JP2003126592A - 電気洗濯機 - Google Patents

電気洗濯機

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JP2003126592A
JP2003126592A JP2001329301A JP2001329301A JP2003126592A JP 2003126592 A JP2003126592 A JP 2003126592A JP 2001329301 A JP2001329301 A JP 2001329301A JP 2001329301 A JP2001329301 A JP 2001329301A JP 2003126592 A JP2003126592 A JP 2003126592A
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washing
filter
tub
electrolysis
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Application number
JP2001329301A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Mogi
聖行 茂木
Toshimitsu Tsukui
利光 津久井
Shinji Mae
晋治 前
Keiko Kurokawa
圭子 黒河
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水道水で洗濯物の汚れを効率的且つ円滑に落
とすことができる電気洗濯機を提供する。 【解決手段】 洗濯機Wは、洗濯物を収容する洗濯兼脱
水槽5と、この洗濯兼脱水槽内に水流を発生させて洗濯
物を洗うための水流発生手段(パルセータ)7と、洗濯
兼脱水槽内に供給された水道水を電気分解するための少
なくとも一対の電極33を備え、各電極33に通電して
水道水を電気分解することにより洗浄液を生成するため
の電解装置31と、洗濯兼脱水槽内の水道水を電解装置
に流入させ、この電解装置にて生成された洗浄液を洗濯
兼脱水槽内に戻すめの通水路と、電解装置に流入する水
道水中の糸屑を捕獲するための着脱可能なフィルタ50
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気洗濯機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より電気洗濯機で洗濯を行なう洗濯
物は、一般的に洗剤を用いて洗濯物に付着した汚れを落
としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗剤を
使用しての洗濯の場合、すすぎを複数回行わなければ洗
剤残りが発生すると共に、洗剤自体のコストもかかる。
そこで、洗剤を用いずに洗濯物の汚れを落とすことがで
きる洗濯機の開発が望まれていた。
【0004】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、水道水で洗濯物の汚れを効
率的且つ円滑に落とすことができる電気洗濯機を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の電気洗濯
機は、洗濯物を収容する洗濯槽と、該洗濯槽内に水流を
発生させて洗濯物を洗うための水流発生手段と、洗濯槽
内に供給された水道水を電気分解するための少なくとも
一対の電極を有し、各電極に通電して水道水を電気分解
することにより洗浄液を生成するための電解手段と、洗
濯槽内の水道水を電解手段に流入させ、当該電解手段に
て生成された洗浄液を洗濯槽内に戻すための通水路と、
電解手段に流入する水道水中の糸屑などを捕獲するため
の着脱可能なフィルタとを備えるものである。
【0006】また、請求項2の発明の電気洗濯機は、上
記に加えて、フィルタは、洗濯槽を収納する筐体外から
取り付け・取り外し可能に配設されているものである。
【0007】また、請求項3の発明の電気洗濯機は、請
求項2に加えて、電解手段は洗濯槽の外側に取り付けら
れると共に、筐体には電解手段及びフィルタに対応する
位置に開閉部が構成され、当該開閉部を開放した状態
で、フィルタは取り付け・取り外し可能とされているも
のである。
【0008】本発明の電気洗濯機によれば、洗濯物を収
容する洗濯槽と、該洗濯槽内に水流を発生させて洗濯物
を洗うための水流発生手段と、洗濯槽内に供給された水
道水を電気分解するための少なくとも一対の電極を有
し、各電極に通電して水道水を電気分解することにより
洗浄液を生成するための電解手段と、洗濯槽内の水道水
を電解手段に流入させ、当該電解手段にて生成された洗
浄液を洗濯槽内に戻すための通水路とを備えているの
で、電解手段にて電気分解により活性酸素や次亜塩素酸
及び次亜塩素酸イオンが含まれる洗浄液を生成し、この
洗浄液を洗濯槽内に供給して活性酸素及び水流の効果で
洗濯物の汚れを効果的に落とし、次亜塩素酸及び次亜塩
素酸イオンの効果で洗濯物の除菌を行うことが可能とな
る。そして、これらの作用により、洗剤を使用せずに洗
濯物を良好に洗濯することが可能となる。
【0009】特に、電解手段に流入する水道水中の糸屑
などを捕獲するための着脱可能なフィルタを備えている
ので、このフィルタにより電解手段側に流入する糸屑を
捕獲することができる。これにより、糸屑によって電解
能力が低下する不都合を解消しながら、通水路の通路面
積の拡大が可能となり、洗濯槽と電解手段との間の通水
を円滑に行わせて、上述の汚れ落とし及び除菌効果を向
上させることが可能となるものである。
【0010】請求項2の発明によれば、上記に加えて、
フィルタは、洗濯槽を収納する筐体外から取り付け・取
り外し可能に配設されているので、捕獲した糸屑により
フィルタが目詰まりを起こした場合には、筐体外からフ
ィルタを取り外し、糸屑の清掃を行った後、当該フィル
タを取り付け、或いは、予め準備した新たなフィルタを
取り付けることができるようになる。即ち、電気洗濯機
を分解すること無く、フィルタの取り付け・取り外しが
可能となり、フィルタの糸屑除去効果と通水性を維持す
るためのメンテナンスが容易となる。
【0011】請求項3の発明によれば、上記に加えて、
電解手段は洗濯槽の外側に取り付けられると共に、筐体
には電解手段及びフィルタに対応する位置に開閉部が構
成され、当該開閉部を開放した状態で、フィルタは取り
付け・取り外し可能とされているので、開閉部を開放す
るだけで電解手段から容易にフィルタを取り外し、清掃
した或いは新たなフィルタを取り付けることができるよ
うになる。これにより、フィルタのメンテナンス性は一
段と向上するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気洗濯機の
一実施形態である洗濯機(全自動洗濯機)Wについて図
面に基づき説明する。図1は、本実施形態の洗濯機Wの
構成を示す側面断面図である。この洗濯機Wの筐体1の
内部には、電気を通さないABSなどの合成樹脂にて構
