JPH10261250A - 光磁気ディスクの再生方法および再生装置 - Google Patents

光磁気ディスクの再生方法および再生装置

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JPH10261250A
JPH10261250A JP6515997A JP6515997A JPH10261250A JP H10261250 A JPH10261250 A JP H10261250A JP 6515997 A JP6515997 A JP 6515997A JP 6515997 A JP6515997 A JP 6515997A JP H10261250 A JPH10261250 A JP H10261250A
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magneto
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phase
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピットエッジ記録方式の光磁気ディスク再生
装置用ICの低消費電力化と、高速かつ高精度のエッジ
検出を可能とする再生方法を実現する。 【解決手段】 再生信号とスライスレベルの交点を記録
ピットのエッジ位置として検出する光磁気ディスクの再
生方法において、第1の位相比較器、チャージポンプ、
ループフィルター、およびVCOからなるPLL回路
と、第2の位相比較器、第2のチャージポンプ、第2の
ループフィルターからなる信号処理回路とを有し、二値
化された再生データと前記PLL回路により該再生デー
タへ位相同期化したクロックあるいはデジタルデータと
の位相差を該第2の位相比較器により検出し、該位相差
から求めた補正分を基準スライスレベルに加算すること
により前記スライスレベルを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光磁気ディスクの再
生方法および装置に関し、特にピットエッジ記録方式で
情報が記録された光磁気ディスクから記録情報を再生す
る光磁気ディスクの再生方法および再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクは初期状態では磁化の向
きは一方向(消去方向)にそろっているが、記録データ
を書き込む際には、記録データに対応して記録ビームで
光磁気ディスクをキュリー点まで加熱して、外部磁界に
よって磁化の方向を消去方向とは反対にした記録ピット
の列を形成する。
【0003】記録ピットの形成方式には2種類あり、例
えば記録データの”1”に対応してピットを形成するい
わゆるピットポジション記録方式と、例えば記録データ
の”1”に対応してピットの前縁または後縁が位置する
ように記録ピットを形成するいわゆるピットエッジ記録
方式がある。ピットエッジ記録方式は図3のように記録
データの”1”を記録ピットのエッジに対応させるた
め、ピットポジション記録方式に比べ記録ビームの走査
方向の記録密度が大幅に向上する利点がある。そのため
近年の高密度光磁気ディスクの記録方式には、ピットエ
ッジ記録方式が多く用いられている。
【0004】再生信号からエッジ位置を検出する方法と
しては、別回路により求められたあるスライスレベルに
より再生信号をデータスライスし、その時の交点をピッ
トのエッジ位置として検出するレベルスライス方式と再
生信号を2回微分することにより、その変曲点をピット
のエッジ位置として検出する2回微分方式がある。また
そうして求めたいわゆる二値化された再生データはエッ
ジ信号として前記PLL回路に入力され、該エッジ信号
に対して位相同期化したクロック信号が生成される。次
に該クロック信号と前記エッジ信号はデータセパレータ
回路に入り、やはり位相を同期化した再生データを得
る。同期化した再生データはその後の復調回路により、
記録データである通常のデジタルデータに変換される。
前記PLL回路により前記エッジ信号を処理する際の処
理方法としては、ピットの前縁または後縁を立ち上がり
と立ち下がり位置を示す別のエッジ信号として2つのP
LL回路により処理するDualPLL方式とピットの
前縁または後縁の位置を示すエッジ信号を立ち上がりと
立ち下がりの区別なく1つのPLL回路により処理する
SinglePLL方式がある。このうちDualPL
L方式の代表的な例は、特開平4−90168号公報、
特開平4−121845号公報などに開示されている。
またSinglePLL方式でありながら、ピットの前
縁または後縁をレベルスライス方式で別々に検出し、ス
ライスレベルあるいはエッジ位置を補正するという構成
は過去にいくつか出願されており、代表的なものには特
開平4−205939号公報、特開平4−291041
号公報、特開平5−114189号公報などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,Dua
lPLL方式はPLL回路を少なくとも2つ用いるため
回路規模が大きくなり、消費電力が大きくなる。したが
って今後益々需要が高まる電池駆動も可能なノートサイ
ズのパーソナルコンピュータに搭載される光磁気ディス
ク再生装置用のICに適用するには、消費電力が大きす
ぎるという問題点がある。また2つ以上のPLL回路が
周波数の高いクロックを介して相互に干渉するため、個
々のPLLの回路動作が不安定になりやすく、回路ノイ
ズも多いという問題点もあった。
【0006】またSinglePLL方式でスライスレ
ベルあるいはエッジ位置を補正するという方法は補正す
る前のデータをレベルスライスする場合の基準スライス
レベルの設定が難しく、スライスレベルあるいはエッジ
位置の補正分を演算するのに時間がかかるため、高速に
補正ができず再生時のスピードが遅い、また場合によっ
ては再生時のエラーが起こりやすくなるという問題点が
あった。この事はすなわち再生装置の性能の悪さを意味
するものであり、再生装置の設計においては注意すべき
内容である。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するもの
でその目的とするところは、ピットエッジ記録方式で情
報が記録された光磁気ディスクから記録情報を再生する
光磁気ディスクの再生方法および装置において、特に今
後益々需要が高まる電池駆動も可能なノートサイズのパ
ーソナルコンピュータに搭載される光磁気ディスク再生
装置用のICに適用できる簡単な回路構成で、低消費電
力を実現する光磁気ディスクの再生方法を提供すること
にあり、また高速でしかも精度のよいエッジ検出ができ
る光磁気ディスクの再生方法を提供することにもある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気ディスク
