JPH10262150A - 画像処理装置 - Google Patents
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- JPH10262150A JPH10262150A JP9063206A JP6320697A JPH10262150A JP H10262150 A JPH10262150 A JP H10262150A JP 9063206 A JP9063206 A JP 9063206A JP 6320697 A JP6320697 A JP 6320697A JP H10262150 A JPH10262150 A JP H10262150A
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Abstract
度における濃度の飽和を防止して、より忠実な階調性の
再現を可能とすることを目的とする。 【解決手段】 入力画像データに対する補正値に閾値処
理を施して出力画像データを出力する閾値処理回路と、
前記補正値と前記出力画像データとの差から誤差信号を
出力する減算回路と、前記誤差信号を拡散マトリクスの
値に応じた配分誤差データとして、前記入力画像データ
中の注目画素の周囲画素に分配するエラーフィルタと、
前記入力画像データ又は前記出力画像データに係数を乗
算する補正回路とを備えるように構成する。
Description
り、特に画像データに対して疑似中間調処理を施す誤差
拡散処理に補正を加える構成の画像処理装置に関する。
従来のプリンタは、特に文字の再現性を重視して設計さ
れていた。しかし、近年では、パーソナルコンピュータ
等で画像を処理する機会も多いため、プリンタにおいて
も自然画やグラフィック等の画像を忠実な再現性を持っ
て印刷することが望まれている。
ンタでは、1ドットの大きさを1ドットピッチより大き
く設定している。例えば、ドットの直径は、1ドットピ
ッチの1.4〜2.0倍の範囲内で設定される。このよ
うな設定により、文字のコントラストと視認性が向上す
る。つまり、ドットの直径を1ドットピッチの例えば
1.8倍に設定することにより、文字や線画の再現性が
向上する。
合には、面積階調処理を行って画像を印刷することが一
般的である。面積階調処理の方式としては、各種方式が
提案されているが、その中でも誤差拡散方式が注目され
ている。誤差拡散方式によれば、入力画像濃度と出力画
像濃度との差をその周囲の画素に対して分配するので、
画像全体としての濃度が保存され、解像度がかなり高い
状態に保たれる。このため、誤差拡散方式は、低解像度
のプリンタに適用されても、他の面積階調処理方式と比
べて良い画質の画像を印刷することができる。
刷する場合に、1ドットの大きさを1ドットピッチより
大きく設定すると、各ドットが本来のドット面積より大
きな面積で印刷されてしまうため、画像全体の濃度が高
めに印刷されてしまい、中間レベル以上では飽和してし
まうという問題があった。又、上記の問題は、特に誤差
拡散方式を用いて印刷を行う場合に顕著であった。
ドットピッチより大きく設定されていても、誤差拡散方
式に補正を加えることで、画像の高い濃度における濃度
の飽和を防止して、より忠実な階調性の再現を可能とす
る画像処理装置を提供することを目的とする。
記載の、入力画像データに対する補正値に閾値処理を施
して出力画像データを出力する閾値処理回路と、該補正
値と該出力画像データとの差から誤差信号を出力する減
算回路と、該誤差信号を拡散マトリクスの値に応じた配
分誤差データとして、該入力画像データ中の注目画素の
周囲画素に分配するエラーフィルタと、該入力画像デー
タ又は該出力画像データに係数を乗算する補正回路とを
備えた画像処理装置によって達成される。
て、前記入力画像データに係数を乗算する補正回路は、
該入力画像データの値に応じて異なる係数を乗算する。
請求項3記載の発明では、請求項1において、前記出力
画像データに係数を乗算する補正回路は、該出力画像デ
ータの値に応じて異なる係数を乗算する。上記の課題
は、請求項4記載の、入力画像データに対する補正値に
閾値処理を施して出力画像データを出力する閾値処理回
路と、該補正値と該出力画像データとの差から誤差信号
を出力する減算回路と、該誤差信号を拡散マトリクスの
値に応じた配分誤差データとして、該入力画像データ中
の注目画素の周囲画素に分配するエラーフィルタと、該
減算回路の入力側、該減算回路の出力側及び該エラーフ
ィルタの出力側のいずれかの位置で、該出力画像データ
の値に応じて異なる処理を行う補正回路とを備えた画像
処理装置によっても達成される。
て、前記補正回路は、前記出力画像データが最高濃度を
示す値の場合に該出力画像データに1より大きな係数を
乗算して前記減算回路に供給する。請求項6記載の発明
では、請求項4において、前記補正回路は、前記出力画
像データが最高濃度を示す値の場合に該誤差信号に1よ
り大きな係数を乗算して前記エラーフィルタに供給す
る。
て、前記補正回路は、前記出力画像データが最高濃度を
示す値の場合に該エラーフィルタの出力に1より大きな
係数を乗算する。上記の課題は、請求項8記載の、入力
画像データに対する補正値に閾値処理を施して出力画像
データを出力する閾値処理回路と、該補正値と該出力画
像データとの差から誤差信号を出力する減算回路と、複
数の拡散マトリクスを有し、該誤差信号を、該入力画像
データ、該誤差信号及び該補正値のいずれかに基づいた
拡散マトリクスの値に応じた配分誤差データとして、該
入力画像データ中の注目画素の周囲画素に分配するエラ
ーフィルタ手段とを備えた画像処理装置によっても達成
される。
データに対する補正値に閾値処理を施して出力画像デー
タを出力する閾値処理回路と、該出力画像データを該入
力画像データに応じて補正する補正回路と、該補正回路
の出力と該入力画像データとの差から誤差信号を出力す
る減算回路と、該誤差信号を拡散マトリクスの値に応じ
た配分誤差データとして、該入力画像データ中の注目画
素の周囲画素に分配するエラーフィルタとを備えた画像
処理装置によっても達成される。
のいずれかにおいて、前記入力画像データのうち、注目
画素及びその周辺画素からなるウィンドウ内の画素デー
タが全て最高濃度又は全て最低濃度の場合、前記誤差信
号を0に設定して該ウィンドウ内での誤差拡散処理を禁
止する回路を更に備える。請求項11記載の発明では、
請求項1〜10のいずれかにおいて、前記補正回路又は
前記エラーフィルタ手段を、環境に応じて制御する回路
を更に備える。
1のいずれかにおいて、前記入力画像データのビットを
LSB方向へシフトして処理されるビット数を減少させ
る回路を更に備える。請求項13記載の発明では、請求
項1〜12のいずれかにおいて、前記補正回路又は前記
エラーフィルタ手段のパラメータを設定する手段を更に
備える。
濃度における濃度の飽和現象を防止することができ、忠
実な階調性の再現が可能であると共に、処理が簡単であ
るため、データの高速処理が可能である。請求項2記載
の発明によれば、入力画像データに応じて係数を決定す
るので、きめの細かい処理が可能となり、微妙なトーン
カーブも再現可能となる。
