JP2003154194A - 電気洗濯機 - Google Patents

電気洗濯機

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JP2003154194A
JP2003154194A JP2001353519A JP2001353519A JP2003154194A JP 2003154194 A JP2003154194 A JP 2003154194A JP 2001353519 A JP2001353519 A JP 2001353519A JP 2001353519 A JP2001353519 A JP 2001353519A JP 2003154194 A JP2003154194 A JP 2003154194A
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washing
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electrode
electrolysis
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JP2001353519A
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Kiyoyuki Mogi
聖行 茂木
Toshimitsu Tsukui
利光 津久井
Shinji Mae
晋治 前
Keiko Kurokawa
圭子 黒河
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗剤を使用すること無く洗濯物の汚れを落と
すことができる電気洗濯機を提供する。 【解決手段】 洗濯物を収容する洗濯槽と、洗濯槽内に
水流を発生させて洗濯物を洗うための水流発生手段(パ
ルセータ)7と、水道水を電気分解するための電極33
から電気洗濯機4を構成する。各電極33に通電して水
道水を電気分解することにより洗浄液を生成するための
電解装置31を設ける。水道水中の陽イオンを除去する
ための陽イオン除去装置50を設ける。陽イオン除去装
置50にて陽イオンが除去された水道水を電解装置31
に供給すると共に、電解装置31にて生成された洗浄液
を洗濯槽内に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気洗濯機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より電気洗濯機で洗濯を行なう洗濯
物は、一般的に洗剤を用いて洗濯物に付着した汚れを落
としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗剤を
使用しての洗濯の場合、すすぎを複数回行わなければ洗
剤残りが発生すると共に、洗剤自体のコストもかかる。
そこで、洗剤を用いずに洗濯物の汚れを落とすことがで
きる洗濯機の開発が望まれていた。
【0004】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、洗剤を使用せずに洗濯物の
汚れを落とすことができ、且つ、耐久性も向上させた電
気洗濯機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の電気洗濯
機は、洗濯物を収容する洗濯槽と、該洗濯槽内に水流を
発生させて洗濯物を洗うための水流発生手段と、水道水
を電気分解するための電極から構成され、各電極に通電
して水道水を電気分解することにより洗浄液を生成する
ための電解手段と、水道水中の陽イオンを除去するため
の陽イオン除去手段とを備え、該陽イオン除去手段にて
陽イオンが除去された水道水を電解手段に供給すると共
に、当該電解手段にて生成された洗浄液を洗濯槽内に供
給するものである。
【0006】また、請求項2の発明の電気洗濯機は、上
記に加えて、陽イオン除去手段は、洗濯槽内に供給する
水道水から陽イオンを分離する陽イオン交換膜から構成
され、当該陽イオン交換膜にて陽イオンが分離された水
道水を電解手段に供給するものである。
【0007】更に、請求項3の発明の電気洗濯機は、請
求項1又は請求項2に加えて、洗濯槽を電解手段の一方
の電極とするものである。
【0008】水道水には、カルシウム、マグネシウムな
どの硬度成分や、鉄、塩素など(含有物)が微量に含ま
れており、電気分解を行うことによって、オゾンなどの
活性酸素、更には次亜塩素酸及び次亜塩素酸イオンが発
生する。
【0009】本発明の電気洗濯機によれば、洗濯物を収
容する洗濯槽と、該洗濯槽内に水流を発生させて洗濯物
を洗うための水流発生手段と、水道水を電気分解するた
めの電極から構成され、各電極に通電して水道水を電気
分解することにより洗浄液を生成するための電解手段
と、水道水中の陽イオンを除去するための陽イオン除去
手段とを備え、この陽イオン除去手段にて陽イオンが除
去された水道水を電解手段に供給すると共に、当該電解
手段にて生成された洗浄液を洗濯槽内に供給するように
したので、電解手段にて活性酸素や次亜塩素酸及び次亜
塩素酸イオンを含んだ洗浄液を生成し、この洗浄液を洗
濯槽内に供給して活性酸素及び水流の効果で洗濯物の汚
れを落とし、次亜塩素酸及び次亜塩素酸イオンの効果で
洗濯物の除菌を行うことが可能となる。そして、結果と
してこれらの作用により、洗剤を使用せずに洗濯物を洗
濯することが可能となる。
【0010】特に、請求項2の如き陽イオン交換膜から
構成される陽イオン除去手段にて陽イオンが除去された
水道水を電解手段に供給しているので、電解時に電極表
面にカルシウム、マグネシウムなどの硬度成分が付着す
ることを抑制し、電解の効率低下を防ぐことができる。
また、硬度成分を落とすために電極の極性を切り換える
ことを行っているが、その頻度を少なくできるために、
電極の消耗を抑制し、耐久性を向上させることができる
ようになる。また、陽イオン除去手段にて陽イオンが除
去された水道水を洗濯に使用することになるので、洗剤
を使用する洗濯の際の洗浄能力も向上させることが可能
となるものである。
【0011】また、請求項3の発明の電気洗濯機によれ
ば上記に加えて、洗濯槽を電解手段の一方の電極とした
ので、電解手段の電極の一方を洗濯槽にて兼用して部品
点数を削減し、コストの削減を図ることが可能となる。
この場合にも、陽イオン除去手段にて陽イオンを除去す
ることで、電極表面に付着した硬度成分を落とすために
陽極として通電する頻度を少なくできるため、白金など
の貴金属では無く、ステンレス材などの通常の槽材料を
使用した洗濯槽を採用しても支障はない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気洗濯機の
一実施形態である洗濯機(全自動洗濯機)Wについて図
面に基づき説明する。図1は、本実施形態の洗濯機Wの
