JPH10260273A - 導通部材の保持構造及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

導通部材の保持構造及びそれを用いた電子機器

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JPH10260273A
JPH10260273A JP9063656A JP6365697A JPH10260273A JP H10260273 A JPH10260273 A JP H10260273A JP 9063656 A JP9063656 A JP 9063656A JP 6365697 A JP6365697 A JP 6365697A JP H10260273 A JPH10260273 A JP H10260273A
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power supply
supply unit
conductive member
panel
liquid crystal
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JP9063656A
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Masahiro Yamada
正浩 山田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子機器の外形を小型化し、導通部材保持部品
の成形性を向上させる。 【解決手段】時計の液晶パネル1と回路基板8との導通
部材4の保持構造において、導通部材4の下部全周をケ
ース5に形成された挿入溝11で、両端をケース5に形
成された舌片5aで、両側面をそれぞれパネル外枠2及
びパネル止め部材3で保持しする。これにより、時計の
見切り径を変えることなく時計サイズを小型化でき、か
つケース5の導通部材保持部形状舌片5aを小さくで
き、この形状の成形性を向上させ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導通部材の保持構
造及びそれを用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、実開昭63−147885号公
報記載の、導通部材保持構造を用いていた。その保持構
造を図10の断面図及び図11の斜視図を用いて説明す
る。操作パネル101は表示窓102を開設しており、
この表示窓102の下縁部中央に爪103を一体成形す
るとともに上縁部に導通部材保持枠104を一体に成形
する。この導通部材保持枠104は前後面を開口しその
前面開口を後記表示体の裏面に対向する。105は例え
ば液晶表示素子よりなる表示体で、操作パネル101の
表示窓102にその裏面よりあてがい位置させるもので
あり、その裏面には爪103が係合しかつ導通部材保持
枠104の前面開口が対向位置する。106は導通部材
保持枠104に挿入した弾性導通部材で、絶縁性弾性部
材からなる絶縁部と導電性弾性部材からなる多数の導通
部とにより構成され、各導通部の両端を絶縁部の前後端
面に臨ませている。107は表示体105を制御するた
めの基板で、操作パネル101の裏面に突設したボス1
08にねじによって取り付ける。而して、この基板10
7は取付けに伴って弾性導通部材106を圧縮し表示体
105の裏面に押し付け、これにより表示体105を固
定すると同時に弾性導通部材106の導通部が表示体1
05及び基板107とを電気的に接続する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構造によると、導
通部材保持枠104を含む操作パネル101を樹脂の射
出成形により低コストで成形しようとするとき、反り、
倒れ、薄肉成形による充填不足、ウェルドによる割れな
どの成形上の問題で導通部材保持枠104を希望通りの
形状に成形することは難しい。導通部材保持枠104を
希望通りの形状に成形することができないと、弾性導通
部材106を正しく保持できず、これによって、導通不
良が起きやすくなる。 また、表示体105の裏面の、基板107との間に別部
品を配置し、かつ、表示体105の裏面の、基板107
