JPH10262828A - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

Info

Publication number
JPH10262828A
JPH10262828A JP9078387A JP7838797A JPH10262828A JP H10262828 A JPH10262828 A JP H10262828A JP 9078387 A JP9078387 A JP 9078387A JP 7838797 A JP7838797 A JP 7838797A JP H10262828 A JPH10262828 A JP H10262828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
inner container
tapping
lid
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9078387A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunei Sugizaki
俊英 杉崎
Kosaku Nakajima
光策 中島
Satoru Kitazawa
悟 北沢
Mikio Fujisaki
幹雄 藤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP9078387A priority Critical patent/JPH10262828A/ja
Publication of JPH10262828A publication Critical patent/JPH10262828A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出湯操作時以外は、吐出口から湯が流出しな
いようにする。 【解決手段】 使用時には出湯ロックレバー64により流
出防止弁42を開弁して、導水路32を連通状態にする。こ
のとき、電動ポンプ33により導水路32を通して、内容器
7内の湯を外部に流出できる。また、使用時に器本体1
が傾いても、逆流止め49が作動して導水路32を閉塞す
る。これにより、出湯操作時以外は、吐出口6から湯が
流出しない。一方、不使用時に導水路32を閉塞する操作
を怠っても、同様に逆流止め49が作動して吐出口6から
湯が流出しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容器に収容され
た液体を加熱手段により加熱し、流出手段により内容器
から導水路を通して湯を外部に流出する電気ポットなど
の電気貯湯容器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の電気貯
湯容器は、内容器に収容された液体をヒータなどの加熱
手段で加熱するとともに、出湯操作部を操作することで
流出手段たる電動ポンプを作動して、内容器内の湯を導
水路から外部に流出するようになっているが、不使用時
において湯が導水路を通って吐出口から流出しないよう
に、操作ボタンに連動して開閉する流出防止弁を、安全
機構として導水路の途中に設けることが考えられる。
【0003】しかし、上記構成のものは、使用時におい
て出湯動作を行なう際に、導水路を必ず開けておかなけ
ればならず、使用中に器本体が傾いたり転倒したときに
は、内容器内の湯が導水路からそのまま外部に流出して
しまうという問題がある。また、不使用時において使用
者が操作ボタンの操作を怠ると、安全機構としての本来
の機能を発揮できず、同じように内容器内の湯が導水路
から外部に流出する不具合を生じる。
【0004】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、使用
時に器本体を傾けたり転倒したりしても、また、不使用
時に導水路を閉塞する操作を怠っても、吐出口から湯が
流出しない電気貯湯容器を提供することをその目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電気貯湯容器
は、前記目的を達成するために、器本体と、この器本体
内に設けられた有底筒状の内容器と、この内容器に収容
された液体を加熱する加熱手段と、前記内容器から吐出
口に通じる導水路と、前記内容器から前記導水路を通し
て湯を外部に流出する流出手段とを備えた電気貯湯容器
において、操作部に連動して開閉する流出防止弁を前記
導水路に設けるとともに、前記器本体を傾けたときに動
作して前記導水路を閉塞する安全弁を設けたものであ