補正回路で行う処理を画像処理装置が適用される装置の
特性に合わせて調整することもできる。請求項7記載の
発明によれば、分散した値に対して補正を施すため、特
別なオーバーフロー対策を行わなくてもオーバーフロー
による問題が発生しにくい。請求項8記載の発明によれ
ば、高い濃度における濃度の飽和現象を防止することが
でき、忠実な階調性の再現が可能であると共に、処理が
簡単であるため、データの高速処理が可能である。又、
例えばドットの形状に応じてきめの細かい誤差の拡散を
行うことができ、微妙なトーンカーブも再現可能とな
る。
おける濃度の飽和現象を防止することができ、忠実な階
調性の再現が可能であると共に、処理が簡単であるた
め、データの高速処理が可能である。更に、入力画像デ
ータに応じた補正を行うため、微妙なトーンカーブも再
現可能となる。請求項10記載の発明によれば、誤差計
算処理を行わない部分ができるので、データの処理速度
が更に向上する。
化した場合でも、常に安定した濃度を得ることができ
る。請求項12記載の発明によれば、処理を要するビッ
ト数を減少させることで、計算精度の著しい低下を伴う
ことなく、データの処理速度を向上することができる。
装置の特性或いは画像処理装置が接続されるホスト装置
の要求に合わせて補正に使用する各種パラメータを自由
に設定することができる。従って、本発明によれば、高
い濃度における濃度の飽和現象を防止することができ、
忠実な階調性の再現が可能であると共に、処理が簡単で
あるため、データの高速処理が可能である。
1ドットの大きさが1ドットピッチより大きく設定され
ていても、誤差拡散方式に補正を加えることで、画像の
高い濃度における濃度の飽和を防止して、より忠実な階
調性の再現を可能とする。具体的には、誤差拡散処理系
の入力画像データ又は出力画像データに係数を乗算す
る。
側、減算回路の出力側又はエラーフィルタの出力側で、
出力画像データの値に応じて異なる処理を行う。更に、
誤差拡散処理系において、誤差信号を、入力画像デー
タ、誤差信号又は補正値に基づいた拡散マトリクスの値
に応じた配分誤差データとして、入力画像データの注目
画素の周囲画素に分配しても良い。
ータを入力画像データに応じて補正しても良い。以下、
実施例により本発明の詳細を説明する。
例を説明する。図1は、本実施例が適用されるコンピュ
ータシステムの概略構成を示すブロック図であり、図2
は、プリンタシステムのコントローラの概略構成を示す
ブロック図である。本実施例では、本発明がプリンタシ
ステムに適用されている。
プリンタシステム1と、ネットワーク4によりプリンタ
システム1と接続された複数の端末装置5−1〜5−N
とからなる。プリンタシステム1は、エンジン2とコン
トローラ3とからなる。本実施例では、端末装置5−1
〜5−Nは、夫々プリンタドライバ6−1〜6−Nを含
むコンピュータである。
図2に示すように、大略プリンタコントローラ部3−1
と、メカコントローラ部3−2とからなる。プリンタコ
ントローラ部3−1は、ネットワークインタフェース
(IF)11、ワークRAM12、フォントメモリ1
3、シリアルインタフェース(IF)14、CPU1
5、プログラムROM16、ハードディスク(HD)接
続機構17、ハードディスク(HD)ユニット18、ペ
ージバッファ19、露光制御回路20及びバス21から
なる。
ローラ部3−1をネットワーク4のネットワークケーブ
ル4−1を介して端末装置5−1〜5−Nに接続する。
ワークRAM12は、CPU15が処理するデータや計
算時の中間データ等を格納する。フォントメモリ13
は、フォントに関するフォントデータを格納する。シリ
アルIF14は、メカコントローラ部3−2のシリアル
IF25と接続されている。CPU14は、プリンタコ
ントローラ部3−1全体の制御を行う。プログラムRO
M16は、CPU15が実効するプログラム等を格納す
る。HD接続機構17は、データを格納するHDユニッ
ト18をバス21に接続する。ページバッファ19は、
データを一時的に格納するために設けられており、HD
ユニット18と比較すると高速なデータアクセスが可能
である。ネットワークケーブル4−1及びネットワーク
IF11を介して得られるデータは、一端ページバッフ
ァ19に格納されてからHD接続機構17を介してHD
ユニット18に格納される。又、プリンタコントローラ
部3−1から出力されるデータも、一端HDユニット1
8から読み出されてページバッファ19に格納される。
露光制御回路20は、ページバッファ19からのデータ
に基づいて、ビデオデータをメカコントローラ部3−2
のビデオIF28に供給する。又、バス21は、CPU
15とネットワークIF11、ワークRAM12、フォ
ントメモリ13、シリアルIF14、プログラムROM
16、HD接続機構17及びページバッファ19とを接
続する。
アルIF25、入出力(IO)ポート26、ワークRA
M27、ビデオIF28、CPU29、プログラムRO
M30、入出力(IO)ポート31及びバス32からな
る。シリアルIF25は、シリアルIF14を介してデ
ータの送受信をプリンタコントローラ部3−1と行う。
IOポート26は、プリンタシステム1の表示器23と
接続されており、バス32上の表示データを表示器23
に供給する。ワークRAM27は、CPU29が処理す
るデータや計算時の中間データ等を格納する。ビデオI
F28は、プリンタコントローラ部3−1の露光制御回
路20からのビデオデータを受信して、周知のレーザ光
学系(図示せず)にビデオデータを供給する。CPU2
9は、メカコントローラ部3−2全体の制御を行う。プ
ログラムROM30は、CPU29が実効するプログラ
ム等を格納する。IOポート31は、バス32上のデー
タ等をプリンタシステム1の周知のプリンタメカ部分
(図示せず)に供給すると共に、プリンタメカ部分から
の信号をバス32を介してCPU29に供給する。プリ
ンタメカ部分としては、例えばモータ、ソレノイド、電
源、スイッチ、センサ等が含まれる。バス32は、CP
U29とシリアルIF25、IOポート26、ワークR
AM27、プログラムROM30及びIOポート31と
を接続する。
明の構成に限定されるものではなく、各種周知の構成の
プリンタシステムにも本発明は適用可能である。本発明
は、特にコントローラ3内の処理、特にプリンタコント
ローラ部3−1内のCPU15の処理に関するものであ
る。図3は、第1実施例の要部を示すブロック図であ
る。図3は、図2に示すプリンタコントローラ部3−1
内のCPU15の動作を機能的に示すもので、逆に言え
ば、CPU15の代わりに図3に示す構成を用いること
で第1実施例の動作を実現できる。
理系は、大略演算器(データ補正回路)41と、加算器
42と、閾値処理回路43と、減算器44と、エラーフ
ィルタ45とからなる。誤差拡散処理系の概略動作を説
明すると、以下のステップ(i)〜(vii)からな
る。ステップ(i)は、例えば端末装置5−1からの入
力画像データから、注目画素に関する注目画素データを
取り出す。ステップ(ii)は、既に処理された他の画
素から注目画素に拡散された誤差値を注目画素データに
加え、入力補正データとする。ステップ(iii)は、