構成を示す側面断面図である。この洗濯機Wの筐体1の
内部には、電気を通さないABSなどの合成樹脂にて構
成された有底円筒形状の外槽2が前吊棒3および後吊棒
4(図では各1本ずつが見えているが実際には各2本ず
つ存在する)により前方(図中左側)に向けて傾斜する
ように吊支されている。この外槽2の上部前方への突出
に対応して、筐体1の前面上部も張り出している。な
お、筐体1の前面は大きく開口しており、この開口部1
6は着脱可能に前面パネル17によって覆われている。
このため、前面パネル17の上部が外槽2の上部の張り
出しに対応して張り出すことになる。
【0013】外槽2の内部には、周壁に多数の脱水孔を
有する洗濯兼脱水槽5が脱水槽軸6を中一心に回転自在
に軸支されている。該洗濯兼脱水槽5は容易に錆びない
ステンレスなどの金属板にて構成されている。外槽2お
よび洗濯兼脱水槽5は本発明の洗濯槽を構成している。
洗濯兼脱水槽5の底部には、外槽2内に水流を発生させ
洗濯物を攪拌するためのパルセータ7(本発明の水流発
生手段に相当)が配置されている。外槽2の底部には、
パルセータ7および洗濯兼脱水槽5を駆動する駆動機構
10が設けられている。この駆動機構10は、脱水槽軸
6、脱水槽軸6に内装された、パルセータ7の回転軸で
ある翼軸9、脱水槽軸6および翼軸9と同軸的に設けら
れたモータ8、モータ8の動力を翼軸9のみに伝える
か、翼軸9と脱水槽軸6の両方に伝えるかを切り換える
クラッチを備える。そして、この駆動機構10により、
主として洗い運転やすすぎ運転時にはパルセータ7のみ
を一方向または両方向に回転させ、脱水運転時には洗濯
兼脱水槽5とパルセータ7とを一体に一方向(これを正
転方向とする)に回転させる。なお、洗濯兼脱水槽5
は、モータ8が1回転することにより1回転する。一
方、翼軸9の途中には減速機構(図示せず)が備えられ
ているので、パルセータ7は、減速機構による減速比に
従って回転する。
【0014】外槽2の上部後方には、内部に収容した洗
剤等を投入するための洗剤容器11aを備えた注水口1
1が設けられている。注水口11は、水道水中に含まれ
る水分子と水分子以外の水道水に微量に含まれる鉄イオ
ン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、シリカイ
オンなどの陽イオンを除去するための陽イオン除去装置
50(本発明の陽イオン除去手段に相当)と、給水バル
ブ13を介して給水管12に接続されている。該陽イオ
ン除去装置50は、図9に示す如く略矩形状の筺体にて
形成された密閉容器50aと陽イオン交換膜50bとか
ら構成され、陽イオン除去装置50の上流側は給水バル
ブ13、下流側は注水口11に接続されると共に、陽イ
オン除去装置50は分岐して排水パイプ53から後述す
る排水管14に設けられた排水バルブ15の下流側に接
続されている。
【0015】密閉容器50aは矩形状に限られるもので
はなく陽イオン交換膜50bが収納でき水道水中の陽イ
オンを効率的に分離できる形状であれば円筒形、楕円
形、球形などの形状であっても差し支えない。また、図
示しないが密閉容器50aは内部に収納した陽イオン交
換膜50bが水分子と陽イオンの分離機能が劣化した場
合、容易に交換可能な開閉式に構成されている。尚、こ
れらの陽イオンなどの含有物を水道水から取り除くと、
水道水に洗剤が溶け易くなるのは従来より知られてい
る。
【0016】陽イオン交換膜50bは、水道水に微量に
含まれる鉄、カルシウム、マグネシウム、シリカなどの
含有物(陽イオン)と水分子とを分離可能に構成されて
いる。即ち、陽イオン除去装置50は注水口11から流
入した水道水の水分子を注水口11に、水道水に微量に
含まれる陽イオンは排水パイプ53から排水管14に設
けられた排水バルブ15の下流側に排出する。これによ
って、後述する電極素材が電気分解によって溶出してし
まう不都合を抑制することが可能となる。尚、陽イオン
交換膜50bで水道水中に含まれる水分子と陽イオンと
を分離する技術については従来より周知の技術であるた
め詳細な説明を省略する。
【0017】前記外槽2の底部の前端部、つまり最底部
には排水管14の一端が接続されており、この排水管1
4は排水バルブ15により開閉されるようになってい
る。排水管14の他端は、図示しないが、起立自在な排
水ホースを介して外部の排水溝に連なっている。排水バ
ルブ15の開閉動作は上述したクラッチの切り換え動作
と関連しており、付設されたトルクモータ(図1中では
省略)が動作していないときには排水バルブ15は閉鎖
した状態で、パルセータ7は洗濯兼脱水槽5と切り離さ
れて単独で回転可能となっており、トルクモータを作動
させてワイヤを途中まで牽引すると、排水バルブ15が
閉鎖した状態でパルセータ7と洗濯兼脱水槽5とが連結
され、ワイヤをさらに牽引すると、パルセータ7と洗濯
兼脱水槽5とが連結されたまま排水バルブ15が開放す
る。
【0018】上述のように本実施形態の洗濯機Wでは、
外槽2および洗濯兼脱水槽5を前方に傾斜させることに
よって、その上面開口が鉛直上方よりも前方を向いてい
る。すなわち、外槽2の中心軸線CLは鉛直線VLに対
して、予め定める傾斜角度αだけ傾くように配置されて
いる。そのため、この洗濯機Wの前方に立った使用者が
洗濯兼脱水槽5の底部を視認し易く、また洗濯物を取り
出し易くすることができる。ここで、傾斜角度αを5〜
20度程度の範囲とすれば、充分分に洗濯物を取り出し
易くできるとともに、筐体1の突出をあまり大きくせず
に済む。本実施例ではこの傾斜角度αを約10度に設定
している。
【0019】さて、外槽2の外周壁下部には、電解手段
としての電解装置31が備えられている。この電解装置
31はユニット化されており、外槽2とは別体に作ら
れ、ネジなどにより外槽2に取り付けられている。この
電解装置31は、外槽2の前側に備えられており、前面
パネル17を取り外すだけで、電解装置31が表われ
る。このような構成により、電解装置31の修理、交換
などが容易に行なえる。
【0020】この電解装置31は、外槽2とは別室とし
て設けられた電解槽32と、この電解槽32内に配置さ
れた一対の電極33と、電解槽32の上部69と外槽2
とをつなぐ上部通水路34と、電解槽32の下部と外槽
2とをつなぐ下部通水路35とを有している。一対の電
極33は第1電極33aと第2電極33bとからなり、
第1電極33aおよび第2電極33bはともに方形の薄
型板状をしている。電解槽32は、外槽2の周壁面に対
する奥行き寸法(D1参照)が小さくなるような薄型箱
状に形成されている。そして、第1電極33aおよび第
2電極33bは、それぞれの電極表面が外槽周壁に対面
するような方向で、所定間隔をおいて並んで電解槽32
内に配置されている。このような構成により、外槽2か
ら外側への電解装置31の張り出し量を抑えることがで
きるので、脱水において、外槽2が振動したときに電解
