JPH10260915A - 通信方法およびその通信方法が適用される通信端末並びに交換機 - Google Patents

通信方法およびその通信方法が適用される通信端末並びに交換機

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JPH10260915A
JPH10260915A JP9067024A JP6702497A JPH10260915A JP H10260915 A JPH10260915 A JP H10260915A JP 9067024 A JP9067024 A JP 9067024A JP 6702497 A JP6702497 A JP 6702497A JP H10260915 A JPH10260915 A JP H10260915A
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Shigeto Kimura
成人 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異種メディア混在するマルチメディアネットワ
ークにおいて、通信端末のコストアップを招くことな
く、メディア変換のためのトラフィックの集中やある特
定のマシンへの負荷集中を効率よく分散する。 【解決手段】端末10AがFAXをテキスト処理のみ可
能な相手端末10Bに送信する場合、端末10Aは、そ
の通信にFAX−テキスト変換プログラムが必要である
ことを検出する。そして、そのFAX−テキスト変換プ
ログラムをネットワーク11からダウンロードして実行
する。したがって、端末側に予めすべての変換機能を用
意しておくことなく、任意の端末との間で通信を行うこ
とが可能となる。また、メディア変換は端末側で行われ
るため、ネットワーク上でメディア変換を集中管理する
場合のようなトラフィック集中やルーティングに関する
問題は生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異種メディアが混在
するマルチメディアネットワークで使用される通信方法
およびその通信方法が適用される通信端末並びに交換機
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声、画像、テキスト、FAXな
どの様々なメディアの通信が同一ネットワークを介して
行われる。このような異種メディアの混在するマルチメ
ディアネットワークにおいては、メディア間の透過性を
保つためにネットワーク内にメディア変換機能を設ける
ことが必要となる。メディア変換機能を持つ従来の典型
的なマルチメディアネットワークシステムの構築例を図
18に示す。
【0003】図18において、10Aは端末(A)であ
り、FAX情報の送受信が可能である。10Bは端末
(B)であり、テキスト情報の処理が可能である。11
は公衆網などのネットワークであり、12はネットワー
ク接続制御部である。13はネットワーク11に存在す
るFAX−テキスト変換部であり、14はネットワーク
11に存在するデータベースである。
【0004】ネットワーク接続制御部12は、各端末か
らの通信要求を受け付け、ネットワーク11内に存在す
る通信リソースの割り当てを行ない、通信路を設定す
る。
【0005】FAX−テキスト変換部13は、FAX情
報をテキスト情報に、またはテキスト情報をFAX情報
に変換するといったメディア変換を行う。データベース
14は、ネットワーク11に存在する各端末の通信に関
する情報、およびネットワーク11内に存在する通信リ
ソース(メディア変換部13を含む)に関する情報を蓄
えているデータベースである。
【0006】今、端末(A)10Aを使用しているユー
ザが、端末(B)10Bに対してFAXを発信する場合
を想定する。。
【0007】この場合、まず、端末(A)10Aからの
通信要求がネットワーク接続制御部12に受け付けられ
る。端末(A)10Aからの通信要求には、図19に示
すように、発信端末、着信端末、および発信端末要求メ
ディアを示す情報が含まれる。
【0008】ネットワーク接続制御部12は、この通信
要求を見て、データベース14に端末Bに関する情報を
