JPH10261055A - 無線式携帯端末装置 - Google Patents

無線式携帯端末装置

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Publication number
JPH10261055A
JPH10261055A JP9067875A JP6787597A JPH10261055A JP H10261055 A JPH10261055 A JP H10261055A JP 9067875 A JP9067875 A JP 9067875A JP 6787597 A JP6787597 A JP 6787597A JP H10261055 A JPH10261055 A JP H10261055A
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JP
Japan
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main body
information storage
storage medium
antenna
card
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Application number
JP9067875A
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English (en)
Inventor
Seiji Oura
聖二 大浦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9067875A priority Critical patent/JPH10261055A/ja
Publication of JPH10261055A publication Critical patent/JPH10261055A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ループアンテナ11から放射される電磁界の
減衰を防ぐことができ、これによりループアンテナ11
と非接触ICカード20との間の確実な通信を可能とし
て非接触ICカード20に対するデータの適正な書込・
読出を行うことができる無線式携帯端末装置を提供す
る。 【解決手段】 携帯が可能な本体1の上面に、無線通信
機能を持つ非接触ICカード20の着脱が自在なカード
保持部2を設ける。このカード保持部2と対応する位置
にループアンテナ11を設け、このループアンテナ11
を介して非接触ICカード20に対するデータの送受信
を行う。とくに、本体1のループアンテナ11と対応す
る部位を非導電性材料により構成し、ループアンテナ1
1から放射される電磁界の減衰を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報記憶媒体た
とえばICカードに対してデータの読出・書込を行う無
線式携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記憶媒体として使用されるカ
ード市場の発展にはめまぐるしいものがある。カードの
形態も初期に於いては磁気式カードがカード市場を占め
ていたが、それに代わって接点付ICカードが到来し、
ここ数年では非接触ICカードが導入されている。
【0003】その流れとしては、磁気カードではデータ
量が少なく、またデータセキュリティーに欠けることか
ら、データ量が多くカード内部でのデータ処理も可能と
した接点付ICカードへ発展した。また、この接点付I
Cカードは接点を有することから、その接点に於いて磨
耗するといった欠点があり、更に接点無しの非接触IC
カードが開発された。
【0004】この非接触ICカードは、通信距離が数mm
の近接型非接触ICカード、および数cmから数mの遠隔
型非接触ICカードに分けることができる。近接型、遠
隔型ともに異なる利点を持ち、個々の利点と導入するシ
ステムにより利用者は使い分けを行っている。遠隔型非
接触ICカードが入退室管理システムに応用されている
のは周知のことである。
【0005】データの読み書き方法については、近接型
非接触ICカードは通信距離が数mmであることから磁気
式カード、接点付ICカード同様にデータの読み書き装
置にカードを挿入する必要がある。遠隔型非接触ICカ
ードではその必要がなく通信可能エリアであれば携帯し