との間に別部品を配置した残りの空間をできるだけ大き
く取りたい場合、その空間は弾性導通部材106の厚み
と別部品の厚み以外に、導通部材保持枠104の厚み分
小さく制限される。 一方、導通部材保持枠104に弾性導通部材106を挿
入して弾性導通部材106を保持するとき、導通部材保
持枠104と弾性導通部材106の間隔を大きくとると
弾性導通部材106を十分保持することは出来なく、ま
た、導通部材保持枠104と弾性導通部材106の間隔
を小さくとると導通部材保持枠104に弾性導通部材1
06を挿入しにくくなる。
【0004】以上の問題を解決するために、本発明の第
一の目的は、電力供給ユニットと被電力供給ユニットと
の導通をとる導通部材の保持部材を樹脂の射出成形によ
り成形しても、導通部材の保持部を、反り、倒れ、薄肉
成形による充填不足、ウェルドによる割れなどの成形上
の不具合が起りにくい形状に出来る、導通部材の保持構
造を提供することである。
【0005】本発明の第二の目的は、導通手段によって
導通される、電力供給ユニットと被電力供給ユニットの
間の空間を広くとることの出来る、導通部材の保持構造
を提供することである。
【0006】本発明の第三の目的は、電力供給ユニット
と被電力供給ユニットとの導通をとる導通部材を確実に
所定の位置に保持することができる、導通部材の保持構
造を提供することである。
【0007】本発明の第四の目的は、電力供給ユニット
と被電力供給ユニットとの導通をとる導通部材の保持性
を損なうことなく、導通部材の組み込みを容易に行うこ
とができる、導通部材の保持構造を提供することであ
る。
【0008】本発明の第五の目的は、電力供給ユニット
と被電力供給ユニットとの導通をとる導通部材の保持部
材を、樹脂の射出成形により成形しても、導通部材の保
持部の反りや倒れなどの成形上の不具合を起こしにくい
形状に出来るる、導通部材の保持構造を用いた電子機器
を提供することである。
【0009】本発明の第六の目的は、導通手段によって
導通される、電力供給ユニットと被電力供給ユニットの
間の空間を大きくとることの出来る、導通部材の保持構
造を用いた電子機器を提供することである。
【0010】本発明の第七の目的は、電力供給ユニット
と被電力供給ユニットとの導通をとる導通部材の保持を
確実に行うことができる、導通部材の保持構造を用いた
電子機器を提供することである。
【0011】本発明の第八の目的は、電力供給ユニット
と被電力供給ユニットとの導通をとる導通部材の保持性
を損なうことなく、導通部材の組み込みを容易に行うこ
とができる、導通部材の保持構造を用いた電子機器を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係る導通部材の保持構造は、電力供給ユニ
ットと、被電力供給ユニットと、前記電力供給ユニット
と前記被電力供給ユニットとの導通をとる導通部材とか
ら成る導通部材の保持構造において、前記ユニットの一
方を構成する少なくとも一部材で、前記導通部材の両端
部の少なくとも一側面を保持し、前記ユニットの他方を
構成する少なくとも一部材で、前記導通部材の前記ユニ
ットの一方を構成する少なくとも一部材で保持された間
の少なくとも一側面を保持することを特徴とする。
【0013】本発明に係る導通部材の保持構造は、前記
特徴に加え、前記導通部材は、平面長手方向が、前記電
力供給ユニットと前記被電力供給ユニットのいづれか一
方の中心と直行する点を含む部分の、少なくとも一側面
が保持されることを特徴とするものであってもよい。
【0014】また、前記電力供給ユニットと前記被電力
供給ユニットの少なくとも一方で、前記導通部材の一部
を全周保持していると好ましい。 さらに、前記電力供給ユニットと前記被電力供給ユニッ
トの、前記導通部材の保持部の少なくとも一つに、突起
部を設けると好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
1.実施形態の構成 まず、図1は本発明に係る電子機器である時計の構造を
示す側断面図である。同図において、符号1は液晶パネ
ルを示す。この液晶パネル1は、環状のパネル外枠2
と、パネル外枠2の内部に嵌入されして係合する環状の
パネル止め部材3とで挟持されており、これらの液晶パ
ネル1、パネル外枠2およびパネル止め部材3によって