問い合わせる。ネットワーク接続制御部12からの問い
合わせ対して、データベース14は図20のような結果
を返す。図20の結果からネットワーク接続制御部12
は、端末Aと端末Bとの間で通信を行なうにはFAX−
テキスト変換部13を使用してFAX情報をテキスト情
報に変換しななければならないことがわかる。
【0009】次に、ネットワーク接続制御部12は、デ
ータベース14に対してFAX−テキスト変換部13が
ネットワーク11内に存在するか、存在する場合にはネ
ットワーク上の存在場所にあるのかを問い合わせる。
【0010】データベース14はFAX−テキスト変換
部13の存在の有無と存在する場合はそのアドレスをネ
ットワーク接続制御部12に通知する。FAX−テキス
ト変換部13が存在した場合、通知を受けたネットワー
ク接続制御部12は端末(A)と端末(B)間のルーテ
ィングを上述したFAX−テキスト変換部13を通過す
るように設定し、端末(A)からのFAX情報をテキス
ト情報に変換した後に端末(B)へ送るようにする。
【0011】以上のようにして、異種メディアが混在す
るマルチメディアネットワークでの異種メディア間(F
AXとテキスト)の通信が可能となる。
【0012】しかし、このようにメディア変換のための
機能を集中管理する方法には、次のような問題点があ
る。
【0013】1)端末(A)、端末(B)間の通信で使
用するFAX−テキスト変換部13は、ネットワーク1
1に備わっているもので、全ユーザに共通である。故に
多数のユーザがFAX−テキスト変換部13を使用する
と、FAX−テキスト変換部13の近傍にトラフィック
が集中し、輻輳が発生する。
【0014】2)FAX−テキスト変換はFAX−テキ
スト変換用のプログラムをCPUに実行させることによ
って実現されるため、多数のユーザがFAX−テキスト
変換部13を使用すると、FAX−テキスト変換部13
を実行するCPUの負荷が重くなる。
【0015】3)例えば、FAX−テキスト変換部13
の存在する場所が、端末(A)、端末(B)から遠いと
ころに存在する場合、FAX−テキスト変換部13を経
由する端末(A)、端末(B)間のルーティングが、F
AX−テキスト変換部13を経由しない場合に比べて長
くなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークに存在す
るメディア変換部を各地に分散させ、特定の場所にトラ
フィックが集中しないようにすれば、前述の問題を解決
することが可能である。
【0017】例えば、各端末にメディア変換部を備え
て、端末のCPUでメディア変換を実行すれば有効であ
る。実際、端末上にあるメディア変換機能を使用すれ
ば、特定の場所にトラフィックを集中させることもな
く、また端末上のCPUを使用するので、ネットワーク
への負荷も軽減する。さらに、ルーティングの決定に対
してもなんら悪影響を及ぼすことが無い。
【0018】しかし、任意のメディアを持つ端末と通信
できるようにするためには、ユーザが使用する端末上に
すべての種類のメディア変換機能を備えることが必要と
なるので、各端末にメディア変換部を備えることは、端
末のコストアップを招き、ユーザに対して多額の経済的
負担を強いることになる。
【0019】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ネットワーク上からメディア変換のためのソ
フトウェアを必要に応じて通信端末側にダウンロードし
て実行できるようにし、通信端末のコストアップを招く
ことなく、トラフィックの集中やある特定のマシンへの
負荷集中を効率よく分散することができる通信方法及び
その通信方法が適用される通信端末並びに交換機を提供
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、異種メディア
が混在するマルチメディアネットワークに適用される通
信方法において、送信側端末からの要求で指定された相
手端末の使用可能なメディアに関する情報を取得し、取
得された相手端末の使用可能なメディアに関する情報に
基づいて、送信対象の情報を相手端末に送信するために
その情報をどのようなメディアに変換する必要があるか
を決定し、決定されたメディア変換を実行するためのソ
