
1実施形態(図1,図2)のものと同一機能部分には同
一符号を付してある。
【0057】この実施形態の気泡発生装置は、モータ3
に電源を供給する電源ラインの途中に、モータの負荷状
態を電流または電圧もしくはその両方をみて検出するモ
ータ負荷状態検出手段、すなわち電流・電圧検出手段7
1を設けている。また制御部24D内に、電流・電圧検
出手段71が検出した負荷値(例えば電流値)と第1の
設定値とを比較する比較器72と、比較器72の比較結
果から負荷値が第1の設定値以下となりかつその状態が
所定時間継続するとモータ空転と判定して電源制御手段
33Dに異常信号を出力するモータ空転判定手段73
と、電流・電圧検出手段71が検出した負荷値(例えば
電流値)と第2の設定値とを比較する比較器74と、比
較器74の比較結果から負荷値が第2の設定値以上とな
りかつその状態が所定時間継続するとモータロックと判
定して電源制御手段33Dに異常信号を出力するモータ
ロック判定手段75とを設けたものであり、それ以外の
構成は前述の第1実施形態のものと同様である。
【0058】次に、この実施形態に係る気泡発生装置の
動作について図19のフローチャートに基づき図17,
図18を参照しながら説明する。なお、モード種別判定
・設定処理および表示までの動作は前述の第1実施形態
のものと同様であるので、ここでは異常判定の動作を中
心に説明する。まず、操作信号に基づいてモード判定手
段28により運転モードが判定され、モード設定手段2
9により電源制御手段33Dに運転モードが設定され
て、ポンプモータに電源が供給されて、設定されたモー
ドでポンプモータの運転が開始されると(ステップ71
1)、電流・電圧検出手段71が現在の負荷値(電流
値)を検出して比較器72,74に対し出力する。比較
器72では、電流・電圧検出手段71から送られてきた
現在の負荷値Xを第1の設定値(設定電流値)aと比較
し、比較結果をモータ空転判定手段73に対し出力す
る。また比較器74では、電流・電圧検出手段71から
送られてきた現在の負荷値Xを第2の設定値(設定電流
値)bと比較し、比較結果をモータロック判定手段75
に対し出力する。
【0059】モータ空転判定手段73では、比較器72
の比較結果から負荷値Xが第1の設定値a以下か否かを
みて、負荷値Xが第1の設定値a以下(X<a)であれ
ば(ステップ712)、その状態が所定時間T4 (例え
ば2秒)継続したか否かをみて(ステップ713)、そ
の状態が時間T4 (2秒)継続すれば、モータ空転と判
定して(ステップ714)、電源制御手段33Dと表示
設定手段31に対し異常信号を出力して、モータを停止
させるとともに(ステップ715)、各表示部9,23
に異常であることを表示(異常表示LED点灯)させる
(ステップ716)。
【0060】モータロック判定手段75では、比較器7
4の比較結果から負荷値Xが第2の設定値b以上か否か
をみて、負荷値Xが第2の設定値b以上(X>b)であ
れば(ステップ712)、その状態が所定時間T5 (例
えば1秒)継続したか否かをみて(ステップ717)、
その状態が時間T5 (1秒)継続すれば、モータロック
と判定して(ステップ718)、電源制御手段33Dと
表示設定手段31に対し異常信号を出力して、モータを
停止させるとともに(ステップ719)、各表示部9,
23に異常であることを表示(異常表示LED点灯)さ
せる(ステップ720)。
【0061】また、電源制御手段33Dは、モータ空転
判定手段73またはモータロック判定手段75から異常
信号の入力がなければ、正常(b≦X≦a)と判定し
(ステップ721)、運転を継続する(ステップ72
2)。
【0062】なお、緊急停止後の復帰については種々の
手法が考えられる。1つは、異常表示を除いて初期状態
に戻し、その後、何れかの運転モードスイッチが押され
れば、異常表示をやめさせ(LEDを消灯させる)、選
択されたモードによる運転を開始させる方法である。他
の1つは、所定時間、異常表示とともにアラーム(音声
など)により異常を報知させ、その後、異常表示を含め
全て初期状態に戻す方法である。
【0063】このように、この実施形態の気泡発生装置
においては、モータ3が空転して負荷が軽くなると、モ
ータ3を停止させるようにしたので、本体1が浴槽の湯
の中でなく空気中に置かれて動作し、モータ3の回転数
が上がり過ぎることがあっても、その状態のまま長時間
放置されるのを未然に防止することができる。このた
め、モータ内部へ水が進入するのを防ぐ水封シールが軽
負荷運転により劣化するのを防止することができる。
【0064】また、モータ3が負荷が重くなると、モー
タ3を停止させるようにしたので、何らかの原因でモー
タロックしてしまい、モータ3に過電流が流れることが
あっても、その状態のまま長時間放置されるのを未然に
防止することができる。このため、過電流によりモータ
3が過熱し破壊するのを防止することができる。
【0065】なお、ここではモータ空転とモータロック
の両方を検出できるようにしたものを例に挙げて説明し
たが、いずれか一方のみ検出できるようにしても所期の
目的は達成できる。
【0066】実施形態6.図20本発明の請求項10に
係る気泡発生装置の要部構成を示すブロック図、図21