の再生方法は、光磁気ディスク媒体にエッジ記録された
ピットのエッジ位置を検出して記録信号を再生する再生
方法であり、特に再生信号とスライスレベルの交点を記
録ピットのエッジ位置として検出する光磁気ディスクの
再生方法において、第1の位相比較器、チャージポン
プ、ループフィルターおよびVCOからなるPLL回路
と、第2の位相比較器、第2のチャージポンプおよび第
2のループフィルターからなる信号処理回路とを有し、
二値化された再生データと前記PLL回路により該再生
データへ位相同期化したクロックあるいはデジタルデー
タとの位相差を該第2の位相比較器により検出し、該位
相差から求めた補正分を基準スライスレベルに加算する
ことにより前記スライスレベルを補正することを特徴と
する。また前記基準スライスレベルは固定電圧または再
生信号に基づき生成したスライスレベルのいずれかを選
択できることを特徴とする。さらに前記信号処理回路の
動作、非動作の選択および動作を開始させるタイミング
は外部から制御できることを特徴とする。また前記第2
の位相比較器により位相比較する場合、再生信号の立ち
上がりエッジあるいは立ち下がりエッジでのみ位相比較
するか、または立ち上がりと立ち下がり両エッジで位相
比較することを特徴とする。
【0009】本発明の光磁気ディスクの再生方法は、光
磁気ディスク媒体にエッジ記録されたピットのエッジ位
置を検出して記録信号を再生する再生方法であり、特に
再生信号とスライスレベルの交点を記録ピットのエッジ
位置として検出する光磁気ディスクの再生方法におい
て、第1の位相比較器、チャージポンプ、ループフィル
ターおよびVCOからなるPLL回路と、第2の位相比
較器、第2のチャージポンプおよび第2のループフィル
ターからなる信号処理回路とを有し、二値化された再生
データと前記PLL回路により該再生データへ位相同期
化したクロックあるいはデジタルデータとの位相差を該
第2の位相比較器により検出し、該位相差から求めた補
正分を基準スライスレベルに加算することにより前記ス
ライスレベルを補正する再生方法であって、再生してい
る光磁気ディスクの欠陥を検知したら前記信号処理回路
をリセットすることを特徴とする。また前記光磁気ディ
スクの欠陥を検知する方法は前記再生信号とスライスレ
ベルの比較出力を用いて行い、該比較出力のパルス幅が
設定値以下なら前記信号処理回路をリセットすることと
し、該設定値はエッジ記録再生の際に用いられる変調方
式により異なり、前記クロック周期をTとした場合、T
の数倍に設定されることを特徴とする。さらに前記光磁
気ディスクの欠陥を検知して前記信号処理回路をリセッ
トする場合、前記第2のループフィルターの出力を基準
電圧に接続することを特徴とする。
【0010】本発明の光磁気ディスクの再生装置は、光
磁気ディスク媒体にエッジ記録されたピットのエッジ位
置を検出して記録信号を再生する光磁気ディスクの再生
装置であり、特に再生信号とスライスレベルの交点を記
録ピットのエッジ位置として検出する光磁気ディスクの
再生装置において、該光磁気ディスク媒体を回転させる
スピンドルモータ、該光磁気ディスク媒体にレーザー光
を照射し情報の記録再生を行う光学ヘッド、該光学ヘッ
ドを所望の位置に移動させるアクチュエータおよび制御
回路部からなる再生装置であり、該制御回路部はプリア
ンプ回路、レーザー駆動回路、サーボ制御回路、ディス
クコントローラ回路、CPU、第1の位相比較器とチャ
ージポンプとループフィルターとVCOとからなるPL
L回路、および、第2の位相比較器と第2のチャージポ
ンプと第2のループフィルターとからなる信号処理回
路、を少なくとも有することを特徴とする。また前記第
2の位相比較器により、二値化された再生データと前記
PLL回路により該再生データへ位相同期化したクロッ
クあるいはデジタルデータとの位相差を検出し、該位相
差から求めた補正分を加算アンプにより基準スライスレ
ベルに加算することにより前記スライスレベルを補正す
ることを特徴とする。さらに前記加算アンプのゲインは
前記信号処理回路の動作時と非動作時で切り換えること
とし、動作時はゲインが1以下であり、非動作時は1以
上であることを特徴とする。また前記スライスレベルの
補正精度は前記第2の位相比較器により、二値化された
再生データと前記PLL回路により該再生データへ位相
同期化したクロックあるいはデジタルデータとの位相差
を検出し、該位相差から求めた補正出力のダイナミック
レンジと、前記信号処理回路から前記加算アンプまでを
閉ループにした場合のループゲインから決定されること
を特徴とする。さらに前記第2のループフィルターは前
記第2のチャージポンプの出力にコンデンサの一端を接
続し、一端は回路のグランドレベルに接続した構成であ
り、該コンデンサの値により前記信号処理回路から前記
加算アンプまでを閉ループにした場合のループゲインと
スライスレベルを補正する速度が決定されることを特徴
とする。また前記第2のループフィルターのコンデンサ
に並列にダンピング抵抗を設け、ループフィルターの出
力振幅を制限することを特徴とする。さらに前記ダンピ
ング抵抗の一端はチャージポンプの出力に接続し、一端
は回路のグランドレベルあるいは基準電圧に接続するこ
とを特徴とする。
【0011】本発明の光磁気ディスクの再生装置は、光
磁気ディスク媒体にエッジ記録されたピットのエッジ位
置を検出して記録信号を再生する光磁気ディスクの再生
装置において、該再生装置を構成する制御回路部はプリ
アンプ回路、レーザー駆動回路、サーボ制御回路、ディ
スクコントローラ回路、CPU、第1の位相比較器とチ
ャージポンプとループフィルターとVCOとからなるP
LL回路、第2の位相比較器と第2のチャージポンプと
第2のループフィルターとからなる信号処理回路、を少
なくとも有し、該第2のループフィルターを構成するコ
ンデンサの値は1000pF以下であることを特徴とす
る。また前記信号処理回路は前記PLL回路の動作周波
数帯域と少なくとも同じ周波数帯域で動作させることを
特徴とする。さらに前記PLL回路により、二値化され
た再生データへ位相同期化する際の周波数と位相の引き
込み過程に用いるディスクのVFO部とデータ領域では
前記PLL回路のゲインを切り換えることとし、該デー
タ領域におけるゲインは引き込み時と同じかまたはそれ
以下に設定することを特徴とする。また前記PLL回路
により、二値化された再生データへ位相同期化する際の
周波数と位相の引き込み過程に用いるディスクのVFO
部とデータ領域では前記信号処理回路によりスライスレ
ベルを補正する際の基準スライスレベルを切り換えるこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の上記構成によれば、図1のように第2
の位相比較器により、二値化された再生データとPLL
回路により該再生データへ位相同期化されたクロックと