フトウェアをネットワークから前記送信側端末にダウン
ロードして、前記送信側端末でメディア変換を実行する
ことを特徴とする。
【0021】この通信方法によれば、メディア変換に必
要なソフトウェアがネットワークから送信側端末に自動
的にダウンロードされ、その送信側端末上でメディア変
換処理が実行される。したがって、端末側に予めすべて
の変換機能を用意しておくことなく、任意の端末との間
で通信を行うことが可能となる。また、メディア変換は
端末側で行われるため、ネットワーク上でメディア変換
を集中管理する場合のようなトラフィック集中やルーテ
ィングに関する問題は生じない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0023】(実施形態1)図1には、本発明の第1実
施形態に係るネットワークシステム全体の構成が示され
ている。このネットワークシステムにおいて、10A、
10Bはそれぞれ端末A、Bである。また、11A、1
1Bはそれぞれ交換機であり、12は公衆網などのネッ
トワークを表している。
【0024】端末(A)10Aは、図示のように、FA
X処理部20A、通信制御部21A、ユーザインターフ
ェース処理部22A、相手端末情報取得部23A、メデ
ィア変換決定部24A、ダウンロード部25A、および
プログラム実行部26Aを備えている。FAX処理部2
0Aは、FAX情報を処理することが可能な手段であ
る。通信制御部21Aは、端末10Aからの発信要求や
ネットワークからの着信要求の処理を行なう。また、通
信制御部21Aは端末10Aの使用可能なメディア種別
のテーブルを保持している。図2に該テーブルを示す。
このテーブル40は、端末10Aに新たなメディア処理
プログラムなどがインストールされた際に、自動的にあ
るいはユーザにより更新される。
【0025】ユーザインタフェース処理部22Aは、ユ
ーザと端末との橋渡しを行なう。つまり、ユーザからの
要求を端末に伝え、また端末からの指示をユーザに伝え
る。相手端末情報取得部23Aは、通信相手になる端末
が使用可能なメディアに関する情報を含む、相手端末に
関する情報を取得する。メディア変換決定部24Aは、
相手端末情報取得部23Aにより取得された情報を元
に、通信で使用すべきメディア変換プログラムを決定す
る。
【0026】ダウンロード部25Aは、メディア変換決
定部24Aで決定されたメディア変換の種類に対応した
メディア変換プログラムをネットワーク11より端末1
0Aにダウンロードする。プログラム実行部26Aはダ
ウンロード部25Aがネットワーク11内部からダウン
ロードしたプログラムを実行するためのものであり、具
体的にはCPUである。
【0027】図3に端末(B)10Bの構成を示す。
【0028】テキスト処理部20Bは、テキスト情報を
処理することが可能な手段である。通信制御部21B
は、端末10Bからの発信要求やネットワークからの着
信要求の処理を行なう。また、通信制御部21Bは端末
10Bの使用可能なメディア種別のテーブルを保持して
いる。図3に該テーブルを示す。このテーブル41は、
端末10Bに新たなメディア処理プログラムがインスト
ールされた際に、自動的にあるいはユーザにより更新さ
れる。
【0029】図5に交換機(A)11Aの構成を示す。
【0030】交換機11Aは回線交換などを行なうもの
であり、ここには、接続制御部31A、ファイル転送部
32A、およびディスク装置33Aが設けられている。
接続制御部31Aは、各端末からの発着信要求を受け、
それに応じて交換機能を制御する。また、ファイル転送
部32Aは、各端末からの要求に従ってディスク装置3
3A内にあるファイルをその端末に転送する。ディスク
装置33A内には、各種のメディア変換プログラムがフ
ァイルの形で納められている。
【0031】図6に交換機(B)11Bの構成を示す。
【0032】交換機11Bは回線交換などを行なうもの
であり、ここには、接続制御部31Bが設けられてい
る。接続制御部31Bは、各端末からの発着信要求を受
け、それに応じて交換機能を制御する。
【0033】次に、図7及び図8を参照して、実施形態
1における通信処理の手順について説明する。