装置31が筐体1に衝突するのを防止できる。よって、
筐体1の大型化を抑えることができる。
【0021】ところで、電解装置31の電解槽32を外
槽2に一体に形成し、電極33を外槽2の内部に取り付
けることも考えられる。このような場合、狭い外槽2の
内部では、電極33を組み付け難く、また、電極33を
メンテナンスやリサイクルする際に取り外し難い。そこ
で、本実施の形態の電解装置31は、外槽2の外側に取
り付けられている水処理ユニット60を有している。水
処理ユニット60は、組立時に一体的に扱えるようにさ
れ、例えば、単独で上述の電解装置31を構成するよう
に、電解槽32と、電解槽32内に配置された一対の電
極33と、電解槽32から延び出した一対の通水路3
4、35とを有する。電解槽32と一対の通水路34、
35とは、合成樹脂により一体に形成されている。
【0022】水処理ユニット60は、図2に示すよう
に、外槽2の前側の下部に、正面視で右寄りに取り付け
られ、筐体1内の隅部と外槽2との間の空きスペースを
利用して配置されている。また、水処理ユニット60に
は通電回路30(図6参照)が電気的に接続されてい
る。通電回路30は、トランス61等を有している。ト
ランス61は、通常、大重量であるが、正面視で右寄り
となる、筐体1のコーナをなして高強度の前面部62に
安定して固定される。また、トランス61を外槽2の底
部64に取り付けてもよく、この場合、トランス61の
大重量を利用して、外槽2の振動を抑制するのに好まし
い。
【0023】水処理ユニット60およびトランス61
は、筐体1のサービス用開口部16の近傍にあり、サー
ビス用開口部16を通して、組立作業、修理や交換等の
メンテナンス作業、リサイクルのための分解作業等が容
易になる。また、水処理ユニット60およびトランス6
1は互いに接近しているので、相互の電気的接続も容易
である。さらに、水処理ユニット60およびトランス6
1は、ビス締めにより着脱可能に固定されるので、上述
の作業にとって好ましい。
【0024】また、水処理ユニット60およびトランス
61は、モータ回転制御用電装部品、例えば、モータ8
に内蔵されたモータ用回転センサ24(図6参照)、筐
体1の左側の前面部63に取り付けられたインバータ駆
動部23(図6参照)を含む制御用回路基板65、これ
らを接続する配線部品(図示せず)等から離れた位置に
固定されている。これにより、トランス61等から電解
時に生じるノイズがモータ8の回転制御に及ぼす悪影響
を抑制できる。
【0025】電極33は、図3に示すように、薄型箱状
の電解槽32の最大面、例えば、前面部71と平行に配
置され、この前面部71に対応した大きさの平板状をな
している。このような電極33は大面積にでき、所要の
表面積を少数の電極33で実現できる。電極33は、本
発明の場合溶出が抑制される関係上ステンレスなどの素
材でも可能であるが、この実施例では白金にて構成さ
れ、互いに対向して配置されている。各平板状電極33
は、これの板面に沿う方向の両側となる対向端部で保持
されて、所定の電極間ピッチに保たれている。一対の電
極33に、互いに逆極性とされる電圧が印加されて水を
電解する。
【0026】なお、電極33は、互いに逆極性とされる
一対に限定されない。例えば、3枚の電極33を、その
板面同士を対向させて並べて配置してもよい。また、5
枚の電極33を、その板面同士を対向させて並べて配置
してもよい。これらの場合には、互いに隣接する2つの
電極33が互いに逆極性となるように、電極33の極性
を交互に入れ換えて配置すればよい。要は、少なくとも
一対の電極33があればよく、以下、一対の電極33が
設けられる場合を説明する。
【0027】電極33は、その上下両端部を電解槽32
により保持される。電極33の上端部が、電解槽32の
内部に形成された凹部77内に保持される。この凹部7
7は、電解槽32の上面部75に内部側へ向けて立設さ
れた一対のリブ間に区画されている。また、電極33の
下端部が、端子カバー85を介して電解槽32の下面部
76に保持される。端子カバー85は、糸屑が溜まらな
いように、電極33の下端部を覆いつつ、電解槽32の
下面部76と電極33の下端部との間を封止する。な
お、電極33は、左右の両側で保持されてもよい。
【0028】電極間ピッチ(D2参照)、より具体的に
は電極33同士の間隔(D3参照)は、例えば、2ミリ
以上且つ5ミリ以下の寸法とするのが好ましい。間隔が
2ミリ未満の場合には、糸屑が電極33同士の間に入る
と付着し易くなり、電解効率が低下し易くなることがあ
るからであり、また、耐久性も低下することがある。ま
た、間隔が5ミリを超えると、電解効率を高く維持する
ために高い電圧を印加する必要があり、実用的に構成す
ることが困難になる。間隔は2ミリ以上且つ5ミリ以下
であれば、高い耐久性と高い電解効率とを、実用的に実
現することができる。
【0029】電解槽32は、外槽2と異なる材質とする
ことが考えられる。その一方で、電解槽32を、外槽2
と同種の材質とすることも考えられる。この場合、リサ
イクル時の電解槽32の扱いが容易になる。例えば、電
解槽32の材料は、オレフィン樹脂、例えば、ポリプロ
ピレン(PP)を含む。この樹脂は、外槽2にも利用さ
れ、洗剤や漂白剤等の薬剤を含む水に対して耐薬品性を
高くできる。また、電解槽32の材料は、ガラス繊維等
の補強材を含むのが、水温上昇時の強度低下を抑制でき
て好ましい。
【0030】電解槽32は、図3および図4に示すよう
に、下面部76と、この下面部76の周囲から立ち上が
る前面部71、後面部72、右側面部73および左側面
部74と、上面部75とを有している。これら各面部7
1〜76により囲まれる内部に電極33が配置され、水
が溜められるようになっている。電解槽32は、前面部
71および後面部72が対向する方向に沿って、薄くな
るように形成されている。電極33は、前面部71に略
平行に配置されている。電解槽32は、上下に分割可能
な一対の分割体78、79(図2参照)により構成され
ている。
【0031】電解槽32の上部69は、傾斜がついてい
て、一方の側方が高くなっていて、電解槽32の上面部
75が正面視で右上がりに傾斜している。その高くなっ
た位置に対応する後面部72から上部通水路34が延び
出している。電解槽32の下端位置となる後面部72か
ら下部通水路35が延び出している。一対の通水路3
4、35は、互いに略平行に、上下方向に沿って並んで
いる。通水路34、35は断面円形の管からなり、電解
槽32の後面部72と一体に形成されている。なお、一
対の通水路34、35は、電解槽32内と外槽2内とを
連通し、水を通すことのできる空間を区画する部材であ
ればよく、形状は管に限定されないし、電解槽32と別
体に形成されることや、外槽2と一体に形成されること
も考えられる。
【0032】下部通水路35を通って水は外槽2内から