成された有底円筒形状の外槽2が前吊棒3および後吊棒
4(図では各1本ずつが見えているが実際には各2本ず
つ存在する)により前方(図中左側)に向けて傾斜する
ように吊支されている。この外槽2の上部前方への突出
に対応して、筐体1の前面上部も張り出している。な
お、筐体1の前面は大きく開口するサービス用開口部1
6が設けられており、このサービス用開口部16は着脱
可能に前面パネル17によって形成されている。このた
め、前面パネル17の上部が外槽2の上部の張り出しに
対応して張り出すことになる。
【0013】外槽2の内部には、周壁に多数の脱水孔を
有する洗濯兼脱水槽5が脱水槽軸6を中一心に回転自在
に軸支されている。該洗濯兼脱水槽5は容易に錆びない
ステンレスなどの金属板にて構成されている。外槽2お
よび洗濯兼脱水槽5は本発明の洗濯槽を構成している。
洗濯兼脱水槽5の底部には、外槽2内に水流を発生させ
洗濯物を攪拌するためのパルセータ7(本発明の水流発
生手段に相当)が配置されている。外槽2の底部には、
パルセータ7および洗濯兼脱水槽5を駆動する駆動機構
10が設けられている。この駆動機構10は、脱水槽軸
6、脱水槽軸6に内装された、パルセータ7の回転軸で
ある翼軸9、脱水槽軸6および翼軸9と同軸的に設けら
れたモータ8、モータ8の動力を翼軸9のみに伝える
か、翼軸9と脱水槽軸6の両方に伝えるかを切り換える
クラッチを備える。そして、この駆動機構10により、
主として洗い運転やすすぎ運転時にはパルセータ7のみ
を一方向または両方向に回転させ、脱水運転時には洗濯
兼脱水槽5とパルセータ7とを一体に一方向(これを正
転方向とする)に回転させる。なお、洗濯兼脱水槽5
は、モータ8が1回転することにより1回転する。一
方、翼軸9の途中には減速機構(図示せず)が備えられ
ているので、パルセータ7は、減速機構による減速比に
従って回転する。
【0014】外槽2の上部後方には、内部に収容した洗
剤等を投入するための洗剤容器11aを備えた注水口1
1が設けられている。注水口11は、給水バルブ13を
介して給水管12に接続されている。即ち、給水バルブ
13が開放すると給水管12から供給される水道水が注
水口11から洗濯槽内に流入するように構成されてい
る。
【0015】前記外槽2の底部の前端部、つまり最底部
には排水管14の一端が接続されており、この排水管1
4は排水バルブ15により開閉されるようになってい
る。排水管14の他端は、図示しないが、起立自在な排
水ホースを介して外部の排水溝に連なっている。排水バ
ルブ15の開閉動作は上述したクラッチの切り換え動作
と関連しており、付設されたトルクモータ(図1中では
省略)が動作していないときには排水バルブ15は閉鎖
した状態で、パルセータ7は洗濯兼脱水槽5と切り離さ
れて単独で回転可能となっており、トルクモータを作動
させてワイヤを途中まで牽引すると、排水バルブ15が
閉鎖した状態でパルセータ7と洗濯兼脱水槽5とが連結
され、ワイヤをさらに牽引すると、パルセータ7と洗濯
兼脱水槽5とが連結されたまま排水バルブ15が開放す
る。
【0016】上述のように本実施形態の洗濯機Wでは、
外槽2および洗濯兼脱水槽5を前方に傾斜させることに
よって、その上面開口が鉛直上方よりも前方を向いてい
る。すなわち、外槽2の中心軸線CLは鉛直線VLに対
して、予め定める傾斜角度αだけ傾くように配置されて
いる。そのため、この洗濯機Wの前方に立った使用者が
洗濯兼脱水槽5の底部を視認し易く、また洗濯物を取り
出し易くすることができる。ここで、傾斜角度αを5〜
20度程度の範囲とすれば、充分に洗濯物を取り出し易
くできるとともに、筐体1の突出をあまり大きくせずに
済む。本実施例ではこの傾斜角度αを約10度に設定し
ている。
【0017】さて、外槽2の外周壁下部には、電解手段
としての電解装置31が備えられている。この電解装置
31はユニット化されており、外槽2とは別体に作ら
れ、ネジなどにより外槽2に取り付けられている。この
電解装置31は、外槽2の前側に備えられており、前面
パネル17を取り外すだけで、内部に収納した電解装置
31が表われ、フィルタ50を取り外すことができる。
このような構成により、電解装置31の修理、交換など
が容易に行なえる。
【0018】この電解装置31は、外槽2とは別室とし
て設けられた電解槽32と、この電解槽32内に配置さ
れた一対の電極33を有している。一対の電極33は第
1電極33aと第2電極33bとからなり、第1電極3
3aおよび第2電極33bはともに方形の薄型板状をし
ている。電解槽32は、外槽2の周壁面に対する奥行き
寸法が小さくなるような薄型箱状に形成されている。そ
して、第1電極33aおよび第2電極33bは、それぞ
れの電極表面が外槽周壁に対面するような方向で、所定
間隔をおいて並んで電解槽32内に配置されている。こ
のような構成により、外槽2から外側への電解装置31
の張り出し量を抑えることができるので、脱水におい
て、外槽2が振動したときに電解装置31が筐体1に衝
突するのを防止できる。よって、筐体1の大型化を抑え
ることができる。
【0019】ところで、電解装置31の電解槽32を外
槽2に一体に形成し、電極33を外槽2の内部に取り付
けることも考えられる。このような場合、狭い外槽2の
内部では、電極33を組み付け難く、また、電極33を
メンテナンスやリサイクルする際に取り外し難い。そこ
で、本実施の形態の電解装置31は、外槽2の外側に取
り付けられている水処理ユニット60を有している。水
処理ユニット60は、組立時に一体的に扱えるようにさ
れ、例えば、単独で上述の電解装置31を構成するよう
に、電解槽32と、電解槽32内に配置された一対の電
極33を有する。電解槽32は合成樹脂により形成され
ている。
【0020】水処理ユニット60は、図2に示すよう
に、外槽2の前側の下部に、正面視で右寄りに取り付け
られ、筐体1内の隅部と外槽2との間の空きスペースを
利用して配置されている。また、水処理ユニット60に
は通電回路30(図6参照)が電気的に接続されてい
る。通電回路30は、トランス61等を有している。ト
ランス61は、通常、大重量であるが、正面視で右寄り
となる、筐体1のコーナをなして高強度の前面部62に
安定して固定される。また、トランス61を外槽2の底
部64に取り付けてもよく、この場合、トランス61の
大重量を利用して、外槽2の振動を抑制するのに好まし
い。
【0021】水処理ユニット60およびトランス61
は、筐体1前面に設けられ、筐体1の略全面を覆う大き
なサービス用開口部16の近傍にあり、サービス用開口
部16を通して、組立作業、修理や交換等のメンテナン
ス作業、リサイクルのための分解作業等が容易になる。
また、水処理ユニット60およびトランス61は互いに
接近しているので、相互の電気的接続も容易である。さ
らに、水処理ユニット60およびトランス61は、ビス
締めにより着脱可能に固定されるので、上述の作業にと
って好ましい。
【0022】また、水処理ユニット60およびトランス
61は、モータ回転制御用電装部品、例えば、モータ8