る。
【0006】上記構成によれば、使用時には操作部によ
り流出防止弁を開弁して、導水路を連通状態にすること
により、流出手段により導水路を通して内容器内の湯を
外部に流出することができるが、この使用時において、
器本体が傾いたり倒れたりしても、安全弁が作動して導
水路が塞がれるので、出湯操作時以外には、吐出口から
の湯の流出を防止できる。一方、不使用時において、流
出防止弁を閉弁して導水路を閉塞する操作を怠っても、
器本体が傾いたり倒れたりした場合には、同様に安全弁
が作動して導水路が塞がれるので、吐出口から湯は流出
しない。予め操作部により流出防止弁を閉弁すれば、器
本体が傾いたり倒れたりしたときに、別の安全弁が作動
して二重に導水路を塞ぐので、安全性が高まる。
【0007】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施例につき、添
付図面を参照しながら説明する。同図において、1は器
本体であり、この器本体1には外ケース2の底部に脚体
3が設けられている。また、外ケース2の上部には上枠
4が固定され、この上枠4の前部には突出部5が設けら
れると共に、突出部5の下側には湯の吐出口6が下向き
に開口して設けられている。7は外ケース2内に設けら
れた有底円筒状の内容器であり、これは例えばステンレ
ス鋼などの金属で形成されている。さらに、8は内容器
7の上部開口に設けられた蓋体であり、この蓋体8を開
方向に付勢するスプリング(図示せず)を備えたヒンジ
9により、蓋体8は器本体1の後方に軸支される。蓋体
8の前部には、蓋体8を閉状態に固定する蓋体開閉操作
部としての蓋開閉レバー10が設けられており、この蓋開
閉レバー10を操作することにより、蓋体8を開閉できる
ようになっている。なお、11は内容器7内と外部とを連
通する蒸気孔である。
【0008】ここで、蓋開閉レバー10周辺の構成をさら
に詳述すると、蓋体8は例えばポリプロピレンなどの樹
脂材料からなり、外殻上面を形成する上蓋13と、この上
蓋13の下側に設けられた下蓋14とを組み合わせて構成さ
れる。15は上蓋13の上面に形成された凹部であり、この
凹部15から蓋開閉レバー10の取手部16に手を差し入れる
ことができるようになっている。また、蓋開閉カバー10
は、軸部17を中心にして蓋体8に対し回動可能(図6に
示す矢印A,A´の方向)に設けられているが、前記取
手部16の反対側には、蓋体8の外周面8Aに向けて延び
る第1係止片18と、この第1係止片18より下方に延びる
第2係止片19が各々形成される。蓋開閉レバー10の下部
に対向する蓋体8の内部には、横方向にスライド自在に
設けられたロック爪20が設けられている。ロック爪20
は、ロック爪スプリング21により一側方向に付勢される
とともに、このロック爪スプリング21の付勢力に抗し
て、ロック爪20を他側方向に押動することができるよう
に、前記第2係止片19がロック爪20の起立片22に当接し
ている。また、ロック爪スプリング21の反対側に位置す
るロック爪20の爪部23が、蓋体8の外周面8A下部に形
成した開口部24より突出して、上枠4の内周面4Aに形
成した突起25に係脱可能に設けられる。前記下蓋14の下
部には、金属製の蓋下面部材26が設けられており、この
下蓋14と蓋下面部材26の外周部には、蓋体8の閉塞時に
上枠4の内周面4A下部に当接する円環状のパッキン27
が挾持固定される。
【0009】前記内容器7の底部に設けた流出部31から
吐出口6の間には、内容器7から吐出口6に通じる導水
路32が設けられている。この導水路32は、具体的には内
容器7の下方に設けた電動ポンプ33を流出部31に連通さ
せるとともに、電動ポンプ33の出口に継手34を連結し
て、水位パイプに相当する透明性のガラスパイプ35を連
通し、さらにガラスパイプ35の上部に横向きの通湯部た
る逆流止めケース36を連通した上で、端部に吐出口6を
設けた出湯パイプ37を逆流止めケース36に連通して構成
される。なお、本実施例では、内容器7から導水路32を
通して湯を外部に圧送流出する流出手段として、電動ポ
ンプ33を備えているが、これに代わり、蓋体に内蔵する
ベローズを備えたエアポンプ機構により、流出手段を構
成してもよい。
【0010】逆流止めケース36は、ガラスパイプ35の上
方に連通する下室部38と、この下室部38の上部に隔壁39
を介して吐出口6側に連通する上室部40とを備えてお
り、隔壁39には上下を連通する弁座用の孔41が設けられ
ている。また、孔41には、後述する出湯ロックレバー64
に連動して、この孔41すなわち導水路32を開閉する流出