はそのリズムモード運転の動作を説明するためのタイミ
ングチャートであり、図20中、前述の第1実施形態
(図2)のものと同一機能部分には同一符号を付してあ
る。なお、この実施形態の制御回路の基本構成は前述の
第5実施形態で説明した図17と同様であるので、説明
に当たっては図17を参照するものとする。
【0067】この実施形態の気泡発生装置は、制御部2
4E内に、電流・電圧検出手段71からの電流・電圧値
に基づきモータ出力電力を連続的に算出する電力算出手
段81と、電力算出手段81により連続算出されるモー
タ出力電力値に基づいて一定時間(例えば20秒)毎に
モータ出力電力の平均値を算出して、電源制御手段33
Eに対し出力する電力平均値算出手段82とを設け、本
体側操作部22によりリズム運転モードが選択される
と、図21に示すように運転開始から一定時間(20
秒)の周期で動作を繰り返すとともに、各周期の中のモ
ータ出力電力の平均値が、運転開始から所定時間(例え
ば3分)までは増加し、3分を過ぎると減少するリズム
形態をとるように構成したものであり、それ以外の構成
は前述の第1実施形態のものと同様である。
【0068】この実施形態の気泡発生装置においては、
出力パターンに変化を付ける手法に、強運転と弱運転の
組み合わせを採用した。しかし、出力パターンに変化を
付ける手法としては、これに限るものでなく、その他に
例えばモータの出力電力を連続的に変化させる手法を採
用することもできる。
【0069】このように、この実施形態の気泡発生装置
においては、運転モードの1つを、各周期毎のパターン
が変化するリズムモードに構成したので、使用者にリズ
ム感を悟られることがなく、自然感を得ることができ
る。
【0070】また、緩急を付けながら、最初はソフトに
そして徐々にハードにアップしてゆき、最後にまた徐々
にソフトにしてクールダウンするリズムとなるように、
リズムモードを設定したので、快適性が向上し、マッサ
ージを気持ち良く、しかも効果的に行わせることができ
る。
【0071】なお、前述の各実施形態の要部を1つの装
置に集約できることは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、浴槽内に設置される本体と浴室外に設置される電
源ユニットのそれぞれに操作部を設けたので、本体の吐
出口にホースを接続して、例えば浴室外に設置されてい
る洗濯機に、残り湯を汲み入れる場合、洗濯機に差し込
んだホースの脱落の監視や、汲み取る残り湯の量を洗濯
する衣類の量に合わせて調節することができる。更に湯
沸かし後の浴槽内の湯のかきまぜを装置を利用して行う
際の操作を、浴室外で行うことができ、かきまぜ作業の
煩わしさがなくなるとともに、安全性の確保が容易とな
る。
【0073】また、請求項2の発明によれば、本体側操
作部による運転モードと、電源ユニット側操作部による
運転モードとを異ならせたので、使い勝手が向上する。
【0074】また、請求項3の発明によれば、本体側操
作部もしくは電源ユニット側操作部のいずれか一方の運
転モードで動作中は、他方の操作部による操作を無効に
するようにしたので、1の使用者が入浴中に本体側の操
作部に対応した運転モードで使用中に、別の使用者が誤
って電源ユニット側の操作部を操作して運転モードが変
わってしまうのを防ぐことができ、先に使用している浴
室内の使用者に不快感を与えてしまうのを防止すること
ができる。
【0075】また、請求項4の発明によれば、本体側と
電源ユニット側の両操作部が所定時間内で共に操作され
た時、テストモードに移行するようにしたので、量産ラ
インにおける検査効率を高めることができるとともに、
出荷後のメンテナンス等のサービス性を向上させること
ができる。
【0076】また、請求項5の発明によれば、本体と電
源ユニットの少なくとも一方に表示部を設け、表示部が
設置されている側の操作部に対応した運転モード表示、
または両操作部に対応した運転モード表示を行わせると
ともに、緊急停止時には異常表示を行わせるようにした
ので、いずれの運転モードで動作しているのか、使用者
に知らせることができる。
【0077】また、請求項6の発明によれば、モータの
起動時出力を最も低い出力状態に保持させるようにした
ので、突入電流を低く抑えることができ、モータの寿命
を延ばすことができる。更に突入電流を低く抑えること
で、起動音の低減化が図れ、使用者に不快感を与えるこ
ともなくなる。更にまた出力を弱から強へ徐変できるよ
うにすることにより、使用者にとって好みの強さの水流
を選び易くなり、より快適性が得られる。
【0078】また、請求項7の発明によれば、モータの
起動時出力を最も高い出力状態に保持させるようにした
ので、モータの低温起動特性が良くなる。
【0079】また、請求項8の発明によれば、モータの
起動時出力を最も高い出力状態から最も低い出力状態へ
遷移するようにしたので、モータの低温起動特性を向上
させつつ、その長寿命化を図ることができる。
【0080】また、請求項9の発明によれば、モータが
空転して負荷が軽くなると、モータを停止させるように
したので、本体が浴槽の湯の中でなく空気中に置かれて
動作し、モータの回転数が上がり過ぎることがあって
も、その状態のまま長時間放置されるのを未然に防止す