【0034】端末(A)10Aを使用しているユーザ
が、FAXを端末(B)10Bへ送る場合を考える。端
末(A)10Aのユーザは、ユーザインタフェース処理
部22Aを通して、端末B宛てにFAXを送信するよう
に通信制御部21Aに指示する(ステップS101)。
通信要求を受けた通信制御部21Aは、端末10Aと端
末10Bとのメディア整合性を取るために、相手端末情
報取得部23Aに対して、通信相手である端末10Bの
メディアに関する情報を取得するように指示する(ステ
ップS102)。
【0035】相手端末情報取得部23Aは、通信制御部
21Aを通して端末10Bの通信制御部21Bと接続し
て、端末10Bのメディアに関する情報を要求する。端
末B10Bの通信制御部21Bは、テーブル41より端
末10Bで使用可能なメディアがテキスト情報であるこ
とを認識し、その旨を端末10Aの相手端末情報取得部
23Aに回答する。端末10Bが相手端末情報取得部2
3Aに送信した端末10Bの使用可能なメディアに関す
る情報は、図7の通りである。
【0036】端末10Bの使用可能なメディアに関する
情報42を端末10Bから受信した相手端末情報取得部
23Aは、この情報42をメディア変換決定部24Aに
送信する(ステップS103)。メディア変換決定部2
4Aは、端末10Aが使用可能なメディア種別はFAX
であることを通信制御部21Aが保有するテーブル40
により知っているので、情報42を受信すると、端末1
0Aが端末10Bに対してFAXを送信する際に、FA
X情報をテキスト情報に変換するFAX−テキスト変換
が必要であることを決定する(ステップS104)。
【0037】メディア変換決定部24Aは、通信に必要
なFAX−テキスト変換プログラムをネットワークから
ダウンロードするようにダウンロード部25Aに指示す
る(ステップS105)。指示を受けたダウンロード部
25Aは、ネットワークに対してFAX−テキスト変換
プログラムを要求する(ステップS106)。この要求
は、通信制御部21Aを通して交換機11Aの接続制御
部31Aに送信される。端末10AからFAX−テキス
ト変換プログラムの要求を受信した接続制御部31A
は、ファイル転送部32Aを起動し、ディスク装置33
Aの中に存在するFAX−テキスト用プログラムファイ
ルを端末10Aに転送する(ステップS107)。
【0038】交換機11Aから端末10Aへのファイル
転送が終了すると、端末10Aのダウンロード部25A
は、通信制御部21Aに対してFAX−テキスト変換プ
ログラムのダウンロードが完了したことを通知する(ス
テップS108)。この通知を受けた通信制御部21A
は、端末10Bへの通信要求をネットワークに対して送
出する。続いて、送信要求を受けたネットワークは呼の
セットアップを行なう。
【0039】通信可能な状態になった端末10Aは、F
AX処理部20AよりFAX情報を送出するが、前記F
AX−テキスト変換プログラムをププログラム実行部2
6Aで実行することにより、端末10Aの内部でテキス
ト情報に変換して端末10Bに送信する(ステップS1
09)。端末10Aから送られてくるテキスト情報は、
端末10Bのテキスト処理部20Bで処理される。
【0040】このようにして、端末10A、端末10B
間の異種メディア通信が可能となる。
【0041】(実施形態2)次に、本発明の第2実施形
態について説明する。通信に必要なメディア変換プログ
ラムをネットワーク11から端末10Aにダウンロード
して、そのメディア変換を端末10A内で実行した後に
相手端末10Bにデータを送信するという点については
第1実施形態と同じであるが、本第2実施形態では、メ
ディア変換が必要な場合に即座にメディア変換プログラ
ムをダウンロードするのではなく、まず、メディア変換
を伴う通信を行うか否かの問い合わせがユーザに対して
行われ、ユーザの判断を元にしてその後の処理内容が決
定されるようになっている。
【0042】すなわち、端末10Aを使用しているユー
ザが、FAXを端末10Bへ送る場合、端末10Aのユ
ーザは、ユーザインタフェース処理部22Aを通して、
端末10B宛てにFAXを送信するように通信制御部2
1Aに指示する。通信要求を受けた通信制御部21A
は、端末10Aと端末10Bとのメディア整合性を取る