に内蔵されたモータ用回転センサ24(図6参照)、筐
体1の左側の前面部63に取り付けられたインバータ駆
動部23(図6参照)を含む制御用回路基板65、これ
らを接続する配線部品(図示せず)等から離れた位置に
固定されている。これにより、トランス61等から電解
時に生じるノイズがモータ8の回転制御に及ぼす悪影響
を抑制できる。
【0023】電極33は、図3に示すように、薄型箱状
の電解槽32の最大面、例えば、前面部71と平行に配
置され、この前面部71に対応した大きさの平板状をな
している。このような電極33は大面積にでき、所要の
表面積を少数の電極33で実現できる。電極33は、金
属製で、互いに対向して配置されている。各平板状電極
33は、これの板面に沿う方向の両側となる対向端部で
保持されて、所定の電極間ピッチに保たれている。一対
の電極33に、互いに逆極性とされる電圧が印加されて
水を電解する。
【0024】なお、電極33は、互いに逆極性とされる
一対に限定されない。例えば、3枚の電極33を、その
板面同士を対向させて並べて配置してもよい。また、5
枚の電極33を、その板面同士を対向させて並べて配置
してもよい。これらの場合には、互いに隣接する2つの
電極33が互いに逆極性となるように、電極33の極性
を交互に入れ換えて配置すればよい。要は、少なくとも
一対の電極33があればよく、以下、一対の電極33が
設けられる場合を説明する。
【0025】電極33は、その上下両端部を電解槽32
により保持される。電極33の上端部が、電解槽32の
内部に形成された凹部77内に保持される。この凹部7
7は、電解槽32の上面部75に内部側へ向けて立設さ
れた一対のリブ間に区画されている。また、電極33の
下端部が、端子カバー85を介して電解槽32の下面部
76に保持される。端子カバー85は、電極33の下端
部を覆いつつ、電解槽32の下面部76と電極33の下
端部との間を封止する。なお、電極33は、左右の両側
で保持されてもよい。
【0026】第1電極33aと第2電極33b間のピッ
チ(電極33同士の間隔)は、例えば、2ミリ以上且つ
5ミリ以下の寸法とするのが好ましい。間隔が2ミリ未
満の場合には、糸屑が電極33同士の間に入ると付着し
易くなり、電解効率が低下し易くなることがあるからで
あり、また、耐久性も低下することがある。また、間隔
が5ミリを超えると、電解効率を高く維持するために高
い電圧を印加する必要があり、実用的に構成することが
困難になる。間隔は2ミリ以上且つ5ミリ以下であれ
ば、高い耐久性と高い電解効率とを、実用的に実現する
ことができる。
【0027】電解槽32は、外槽2と異なる材質とする
ことが考えられる。その一方で、電解槽32を、外槽2
と同種の材質とすることも考えられる。この場合、リサ
イクル時の電解槽32の扱いが容易になる。例えば、電
解槽32の材料は、オレフィン樹脂、例えば、ポリプロ
ピレン(PP)を含む。この樹脂は、外槽2にも利用さ
れ、洗剤や漂白剤等の薬剤を含む水に対して耐薬品性を
高くできる。また、電解槽32の材料は、ガラス繊維等
の補強材を含むのが、水温上昇時の強度低下を抑制でき
て好ましい。
【0028】電解槽32は、図3および図4に示すよう
に、下面部76と、この下面部76の周囲から立ち上が
る前面部71、右側面部73および左側面部74と、上
面部75及び後側に設けられた取付枠72とを有してい
る。これら各面部71、73、74、75、76により
囲まれる内部に電極33が配置され、取付枠72の後側
が塞がれた状態で水が溜められるようになっている。電
極33は、前面部71に略平行に配置されている。フィ
ルタ50は取付枠72の内側に挿入されている。フィル
タ50は、電解槽32内部と洗濯兼脱水槽5内部とを連
通する電極33高さと略同等の高さ及び電極33と略同
等の幅の通水路34を仕切る。
【0029】該フィルタ50は水に濡れても錆びたり劣
化しない強力なナイロンなどの合成繊維の網、或いは、
ステンレスなどの細い針金などの網で、水を通過させる
が衣類の糸屑を通さない大きさの網目を呈しており、洗
濯兼脱水槽5内の水道水中の糸屑やゴミなどの異物が電
極33側に通過せずにフィルタ50で糸屑などを捕獲で
きるように構成されている。このフィルタ50の存在に
より、通水路34の通路面積を拡張しても電解槽32内
への糸屑の流入を阻止できる。フィルタ50は周囲にフ
ィルタ枠50aが設けられておりこのフィルタ枠50a
が取付枠72と電解槽32に挟持されることにより、電
解槽32の通水路34をフィルタ50にて完全に仕切
る。電解槽32は、上下に分割可能な一対の分割体7
8、79(図2参照)により構成されている。
【0030】フィルタ枠50aの両面に位置する取付枠
72と電解槽32(一対の分割体78、79)には相互
に対向する位置にパッキン挿着溝72a、32aが形成
されており、両パッキン挿着溝72a、32aにはそれ
ぞれ筒状のゴム等の弾性部材からなるパッキン72b、
32bが装着されている。両パッキン挿着溝72a、3
2aはそれぞれパッキン72b、32bが装着された状
態で容易に脱出しない大きさに形成されると共に、両パ
ッキン72b、32bは両パッキン挿着溝72a、32
aより所定寸法突出している。尚、図示しないが一対の
分割体78、79は相互に接触する面に筒状のゴム等の
弾性部材からなるパッキンが装着され接触面から電解槽
32の電解水が漏れないように構成している。
【0031】電解槽32の下部と取付枠72下部は蝶番
52にて回動自在に接続されており、電解槽32は蝶番
52を支点に上部を取付枠72に離接可能に構成されて
いる。即ち、電解槽32は取付枠72下部に取り付けら
れた蝶番52によって上部を離接可能に構成され、電解
槽32はこの部分が大きく開放してフィルタ50の着脱
を容易にしている(図3点線及び実線矢印)。電解槽3
2の上部と取付枠72の上部には保持部材54が設けら
れており、電解槽32と取付枠72が挟持された状態で
保持部材54にて相互に固定可能に構成されている。保
持部材54は係止部材55と係合部材56とから構成さ
れ、係止部材55は取付枠72の上部に、係合部材56
は電解槽32の上部に固定される。
【0032】係止部材55は所定の幅で一端にネジ孔
(図示せず)設けられており、係止部材55は取付枠7
2上部にネジ孔に固定ネジ55aが挿入され固定されて
いる。係止部材55の他端は係合部材56側に所定距離
延在しそこで上方に湾曲して固定ネジ55a側に折れ曲
がっている。また、係合部材56は係合具56aとレバ
ー56bとから構成され、係合具56aは所定の太さ、
所定の長さの針金にて構成され一端と他端が接合されて
略四角形に折り曲げられている。レバー56bは所定の
長さに形成され一側は電解槽32上部に回動自在に支持
されている。係合具56aの一側辺はレバー56bの電
解槽32側近傍に回動自在に取り付けられ、他側辺は係
止部材55の他端の湾曲部に係合可能に構成されてい
る。尚、保持部材54は水に濡れても容易に錆びない所
定の強度のステンレスなどの金属にて構成されている。
【0033】そして、蝶番52を支点に電解槽32上部