防止弁42が設けられている。流出防止弁42は、孔41全体
を閉塞可能な弁体43と、弁体43より上方に延びた弁軸44
とからなり、孔41および上室部40の上面に形成した開口
部45を貫通して、弁軸44が設けられている。開口部45の
上面には、弁軸44の外周面に密着して弾性を有するパッ
キン46が塞いでおり、弁軸44の上端部は、パッキン46よ
り上方に突出している。そして、流出防止弁42を上方に
付勢する弾性体としてのスプリング47が、下室部38の内
部に備えてある。上室部40の出湯パイプ37寄りには、例
えばこま状の碍子部材や金属製部材などからなり、上室
部40の前側上部に形成した連通孔48を開閉する安全弁と
しての逆流止め49が設けられている。この逆流止め49
は、前記流出防止弁42のように外部からの操作により動
作するものではなく、通常は上室部40の前部に着座して
連通孔48を開放するが、特に器本体1が傾いたり転倒し
た場合などには、自重により速やかに連通孔48に移動し
て、この連通孔48ひいては導水路32を塞ぎ、内容器7か
ら吐出口6への湯の流出を防ぐようにしている。
【0011】51は、内容器7の下部に取付け固定された
加熱手段としてのヒータであって、これは内容器7に収
容された液体を加熱する湯沸かしと、湯を所定温度に維
持する保温に利用される。また、52は内容器7の下部に
当接した温度検出素子たるサーミスタである。サーミス
タ52は内容器7内の温度を検知するものであり、このサ
ーミスタ52からの温度情報に基づき、器本体1の下部に
設けた制御回路53がヒータ51の通断電を制御するように
構成してある。
【0012】上枠4を構成する突出部5の上部には、各
種の操作手段やLEDなどの表示手段を備えた操作パネ
ル61が設けられる。この操作パネル61は、出湯を行なう
際に押動操作する出湯操作部としての一対の出湯釦62,
63や、操作部たる出湯ロックレバー64などが、シート部
材65より突出した状態で配設される。出湯ロックレバー
64は、一側にスライド操作すると、出湯釦62,63が動か
ないようにロックして、内容器7からの出湯を行なえな
いようにする出湯ロック操作部としての機能と、他側に
スライド操作すると、出湯釦62,63を押動操作できるよ
うにして、内容器7からの出湯を行なえるようにロック
解除する出湯ロック解除操作部としての機能を兼用して
いる。また、この出湯ロックレバー64は、前記出湯釦6
2,63のロック操作に連動して、蓋体8を閉塞状態にロ
ックする蓋体ロック操作部としての機能と、導水路32を
開閉する流出防止弁42を閉塞状態にロックする弁ロック
操作部としての機能をも備えている。さらに、出湯ロッ
クレバー64は、前記出湯釦62,63のロック解除操作に連
動して、内容器7からの出湯を行なえるようにロック解
除する出湯ロック解除操作部としての機能と、導水路32
を開閉する流出防止弁42の閉塞状態をロック解除する弁
ロック解除操作部としての機能をも備えている。
【0013】操作パネル61の内部には、出湯釦62,63の
押動操作に応じて電気的にオン,オフするスイッチ部材
66,67が設けられ、このスイッチ部材66,67からの操作
信号に基づいて、前記制御回路53が電動ポンプ33を駆動
制御することで、内容器7内の湯が導水路32から吐出口
6を経て外部に排出される。なお、本実施例では、異な
る出湯釦62,63により出湯量を多量あるいは少量の二段
階に切換えるようにしているが、こうした機能を備えて
いないものでもよい。
【0014】前記出湯ロックレバー64は、合成樹脂製で
板状のスライド部材71と一体的に形成される。また、こ
のスライド部材71の後部側には、上枠4の内周面4Aに
形成した横長の貫通孔72と、蓋体8の外周面8A下部に
形成した同じく横長の貫通孔73を貫通して、蓋ロックア
ーム74が一体的かつ移動可能に設けられる。蓋ロックア
ーム74は、スライド部材71とともに蓋体8のチャイルド
ロック機構を構成し、蓋体ロック操作部を兼用する出湯
ロックレバー64をロック操作すると、前記蓋開閉レバー
10に形成した第1係止片18の近傍下方に移動して、蓋開
閉レバー10の動作を規制し、ひいては蓋体8を閉塞状態
にロックさせる機能を有する。前記出湯釦62,63は、図
2に示してあるように、連結部材75により一体的に形成
されており、この連結部材75の途中に設けた一対の取付
孔部76が、上枠4の裏面に設けた突起77に嵌合されるこ
とで、出湯釦62,63が操作パネル61の所定位置に装着さ
れる。
【0015】前記スライド部材71には、いずれも横長で
一対のスライド孔78,79が形成され、上枠4の裏面に突