の位相差を検出し、該位相差出力からUpとDownパ
ルスを生成し、チャージポンプ回路を動かす。さらにチ
ャージポンプ回路の出力をループフィルターにかけ、D
C成分としての補正出力であるVERRORを取り出
す。その補正出力VERRORを図2のように加算アン
プにより基準スライスレベルに加算してスライスレベル
を補正する。補正されたスライスレベルにより再度デー
タを二値化して正しい再生データを得ることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下本発明について,実施例に基づき詳細
に説明する。図1は本発明を実施する再生回路主要部の
回路ブロック図である。ここでデータの再生に用いるP
LL回路は公知の構成であり、第1位相比較器1、チャ
ージポンプとループフィルター2、およびVCO(電圧
制御発振器)3からなる。通常光磁気を含む磁気記録装
置に用いられるこの種のPLL回路はデータの高速引き
込みとロックおよび追従が可能である。次に本発明によ
るスライスレベルの補正についてまず概略を説明する。
PLL回路からのVCO出力とRAWDATA5はデー
タセパレータ回路4に入力され、再生信号に位相同期化
されたクロックであるSYNCCLK7と再生データS
YNCDATA6を得る。ここでRAWDATA5につ
いて少し説明する。図2は本発明を実施する再生回路の
別の部分を示す回路ブロック図である。光学ヘッド15
を用いて光磁気ディスクに再生用光スポットを照射し、
磁気光学的効果により再生信号を得る。この再生信号は
アンプとフィルター16を通して増幅され、コンパレー
タ25によりあるスライスレベルでデータスライスされ
る。スライスされたデータは記録ピットのエッジ位置を
示すものであり、二値化回路26によりデジタル化さ
れ、いわゆるRAWDATAを得る。再び図1に戻り、
第1位相比較器と同じ構成の第2位相比較器により、R
AWDATAとSYNCCLKとの位相差を検出し、そ
の位相差出力からUpパルス9とDownパルス10を
生成し、チャージポンプ回路11を動かす。さらにチャ
ージポンプ回路の出力をループフィルターにかけDC成
分としての補正出力であるVERROR13を取り出
す。その際、ループフィルターの構成要素としてはチャ
ージポンプ回路出力にコンデンサC1を回路グランドレ
ベルに対して外付けする。チャージポンプ回路出力によ
り、このコンデンサC1は充放電される。 C1の容量
値を小さくすれば充放電が速くなるため、VERROR
は高速な応答になる。逆にC1の容量値を大きくすれ
ば、VERRORの応答はゆっくりしたものになる。し
たがって本発明において、C1の容量値の設定は重要な
ポイントである。この点については後述する。こうして
得られたVERROR出力は図2における加算アンプ2
3により基準スライスレベルに加算され、スライスレベ
ルを補正する。補正されたスライスレベルであるSUM
O24はコンパレータ25に入力され、再度データスラ
イスを行った後、二値化回路によりデジタル化され正し
い再生データを得ることになる。つまり図1のPLL回
路とスライスレベル補正回路14から図2のRAWDA
TA生成までが1つのループをつくり、そのループを何
回か回るうちにスライスレベルが補正され、正しい再生
データを得る構成になっている。ここでスライスレベル
補正回路の動作開始時の基準スライスレベルは固定電圧
または再生信号に基づき生成したスライスレベルのいず
れかを選択できる。固定電圧の場合は、図2のように基
準電圧発生回路17により生成した固定電圧を用いる。
この固定電圧は基準電圧と呼び、図2においてアンプと
フィルター16の出力のバイアス電圧であるとともにコ
ンパレータ25に対するDCバイアス電圧でもある。ま
た再生信号に基づき生成したスライスレベルの場合は、
ピークボトム検出回路18により再生信号のピーク出力
19とボトム出力20を検出し、それらを抵抗分割した
値である中間出力MID21を基準スライスレベルとす
る。例えばPLLによるデータ引き込みに用いるVFO
部分のピークとボトムを検出し、その50%をMIDレ
ベルとして使用することができる。VFO部分は通常、
最高記録周波数の連続パターンが記録されているので、
記録ピット間の干渉をよく反映している領域である。し
たがってデータ再生の場合に、このVFO部分で基準ス
ライスレベルを決めることが多い。なお基準スライスレ
ベルを切り換える場合で具体的な例を上げると、例えば
再生しようとする光磁気ディスクに対して装置の最適な
記録パワーを設定するモード(テストライトあるいは試
し書きモードという)では再生信号に基づき生成したス
ライスレベルを基準とし、実際にデータを再生するモー
ドでは固定の基準電圧を用いる。切り換えはモード切り
換え信号によりアナログスイッチのような高速スイッチ
を動作して行う。通常のアナログスイッチであれば、数
十ns以下の応答性があるので十分である。図2におい
ては切り換えスイッチ22を動作することにより加算ア
ンプ23の一方の入力を切り換えている。またデータ再
生のモードにおいて、さらに細かく基準スライスレベル
を切り換える内容については後述する。
【0014】次に本発明によるスライスレベルの補正に
ついて、図3に基づいてさらに詳しく説明する。(a)
の記録データに対しエッジ記録されたピットは(b)の
ような形状をしている。この記録ピットを光学ヘッドに
より検出し、アンプとフィルターを通した再生信号は
(c)である。今基準スライスレベルが図のように、理
想より高い位置にあったとする。その基準スライスレベ
ルによりデータスライスされ二値化されたRAWDAT
Aは、(e)に示すように本来あるべきエッジ位置に対
し、時間的なシフトを生ずる。このRAWDATA
(e)とSYNCCLK(f)が位相比較されると、エ
ッジのシフト方向と大きさに応じてUpあるいはDow
nのパルス(g)または(h)が生成される。このUp
あるいはDownのパルスによりチャージポンプ回路が
動作し、図1におけるコンデンサC1を充放電する。ゼ
ロクロス信号(d)によりスライスレベルを補正する方
向を制御すると、図3の場合はチャージ信号(i)のみ
が発生し、これによりC1が充電され、スライスレベル
を下げるような補正出力VERRORを生ずる。逆にス
ライスレベルが理想より低い場合は、点線で示すように
ディスチャージ信号(j)のみが発生し、C1から電荷
を放電し、スライスレベルを上げるような補正出力を生
ずる。例えば基準電圧をVREF、基準スライスレベル
をMIDとすると、補正されたスライスレベルSUMO
は次式のようになる。
【0015】
【数1】
【0016】ここでGは加算アンプのゲインを示してお
り、スライスレベルの補正精度と補正出力VERROR
の応答性も加味して決定される。このGについては後述
する。また基準スライスレベルとして基準電圧を用いる
場合は上式のMIDがVREFとなる。このようにして