ために、相手端末情報取得部23Aに対して、通信相手
である端末10Bのメディアに関する情報を取得するよ
うに指示する。
【0043】相手端末情報取得部23Aは、通信制御部
21Aを通して端末10Bの通信制御部21Bと接続
し、端末10Bのメディアに関する情報を要求する。端
末10Bの通信制御部21Bは、テーブル41により端
末10Bで使用可能なメディアがテキスト情報であるこ
とを認識し、その旨を端末10Aの相手端末情報取得部
23Aに回答する。端末10Bの使用可能なメディアに
関する情報を端末10Bから受信した相手端末情報取得
部23Aは、この情報をメディア変換決定部24Aに送
信する。
【0044】メディア変換決定部24Aは、端末10A
が使用可能なメディア種別はFAXであることを通信制
御部21Aが保有するテーブル40より知っているの
で、端末10Aが端末10Bに対してFAXを送信する
際に、FAX情報をテキスト情報に変換するFAX−テ
キスト変換プログラムが必要であることを決定する。
【0045】次に、メディア変換決定部24Aは、端末
10Aから端末10BへFAXを送信する場合、FAX
−テキスト変換プログラムを使用しなければならず、そ
のようなメディア変換を使用してまでも端末10BにF
AXを送信するか否かをユーザインタフェース処理部2
2Aを通してユーザに問い合わせる。ユーザが通信を断
念する意志を表明した場合は、端末10Aの通信制御部
21Aは端末10BへのFAX送信を中止する。
【0046】ユーザがFAX−テキスト変換プログラム
を使用してまでも端末10Bとの通信を希望する場合
は、以後実施形態1と同様な処理によりFAX−テキス
ト変換プログラムをネットワーク11から端末10Aに
ダウンロードし、該FAX−テキスト変換プログラムで
FAX情報をテキスト情報に変換した後、端末10Bに
該テキスト情報を送信する。
【0047】(実施形態3)本第3実施形態は、実施形
態1、2とは異なり、相手端末情報取得部、メディア変
換決定部、ダウンロード部が端末ではなく、端末を収用
する交換機内に存在している。これは、端末がプログラ
ムをダウンロードして実行するようなインテリジェント
な機能を有しない場合でも、メディア変換機能を実現で
きるようにするためである。
【0048】図9に本第3実施形態の構成を示す。10
0A、100Bはそれぞれ端末A、Bである。110
A、110Bはそれぞれ交換機A、Bを、また120は
ファイルサーバを示す。130は公衆網などのネットワ
ークである。
【0049】次に各端末、各交換機の機能を説明する。
【0050】図10に端末100Aの構成を示す。FA
X処理部200Aは、FAX情報を処理することが可能
な手段である。通信制御部210Aは、端末100Aか
らの発信要求やネットワークからの着信要求の処理を行
なう。また、通信制御部210Aは端末100Aの使用
可能なメディア種別のテーブルを保持している。
【0051】図11に該テーブルを記す。このテーブル
500は、端末100Aに新たなメディア処理プログラ
ムがインストールされた際に、自動的にあるいはユーザ
により更新される。
【0052】ユーザインタフェース処理部220Aは、
ユーザと端末との橋渡しを行なう。つまり、ユーザから
の要求を端末に伝え、また端末からの指示をユーザに伝
える。
【0053】図12に端末100Bの構成を示す。テキ
スト処理部20Bは、テキスト情報を処理することが可
能な手段である。通信制御部210Bは、端末100B
からの発信要求やネットワークからの着信要求の処理を
行なう。また、通信制御部210Bは端末100Bの使
用可能なメディア種別のテーブルを保持している。
【0054】図13に該テーブルを示す。このテーブル
510は、端末100Bに新たなメディア処理プログラ
ムがインストールされた際に、自動的にまたはユーザに
より更新される。
【0055】図14に交換機110Aの構成を示す。
【0056】交換機110Aは回線交換などを行うもの
であり、接続制御部310Aを備えている。この接続制
御部310Aは、各端末からの発着信要求を受け、それ
に応じて交換機能を制御する。
【0057】図18に交換機110Bの構成を示す。