入力補正データと閾値とを比較する。ステップ(iv)
は、ステップ(iii)での比較の結果、入力補正デー
タの濃度が閾値以上の場合には、注目画素データを黒と
し、入力補正データの濃度が閾値より小さい場合には、
注目画素データを白とする。ステップ(v)は、入力補
正データの値と注目画素データの値との差を示す誤差信
号を計算する。ステップ(vi)は、誤差信号に拡散マ
トリクスの値を乗算した配分誤差データを、注目画素の
周囲の画素に分配する。ステップ(vii)は、分配誤
差データをページバッファ19等の記憶手段に保存して
次の順番の画素に対する処理を行う。
PU15の機能を使って行われ、ステップ(ii)は加
算器42で行われる。ステップ(iii)及び(iv)
は閾値処理回路43で行われ、ステップ(v)は減算器
44で行われる。ステップ(vi)及び(vii)はエ
ラーフィルタ45で行わる。尚、ステップ(vii)は
図3に示す以外のCPU15の機能を使って行っても良
い。
ップ(ii)との間に、注目画素データに係数1/Aを
乗算するステップ(S)を設けたことを特徴とする。こ
のステップ(S)は、図3に示す演算器41で行われ
る。これにより、注目画像データの画素データの値を変
化させて、ドットの個数を調整することで画像の濃度を
調整することができる。
白を0、黒を255とする8ビットのビットマップデー
タとし、閾値処理回路43から出力される2値の出力画
像データが白の場合0で黒の場合1であるものとする
と、A=2の場合の図3に示す誤差拡散処理系の処理は
図4に示す如くとなる。図4中、左側は図3に示す演算
器41を設けない場合の処理を示し、右側は図3に示す
演算器41が設けられている場合の処理を示す。又、図
4中、(a)は注目画素データ、即ち、入力画素データ
の値が140の場合、(b)は入力画素データの値が8
0の場合を示す。
理を説明する。この場合、図4(a)の左側に示すよう
に、入力画素データの値が140であり、エラーフィル
タ45から出力されるエラー値が20であると、加算器
42が出力する入力補正データの値は160(=140
+20)となる。エラー値は、周囲画素から注目画素に
対して拡散された誤差値の和である。閾値が128で閾
値処理回路43の出力画素データの値が1(黒)である
と、減算器44が出力する誤差信号の値は−95(=1
60−255)となる。この誤差信号は、エラーフィル
タ45の拡散マトリクスの値に応じた配分誤差データと
して周囲画素に分配される。
場合の処理を説明する。この場合、図4(a)の右側に
示すように、入力画素データの値が140であり、エラ
ーフィルタ45から出力されるエラー値が20である
と、演算器41は入力画素データの値に係数1/2を乗
算するので、演算器41の出力画素データの値は70
(=140÷2)となり、加算器42が出力する入力補
正データの値は90(=70+20)となる。閾値が6
4(=128÷2)で閾値処理回路43の出力画素デー
タの値が1(黒)であると、減算器44が出力する誤差
信号の値は−165(=90−255)となる。この誤
差信号は、拡散マトリクスの値に応じた配分誤差データ
として周囲画素に分配される。例えば、図5中「*」印
で示す注目画素の周囲画素に対する配分が同図に示すよ
うに設定されていると、注目画素の右下の画素に対する
分配は−165×(1/16)≒−10.3となり、注
目画素の下の画素に対する分配は−165×(5/1
6)≒−51.6となる。
は誤差信号の値が−105であるのに対し、本実施例に
よれば、演算器41を設けることにより誤算信号の値が
−165となり、演算器41を設けない場合に比べてよ
り大きなマイナスの誤差が周囲画素に拡散される。従っ
て、本実施例によれば、黒画素になるドットを減少させ
ることができ、ドットの直径が大きいことによる濃度の
過度な増加が抑さえられ、本来求めたかった画像の濃度
を得ることができる。
(b)の左側に示すように、入力画素データの値が80
であり、エラーフィルタ45から出力されるエラー値が
20であると、加算器42が出力する入力補正データの
値は100(=80+20)となる。閾値が128で閾
値処理回路43の出力画素データの値が0(白)である
と、減算器44が出力する誤差信号の値は100(=1
00−0)となる。この誤差信号は、エラーフィルタ4
5の拡散マトリクスの値に応じた配分誤差データとして
周囲画素に分配される。
(b)の右側に示すように、入力画素データの値が80
であり、エラーフィルタ45から出力されるエラー値が
20であると、演算器41は入力画素データの値に係数
1/2を乗算するので、演算器41の出力画素データの
値は40(=80÷2)となり、加算器42が出力する
入力補正データの値は60(=40+20)となる。閾
値が64(=128÷2)で閾値処理回路43の出力画
素データの値が0(白)であると、減算器44が出力す
る誤差信号の値は60(=60−0)となる。この誤差
信号は、拡散マトリクスの値に応じた配分誤差データと
して周囲画素に分配される。
は誤差信号の値が100であるのに対し、本実施例によ
れば、演算器41を設けることにより誤算信号の値が6
0となり、演算器41を設けない場合に比べてより小さ
なプラスの誤差が周囲画素に拡散される。従って、本実
施例によれば、白画素になるドットを増加させることが
でき、ドットの直径が大きいことによる濃度の過度な増
加が抑さえられ、本来求めたかった画像の濃度を得るこ
とができる。
のドット数の変化を、係数Aが1,1.2,1.4,
1.6,1.8,2,2.5,3の場合について示す図
である。説明の便宜上、同図は入力画像データを16×
16ドットの範囲で注目して処理を行った場合の処理結
果を示す。同図中、縦軸はドット数、横軸は注目画素デ
ータ、即ち、入力画素データの値を示す。
方式による処理を行った画像データをプリンタシステム
(レーザプリンタ)により印刷したサンプル画像の階調
特性を示す図である。同図中、縦軸はCIELAB色空
間のL*,a*,b*軸のうちL*軸(明度)を示し、
横軸は注目画素データ、即ち、入力画素データの値(輝
度、濃度)を示す。又、黒丸印は演算器41が設けられ
ており係数1/A=1/2の場合の階調特性を示し、白
丸印は演算器41が設けられない場合の階調特性を示
す。
説明したが、Aの値は勿論2に限定されるものではな
い。しかし、A=2の場合は、演算器41において2値
のデータを1ビットシフトすることで簡単に演算を行う
ことができるので、高速なデータ処理が可能である。
又、データの処理の高速化を実現するため、演算器41
を2のべき乗で除算を行った後に加算を行う構成とする
ことにより、演算時間を短縮することができる。つま
り、係数1/Aが例えば120/256の場合、120
は128−8で表せるので、120/256を120/
256−8/256に分解する。入力画素データの値を
1ビット右(LSB方向)へシフトすると、入力画素デ
ータの128/256倍の値Bが得られ、入力画素デー
タの値を5ビット右(LSB方向)へシフトすると、入
力画素データの8/256倍の値Cが得られる。そこ
で、B−Cを計算することで、入力画素データの120
/256倍の画素データを得ることができる。このよう