を取付枠72に接触させ、レバー56bの他側を取付枠
72側に倒して係合具56aの他側辺を係止部材55に
係合する。次に、レバー56bの一側を取付枠72から
離間させる。これによって、電解槽32周囲は取付枠7
2に押しつけられ、各パッキン72b、32bは圧縮さ
れて弾性変形しフィルタ枠50a(フィルタ50)周囲
と取付枠72、及び、電解槽32は封止される。尚、フ
ィルタ50はパッキン72b、32b間に挿入されてい
るだけなので、レバー56bを逆の操作をして電解槽3
2の上部を開放すればフィルタ50は簡単に取り出すこ
とができる。
【0034】筐体1内に設けられた電解装置31及びフ
ィルタ50に対応する位置の前面パネル17は、フィル
タ50より大きく刳り貫かれて開閉部が形成され、この
開閉部に開閉扉57が設けられている。該開閉扉57の
一側の上下端近傍は蝶番57b、57bにて前面パネル
17に固定され、他側には開閉扉57を開閉可能な把手
57aが取り付けられている。開閉扉57は把手57a
を持って前後の操作することにより蝶番57b、57b
を支点に開閉可能に構成されている。そして、フィルタ
50は、把手57aを持って開閉扉57を開放させた状
態で電解槽32内に出し入れ可能に構成されている。
【0035】この場合、電解装置31は洗濯兼脱水槽5
の外側に取り付けられており、把手57aによって開閉
扉57が開放され、電解装置31上部に設けられた保持
部材54が操作された後、電解槽32上部が取付枠72
から離間されることによりフィルタ50を交換できるよ
うに構成されている。即ち、フィルタ50は、大きなサ
ービス用開口部16を取り外すことなく、開閉扉57を
開いてレバー56bを操作するだけで電解槽32内に設
けたフィルタ50を簡単に着脱することができる。
【0036】電解槽32は前面部71およびフィルタ5
0が対向する方向に沿って、薄くなるように形成されて
いる。電解槽32の上部69は、傾斜がついていて、一
方の側方が高くなっていて、電解槽32の上面部75が
正面視で右上がりに傾斜している。
【0037】電解槽32の下側に略一致した高さにパル
セータ7が位置して設けられており、パルセータ7で発
生した水流は電解槽32の下方から通水路34(フィル
タ50)を通って電解槽32内へ流入する。水道水中の
糸屑は洗濯兼脱水槽5内から電解槽32内へ流入する際
フィルタ50で捕獲され水道水だけが電解槽32内へ流
入する。即ち、糸屑はフィルタ50の洗濯兼脱水槽5側
で捕獲され、電解槽32内へは流入しない。通水路34
の下部を電解槽32内へ流入した水道水は電解装置31
で電気分解された後、通水路34の下部から電解槽32
内へ流入する水道水の圧力によって電解槽32の上部か
ら洗濯兼脱水槽5内に戻る。
【0038】取付枠72は、後側周囲を筒状のゴム等の
弾性部材からなるパッキン81を介して外槽2に連結さ
れている。パッキン81は、径方向に沿って弾性変形で
きる。これにより、パッキン81は、対応する取付枠7
2の後側周囲の寸法誤差を吸収できる。また、各パッキ
ン81、32b、72bは、外槽2に温水を溜めたとき
に生じる熱変形を吸収し、破損や漏水を防止することが
できる。
【0039】なお、パッキン81、32b、72bとし
て、上述の筒状のものの他、Oリングやシート状のもの
等を利用することもできる。また、取付枠72の周囲に
は、外槽2にビス締めするための複数、例えば、4つの
取付部80が形成されている。取付部80の挿通孔を通
るビス86が、外槽2の外側面66に立設されたボス6
8に外側からねじ込まれている。
【0040】電極33の端子84は、図4に示すよう
に、電解槽32の下面部76を通して外部へ導出されて
いる。これにより、仮に結露や洗濯兼脱水槽5からの溢
水により、水滴が電解槽32の外壁に付着するとして
も、このような水滴が一対の電極33の端子84同士を
短絡することが生じ難くされる。これにより、端子84
間の絶縁を確保することができる。また、一対の電極3
3の端子84同士の間を仕切る仕切板87が設けられて
いる。仕切板87は、上述の水滴の移動を阻止し、絶縁
性を確保できる。仕切板87は、電解槽32に一体に形
成された取付部80と兼用され、部品点数を削減でき
る。
【0041】水処理ユニット60の組立は、以下のよう
になされる。電解槽32の分割体78、79を分離させ
た状態で、一方の分割体78に電極33を組み込む。対
の分割体78、79を合わせ、その合わせ目を封止した
後、電解槽32の下部と取付枠72の下部とを蝶番52
で固定し、保持部材54で保持(この場合、取付枠72
上部に設けた係止部材55と電解槽32上部に設けた係
合部材56とを保持)する。そして、取付枠72と電解
槽32間にフィルタ50を装着後、電解槽32上部を取
付枠72に接触させ、レバー56bの他側を取付枠72
側に倒して係合具56aの他側辺を係止部材55に係合
させ水処理ユニット60の組立が完了する。
【0042】そして、取付枠72(電解槽32)はパッ
キン81を介して、外槽2の接続孔67に外側から嵌め
入れる。取付枠72の取付部80を外槽2のボス68に
ビス締め固定する。次に、電極33の端子84と通電回
路30とを電気的に接続する。また、逆の操作により、
水処理ユニット60を外槽2から取り外すことができ
る。メンテナンス作業やリサイクルのための分解作業が
容易である。
【0043】このように水処理ユニット60は、外槽2
の外側に取り付けられているので、水処理ユニット60
の外槽2への組み付け作業、水処理ユニット60に対す
るメンテナンス作業、リサイクルのための分解作業等
を、外槽2の外側から容易に行なうことができる。特
に、フィルタ50の交換は、筐体1の開閉扉57を開い
てレバー56bを操作して電解槽32を取付枠72から
離間させれば電解槽32の上部が大きく開放するので簡
単にフィルタ50の交換を行なうことができる。
【0044】また、水処理ユニット60を外槽2から着
脱可能にすることにより、取り外しの作業性をより高め
ることができる。特に、貴金属を含む電極33の場合に
は、リサイクルし易くて好ましい。さらに、水処理ユニ
ット60が電解槽32と一対の電極33とを含むことに
より、水処理ユニット60を組立やメンテナンスの際に
単体で扱うことができ、作業がより一層容易になる。
【0045】また、箱状の電解槽32内に電極33を両
持ちで保持することにより、水処理ユニット60を扱う
際に厳重な注意をせずに済む。従って、組立、メンテナ
ンス、分解等の作業をより一層し易くできる。また、洗
濯兼脱水槽5が外槽2内に収容されていて脱水時に振動
するような場合であっても、電極33は両持ちで強固に
保持される。これにより、電極33が電解槽32内で脱
落することを、生じ難くできる。
【0046】水処理ユニット60と外槽2との間に介在
するパッキン81を設けることにより、水処理ユニット
60を外槽2に組み付ける際に、パッキン81の弾性変
形により、外槽2とこれに対応する水処理ユニット60
の部分との間の寸法誤差を吸収できて、容易に組み付け
ることができ、しかも、水処理ユニット60と外槽2と