【0058】交換機110Bは回線交換などを行なうも
のであり、図示のように、接続制御部310B、相手端
末情報取得部320B、メディア変換決定部330B、
ダウンロード部340B、およびプログラム実行部35
0Bを備えている。
【0059】接続制御部310Bは、各端末からの発着
信要求を受け、それに応じて交換機能を制御する。相手
端末情報取得部320Bは、端末の使用可能なメディア
に関する情報を含む、端末に関する情報を取得する。メ
ディア変換決定部330Bは、相手端末情報取得部32
0Bにより取得された情報を元にして、通信で使用する
メディア変換プログラムを決定する。ダウンロード部3
40Bは、メディア変換決定部330Bにより決定され
たメディア変換プログラムをネットワークよりダウンロ
ードする。また、プログラム実行部350Bは、ダウン
ロード部340Bによりネットワークよりダウンロード
したメディア変換プログラムファイルを実行する。
【0060】図16にファイルサーバ120の構成を示
す。
【0061】通信制御部410は、ファイルサーバ12
0からの発信要求やネットワークからの着信要求の処理
を行なう。ファイル転送部420は、端末や交換機の要
求によりファイルの転送を行なう。ディスク装置430
は、ファイルの蓄積手段であり、ここにはあらゆる種類
のメディア変換プログラムがファイル形式で蓄積されて
いる。
【0062】端末100Aを使用しているユーザが、F
AXを端末100Bへ送る場合を考える。
【0063】端末100Aのユーザは、ユーザインタフ
ェース処理部220Aを通して、端末100B宛てにF
AXを送信するように通信制御部210Aに指示する。
通信要求を受けた通信制御部210Aは、図17に示さ
れている通信要求520をネットワークに送出する。
【0064】通信要求420を受信した交換機110A
の接続制御部310Aは、端末100Aをネットワーク
に接続し、通信要求520をネットワーク130に送出
する。ネットワーク130上に送出された通信要求52
0は、端末100Aと端末100Bとの間に設定される
ルーティング経由で、最終的に交換機110Bで受信さ
れる。
【0065】通信要求520を受信した交換機110B
の接続制御部310Bは、通信要求520より端末10
0Aの使用可能なメディアはFAXであることが分か
る。そこで、接続制御部310Bは端末100Aと端末
100B間のメディア整合性を取るために、相手端末情
報取得部320Bに対して、端末100Bの使用可能な
メディアに関する情報を取得するように指示する。
【0066】指示を受けた相手端末情報取得部320B
は、端末100Bの通信制御部210Bに接続し、端末
100Bのメディアに関する情報を要求する。要求を受
けた通信制御部210Bは、端末100Bの使用可能な
メディアを管理しているテーブル510を参照し、端末
100Bが使用可能なメディアはテキスト情報だけであ
ることを相手端末情報取得部320Bに通知する。
【0067】通知を受けた相手端末情報取得部320B
は、その情報を接続制御部310Bに渡す。端末100
Bの使用可能なメディアに関する情報を受け取った接続
制御部310Bは、先の通信要求520の内容と、先に
相手端末情報取得部320Bより受け取った情報をメデ
ィア変換決定部330Bに通知する。
【0068】二つの情報を受け取ったメディア変換決定
部330Bは、端末100Aが端末100Bに対して送
信したFAXを端末100Bで解読可能にするために
は、端末100Aから送信されたFAX情報をテキスト
情報に変換した後に端末100Bへ送信すればよいこと
がわかり、そのためには、FAX情報をテキスト情報に
変換するFAX−テキスト変換プログラムが必要である
ことを認識する。
【0069】次に、メディア変換決定部330Bは、ダ
ウンロード部340Bに対して、FAX−テキスト変換
プログラムをネットワークよりダウンロードするように
指示する。指示を受けたダウンロード部340はファイ
ルサーバ120に、あらゆる種類のメディア変換プログ
ラムが存在していることを知っているので、ファイルサ
ーバ120に対してFAX−テキスト変換プログラムの
ファイル転送を要求する。
【0070】交換機110Bのダウンロード部340B