に、シフト演算、加算及び減算を行うと、乗算及び除算
を行う場合と比べて短時間で演算が行え、データの高速
処理が可能となる。
リンタシステム1のエンジン2の特性等に応じて予め設
定すれば良く、図6等に基づいて設定することもでき
る。図8は、演算器41の構成の一実施例を示すブロッ
ク図である。演算器41は、図8に示す如く接続された
比較器411と、閾値テーブル412と、係数テーブル
413と、係数決定回路414と、演算回路415とか
らなる。注目画素データ、即ち、入力画素データは、比
較器411及び演算回路415に供給される。比較器4
11は、入力画素データの値と、閾値テーブル412に
格納されている複数の閾値とを比較し、比較結果を係数
決定回路414に供給する。係数テーブル413は、閾
値テーブル412に格納されている複数の閾値に対応す
る複数の係数を格納しており、閾値テーブル412から
比較器411に供給される閾値に対応する係数が係数テ
ーブル413から係数決定回路414に供給される。係
数決定回路414は、比較器411からの比較結果が所
定範囲内であると、係数テーブル413からの係数を演
算回路415に供給する。これにより、演算回路415
は、入力画素データに係数決定回路414により決定さ
れた係数を乗算した結果を出力する。つまり、図8に示
す構成によれば、入力画素データの値に応じて、乗算さ
れる係数が自動的に最適値に切り替えられる。
切り替える代わりに、例えば、注目画素の周辺画素に関
する画素データの値又はそれらの平均値に応じて切り替
える構成としても良い。次に、本発明になる画像処理装
置の第2実施例を説明する。図9は、第2実施例の要部
を示すブロック図である。同図中、図3と実質的に同じ
機能を有する部分は同一符号で示し、その説明は省略す
る。
理系は、大略加算器42と、閾値処理回路43と、減算
器44と、エラーフィルタ45と、データ補正回路46
とからなる。本実施例では、上記ステップ(v)におい
て、入力補正データの値と注目画素データの値との差を
示す誤差信号を計算する際に、データ補正回路46によ
り補正を加えることを特徴とする。具体的には、データ
補正回路46は、閾値処理回路43が出力する画素デー
タの値に係数Bを乗算する。
白を0、黒を255とする8ビットのビットマップデー
タとし、閾値処理回路43から出力される2値の出力画
像データが白の場合0で黒の場合1であるものとする
と、B=2の場合の図9に示す誤差拡散処理系の処理は
図10に示す如くとなる。図10中、左側は図9に示す
データ補正回路46を設けない場合の処理を示し、右側
は図9に示すデータ補正回路46が設けられている場合
の処理を示す。又、図10中、(a)は注目画素デー
タ、即ち、入力画素データの値が140の場合、(b)
は入力画素データの値が80の場合を示す。
場合の処理を説明する。この場合、図10(a)の左側
に示すように、入力画素データの値が140であり、エ
ラーフィルタ45から出力されるエラー値が20である
と、加算器42が出力する入力補正データの値は160
(=140+20)となる。エラー値は、周囲画素から
注目画素に対して拡散された誤差値の和である。閾値が
128で閾値処理回路43の出力画素データの値が1
(黒)であると、減算器44が出力する誤差信号の値は
−95(=160−255)となる。この誤差信号は、
エラーフィルタ45の拡散マトリクスの値に応じた配分
誤差データとして周囲画素に分配される。
実施例の場合の処理を説明する。この場合、図10
(a)の右側に示すように、入力画素データの値が14
0であり、エラーフィルタ45から出力されるエラー値
が20であると、加算器42が出力する入力補正データ
の値は160(=140+20)となる。閾値が128
で閾値処理回路43の出力画素データの値が1(黒)で
あると、データ補正回路46は、黒を示す出力画素デー
タの値である1を255に補正すると共に、この補正値
255に係数B=2を乗算する。これにより、データ補
正回路46は、出力補正値510(=255×2)を減
算器44に供給する。従って、この場合に減算器44が
出力する誤差信号の値は−350(=160−510)
となる。この誤差信号は、拡散マトリクスの値に応じた
配分誤差データとして周囲画素に分配される。例えば、
図5中「*」印で示す注目画素の周囲画素に対する配分
が同図に示すように設定されていると、注目画素の右下
の画素に対する分配は−350×(1/16)≒−2
1.9となり、注目画素の下の画素に対する分配は−3
50×(5/16)≒−109.4となる。
い場合には誤差信号の値が−95であるのに対し、本実
施例によれば、データ補正回路46を設けることにより
誤算信号の値が−350となり、データ補正回路46を
設けない場合に比べてより大きなマイナスの誤差が周囲
画素に拡散される。従って、本実施例によれば、黒画素
になるドットを減少させることができ、ドットの直径が
大きいことによる濃度の過度な増加が抑さえられ、本来
求めたかった画像の濃度を得ることができる。
合、図10(b)の左側に示すように、入力画素データ
の値が80であり、エラーフィルタ45から出力される
エラー値が20であると、加算器42が出力する入力補
正データの値は100(=80+20)となる。閾値が
128で閾値処理回路43の出力画素データの値が0
(白)であると、減算器44が出力する誤差信号の値は
100(=100−0)となる。この誤差信号は、エラ
ーフィルタ45の拡散マトリクスの値に応じた配分誤差
データとして周囲画素に分配される。
合、図10(b)の右側に示すように、入力画素データ
の値が80であり、エラーフィルタ45から出力される
エラー値が20であると、加算器42が出力する入力補
正データの値は100(=80+20)となる。閾値が
128で閾値処理回路43の出力画素データの値が0
(白)であると、データ補正回路46は、白を示す出力
画素データの値である0に係数B=2を乗算する。これ
により、データ補正回路46は、出力補正値0(=0×
2)を減算器44に供給する。従って、この場合も減算
器44が出力する誤差信号の値は100(=100−
0)となる。この誤差信号は、エラーフィルタ45の拡
散マトリクスの値に応じた配分誤差データとして周囲画
素に分配される。
得た画像データを加算器42に供給する必要がないた
め、データの処理が簡単であり、データの高速処理が可
能となる。更に、データ補正回路46で用いる係数B
は、プリンタシステム1のエンジン2の特性等に応じて
予め設定すれば良い。次に、本発明になる画像処理装置
の第3実施例を説明する。図11は、第3実施例の要部
を示すブロック図である。同図中、図9と実質的に同じ
機能を有する部分は同一符号で示し、その説明は省略す
る。
処理系は、大略加算器42と、閾値処理回路43と、減
算器44と、エラーフィルタ45と、データ補正回路4
7とからなる。本実施例では、上記ステップ(v)にお
いて、入力補正データの値と注目画素データの値との差
を示す誤差信号を計算する際に、データ補正回路47に
より補正を加えることを特徴とする。具体的には、デー
タ補正回路47は、閾値処理回路43が出力する画素デ
ータの値が1であるか0であるかに応じて、減算器44