スライスレベルの補正が行われるが、近年記録データの
転送レートも上がり、扱う信号の周波数が数十MHzに
も及ぶため、スライスレベルの補正もμs オーダーの応
答が必要となる。実験およびシミュレーションを重ねた
結果、C1<100pFにしてスライスレベル補正回路
を高速動作させれば、スライスレベルの補正もμs オー
ダーの応答が可能なことがわかった。周辺の付加的な回
路によってもこのC1の値は異なるので、実用的にはC
1<1000pFに設定するのがよいと思われる。
【0017】次に実際のデータによりスライスレベル補
正の効果をみる。図4は従来の再生方法における再生波
形とデータパルスの時間間隔測定結果を示す図である。
ディスクに記録されたあるパターンを再生し、その再生
信号をオシロスコープにより観測した結果が(a)に示
す再生波形エンベロープA27である。この場合は再生
信号のピークとボトムを検出し、その50%値を適切な
スライスレベルとしている。またスライスレベル補正回
路は動いていないので、28に示す補正出力A1は固定
値を示している。そのスライスレベル29でデータスラ
イスし二値化した再生データのパルス時間間隔をタイム
インターバルアナライザーにより測定した結果が(b)
である。この例は1/7変調方式の2T、4T、5T成
分を含んだパターンであるので、(b)のような分布結
果が得られた。各T成分の分布はほぼガウス分布を示し
ている。この分布の拡がりがデータ再生の際のエラーレ
ートを左右する。つまり分布の拡がりが大きいほど、エ
ラーを起こしやすくエラーレートが悪いことになる。例
えば2T成分について分布の拡がり、つまり標準偏差σ
を測定すると(b)に示すように2.49nsであっ
た。これに対し、本発明による再生方法を用いると、図
5のような結果になった。スライスレベル補正回路が高
速に動作し、補正出力は30のようにパターンに応じて
微妙に変化している。この補正出力から31のスライス
レベルA2が生成され、図4と同じようにして再生デー
タのパルス時間間隔を測定した結果が(b)である。図
4の(b)と比較すると2T、4T、5T各成分の分布
が急峻になっているのがわかる。2T成分の標準偏差は
2.24nsであった。データ再生の際に用いるデコー
ドウインドウから、あるエラーレートを想定して分布の
拡がりを統計的処理したものを差し引いた値をウインド
ウマージンと呼ぶ。図4(b)と図5(b)で2T成分
の標準偏差の差は2.49−2.24=0.25nsと
僅かな差のように思われるが、この標準偏差の差は1×
10−5のエラーレートの場合を考えるとデコードウイ
ンドウに対して約5%を占有する。つまり本発明による
スライスレベルの補正を行うと、この例の場合はウイン
ドウマージンが約5%改善されるのである。実際エッジ
記録を用いるような高記録密度の場合を考えると、この
5%の改善は非常に大きい効果である。このように従来
の再生方法に比べ、本発明の再生方法を用いるとウイン
ドウマージンが改善され、データ再生の際のエラーレー
トが実質的に向上する。図4、図5は本発明によるスラ
イスレベルの補正の有効性を証明しているデータであ
る。さらに図6は別なパターンにおけるスライスレベル
の補正を示す図である。図のようにDC的に変動するよ
うなパターンに対しても、スライスレベルの補正は適切
にでき、33あるいは35のようにμs オーダーの応答
が可能である。このように数十MHzの信号に対し、ス
ライスレベルの補正がピットバイピットで十分にでき
る。
【0018】またスライスレベル補正回路を含む本発明
の信号処理回路の動作、非動作の選択は外部から制御で
きる。実際には図2における加算アンプ23のON、O
FFを外部から制御できるようにしているので、前記信
号処理回路の動作、非動作の選択が容易にできる。さら
に前記信号処理回路の動作を開始させるタイミングも外
部から制御できる。具体的にはタイミングの設定は、光
磁気ディスクのディスクフォーマットに対応して設定で
きる。図8は光磁気ディスクのディスクフォーマットの
一例を示した図であるが、光磁気ディスクは記録データ
の管理上の必要から1トラックが数十セクターに分割さ
れ、各セクターは例えばこの図のように、セクターの開
始を示すセクターマーク信号SM、セクターを特定する
ID番号を示すID部、 PLL回路によるデータの引
き込みに用いるVFO部を含むPre−Formatt
edHeader部およびユーザーが記録するための領
域であるRecordingfield部などから構成
されている。図の中でDatafieldが実際にデー
タが記録される領域である。タイミングの設定は、例え
ばセクターマーク信号を検出したという信号をトリガー
にしてカウンターを動かし、カウント数に従いスライス
レベル補正回路の中の位相比較器の動作を開始させる信
号を出力すれば、ディスクフォーマットに対応させて任
意に設定できる。PLLによりデータの引き込みを完了
してすぐに位相比較器を動かすこともできるし、VFO
部が終了するまで待って動かすということもできる。こ
のようなタイミングの設定は例えば、VFO部に欠陥が
あって再生時にエラーを起こした場合にタイミングをず
らしてリトライすることができるので非常に有効であ
る。
【0019】次にスライスレベル補正回路の中の第2の
位相比較器による位相比較方法について説明する。図9
は本発明の再生方法における位相比較器の位相比較タイ
ミングを説明する図である。(a)の再生信号はスライ
スレベル(e)によりデータスライスされ、二値化後に
RAWDATA(b)となる。再生信号の立ち上がり、
立ち下がり両エッジで位相比較するとはRAWDATA
のそれぞれのエッジについてクロックあるいはデジタル
データとの位相比較を行い、スライスレベル補正をする
ことである。これとは別に、再生信号の立ち上がりエッ
ジあるいは立ち下がりエッジでのみ位相比較することも
できる。図9で(c)は立ち上がりデータ、(d)は立
ち下がりデータを示す。(c)とクロック、(d)とク
ロックというようにRAWADATAの一つおきのエッ
ジについて位相比較が行われる。このように位相比較の
間隔を広げることで、スライスレベル補正回路を含む本
発明の信号処理回路の動作周波数帯域を下げることがで
き、高周波ノイズに対して回路動作の安定化を図ること
ができる。
【0020】一方図7は従来の再生方法の一例を示す回
路ブロック図である。なお本発明の実施例と同一部材、
同一信号には同一符号を付しているので、その説明は省
略する。図はDualPLL方式を示しているが、この
方式は再生信号の立ち上がりと立ち下がりエッジを別々
に検出し、その検出信号を2つのPLL回路に通して処
理し、その後に合成して再生データを得るという方式で
ある。DualPLL方式は図7のように、また特開平
4−90168号公報、特開平4−121845号公報
などに開示されているように、PLL回路を少なくとも
2つ用いるため回路規模が大きくなり、消費電力が大き