ていてもデータの読み書きが自由に行われる。なお、遠
隔型非接触ICカードでは、通信距離が長いことから、
読み書き装置側のアンテナ寸法が大となることと、およ
びそのアンテナを管理する部屋等の出入口に固定する必
要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】遠隔型非接触ICカー
ドの場合、次のような問題がある。以降、遠隔型非接触
ICカードのことを単に「カード」と呼ぶ。例えば、入
退室システムに導入し、カードデータを読み込み、ある
いは書き込み処理を行う場合を考える。通常の使用は、
入退室管理であることから、カード携帯者が被管理部屋
の出入口近傍に設置されたアンテナに接近し、データの
送受を行い、通行の許可不許可の判定を行う。判定が許
可の場合は、例えば電気錠を解錠し、不許可の場合は施
錠を持続する。しかしながら、入退室を行わず、カード
データのみを読み出す場合や、あるいはデータの書き込
みを行う場合が発生するが、この場合、入退管理に使用
するアンテナを介して行うか、別途設けたカードデータ
読出・書込装置で処理を行う必要がある。
【0007】また、屋外においてもカードデータの読み
出し、書き込みが必要となる場合がある。例えば、カー
ドを運転免許証に応用した場合の登録内容の確認、プリ
ペイドカードに応用した場合の露店等における残金の変
更等である。
【0008】このような事情から、カードに対するデー
タの送受信を屋内、屋外の別にかかわらず手元で行うこ
とができる無線式携帯端末装置が開発されつつある。た
だし、この装置の場合、通信に必要なアンテナが装置本
体内に収容され、アンテナとカードとの間に本体の構成
部材が介在する。このため、アンテナから放射される電
磁界、あるいはカードから放射される電磁界が、本体の
構成部材によって減衰する心配がある。電磁界が減衰す
ると、アンテナとカードとの間の通信に支障を来たし、
カードに対するデータの適正な書込・読出が困難とな
る。
【0009】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、アンテナから放射される電磁
界の減衰を防ぐことができ、これによりアンテナと情報
記憶媒体との間の確実な通信を可能として情報記憶媒体
に対するデータの適正な書込・読出を行うことができる
無線式携帯端末装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1)
の無線式携帯端末装置は、無線通信機能を持つ情報記憶
媒体との通信を本体内のアンテナにより行う無線式携帯
端末装置において、上記本体の上記アンテナと対応する
部位を非導電性材料により構成した。
【0011】第2の発明(請求項2)の無線式携帯端末
装置は、携帯が可能な本体と、この本体に設けられ、無
線通信機能を持つ情報記憶媒体を着脱自在に保持する保
持部と、上記本体内の上記保持部と対応する位置に設け
られ、上記情報記憶媒体と無線に因るデータ送受信を行
うためのアンテナと、このアンテナを介して上記情報記
憶媒体に対するデータの送受信を行う送受信手段とを備
え、上記本体の上記アンテナと対応する部位を非導電性
材料により構成した。
【0012】第3の発明(請求項3)の無線式携帯端末
装置は、携帯が可能な本体と、この本体の上面に形成さ
れ、無線通信機能を持つ情報記憶媒体を着脱自在に保持
する保持部と、上記本体内の上記保持部と対応する位置
に設けられ、上記情報記憶媒体と無線に因るデータ送受
信を行うためのループアンテナと、このループアンテナ
を介して上記情報記憶媒体に対するデータの送受信を行
う送受信手段とを備え、上記本体の上面および下面にお
ける上記ループアンテナと対応する部位を非導電性材料
により構成した。
【0013】第4の発明(請求項4)の無線式携帯端末
装置は、携帯が可能な本体と、この本体に設けられ、無
線通信機能を持つ情報記憶媒体を着脱自在に保持する保
持部と、上記本体内の上記保持部と対応する位置に設け
られ、上記情報記憶媒体と無線に因るデータ送受信を行
うためのアンテナと、上記本体内に設けられた回路基板
と、この回路基板に搭載され、上記アンテナを介して上
記情報記憶媒体に対するデータの送受信を行う送受信手
段とを備え、上記回路基板を上記ループアンテナから離
すとともに、上記本体の上記アンテナと対応する部位を
非導電性材料により構成した。
【0014】第5の発明(請求項5)の無線式携帯端末
装置は、携帯が可能な本体と、この本体の上面に形成さ