出形成した一対の案内爪80がスライド孔78に当接する一
方、前記スイッチ部材66,67に当接可能な出湯釦62,63
の十字突起62A,63Aが、別のスライド孔79に挿通して
いる。また、上枠4の裏面には、スライド部材71の前端
部に当接する別の案内爪81が突出形成される。そして、
上枠4および出湯釦62,63の下部に位置して、出湯ロッ
クレバー64および蓋ロックアーム74とともに、スライド
部材71が図2および図5に示す矢印B,B´の方向に摺
動可能に設けられる。82は、スライド部材71から器本体
1の下方に向けて突出形成され、前記弁軸44の上端面に
当接する弁軸当接部である。この弁軸当接部82は、一側
にテーパー面83を有する一方、他側に平坦面84を有して
おり、弁ロック操作部を兼用する出湯ロックレバー64を
B´方向に動かすと、弁軸44の上端面が平坦面84に接し
て押されることにより、スプリング47の付勢力に抗して
弁体43が開くように構成してある。また、スライド部材
71の上面には、スライド孔79の周囲に位置して凸部85
(図2の拡大図において、陰影線で示した箇所)が複数
形成される。そして、スライド部材71をB方向に動かす
と、この凸部85に前記出湯釦62,63の下面が乗り上げ
て、出湯釦62,63の押動が不能すなわちロック状態とな
るように構成してある。なお、図6は出湯ロックレバー
64をB´方向に動かしたロック解除状態を断面図で示し
ているが、図面上は出湯ロックレバー64をB方向に動か
したロック状態(図7参照)とスライド部材71の位置関
係が同一となるため、便宜上二点鎖線にてスライド部材
71を示してある。
【0016】次に、上記構成につきその作用を説明す
る。湯を沸かすには、先ず出湯ロックレバー64をB´方
向にスライド移動させてロック状態を解除する。このと
き、蓋ロックアーム74を含めたスライド部材71も出湯ロ
ックレバー64とともにB´方向に移動するので、蓋ロッ
クアーム74の先端部は蓋開閉レバー10の第1係止片18か
ら蓋体8の外周に沿って外方に離れる。したがって、蓋
ロックレバー10の取手部16に手を差し入れると、ロック
爪スプリング21の付勢力に抗して、軸部17を中心に蓋ロ
ックレバー10をA方向すなわち上方に起こすことがで
き、このときロック爪20の起立片22が蓋開閉レバー10の
第2係止片19により内側に押されて、ロック爪20の爪部
23が上枠4の内周面4Aに形成した突起25から離れるこ
とで、ヒンジ軸9を中心にして蓋体8を自由に開けるこ
とができるようになる。
【0017】蓋体8を開けた後、内容器7内に水を入
れ、図示しない電源プラグをコンセントに接続して電源
を投入すると、内容器7内の水はヒータ51により加熱さ
れて沸騰する。その後、制御回路53は沸騰状態をサーミ
スタ52により検知し、沸騰後は湯温をサーミスタ52で検
知しながら、制御回路53によりヒータ51を通断電制御し
て保温を行なう。また、内容器7内の湯を出すには、出
湯ロックレバー64を前述のようにB´方向に操作して、
ロック状態を解除しておく。これにより、出湯釦62,63
の下面はスライド部材71の凸部85以外の部分に移動し、
上枠4とスライド部材71との間に出湯釦62,63を上下動
させる隙間が形成されるので、出湯釦62,63の一方を押
動操作すると、スイッチ部材66,67の一方のオン,オフ
を切換えることができる。また同時に、流出防止弁42を
構成する弁軸44の上端面が、弁軸当接部82の平坦面84に
当接し、スプリング47の付勢に抗して下方に押されるの
で、弁体43は孔41から離れて、流出防止弁42は開弁し、
導水路32が連通状態となる。したがって、いずれか一方
の出湯釦62,63を押動操作すると、スイッチ部材66,67
の一方から制御回路53に操作信号が付与され、制御回路
53は電動ポンプ33のモータ(図示せず)を高速あるいは
低速に駆動制御する。そして、内容器7内の湯は導水路
32、すなわち流出部31から電動ポンプ33を通過し、継手
34,ガラスパイプ35および孔41が開いた逆流止めケース
36を経て、出湯パイプ37の吐出口6から外部に流出す
る。また、この使用時に、器本体1が傾いたり転倒して
も、逆流止め49が連通孔48側に移動して導水路32を塞ぐ
ので、出湯操作時以外には吐出口6から湯が流出しな
い。
【0018】一方、不使用時には、前記出湯ロックレバ
ー64をB方向に操作して、ロック状態に切換えておく。
この場合は、スライド部材71の凸部85に出湯釦62,63の
下面が乗り上げるため、上枠4とスライド部材71との間
において出湯釦62,63を上下動させる隙間がなくなり、