からのファイル転送の指示は、ファイルサーバ120の
通信制御部410を経由して、ファイル転送部420に
受信される。FAX−テキスト変換プログラムの交換機
110Bへのファイル転送指示を受けたファイル転送部
420は、ディスク装置430からFAX−テキスト変
換プログラムを取り出し、交換機110Bへの転送を実
行する。
【0071】ファイルサーバ120から交換機110B
へのFAX−テキスト変換プログラムのファイル転送が
終了すると、ファイルサーバ120のファイル転送部4
20は、交換機110Bのダウンロード部340Bに対
して、ファイル転送の完了を通知する。
【0072】ファイル転送完了の指示を受けたダウンロ
ード部340Bは、交換機110Bの接続制御部310
Bに対してFAX−テキスト変換プログラムのダウンロ
ードが完了したことを通知する。この通知を受けた接続
制御部310Bは、端末100Aと端末100B間の呼
のセットアップを行ない、これにより両端末間で通信可
能な状態になる。
【0073】通信可能な状態になった端末100Aは、
FAX処理部20AよりFAX情報を送出する。端末1
00Aから送出され、交換機110Bに受信されたFA
X情報は、交換機110Bのプログラム実行部350B
により実行されるFAX−テキスト変換処理によりテキ
スト情報に変換された後、端末100Bへ送信される。
【0074】このようにして、端末100A、端末10
0B間の異種メディア通信が可能となる。
【0075】以上の実施形態1〜3においては、メディ
ア変換に必要なソフトウェアがネットワークから送信側
端末または交換機に自動的にダウンロードされ、その送
信側端末または交換機上でメディア変換処理が実行され
る。したがって、端末側に予めすべての変換機能を用意
しておくことなく、任意の端末との間で通信を行うこと
が可能となる。また、メディア変換は端末側または相手
先端末側の交換機で行われるため負荷分散が行われ、ネ
ットワーク上でメディア変換を集中管理する場合のよう
にトラフィック集中やルーティングに関する問題は生じ
ない。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ネット
ワーク内に存在するメディア変換機能が広く分散化され
るので、従来のようなメディア変換処理部近傍へのトラ
フィックの集中や、ある特定のマシンへの負荷集中がな
くなる。また、必要なメディア変換プログラムを実行の
際にダウンロードすることにより、ユーザの経済的な負
担やディスクの有効利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るマルチメディアネ
ットワークシステムの構成と端末の構成を示す図。
【図2】同第1実施形態で用いられる端末のメディア管
理テーブルの一例を示す図。
【図3】同第1実施形態で用いられる他の端末の構成を
示す図。
【図4】図3の端末のメディア管理テーブルの一例を示
す図。
【図5】同第1実施形態で用いられる第1交換機の構成
を示す図。
【図6】同第1実施形態で用いられる第2交換機の構成
を示す図。
【図7】同第1実施形態で用いられる通信処理手順の中
で相手端末から取得される情報の一例を示す図。
【図8】同第1実施形態で用いられる通信処理手順を示
すフローチャート。
【図9】本発明の第3実施形態に係るマルチメディアネ
ットワークシステムの構成を示す図。
【図10】同第3実施形態で用いられる第1の端末の構
成例を示す図。
【図11】図10の端末のメディア管理テーブルの一例
を示す図。
【図12】同第3実施形態で用いられる第2の端末の構
成例を示す図。
【図13】図12の端末のメディア管理テーブルの一例
を示す図。
【図14】同第3実施形態で用いられる第1の交換機の
構成例を示す図。
【図15】同第3実施形態で用いられる第2の交換機の
構成例を示す図。
【図16】同第3実施形態で用いられるファイルサーバ
の構成例を示す図。
【図17】同第3実施形態のシステムで用いられる発信
要求に含まれる情報の一例を示す図。
【図18】従来のマルチメディア熱とワークシステムの
構成を示す図。
【図19】図18のシステムで用いられる発信要求に含
まれる情報の一例を示す図。
【図20】図18のシステムで用いられる相手端末の情