れ、無線通信機能を持つ情報記憶媒体を着脱自在に保持
する保持部と、上記本体内の上記保持部と対応する位置
に設けられ、上記情報記憶媒体と無線に因るデータ送受
信を行うためのループアンテナと、上記本体内に設けら
れた回路基板と、この回路基板に搭載され、上記ループ
アンテナを介して上記情報記憶媒体に対するデータの送
受信を行う送受信手段とを備え、上記回路基板を上記ル
ープアンテナから離すとともに、上記本体の上面および
下面における上記ループアンテナと対応する部位を非導
電性材料により構成した。
【0015】第6の発明(請求項6)の無線式携帯端末
装置は、第1ないし第5の発明のいずれかにおいて、ア
ンテナまたはループアンテナを閉回路状態に取り囲む導
電性部材が存在する場合に、その導電性部材の閉回路を
切断する。
【0016】第7の発明(請求項7)の無線式携帯端末
装置は、携帯が可能な本体と、この本体の上面に回動自
在に設けられ、回動により起立および倒伏が可能な非導
電性の副体と、この副体に設けられ、無線通信機能を持
つ情報記憶媒体を着脱自在に保持する保持部と、上記副
体内の上記保持部と対応する位置に設けられ、上記情報
記憶媒体と無線に因るデータ送受信を行うためのアンテ
ナと、このアンテナを介して上記情報記憶媒体に対する
データの送受信を行う送受信手段と、を備える。
【0017】第8の発明(請求項8)の無線式携帯端末
装置は、携帯が可能な本体と、この本体内への収納と本
体からの引出が自在な非導電性の副体と、この副体に設
けられ、無線通信機能を持つ情報記憶媒体を着脱自在に
保持する保持部と、上記副体内の上記保持部と対応する
位置に設けられ、上記情報記憶媒体と無線に因るデータ
送受信を行うためのアンテナと、このアンテナを介して
上記情報記憶媒体に対するデータの送受信を行う送受信
手段と、を備える。
【0018】第9の発明(請求項9)の無線式携帯端末
装置は、第1ないし第8の発明のいずれかにおいて、情
報記憶媒体は、非接触ICカードである。第10の発明
(請求項10)の無線式携帯端末装置は、第2ないし第
8の発明のいずれかにおいて、保持部は、凹み形成さ
れ、情報記憶媒体を収容・保持する。
【0019】
【発明の実施の形態】
[1]以下、この発明の第1実施例について図面を参照
して説明する。図2において、1は無線式携帯端末装置
の本体で、薄型の箱状に形成され、手持ちの携帯が可能
となっている。
【0020】この本体1の上面(前面とも称す)に、カ
ード保持部2、表示器3、およびキーボード4が設けら
れる。カード保持部2は、本体1の上面に凹み形成さ
れ、無線通信機能を持つ情報記憶媒体であるところの非
接触ICカード20をマウント部2aにおいて着脱自在
に収容・保持する。マウント部2aは本体1の上面に対
し角度θだけ傾斜しており、本体1の操作者が非接触I
Cカード20の記載事項を見易いように、非接触ICカ
ード20を傾斜した状態で収容・保持することができ
る。
【0021】非接触ICカード20は、通信距離が数mm
の近接型非接触ICカード、および通信距離が数cmから
数mの遠隔型非接触ICカードのいずれでもよい。表示
器3は、非接触ICカード20から読み出されるデー
タ、あるいは非接触ICカード20に書き込むデータを
表示する。
【0022】キーボード4は、データを入力したり、読
出・書込処理の実行を指定するために用意されている。
図2のA−A線断面を矢視方向に見たのが図1である。
カード保持部2は、A−A線方向に沿うマウント部2a
の長さが非接触ICカード20の短手方向の長さよりも
短くなっている。このような寸法形状を持つことによ
り、非接触ICカード20がカード保持部2に収容・保
持されたとき、非接触ICカード20の上縁20aが本
体1の上面から長さdだけわずかに突出するようにな
る。この突出により、非接触ICカード20の上縁に操
作者の手指が掛け易くなり、非接触ICカード20をカ
ード保持部2から容易に取り出すことができる。
【0023】カード保持部2と対応する本体1内には、
マウント部2aの裏面に対向してループアンテナ11が
設けられる。マウント部2aの裏面と対向する位置は、
非接触ICカード20との間の通信効率がもっとも良く
なるところである。
【0024】ループアンテナ11は、導線をコイル状に
巻回し、電磁誘導を利用して上記非接触ICカード20
と無線によるデータ送受信を行うためのもので、中波帯
または短波帯の周波数の電磁界を放射する。