の間の封止も達成できる。従って、封止のための接着を
省略することもできるので、組立の手間を軽減でき、ま
た、取り外しや分解も容易にできる。
【0047】また、電極33高さと略同等の高さ及び幅
の通水路34を設けることにより、電解槽32と外槽2
との間で大量の水の流入、流出ができ、電解槽32と外
槽2との間で水を効率よく流すことができるので、処理
された水を無駄なく外槽2内に供給して洗濯に有効利用
でき、洗浄力、抗菌力を高めることができる。
【0048】外槽2の外側面66に設けた薄型箱状の電
解槽32に、高さ位置が広い通水路34を設けることに
より、水の淀みや空気溜まりの発生を抑制でき、水を上
下に流して効率よく電解できる(図3の実線矢印参
照)。また、電解槽32内で水が上に向けて流れる場合
には、傾斜状に高くなった電解槽32の上部69に傾斜
に沿わせて案内でき、速やかに流出させて、水を流動さ
せ易くできる。これにより、電解槽32内の水を流動さ
せ易くすることができて、電解槽32内の水の淀みの発
生を好適に抑制することができる。
【0049】このように、電極33は、水が流れる場所
に設置されるのが好ましく、効率よく電解できる。特
に、電極33は、水が外槽2内に対して循環できる場所
に設置されるのがより好ましく、電解された水の利用効
率を高めることができる。例えば、外槽2内の水を入口
から吸い込み出口から出すことにより強制的に循環させ
る循環機構を設け、この循環機構に電極33を配置する
ことが考えられる。循環機構は、外槽2の下部と上部と
をつなぐ通水可能な管からなる水路と、この水路に水を
流す電動ポンプとにより構成できる。このような循環機
構の構成は、本願出願人の他の出願である特願2000
−196894等に開示されたものである。なお、この
他、水を循環させる公知の構成を利用することもでき
る。
【0050】また、電解槽32が外槽2の外面に対する
奥行き寸法が小さい薄型箱状とされることにより、外槽
2の外面からの水処理ユニット60の出っ張りを少なく
できる。例えば、外槽2の外面としての外側面66に沿
うような薄型の電解槽32の場合には、上述のように脱
水時の水処理ユニット60と筐体1との衝突を防止する
ための筐体1の大型化を抑制でき、省スペースを図るこ
とができる。また、外槽2の外面としての底部64に沿
うような薄型の電解槽32の場合には、使用後に電解槽
32から排水するための配管等の構造を簡素化でき、省
スペースを図ることができる。
【0051】ところで、フィルタ50が破損して孔が空
いてしまった場合などは、前述のようにしてフィルタ5
0を交換すればよいが、交換するまでの期間内に電解槽
32内に外槽2からの水に混ざっている糸屑が僅かでは
あるが入り込んでしてしまうことがある。このような場
合に糸屑が電極33に付着すると、電極33の耐久性を
低下させたり、電解効率を低下させることが懸念され
る。このため、以下のようにして、糸屑が水処理ユニッ
ト60に入っても問題ないようにしている。電極33の
コーナ部82には丸み83(図4に一部のみ図示)が付
けられている。これにより、電極33にエッジが生じる
ことを防止できるので、糸屑が電極33のコーナ部82
に引っかかり難く、且つ離脱し易くなる。従って、仮に
糸屑が引っかかるとしても、水流によりコーナ部82か
ら自律的に離脱することができる。
【0052】丸み83としては、電極33の板面に直交
する方向から見たときに見える丸みの他、板面に沿う方
向から見たときに見える丸みも含む。丸みは、少なくと
も一部のコーナ部にあればよいが、より多くのコーナ
部、特に、水中にある全てのコーナ部に設けるのが好ま
しい。電極33(第1電極33aと第2電極33b)同
士の間隔は、糸屑が付着しない距離にされている。この
距離としては、例えば、2ミリ以上が好ましい。2ミリ
未満の距離では糸屑が詰まり易いからである。
【0053】これにより、例えば、フィルタ50が破損
して孔が空いてしまった場合でも、電解槽32内に入っ
た糸屑の付着による水の流動性の低下を防止できる。ま
た、水の電極33への接触が糸屑により妨げられること
も防止できる。その結果、糸屑に起因する電解効率の低
下を防止でき、電解効率を高く維持することができる。
【0054】ところで、洗濯機Wには、図2に示すよう
に、洗浄力を高めるために、外槽2の底部64から気泡
を発生させる気泡発生装置88が設けられているものが
ある。この気泡発生装置88と水処理ユニット60とを
組み合わせる場合には、より一層効率よく電解すること
ができる。
【0055】気泡発生装置88は、エアポンプ89と、
このエアポンプ89の空気吐出口に接続されて空気(エ
ア)を送るためのエアホース90と、エアホース90の
端部が接続されて外槽2内に空気を吹き出すためのノズ
ル(図示せず)とを有している。洗濯時に気泡発生装置
88を動作させると、ノズルから空気が吹き出し、洗濯
兼脱水槽5の孔を通りその内部に入り、パルセータ7の
下方に気泡が発生する。この気泡は、回転するパルセー
タ7により攪拌されて、多数の微細な気泡に砕かれる。
この微細な気泡が洗濯物に接触して破裂する際に、超音
波を発生する。このときに超音波領域の衝撃波が生じ、
これにより、洗濯物に付着している汚れ成分の剥離が促
進されるので、気泡を加えない場合に比べて洗浄能力を
高めることができる。
【0056】気泡発生装置88は、洗浄力を高めるもと
もとの機能に加えて、電解槽32の下部70から電解槽
32内にエアを供給するためのエア供給装置としての機
能を有する。エア供給装置は、水処理ユニット60の電
解槽32内での水を上方へ向けて流れるように促すこと
により水流を発生させる。上述のエアホース90は、途
中で分岐していて、一方の端部がノズルに至り、他方の
端部が電解槽32につながっている。
【0057】電解槽32の下部70には、図4に示すよ
うに、エアホース90からのエアが供給される単一のエ
ア供給口91が形成されている。エア供給口91は複数
でもよい。電解処理時に、エアポンプ89は動作され
る。エア供給口91から電解槽32内へ供給されるエア
は、気泡Eとなり、電解槽32内を浮き上がり、フィル
タ50の上部を通り抜けて外槽2へと流れる(図4の一
点鎖線の矢印参照)。これに伴い、エアの流れによって
電解槽32内に溜まった水が流動されるようになる(図
4の破線矢印参照)。特に、電解槽32の通水路34は
広く気泡が電解槽32から速やかに流出するので、水も
より一層流れ易くなる。気泡が電極33の間に溜まるこ
ともない。その結果、電解効率を高めることができる。
従って、所定の電解能力を得るために必要な電圧を低く
することができ、トランス61等の電装部品を小型化し
たり、低コストなものを利用することができ、また、そ
の消費電力量を削減することもできる。
【0058】また、エア供給口91は、平面視で電極3
3と重ならないようにして配置され、また、電極33に
向かわないようにして配置されている。これにより、エ
アは、電極33に触れないように供給される。従って、
エアに起因する電解効率の低下を抑制できる。また、エ
ア供給口91は、電解槽32の下面部76の隅に、電極