報を示す図。
【符号の説明】
10A,10B…端末、 11…ネットワーク 12…ネットワーク制御部 13…FAX−テキスト変換部 14…データベース 10A,10B…端末、 11A,11B…交換機 12…ネットワーク 20A…FAX処理部 21A…通信制御部 22A…ユーザインタフェース処理部 23A…相手端末情報取得部 24A…メディア変換決定部 25A…ダウンロード部 26A…プログラム実行部 20B…テキスト処理部 21B…通信制御部 31A…接続制御部、 32A…ファイル転送部 33A…ディスク装置 31B…接続制御部 200A…FAX処理部 210A…通信制御部、 220A…ユーザインタフェース処理部 200B…テキスト処理部 210B…通信制御部 310A…接続制御部 310B…接続制御部、 320B…相手端末情報取得部 330B…メディア変換決定部 340B…ダウンロード部 350B…プログラム実行部 410…通信制御部 420…ファイル転送部 430…ディスク装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異種メディアが混在するマルチメディア
    ネットワークに適用される通信方法において、 送信側端末からの要求で指定された相手端末の使用可能
    なメディアに関する情報を取得し、 取得された相手端末の使用可能なメディアに関する情報
    に基づいて、送信対象の情報を相手端末に送信するため
    にその情報をどのようなメディアに変換する必要がある
    かを決定し、 決定されたメディア変換を実行するためのソフトウェア
    をネットワークから前記送信側端末にダウンロードし
    て、前記送信側端末でメディア変換を実行することを特
    徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 異種メディアが混在するマルチメディア
    ネットワークで使用可能な通信端末において、 相手端末の使用可能なメディアに関する情報を取得する
    相手端末情報取得手段と、 この相手端末情報取得手段で取得された前記相手端末の
    使用可能なメディアに関する情報に基づいて、送信対象
    の情報を前記相手端末に送信するためにその情報をどの
    ようなメディアに変換する必要があるかを決定するメデ
    ィア変換決定手段と、 このメディア変換決定手段によって決定されたメディア
    変換を実行するためのソフトウェアをネットワークから
    ダウンロードし、そのダウンロードしたソフトウェアを
    用いることにより前記情報のメディア変換を実行する手
    段とを具備することを特徴とする通信端末。
  3. 【請求項3】 前記メディア変換決定手段で決定された
    メディア変換の種類あるいはメディア変換が必要なこと
    を前記送信側端末の利用者に通知し、その通知に対する
    利用者からの応答に基づいて前記ダウンロードの実行を
    許可または禁止する手段とをさらに具備することを特徴
    とする請求項2記載の通信端末。
  4. 【請求項4】 異種メディアが混在するマルチメディア
    ネットワークで使用される交換機において、 送信側端末からの要求で指定された相手端末の使用可能
    なメディアに関する情報を取得する相手端末情報取得手
    段と、 この相手端末情報取得手段で取得された前記相手端末の
    使用可能なメディアに関する情報に基づいて、送信対象
    の情報を前記相手端末に送信するためにその情報をどの
    ようなメディアに変換する必要があるかを決定するメデ
    ィア変換決定手段と、 このメディア変換決定手段によって決定されたメディア
    変換を実行するためのソフトウェアを、各種メディア変
    換のためのソフトウェアを蓄積及び管理するネットワー
    ク上の装置からダウンロードし、そのダウンロードした
    ソフトウェアを用いることにより前記情報のメディア変
    換を実行する手段とを具備することを特徴とする交換
    機。
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