【0025】そして、図1に二点鎖線で示すように、本
体1の上面における上記ループアンテナ11と対応する
部位X、つまりカード装着部2のマウント部2aが、非
導電性材料により構成される。さらに、本体1の下面
(背面とも称す)1aにおける上記ループアンテナ11
と対応する部位Yが、同じく非導電性材料により構成さ
れる。
【0026】一般に、ループアンテナ11から放射され
る電磁界は、本体1の上面方向および下面方向に、より
強い放射特性を持つ。その強い放射特性の方向に位置す
る上記X,Yの部位に仮に導電性材料が存在すると、そ
こでループアンテナ11の放射電磁界が吸収されて減衰
することとなる。こうなると、非接触ICカード20に
向けての送信エネルギが減少し、通信が不可能となって
しまう。
【0027】このような不具合を回避するべく、上記の
ように、本体1の部位X,Yをそれぞれ非導電性材料で
構成し、ループアンテナ11の放射電磁界が吸収される
事態を回避するようにしている。ループアンテナ11の
放射電磁界だけでなく、非接触ICカード20のアンテ
ナの放射電磁界が吸収される事態も回避することにな
る。
【0028】部位X,Yの領域の大きさについては、電
磁界の減衰を確実に防止するため、ループアンテナ11
の寸法・形状を十分に包含し得る広さを設定している。
一方、本体1に搭載される制御回路、および非接触IC
カード20に搭載される制御回路を図3に示す。
【0029】まず、上記アンテナ11を送信機能と受信
機能とに分け、送信アンテナ11aおよび受信アンテナ
11bとして示している。これらアンテナ11a,11
bが送信ドライバ12および受信信号増幅回路13をそ
れぞれ介して制御部14に接続される。さらに、制御部
14に、外部インターフェース15、上記表示器3、上
記キーボード4が接続される。
【0030】送信ドライバ12および受信信号増幅回路
13は、アンテナ11a,11bを介して非接触ICカ
ード20に対するデータの送受信を行う送受信手段とし
て機能する。このうち、送信ドライバ12は、制御部1
4から供給される信号を通信に必要なレベルまで増幅す
る。増幅された信号は、送信アンテナ11aに供給さ
れ、そこから空間に放射される。受信信号増幅回路13
は、受信アンテナ11bの受信信号(非接触ICカード
20から放射される信号)を増幅する。増幅された信号
は、制御部14に供給される。
【0031】外部インターフェース15は、外部機器
(たとえばパーソナルコンピュータ)30との接続を賄
うとともに、その外部機器30と制御部14との間の高
度なデータ伝送を賄うもので、RS−232Cや赤外線
通信手段等が用いられる。
【0032】制御部14は、送信信号変調回路、受信信
号復調回路、デジタル変換回路、CPU、データ記憶用
のメモリなどを搭載し、本体1におけるすべての信号処
理を行うもので、主要な機能手段として、送信ドライバ
12および受信信号増幅回路13を通して非接触ICカ
ード20に対するデータの読出・書込を行う制御手段を
備える。ここでの変復調方式については任意である。
【0033】一方の非接触ICカード20は、送受信ア
ンテナ21および制御部22を備える。制御部22は、
受信信号復調回路、カード信号変調回路、CPUまたは
ハードロジック回路、データ記憶用のメモリなどを搭載
し、送受信アンテナ21を介して外部機器とのデータの
送受信を行う。
【0034】次に、作用を説明する。屋外等で、非接触
ICカード20のデータを読み出したり、あるいは非接
触ICカード20に対しデータを書き込む必要が生じた
場合、非接触ICカード20を本体1のカード保持部2
にセットする。そして、キーボード4で読出または書込
の処理の実行を指示する。
【0035】処理の実行が指示されると、アンテナ11
を介して非接触ICカード20との間でデータの送受信
が行われる。これにより、非接触ICカード20に対す
るデータの読出・書込を、屋内、屋外の別にかかわら
ず、操作者の手元で簡単に行うことができる。
【0036】とくに、本体1の部位X,Yをそれぞれ非
導電性材料で構成し、ループアンテナ11から放射され
る電磁界の減衰を防ぐようにしているので、ループアン
テナ11から放射される電磁界を損失なく非接触ICカ
ード20に送信し、また非接触ICカード20のデータ
を損失なく本体1で受信することができる。
【0037】ループアンテナ11と非接触ICカード2
0との間の確実な通信が可能であり、よって非接触IC
カード20に対するデータの適正な書込・読出を行うこ