くなる。具体的には回路を集積化したとしても、5V単
一電源で約5W以上の消費電力を要すると思われる。こ
れでは、今後益々需要が高まる電池駆動も可能なノート
サイズのパーソナルコンピュータに搭載される光磁気デ
ィスク再生装置用のICに適用するには、消費電力が大
きすぎるという問題点がある。また扱う信号の周波数が
数十MHzにも及ぶと、2つ以上のPLL回路が周波数
の高いクロックを介して相互に干渉するため、個々のP
LLの回路動作が不安定になりやすく、回路ノイズも多
いという問題も生ずる。これに対し本発明の再生方法に
よると、SinglePLL方式のため従来のDual
PLL方式に比べ回路規模を小さくでき、回路全体で約
2〜3Wの消費電力が達成できる。したがって電池駆動
も可能なノートサイズのパーソナルコンピュータに搭載
される光磁気ディスク再生装置用のICに十分適用でき
る。またSinglePLL方式でスライスレベルある
いはエッジ位置を補正するという方法は特開平4−20
5939号公報、特開平4−291041号公報、特開
平5−114189号公報などに示すように補正する前
のデータをレベルスライスする場合の基準スライスレベ
ルの設定が難しく、スライスレベルあるいはエッジ位置
の補正分を演算するのに時間がかかるため、高速に補正
ができないという問題点がある。またエッジ記録を用い
た高密度光磁気記録においては記録ピット間の干渉が大
きいので、理想的な位置に対する実際のエッジ位置のず
れが大きい。したがってピット毎にエッジ位置を補正す
るためにはμs オーダーで動作する補正回路が必要であ
る。本発明の再生方法によると、例えばコンデンサC1
を100pF以下にしてスライスレベル補正回路を高速
動作させれば、μs オーダーの応答が可能であるため、
ピット毎のスライスレベルの補正が高速にでき、したが
って光磁気ディスク再生装置の再生速度の向上が期待で
きる。
【0021】(実施例2)本発明の別の実施例について
説明する。図10は本発明の再生方法の別の実施例にお
ける位相比較方法を説明する図である。図1と比べると
PLL回路からのVCO出力とRAWDATAがデータ
セパレータ回路に入力され、再生信号に位相同期化され
たクロックであるSYNCCLKと再生データSYNC
DATAを得るところまでは同じである。この例ではR
AWDATAと位相比較する対象がSYNCCLKでは
なくてSYNCDATAである。以下の処理は実施例1
と同じであり、第2位相比較器によりRAWDATAと
SYNCDATAとの位相差を検出し、その位相差出力
からUpパルスとDownパルスを生成し、チャージポ
ンプ回路を動かす。さらにチャージポンプ回路の出力を
ループフィルターにかけDC成分としての補正出力であ
るVERRORを取り出す。VERROR出力は図2に
おける加算アンプにより基準スライスレベルに加算さ
れ、スライスレベルを補正する。補正されたスライスレ
ベルであるSUMOはコンパレータに入力され、再度デ
ータスライスを行った後、二値化回路によりデジタル化
され正しい再生データを得ることになる。SYNCDA
TAとの位相比較をする意味は、何らかの原因でデータ
のエッジ位置がSYNCCLK周期の二分の一以上大き
くシフトした場合に、 SYNCCLKを位相比較対象
にしていると、本来比較すべきCLKエッジの次のCL
Kエッジ、あるいはひとつ前のCLKエッジとRAWA
DATAが位相比較されてしまい、誤った位相差出力が
得られる。これに対し、SYNCDATAはRAWAD
ATAと一対一に対応しているため、大きくエッジシフ
トを起こしてもひとつ次のあるいはひとつ前のエッジに
まで遡って位相比較されることはほとんどない。データ
のエッジ位置がSYNCCLK周期の二分の一以上に大
きくシフトすることは通常は考えにくい。したがってS
YNCCLKを位相比較対象としてよいと思うが、再生
装置を設計する場合安全のためには、位相比較対象をS
YNCDATAにするかSYNCCLKにするかを外部
から選択できるようにしておき、SYNCCLKでエラ
ーを起こした場合に対象をSYNCDATAに変えて再
生をリトライするようにしておけば有効である。
【0022】次に本発明の別の再生方法について説明す
る。
【0023】(実施例3)図11は本発明の再生方法に
おける光磁気ディスクの欠陥を検知する方法を説明する
図である。今光磁気ディスクに欠陥がある場合の再生波
形Dを例にして考える。図では1/7変調の2Tくり返
し信号45の中に欠陥46がある。スライスレベル補正
回路を動作させて欠陥部分を再生すると、補正出力VE
RRORは(b)の52のように、欠陥の影響を受けて
レベルが上がり暫くはそのままでゆっくりと所望のレベ
ルまで下がってくる。この間スライスレベルも補正出力
を反映して51のようにレベルが上がるため、欠陥通過
後暫くは誤ったデータが続くことになる。本発明はその
現象を回避するために、再生している光磁気ディスクの
欠陥を検知したらスライスレベル補正回路をリセットす
るというものである。その際の光磁気ディスクの欠陥を
検知する方法を次に説明する。まず図11(a)におい
て再生波形45をスライスレベル47によりスライス
し、49に示すコンパレータ出力D1を得る。そしてこ
のコンパレータ出力のパルス幅を常時モニターしていて
その幅がある設定値以下であればディスクに欠陥がある
と判断し、リセット開始信号を発してスライスレベル補
正回路をリセットするようにする。図11の例は1/7
変調で2Tのくり返し信号の場合である。したがって図
の中で欠陥前のパルス幅Pw1は2T幅である。設定値
を1.5Tにして欠陥部を再生したところ、欠陥通過後
にパルス幅Pw2が1.5T以下になったため、リセッ
ト開始信号50が立ち上がったのである。1/7変調に
おいて最短ピット長は2T幅である。そこでこの場合は
設定値を最短ピット長に対して少し狭い幅である1.5
Tにした。この設定値はエッジ記録再生の際に用いられ
る変調方式により異なるが変調方式が異なる場合にも、
最短ピット長に対して少し狭い幅に設定するようにす
る。つまりクロック周期をTとすると、Tの数倍に設定
する。次にディスクの欠陥を検知してスライスレベル補
正回路をリセットする場合は、補正出力VERRORを
基準電圧に接続するようにする。ディスクの欠陥を検知
して発せられるリセット開始信号により、補正出力VE
RRORを基準電圧に接続すると、補正出力は48のよ
うになる。そうすると欠陥通過後にスライスレベルがす
ばやく所望のレベルに達するため、欠陥により失われる
データが少なくて済むようになる。つまり欠陥があって
も極端なエラーレートの悪化は防止される。
【0024】次に本発明の再生装置について説明する。
【0025】(実施例4)本発明の再生装置は図12の
ように上記の再生方法を実現した回路を搭載した装置で
ある。本装置は主に光磁気ディスク媒体54を回転させ
るスピンドルモータ56、その光磁気ディスク媒体にレ