パネルユニットUが構成されている。このパネルユニッ
トUが本実施の形態における被電力供給ユニットにな
る。
【0016】液晶パネル1の裏側には、液晶パネル1と
平行になるように文字盤6が配置され、その裏側には、
時計のアナログムーブメント7が配置されている。文字
盤6よりも表面側には、時針12、分針13、秒針14
が配置されており、これらの針(指針手段)12,1
3,14がアナログムーブメントによって動かされる。
このアナログムーブメントの詳細な説明は省略する。ア
ナログムーブメント7には、側方に向けて延在する竜頭
15が脱落不能に取り付けられている。文字盤6は、ア
ナログムーブメント7に接合されており、アナログムー
ブメント7は、樹脂製のケース5内に取り付けられてい
る。ケース5の裏側には、回路基板8が接合されてお
り、さらにその裏側には金属製の回路押さえ板10が接
合されている。
【0017】ケース5内には、図示しない電池の収容部
が設けられている。この電池の一方の端子は、金属製の
回路押さえ板10に接続され、他方の端子は回路基板8
上に形成された回路の端末に接続されている。本実施の
形態における電力供給ユニットは、これらのケース5、
回路基板8、回路押さえ板10により構成され、上記の
アナログムーブメント7には、回路押さえ板10と回路
基板8で形成された回路によって電力供給がされるよう
になっている。
【0018】また、回路基板8上には、液晶パネル1へ
電力供給するための回路も形成されている。符号4は、
液晶パネル1と回路基板8上の回路とを接続する導通手
段を示す。導通手段4は三つ設けられ(図1では1つだ
け示す)、ケース5の挿入溝11に挿入されており、パ
ネル外枠2とパネル止め部材3との間に設けられた貫通
穴16を貫通している。この導通手段4は薄板状であ
り、絶縁弾性体を主体とし、所定位置に複数の導通路を
なすように導電体が分散されて形成されている。これら
の導通路により、回路基板8上の回路の端末と、液晶パ
ネル1の端末とが接続される。また、この導通手段4は
前述のように、被電力供給ユニットの構成部品であるパ
ネル外枠2とパネル止め部材3と、電力供給ユニットの
構成部品であるケース5により保持されている。図2は本
実施の形態における導通手段4周辺の平面図、図3は図
2に示すA−A’における側断面図、図4は図2に示す
B−B’における側断面図である。
【0019】以上説明した時計の内部構造Sは、さら
に、外装兼保護用の上ケース17と下ケース18、裏蓋
19および表側の保護ガラス20によって覆われ、竜頭
15の操作部のみが操作するために露出させられてい
る。
【0020】2.液晶パネル1 液晶パネル1の表示は、外からの光の透過反射を利用す
るもので、この時計では、液晶パネル1でデジタル式の
情報表示を行う一方、針12、13、14、でアナログ
式の情報表示を行う。なお、液晶パネル1での情報表示
は、曜日表示、月日表示、時刻、タイマー、ストップウ
ォッチ、アラームなどの様々な表示を行わせることが可
能である。
【0021】図5に示すように、液晶パネル1の表側の
パネル上ガラス1aおよび裏側のパネル下ガラス1b
は、八角形に形成されて、重ね合わせられている。表側
のパネル上ガラス1aは裏側のパネル下ガラス1bより
もわずかに大きく形成され、両者を重ね合わせたとき、
図示のように表側のパネル上ガラス1aが部分的に裏側
のパネル下ガラス1bよりもはみ出すようにされてい
る。このようにはみ出した延出部1cは三つ設けられて
おり、延出部1cの裏面には、液晶パネル1の端子が形
成されており、これらの端子が導通部材4の導通路と接
続されるようになっている。
【0022】3.パネルユニットU 図5に示すように、パネル外枠2は、外側の輪郭がほぼ
円形の環状であり、樹脂により形成されている。同図に
示すように、パネル外枠2の表側には、内側に張り出す
縁部2aが形成されている。縁部2aには、八角形の窓
2bが形成されており、これにより液晶パネル1の表示
を視認可能になっている。
【0023】図6はパネル外枠2の裏面図である。同図
に示すように、パネル外枠2の内周は、八角形の嵌入部
2cとされており、紙面手前側すなわち裏側から液晶パ
ネル1を入れると、縁部2aに液晶パネル1の端縁部が
受け止められ、嵌入部2cに液晶パネル1が嵌入される