出湯釦62,63を押動操作することができなくなる。ま
た、出湯ロックレバー64をB方向に操作すると同時に、
蓋ロックアーム74の先端部が蓋開閉レバー10に形成した
第1係止片18の近傍下方に移動するので、蓋開閉レバー
10の取手部16に手を差し入れても、第1係止片18が蓋ロ
ックアーム74の先端部に突き当たって、蓋開閉レバー10
を操作することができなくなる。したがって、乳幼児な
どが誤って蓋開閉レバー10の取手部16に手を掛けても、
出湯ロックレバー64をロック解除方向に操作しない限
り、不意に蓋体8を開けることはできない。さらに、弁
軸44の上端面は、出湯ロックレバー64をB方向に操作す
ると、弁軸当接部82のテーパー面83に当接するので、弁
体43は孔41の下側に密着し、流出防止弁42は閉弁状態と
なる。このため、内容器7の流出部31から吐出口6に至
る導水路32は、その途中で流出防止弁42により完全に通
路が遮断され、器本体1を比較的緩やかな速度で傾斜さ
せても、内容器7内の湯が外部に流出するのを防止する
ことができる。また、器本体1を急に傾けたり転倒させ
た場合は、出湯ロックレバー64の位置に拘らず、逆流止
め49が連通孔48を塞ぐことにより、吐出口6からの湯の
流出が防止される。
【0019】以上のように、本実施例においては、使用
時には出湯ロックレバー64により流出防止弁42を開弁し
て、導水路32を連通状態にすることにより、電動ポンプ
33により導水路32を通して内容器7内の湯を外部に流出
することができるが、この使用時において、器本体1が
傾いたり倒れたりしても、逆流止め49が作動して導水路
32が塞がれるので、出湯操作時以外には、吐出口6から
の湯の流出を防止することができる。一方、不使用時に
おいて、流出防止弁42を閉弁して導水路32を閉塞する操
作を怠っても、器本体1が傾いたり倒れたりした場合に
は、同様に逆流止め49が作動して導水路32が塞がれるの
で、吐出口6から湯は流出しない。予め出湯ロックレバ
ー64により流出防止弁42を閉弁すれば、器本体1が傾い
たり倒れたりしたときに、別の逆流止め49が作動して二
重に導水路32を塞ぐので、この流出防止弁42と逆流止め
49とによる二重ロック構造により、安全性が高まる。
【0020】つまり、器本体1と、器本体1内に設けら
れた有底筒状の内容器7と、内容器7に収容された液体
を加熱する加熱手段たるヒータ51と、内容器7から吐出
口6に通じる導水路32と、内容器7から導水路32を通し
て湯を外部に流出する流出手段たる電動ポンプ33とを備
えた電気貯湯容器において、操作部である出湯ロックレ
バー64に連動して開閉する流出防止弁42を導水路32に設
けるとともに、器本体1を傾けたときに動作して導水路
32を閉塞する安全弁たる逆流止め49を設けることで、使
用時に器本体1を傾けたり転倒したりしても、また、不
使用時に導水路32を閉塞する操作を怠っても、吐出口6
からの湯の流出を防止でき、さらに安全性を高めること
ができる。
【0021】また、安全弁としての逆流止め49は、器本
体1を傾けたときに自重で移動する簡単な構成であるの
で、逆流止め49周辺の構造が複雑化しないという利点も
ある。
【0022】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、本実施例ではこま状の逆流止
め49を安全弁として用いているが、器本体を傾けたとき
に動作して導水路を閉塞するものであれば、その形状や
機構などは適宜変更できる。
【0023】
【発明の効果】本発明の電気貯湯容器は、器本体と、こ
の器本体内に設けられた有底筒状の内容器と、この内容
器に収容された液体を加熱する加熱手段と、前記内容器
から吐出口に通じる導水路と、前記内容器から前記導水
路を通して湯を外部に流出する流出手段とを備えた電気
貯湯容器において、操作部に連動して開閉する流出防止
弁を前記導水路に設けるとともに、前記器本体を傾けた
ときに動作して前記導水路を閉塞する安全弁を設けたも
のであり、使用時に器本体を傾けたり転倒したりして
も、また、不使用時に導水路を閉塞する操作を怠って
も、吐出口から湯が流出せず、さらに安全性を高めるこ
とが可能な電気貯湯容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気貯湯容器全体の断
面図である。
【図2】同上要部の一部拡大斜視図である。
【図3】同上出湯ロックレバーをロック解除状態に操作
したときの要部の断面図である。
【図4】同上出湯ロックレバーをロック状態に操作した
ときの要部の断面図である。
【図5】同上操作パネルの下側からみた要部の底面図で