ーザー光を照射し情報の記録再生を行う光学ヘッド5
9、その光学ヘッドを所望の位置に移動させるフォーカ
スおよびトラック系のアクチュエータ57、リニアアク
チュエータであるVCM58および制御回路部から構成
されている。そして制御回路部はプリアンプ回路63、
レーザー駆動回路64、サーボ制御回路68、ディスク
コントローラ回路67およびCPU69さらには第1の
位相比較器、チャージポンプ、ループフィルター、VC
OからなるPLL回路と第2の位相比較器、第2のチャ
ージポンプ、第2のループフィルターからなる信号処理
回路を含むアナログ信号処理回路65から構成されてい
る。さらにスライスレベル補正回路66を含むアナログ
信号処理回路、サーボ制御回路、ディスクコントローラ
回路はカスタムあるいは汎用にIC化されている。再生
方法のところで述べたようにしてスライスレベルの補正
が行われる。スライスレベルの補正出力をVERRO
R、基準電圧をVREF、基準スライスレベルをMID
とすると、補正されたスライスレベルSUMOは次式の
ようになる。
【0026】
【数2】
【0027】ここでGは加算アンプのゲインを示してい
る。スライスレベル補正回路を動かす場合はGは1以下
とする。スライスレベルの補正精度を上げるためには小
さな位相差に対してVERRORが大きく変化するよう
にする。そうすると上式の括弧内の値が大きくなるの
で、加算アンプのゲインは小さめに設定し、SUMOが
飽和するのを防ぐ。これがGを1以下に設定する理由で
あるが、具体的には必要なSUMOのレベルを想定し、
回路的に飽和しないようにGを決めることになる。また
スライスレベルの補正を行わない場合はGを1以上にす
る。この場合は通常はVERRORとVREFを等しく
するので上式の括弧内の値はゼロとなる。そうするとS
UMOはMIDと等しくなり、Gの値は大きな意味を持
たない。さらにデータ再生の回路を設計する上では、ス
ライスレベル補正回路を含む信号処理回路から加算アン
プまでを閉ループにした場合のループゲインの設定が非
常に重要である。本発明の再生装置においては第2のル
ープフィルターは第2のチャージポンプの出力にコンデ
ンサC1の一端を接続し、一端は回路のグランドレベル
に接続した構成をとっている。このC1の容量値により
前記ループゲインとVERRORの応答性、つまりスラ
イスレベルを補正する速度が決定される。ループゲイン
を変化させると、VERRORのダイナミックレンジも
変化する。スライスレベルの補正精度を上げるために
は、 VERRORのダイナミックレンジも大きくとれ
るようにC1の設定を行う。近年記録データの転送レー
トも上がり、扱う信号の周波数が数十MHzにも及ぶた
め、スライスレベルの補正もμs オーダーの応答が必要
となる。実験およびシミュレーションを重ねた結果、C
1<100pFにしてスライスレベル補正回路を高速動
作させれば、スライスレベルの補正もμs オーダーの応
答が可能なことがわかった。周辺の付加的な回路によっ
てもこのC1の値は異なるので、実用的にはC1<10
00pFに設定するのがよいと思われる。上述したよう
に本発明によると、データ再生にSinglePLL方
式を用いるため、従来のDualPLL方式に比べ回路
規模を小さくできる。また機能を集積化したカスタムI
Cなどの採用により回路部品を低減することができ、回
路全体で約2〜3Wの消費電力が達成できた。
【0028】(実施例5)本発明の別の実施例について
図13により説明する。図13は本発明の再生装置にお
けるダンピング抵抗を説明する図である。この場合、図
1のスライスレベル補正回路14の中のループフィルタ
ーを構成する73に示すコンデンサC1に加え、並列に
74のダンピング抵抗R1を設けている。この抵抗は数
Kから数十Kオームとし、一端はチャージポンプの出力
に、もう一端は回路のグランドレベルあるいは基準電圧
発生回路に接続する。その切り換えは切り換えスイッチ
75により外部から制御できる。ダンピング抵抗を設け
ると、スライスレベル補正出力の振幅がある程度制限さ
れる。扱う信号の周波数が数十MHzにも及ぶため、ス
ライスレベルを高速に補正しようとすると、様々なノイ
ズに対して敏感になり、補正精度にも影響がでる。これ
に対し図13のように例えば接続先を基準電圧として、
ダンピング抵抗を通じてある程度の電流を基準電圧に向
けて流していた方がより安定した応答が得られることを
実験により確認した。抵抗値を小さくし、ダンピングを
大きくとると補正出力振幅が制限されすぎるので、特に
図6のようなDC的に変動するようなパターンに対して
は、スライスレベルの補正精度が悪くなる。したがって
上記のように、抵抗値は小さくしても数Kオームまでが
よい。
【0029】次に本発明の別の再生装置について説明す
る。
【0030】(実施例6)この再生装置は基本構成は上
述した再生装置と同じである。ただし図1のスライスレ
ベル補正回路14の中のループフィルターを構成するコ
ンデンサC1の容量値を1000pF以下に限定する。
C1を小さく設定することでスライスレベル補正回路を
含む信号処理回路はデータ再生に用いるPLL回路の動
作周波数帯域と少なくとも同じ周波数帯域で動作させる
ことが可能となる。そうするとエッジ記録を用いた高密
度光磁気記録において、特に記録ピット間の干渉が大き
く、理想的な位置に対する実際のエッジ位置のずれが大
きい場合にもピット毎のスライスレベルの補正が高速に
でき、したがって光磁気ディスク再生装置の再生速度の
向上が期待できる。また本発明の再生装置ではPLL回
路により、二値化された再生データへ位相同期化する際
の周波数と位相の引き込み過程に用いるディスクのVF
O部とデータ領域では前記PLL回路のゲインを切り換
える。図14は本発明の再生装置におけるPLLゲイン
の切り換えを説明する図である。図の中で再生信号
(a)はSyncパターンを挟んでVFO部とデータ領
域の一部を示したものである。リードゲート信号(b)
が立ち下がるとPLL回路が動作を開始し、二値化され
た再生データへ位相同期化する際の周波数と位相の引き
込みを完了すると、PLLLock信号(c)が立ち下
がる。またVFO部を過ぎてSyncパターンを検出す
ると、Sync検出信号(d)が立ち上がる。 Syn
cパターンはここからデータ領域が始まることを示す目
印の信号である。PLLのゲインは(e)に示すように
VFO部は高ゲインとし、データ領域はゲインを引き込
み時と同じかまたはそれ以下に設定する。ゲインの切り
換えはSync検出信号(d)をトリガーにして行えば
容易である。データ領域はゲインを引き込み時と同じか
またはそれ以下に設定することにより、位相同期化した
デジタルデータが外部ノイズなどに対して安定するとと
もに、そのデジタルデータを位相比較に用いるスライス
レベル補正回路の動作も安定することになる。
【0031】次に本発明の再生装置における基準スライ