ようになっている。嵌入部2cは、液晶パネル1よりも
わずかに面積が大きくされている。また、嵌入部2cに
は、パネル止め部材3も嵌入されて係止されるようにな
っており、これにより、パネル外枠2の縁部2aとパネ
ル止め部材3とで液晶パネル1が挟持される。
【0024】図6に示すように、パネル外枠2の嵌入部
2cには、六つの凹溝20が形成されている。凹溝20
は、八角形の嵌入部2cの90度づつ離れた3辺に、そ
れぞれ二つづつ設けられている。
【0025】一方、パネル止め部材3は、図5に示すよ
うに、内側の輪郭が円形の環状であって、これも樹脂に
より形成されている。パネル止め部材3の外側の輪郭
は、パネル外枠2の嵌入部2cに嵌入されるように八角
形に近似した形状である。
【0026】また図7に示すように、パネル止め部材3
の外周面には、三つの区域に二つずつ並列した凹溝21
が合計六つ設けられている。凹溝21は、いずれもパネ
ル止め部材3の軸線方向全体にわたって形成されてい
る。また、並列した二つの凹溝21の間には、小さい突
条22が形成されている。
【0027】さて、パネルユニットUを組み立てるに
は、まずパネル外枠2の嵌入部2cに液晶パネル1を嵌
入する。この際には、液晶パネル1の表側のパネル上ガ
ラス1aが表側になり、表側のパネル上ガラス1aの三
つの延出部1cがパネル外枠2の凹溝20が形成された
区域に隣接する位置になるようにする。
【0028】次に、パネル外枠2の嵌入部2cにパネル
止め部材3を嵌入する。この際には、図7に示すよう
に、パネル外枠2の凹溝20とパネル止め部材3の凹溝
21が対向するようにする。これにより、パネル外枠2
とパネル止め部材3とで液晶パネル1が挟持され、パネ
ルユニットUが完成する。
【0029】完成したパネルユニットUの裏面側には、
パネル外枠2の内周面とパネル止め部材3の外周面との
間に三つの貫通穴16が設けられる。貫通穴16の両端
では、凹溝20および凹溝21によって幅が広くなって
おり、貫通穴16の中央では、突条22によって幅が狭
くなっている。
【0030】4.時計の内部構造の他の部分 次に、図5を参照して、パネルユニットU以外の時計の
内部構造の他の部分を説明する。 ケース5は、ほぼ円形の環状であって、樹脂により形成
され、中央には、アナログムーブメント7が嵌合する座
部24が形成されている。また、座部24の周囲には、
90゜の角間隔をおいて、三つの挿入溝11が形成され
ている。挿入溝11は、ケース5の表側から裏側にかけ
て貫通しており、ケース5の接線方向に長い細長い穴で
ある。各挿入溝11の両端の付近には、それぞれ二つの
舌片5aが突設されている。
【0031】回路基板8は、輪郭が丸みを帯びたほぼ八
角形にされている。回路基板8上の回路の詳細な説明は
省略する。回路基板8には、アナログムーブメント7に
収まる電池の挿入穴25が形成されている。
【0032】回路押さえ板10は、ほぼ回路基板8と全
面的に当接する形状である。なお、回路押さえ板10に
も電池の挿入穴25が形成されている。
【0033】図8に示すように、パネルユニットU以外
のこれらの部分は、パネルユニットUとは別個に組み立
てる。まず、アナログムーブメント7、ケース5および
回路基板8を重ねて、アナログムーブメント7と回路基
板8とを接合し、両者の間にケース5を挟持させる。次
に、回路押さえ板10の上に回路基板8を重ねて、両者
を接合する。この後、竜頭15を差し込み、竜頭15の
先端をアナログムーブメント7に取り付けることによっ
て、図8に示すような組立体60を形成する。
【0034】そして、ケース5に形成した三つの挿入溝
11にそれぞれ導通部材4を挿入する。これにより、導
通部材4は、舌片5aの間に支持されて立てられ、その
下端面が、回路基板8上の端子と接触する。
【0035】その後、パネルユニットUを組立体60に
取り付ける。この際には、パネルユニットUのパネル外
枠2の内周とパネル止め部材3の外周との間にできた三
つの貫通穴16(図7参照)に、三つの導通部材4が挿
入されるようにする。導通部材4は、貫通穴16にある
突条22によって、がたつかないように保持され、ま
た、突条22の突出分だけ貫通穴16の幅を広く取れる
ので、導通部材4は貫通穴16に挿入され易くなってい
る。さらに、パネル外枠2の凹溝20とパネル止め部材