33の端から水平方向に所定距離離れているのが好まし
い。この所定距離は、エアが電極33に通常触れない距
離、例えば、10ミリとされている。
【0059】また、エア供給口91を電解槽32の一側
に設けているので、エアで電解槽32内の水を回転して
動かし易くできる。このように、電解槽32内の水を流
れ易くできて、効率よく電解することができる。しか
も、このためのエアは外槽2内に導かれて、洗浄力の向
上にも寄与することができる。なお、上述のエアポンプ
89は、電解槽32にだけエアを供給するものとしても
構わない。以下では、気泡発生装置88を省略した場合
を説明する。図1に戻って説明する。
【0060】筐体1の上面は、上面板18で構成されて
いる。この上面板18の中央には洗濯物の投入口18a
が設けられており、この投入口18aは上蓋19にて開
閉自在に覆われている。上面板18の前部には操作パネ
ル48が設けられている。図5は操作パネル48の平面
図である。操作パネル48には操作部21および表示部
28が備えられている。操作部21は、本体に電源を投
入するための電源キー49、洗濯運転を開始するための
スタートキー36、洗濯コースを選択するためのコース
キー群37からなる。コースキー群37は、標準コース
を設定するための標準コースキー38、自分流コースを
設定するための自分流コースキー39、おいそぎコース
を設定するためのおいそぎコースキー40、念入りすす
ぎコースを設定するための念入りすすぎコースキー4
1、洗剤ゼロコースを設定するための洗剤ゼロコースキ
ー42を含む。
【0061】標準コースは標準的な洗濯運転を行なう洗
濯コースである。自分流コースは使用者が設定した内容
で洗濯運転を行なう洗濯コースである。おいそぎコース
は洗濯運転の時間が短い洗濯コースである。念入りすす
ぎコースはすすぎの時間や回数を多くしてすすぎを念入
りに行なう洗濯コースである。これらの洗濯コースは、
洗剤を使用するコースであり、これらのコースでは、洗
剤が混入された水道水(洗剤液)を外槽2内に溜め、パ
ルセータ7の回転によって水流を発生させて洗濯物を洗
う。
【0062】洗剤ゼロコースは、洗剤を使用しないコー
スであり、このコースでは、外槽2内に溜めた陽イオン
を取り除いた水道水を電解装置31によって電気分解し
て洗浄液とするとともに、パルセータ7の回転によって
水流を発生させて洗濯物を洗う。表示部28は、どの洗
濯コースが設定されているかを表示するコース表示部4
3と、洗濯物の負荷量に応じた洗剤量を表示するための
洗剤量表示部44と、洗剤を投入しないことをLEDの
点灯により表示する洗剤ゼロ表示部45とからなる。コ
ース表示部43では、上記各コースキーの近傍にそれぞ
れLED46が設けられ、設定された洗濯コースに対応
したLEDを点灯させる。洗剤量表示部44では、洗剤
カップの絵柄内に複数個のLED47が備えられ、洗剤
量に対応した個数のLEDが点灯することにより洗剤量
を表示する。
【0063】図6は本実施形態の洗濯機Wの電気系構成
図である。制御の中心には、CPU、RAM、ROM、
タイマ等を含んで構成される制御部20が据えられてい
る。この制御部20はマイクロコンピュータで構成され
る。制御部20には、操作部21から操作信号が入力さ
れ、外槽2の内部に貯留された水の水位を検知するため
の水位センサ22から水位検知信号が入力される。制御
部20は、インバータ駆動部23を介してモータ8の回
転を制御するとともに、負荷駆動部25を介してトルク
モータ26及び給水バルブ13の動作を制御する。トル
クモータ26は前述したようにクラッチ27と排水バル
ブ15の動作を制御する。また、制御部20は、表示部
28、および運転の終了や異常を知らせるブザー29の
動作を制御する。モータ8には、その回転に応じたパル
ス信号を出力する回転センサ24が設けられており、そ
のパルス信号は制御部20に入力されている。この回転
センサ24は、モータ8すなわち、洗濯兼脱水槽5の回
転速度を検出するために設けられたものである。
【0064】一対の電極33は、トランス61などから
なる通電回路30を介して制御部20の出力側に接続さ
れている。制御部20から通電を指示する信号が出力さ
れると、通電回路30が動作して一対の電極33に通電
される。制御部20のROM20a内には、上記の各洗
濯コースのシーケンスが記憶されている。コースキー群
37の操作によって洗濯コースが選ばれると、この洗濯
コースに対応したシーケンスがROM20a内から読み
出される。そして、制御部20は、このシーケンスに従
ってモータ8等の各種負荷を制御し、選ばれた洗濯コー
スの洗濯運転を実行する。
【0065】さて、上記の構成に基づく、本実施形態の
洗濯機Wの動作を説明する。最初に、洗剤が使用される
洗濯コースの代表的なコースである標準コースが使用者
により選択された場合について、図7のフローチャート
に従って説明する。スタートキー36が押され洗濯運転
の開始が指示されると、給水を行なう前に、洗濯兼脱水
槽5に投入された洗濯物の量つまり負荷量を検知する
(ステップS1)。具体的には、パルセータ7を短時間
回転させ、それによる惰性回転が継続する時間に応じて
負荷量を決定している。この場合、パルセータ7および
制御部20にて負荷量検知されることになる。
【0066】次に、検知された負荷量に応じた洗濯水位
を設定するとともに(ステップS2)、この負荷量に応
じた洗剤量を洗剤量表示部44に表示する(ステップS
3)。使用者は、この洗剤量表示部44の表示を見て、
適量の洗剤を洗濯兼脱水槽5内に投入する。次に、給水
バルブ13が開放されて水道水の給水が開始され、設定
した洗濯水位まで給水される(ステップS4、S5、S
6)。これにより、水道水に洗剤が溶解してできた洗剤
液が外槽2内に溜まる。
【0067】次に、パルセータ7を所定速度で一方向ま
たは両方向に回転することによって外槽2内で水流を発
生させ、洗濯物の洗いを行なう(ステップS7)。洗濯
物に付着した汚れは、洗剤および水流の効果によって落
とされると共に、洗濯物の糸屑は落ちて水道水に混入す
る。洗濯物の洗いが行なわれるとパルセータ7で発生し
た水流によって洗濯兼脱水槽5内の水道水はフィルタ5
0を介して電解槽32内を下方から上方に流れる。これ
によって、フィルタ50の洗濯兼脱水槽5側で水道水に
混入した糸屑は捕獲されていく。そして、所定の洗い時
間が経過すると、パルセータ7は停止して、洗いを終了
する(ステップS8、S9)。こうして、洗いが終了す
ると、中間脱水1、すすぎ1、中間脱水2、すすぎ2、
最終脱水を順次行ない洗濯運転を終了する。
【0068】さて次に、洗剤を使用しない洗剤ゼロコー
スが使用者により選択された場合について、図8のフロ
ーチャートに従って説明する。スタートキー36が押さ
れ洗濯運転の開始が指示されると、洗剤量表示部44の
表示は行なわず、代わりに洗剤ゼロ表示部45のLED
を点灯する(ステップS11)。これにより、洗剤を投
入しない旨が使用者に知らされる。次に、給水バルブ1
3が開放されて水道水の給水を開始する(ステップS1