スレベルの切り換えについて説明する。例えばディスク
のVFO部は最高記録周波数のくり返し信号が記録され
ている。したがってVFO部の信号は図2の基準電圧発
生回路により発生する基準電圧を中心にしてバイアスさ
れている。そこでVFO部では基準電圧を基準スライス
レベルにしてPLL回路による周波数と位相の引き込み
を行う。そうすると安定したデータスライスができるた
め、高速にデータへの位相同期化ができる。これに対
し、データ領域では基準スライスレベルを例えばピーク
ボトム検出回路の中間出力であるMIDに切り換える。
この場合、基準電圧のような固定電圧を用いるよりもM
IDを用いた方が最適スライスレベルに近いレベルに基
準スライスレベルを設定できるので、スライスレベルの
補正が正確にできる。このほかに基準スライスレベルは
図8におけるPre−formattedHeader
部とRecordingfield部で切り換えること
も可能である。
【0032】その他本発明の再生方法あるいは再生装置
において、スライスレベルの補正に用いる第2の位相比
較器の構成は第1の位相比較器と異なった構成でもよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば,S
inglePLL回路にスライスレベル補正回路を付加
するという構成がとれるので、従来の再生方法に比べ低
消費電力が実現できる。また再生データの各エッジごと
に位相比較したデータによりスライスレベルを補正する
ので高速に補正ができる。さらに位相差を検出してスラ
イスレベル補正するので補正精度がよいという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する再生回路主要部の回路ブロッ
ク図。
【図2】本発明を実施する再生回路の別の部分を示す回
路ブロック図。
【図3】ピットエッジ記録再生方式と本発明の再生方法
におけるスライスレベルの補正を説明する図。
【図4】従来の再生方法における再生波形とデータパル
スの時間間隔測定結果を示す図。
【図5】本発明の再生方法における再生波形とデータパ
ルスの時間間隔測定結果を示す図。
【図6】本発明の再生方法における再生波形とスライス
レベルを示す図。
【図7】従来の再生方法の一例を示す回路ブロック図。
【図8】光磁気ディスクのディスクフォーマットの一例
を示す図。
【図9】本発明の再生方法における位相比較器の位相比
較タイミングを説明する図。
【図10】本発明の再生方法の別の実施例における位相
比較方法を説明する図。
【図11】本発明の再生方法における光磁気ディスクの
欠陥を検知する方法を説明する図。
【図12】本発明の再生装置の構成を示すブロック図。
【図13】本発明の再生装置におけるダンピング抵抗を
説明する図。
【図14】本発明の再生装置におけるPLLゲインの切
り換えを説明する図。
【符号の説明】
1 第1位相比較器 2 チャージポンプとループフィルター 3 VCO(電圧制御発振器) 4 データセパレータ回路 5 RAWDATA 6 SYNCDATA 7 SYNCCLK 8 第2位相比較器 9 Upパルス 10 Downパルス 11 チャージポンプ 12 ループフィルター 13 補正出力(VERROR) 14 スライスレベル補正回路 15 光学ヘッド 16 アンプとフィルター 17 基準電圧発生回路 18 ピークボトム検出回路 19 ピーク出力(TOP) 20 ボトム出力(BTM) 21 中間出力(MID) 22 切り換えスイッチ 23 加算アンプ 24 補正スライスレベル(SUMO) 25 コンパレータ 26 二値化回路 27 再生波形エンベロープA 28 補正出力A1(VERROR) 29 スライスレベルA1 30 補正出力A2(VERROR) 31 スライスレベルA2 32 再生波形エンベロープB1 33 補正出力B1 34 再生波形エンベロープB2 35 補正出力B2 36 スライスレベルB2 37 立上りエッジ検出回路と二値化回路 38 立下りエッジ検出回路と二値化回路 39 第1PLL回路 40 第1データセパレータ回路 41 第2PLL回路 42 第2データセパレータ回路 43 データ合成回路 44 ディスクフォーマットの一例 45 再生波形D 46 欠陥 47 スライスレベルD1 48 補正出力D1 49 コンパレータ出力D1 50 リセット開始信号 51 スライスレベルD2 52 補正出力D2 53 コンパレータ出力D2 54 光磁気ディスク 55 バイアスマグネット 56 スピンドルモータ 57 アクチュエータ 58 ボイスコイルモータ(VCM) 59 光学ヘッド 60 スピンドルモータ駆動回路 61 VCM駆動回路 62 アクチュエータ駆動回路 63 プリアンプ回路 64 レーザー駆動回路 65 アナログ信号処理回路 66 スライスレベル補正用信号処理回路 67 ディスクコントローラ回路 68 サーボ制御回路 69 CPU 70 SRAM 71 DRAM 72 インターフェースコネクター 73 ループフィルター用コンデンサC1 74 ダンピング抵抗R1 75 切り換えスイッチ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生信号とスライスレベルの交点を記録
    ピットのエッジ位置として検出する光磁気ディスクの再
    生方法において、第1の位相比較器、チャージポンプ、
    ループフィルターおよびVCOからなるPLL回路と、
    第2の位相比較器、第2のチャージポンプおよび第2の
    ループフィルターからなる信号処理回路とを有し、二値
    化された再生データと前記PLL回路により該再生デー
    タへ位相同期化したクロックあるいはデジタルデータと
    の位相差を該第2の位相比較器により検出し、該位相差
    から求めた補正分を基準スライスレベルに加算すること
    により前記スライスレベルを補正することを特徴とする
    光磁気ディスクの再生方法。
  2. 【請求項2】 前記基準スライスレベルは固定電圧また
    は再生信号に基づき生成したスライスレベルのいずれか
    を選択できることを特徴とする請求項1記載の光磁気デ
    ィスクの再生方法。
  3. 【請求項3】 前記信号処理回路の動作、非動作の選択
    および動作を開始させるタイミングは外部から制御でき
    ることを特徴とする請求項1記載の光磁気ディスクの再
    生方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の位相比較器により位相比較す
    る場合、再生信号の立ち上がりエッジあるいは立ち下が
    りエッジでのみ位相比較するか、または立ち上がりと立
    ち下がり両エッジで位相比較することを特徴とする請求
    項1記載の光磁気ディスクの再生方法。
  5. 【請求項5】 再生信号とスライスレベルの交点を記録