が出力する誤差信号の値に乗算する係数を切り替える。
つまり、閾値処理回路43が出力する画素データの値が
黒を示す1である場合、減算器44の出力する誤差信号
の値がマイナスであるため、データ補正回路47は誤差
信号の値に1より大きな係数Cを乗算して出力する。他
方、閾値処理回路43が出力する画素データの値が白を
示す0である場合、減算器44の出力する誤差信号の値
がプラスであるため、データ補正回路47は誤差信号の
値をそのまま、即ち、係数1を乗算して出力する。
様の効果を得ることができる。次に、本発明になる画像
処理装置の第4実施例を説明する。図12は、第4実施
例の要部を示すブロック図である。同図中、図9と実質
的に同じ機能を有する部分は同一符号で示し、その説明
は省略する。図12において、画像処理装置の誤差拡散
処理系は、大略加算器42と、閾値処理回路43と、減
算器44と、エラーフィルタ45と、データ補正回路4
8とからなる。本実施例では、上記ステップ(vi)に
おいて、誤差信号に拡散マトリクスの値を乗算した配分
誤差データを、注目画素の周囲の画素に分配する際に、
データ補正回路48により補正を加えることを特徴とす
る。具体的には、データ補正回路48は、エラーフィル
タ45が出力するエラー値がマイナスであるかプラスで
あるかに応じて、エラーフィルタ45が出力するエラー
値に乗算する係数を切り替える。つまり、閾値処理回路
43が出力する画素データの値が黒を示す1である場
合、減算器44が出力する誤差信号の値及びエラーフィ
ルタ45の出力するエラー値が夫々マイナスであるた
め、データ補正回路48はエラー値に1より大きな係数
Cを乗算して出力する。他方、閾値処理回路43が出力
する画素データの値が白を示す0である場合、減算器4
4の出力する誤差信号の値及びエラーフィルタ45の出
力するエラー値が夫々プラスであるため、データ補正回
路48はエラー値をそのまま、即ち、係数1を乗算して
出力する。
様の効果を得ることができる。更に、本実施例では、誤
差信号に拡散マトリクスの値を乗算した配分誤差データ
を、注目画素の周囲の画素に分配してから補正を加える
ため、特別なオーバーフロー対策を取らなくても、オー
バーフローによる問題が発生しにくいというメリットも
ある。
施例を説明する。図13は、第5実施例の要部を示すブ
ロック図である。同図中、図9と実質的に同じ機能を有
する部分は同一符号で示し、その説明は省略する。図1
3において、画像処理装置の誤差拡散処理系は、大略加
算器42と、閾値処理回路43と、減算器44と、エラ
ーフィルタ51,52と、切り換え器53とからなる。
本実施例では、上記ステップ(vi)において、誤差信
号に拡散マトリクスの値を乗算した配分誤差データを、
注目画素の周囲の画素に分配する際に、閾値処理回路4
3が出力する画素データの値が黒を示すが白を示すかに
応じて異なる拡散マトリクスを用いることを特徴とす
る。具体的には、減算器44の出力する誤差信号は、エ
ラーフィルタ51,52及び切り換え器53に供給され
る。エラーフィルタ51は、閾値処理回路43の出力す
る画素データの値が黒を示す1の場合、即ち、減算器4
4の出力する誤差信号の値がマイナスの場合に適した拡
散マトリクスを用いて配分誤差データを注目画素の周囲
の画素に分配する。他方、エラーフィルタ52は、閾値
処理回路43の出力する画素データの値が白を示す0の
場合、即ち、減算器44の出力する誤差信号の値がプラ
スの場合に適した拡散マトリクスを用いて配分誤差デー
タを注目画素の周囲の画素に分配する。エラーフィルタ
51,52の出力エラー値は、切り換え器53に供給さ
れる。切り換え器53は、減算器44からの誤差信号の
値がマイナスの場合はエラーフィルタ51の出力エラー
値を加算器42に供給し、減算器44からの誤差信号の
値がプラスの場合はエラーフィルタ52の出力エラー値
を加算器42に供給するように、誤差信号により切り換
えられる。
応じて、エラーフィルタ51,52の構成、即ち、使用
する拡散マトリクス等を変更することで、きめの細かい
誤差拡散を行えるというメリットがある。次に、本発明
になる画像処理装置の第6実施例を説明する。図14
は、第6実施例の要部を示すブロック図である。同図
中、図13と実質的に同じ機能を有する部分は同一符号
で示し、その説明は省略する。本実施例では、上記第5
実施例を更に拡張している。
処理系は、大略加算器42と、閾値処理回路43と、減
算器44と、エラーフィルタ54〜57と、誤差信号弁
別器58と、切り換え器59とからなる。本実施例で
は、上記ステップ(vi)において、誤差信号に拡散マ
トリクスの値を乗算した配分誤差データを、注目画素の
周囲の画素に分配する際に、減算器44が出力する誤算
信号のレベルに応じて異なる拡散マトリクスを用いるこ
とを特徴とする。具体的には、減算器44の出力する誤
差信号は、エラーフィルタ54〜57に供給されると共
に、誤算信号弁別器58にも供給される。エラーフィル
タ54〜57は、減算器44の出力する誤差信号の値の
4つの範囲に夫々に適しており、且つ、互いに異なる拡
散マトリクスを用いて配分誤差データを注目画素の周囲
の画素に分配する。エラーフィルタ54〜57の出力エ
ラー値は、切り換え器59に供給される。切り換え器5
9には、誤差信号のレベルに応じた切り換え信号が補正
値弁別器58より供給されている。これにより、切り換
え器59は誤差信号弁別器58からの切り換え信号に基
づいて、誤差信号の値の範囲に適した拡散マトリクスを
使用するエラーフィルタの出力エラー値を選択出力する
ように切り換えられる。
にきめの細かい誤差拡散を行えるというメリットがあ
る。又、誤差信号のレベルに応じて誤差拡散処理を換え
ることができるので、微妙なトーンカーブの再現も可能
となる。次に、本発明になる画像処理装置の第7実施例
を説明する。図15は、第7実施例の要部を示すブロッ
ク図である。同図中、図14と実質的に同じ機能を有す
る部分は同一符号で示し、その説明は省略する。本実施
例では、上記第5実施例を上記第6実施例とは異なる手
法を用いて更に拡張している。
処理系は、大略加算器42と、閾値処理回路43と、減
算器44と、エラーフィルタ54〜57と、切り換え器
59と、補正値弁別器60とからなる。本実施例では、
上記ステップ(vi)において、誤差信号に拡散マトリ
クスの値を乗算した配分誤差データを、注目画素の周囲
の画素に分配する際に、加算器42が出力する補正値の
レベルに応じて異なる拡散マトリクスを用いることを特
徴とする。具体的には、減算器44の出力する誤差信号
は、エラーフィルタ54〜57に供給され、加算器42
の出力する補正値は、補正値弁別器60に供給される。
エラーフィルタ54〜57は、減算器44の出力する誤
差信号の値の4つの範囲に夫々に適しており、且つ、互
いに異なる拡散マトリクスを用いて配分誤差データを注
目画素の周囲の画素に分配する。エラーフィルタ54〜
57の出力エラー値は、切り換え器59に供給される。
切り換え器59には、補正値のレベルに応じた切り換え
信号が補正値弁別器60より供給されている。これによ
り、切り換え器59は補正値弁別器60からの切り換え
信号に基づいて、誤差信号の値の範囲に適した拡散マト