ることができる。このため、モータ内部へ水が進入する
のを防ぐ水封シールが軽負荷運転により劣化するのを防
止することができる。更に、モータが負荷が重くなる
と、モータを停止させるようにしたので、何らかの原因
でモータロックしてしまい、モータに過電流が流れるこ
とがあっても、その状態のまま長時間放置されるのを未
然に防止することができる。このため、過電流によりモ
ータが過熱し破壊するのを防止することができる。
【0081】また、請求項10の発明によれば、運転モ
ードの1つを、各周期毎のパターンが変化するリズムモ
ードに構成したので、使用者にリズム感を悟られること
がなく、自然感を得ることができる。更に緩急を付けな
がら、最初はソフトにそして徐々にハードにアップして
ゆき、最後にまた徐々にソフトにしてクールダウンする
リズムとなるように、リズムモードを設定したので、快
適性が向上し、マッサージを気持ち良く、しかも効果的
に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る気泡発生装置の
制御回路の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施形態に係る気泡発生装置の要部の構
成を示すブロック図である。
【図3】 第1実施形態に係る気泡発生装置の本体と電
源ユニットのそれぞれに設けた操作部の説明図である。
【図4】 第1実施形態に係る気泡発生装置の本体と電
源ユニットの外観を示す斜視図である。
【図5】 第1実施形態に係る気泡発生装置の本体を浴
槽内に設置した状態を電源ユニットとの関係で示す側面
図である。
【図6】 第1実施形態に係る気泡発生装置の給水モー
ドでの運転状態を示す図5相当図である。
【図7】 第1実施形態に係る気泡発生装置の全体の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図8】 第1実施形態に係る気泡発生装置の本体側モ
ードの種別判定と設定処理の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図9】 第1実施形態に係る気泡発生装置の電源ユニ
ット側モードの種別判定と設定処理の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】 本発明の第2実施形態に係る気泡発生装置
の制御回路の基本構成を示すブロック図である。
【図11】 第2実施形態に係る気泡発生装置の要部構
成を示すブロック図である。
【図12】 第2実施形態に係る気泡発生装置の起動時
出力制御の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】 本発明の第3実施形態に係る気泡発生装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図14】 第3実施形態に係る気泡発生装置の起動時
出力制御の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図15】 本発明の第4実施形態に係る気泡発生装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図16】 第4実施形態に係る気泡発生装置の起動時
出力制御の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図17】 本発明の第5実施形態に係る気泡発生装置
の制御回路の基本構成を示すブロック図である。
【図18】 第5実施形態に係る気泡発生装置の要部構
成を示すブロック図である。
【図19】 第5実施形態に係る気泡発生装置の異常判
定の動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】 本発明の第6実施形態に係る気泡発生装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図21】 第6実施形態に係る気泡発生装置のリズム
モード運転の動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 本体、2 ポンプ、3 駆動用モータ、4 浴槽、
7 吸気口(空気取り込み部)、8 本体側の操作部、
9,23 表示部、21 電源ユニット、22電源ユニ
ット側の操作部、24,24A,24B,24C,24
D,24E制御部、27 操作部判定手段、28 モー
ド判定手段、29 モード設定手段、32 操作部固定
手段、33,33A,33B,33C,33D,33E
電源制御手段、41 モータ起動検出手段、42 起
動時低出力設定手段、51起動時高出力設定手段、61
起動時出力設定手段、71 電流・電圧検出手段(モ
ータ負荷状態検出手段)、73 モータ空転判定手段、
75 モータロック判定手段、81 電力算出手段、8
2 電力平均値算出手段。
フロントページの続き (72)発明者 菊池 俊男 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気泡入り水流を発生させるための、ポン
    プ、該ポンプの駆動用モータ、及び空気取り込み部を有