ある。
【図6】同上出湯ロックレバーをロック解除状態に操作
したときの要部の断面図である。
【図7】同上出湯ロックレバーをロック状態に操作した
ときの要部の断面図である。
【図8】同上出湯ロックレバーをロック解除状態に操作
したときの要部の斜視図である。
【図9】同上出湯ロックレバーをロック状態に操作した
ときの要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 器本体 6 吐出口 7 内容器 32 導水路 33 電動ポンプ(流出手段) 42 流出防止弁 51 ヒータ(加熱手段) 49 逆流止め(安全弁) 64 出湯ロックレバー(操作部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤崎 幹雄 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器本体と、この器本体内に設けられた有
    底筒状の内容器と、この内容器に収容された液体を加熱
    する加熱手段と、前記内容器から吐出口に通じる導水路
    と、前記内容器から前記導水路を通して湯を外部に流出
    する流出手段とを備えた電気貯湯容器において、操作部
    に連動して開閉する流出防止弁を前記導水路に設けると
    ともに、前記器本体を傾けたときに動作して前記導水路
    を閉塞する安全弁を設けたことを特徴とする電気貯湯容
    器。
JP9078387A 1997-03-28 1997-03-28 電気貯湯容器 Pending JPH10262828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9078387A JPH10262828A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 電気貯湯容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9078387A JPH10262828A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 電気貯湯容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10262828A true JPH10262828A (ja) 1998-10-06

Family

ID=13660614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9078387A Pending JPH10262828A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 電気貯湯容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10262828A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5130744B2 (ja) 水加熱容器
JP4828508B2 (ja) 電気ポット
KR100735913B1 (ko) 냉온수기의 밸브
JPH10262828A (ja) 電気貯湯容器
JPH10155658A (ja) 電気貯湯容器
JPH10272059A (ja) 電気貯湯容器
JPH10262829A (ja) 電気貯湯容器
JPH10272060A (ja) 電気貯湯容器
JP3603881B2 (ja) 電気湯沸かし器
JPH10262827A (ja) 電気貯湯容器
JP3371883B2 (ja) 電気ポットの蓋開閉装置
JP3448226B2 (ja) 電気湯沸かし器
KR20180055003A (ko) 코크 안전장치
JP3023628B2 (ja) 電気湯沸器
JPH1146979A (ja) 貯湯容器
JP2000102482A (ja) 保温機器
JP3458802B2 (ja) 電気貯湯容器
JP3518516B2 (ja) ポンプ注液式液体保温容器
JP3395713B2 (ja) 貯湯容器
JP3371884B2 (ja) 電気ポット
JP3582006B2 (ja) 水栓
JP2002017571A (ja) 電気貯湯容器
JP2024022189A (ja) ウォーターサーバー
JP2720709B2 (ja) 液体容器の定量注出装置
JP5387741B2 (ja) 水加熱容器

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term