リクスを使用するエラーフィルタの出力エラー値を選択
出力するように切り換えられる。
にきめの細かい誤差拡散を行えるというメリットがあ
る。又、補正値のレベルに応じて誤差拡散処理を換える
ことができるので、微妙なトーンカーブの再現も可能と
なる。次に、本発明になる画像処理装置の第8実施例を
説明する。図16は、第8実施例の要部を示すブロック
図である。同図中、図3と実質的に同じ機能を有する部
分は同一符号で示し、その説明は省略する。本実施例で
は、上記第5実施例を上記第7実施例とは異なる手法を
用いて更に拡張している。
処理系は、大略加算器42と、閾値処理回路43と、エ
ラーフィルタ45と、補正値算出回路63と、減算器6
4とからなる。本実施例では、上記ステップ(v)の代
わりに、補正値算出回路63及び減算器64による処理
を行うことを特徴とする。具体的には、補正値算出回路
63は、閾値処理回路43の出力画素データを、入力画
素データに基づいて補正し、補正値データを減算器64
に供給する。減算器64は、入力画素データから補正値
算出回路63の出力補正値データを減算することで、誤
差信号を生成してエラーフィルタ45に供給する。
明する図である。同図中、縦軸は補正値算出回路63か
ら出力される補正値を任意単位で示し、横軸は補正値算
出回路63に入力される入力値、即ち、閾値処理回路4
3の出力画素データを、任意単位で示す。同図(A)
は、入力値と補正値との関係を階段状とした場合を示
し、同図(B)は、入力値と補正値との関係を折れ線状
とした場合を示す。
ルに応じて誤差拡散処理を換えることができるので、微
妙なトーンカーブの再現も可能となる。次に、本発明に
なる画像処理装置の第9実施例を説明する。図18は、
第9実施例の要部を示すブロック図である。同図中、図
9と実質的に同じ機能を有する部分は同一符号で示し、
その説明は省略する。
ドウ切り出し回路71と、データ判定回路72と、図9
同様な誤差拡散処理系73とからなる。ウィンドウ切り
出し回路71は、入力画像データから所定範囲のウィン
ドウを切り出して、注目画素及びその周囲画素に関する
画素データを抽出してデータ判定回路72に供給する。
例えば、説明の便宜上、ウィンドウ切り出し回路71が
3×3ドットのウィンドウを切り出すものとすると、こ
のウィンドウの中央に位置する注目画素の画素データ及
び注目画素の周囲に存在する8つの周囲画素に関する画
素データが抽出されてデータ判定回路72に供給され
る。データ判定回路72は、計9つの注目及び周囲画素
データが全て同じ値であるか否かに応じて、画素データ
をそのまま2値データに変換して出力するか、或いは、
後段の誤差拡散処理系73にて処理するかを判定する。
つまり、ウィンドウ内の画素データが全て黒又は全て白
を示している場合、ウィンドウ内では黒ベタ又は白ベタ
の印刷が行われるので、誤差拡散処理系73による誤差
拡散処理は行わずに、画素データをそのまま1又は0の
2値データに変換してデータ判定回路72から出力画素
データとして出力する。他方、ウィンドウ内の画素デー
タが全て黒又は全て白を示していない場合、即ち、ウィ
ンドウ内で1つでも他の画素と異なるデータ値の画素が
存在する場合には、画素データはデータ判定回路72か
ら誤差拡散処理系73に供給され、上記第2実施例と同
様な誤差拡散処理が行われ、処理された結果が出力画素
データとして出力される。
タの部分でも濃度が上がりきらない問題を解決すること
ができる。又、黒ベタ又は白ベタの部分では、誤差拡散
処理を行わないので、全体としてもデータ処理速度が向
上する。図19は、上記第9実施例の処理をCPU15
で行う場合のCPU15の動作を説明するためのフロー
チャートである。同図中、破線Sで囲まれたステップS
11〜S20の処理は、図18に示す誤差拡散処理系7
3の処理に対応している。
給されると、図19に示すステップS0で入力画像デー
タが入力バッファ(図示せず)に蓄積される。この入力
バッファは、例えば図2に示すプリンタコントローラ部
3−1内のページバッファ19であっても良い。この状
態で、図18に示す画像処理装置の処理が開始される。
した入力画像データのうち、注目画素を中心とする3×
3ドットのウィンドウ内の画素データを切り出す。ステ
ップS2は、ウィンドウ内の画素データの値が全て0で
あるか否かを判定し、判定結果がYESであると、ステ
ップS3で出力画素データの値を0に変換し、処理は後
述するステップS4へ進む。他方、ステップS2の判定
結果がNOであると、ステップS5は、ウィンドウ内の
画素データの値が全て255であるか否かを判定し、判
定結果がYESであると、ステップS6で出力画素デー
タの値を1に変換し、処理はステップS4へ進む。ステ
ップS4は、誤差信号の値を0に設定し、処理は後述す
るステップS16へ進む。尚、ステップS3又はS6の
後、処理は後述するステップS13へも平行して進む。
ステップS11は、入力画素データと既に計算された誤
差信号との和を求めて補正信号(入力補正値)を生成す
る。ステップS12は、閾値処理回路43の処理に対応
する閾値処理を行い、処理はステップS13へ進む。ス
テップS13は、出力画像データを例えばページバッフ
ァ19に書き込むことにより、出力画像データの保存を
行う。ステップS14は、データ補正回路46の処理に
対応する補正処理を行い、ステップS15は、出力画素
データと補正信号との差から誤差信号を求める。
クスの値を乗算した配分誤差データを、注目画素の周囲
の画素に分配する。つまり、ステップS16は、エラー
フィルタ45の係数に応じて周囲画素に分配する値を計
算して保持する。ステップS17は、入力画像データが
示す画像のラインが最後のラインであるか否かを判定
し、判定結果がNOであると、ステップS18で処理の
対象となる次の画素に移動して、処理はステップS1へ
戻る。他方、ステップS17の判定結果がYESである
と、ステップS19で入力画像データが示す画像の最後
の画素に達したか否かを判定し、判定結果がYESであ
ると処理は終了する。ステップS19の判定結果がNO
であると、ステップS20は処理の対象となる次のライ
ンに移動して、処理はステップS1へ戻る。
実施例を説明する。図20は、第10実施例の要部を示
すブロック図である。同図中、図1及び図9と実質的に
同じ機能を有する部分は同一符号で示し、その説明は省
略する。本実施例では、データ補正回路76が、エンジ
ン2から得られる環境変動に関するデータに基づいて誤
差拡散処理のデータ補正を行うことを特徴とする。つま
り、環境変動に対する印刷特性の変動を予め測定して対
応する補正データを作成しておくことで、環境が変動し
ても対応する補正データを用いてデータ補正を制御する
ことにより、常に安定した濃度で印刷を行うことができ
る。
化、印刷に使用する記録紙を変更することに伴う記録紙
の特性変化等が含まれる。本実施例では、説明の便宜
上、環境変動が温度変化である場合を例に取って説明す
るが、環境変動は温度変化に限定されるものではない。
図21は、レーザ光学系の感光体のうち、レーザ光によ
り露光された部分の表面電位(以下、明部電位)VLと
温度との関係を示す図である。又、図22は、ドット径