とができる。
【0038】しかも、非接触ICカード20がカード保
持部2にセットされた状態では、非接触ICカード20
の表面が傾斜して操作者の顔に対峙するので、操作者は
非接触ICカード20の記載事項を容易に確認すること
ができる。
【0039】処理が終了したら、操作者は、カード保持
部2から非接触ICカード20を取り出す。この取り出
しに際しては、非接触ICカード20の上縁が本体1の
上面からわずかに突出していて、その上縁に操作者の手
指が掛け易くなっているので、非接触ICカード20を
カード保持部2から容易かつ迅速に取り出すことができ
る。
【0040】[2]第2実施例 図3に示した本体1の制御回路は、図4に示すように、
本体1内の電気回路基板16に搭載されるが、この電気
回路基板16はループアンテナ11から離れた位置に配
置される。とくに、ループアンテナ11と下面1aとの
間に電気回路基板16が介在しないよう、レイアウトが
なされる。
【0041】一般に、電気回路基板16は、部品と配線
パターンより成り、導電性材料とみなすことができる。
この導電性材料である電気回路基板16をループアンテ
ナ11から離して配置することにより、電気回路基板1
6による電磁界の減衰を防ぐことができ、部位X,Yを
非導電性材料で構成したことと合わせて、ループアンテ
ナ11と非接触ICカード20との間の通信の確実性お
よび信頼性の向上が図れる。
【0042】しかも、電気回路基板16をループアンテ
ナ11から単に離すだけでなく、ループアンテナ11と
下面1aとの間に介在させないレイアウトをとっている
ので、この点でも良好な減衰防止効果が得られる。
【0043】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。 [3]第3実施例 本体1の上面において、ループアンテナ11を取り囲む
位置には、金属やメッキ等の導電性材料が存在すること
が多い。
【0044】図5に示すように、ループアンテナ11を
閉回路状態に取り囲む導電性部材40が存在する場合、
その導電性部材40の閉回路に切断部40aを形成す
る。導電性部材40の閉回路が存在すると、ループアン
テナ11から放射される電磁界が閉回路で受信されてし
まい、その閉回路の導電率が高いために電磁界の減衰が
生じる。
【0045】このような不具合を防ぐため、導電性部材
40の閉回路を切断し、閉回路による電磁界の受信を解
消し、ひいては電磁界の減衰を防ぐようにしている。こ
れにより、ループアンテナ11と非接触ICカード20
との間の確実な通信が可能となり、非接触ICカード2
0に対するデータの適正な書込・読出を行うことができ
る。閉回路40を構成している金属のみの損失はあるも
のの、通信への影響はほとんどなくなる。
【0046】なお、本体1の上面に限らず、下面1aに
ついても、ループアンテナ11を閉回路状態に取り囲む
導電性部材40が存在する場合には、その導電性部材4
0の閉回路を切断することにより、同様の効果を得るこ
とができる。
【0047】また、本実施例の、導電性部材40の閉回
路を切断する本実施例の構成については、第1実施例や
第2実施例のように部位X,Yを非導電性材料にて構成
することと組合せても組合せなくてもよい。組合せた場
合には、通信の確実性および信頼性のさらなる向上が図
れることになる。
【0048】[4]第4実施例 図6に示すように、本体1の上面部の上方側領域(図2
におけるカード装着部2の領域)が副体50として分離
される。この副体50は、ヒンジ部51で回動自在に枢
支され、本体1からの起立と本体1への倒伏がそれぞれ
可能となっている。
【0049】また、副体50は、非導電性材料で構成さ
れる。そして、副体50の内側面に、カード保持部2が
設けられる。このカード保持部2は、第1実施例の場合
と同じく、凹み形成され、非接触ICカード20をマウ
ント部2aにおいて着脱自在に収容・保持する。
【0050】カード保持部2と対応する副体50内に
は、マウント部2aの裏面に対向してループアンテナ1
1が設けられる。マウント部2aの裏面と対向する位置
は、非接触ICカード20との間の通信効率がもっとも
良くなるところである。
【0051】他の構成は第1実施例と同じである。この
ような構成によれば、使用時に副体50を本体1から起
立させ、起立した副体50のカード装着部2に非接触I
Cカード20をセットしてデータ送受信を行うことにな
る。
【0052】このデータ送受信に際し、導電性材料で構