電解槽32へ流入し、下部通水路35は流入路として機
能する。また、上部通水路34を通って電解槽32で処
理された水が外槽2へ流出するようになっている。上部
通水路34は流出路として機能する。このような流れ
は、例えば、パルセータ7の回転による外槽2内の水流
により生じさせることができる。なお、一対の通水路3
4、35での水の流れ方は、特に限定されず、上述の流
れ方向と逆となっていることも考えられる。また、流入
と流出とに対応する一対の通水路34、35があればよ
く、これらのうちの少なくとも一方の通水路を、複数の
通水路により構成して、例えば、3つ以上の通水路を設
けることも考えられる。また、一対の通水路を一体に形
成することも考えられる。また、単一の通水路を設ける
ことも考えられる。例えば、単一の通水路内に、流入と
流出とのための一対の水路を区画せずに設け、通水路を
流入と流出とで兼用することも考えられる。以下では、
上述のように下部通水路35を流入路とし、上部通水路
34を流出路とする場合を説明する。
【0033】また、一対の通水路34、35は、図3に
示すように、パッキン81を介して外槽2に連結されて
いる。パッキン81は両通水路34、35について同様
であり、通水路34について説明する。パッキン81
は、筒状のゴム等の弾性部材からなる。通水路34の外
周面に、パッキン81の内周が嵌め入れられている。パ
ッキン81の外周が、外槽2の外側面66(周壁面)に
ある接続孔67に、外槽2の外側から嵌め入れられてい
る。パッキン81は、管状の通水路34と接続孔67と
の間で長い封止距離を確保する。パッキン81は、その
筒の径方向に所定量圧縮された状態で取り付けられ、接
続孔67の内周と通水路34の外周との間を封止する。
パッキン81は、その筒の径方向、および軸方向に沿っ
て弾性変形できる。これにより、パッキン81は、対応
する接続孔67および通水路34のそれぞれの寸法誤差
を吸収できる。また、パッキン81は、一対の通水路3
4、35同士のピッチと、一対の接続孔67同士のピッ
チとの間の寸法誤差を吸収できる。パッキン81は、外
槽2に温水を溜めたときに生じる熱変形を吸収し、破損
や漏水を防止することができる。
【0034】なお、パッキン81として、上述の筒状の
ものの他、Oリングやシート状のもの等を利用すること
もできる。また、電解槽32には、一対の通水路34、
35の近傍に、外槽2にビス締めするための複数、例え
ば、4つの取付部80が形成されている。取付部80の
挿通孔を通るビス86が、外槽2の外側面66に立設さ
れたボス68に外側からねじ込まれている。
【0035】電極33の端子84は、図4に示すよう
に、電解槽32の下面部76を通して外部へ導出されて
いる。これにより、仮に結露や洗濯槽からの溢水によ
り、水滴が電解槽32の外壁に付着するとしても、この
ような水滴が一対の電極33の端子84同士を短絡する
ことが生じ難くされる。これにより、端子84間の絶縁
を確保することができる。また、一対の電極33の端子
84同士の間を仕切る仕切板87が設けられている。仕
切板87は、上述の水滴の移動を阻止し、絶縁性を確保
できる。仕切板87は、電解槽32に一体に形成された
取付部80と兼用され、部品点数を削減できる。
【0036】水処理ユニット60の組立は、以下のよう
になされる。電解槽32の分割体78、79を分離させ
た状態で、一方の分割体78に電極33を組み込む。対
の分割体78、79を合わせ、その合わせ目を封止し、
水処理ユニット60の組立が完了する。箱状の電解槽3
2を有する水処理ユニット60では、外槽2への組み付
け前にそれ単体で、例えば、封止性能や電解性能を試験
することができる。そして、一対の通水路34、35
を、パッキン81を介して、外槽2の接続孔67に外側
から嵌め入れる。電解槽32の取付部80を外槽2のボ
ス68にビス締め固定する。次に、電解槽32の下部通
水路35側に排水パイプ53を接続固定(この場合、排
水パイプ53と電解槽32とはゴムパッキンなどにより
水漏れのないように封止される)する。電極33の端子
84と通電回路30とを電気的に接続する。また、逆の
操作により、水処理ユニット60を外槽2から取り外す
ことができる。メンテナンス作業やリサイクルのための
分解作業が容易である。
【0037】このように水処理ユニット60は、外槽2
の外側に取り付けられているので、水処理ユニット60
の外槽2への組み付け作業、水処理ユニット60に対す
るメンテナンス作業、リサイクルのための分解作業等
を、外槽2の外側から容易に行なうことができる。ま
た、外槽2と洗濯兼脱水槽5との間に電極33を配置す
る場合には、外槽2内のスペースやそこに溜める水が余
分に必要となるが、これに対して、水処理ユニット60
を外槽2の外側に取り付ける場合には、上述のスペース
や水が余分に必要となることを防止することができる。
【0038】ここで、上述のような作業し易い水処理ユ
ニット60としては、外槽2と別体で形成されて一体的
に扱うことができるものであればよい。例えば、水処理
ユニット60は、一対の電極33と、外槽2に取り付け
るための取付部80とを含み、単体または外槽2と協働
して、洗濯に使用する水を電気分解することにより、洗
剤を混入することなく水に洗浄性能を持たせる機能を有
するものであればよい。
【0039】また、水処理ユニット60を外槽2から着
脱可能にすることにより、取り外しの作業性をより高め
ることができる。特に、貴金属を含む電極33の場合に
は、リサイクルし易くて好ましい。さらに、水処理ユニ
ット60が電解槽32と一対の電極33とを含むことに
より、水処理ユニット60を組立やメンテナンスの際に
単体で扱うことができ、作業がより一層容易になる。
【0040】また、箱状の電解槽32内に電極33を両
持ちで保持することにより、水処理ユニット60を扱う
際に厳重な注意をせずに済む。従って、組立、メンテナ
ンス、分解等の作業をより一層し易くできる。また、洗
濯兼脱水槽5が外槽2内に収容されていて脱水時に振動
するような場合であっても、電極33は両持ちで強固に
保持される。これにより、電極33が電解槽32内で脱
落することを、生じ難くできる。
【0041】水処理ユニット60と外槽2との間に介在
するパッキン81を設けることにより、水処理ユニット
60を外槽2に組み付ける際に、パッキン81の弾性変
形により、外槽2とこれに対応する水処理ユニット60
の部分との間の寸法誤差を吸収できて、容易に組み付け
ることができ、しかも、水処理ユニット60と外槽2と
の間の封止も達成できる。従って、封止のための接着を
省略することもできるので、組立の手間を軽減でき、ま
た、取り外しや分解も容易にできる。
【0042】また、一対の通水路34、35を設けるこ
とにより、電解槽32と外槽2との間の水の流入と流出
とを分担でき、水を電解槽32と外槽2との間で効率よ
く流すことができるので、処理された水を無駄なく外槽