と温度との関係を夫々任意単位で示す図である。従っ
て、図21及び図22から、温度に対するデータ補正値
を予め作成しておくことができる。図23は、温度セン
サから得られる電圧データV1〜VMと対応するデータ
補正値C1〜CMとを格納するテーブルを示す図であ
る。データ補正回路76は、温度センサから得られる電
圧データに基づいて、図23に示す如きテーブルを使用
して対応するデータ補正値、即ち、検出された温度に最
適なデータ補正値を読み出してデータ補正を行うこと
で、環境変動(この場合は温度変化)に対しての印刷特
性(ドット径)の変動を補正して、安定な階調特性を再
現することができる。
サの一実施例を示す図である。温度センサは、同図に示
す如く接続されたサーミスタ81と、抵抗R1〜R7
と、オペアンプ82と、アナログ/デジタル(AD)コ
ンバータ83とからなる。サーミスタ81で検出された
温度データは、抵抗及びオペアンプ82を介してADコ
ンバータ83に供給され、検出された温度に対応するデ
ジタル電圧データに変換される。ADコンバータ83が
出力するデジタル電圧データは、図1に示すコントロー
ラ3のプリンタコントローラ部3−1に、具体的には図
2に示すネットワークIF11及びバス21を介してC
PU15に供給される。
おいて、乗算に使用する係数やエラーフィルタの係数等
を環境変動に応じたデータ補正値で補正することによ
り、組み合わせてプリンタシステムに適用することも可
能である。次に、本発明になる画像処理装置の第11実
施例を図25と共に説明する。本実施例における誤差拡
散処理系は、図3に示す第1実施例と同様の構成を使用
できるので、その図示及び説明は省略する。本実施例
は、演算器41で乗算する係数の値を、入力画素データ
の値に応じて切り換えることを特徴とする。
行う場合のCPU15の動作を説明するためのフローチ
ャートである。図25中、図19と実質的に同じステッ
プには同一符号を付し、その説明は省略する。尚、図2
5中、破線SAで囲まれたステップS11A〜S20の
処理は、図3に示す誤差拡散処理系の処理に対応してお
り、破線12Aで囲まれたステップS12A−1〜12
A−3は、図19に示すステップS12に対応してい
る。
給されると、図25に示すステップS0で入力画像デー
タが入力バッファ(図示せず)に蓄積される。この状態
で、図18に示す画像処理装置の処理が開始される。ス
テップS40は、入力バッファから入力画素データを読
み出し、ステップS41は、入力画素データが閾値TH
1より小さいか否かを判定する、ステップS41の判定
結果がNOであると、ステップS42は、入力画素デー
タが閾値TH2より小さいか否かを判定する。ステップ
S42の判定結果がNOであると、以下同様な処理が行
われ、ステップS4nは、入力画素データが閾値THn
より小さいか否かを判定する。ステップS51は、ステ
ップS41の判定結果がYESであると、入力画素デー
タに係数K1を乗算する。ステップS52は、ステップ
S42の判定結果がYESであると、入力画素データに
係数K2を乗算する。以下同様な処理が行われ、ステッ
プS4nの判定結果がYESであると、ステップS5n
は入力画素データに係数Knを乗算する。又、ステップ
S4nの判定結果がNOであると、ステップS5n+1
は入力画素データに係数Kn+1を乗算する。
かの後、処理はステップS11Aへ進む。ステップS1
1Aは、入力画素データと既に拡散されているエラー値
との和、即ち、既に計算された誤差信号との和を求めて
補正信号(入力補正値)を生成する。ステップS12A
は、閾値処理回路43の処理に対応する閾値処理を行
い、処理はステップS15へ進む。ステップS12Aで
は、ステップS12A−1が入力補正値が閾値より小さ
いか否かを判定し、判定結果がYESであると、ステッ
プS12A−2で出力画素データを白画素とし、処理は
ステップS15へ進む。他方、ステップS12A−1の
判定結果がNOであると、ステップS12A−3が出力
画素データを黒画素とし、処理がステップS15へ進
む。ステップS15は、出力画素データと補正信号との
差から誤差信号を求める。ステップS15以降の処理
は、図19の場合と実質的に同じである。
て乗算器41で乗算に用いる係数の値を切り換えるの
で、濃度を細かく制御し、特に高い濃度での濃度の飽和
現象を防止することができる。尚、ステップS41〜S
4nで使用する閾値TH1〜THnの数が比較的大きい
場合には、先ず入力画素データの値が取り得る範囲の中
心付近の閾値と入力画素データとを比較し、次に前回の
比較に使用した範囲の中心付近の閾値と入力画素データ
とを比較することを繰り返すことで、平均の比較回数を
少なくし、全体としてのデータ処理時間を短縮すること
ができる。
実施例を説明する。上記第1〜第11実施例において、
入力画素データが8ビットであっても、誤差拡散処理は
16ビットのデータで行うと、誤差の計算精度が向上す
る。しかし、処理速度の面から見ると、データのビット
数が大きい程処理時間が長くなってしまう。そこで、本
実施例では、計算精度を著しく低下させることなく処理
速度を向上する手段を設ける。
ータ補正回路46によるデータ補正を行わない場合には
誤差信号の値が255程度までであるが、上記第2実施
例の場合、データ補正回路46によるデータ補正により
誤差信号の値は500程度にまでなる。このため、8ビ
ットでデータ処理を行うことは困難である。そこで、本
実施例では、入力画素データの値を例えば2ビットLS
B方向へシフトすることで、値を1/4に変換する処理
を行う。この変換処理は、上記第1実施例の場合は、演
算器41の前段又は演算器41内で行え、シフト処理に
は例えばシフトデジスタ等を使用できる。演算器41内
で変換処理を行う場合、例えば図8において、比較器4
11の入力段にシフトレジスタ411Aを設けても良
い。このような変換処理を行うことで、誤差拡散処理系
全体の計算を8ビットで行うことができ、処理速度の低
下を防止することができる。尚、上記変換処理により計
算精度は若干低下するが、実用上問題はない。
で行う夫々の処理に応じた位置で行えば良い。次に、本
発明になる画像処理装置の第13実施例を説明する。図
26は、本実施例を説明するためのブロック図であり、
同図中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明
は省略する。
ト装置(ホストコンピュータ)91と接続されている。
エンジン2のパネル(図示せず)で設定された値は、ホ
スト装置91へ送られる。これにより、ホスト装置91
は、プリンタシステム1で設定された各種条件や情報を
認識することができる。そこで、本実施例では、エンジ
ン2のパネルで演算器41で用いる係数、データ補正回
路46〜48,76で用いる係数、エラーフィルタ4
5,51,52,54〜57で用いる係数、補正値算出
回路63で用いる入力値対補正値特性等のパラメータを
設定し、ホスト装置91にこれらのパラメータを送るこ
とで、ホスト装置91側でもこれらのパラメータに基づ
いてプリンタシステム1側と同じ条件で誤差拡散処理を
行うことができる。これにより、ホスト装置91側で処