3の凹溝21に、ケース5の舌片5aが挿入されるよう
にする。
【0036】このように、パネルユニットUを組立体6
0に取り付けると、導通部材4は、その下部全周をケー
ス5の挿入溝11により、上部両端をケース5の舌片5
aにより、それ以外をパネル外枠2の内周とパネル止め
部材3の外周との間にできた貫通穴16により保持され
るようになる。この構造によると、図2に示すうよに、ケ
ース5の舌片5aは、挿入溝11の両端部のみに形成す
ればよく、樹脂の射出成形によっても反り、倒れ、薄肉
成形による充填不足、ウェルドによる割れなどの成形上
の問題が起こりにくい形状にすることが出来る。これに
より、舌片5aの形状不良は起きにくくなり、舌片5a
により保持される導通部材4の導通不良も起きにくくな
る。また、図2、図3に示すように、導通部材4の上部
中央内側はケース5の舌片5aによらずパネル止め部材3
のみにより保持されているので、舌片5aの厚み分だけ
パネル止め部材3は外側に配置でき、パネル止め部材3の
内側の時計見切り径を大きく設定できる。また、このよ
うに導通部材4は複数の部材により保持されているが、
下部全周はケース5の挿入溝11のみにより保持される
ので、導通部材4は確実に所定の位置に保持され得る。 以上のようにして、時計の内部構造Sの組立を完了す
る。 なお、内部構造Sの組立と同時に、導通部材4の内部に
形成された導通路は、液晶パネル1の表側のパネル上ガ
ラス1aの延出部1cの裏面の端末と、回路基板8上の
端末とを接続する。 5.変更例 液晶パネル1の表示は、上述の実施形態のように、外か
らの光の透過反射を利用するものに限らなくてもよい。
例えば、裏側の表示手段をバックライト方式としたり、
あるいは液晶パネル1と裏側の表示手段との間に光源を
設けたりして、液晶パネル1の裏側から発光させてもよ
い。このように裏側から発光させる場合には、液晶パネ
ル1を透過する光の量の影響を受けずに、裏側の表示手
段が視認される。
【0037】また、導通部材4は、上述の実施形態のよ
うに、直線状に配置しなくてもよい。直線状に配置しな
い一実施例を図11に示す。 図11において、ケース5の挿入溝11は円弧状に形成
され、導通部材4もそれに沿って円弧状に配置される。
この円弧状に配置された導通部材4の両側面をそれぞれ
パネル外枠2とパネル止め部材3が保持し、両端をケー
ス5に形成された舌片5aが保持している。このように
導通部材を円弧状に配置することで、時計サイズと見切
り径を変えることなく導通部材4を長くすることができ
る。これにより、導通部材4によって導通させる接点数
を多くすることが出来、液晶パネル1に、より複雑な表
示をさせることが可能になる。
【0038】導通部材4は、円弧状に配置する以外に
も、時計の外形形状に沿って例えば波状に配置してもよ
いし、ほぼ90度に湾曲させて配置してもよい。このよ
うに導通部材4を配置することで、時計外形を自由にデ
ザインでき、かつ、液晶パネル1の接点数を確保するこ
とが可能になる。 本発明に係る電子機器は、上述の実施形態のように時計
に限らなくてもよい。例えば、電卓、電子手帳、無線呼
び出し装置のように液晶その他の情報表示パネルを利用
するものであってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明は導通部材の保持
構造において、 1.導通部材の保持部形状を成形し易い形状にすること
ができ、導通部材の保持部形状の反り、倒れ、薄肉成形
による充填不足、ウェルドによる割れなどによる導通不
良を押さえる効果がある。
【0040】2.本発明の導通部材の保持構造をアナロ
グとデジタルのコンビネーションウォッチなどに適用し
た場合、アナログ部の見切り径が広く取れ、時計の小型
化が実現できる。 3.電力供給ユニットと被電力供給ユニットとの導通を
とる導通部材の保持を確実に行うことができる。 4.電力供給ユニットと被電力供給ユニットとの導通を
とる導通部材の保持性を損なうことなく、導通部材の組
み込みを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子機器である時
計を示す側断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る要部を示す平面図
である。