    し、浴槽内に設置された本体と、 浴室外に設置され、前記本体に商用電源から絶縁された
    電源を供給する電源ユニットと、 前記本体および電源ユニットのそれぞれに設けられた操
    作部と、 前記本体または電源ユニットに設けられ、前記各操作部
    からの操作信号に基づいて前記モータを制御するととも
    に、異常信号が入力すると前記モータを停止させる制御
    部と、を備えたことを特徴とする気泡発生装置。
  2. 【請求項2】 本体側操作部による運転モードと、電源
    ユニット側操作部による運転モードとを異ならせたこと
    を特徴とする請求項1記載の気泡発生装置。
  3. 【請求項3】 本体側操作部もしくは電源ユニット側操
    作部のいずれか一方の運転モードで動作中は、他方の操
    作部による操作を無効にする操作部固定手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の気泡発生
    装置。
  4. 【請求項4】 本体側と電源ユニット側の両操作部が所
    定時間内で共に操作された時、テストモードに移行する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の気泡発生装置。
  5. 【請求項5】 本体と電源ユニットの少なくとも一方に
    表示部を設け、該表示部が設置されている側の操作部に
    対応した運転モード表示、または両操作部に対応した運
    転モード表示を行わせるとともに、緊急停止時には異常
    表示を行わせることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載の気泡発生装置。
  6. 【請求項6】 運転停止状態から動作を開始したことを
    検出するモータ起動検出手段と、 該モータ起動検出手段からの起動検出信号を受けると、
    設定された運転モードの動作開始時のある一定時間、モ
    ータ出力を最も低い出力状態に保持させる起動時低出力
    設定手段と、を設けたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項5のいずれかに記載の気泡発生装置。
  7. 【請求項7】 運転停止状態から動作を開始したことを
    検出するモータ起動検出手段と、 該モータ起動検出手段からの起動検出信号を受けると、
    設定された運転モードの動作開始時のある一定時間、モ
    ータ出力を最も高い出力状態に保持させる起動時高出力
    設定手段と、を設けたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項5のいずれかに記載の気泡発生装置。
  8. 【請求項8】 運転停止状態から動作を開始したことを
    検出するモータ起動検出手段と、 該モータ起動検出手段からの起動検出信号を受けると、
    設定された運転モードの動作を開始してからある一定時
    間経過するまでは、モータ出力を最も高い出力状態から
    最も低い出力状態へ遷移するように設定する起動時出力
    設定手段と、を設けたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項5のいずれかに記載の気泡発生装置。
  9. 【請求項9】 モータの負荷状態を検出するモータ負荷
    状態検出手段と、 該モータ負荷状態検出手段が検出した負荷値が第1の設
    定値以下となりかつその状態が所定時間継続するとモー
    タ空転と判定して電源制御部に異常信号を出力するモー
    タ空転判定手段と、 前記モータ負荷状態検出手段が検出した負荷値が第2の
    設定値以上となりかつその状態が所定時間継続するとモ
    ータロックと判定して電源制御部に異常信号を出力する
    モータロック判定手段と、を設けたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項8のいずれかに記載の気泡発生装置。
  10. 【請求項10】 本体側操作部による運転モードの1つ
    は、運転開始からある一定時間の周期で動作を繰り返す
    とともに、各周期の中のモータ出力電力の平均値が、運
    転開始から所定時間までは増加し、該所定時間を過ぎる
    と減少するリズムモードに構成されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の気泡発生
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009082276A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Inax Corp 気泡浴槽付き浴室の吸気構造

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JP2009082276A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Inax Corp 気泡浴槽付き浴室の吸気構造

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