2)。給水は予め定められた洗剤ゼロコースにおける洗
濯水位(具体的には低水位)まで行なわれる。洗濯水位
よりも低く、且つ電解装置31の一対の電極33が水没
する所定の水位に外槽2内の水位が到達すると、電解装
置31が動作する、すなわち一対の電極33に通電する
(ステップS13、S14)。さらに、パルセータ7を
所定速度で一方向または両方向に回転することによって
外槽2内で水流を発生させる(ステップS15)。
【0069】水道水には、鉄、カルシウム、マグネシウ
ム、塩素などの含有物が微量に含まれている。よって、
電解槽32内では電気分解が行なわれて電解水が生成さ
れ、さらに、電解槽32内と外槽2内との間で水道水が
行き来することにより、外槽2内は徐々に電解水で満た
されることになる。この電解水は弱アルカリ性の性質を
有する。また、電解槽32内の電解水中には活性酸素が
発生しているとともに、次亜塩素酸(HClO)および
次亜塩素酸イオン(ClO-)が発生している。以下
に、係る電気分解の化学式を(1)〜(4)で示す。
【0070】陽極側となる電極33における化学反応: 2H2O→4H++O2↑+4e- ・・・(1) 2Cl-→Cl2+2e- ・・・(2) H2O+Cl2←→HClO+H++Cl- ・・・(3) (このうち、O2とCl2は大気へ)陰極側となる電極3
3における化学反応: 2H2O+2e-→H2↑+2OH- ・・・(4) (このうち、H2は大気へ)
【0071】次亜塩素酸および次亜塩素酸イオンは電解
水とともに外槽2内に流れる。外槽2内において、洗濯
物に付着した汚れは、アルカリ水の効果および水流の効
果により落とされる。また、次亜塩素酸および次亜塩素
酸イオンの効果により洗濯物の除菌が行なわれる。洗濯
物から落とされた汚れは、電解槽32内で活性酸素の効
果により分解され、汚れが洗濯物に再度付着することが
防止される。
【0072】こうして、洗濯水位に到達すると給水を停
止する(ステップS16、S17)。一方、電解装置3
1およびパルセータ7の動作は継続される。そして、所
定の洗い時間が終了すると、電解装置31の動作(一対
の電極33への通電)を停止するとともにパルセータ7
を停止し、第1回目の洗いを終了する(ステップS18
〜S20)。次に、中間脱水を行なった後、第1回目の
洗いと同様の洗いを第2回目の洗いとして行なう。そし
て、この第2回目の洗いが終了すると、最終脱水を行な
い、洗剤ゼロコースの洗濯運転を終了する。
【0073】なお、標準コースなど洗剤を使用する洗濯
コースにおいて、すすぎ時(すすぎ1やすすぎ2)に電
解装置31を動作させ、電解水を用いてすすぎを行なっ
てもよい。これにより、洗濯物のすすぎと同様に除菌を
行なうことができる。また、検知した負荷量に応じた適
量の洗剤を自動投入する洗剤自動投入器を備え、標準コ
ースなど洗剤を使う洗濯コースでは洗剤を自動投入し、
洗剤ゼロコースでは洗剤を投入しないようにしてもよ
い。上記の洗剤自動投入器としては従来から公知のもの
を用いればよく、ここでは構成についての説明を省略す
る。
【0074】そして、所定期間が経過しフィルタ50の
メンテナンス時期が来たならば、筐体1に設けた開閉扉
57を開放し、レバー56bを操作して係止部材55か
ら係合具56aを外す。次に、電解槽32上部を取付枠
72から離間させ、電解槽32の上部を開放してフィル
タ50を外し筐体1より取り出して両面を視認し、糸屑
が捕獲されていれば取り除き、汚れていれば洗浄、劣化
していれば交換した後、電解槽32を筐体1内に挿入す
る。そして、電解槽32上部を取付枠72に密着させ、
保持部材54にて電解槽32上部を取付枠72に保持
し、開閉扉57を閉じメンテナンスを完了する。尚、メ
ンテナンス時期は洗濯機Wの使用頻度により異なるが、
糸屑の付着、或いは、「カビ」や「ぬめり」などの汚れ
によりフィルタ50が目詰まりしてしまう時期などがあ
る。フィルタ50が目詰まりをすると、電解槽32内に
水道水が流通し難くなり電解装置31での電気分解が低
下してしまうのでフィルタ50の清掃、交換などのメン
テナンスを行なう。
【0075】このように、通水路34に電解装置31
(電解槽32)に流入する水道水中の糸屑を捕獲するた
めのフィルタ50を備えているので、洗濯兼脱水槽5内
から電解装置31(電解槽32)内に流入する水道水中
に混じった糸屑をフィルタ50で捕獲することができる
ようになる。これにより、通水路34の通路面積を拡張
しても、フィルタ50にて糸屑の通過を阻止し、電極3
3に糸屑が付着してしまうのを防止することが可能とな
る。従って、電極33に糸屑が付着することによって電
解能力が低下してしまうのを確実に防止することができ
るようになる。
【0076】また、フィルタ50は、洗濯兼脱水槽5を
収納する筐体1外から開閉扉57を開放して保持部材5
4を操作するだけで取り付け・取り外し可能に配設され
ているので、フィルタ50が目詰まりした場合や劣化し
た場合などは、フィルタ50を容易に電解槽32内から
外して清掃し、或いは、新しいものと交換することがで
きる。これにより、電解槽32内には常時洗濯兼脱水槽
5内の水道水を大量に流入させることができるようにな
るので、電解装置31は高い電解効率を長期間維持する
ことが可能になる。従って、電解装置31およびフィル
タ50のメンテナンスも容易に行なえる。
【0077】また、電解装置31を洗濯槽の外側に取り
付け、筐体1の電解装置31及びフィルタ50に対応す
る位置に開閉扉57を設けているので、開閉扉57を開
放し、電解槽32の上部を開放すれば容易にフィルタ5
0を取り出して交換することができる。これにより、糸
屑を捕獲したフィルタ50を極めて容易に取り出すこと
ができて、糸屑の無いフィルタ50に交換することが可
能となる。従って、フィルタ50汚れやカビ或いは劣化
が生じた場合などでも極めて容易にメンテナンスを行な
うことができるようになる。
【0078】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、例えば、以下に示すように、上記の実
施形態に限定されるものではない。本発明の電気洗濯機
は、全自動洗濯機に限定されるものでない。外槽と外槽
内に設けられた横軸型のドラムとで洗濯兼脱水槽を構成
する、いわゆるドラム式洗濯機でもよい。また、洗濯槽
を一槽とし脱水槽を別に設けた、いわゆる二槽式洗濯機
でもよい。さらに、本発明は、水道水のみを電気分解す
るものに限られない。水道水の電気分解を促進するた
め、食塩や炭酸水素ナトリウムを水道水に加えて電解溶
液とし、これを電気分解するようにしてもよい。
【0079】また、水流発生手段は、パルセータに限定
されない。例えば、洗濯兼脱水槽を回転させて水流を発
生させてもよく、この場合、洗濯兼脱水槽が水流発生手
段となる。要は、洗濯槽内で水の流れを発生する手段で
あればよい。また、洗剤量表示部44、洗剤ゼロ表示部
45はこれに限らず、例えば、洗剤量や洗剤を入れない
旨を音声で知らせても差し支えない。
【0080】その他、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更