理された画像データと、プリンタシステム1側で処理さ
れた画像データとの間で互換性があり、ホスト装置91
を含むシステム全体の統一性が保たれる。
メータを設定してプリンタシステム1に送ることで、ホ
スト装置91により演算器41で用いる係数、データ補
正回路46〜48,76で用いる係数、エラーフィルタ
45,51,52,54〜57で用いる係数、補正値算
出回路63で用いる入力値対補正値特性等を切り換え設
定することも可能である。
定されるものではなく、例えばファクシミリ装置を含む
各種画像処理装置に適用可能であることは言うまでもな
い。以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形及び
改良が本発明の範囲内で可能である。
い濃度における濃度の飽和現象を防止することができ、
忠実な階調性の再現が可能であると共に、処理が簡単で
あるため、データの高速処理が可能である。請求項2記
載の発明によれば、入力画像データに応じて係数を決定
するので、きめの細かい処理が可能となり、微妙なトー
ンカーブも再現可能となる。
補正回路で行う処理を画像処理装置が適用される装置の
特性に合わせて調整することもできる。請求項7記載の
発明によれば、分散した値に対して補正を施すため、特
別なオーバーフロー対策を行わなくてもオーバーフロー
による問題が発生しにくい。請求項8記載の発明によれ
ば、高い濃度における濃度の飽和現象を防止することが
でき、忠実な階調性の再現が可能であると共に、処理が
簡単であるため、データの高速処理が可能である。又、
例えばドットの形状に応じてきめの細かい誤差の拡散を
行うことができ、微妙なトーンカーブも再現可能とな
る。
おける濃度の飽和現象を防止することができ、忠実な階
調性の再現が可能であると共に、処理が簡単であるた
め、データの高速処理が可能である。更に、入力画像デ
ータに応じた補正を行うため、微妙なトーンカーブも再
現可能となる。請求項10記載の発明によれば、誤差計
算処理を行わない部分ができるので、データの処理速度
が更に向上する。
化した場合でも、常に安定した濃度を得ることができ
る。請求項12記載の発明によれば、処理を要するビッ
ト数を減少させることで、計算精度の著しい低下を伴う
ことなく、データの処理速度を向上することができる。
装置の特性或いは画像処理装置が接続されるホスト装置
の要求に合わせて補正に使用する各種パラメータを自由
に設定することができる。従って、本発明によれば、高
い濃度における濃度の飽和現象を防止することができ、
忠実な階調性の再現が可能であると共に、処理が簡単で
あるため、データの高速処理が可能である。
の概略構成を示すブロック図である。
示すブロック図である。
である。
変化を各係数について示す図である。
像データをプリンタシステムにより印刷したサンプル画
像の階調特性を示す図である。
ロック図である。
る図である。
である。
る。
ブルを説明する図である。
ある。
トである。
る。
Claims (13)
- 【請求項1】 入力画像データに対する補正値に閾値処
理を施して出力画像データを出力する閾値処理回路と、 該補正値と該出力画像データとの差から誤差信号を出力
する減算回路と、 該誤差信号を拡散マトリクスの値に応じた配分誤差デー
タとして、該入力画像データ中の注目画素の周囲画素に
分配するエラーフィルタと、 該入力画像データ又は該出力画像データに係数を乗算す
る補正回路とを備えた、画像処理装置。 - 【請求項2】 前記入力画像データに係数を乗算する補
正回路は、該入力画像データの値に応じて異なる係数を
乗算する、請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記出力画像データに係数を乗算する補
正回路は、該出力画像データの値に応じて異なる係数を
乗算する、請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 入力画像データに対する補正値に閾値処
理を施して出力画像データを出力する閾値処理回路と、 該補正値と該出力画像データとの差から誤差信号を出力
する減算回路と、 該誤差信号を拡散マトリクスの値に応じた配分誤差デー
タとして、該入力画像データ中の注目画素の周囲画素に
分配するエラーフィルタと、 該減算回路の入力側、該減算回路の出力側及び該エラー
フィルタの出力側のいずれかの位置で、該出力画像デー
タの値に応じて異なる処理を行う補正回路とを備えた、
画像処理装置。 - 【請求項5】 前記補正回路は、前記出力画像データが
最高濃度を示す値の場合に該出力画像データに1より大
きな係数を乗算して前記減算回路に供給する、請求項4
記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記補正回路は、前記出力画像データが
最高濃度を示す値の場合に該誤差信号に1より大きな係
数を乗算して前記エラーフィルタに供給する、請求項4
記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記補正回路は、前記出力画像データが
最高濃度を示す値の場合に該エラーフィルタの出力に1
より大きな係数を乗算する、請求項4記載の画像処理装
置。 - 【請求項8】 入力画像データに対する補正値に閾値処
理を施して出力画像データを出力する閾値処理回路と、 該補正値と該出力画像データとの差から誤差信号を出力
する減算回路と、 複数の拡散マトリクスを有し、該誤差信号を、該入力画
像データ、該誤差信号及び該補正値のいずれかに基づい
た拡散マトリクスの値に応じた配分誤差データとして、
該入力画像データ中の注目画素の周囲画素に分配するエ
ラーフィルタ手段とを備えた、画像処理装置。 - 【請求項9】 入力画像データに対する補正値に閾値処
理を施して出力画像データを出力する閾値処理回路と、 該出力画像データを該入力画像データに応じて補正する
補正回路と、 該補正回路の出力と該入力画像データとの差から誤差信
号を出力する減算回路と、 該誤差信号を拡散マトリクスの値に応じた配分誤差デー
タとして、該入力画像データ中の注目画素の周囲画素に
分配するエラーフィルタとを備えた、画像処理装置。 - 【請求項10】 前記入力画像データのうち、注目画素
及びその周辺画素からなるウィンドウ内の画素データが
全て最高濃度又は全て最低濃度の場合、前記誤差信号を
0に設定して該ウィンドウ内での誤差拡散処理を禁止す
る回路を更に備えた、請求項1〜9のうちいずれか1項
記載の画像処理装置。 - 【請求項11】 前記補正回路又は前記エラーフィルタ
手段を、環境に応じて制御する回路を更に備えた、請求
項1〜10のうちいずれか1項記載の画像処理装置。 - 【請求項12】 前記入力画像データのビットをLSB
方向へシフトして処理されるビット数を減少させる回路
を更に備えた、請求項1〜11のうちいずれか1項記載
の画像処理装置。 - 【請求項13】 前記補正回路又は前記エラーフィルタ
手段のパラメータを設定する手段を更に備えた、請求項
1〜12のうちいずれか1項記載の画像処理装置。
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