2内に供給して洗濯に有効利用でき、洗浄力、抗菌力を
高めることができる。一対の通水路34、35を互いに
離間させることにより、例えば、処理された水が電解槽
32から出て後にすぐに電解槽32に戻ることを抑制で
きる。
【0043】外槽2の外側面66に設けた薄型箱状の電
解槽32に、高さ位置の異なる一対の通水路34、35
を設けることにより、水の淀みや空気溜まりの発生を抑
制でき、水を上下に流して効率よく電解できる(図3の
矢印参照)。また、電解槽32内で水が上に向けて流れ
る場合には、傾斜状に高くなった電解槽32の上部69
に上部通水路34を設けることにより、電解槽32内を
上方へ向けて流れる水を傾斜に沿わせて上部通水路34
へ案内でき、速やかに流出させて、水を流動させ易くで
きる。また、電解槽32の下端の下部通水路35は、電
解槽32内の水の淀みの発生を抑制できる。これによ
り、電解槽32内の水を流動させ易くすることができ
て、好ましい。
【0044】このように、電極33は、水が流れる場所
に設置されるのが好ましく、効率よく電解できる。特
に、電極33は、水が外槽2内に対して循環できる場所
に設置されるのがより好ましく、電解された水の利用効
率を高めることができる。例えば、外槽2内の水を入口
から吸い込み出口から出すことにより強制的に循環させ
る循環機構を設け、この循環機構に電極33を配置する
ことが考えられる。循環機構は、外槽2の下部と上部と
をつなぐ通水可能な管からなる水路と、この水路に水を
流す電動ポンプとにより構成できる。このような循環機
構の構成は、本願出願人の他の出願である特願2000
−196894等に開示されたものである。なお、この
他、水を循環させる公知の構成を利用することもでき
る。
【0045】また、電解槽32が外槽2の外面に対する
奥行き寸法が小さい薄型箱状とされることにより、外槽
2の外面からの水処理ユニット60の出っ張りを少なく
できる。例えば、外槽2の外面としての外側面66に沿
うような薄型の電解槽32の場合には、上述のように脱
水時の水処理ユニット60と筐体1との衝突を防止する
ための筐体1の大型化を抑制でき、省スペースを図るこ
とができる。また、外槽2の外面としての底部64に沿
うような薄型の電解槽32の場合には、使用後に電解槽
32から排水するための配管等の構造を簡素化でき、省
スペースを図ることができる。
【0046】また、電解槽32を外槽2の下部、例え
ば、底部64および外側面66の下部に設けることによ
り、外槽2内に低い水位で溜まった水をも利用できる。
例えば、外槽2への給水の途中から電解処理し、電解の
ための時間を短縮することができる。また、低水位で水
を電解して利用するコースを実現することができる。ま
た、電解槽32を外槽2の外側面66に設け、且つ通水
路35を電解槽32の下端に設けることにより、外槽2
からの排水時に、電解槽32の内部の水を通水路35を
通して外槽2へ流出させることができる。
【0047】なお、電解槽32の少なくとも一部を、外
槽2と一体に形成することも考えることができる。この
ような場合、電解槽32は、外槽2の外面に外側へ突出
するように、または、外槽2の内面に窪みをなすよう
に、設けられることが好ましい。これにより、外槽2の
内形を概ね維持できるので、外槽2内のスペース効率が
低下することや、必要以上に水を消費することを防止で
きる。また、電解槽32の内面と外槽2の内面とが連続
する場合には、内面同士を傾斜させて、水が外槽2内と
電解槽32内との間で流れ易くするのが好ましい。
【0048】ところで、外槽2からの水には、糸屑が混
ざっていることがある。このような糸屑が電極33に付
着すると、電極33の耐久性を低下させたり、電解効率
を低下させることが懸念される。このため、以下のよう
にして、糸屑が水処理ユニット60に入っても問題ない
ようにしている。電極33のコーナ部82には丸み83
(図4に一部のみ図示)が付けられている。これによ
り、電極33にエッジが生じることを防止できるので、
糸屑が電極33のコーナ部82に引っかかり難く、且つ
離脱し易くなる。従って、仮に糸屑が引っかかるとして
も、水流によりコーナ部82から自律的に離脱すること
ができる。
【0049】丸み83としては、電極33の板面に直交
する方向から見たときに見える丸みの他、板面に沿う方
向から見たときに見える丸みも含む。丸みは、少なくと
も一部のコーナ部にあればよいが、より多くのコーナ
部、特に、水中にある全てのコーナ部に設けるのが好ま
しい。電極33同士の間隔(D3)は、糸屑が付着しな
い距離にされている。この距離としては、例えば、2ミ
リ以上が好ましい。2ミリ未満の距離では糸屑が詰まり
易いからである。また、電極33と電解槽32との間隔
(D4)は、上述の距離としてもよいし、または0、す
なわち、電極33と電解槽32との間に隙間を開けない
ようにしてもよい。
【0050】これにより、糸屑の付着による水の流動性
の低下を防止できる。また、水の電極33への接触が糸
屑により妨げられることも防止できる。その結果、糸屑
に起因する電解効率の低下を防止でき、電解効率を高く
維持することができる。また、糸屑が水処理ユニット6
0内に入ることを許容できるので、糸屑用のフィルタを
設けずに済み、糸屑に対するメンテナンスも不要にでき
る。ところで、洗濯機Wには、図2に示すように、洗浄
力を高めるために、外槽2の底部64から気泡を発生さ
せる気泡発生装置88が設けられているものがある。こ
の気泡発生装置88と水処理ユニット60とを組み合わ
せる場合には、より一層効率よく電解することができ
る。
【0051】気泡発生装置88は、エアポンプ89と、
このエアポンプ89の空気吐出口に接続されて空気(エ
ア)を送るためのエアホース90と、エアホース90の
端部が接続されて外槽2内に空気を吹き出すためのノズ
ル(図示せず)とを有している。洗濯時に気泡発生装置
88を動作させると、ノズルから空気が吹き出し、洗濯
兼脱水槽5の孔を通りその内部に入り、パルセータ7の
下方に気泡が発生する。この気泡は、回転するパルセー
タ7により攪拌されて、多数の微細な気泡に砕かれる。
この微細な気泡が洗濯物に接触して破裂する際に、超音
波を発生する。このときに超音波領域の衝撃波が生じ、
これにより、洗濯物に付着している汚れ成分の剥離が促
進されるので、気泡を加えない場合に比べて洗浄能力を
高めることができる。
【0052】気泡発生装置88は、洗浄力を高めるもと
もとの機能に加えて、電解槽32の下部70から電解槽
32内にエアを供給するためのエア供給手段としての機
能を有する。エア供給手段は、水処理ユニット60の電
解槽32内での水を上方へ向けて流れるように促すこと
により水流を発生させる。上述のエアホース90は、途
中で分岐していて、一方の端部がノズルに至り、他方の
端部が電解槽32につながっている。
【0053】電解槽32の下部70には、図4に示すよ
うに、エアホース90からのエアが供給される単一のエ