    ピットのエッジ位置として検出する光磁気ディスクの再
    生方法において、第1の位相比較器、チャージポンプ、
    ループフィルターおよびVCOからなるPLL回路と、
    第2の位相比較器、第2のチャージポンプおよび第2の
    ループフィルターからなる信号処理回路とを有し、二値
    化された再生データと前記PLL回路により該再生デー
    タへ位相同期化したクロックあるいはデジタルデータと
    の位相差を該第2の位相比較器により検出し、該位相差
    から求めた補正分を基準スライスレベルに加算すること
    により前記スライスレベルを補正する再生方法であっ
    て、再生している光磁気ディスクの欠陥を検知したら前
    記信号処理回路をリセットすることを特徴とする光磁気
    ディスクの再生方法。
  6. 【請求項6】 前記光磁気ディスクの欠陥を検知する方
    法は前記再生信号とスライスレベルの比較出力を用いて
    行い、該比較出力のパルス幅が設定値以下なら前記信号
    処理回路をリセットすることとし、該設定値はエッジ記
    録再生の際に用いられる変調方式により異なり、前記ク
    ロック周期をTとした場合、Tの数倍に設定されること
    を特徴とする請求項5記載の光磁気ディスクの再生方
    法。
  7. 【請求項7】 前記光磁気ディスクの欠陥を検知して前
    記信号処理回路をリセットする場合、前記第2のループ
    フィルターの出力を基準電圧に接続することを特徴とす
    る請求項5記載の光磁気ディスクの再生方法。
  8. 【請求項8】 再生信号とスライスレベルの交点を記録
    ピットのエッジ位置として検出する光磁気ディスクの再
    生装置において、該光磁気ディスク媒体を回転させるス
    ピンドルモータ、該光磁気ディスク媒体にレーザー光を
    照射し情報の記録再生を行う光学ヘッド、該光学ヘッド
    を所望の位置に移動させるアクチュエータおよび制御回
    路部からなる再生装置であり、該制御回路部はプリアン
    プ回路、レーザー駆動回路、サーボ制御回路、ディスク
    コントローラ回路、CPU、第1の位相比較器とチャー
    ジポンプとループフィルターとVCOとからなるPLL
    回路、および、第2の位相比較器と第2のチャージポン
    プと第2のループフィルターとからなる信号処理回路、
    を少なくとも有することを特徴とする光磁気ディスクの
    再生装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の位相比較器により、二値化さ
    れた再生データと前記PLL回路により該再生データへ
    位相同期化したクロックあるいはデジタルデータとの位
    相差を検出し、該位相差から求めた補正分を加算アンプ
    により基準スライスレベルに加算することにより前記ス
    ライスレベルを補正することを特徴とする請求項8記載
    の光磁気ディスクの再生装置。
  10. 【請求項10】 前記加算アンプのゲインは前記信号処
    理回路の動作時と非動作時で切り換えることとし、動作
    時はゲインが1以下であり、非動作時は1以上であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の光磁気ディスクの再生装
    置。
  11. 【請求項11】 前記スライスレベルの補正精度は前記
    第2の位相比較器により、二値化された再生データと前
    記PLL回路により該再生データへ位相同期化したクロ
    ックあるいはデジタルデータとの位相差を検出し、該位
    相差から求めた補正出力のダイナミックレンジと、前記
    信号処理回路から前記加算アンプまでを閉ループにした
    場合のループゲインから決定されることを特徴とする請
    求項8記載の光磁気ディスクの再生装置。
  12. 【請求項12】 前記第2のループフィルターは前記第
    2のチャージポンプの出力にコンデンサの一端を接続
    し、一端は回路のグランドレベルに接続した構成であ
    り、該コンデンサの値により前記信号処理回路から前記
    加算アンプまでを閉ループにした場合のループゲインと
    スライスレベルを補正する速度が決定されることを特徴
    とする請求項8記載の光磁気ディスクの再生装置。
  13. 【請求項13】 前記第2のループフィルターのコンデ
    ンサに並列にダンピング抵抗を設け、ループフィルター
    の出力振幅を制限することを特徴とする請求項8記載の
    光磁気ディスクの再生装置。
  14. 【請求項14】 前記ダンピング抵抗の一端はチャージ
    ポンプの出力に接続し、一端は回路のグランドレベルあ
    るいは基準電圧に接続することを特徴とする請求項8記
    載の光磁気ディスクの再生装置。
  15. 【請求項15】 光磁気ディスク媒体にエッジ記録され
    たピットのエッジ位置を検出して記録信号を再生する光
    磁気ディスクの再生装置において、該再生装置を構成す
    る制御回路部はプリアンプ回路、レーザー駆動回路、サ
    ーボ制御回路、ディスクコントローラ回路、CPU、第
    1の位相比較器とチャージポンプとループフィルターと
    VCOとからなるPLL回路、第2の位相比較器と第2
    のチャージポンプと第2のループフィルターとからなる
    信号処理回路、を少なくとも有し、該第2のループフィ
    ルターを構成するコンデンサの値は1000pF以下で
    あることを特徴とする光磁気ディスクの再生装置。
  16. 【請求項16】 前記信号処理回路は前記PLL回路の
    動作周波数帯域と少なくとも同じ周波数帯域で動作させ
    ることを特徴とする請求項15記載の光磁気ディスクの
    再生装置。
  17. 【請求項17】 前記PLL回路により、二値化された
    再生データへ位相同期化する際の周波数と位相の引き込
    み過程に用いるディスクのVFO部とデータ領域では前
    記PLL回路のゲインを切り換えることとし、該データ
    領域におけるゲインは引き込み時と同じかまたはそれ以
    下に設定することを特徴とする請求項15記載の光磁気
    ディスクの再生装置。
  18. 【請求項18】 前記PLL回路により、二値化された
    再生データへ位相同期化する際の周波数と位相の引き込
    み過程に用いるディスクのVFO部とデータ領域では前
    記信号処理回路によりスライスレベルを補正する際の基
    準スライスレベルを切り換えることを特徴とする請求項
    15記載の光磁気ディスクの再生装置。
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