成された本体1からループアンテナ11が離れ、しかも
ループアンテナ11を内蔵した副体50そのものが非導
電性部材で構成されているので、ループアンテナ11か
ら放射される電磁界の減衰を確実に防ぐことができる。
【0053】よって、ループアンテナ11と非接触IC
カード20との間の確実な通信が可能であり、非接触I
Cカード20に対するデータの適正な書込・読出を行う
ことができる。
【0054】[5]第5実施例 図7に示すように、本体1内への収納と本体1からの引
出が自在な副体60が設けられる。この副体60は、非
導電性材料で構成される。
【0055】そして、副体60の上面に、カード保持部
2が設けられる。このカード保持部2は、第1実施例の
場合と同じく、凹み形成され、非接触ICカード20を
マウント部2aにおいて着脱自在に収容・保持する。
【0056】カード保持部2と対応する副体60内に
は、マウント部2aの裏面に対向してループアンテナ1
1が設けられる。マウント部2aの裏面と対向する位置
は、非接触ICカード20との間の通信効率がもっとも
良くなるところである。
【0057】他の構成は第1実施例と同じである。この
ような構成によれば、使用時に副体60を本体1から引
出し、引出した副体60のカード装着部2に非接触IC
カード20をセットしてデータ送受信を行うことにな
る。
【0058】このデータ送受信に際し、導電性材料で構
成された本体1からループアンテナ11が離れ、しかも
ループアンテナ11を内蔵した副体60そのものが非導
電性部材で構成されているので、ループアンテナ11か
ら放射される電磁界の減衰を確実に防ぐことができる。
【0059】よって、ループアンテナ11と非接触IC
カード20との間の確実な通信が可能であり、非接触I
Cカード20に対するデータの適正な書込・読出を行う
ことができる。なお、この発明は上記各実施例に限定さ
れるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施
可能である。
【0060】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、無
線通信機能を持つ情報記憶媒体を着脱自在に保持する保
持部を設け、この保持部と対応する位置にアンテナを設
け、このアンテナを介して情報記憶媒体に対するデータ
の送受信を行う送受信手段を設け、この送受信手段を通
して情報記憶媒体に対するデータの読出・書込を行う制
御手段を設けたので、情報記憶媒体に対するデータの読
出・書込を屋内、屋外の別にかかわらず手元で簡単に行
い得る無線式携帯端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の本体の要部を断面して示す図。
【図2】第1、第2実施例の外観および非接触ICカー
ドを示す斜視図。
【図3】各実施例の制御回路および非接触ICカードの
制御回路を示すブロック図。
【図4】第2実施例の本体の要部を断面して示す図。
【図5】第3実施例の外観および非接触ICカードを示
す斜視図。
【図6】第4実施例の外観および非接触ICカードを示
す斜視図。
【図7】第5実施例の外観および非接触ICカードを示
す斜視図。
【符号の説明】
1…本体 1a…下面 2…カード保持部 2a…マウント部 3…表示器 4…キーボード 11…ループアンテナ 12…送信ドライバ 13…受信信号増幅回路 14…制御部 15…外部インターフェース 20…非接触ICカード 21…送受信アンテナ 22…制御部 30…外部機器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信機能を持つ情報記憶媒体との通
    信を本体内のアンテナにより行う無線式携帯端末装置に
    おいて、 前記本体の前記アンテナと対応する部位を非導電性材料
    により構成したことを特徴とする無線式携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 携帯が可能な本体と、 この本体に設けられ、無線通信機能を持つ情報記憶媒体
    を着脱自在に保持する保持部と、 前記本体内の前記保持部と対応する位置に設けられ、前
    記情報記憶媒体と無線に因るデータ送受信を行うための
    アンテナと、 このアンテナを介して前記情報記憶媒体に対するデータ
    の送受信を行う送受信手段とを備え、 前記本体の前記アンテナと対応する部位を非導電性材料