ア供給口91が形成されている。エア供給口91は複数
でもよい。電解処理時に、エアポンプ89は動作され
る。エア供給口91から電解槽32内へ供給されるエア
は、気泡Eとなり、電解槽32内を浮き上がり、上部通
水路34を通って外槽2へと流れる(図4の一点鎖線の
矢印参照)。これに伴い、エアの流れによって電解槽3
2内に溜まった水が流動されるようになる(図4の破線
矢印参照)。特に、電解槽32の上部69が傾斜してそ
の高い位置に通水路34がある場合には、気泡が電解槽
32から速やかに流出するので、水もより一層流れ易く
なる。気泡が電極33の間に溜まることもない。その結
果、電解効率を高めることができる。従って、所定の電
解能力を得るために必要な電圧を低くすることができ、
トランス61等の電装部品を小型化したり、低コストな
ものを利用することができ、また、その消費電力量を削
減することもできる。
【0054】また、エア供給口91は、平面視で電極3
3と重ならないようにして配置され、また、電極33に
向かわないようにして配置されている。これにより、エ
アは、電極33に触れないように供給される。従って、
エアに起因する電解効率の低下を抑制できる。また、エ
ア供給口91は、電解槽32の下面部76の隅に、電極
33の端から水平方向に所定距離離れているのが好まし
い。この所定距離は、エアが電極33に通常触れない距
離、例えば、10ミリとされている。
【0055】また、エア供給口91と上部通水路34と
は、正面視で対角線上になるように配置されている。こ
れにより、エアが電解槽32内を流れる距離が長くなる
ので、水を動かし易くできる。エア供給口91と下部通
水路35とは、正面視で左右に分かれて配置されてい
る。これにより、下部通水路35から遠くにある流れ難
い水をエアにより流れ易くできる。このように、電解槽
32内の水を流れ易くできて、効率よく電解することが
できる。しかも、このためのエアは外槽2内に導かれ
て、洗浄力の向上にも寄与することができる。なお、上
述のエアポンプ89は、電解槽32にだけエアを供給す
るものとしても構わない。以下では、気泡発生装置88
を省略した場合を説明する。図1に戻って説明する。
【0056】筐体1の上面は、上面板18で構成されて
いる。この上面板18の中央には洗濯物の投入口18a
が設けられており、この投入口18aは上蓋19にて開
閉自在に覆われている。上面板18の前部には操作パネ
ル48が設けられている。図5は操作パネル48の平面
図である。操作パネル48には操作部21および表示部
28が備えられている。操作部21は、本体に電源を投
入するための電源キー49、洗濯運転を開始するための
スタートキー36、洗濯コースを選択するためのコース
キー群37からなる。コースキー群37は、標準コース
を設定するための標準コースキー38、自分流コースを
設定するための自分流コースキー39、おいそぎコース
を設定するためのおいそぎコースキー40、念入りすす
ぎコースを設定するための念入りすすぎコースキー4
1、洗剤ゼロコースを設定するための洗剤ゼロコースキ
ー42を含む。
【0057】標準コースは標準的な洗濯運転を行なう洗
濯コースである。自分流コースは使用者が設定した内容
で洗濯運転を行なう洗濯コースである。おいそぎコース
は洗濯運転の時間が短い洗濯コースである。念入りすす
ぎコースはすすぎの時間や回数を多くしてすすぎを念入
りに行なう洗濯コースである。これらの洗濯コースは、
洗剤を使用するコースであり、これらのコースでは、洗
剤が混入された水道水(洗剤液)を外槽2内に溜め、パ
ルセータ7の回転によって水流を発生させて洗濯物を洗
う。
【0058】洗剤ゼロコースは、洗剤を使用しないコー
スであり、このコースでは、外槽2内に溜めた陽イオン
を取り除いた水道水を電解装置31によって電気分解し
て洗浄液とするとともに、パルセータ7の回転によって
水流を発生させて洗濯物を洗う。表示部28は、どの洗
濯コースが設定されているかを表示するコース表示部4
3と、洗濯物の負荷量に応じた洗剤量を表示するための
洗剤量表示部44と、洗剤を投入しないことをLEDの
点灯により表示する洗剤ゼロ表示部45とからなる。コ
ース表示部43では、上記各コースキーの近傍にそれぞ
れLED46が設けられ、設定された洗濯コースに対応
したLEDを点灯させる。洗剤量表示部44では、洗剤
カップの絵柄内に複数個のLED47が備えられ、洗剤
量に対応した個数のLEDが点灯することにより洗剤量
を表示する。
【0059】図6は本実施形態の洗濯機Wの電気系構成
図である。制御の中心には、CPU、RAM、ROM、
タイマ等を含んで構成される制御部20が据えられてい
る。この制御部20はマイクロコンピュータで構成され
る。制御部20には、操作部21から操作信号が入力さ
れ、外槽2の内部に貯留された水の水位を検知するため
の水位センサ22から水位検知信号が入力される。制御
部20は、インバータ駆動部23を介してモータ8の回
転を制御するとともに、負荷駆動部25を介してトルク
モータ26、及び、給水バルブ13の動作を制御する。
トルクモータ26は前述したようにクラッチ27と排水
バルブ15の動作を制御する。また、制御部20は、表
示部28、および運転の終了や異常を知らせるブザー2
9の動作を制御する。モータ8には、その回転に応じた
パルス信号を出力する回転センサ24が設けられてお
り、そのパルス信号は制御部20に入力されている。こ
の回転センサ24は、モータ8すなわち、洗濯兼脱水槽
5の回転速度を検出するために設けられたものである。
【0060】一対の電極33は、トランス61などから
なる通電回路30を介して制御部20の出力側に接続さ
れている。制御部20から通電を指示する信号が出力さ
れると、通電回路30が動作して一対の電極33に通電
される。制御部20のROM20a内には、上記の各洗
濯コースのシーケンスが記憶されている。コースキー群
37の操作によって洗濯コースが選ばれると、この洗濯
コースに対応したシーケンスがROM20a内から読み
出される。そして、制御部20は、このシーケンスに従
ってモータ8等の各種負荷を制御し、選ばれた洗濯コー
スの洗濯運転を実行する。
【0061】さて、上記の構成に基づく、本実施形態の
洗濯機Wの動作を説明する。最初に、洗剤が使用される
洗濯コースの代表的なコースである標準コースが使用者
により選択された場合について、図7のフローチャート
に従って説明する。スタートキー36が押され洗濯運転
の開始が指示されると、給水を行なう前に、洗濯兼脱水
槽5に投入された洗濯物の量つまり負荷量を検知する
(ステップS1)。具体的には、パルセータ7を短時間
回転させ、それによる惰性回転が継続する時間に応じて
負荷量を決定している。
【0062】次に、検知された負荷量に応じた洗濯水位
を設定するとともに(ステップS2)、この負荷量に応
じた洗剤量を洗剤量表示部44に表示する(ステップS