や修正を行なえる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の電気洗濯機に
よれば、洗濯物を収容する洗濯槽と、該洗濯槽内に水流
を発生させて洗濯物を洗うための水流発生手段と、洗濯
槽内に供給された水道水を電気分解するための少なくと
も一対の電極を有し、各電極に通電して水道水を電気分
解することにより洗浄液を生成するための電解手段と、
洗濯槽内の水道水を電解手段に流入させ、当該電解手段
にて生成された洗浄液を洗濯槽内に戻すための通水路と
を備えているので、電解手段にて電気分解により活性酸
素や次亜塩素酸及び次亜塩素酸イオンが含まれる洗浄液
を生成し、この洗浄液を洗濯槽内に供給して活性酸素及
び水流の効果で洗濯物の汚れを効果的に落とし、次亜塩
素酸及び次亜塩素酸イオンの効果で洗濯物の除菌を行う
ことが可能となる。そして、これらの作用により、洗剤
を使用せずに洗濯物を良好に洗濯することが可能とな
る。
【0082】特に、電解手段に流入する水道水中の糸屑
などを捕獲するための着脱可能なフィルタを備えている
ので、このフィルタにより電解手段側に流入する糸屑を
捕獲することができる。これにより、糸屑によって電解
能力が低下する不都合を解消しながら、通水路の通路面
積の拡大が可能となり、洗濯槽と電解手段との間の通水
を円滑に行わせて、上述の汚れ落とし及び除菌効果を向
上させることが可能となるものである。
【0083】請求項2の発明によれば、上記に加えて、
フィルタは、洗濯槽を収納する筐体外から取り付け・取
り外し可能に配設されているので、捕獲した糸屑により
フィルタが目詰まりを起こした場合には、筐体外からフ
ィルタを取り外し、糸屑の清掃を行った後、当該フィル
タを取り付け、或いは、予め準備した新たなフィルタを
取り付けることができるようになる。即ち、電気洗濯機
を分解すること無く、フィルタの取り付け・取り外しが
可能となり、フィルタの糸屑除去効果と通水性を維持す
るためのメンテナンスが容易となる。
【0084】請求項3の発明によれば、上記に加えて、
電解手段は洗濯槽の外側に取り付けられると共に、筐体
には電解手段及びフィルタに対応する位置に開閉部が構
成され、当該開閉部を開放した状態で、フィルタは取り
付け・取り外し可能とされているので、開閉部を開放す
るだけで電解手段から容易にフィルタを取り外し、清掃
した或いは新たなフィルタを取り付けることができるよ
うになる。これにより、フィルタのメンテナンス性は一
段と向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による全自動洗濯機の側面
断面図である。
【図2】図1に示す全自動洗濯機の正面一部断面図であ
る。
【図3】水処理ユニットの一部断面側面図である。
【図4】水処理ユニットの正面から見た槻略構造を示す
模式図である。
【図5】操作部、表示部の構成を示す操作パネルの平面
図である。
【図6】本実施形態の全自動洗濯機の電気系構成図であ
る。
【図7】本実施形態の全自動洗濯機における、標準コー
スの洗濯運転動作を示すフローチャート。
【図8】本実施形態の全自動洗濯機における、洗剤ゼロ
コースの洗濯運転動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
2 外槽(洗濯槽) 5 洗濯兼脱水槽(洗濯槽) 7 パルセータ 16 開口部 20 制御部 31 電解装置 32 電解槽 33 一対の電極 34 通水路 37 コースキー群 44 洗剤量表示部 45 洗剤ゼロ表示部 50 フィルタ 50a フィルタ枠 52 蝶番 54 保持部材 55 係止部材 56 係合部材 56a 係合具 56b レバー 57 開閉扉 57a 把手 57b 蝶番 60 水処理ユニット 64 外槽の底部(洗濯槽の外面) 66 外槽の外側面(洗濯槽の外側面、外面) 69 電解槽の上部 70 電解槽の下部 72 取付枠 W 洗濯機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前 晋治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 黒河 圭子 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA15 AA17 AA22 BA02 BB02 BB14 CA06 CB06 CB32 DC21 DC22 FD08 FE02 FE04 FE05 FE10 FE16 MA01 MA02 MA06 MA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を収容する洗濯槽と、 該洗濯槽内に水流を発生させて前記洗濯物を洗うための
    水流発生手段と、 前記洗濯槽内に供給された水道水を電気分解するための
    少なくとも一対の電極を有し、各電極に通電して前記水
    道水を電気分解することにより洗浄液を生成するための
    電解手段と、 前記洗濯槽内の水道水を前記電解手段に流入させ、当該
    電解手段にて生成された洗浄液を前記洗濯槽内に戻すた
    めの通水路と、 前記電解手段に流入する水道水中の糸屑などを捕獲する
    ための着脱可能なフィルタとを備えることを特徴とする
    電気洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記フィルタは、前記洗濯槽を収納する
    筐体外から取り付け・取り外し可能に配設されているこ
    とを特徴とする請求項1の電気洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記電解手段は前記洗濯槽の外側に取り
    付けられると共に、 前記筐体には前記電解手段及びフィルタに対応する位置
    に開閉部が構成され、当該開閉部を開放した状態で、前
    記フィルタは取り付け・取り外し可能とされていること
    を特徴とする請求項2の電気洗濯機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228757A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Mitsubishi Electric Corp 洗濯機
JP2010088762A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Panasonic Corp 洗濯機
US7950254B2 (en) * 2004-05-17 2011-05-31 The Procter & Gamble Company Method and system for washing
KR101406185B1 (ko) * 2007-02-28 2014-06-13 삼성전자주식회사 세탁기

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