    により構成したことを特徴とする無線式携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 携帯が可能な本体と、 この本体の上面に形成され、無線通信機能を持つ情報記
    憶媒体を着脱自在に保持する保持部と、 前記本体内の前記保持部と対応する位置に設けられ、前
    記情報記憶媒体と無線に因るデータ送受信を行うための
    ループアンテナと、 このループアンテナを介して前記情報記憶媒体に対する
    データの送受信を行う送受信手段とを備え、 前記本体の上面および下面における前記ループアンテナ
    と対応する部位を非導電性材料により構成したことを特
    徴とする無線式携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 携帯が可能な本体と、 この本体に設けられ、無線通信機能を持つ情報記憶媒体
    を着脱自在に保持する保持部と、 前記本体内の前記保持部と対応する位置に設けられ、前
    記情報記憶媒体と無線に因るデータ送受信を行うための
    アンテナと、 前記本体内に設けられた回路基板と、 この回路基板に搭載され、前記アンテナを介して前記情
    報記憶媒体に対するデータの送受信を行う送受信手段と
    を備え、 前記回路基板を前記ループアンテナから離すとともに、
    前記本体の前記アンテナと対応する部位を非導電性材料
    により構成したことを特徴とする無線式携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 携帯が可能な本体と、 この本体の上面に形成され、無線通信機能を持つ情報記
    憶媒体を着脱自在に保持する保持部と、 前記本体内の前記保持部と対応する位置に設けられ、前
    記情報記憶媒体と無線に因るデータ送受信を行うための
    ループアンテナと、 前記本体内に設けられた回路基板と、 この回路基板に搭載され、前記ループアンテナを介して
    前記情報記憶媒体に対するデータの送受信を行う送受信
    手段とを備え、 前記回路基板を前記ループアンテナから離すとともに、
    前記本体の上面および下面における前記ループアンテナ
    と対応する部位を非導電性材料により構成したことを特
    徴とする無線式携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の無線式携帯端末装置において、 前記アンテナまたは前記ループアンテナを閉回路状態に
    取り囲む導電性部材が存在する場合に、その導電性部材
    の閉回路を切断することを特徴とする無線式携帯端末装
    置。
  7. 【請求項7】 携帯が可能な本体と、 この本体の上面に回動自在に設けられ、回動により起立
    および倒伏が可能な非導電性の副体と、 この副体に設けられ、無線通信機能を持つ情報記憶媒体
    を着脱自在に保持する保持部と、 前記副体内の前記保持部と対応する位置に設けられ、前
    記情報記憶媒体と無線に因るデータ送受信を行うための
    アンテナと、 このアンテナを介して前記情報記憶媒体に対するデータ
    の送受信を行う送受信手段と、 を具備したことを特徴とする無線式携帯端末装置。
  8. 【請求項8】 携帯が可能な本体と、 この本体内への収納と本体からの引出が自在な非導電性
    の副体と、 この副体に設けられ、無線通信機能を持つ情報記憶媒体
    を着脱自在に保持する保持部と、 前記副体内の前記保持部と対応する位置に設けられ、前
    記情報記憶媒体と無線に因るデータ送受信を行うための
    アンテナと、 このアンテナを介して前記情報記憶媒体に対するデータ
    の送受信を行う送受信手段と、 を具備したことを特徴とする無線式携帯端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の無線式携帯端末装置において、 前記情報記憶媒体は、非接触ICカードであることを特
    徴とする無線式携帯端末装置。
  10. 【請求項10】 請求項2ないし請求項8のいずれかに
    記載の無線式携帯端末装置において、 前記保持部は、凹み形成され、情報記憶媒体を収容・保
    持することを特徴とする無線式携帯端末装置。
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