3)。使用者は、この洗剤量表示部44の表示を見て、
適量の洗剤を洗濯兼脱水槽5内に投入する。次に、給水
バルブ13が開放されて水道水の給水が開始され、設定
した洗濯水位まで給水される(ステップS4、S5、S
6)。係る、給水バルブ13が開放されて水道水の給水
が開始されると水道水は陽イオン除去装置50内に至
り、そこで、分離された陽イオンは排水管14に設けら
れた排水バルブ15の下流側に排出され、陽イオンが除
去された水道水だけが注水口11から洗濯槽内に流入す
る。これにより、洗濯槽内には陽イオンが取り除かれた
水道水だけが流入するので洗剤が溶け易くなる。
【0063】次に、パルセータ7を所定速度で一方向ま
たは両方向に回転することによって外槽2内で水流を発
生させ、洗濯物の洗いを行なう(ステップS7)。洗濯
物に付着した汚れは、洗剤および水流の効果によって落
とされる。そして、所定の洗い時間が経過すると、パル
セータ7は停止して、洗いを終了する(ステップS8、
S9)。こうして、洗いが終了すると、中間脱水1、す
すぎ1、中間脱水2、すすぎ2、最終脱水を順次行ない
洗濯運転を終了する。係る、洗剤が使用される洗濯では
洗濯槽内に陽イオンが除去された水道水を流入させてい
るので少ない洗剤で洗濯物の汚れを落とすことができ
る。
【0064】さて次に、洗剤を使用しない洗剤ゼロコー
スが使用者により選択された場合について、図8のフロ
ーチャートに従って説明する。スタートキー36が押さ
れ洗濯運転の開始が指示されると、洗剤量表示部44の
表示は行なわず、代わりに洗剤ゼロ表示部45のLED
を点灯する(ステップS11)。これにより、洗剤を投
入しない旨が使用者に知らされる。次に、給水バルブ1
3が開放されて水道水の給水が開始される(ステップS
12)。このときも前述同様水道水は陽イオン除去装置
50に流れ込み、そこで陽イオンが除かれた水分子(水
道水)だけが注水口11から下方の外槽2内に向けて吐
き出され、水分子以外の微量に含まれる陽イオンは排水
パイプ53から排水バルブ15の下流側の排水管14に
排出される。
【0065】洗濯槽への給水は予め定められた洗剤ゼロ
コースにおける洗濯水位(具体的には低水位)まで行な
われる。洗濯水位よりも低く、且つ電解装置31の一対
の電極33が水没する所定の水位に外槽2内の水位が到
達すると、電解装置31が動作する、すなわち一対の電
極33に通電する(ステップS13、S14)。さら
に、パルセータ7を所定速度で一方向または両方向に回
転することによって外槽2内で水流を発生させる(ステ
ップS15)。
【0066】陽イオンを取り除いた水道水が電解槽32
内で電気分解されて洗浄液が生成され、さらに、電解槽
32内と外槽2内との間で陽イオンを取り除いた水道水
が行き来することにより、外槽2内は徐々に洗浄液で満
たされることになる。この洗浄液は弱アルカリ性の性質
を有する。また、電解槽32内の洗浄液中には活性酸素
が発生しているとともに、次亜塩素酸(HClO)およ
び次亜塩素酸イオン(ClO−)が発生している。次亜
塩素酸および次亜塩素酸イオンは洗浄液とともに外槽2
内に流れる。外槽2内において、洗濯物に付着した汚れ
は、アルカリ水の効果および水流の効果により落とされ
る。また、次亜塩素酸および次亜塩素酸イオンの効果に
より洗濯物の除菌が行なわれる。洗濯物から落とされた
汚れは、電解槽32内で活性酸素の効果により分解さ
れ、汚れが洗濯物に再度付着することが防止される。
【0067】こうして、洗濯水位に到達すると給水を停
止する(ステップS16、S17)。一方、電解装置3
1およびパルセータ7の動作は継続される。そして、所
定の洗い時間が終了すると、電解装置31の動作(一対
の電極33への通電)を停止するとともにパルセータ7
を停止し、第1回目の洗いを終了する(ステップS18
〜S20)。次に、中間脱水を行なった後、第1回目の
洗いと同様の洗いを第2回目の洗いとして行なう。そし
て、この第2回目の洗いが終了すると、最終脱水を行な
い、洗剤ゼロコースの洗濯運転を終了する。
【0068】このように、水道水中の陽イオンを除去す
るための陽イオン除去装置50を備え、該陽イオン除去
装置50にて陽イオンを除去した水道水を電解装置31
に供給すると共に、電解装置31にて生成した洗浄液を
洗濯兼脱水槽5内に供給するようにしているので、電解
装置31にて活性酸素や次亜塩素酸及び次亜塩素酸イオ
ンを含んだ洗浄液を生成し、この洗浄液を洗濯兼脱水槽
5内に供給して活性酸素及び水流の効果で洗濯物の汚れ
を落とし、次亜塩素酸及び次亜塩素酸イオンの効果で洗
濯物の除菌を行うことが可能となる。そして、結果とし
てこれらの作用により、洗剤を使用せずに洗濯物を洗濯
することが可能となる。
【0069】特に、陽イオンが除去された水道水が電解
装置31に供給されることになるので、電解時に電極3
3a、33bの表面にカルシウム、マグネシウムなどの
硬度成分が付着することを抑制し、電解の効率低下を防
ぐことができる。また、硬度成分を落とすために電極3
3a、33bの極性を切り換えることを行うものである
が、その頻度を少なくできるために、電極33a、33
bの消耗を抑制し、耐久性を向上させることができるよ
うになる。また、陽イオン除去装置50にて陽イオンが
除去された水道水を洗濯に使用することになるので、洗
剤を使用する洗濯の際の洗浄能力も向上させることが可
能となる。
【0070】次に、図10に本発明の電気洗濯機のもう
一つの実施例を示している。この場合、洗濯機Wには前
記した電解装置31を設けず、外槽2の内側に第1電極
33a、ステンレス製の洗濯兼脱水槽5(洗濯槽)を第
2電極33bとして一対の電極33を構成している。第
1電極33aは白金板にて構成され、洗濯兼脱水槽5の
下方から上方に延在させている。これにより、一対の電
極33の距離を長くして電解面積を大きくし電解効率を
向上させている。
【0071】尚、モータ8の回転軸と洗濯兼脱水槽5
(ステンレス)とは電気的に導通しており、第2電極3
3bとなる洗濯兼脱水槽5はモータ8の回転軸から電源
が供給される。
【0072】このように、洗濯兼脱水槽5を電解手段の
一方の電極33bとしているので、電解手段の電極の一
方を洗濯兼脱水槽5にて兼用して部品点数を削減し、コ
ストの削減を図ることが可能となる。また、前述の如く
洗濯兼脱水槽5には硬度成分が付着するが、この場合に
も陽イオン除去装置50にて陽イオンを除去しているの
で、洗濯兼脱水槽5に付着した硬度成分を除去するため
に洗濯兼脱水槽5を陽極として通電する頻度を少なくす
ることができ、洗濯兼脱水槽5の素材の溶出は抑制され
る。これにより、白金などの貴金属では無く、上述した
ステンレス材などの通常の槽材料を使用した洗濯兼脱水
槽5を採用して支障はなくなる。
【0073】なお、標準コースなど洗剤を使用する洗濯
コースにおいて、すすぎ時(すすぎ1やすすぎ2)に電
解装置31を動作させ、電解水を用いてすすぎを行なっ