【図3】 図2に示すA−A’における側断面図であ
る。
【図4】 図2に示すB−B’における側断面図であ
る。
【図5】 上記時計の内部構造を分解して示す斜視図で
ある。
【図6】 上記時計のパネル外枠を示す裏面図である。
【図7】 図6のパネル外枠に液晶パネルとパネル止め
部材を組み合わせたパネルユニットの裏面図である。
【図8】 上記パネルユニットと、他の内部構造部品の
組立体を示す斜視図である。
【図9】 本発明の実施の形態の、一変更例に係る要部
を示す平面図である。
【図10】 従来の技術を説明する、実開昭63−14
7885に記載の実施例における、操作パネル装置の要
部断面図である。
【図11】 従来の技術を説明する、上記公開実用記載
の実施例における、操作パネルの裏面斜視図である。
【符号の説明】
1・・・液晶パネル、1a・・・パネル上ガラス、1b・・・パ
ネル下ガラス 2・・・パネル外枠、3・・・パネル止め部材、4・・・導通部
材、5・・・ケース 5a・・・舌片、6・・・文字板、7・・・アナログムーブメン
ト、8・・・回路基板 9・・・回路絶縁板、10・・・回路押さえ板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力供給ユニットと、被電力供給ユニッ
    トと、前記電力供給ユニットと前記被電力供給ユニット
    との導通をとる導通部材とから成る導通部材の保持構造
    において、 前記ユニットの一方を構成する少なくとも一部材で、前
    記導通部材の両端部の少なくとも一側面を保持し、 前記ユニットの他方を構成する少なくとも一部材で、前
    記導通部材の前記ユニットの一方を構成する少なくとも
    一部材で保持された間の少なくとも一側面を保持するこ
    とを特徴とする導通部材の保持構造。
  2. 【請求項2】 前記導通部材は平面長手方向が前記電力
    供給ユニットと前記被電力供給ユニットのいづれか一方
    の中心と直行する点を含む部分の少なくとも一側面が保
    持されることを特徴とする請求項1に記載の導通部材の
    保持構造。
  3. 【請求項3】 前記電力供給ユニットと前記被電力供給
    ユニットの少なくとも一方で、前記導通部材の一部を全
    周保持することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の導通部材の保持構造。
  4. 【請求項4】 前記電力供給ユニットと前記被電力供給
    ユニットの前記導通部材の保持部の少なくとも一つに、
    突起部を設けることを特徴とする請求項1ないし請求項
    3に記載の導通部材の保持構造。
  5. 【請求項5】 電力供給ユニットと、被電力供給ユニッ
    トと、前記電力供給ユニットと前記被電力供給ユニット
    との導通をとる導通部材とから成る導通部材の保持構造
    において、 前記ユニットの一方を構成する少なくとも一部材で、前
    記導通部材の両端部の少なくとも一側面を保持し、 前記ユニットの他方を構成する少なくとも一部材で、前
    記導通部材の前記ユニットの一方を構成する少なくとも
    一部材で保持された間の少なくとも一側面を保持するこ
    とを特徴とする導通部材の保持構造を用いた電子機器。
  6. 【請求項6】 前記導通部材は平面長手方向が前記電力
    供給ユニットと前記被電力供給ユニットのいづれか一方
    の中心と直行する点を含む部分の少なくとも一側面が保
    持されることを特徴とする請求項1に記載の導通部材の
    保持構造を用いた電子機器。
  7. 【請求項7】 前記電力供給ユニットと前記被電力供給
    ユニットの少なくとも一方で、前記導通部材の一部を全
    周保持することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の導通部材の保持構造を用いた電子機器。
  8. 【請求項8】 前記電力供給ユニットと前記被電力供給
    ユニットの前記導通部材の保持部の少なくとも一つに、
    突起部を設けることを特徴とする請求項1ないし請求項
    3に記載の導通部材の保持構造を用いた電子機器。
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