てもよい。これにより、洗濯物のすすぎと同様に除菌を
行なうことができる。また、検知した負荷量に応じた適
量の洗剤を自動投入する洗剤自動投入器を備え、標準コ
ースなど洗剤を使う洗濯コースでは洗剤を自動投入し、
洗剤ゼロコースでは洗剤を投入しないようにしてもよ
い。上記の洗剤自動投入器としては従来から公知のもの
を用いればよく、ここでは構成についての説明を省略す
る。
【0074】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、例えば、以下に示すように、上記の実施
形態に限定されるものではない。本発明の洗濯機は、全
自動洗濯機に限定されない。外槽と外槽内に設けられた
横軸型のドラムとで洗濯槽を構成する、いわゆるドラム
式洗濯機でもよい。また、洗濯槽を一槽とし脱水槽を別
に設けた、いわゆる二槽式洗濯機でもよい。
【0075】また、水流発生手段は、パルセータに限定
されない。例えば、洗濯兼脱水槽を回転させて水流を発
生させてもよく、この場合、洗濯兼脱水槽が水流発生手
段となる。要は、洗濯槽内で水の流れを発生する手段で
あればよい。また、洗剤量表示部44、洗剤ゼロ表示部
45はこれに限らず、例えば、洗剤量や洗剤を入れない
旨を音声で知らせても差し支えない。
【0076】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の電気洗濯機に
よれば、洗濯物を収容する洗濯槽と、該洗濯槽内に水流
を発生させて洗濯物を洗うための水流発生手段と、水道
水を電気分解するための電極から構成され、各電極に通
電して水道水を電気分解することにより洗浄液を生成す
るための電解手段と、水道水中の陽イオンを除去するた
めの陽イオン除去手段とを備え、この陽イオン除去手段
にて陽イオンが除去された水道水を電解手段に供給する
と共に、当該電解手段にて生成された洗浄液を洗濯槽内
に供給するようにしたので、電解手段にて活性酸素や次
亜塩素酸及び次亜塩素酸イオンを含んだ洗浄液を生成
し、この洗浄液を洗濯槽内に供給して活性酸素及び水流
の効果で洗濯物の汚れを落とし、次亜塩素酸及び次亜塩
素酸イオンの効果で洗濯物の除菌を行うことが可能とな
る。そして、結果としてこれらの作用により、洗剤を使
用せずに洗濯物を洗濯することが可能となる。
【0077】特に、請求項2の如き陽イオン交換膜から
構成される陽イオン除去手段にて陽イオンが除去された
水道水を電解手段に供給しているので、電解時に電極表
面にカルシウム、マグネシウムなどの硬度成分が付着す
ることを抑制し、電解の効率低下を防ぐことができる。
また、硬度成分を落とすために電極の極性を切り換える
ことを行っているが、その頻度を少なくできるために、
電極の消耗を抑制し、耐久性を向上させることができる
ようになる。また、陽イオン除去手段にて陽イオンが除
去された水道水を洗濯に使用することになるので、洗剤
を使用する洗濯の際の洗浄能力も向上させることが可能
となるものである。
【0078】また、請求項3の発明の電気洗濯機によれ
ば上記に加えて、洗濯槽を電解手段の一方の電極とした
ので、電解手段の電極の一方を洗濯槽にて兼用して部品
点数を削減し、コストの削減を図ることが可能となる。
この場合にも、陽イオン除去手段にて陽イオンを除去す
ることで、電極表面に付着した硬度成分を落とすために
陽極として通電する頻度を少なくできるため、白金など
の貴金属では無く、ステンレス材などの通常の槽材料を
使用した洗濯槽を採用しても支障はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による全自動洗濯機の側面
断面図である。
【図2】図1に示す全自動洗濯機の正面一部断面図であ
る。
【図3】水処理ユニットの一部断面側面図である。
【図4】水処理ユニットの正面から見た槻略構造を示す
模式図である。
【図5】操作部、表示部の構成を示す操作パネルの平面
図である。
【図6】本実施形態の全自動洗濯機の電気系構成図であ
る。
【図7】本実施形態の全自動洗濯機における、標準コー
スの洗濯運転動作を示すフローチャート。
【図8】本実施形態の全自動洗濯機における、洗剤ゼロ
コースの洗濯運転動作を示すフローチャート。
【図9】陽イオン除去装置近傍の拡大模式図である。
【図10】もう一つの一実施形態による全自動洗濯機の
側面断面図である。
【符号の説明】
2 外槽 5 洗濯兼脱水槽(洗濯槽) 7 パルセータ 20 制御部 31 電解装置 32 電解槽 33 一対の電極 34 上部通水路 35 下部通水路 37 コースキー群 44 洗剤量表示部 45 洗剤ゼロ表示部 50 陽イオン除去装置 50a 密閉容器 50b 陽イオン交換膜 53 排水パイプ 60 水処理ユニット 64 外槽の底部(洗濯槽の外面) 66 外槽の外側面(洗濯槽の外側面、外面) 69 電解槽の上部 70 電解槽の下部 W 洗濯機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前 晋治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 黒河 圭子 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 AA17 AA21 BB14 CA05 CA06 CA16 CB06 CB48 DB14 GA00 KB16 MA01 MA02 MA06 MA08 MA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を収容する洗濯槽と、 該洗濯槽内に水流を発生させて前記洗濯物を洗うための
    水流発生手段と、 水道水を電気分解するための電極から構成され、各電極
    に通電して前記水道水を電気分解することにより洗浄液
    を生成するための電解手段と、 水道水中の陽イオンを除去するための陽イオン除去手段
    とを備え、 該陽イオン除去手段にて陽イオンが除去された水道水を
    前記電解手段に供給すると共に、当該電解手段にて生成
    された前記洗浄液を前記洗濯槽内に供給することを特徴
    とする電気洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記陽イオン除去手段は、前記洗濯槽内
    に供給する水道水から陽イオンを分離する陽イオン交換
    膜から構成され、当該陽イオン交換膜にて陽イオンが分
    離された水道水を前記電解手段に供給することを特徴と
    する請求項1の電気洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記洗濯槽を前記電解手段の一方の電極
    とすることを特徴とする請求項1又は請求項2の電気洗
    濯機。
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